JPS6225182A - 水なし平版用インキ組成物 - Google Patents

水なし平版用インキ組成物

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JPS6225182A
JPS6225182A JP60163954A JP16395485A JPS6225182A JP S6225182 A JPS6225182 A JP S6225182A JP 60163954 A JP60163954 A JP 60163954A JP 16395485 A JP16395485 A JP 16395485A JP S6225182 A JPS6225182 A JP S6225182A
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JP
Japan
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ink
phenolic resin
rosin
modified phenolic
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JP60163954A
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Masaharu Taniguchi
雅治 谷口
Masaya Asano
浅野 昌也
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水なし平版印刷において耐地汚れ性。
が良好で、かつ印刷適性の優れた水なし平版用インキ組
成物に関するものである。
[従来技術] 現在の印刷の主流をなす湿し水によるインキ反溌性を利
用した平版印刷法に対して、かかる湿し水を必要としな
い平版印刷版を使用する水なし平版印刷法がいろいろと
提案され、特にシリコーンゴムを非画線部にもう【プた
平版印刷用刷版を用いて印刷する方法が実用化されてい
る。
このような水なし平版印刷において従来の油性インキを
用いて印刷すると、地汚れが発生して好ましくないとい
うことが知られている。
水なし平版印刷における地汚れ発生という現象は印刷中
に印刷機の駆動部やローラの摩擦に起因して版面の温度
が上昇し、インキ自体の凝集力が低下してしまい、本来
インキ反溌性であるべき非画線部にインキが付着するも
のである。
これを改良するためにバインダー樹脂成分を高分子量化
して凝集力を上げ耐地汚れ性を改良する方法が考えられ
る。しかしながら、例えば油性インキ中の樹脂成分を従
来の方法で高分子団化しても、耐地汚れ性が良好で、か
つ印刷適性が優れ、また良好な印刷物を与える水なし平
版インキを得ることは難しい。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、耐地汚れ性に優れ、かつ印刷適性の優
れた水なし平版用インキ組成物を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] かかる本発明の目的は、 (1)  分子内に1個以上の水f9、カルボキシル基
、あるいはエポキシ基を有するα、β−不飽和ジカルボ
ン酸誘導体とロジン変性フェノール樹脂とを反応せしめ
て(qられるフェノール樹脂変性物を含有することを特
徴とする水なし平版用インキ組成物。
(2)分子内に1個以上の水酸基、カルボキシル基、あ
るいはエポキシ基を有するα、β−不飽和ジカルボンa
X導体、ロジン変性フェノール樹脂、および乾性油ない
し、半乾性油成分を反応ヒしめて得られるフェノール樹
脂変性物を含有することを特徴とする水なし平版用イン
キ組成物。
により達成される。
本発明の1京料成分として使用されるロジン変性フェノ
ール樹脂は、通常レゾール型フェノール樹脂、ロジン類
、多価アルコール、一または二塩基酸等を反応さけて得
られるものであるが、この製造工程において植物油を同
時に反応させた、植物油とロジン変性のフェノール樹脂
も使用できる。
ここで用いられるレゾール型フェノール樹脂としては、
例えばフェノール、クレゾール、パラターシャリブチル
フェノール、パラオクチルフェノール、パラノニルフェ
ノール、パラフェニルフェノール、ビスフェノールA1
パラアミツノエノール等のフェノール類に公知の方法で
アルカリ触媒の存在下、ホルムアルデヒドを反応させて
得られるものである。ロジン類としては、例えばウッド
ロジン、ガムロジンまたはトール油ロジン等である。
多価アルコールとしては、特に限定されるものではない
が、具体的にはエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ヘキサンジオール、ヘキサンジ
オール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリスリトール、ジペンタエリスリトールなどの炭素数
2〜15のものが好ましく用いられる。一または二@基
酸としては、特に限定されるものではないが、通常炭素
数2〜20の多塩基酸ままたはその無水物が挙げられる
。具体的には、安息香酸、パラターシャリブチル安息香
酸、(無水)コハク酸、(無水)イタコン酸、アジピン
酸、(無水)マレイン酸、(無水)シトラコン酸、(無
水)ベキ1ノヒドロフタル酸、(無水)フタル駿などで
ある。
ここで(無水)とは、酸そのものあるいは酸無水物でも
よいという意味である。
植物油としては、特に限定されるものではないが、二重
結合温度が6〜16mmol/gの範囲にあるものが好
ましい。具体的には、アマニ油、オイチシカ油、綿実油
、サフラワー油、大豆油、トール油、脱水ひまし油など
、およびこれらの重合体およびこれらの植物油の構成成
分である脂肪酸などが好ましい。
以上は、原料成分としてのロジン変性フェノール樹脂で
あるが、このロジン変性フェノールに反応せしめる、分
子内に1個以上の水酸基、カルボキシル基、あるいはエ
ポキシ基を有するα、β−不飽和ジカルボン酸誘導体と
しては、マレイン酸、フマール酸、あるいはシトラコン
酸等のα、β−不飽和ジカルボン酸から誘導される化合
物であって、具体的には、マレイン酸モノエヂルエステ
ル、マレイン酸モノ(2−ヒドロキシエチル)エステル
、マレイン酸モノプロピルエステル、マレイン酸モノ(
2−エチルヘキシル)エステル、シトラコン酸モノ(2
−エチルヘキシル)エステル等のα、β−不飽和ジカル
ボン酸と炭素数1〜20のアルキルないしアリルアルコ
ールから得られるモノエステ2ル、またはマレイン酸ジ
(2−ヒドロキシエチル)エステル、N−メチロールマ
レイン酸イミド、N、N’−ジメチロールマレイン酸ヒ
ドラジドまたはマレイン酸とエポキシ樹脂の反応生成物
等、マレイン酸と多価アルコールの反応生成物等が使用
でき、ざらには上記の化合物と共役二重結合を有する化
合物とのシールスアルダー反応生成物も使用できる。
これらの化合物は通常このまま使用されるが、反応系中
で実質的にこれらの化合物を形成させて使用しても良い
本発明における、α、β−不飽和ジカルボン酸誘導体と
ロジン変性フェノール樹脂との反応は、通常炭化水素溶
媒中または乾性油ないし半乾性油中、あるいはこれらの
混合物中で行なわれるものである。ここで炭化水素溶媒
としては、特に限定されるものではないが、好ましくは
沸点200℃以上のパラフィン系、イソパラフィン系、
α−オレフィン系、ナフテン系、芳香族含有パラフィン
系などの高沸点石油溶剤が使用される。
ここで乾性油とは、ヨウ素価130以上、半乾性油とは
、ヨウ素価100〜130の動植物油であり、具体的に
はアマニ油、オイチシカ油、綿実油、サフラワー油、大
豆油、桐油、ヤし油、トール油、脱水ヒマシ油など、お
よびこれらの重合体が使用される。これらの乾性油ない
し半乾性油成分は、反応系の溶剤として働くばかりでな
く、一部あるいは全部がα、β−不飽和ジカルボン酸誘
導体成分を介してロジン変性フェノール樹脂に付加する
ことができ、特に水なし平版用インキ組成物を得る場合
に、この乾性油ないし半乾性油成分の付加は重要な因子
となる。
通常、この反応は印刷インキ用ワニス組成物の製造工程
において、行なわれるものである。
反応条件どしては、温度は80〜300℃の範囲を選択
するのがよく、より好ましくは100〜250″Cであ
り、反応比率はロジン変性フェノール樹脂100部に対
して、α、β−不飽和ジカルボン酸誘導体は0.5〜1
00部とするのがよく、より好ましくは2〜20部であ
り、乾性油ないし半乾性油は1〜200部とするのがよ
く、より好ましくは5〜100部である。反応時間は0
.5時間〜10時間の範囲を選択するのがよく、より好
ましくは5時間以内である。
これらの反応系には、インキ用ワニス組成物成分として
、より過剰の乾性油、半乾性油、極性溶剤等の成分が含
まれていてもよい。また、反応物の添加順序は特に制限
されるものではない。
ロジン変性フェノール樹脂とα、β−不飽和ジカルボン
酸誘導体との反応は、ロジン変性フェノール樹脂中のフ
ェノール性水酸基、カルビノール基、カルボキシル基、
残存共役二重結合と、αβ−不飽和ジカルボン酸誘導体
のα、β−不飽和不飽和ニルボニル基ボキシル基、水酸
基、エポキシ基との付加反応、エステル化反応であり、
フェノール樹脂変性物が得られるものである。
上記の系への乾性油ないし半乾性油の反応は、主として
、α、β−不飽和ジカルボン酸誘導体成分のα、β−不
飽和ジカルボニル基と乾性油ないし半乾性油成分中の共
役二重結合、活性メチレン基との付加反応である。
本発明者等は、ロジン変性フェノール樹脂と、α、β−
不飽和ジカルボン酸誘導体とが、特異なフェノール樹脂
変性物を形成し、さらに乾性油ないし半乾性油成分を反
応せしめて得たフェノール樹脂変性物をバインダー樹脂
として使用した水なし平版インキ組成物が、水なし平版
印刷において、耐地汚れ性が良好で、かつ印刷適性の優
れたインキとなることを見出し、本発明に到達したもの
である。
本発明の分子内に1個以上の水酸基、カルボキシル基、
あるいはエポキシ基を有するα、β−不飽和ジカルボン
酸誘導体とロジン変性フェノール樹脂、および乾性油な
いし半乾性油成分を反応せしめて得られるフェノール樹
脂変性物は反応終了後、従来から通常平版印刷用に用い
られている公知の他のインキ成分を加えてインキ化する
ことができる。
このような成分としては必要に応じて追加使用される例
えばフェノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アル
キッド樹脂、ロジンエステル樹脂、石油樹脂、マレイン
酸樹脂等の樹脂成分や乾性油、半乾性油等があり、これ
らは単に添加しただけでもよいし、本発明で得られた樹
脂組成物をクツキングして用いてもよい。ゲル化剤とし
ては有機アルミニウム化合物、有機ヂタネート化合物、
有機亜鉛化合物、有機カルシウム化合物等、また必要に
応じて追加の溶剤として沸点200〜350 °Cの石
油系溶剤等がある。
またインキとする場合の着色剤としては、無機ないしは
有機系の顔料などの従来のインキ組成物において使用さ
れているものが用いられる。
さらに、例えばワックス、グリース、乾燥剤、分散剤、
充填材、その他の公知のものを必要に応じて使用するこ
とができる。
以上のような材料を用いて三本1コールで練肉したイン
キは地汚れ発生温度が高く、印刷適性に優れ、バランス
のとれた水なし平版印刷インキとなるものである。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明するが、本発明にこれ
に制限されるものではない。
なお、実施例、比較例に用いられる部数は重量品でおる
また、ポリスチレン基準重量平均分子量は、ゲル浸透ク
ロマトグラフ法(GPC)によって、測定したものであ
り、測定条件は下記のごとくである。
ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC) (1)測定条件 A、B置ニゲル浸透りロマトグラフGPC−244(顕
TER3) B、データ処理: TRC製GPCデータ処理システム C,カラム:TSK−GEL−GMI−(6(2本)D
、溶媒:テ1−ラヒドロフラン E、流速: 2ml/m1rl 「、温度:23°C G、試料: 濃度 二 〇、 2% (WT/VOL)溶解性:完全
溶解 )濾過:0.45μm5hodex  DT  ED1
3CR [」、注入匿:0.5ml ■、検出器:示差屈折率検出器、R−401注)TRC
:トーレ・リサーチ・センター(株)の略号 実施例1 0ジン変性フエノール樹脂(ポリスチレン基準@d平均
分子呈6,5万)27部、゛舶純亜麻″N、4(東新油
脂(株)装インキ用乾性油)25部を窒素流下に混合、
加熱昇温しで205℃加熱攪拌下にマレイン酸七ノ(2
−エチルヘキシル)エステル3部を添加し、3時間加熱
随伴した後、“IPソルベント2835”(出光石油化
学(株)インキ用炭化水素溶剤)15部、“ダイA7レ
ン″168(三菱化成工業(株)インキ用有機溶剤)1
5部を添加した。
このようにして得られたワニス中の樹脂変性物のポリス
チレン基準@量平均分子量は、GPC曲線の解析から9
,5万と推定された。
ここで原料成分として使用したロジン変性フェノール樹
脂は、ロジン500部、レゾール型パラターシャワーブ
チルフェノール・ホルムアルデヒド初期縮合物300部
、グリセリン50部を原料として、通常の方法で製造し
たものである。
このようにして得られたインキ用ワニス゛セイカフ?−
スト″イエロー2340 (大日精化(株)インキ用顔
料>15.0部を加えて、常法により、3本ロールで混
練し、インキΔを得た。
実施例2 実施例1で使用したロジン変性フ1ノール樹脂(ポリス
チレン基準重量平均分子量6,5万)20部、桐油16
部、゛5号ツルベン1〜″(日本石油(株)li、イン
キ用炭化水素溶剤)30部を混合、窒素流下に7311
熱賃温しで、185°C攪拌下に、マレイン酸モノプロ
ピルエステル3部を添加し、3時間攪拌加熱した。次い
で、“′舶純亜麻”N、、422部を添加し、185℃
で30分間加熱攪拌した。
このようにして得られたワニス90部のうち、8.5部
をとり、実施例1で得られたワニス76゜5部と混合し
、これに“セイ力ファースト″イ工ロー2340 15
部を加えて、常法により、3本ロールで混練し、インキ
Bを得た。
実施例3 実施例1で使用したロジン変性フェノール樹脂20部、
桐油10部、“IPソルベント2835 ”15部、“
ダイヤレン168”15部を混合、窒素流下に加熱昇温
して、185°C1l拌下に、マレイン酸モノ(2−エ
チルヘキシル)エステル3.5q部を添加し、15分間
攪拌加熱した。次いで、′“船純亜麻″隘422.5部
を添加し、205℃で2時間加熱攪拌した。
このようにして1停られたワニス中のフェノール樹脂変
性物のポリスチレン基準重量平均分子量はGPC曲線の
解析から、8,5万と推定された。
このワニスに“セイ力ファースト″イエロー2340 
15部を加えて、常法により、3本ロールで混練し、イ
ンキC7!i−得た。
実施例4 実施例1で使用したロジン変性フェノール樹脂27部、
“船級亜麻”N、4 25部、“IPソルベント283
5”15部、“ダイヤレン168”15部を窒素流下に
混合、加熱昇温して、205℃攪拌下に、N、N’−ジ
メチロールマレイン酸ヒドラジド3部を添加し、205
°Cで2時間攪拌した。
このようにして得られたワニス中のフェノール樹脂変性
物のポリスチレン基準重量平均分子格はGPC曲線の解
析から、11.5万と推定された。
このワニスに“セイ力ファースト″イエロー2340 
15部を加えて、常法により、3本ロールで混練し、イ
ンキDを得た。
実施例5 アマニ油変性ロジンフェノール樹脂(ポリスチレン基準
重量平均分子量4,5万)33部、“船級亜麻″20部
、” I Pソルベント2835”’15部、゛′ダイ
ヤレン’168”15部を窒素流下に混合昇温加熱して
、185℃でN、N’−ジメチロールマレイン酸ヒドラ
ジド2部を添加し、185℃で1時間攪拌した。
このようにして得られたワニス中のフェノール樹脂変性
物のポリスチレン基準重量平均分子量はGPC曲線の解
析から、6,8万と推定された。
このワニスにパセイカファースト″イエロー2340 
15部を加えて、常法により、3本ロールで混練し、イ
ンキEを得た。
ここで、原料成分として使用した、アマニ油変性ロジン
フェノール樹脂は、ロジン500部、アマニ油100部
、レゾール型バラオクチルフェノールホルムアルデヒド
初期縮合物250部、グリセリン50部から、常法によ
り製造したものである。
比較実施例1 実施例1で使用したロジン変性フェノール樹脂30部、
゛船級亜麻”N、4 25部、“IPソルベント283
5”15部、゛ダイセレン168”15部を窒素流下に
混合加熱昇温して、205°Cで1時間加熱攪拌した。
このようにして1σられたワニスに“セイ力ファースト
″イエロー2340 15部を加えて、常法により、3
本ロールで混練し、インキFを得た。
比較実施例2 実施例5において使用したアマニ油変性ロジンフェノー
ル樹脂35部、“船級亜麻”N、4 20部、“IPソ
ルベント2835”15部、“ダイヤレン168”15
部を窒素流下に混合加熱昇温して、185℃で1時間加
熱m拌した。
このようにして1洋られたワニスに“セイ力ファースト
″イエロー2340 15部を加えて、常法により、3
本ロールで混練し、インキGを得た。
上述の各実施例および比較実施例で得られたインキA−
Gについて、それぞれ次の方法でインキ特性および印刷
特性を評価し、結果を表2に示した。
[インキ特性および印刷特性評価方法]版胴に温水を通
じて版面を昇温できるよに改良した印刷機に、シリコー
ンゴムよりなる非粘i+=を有する水なし平版をとりつ
け、湿し水を供給することなしに、版面を昇温しながら
印刷し、一定のベタ濃度において印刷物に地汚れが発生
した際の版面の温度を地汚れ発生温度とした。地汚れ発
生温度の高いインキはど実用印刷においても地汚れが発
生しにくい。
次に30’Cにおいてこれらのインキの流動性(フロー
値)をスプレッドメーターで測定し、インコメータでタ
ック値を測定した。
またインキのそれぞれについて、水なし平版を用いて印
刷を行ない、マクベス濃度計で印刷物のベタ部濃度0.
95のところの光沢値を60度鏡面反射光沢計で測定し
た。
表2 この結果から、本発明を満足するインキA、C1Dはブ
ランクインキFに比較して、地汚れ発生温度とタック値
がすぐれていることがわかる。
インキBは特に印刷物の光沢が優れている。
またインキEもブランクインキGと比較して、地汚れ発
生温度とタック値が優れていることがわかる。
実用印刷テス1〜で、インキA、C,D、BをインキE
と比較して、インキEをGと比較すると、インキA、C
,D、Eは、いずれも紙面の汚れが発生し難く、またパ
イリング、紙むりなどの印刷トラブルが抑制されたもの
となり、またインキBは、特に印刷物の光沢窓が良好で
あった。
実施例6 ゛ダイヤレン” 16 (三菱化成工業(株)装、α−
オレフィン系炭化水素)20部にアマニ油変性ロジンフ
ェノール樹脂(ポリスチレン塁準重伍平均分子量4,5
万)38部を加え窒素流下に昇温し溶解させた。この溶
液を加熱、攪拌しながらマレイン酸七ノ(2−エチルヘ
キシル)エステル2部を添加し、反応せしめた。
この差の反応条件を表3に示すごとく種々変更し、1q
られたフェノール樹脂変性組成物中のカルボキシル基濃
度(当量/g)、およびフェノール樹脂変性組成物中の
フェノール樹脂変性物の重量平均分子量を表3に示した
なお表3中、Na1は上記溶媒について測定したもので
おり、又N、2は上記変性フェノール樹脂組成物の反応
系のブランク相当品について測定したものである。
ここで得られたフェノール樹脂変性組成物は、いずれも
反応条件下で均一な溶液状態を保っていた。
表3 [発明の効果コ 本発明による水なし平版用印刷インキは、上述のごとく
構成したので、水なし平版印刷において、特に耐地汚れ
性が良好で、かつ印刷適性が優れたものとなすことがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子内に1個以上の水酸基、カルボキシル基、あ
    るいはエポキシ基を有するα、β−不飽和ジカルボン酸
    誘導体とロジン変性フェノール樹脂とを反応せしめて得
    られるフェノール樹脂変性物を含有することを特徴とす
    る水なし平版用インキ組成物。
  2. (2)分子内に1個以上の水酸基、カルボキシル基、あ
    るいはエポキシ基を有するα、β−不飽和ジカルボン酸
    誘導体、ロジン変性フェノール樹脂、および乾性油ない
    し、半乾性油成分を反応せしめて得られるフェノール樹
    脂変性物を含有することを特徴とする水なし平版用イン
    キ組成物。
JP60163954A 1985-07-26 1985-07-26 水なし平版用インキ組成物 Pending JPS6225182A (ja)

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