JPS62257471A - 装飾用シートの製造方法 - Google Patents

装飾用シートの製造方法

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JPS62257471A
JPS62257471A JP10131586A JP10131586A JPS62257471A JP S62257471 A JPS62257471 A JP S62257471A JP 10131586 A JP10131586 A JP 10131586A JP 10131586 A JP10131586 A JP 10131586A JP S62257471 A JPS62257471 A JP S62257471A
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JP
Japan
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liquid resin
flock
flocks
resin
electrostatic force
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Pending
Application number
JP10131586A
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English (en)
Inventor
Takaharu Yoshimi
高春 吉見
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、表面に起毛による装飾層を備えた装飾用シ
ートの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 自動車内装品、屋内装置品等の各種合成樹脂成形品にお
いては、優れた外観を付与するとともに、樹脂表面の傷
、色むら等の欠陥を隠したり、高級感を出したりするた
めに、表面に装飾を施すことが有用である。
さらに、外観状の問題のみならず、手触り感を良好とす
るためには、樹脂成形品の表面に植毛層を形成すること
が望ましい。
この植毛層の形成方法としては、従来より静電植毛法が
一般に用いられている。
そして、近年、前記植毛は見た目に高級感があり、手触
り感にも優れたバックスキン調のものが好まれる傾向に
ある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記静電植毛法は、植毛方向が成形品のどの部
分においても常に成形面に対して垂直となるため、成形
品全体としては画一的なものとなり、外観上の面白みに
欠けていた。
又、この植毛方法では、成形品の表面にパイルを接着す
るため、高価なパイルと接着剤とが別に必要となり、さ
らに、少なくとも接着工程と静電植毛工程との二工程が
必要になる。従って、材料コストがかさむとともに、製
造時間及び製造コストがかさむという問題がある。
又、前記静電植毛法で製品を形成するためには、完成さ
れた製品価々に植毛作業を行わなければならないため、
一度に複数個処理するためには大掛かりな装置を必要と
し、この大掛かりな装置を採用する場合には製造コスト
がかさむという問題がある。
さらに、この静電植毛法では前記バックスキン調の手触
り感で見た目に高級感のあるものは非常に出しにくいと
いう問題もある。
従って、本発明の目的は前記植毛法に用いられた高価な
パイルや接着剤を不要とし、成形品に貼り付けるだけで
、見た目に高級感があり、さらには、手触り感にも優れ
た装飾層を備えた装飾用シートの製造方法を提供しよう
とするものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は前記問題点を解決するため、通気性部材の表
面に液状樹脂を塗布し、通気性部材の正面又は裏面から
気体を吹き付けることにより液状樹脂を起毛させるとと
もに、その起毛を静電力により該起毛方向に引き付けな
がら硬化させるという手段を採用している。
(作用) 通気性部材の表面に液状樹脂を塗布し、該通気性部材の
裏面から気体を吹き付けると、該気体は通気性部材中を
通り抜ける。このとき、前記気体は通気性部材の空間部
を通ることによって細く絞られその圧力がさらに増すた
め、前記布の表面側の樹脂中を細く突き抜ける。この気
体の突き抜けにより、その近傍の樹脂が毛ば立ったよう
に起立され細長いパイル状の起毛部となる。この気体の
突き抜けと平行して、前記液状樹脂は塗布後から硬化が
開始されているため、前記起毛部は起立した状態で硬化
される。
又、表面に液状樹脂を塗布した通気性部材の表面から気
体を吹き付ける場合には、この気体の吹き付は圧力によ
り該液状樹脂表面が波立つ、この波立ちによって樹脂表
面が毛ば立ったように起立され綱長いパイル状の起毛部
となり、上記と同様に硬化される。
さらに、上記のようにして形成される起毛部はその形成
時において、静電力によってその起毛方向に引き付けら
れるため、前記起毛部はその毛先が一定方向に揃えられ
た状態で硬化される。
(実施例) 以下、この発明を自動車のセンターピラー内装材の表面
に貼り付ける表皮に具体化した一実施例を第1〜3図に
従って説明する。
まず、この方法によって形成されたセンターピラー内装
材について説明すると、第2図に示すように、ABS樹
脂にて形成された基材1の表面には接着剤が塗布され接
着剤層2を形成している。
前記接着剤WI2の表面には本実施例の表皮10が接着
されており、以下、この表皮lOについて説明する。
この表皮10は接着剤層2に接着された通気性部材とし
ての不織布3と、その表面に一体的に形成されたポリエ
ステル樹脂製の加飾部4とから構成されている。
前記加飾部4は前記不織布3と一体的に接合された基部
5と、該基部5から立体的に起立した起毛部6とから構
成されている。該起毛部6は1本1本が基部5に対して
垂直で毛先が起毛方向となる上方に向かって揃った細長
いパイル状に突出形成されるとともに、個々にしっとり
感と柔軟性とを有しており、全体としてバックスキン調
の手触り感を呈するようになっている。
以上のように構成されたセンターピラー内装材7は、表
面に貼り付けられた表皮10の起毛部6によって従来の
バックスキンを貼り付けたセンターピラー内装材と略同
−の手触り感を備えており、見た目や手触り感によって
全体として優れた高級感を出している。
次に、以上のように構成されたセンタービラー内装材の
製造方法を第1,3図に従って説明する。
まず、この方法に用いる装置のうち、前記表皮10を形
成する装置について説明する。
ロール状の不織布3を送り出す送出機構を備えるととも
に、該不織布3をマイナスに帯電させる帯電装置を備え
た送出軸11の前方(第1図における右側を示す)には
液状樹脂を前記不織布3に塗布する塗布機構のノズル1
2が設けられている。
前記ノズル12の前方には液状樹脂の溶剤をある程度飛
ばすための複数の赤外線ランプ13が設けられている。
前記赤外線ランプ13の前方には表面に起毛部6を形成
するためのホットエアーHを前記不織布3の下側から吹
き付けるエアー吹出機構の吹出口14が設けられており
、該ホー/ )エアーHは前記液状樹脂の硬化を促進さ
せている。
前記吹出口14の不織布3を挟んだ起毛方向としての鉛
直上方には前記起毛部6を静電力によって引き付け、そ
の毛先を揃えるためのプラスに帯電された電極16が設
けられている。
続いて、この装置を用いて本実施例のセンターピラー内
装材7を形成する方法を説明する。
不織布3をロール状に巻回して前記送出軸11に取り付
け、前記帯電装置よってマイナスに帯電させるとともに
、該送出軸110回転によってその先端を前記ノズル1
2部分に導く。
この動作によって前記不織布3がノズル12部分に配五
されると、該ノズル12から液状のポリエステル樹脂を
流して液状の樹脂層15を形成する。
その後、前記赤外線ランプ13で前記液状樹脂層15中
の溶剤をある程度飛ばすとともに、不織布3の裏面とな
る下側から該不織布3に向かって加圧したホットエアー
Hを前記吹出口14から吹き付ける。そして、この吹き
付けと同時に前記電極16をプラスに帯電させる。
すると、前記ホットエアーHは不織布3の細かな目の間
を通り液状樹脂に吹き付けられ、該ホットエアーHの圧
力で該樹脂のエアーが当たった部分が隆起される。とこ
ろが、前記ホットエアーHは不織布3の細かな目の間を
通ってくるため、さらに吹き出し圧が上がり、前記隆起
部分の樹脂層15を細(突き抜けるこことなる。従って
、第3図に示すように、前記液状樹脂層15のその部分
は毛ば立たったように起立されて細長いパイル状の起毛
部6を形成することとなる。このため、前記樹脂層15
はホントエアーHにより、起立される起毛部6と起立し
ていない基部5との2層に形成される。なお、前記ホッ
トエアーHの吹き付けによって前記液状樹脂の硬化が促
進される。
ところが、前記起毛部6は前記不織布3によってマイナ
スに帯電されているため、静電力によってその上方に設
けられたプラスの電極16に引き付けられることとなる
。従って、前記起毛部6は1本1本が前記電極16方向
に向かった状態を保つとともに、その毛先が細長く揃っ
た状態となる。
最後に、このように形成された表皮10を基材1より大
きめにトリミングするとともに、射出成形により形成さ
れ、且つ表面に接着剤が塗布されたABS樹脂製の基材
lに対して接着し、外周を基材lの裏面に巻き込んだ状
態とすれは、本実施例のセンターピラー内装材7を形成
することができる。
以上、本実施例によれば、表皮10の毛先の揃った起毛
部6によって優れた外観を呈するとともに、該加飾部4
はバックスキン調の手触り感を生じさせるため、センタ
ーピラー内装材7全体に高級感を持たすことができる。
又、上記方法によれば、高価なパイルと接着剤とを必要
とする静電植毛法を用いることなく装飾を胞子ことがで
きるとともに、該静電植毛法では非常に出しにくいバッ
クスキン調の手触り感を簡単に出すことができる。又、
このバックスキン調の加飾部4は実際のバックスキンを
使用する場合に比べ非常に安価に製造することができる
又、表皮10成形工程が一連の連続工程によって行われ
るため、非常に短い製造時間で製造することができる。
さらに、この表皮10はシート状態で形成されるため、
本実施例のセンターピラー内装材7以外の部品に対して
も簡単に変更して具体化することができる。
又、起毛部6形成時において、該起毛部6をマイナスに
帯電させ、その上方にプラスの電荷に帯電された電極1
6を配置したため、起毛部6自体が静電力によって前記
電極16に引き付けられることとなり、該起毛部6自体
をa+i<形成することができるとともに、その毛先き
の方向を電極16方向に揃えることもできる。従って、
外観上の見栄えをさらに向上させることができる。
又、不織布3を用いたため、装飾用シート全体としては
柔らかくてフィツト感のあるものとすることができる。
父、不織布3の目の間には前記液状樹脂が進入している
ため、機械的なアンカー効果を生じ、不織布3と基部5
とは強固に接合される。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、次に示すように変更して具体化することも可能
である。
(1)前記通気性部材は前記実施例の不織布の他、平織
布、綾織布、朱子織布等の布や、さらには編物を用いて
も良い。こうすれば、編み目の立体構成によって起毛部
6が立体的となるため、外観をさらに面白みのあるもの
とすることができる。又、連続気泡構造を有する樹脂シ
ートを用いても良い。
但し、気体を通気性部材の表面側から吹き付ける場合に
は独立気泡構造の樹脂シートや発泡されていない樹脂シ
ートを用いることもできる。
(2)前記実施例においては、ホットエアーHを通気性
基材の裏面から吹き付けたが、通気性基材の表面から吹
き付けても良い。
(3)前記液体樹脂は前記実施例のポリエステル樹脂の
他、ポリウレタン等の液体状樹脂を用いても良く、さら
には、次に述べる樹脂を用いても良い。但し、この場合
には()内に示す溶剤を入れる必要がある。こうすれば
、起毛部6の硬さ、太さ、及び長さを任意に変えること
ができる。
■ポリアミド樹脂(アルコール) ■ポリ塩化ビニル(テトラヒドロフラン)■ペーストP
VC(可塑剤) (4)前記電極16は不織布3の鉛直上方とする必要は
必ずしもなく、斜め上方に配置しても良い。
こうすれば、起毛部6の毛先の方向を斜め方向とするこ
とができ、外観を面白みのあるものとすることができる
(5)前記ホットエアーHの圧力及び温度も、形成する
起毛部6の長さ及び直径によって任意に変更することが
可能であるとともに、前記液状樹脂の粘度も前記起毛部
6の長さ及び直径によって任意に変更することが可能で
ある。
(6)本発明は前記実施例のセンターピラー内装材の他
、自動車のドアの内張り、天井材、インストメンドパネ
ル、ハンドルカバー等の自動車内装品を始め、家具、建
具、壁材等の各種樹脂成形品に取り付ける装飾用シート
に具体化することも可能である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の方法は起毛方向を全て一
定方向とすることができるため、外観上の見栄えが向上
するとともに、優れた手触り感によって高級感を備えた
装飾用シートが簡単、且つ安価に製造することができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造工程を示す概略図、第2図は本発
明の製造方法によって成形された自動車用のセンターピ
ラー内装材を示す断面図、第3図は表皮表面に起毛部が
できる状態を示す部分拡大断面図である。 不織布・・3  起毛部・・6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、通気性部材(3)の表面に液状樹脂を塗布し、通気
    性部材(3)の正面又は裏面から気体(H)を吹き付け
    ることにより液状樹脂を起毛(6)させるとともに、そ
    の起毛(6)を静電力により該起毛(6)方向に引き付
    けながら硬化させることを特徴とする装飾用シートの製
    造方法。 2、前記通気性部材(3)は不織布であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の装飾用シートの製造
    方法。 3、前記液状樹脂はポリエステル樹脂であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の装飾用シートの製
    造方法。
JP10131586A 1986-04-30 1986-04-30 装飾用シートの製造方法 Pending JPS62257471A (ja)

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