JPS62257609A - 磁気ヘツドの補強構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、製造工程中にクラックを生じて、歩留りを悪
くすることのない磁気ヘッドの構造に関するものである
。

〔従来の技術〕

最近、磁気ヘッドは、特開昭５６−５１０１８号公報に
記載のように、記Ｇ密度をあげるために、記録。

再生ヘッドのトラック巾および、消去ヘッドのトラック
巾を、溝加工により形成する方式が増えている。この引
例においては、あたかも、巻線窓に、手巻きで、コイル
を巻く様に図示しているが、本例を用いる、可撓性ディ
スク（フロッピーディスク）装置においては、磁性媒体
との相対速度が遅く、出力が、小さいため、コイルの手
巻きは少なく、特開昭５８−１７９９３０号公報や特開
昭５６−１５６９２０号公報に記載されている様に、工
程の途中で、−たん磁路の一部を切断し、別途用意した
コイルを装着したのち、磁路を閉じるのが一般的である
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

近年、更に高記録密度化が要求され、記録トラック巾が
小さく、ギャップ長も小さく従って高精度を要求するよ
うになって来た。このため、ギャップの中に、従来ギャ
ップ充填材と、コア接着材を兼ねて、低融点ガラスを溶
隔充填させていたが、ギャップ形成は、たとえばＳｉｎ
ｇをスパッターするなどして高精度化を目ざし、コア同
士の接着は、トラック巾を規定するために研削された溝
を埋める低融点ガラスでもたさなくてはならなくなった
。

一般的に低融点ガラスは、抗折強度が小さく、このため
、工程の途中でギャップを形成しているコア同士が、は
がれやすくなり、歩留りを著しくおとしていた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、コアの強度を強め、歩留りよく、高密
度記録に適した、磁気ヘッドの構造を提供することにあ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、トラック巾規制の溝に埋めである充填ガラ
スの部分を通り、再コアにつながる、抗折強度の大きな
非磁性材料を埋めこむことによ、り解決される。

すなわち、本発明は、ヘッドギャップを形成した後、磁
路の一部を分割し、コイルを磁路中に挿入した後、磁路
を閉じる工程を有する磁気ヘッドにおいて、上記磁気ヘ
ッドに基本走行方向に非磁性体を埋めたことを特徴とす
るものである。

したがって、本発明はヘッドギャップを形成する時点で
補強部材となる非磁性体を入れるためそのあと工程で行
われる鏡面加工や組立て加工における、種々の加工応力
に十分に耐えるヘッドチップを作る事ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について説明する。

第１図は、本発明を用いた、磁気ヘッドの実施例を示す
、記録・再生Ｃ型コア１０と記録・再生１型コア１１に
よりはさまれた記録・再生ギャップ１２および、消去Ｃ
型コア１３．消去１型コア１４にはさまれた消去ギャッ
プ１５を有する２つの機能のヘッドを並べて構成してい
る。２つの機能の異なるヘッドは、分離板１８により磁
気的に分離されている。ヘッドのトラック巾は、記録・
再生Ｃ型コア１０．記録・再生Ｉ型コア１１．消去Ｃ型
コア１３．消去■型コア１４に、おのおの溝入れ加工に
より作られた溝により規定され、溝には、充填ガラス１
６が充填されている。これらのコアは、本発明による補
強セラミック２ｏでつながっており、更に記録媒体と円
滑に接触、摺動するために設けられたスライダ２１．２
２が接着されている１以上の組立体は、ジンバル２３に
接着されたあと、コイル２４を挿入され、最後にリアコ
ア２５を接着して磁路を閉じる。

第２図に、本発明以前のこの種の磁気ヘッドのチップの
一般的な製造プロセスを示す。記録・再生ヘッドとして
のトラック巾Ｑ１を決める）＾！１６１をいれた、記録
・再生Ｃ型コアブロック１０ｏ。

同様に、消去ヘッドとしてのトラック巾Ｑ２を決める溝
１６２をいれた、消去Ｃ型コアブロック１３０、記録再
生■型コアブロック１１０と消去工種コアブロック１４
０を分離板ブロック１８０をはさんで、あらかじめガラ
ス接合等をほどこした、三枚重ねのブロックに、同様に
溝１６１゜１６２をほどこしたブロックを、各々トラッ
クがずれない様に位置決め、接合ガラス１６（第２図で
は図示せず）で接合し、１つのヘッド分を切断したもの
が、第３回に示すコアチップである。第４図は第３図は
中破線用で囲った部分の拡大図である。記録再生ギャッ
プ１２は下記のように作られる。記録・再生Ｃ型コア及
び記録再生１型コアの所定の部分にスパッター等の膜形
成技術によりたとえば５ｉＯｚのような高融点ガラスを
用いて、ギャップ規制膜５０が形成され、更に十分に薄
い接合用低融点膜６０が形成される。この低融点ガラス
膜６０と溝埋めガラス１６を同時に溶融し。

ギャップ１２を形成するとともに、各コアブロックを接
合する。同時に消去ギャップ１５も同様な方法で形成さ
れる。

近年、記録密度が高くなるにつれて、トラック巾Ｑ１が
小さくなり、また、記録再生ギャップ１２も従来よりも
小さく、高精度を要求されるようになって来たため、接
合作業中、溶融してしまい厚さの変化する低融点ガラス
６０をつけることができなくなった。このため、ギャッ
プ１２゜１５の接合強度が弱まり、コイル挿入溝４０を
入れた時そのつけ根のギャップ部から割れる不良が続発
した。この原因は、接合部が小さくなった事にもよるが
、基本的には、埋めこみガラス１６が抗折強度が弱いた
めである事が判明した。

第５図は１本発明の実施例を実現するための製造プロセ
スを示したものである。

すなわち各ブロックをガラスで接合する前に溝９０を作
っておき、たとえばチタン酸バリウム等の抗折強度の大
きな捧８ｏを配置し、埋めこみガラス１６を溶融するこ
とにより、コアに接合してしまう。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、コアの接合強度
が大きく高まり、トラック巾を従来の半分、ギャップ長
精度も１７２以下の高精度記録に対応した。高精度ヘッ
ドを歩留りよく提供することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気ヘッドの斜視図、第２図は従来の
ヘッドの製造プロセスを示す図、第３図は従来のヘッド
のチップを示す図、第４図は従来ヘッドの要部拡大図、
第５図は本発明のヘッドの製造プロセスを示す図である
。 １０・・・？２ａ・再生Ｃ型コア、１１・・・記録・再
生丁型コア、１２・・・記録・再生ギャップ、１３・・
・消去Ｃ型コア、１４・・・消去Ｉ型コア、１５・・・
消去ギャップ、１６・・・充填ガラス、２０・・・補強
セラミック。 ８ｏ・・・捧、９０・・・溝。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ヘツドギヤツプを形成した後、磁路の一部を分割し
   コイルを磁路中に挿入した後磁路を閉じる工程を有する
   磁気ヘツドにおいて、上記磁気ヘツドに媒体走行方向に
   非磁性体を埋めたことを特徴とする磁気ヘツドの補強構
   造。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、上記非
   磁性体の抗折強度が、ギヤツプ近傍の充填ガラスの抗折
   強度より大きいことを特徴とする磁気ヘツドの補強構造
   。