JPS62253474A - 印字装置のプラテン駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙送りトラクタと同期して回転するプラテンを
有する印字装置のプラテン駆動装置に関するものである
。

〔発明の背景〕

プラテンを紙送りトラクタに同期して回転させて紙送り
を行うドツトプリンタのプラテン駆動装置について，第
３図，第４図を参照して以下説明する。

用紙１を間欠的に送るトラクタｌＯは，軸受２ｌを介し
てフレーム２０に可回転に支持された駆動軸３０上に装
着されている．該駆動軸３０の一端にはトラクタプーリ
３ｌが装着され、ベルト３２，モータプーリ３３を介し
てモータ３４に連結され，駆動軸３０すなわち１−ラク
タ１０はモータ３４により間欠的に回転駆動される。

駆動軸３０に装着されたプラテン駆動用プーリ３５゜ベ
ルト３６及びプラテンプーリ４１を介してトラクタ１０
と同期して回転するプラテン４０の両端は、軸受４３を
介してプラテンプレート４２に可回転に支持される。該
プレート４２は、第４図に示す如く、その上端が前記軸
受２１に固着されており、また下端はスプリング５０に
よって第４図右方に引っ張られていると共にカム５１に
突き当たった状態で位置決めされている。該カム５１は
、軸５２上に装着され、該軸５２の一端に装着されたレ
バー５３を操作することにより回転させられる。従って
、プレート４２はカム５１により押され、プレート４２
の下端は駆動軸３０を中心とする円弧上に沿って移動す
るが、その移動量はＯ〜０．５−位である。プレート４
２のこの移動により、図示しない印字ハンマとプラテン
４０の間隔（以下ハンマギャップという）を変化させ、
各種厚さの用紙１に対応できるようにしている。

カム５１を更に回転させ、その切欠き平坦部がプレート
４２に対向するようにすると、プレート４２すなわちプ
ラテン４０が４〜５■位後退する。この状態（以下プラ
テンオープンという）で用紙１の装填、図示しないイン
クリボンの交換が容易にできるようになる。

前記プレート４２がプラテン４０を支持しているのは、
前記ハンマギャップの変更及びプラテンオープンに対し
てベルト３６の張力を一定に維持するためである。すな
わち駆動軸３０とプラテン４０の中心軸間の互層が変化
しないようにするためである。

上記した構成によるプラテン４０の駆動及び支持機構に
は、以下に示す問題があった。

まず第１に保守時の分解１組み立てが非常に困難なこと
であり、ベルト３６の交換だけを考えてもフレーム２０
等の周辺の大半の部品を分解して外す必要があり、保守
時間が長くなる。

第２にベルト３６の張力調整がまず不可能で、プラテン
４０を適切に間欠駆動できなくなることである。すなわ
ち、ベルト３６の張力を適当にＳａｔ、。

プラテン４０を短時間で静定させて用紙１を早く静定す
る必要があるが、ベルト３６の張力を調整できないため
初期設定を慎重にする必要があった。中間に移動可能な
張力調整用アイドルブーりを設ければよいが、高価にな
ると共に保守性が更に悪化する。

第３にプレート４２が長いのでプラテン４０の軸方向の
支持剛性が弱いことであり、このためプラテン４０が外
乱等によってフレーム２０に対して相対的に振動し、こ
の相対振動が用紙１を振動させて印字品質を低下させる
ようになる。

第４にベルト３６．駆動プーリ３５を必要とし、構成が
複雑となり、信頼性を低下させると共に高価なものにし
ていることである。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、印
字品質、保守性、信頼性の向上が可能な印字装置を安価
に提供できるようにすることである。

〔発明の概要〕

本発明は、前記トラクタとプラテンを１本のベルトで駆
動すれば、構成の簡素化が図れることに着目し、前記ハ
ンマギャップの変更時及びプラテンオープン時にベルト
の張力が変化しないよう構成を工夫したことを特徴とす
るものである。

〔発明の実施例〕

以下実施例図面を参照して本発明を説明する。

トラクタ１０及びプラテン４０は、モータプーリ３３゜
トラクタプーリ３１及びプラテンプーリ４１間に掛け渡
された１本のベルト３９を介してモータ３４により回転
駆動される。該ベルト３９は、軸８１を介してフレーム
２０に可回転に支持され、プラテンプーリ４１とモータ
プーリ３３の間に設けられたアイドルプーリ８０を介し
て走行する。

プラテン４０の両端は軸受４３を介してプラテンプレー
ト７０に可回転に支持され、またプレート７０は軸７１
を介してフレーム２０に可回動な如く装着される。

上記した構成すなわち第２図から明らかな如く前記ベル
ト３９の張力調整は、モータ３４の取り付は位置を変え
ることにより容易にできるようになる。

またカム５１を回転させることにより、前記プレート７
０が軸７１を中心として図示矢印方向に揺動するので、
プラテン４０もこれに伴って進退し、ハンマギャップの
変更及びプラテンオープンを行うことができ、プラテン
プーリ４１及びプラテン４０が進退する際、プーリ３１
とプラテンブー１ノ４１間のベルト３９は弛み（張り）
、プラテンプーリ４１とフイドルプーリ８０間のベルト
３９は張る（弛む）が、この弛み量と張り量がほぼ同一
となるようにアイドルプーリ８０及び軸７１の位置を設
定しているので、プラテン４０が進退する際のベルト３
９の張力の変化は無視できる程小さくなる。なおベルト
３９の全長が比較的長いため、少し位の弛みや張りがあ
ったとしても、張力変化は起きにくくなっている。更に
プレート７０が短くなったので、プラテン４０の軸方向
の支持剛性が大きくなる。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば、ハンマギャップ
の変更時及びプラテンオーブン時にプラテンプーリが移
動してもベルトの張力が変化しなくなるので、紙送りを
適切に行うことが可能となり、結果として印字品質の向
上を図ることができる。また全プーリをフレームの外側
に設置できるようにしたので、保守性が大幅に向上する
と共に構成部品を少なくすることができ、信頼性を向上
でき、安価な印字装置を提供できるという効果を奏し得
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す正面図。 第２図はフレームを省略して示した第１図の右側面図、
第３図は従来装置の一例を示す正面図、第４図はフレー
ムを省略して示した第３図の右側面図である１図におい
て、ｌＯはトラクタ、２０はフレーム、　３０は駆動軸
、３１はトラクタプーリ、３３はモータプーリ、３４は
モータ、３９はタイミングベルト、４０はプラテン、５
０はスプリング、５１はカム、５２．７１．８１は軸、
７０はプラテンプレート、８０はアイドルプーリである
。 特許出願人の名称　　　　日立工機株式会社十１区 衿 ′）Ｐ？因 朱３図 士４０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 出力軸端にモータプーリを装着した紙送りモータと、フ
   レームに可回転に支持され、一対のトラクタを装着する
   と共にフレームの外方に突出した一端にトラクタプーリ
   を装着した駆動軸と、フレームの外方に突出した一端に
   プラテンプーリを装着したプラテンと、フレームの外側
   に可回転に支持され、前記プラテンの両端を可回転に支
   持し、プラテンを常時印字ハンマに対して離れる方向に
   スプリングにより付勢されるプラテンプレートと、該プ
   ラテンプレートを印字ハンマに対して進退させるカム等
   からなる進退機構と、前記紙送りモータの回転をトラク
   タ及びプラテンに伝達するために、前記トラクタプーリ
   及びプラテンプーリとの間に掛け渡された１本のタイミ
   ングベルトとを有する印字装置において、 前記モータプーリとプラテンプーリとの間のベルト走行
   路に沿って少なくとも１個のアイドルプーリを設け、前
   記進退機構によりプラテンプーリの位置が進退した際、
   トラクタプーリとプラテンプーリ間のベルトの張り（弛
   み）量とプラテンプーリとアイドルプーリ間のベルトの
   弛み（張り）量とがほぼ同一となるような位置にアイド
   ルプーリを設置したことを特徴とするプラテン駆動装置
   。