JPS6225159A - スルホン化ポリアリ−ルエ−テルスルホン溶液,非対称半透膜の製法,および精製方法 - Google Patents

スルホン化ポリアリ−ルエ−テルスルホン溶液,非対称半透膜の製法,および精製方法

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JPS6225159A
JPS6225159A JP61117704A JP11770486A JPS6225159A JP S6225159 A JPS6225159 A JP S6225159A JP 61117704 A JP61117704 A JP 61117704A JP 11770486 A JP11770486 A JP 11770486A JP S6225159 A JPS6225159 A JP S6225159A
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ピーター タウンゼンド カーデュー
デイビッド ロバート ホームズ
ジョン ウィリアム スミス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はポリマー材料の溶液に関し、そしてさらに詳
しくは、スルホン化されたポリアリールエーテルスルホ
ンの非対称半透膜の製造のための前記溶液の使用に関す
る。
〔従来の技術〕
限外濾過及び逆浸透のごとき分離工程において有用な膜
はポリマー材料の溶液を注型又は流延することにより製
造することができる。逆浸透のために使用することがで
きる非対称半透膜は、フィルム形成性イオン交換材料の
溶液を支持体上で注型又は流延し、そして次に該イオン
交換材料のための非溶剤を用いてフィルムを凝固せしめ
ることにより製造することができる。非対称半透膜は、
膜の活性層として機能する薄い緻密層と該活性層のため
の補強支持体として機能する一層厚い多孔性層を有する
ことにより特徴付けられる。
英国特許N111258851明細書は特殊な構造を有
するスルホン化されたポリアリールエーテルスルホンを
開示している。これらの材料は、イオン交換樹脂として
、そして電気透析、燃料セル用、浸透及び逆浸透を含む
多数の用途のための膜の製造に適するものとして開示さ
れている。ヨーロッパ特許m8894明細書は、簡単で
且つ容易に調節することができるスルホン化技法により
製造される他のスルホン化ポリアリールエーテルスルホ
ンを開示しており、そしてこれらの材料もまた脱塩及び
他の工程のための膜を製造するのに使用される。
スルホン化されたポリアリールエーテル、例えばスルホ
ン化されたポリアリールエーテルスルホンの溶液の製造
のために、該ポリマーのための種々の既知の溶剤、特に
ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシドのごと
き非プロトン性極性溶剤が提案されている。これらの溶
剤を単独で使用することができるが、注型又は流延溶液
は液体の混合物及び/又は膨潤剤を含有することが好ま
しく、そしてポリマーのための非溶剤である少なくとも
1種類の材料、例えば水を含有することが好ましく、こ
のような非溶剤はポリマーフィルムの凝固及び前記の非
対称構造の形成を促進する。
本発明者等の先行して公開されていないヨーロフパ特許
出願公開N1142973において、本発明者等は特定
の成分を含有する溶剤中のスルホン化ポリアリールエー
テルスルホンの溶液を開示している。
このような溶液を使用することにより、フラックス(f
lux)性と塩拒絶性の有用な組合わせを有する非対称
半透膜を製造することができる。本発明者等は今や、非
対称半透膜の製造のために適当なポリマー溶液を得るた
めに他の溶剤混合物を使用することができることを見出
した。
本発明によれば、溶剤混合物(この溶剤混合物は、3〜
8.5の範囲のデルタ−Hと4〜8の範囲のデルタ−P
と7.2〜9.5の範囲のデルタ−Dとをもち、そして
スルホン化ポリアリールエーテルスルホンの非溶剤また
は貧溶剤である液体または低融点固体である成分少なく
とも3種を含有するものとする)中のスルホン化ポリア
リールエーテルスルホンの溶液であって、前記溶剤混合
物の少なくとも1つの成分が、以下の条件(a)  、
  (b)。
(c)および/または(d)の少なくとも1つを満足す
る値のデルタ−Hとデルタ−Pとデルタ−Dとをもつ化
合物であり: (a)デルタ−Pが3以下の場合にはデルタ−Dは8未
満であること、 (b)デルタ−Pが8.5以上の場合にはデルタ−Hは
3より大きいこと、および/または(c)前記化合物が
ヒドロキシ基少なくとも1個を含む場合にはデルタ−H
は8未満であること、(d)デルタ−Pは3より大きく
しかも8.5未満であり、そして前記化合物はヒドロキ
シ基を含有しないこと、 そして、少なくともスルホン化ポリアリールエーテルス
ルホンの存在下においては前記溶剤混合物は単独液相を
形成し、しかも、前記溶剤混合物のいずれの成分も溶剤
混合物の他の成分ともしくはスルホン化ポリアリールエ
ーテルスルホンと反応または複合体化はしないものであ
る、前記のスルホン化ポリアリールエーテルスルホンの
溶液が提供される。
以下、本明細書においては前記のスルホン化ポリアリー
ルエーテルスルホンを簡単のために[スルホン化ポリス
ルホン」と称することがある。また、本明細書において
「成分(I)」とは、デルタ−H、デルタ−Pおよびデ
ルタ−Dが条件(a)。
(b)、(C)および/または(d)の少なくとも1つ
を満足する溶剤混合物の少なくとも1種の成分を意味す
る。
前記の溶剤混合物は、前記成分(I)に関して述べた要
件を満足する化合物1種より多くを含有することができ
る。しかしながら、前記溶剤混合物は、条件(a)、(
b)、(c)および/または(d)のいずれかを満足し
ない化合物1種またはそれ以上を含有することができる
。従って、前記の溶剤混合物は成分(I)少なくとも1
種の他に、 (II)ヒドロキシ基少なくとも1個をもち、そしてデ
ルタ−H値少なくとも8をもち、または、(I[[)デ
ルタ−D値少なくとも8とデルタ−P値3以下とをもち
、または (IV)デルタ−P植生なくとも8.5とデルタ−H値
3以下とをもつ化合物である成分少なくとも1種を含む
ものであることができる。
溶剤混合物の前記の追加的成分を以下簡単にそれぞれ成
分(■)、成分(III)および成分(IV)と称する
ことがある0本発明の溶剤混合物は成分(I)少なくと
も1種と場合により成分(II)、成分(III)およ
び/または成分(rl/)の各々を1種またはそれ以上
含有する。
溶剤混合物の成分は雰囲気温度において液体または低融
点固体である0本明細書において「低融点固体」とは、
雰囲気温度において固体であり、50℃以下の融点をも
つ材料を意味する。溶剤混合物の成分はスルホン化ポリ
アリールエーテルスルホンの存在下で単一液相を形成す
ることが好ましいが、若干の溶剤混合物はスルホン化ポ
リアリールエーテルスルホンを添加した際にのみ単一液
相を形成する。
溶剤混合物に関しておよびその成分に関して、デルタ−
H、デルタ−Dおよびデルタ−Pが関係する。デルタ−
H、デルタ−Dおよびデルタ−Pは溶剤混合物の、およ
び溶剤混合物成分である各材料の溶解度パラメータの成
分であり、以下の式で表わされる。
(テ)Lt)y −0)”= Cチルター H)”+ 
Cテ)Liター D)”+(デルタ−P)2 ここで、デルタ−Oは溶解度パラメータであり、そして
次のように表現される。
ここで、 ΔEvはモル凝集エネルギーであって、およそΔH−R
Tに等しく; ΔHは蒸発潜熱であり; Rは気体定数であり; Tは絶対温度であり;そして ■はモル容である。
さらに詳しくは、デルタ−Hは溶解度パラメータの水素
結合成分であり、デルタ−Dは溶解度パラメータの分散
成分であり、そしてデルタ−Pは溶解度パラメータの極
性成分である。
溶解度パラメータの概念は科学文献中の多くの報告、例
えば特にC,M、Hansen、ハ虹ハLハ堕工Pro
d、Res、Dev、 、  8 、1969年3月、
2〜11頁に検討されている。溶解度パラメータが考慮
されている他の報告は、例えばChemical Re
views + 75(I975) 731−753頁
:及びKirk−Othmer  “Encyclo−
pedia of Chen+1cal Techno
logy ”第2版、増刊号(I971) 889−9
10頁である。
デルタ−H1デルタ−〇及びデルタ−Pの一欄表はHa
nsenの報告に記載されており、そしてこれらを用い
て溶剤混合物の成分(I)として、および所望成分(I
I)  、  (I[I)および(IV)として使用す
るために適当な材料を決定することができる。
−成分(I)として使用する材料としては、条件(a)
、(b)、(c)および/または(d)の1種またはそ
れ以上を満足する材料が含まれる。
酢酸エチルはデルタ−07,44、デルタ−P2.6お
よびデルタ−H4,5をもち、従って条件(a)を満足
する。ホルムアミドはデルタ−D8.4、デルタ−PI
3.8およびデルタ−H9,30をもち、従って条件(
b)を満足する。酢酸(デルタ−D7.1、デルタ−P
3.9およびデルタ−H6,6)、2−エトキシエタノ
ール(デルタ−D7.85、デルタ−P4.5およびデ
ルタ−H7,0)および2−ブトキシエタノール(デル
タ−D7.76、デルタ−P3.1およびデルタ−H5
,9)はそれぞれヒドロキシ基を含有し、デルタ−H8
未満であるので、条件(c)を満足する。1−ブタノー
ルはデルタ−07,81、デルタ−P2.8およびデル
タ〜H7,7であり、ヒドロキシ基を含有するので、条
件(a)および(c)を満足する。ヒドロキシ基を含有
せず、デルタ−Pが3より大で8.5未満の化合物とし
ては、無水酢酸(デルタ−D7.5、デルタ−P5.4
およびデルタ−H4,7)、(デルタ−D7.58、デ
ルタ−P 5.1およびデルタ−H3,4)、メチルエ
チルケトン(デルタ−D7.77、デルタ−P4.4お
よびデルタ−82,5)酸化メシチル(デルタ−D 7
.97、デルタ−P3.5およびデルタ−H3,O)、
ジエチレントリアミン(デルタ−D8.15、デルタ−
P6.5およびデルタ−87,O)が含まれ、これらは
すべて条件(d)を満足する。溶剤混合物は成分(I)
の化合物だけを含むものであることができ、この型の混
合物°としては、特に、アセトンまたはメチルエチルケ
トンとホルムアルデヒドとジエチレントリアミン;酢酸
、無水酢酸、2−エトキシエタノールまたは2−ブトキ
シエタノールとメチルエチルケトンとホルムアミド:2
−エトキシエタノールまたは2−ブトキシエタノールと
アセトンとホルムアミドが含まれる。
溶剤混合物の所望成分(II)として使用する好ましい
材料は、デルタ−H8以上、デルタ−D8以下、デルタ
−26以上をもつものである。特に好ましい材料は、デ
ルタ−Hloより大、デルタ−D8未満およびデルタ−
26以上のものである。
Hansenの論文によれば、デルタ−Hの必要な値を
もつ材料は僅かであり、好ましい材料の要件を満足する
ものは更に少ない。所望成分(III)として使用する
ことのできる材料としては、エタノール、2−プロパノ
ールおよびエチレングリコールが含まれ、好ましい材料
としては例えばジエチレングリコール、水およびエタノ
ールアミンがある。
溶剤混合物の所望成分(+11)として使用する好まし
い材料は、デルタ−H4以下、デルタ−D8以上、デル
タ−P3以下をもつものである。この要件を満足する材
料としてはモルホリンがあり、そして好ましい材料とし
ては特に1.4−ジオキサン、アニソール、四塩化炭素
、クロロホルムおよび塩化メチレンがある。フランおよ
びテトラヒドロフランは成分(III)として使用する
好ましいデルタ−D値、デルタ−P値およびデルタ−■
]値をもっているが、スルホン化ポリスルホンと?La
一体化する傾向があるので、除外される。多数の炭化水
素特に環式炭化水素がデルタ−D、デルタ−Pおよびデ
ルタ−Hの好ましい値をもっているが、スルホン化ポリ
スルホンの存在下でさえも、溶剤混合物の成分(I)、
(II)および/または(IV)として使用する多数の
他の材料と共に単−相部合物を形成しない。
溶剤混合物の所望成分(TV)として使用する好ましい
材料は、デルタ−H3以下、デルタ−D7.5以上、デ
ルタ−P8.5以上をもつものである。
好ましい要件を満足する材料としては、特に、プロピレ
ンカーボネート、エチレンカーボネート、アセトニトリ
ルおよびニトロメタンが含まれる。
前記の溶剤混合物は、成分(I)である化合物受なくと
も1種を含み、そし、て成分(II)  、  (II
I)および/または(IV)である化合物1種またはそ
れ以上を場合により含有することができる。各成分およ
びその割合は、得られる溶剤混合物が特定範囲内のデル
タ−H1デルタ−Pおよびデルタ−〇の値をもつものに
する必要がある。溶剤混合物は3種類の成分だけを含む
ことが好ましい。成分(I)少なくとも1種と成分(■
)、成分(III)および成分(IV)の少なくとも1
種とを含む溶剤混合物としては、特に、1.4−ジオキ
サン、アセトニトリルおよびホルムアミド〔成分(■)
(IV)および(I));1,4−ジオキサン、メチル
エチルケトンおよびホルムアミド〔成分(■)。
(I)および(I));エチレングリコール、エタノー
ルおよびアセトン〔成分(I1)  、  (II) 
kよび(I));ならびに2−プロパノール、アセトン
およびホルムアミド〔成分(II)  、  (I)お
よび(I)〕が含まれる。
溶剤混合物中に溶解するスルホン化ポリスルホンは好ま
しくは、次の式(I) (式中、Phはフェニレン残基、好ましくはパラ−フェ
ニレン残基を表わし、この基phの少なくとも幾らかは
スルホン化されており;そしてnは1又は2であり、そ
してポリマー鎖にそって異ることができるものとする) で表わされる反復単位を有するものである。
nの値が1のみ、又は2のみであるスルホン化ポリスル
ホンでもよいが、幾つかの反復単位についてはnが1で
あり、そして他の反復単位についてはnが2であるよう
なコポリマーを使用するのが好ましく、このタイプめポ
リマーは特にヨーロッパ特許1’h 8894明細書中
に記載されている。好ましいポリマーは次の式(II) で表わされる反復単位を、次の式(III)で表わされ
る反応単位と共に有する。
上記式において、 PhIはフェニレン残基、好ましくはパラ−フェニレン
残基を表わし; Phtは1個又は2個の基−303Mを有するフェニレ
ン残基、好ましくはパラ−フェニレン残基を表わし; Mは水素原子、金属原子及び/又は基N Raであって
、基Mは同一であり又は異っており、そして基Mの比率
は基−803で満たされていない原子価と結合するのに
十分なものであり;そしてRは水素原子又はアルキル基
である。
スルホン化ポリスルホンはまた、次の弐(IV)以下栄
白 +Ph’  OPh’ −OPh’  SOt + (
rV)。
(式中、ph’ は前記の通りである)で表わされる反
復単位を弐(II)及び式(III)で表わされる反復
単位と共に有する一定比率の非スルホン化コポリマーを
含有することができる。
式(II)の反復単位において、Ph2がオルト−又は
パラ−フェニレン残基であれば典型的には1個の基−3
O3Mが存在し、他方Ph2がメタ−フェニレン残基で
あれば典型的には2個の基−503Mが存在する。Ph
zがオルト−フェニレン残基である場合、−303M基
は一方のエーテル基に対してパラ−位であり他方のエー
テル基に対してメター位である位置に存在し、これ以上
のスルホン化は一3O:1Mを相互にメタ−に位置せし
める。Phzがパラフェニレン残基である場合、−30
3M基は一方のエーテル基に対してオルト−位であり他
方のエーテル基に対してメター位の位置に存在する。P
h2がメタ−フェニレン残基である場合、−303M基
は一方のエーテル結合に対してオルト−位であり他方の
エーテル基に対してパラ−位である位置に存在する。
スルホン化コポリマーは、反復単位(III)及び(■
)から成るコポリマーをスルホン化することによって製
造することができる。このスルホン化は、コポリマーを
濃硫酸(98W/W%)に周囲温度にて溶解し、そして
この混合物を、式(IV)の反復単位中のサブユニンt
−−o−ph’ −o−を実質上すべてスルホン化する
のに十分な時間にわたって撹拌することにより容易に行
うことができる。スルホン化にかけられるコポリマーは
適切には1〜99モル%のユニット(IV)及び対応す
る99〜1モル%のユニット(III)を有し、そして
特に2.5〜67モル%のユニット(■)及び対応する
97.5〜33モル%のユニット(III)を有する。
スルホン化は少なくとも90%のユニット(■)をユニ
ット(II)に転換するように行うのが望ましい。
濃硫酸を用いるスルホン化はヨーロッパ特許Nl889
4明細書に記載されている。
スルホン化ポリスルホンは高分子量のポリマー材料であ
って、該ポリマーの換算粘度(RV)(25℃にて、ジ
メチルホルムアミド マーの1重量%溶液として測定される)は0. 2以上
、そして好ましくは0.4以上である。ポリマーは2.
 5までのRVを与えるものであってもよいが、ポリマ
ーのRVは2.0を超えないことが一般に望ましい。
スルホン化されるべきコポリマーは、便利には、所望の
反復単位(III)及び(II/)をもたらすモノマー
混合物を用いて調製され、そしてこのためにユニット(
I[[)及び(IV)はポリマー鎖にそってランダムに
分布する。従って、スルホン化コポリマー中では、ユニ
ット(■)〔及び(IV) ) 、並びに(II[)も
またポリマー鎖にそってランダムに分布する。
スルホン化ポリスルホンは5−SO3 Mを含有し、こ
こでMは水素、金属原子又は基NR.であることができ
る。M,が2価金属原子、特にアルカリ土類金属である
スルホン化ポリスルホンは本発明者等の先行して公表さ
れていないヨーロッパ特許出願公開m 145305の
対象であり、この明細書はさらにこのような2価金属塩
の製造方法、及び非対称半透膜の製造のためのその使用
を開示している。
この明細書において開示されるように、溶剤混合物の成
分及びその比率が、該溶剤混合物が特定された範囲のデ
ルタ−H1デルタ−P及びデルタ−Dを有するようなも
のであることが好ましい。
好ましい溶剤混合物はデルタ−Dが7.5以上の値をも
つものである。本発明者等は、デルタ−H1デルタ−P
及びデルタ−Dの好ましい値はスルホン化ポリスルホン
の性質に依存し、そして2価金属塩が使用される場合、
デルタ−Hの好ましい値はさらに限定された範囲内、特
に4〜5.5の範囲内にあることを見出した。
この発明に従って使用される溶剤混合物は前記の系を包
含する。
溶剤混合物の各成分はスルホン化ポリスルホンの非溶剤
または貧溶剤であり、そのポリマーは代表的には各成分
中に5重量%以下、好ましくは1重量%未満、特には0
.1重量%未満しか溶解しない。
スルホン化ポリスチレンは溶剤混合物中に好ましくは1
011t%以上、さらに好ましくは15重量%以上、特
に20重量%以上、例えば25〜30重量%で溶解する
。溶剤混合物中に溶解するポリマーの量は、得られた溶
液が膜に注型又は流延することができる量であり、そし
てこれは溶剤混合物の成分に依存するのみならず、スル
ホン化ポリスルホン、ポリマーの分子量、及びポリマー
のスルホン化の程度にも依存する。
後でさらに詳細に検討するように、この発明の溶液に膜
の製造のために使用することができる。
1.4−ジオキサンとアセトニトリルとホルムアミドと
からなる;1,4−ジオキサンとメチルエチルケトンと
ホルムアミドとからなる;およびエチレングリコールと
エタノールとアセトンとからなる溶剤混合物を使用して
、Mが水素原子であるスルホン化ポリスルホンから膜を
製造した。
溶剤混合物の少なくとも1つの成分が、溶液を注型又は
流延する条件下で揮発化であり、そして少なくとも部分
的に揮発することが好ましい。好ましくは、)8剤混合
物の残りの成分は、揮発性成分の幾らか又はすべての揮
発によりスルホン化ポリスルホンが溶剤混合物の残りの
成分中で不溶性になるようなものである。
前記したとおり、広範な溶剤混合物を使用することがで
きる。式(II)および弐(III)の繰返し単位なら
びに場合により式(IV)の繰返し単位を含有するスル
ホン化ポリスルホンのために、アセトニトリルと1.4
−ジオキサンとホルムアミドとからなる混合物(アセト
ニトリル20重世%以上と1,4−ジオキサン35重量
%以上とホルムアミド30重量%以下とを含み、3成分
の合計量が100重景キサなるものとする)から満足す
ることのできる溶剤混合物を得た。好ましいものは、ホ
ルムアミド20〜30重量%と、アセトニトリル20〜
40重量%と、1.4−ジオキサン35〜55重景%と
を含み、3成分の合計重量が100重量%となる混合物
である。他の溶剤混合物は1,4−ジオキサンとメチル
エチルケトンとホルムアミドとからなり、1,4−ジオ
キサン15重量%以上、メチルエチルケトン30重量%
以上、ホルムアミド45重量%以下を含み、そして3成
分の合計量が100f!it%であるものである。適当
な混合物は1.4−ジオキサン20〜30重世%、メチ
ルエチルケトン40〜50重量%およびホルムアミド2
5〜40重量%を含み、3成分の合計量が100重量%
であるものである。別の溶剤混合物は、エチレングリコ
ール、エタノールおよびアセトンからなり、エチレング
リコール10重量%以上、エタノール5重量%以上およ
びアセトン85重量%以下を含み、そして3成分の合計
量が100重量%であるものである。適当な混合物は、
エチレングリコール15〜25重量%、エタノール5〜
15重量%およびアセトン60〜80重量%を含み、3
成分の合計量が100重量%のものである。
任意の特定のスルホン化ポリスルホンにとっての最も適
当な混合物は、基本のポリマー構造(すなわち非スルホ
ン化材料)に依存するだけでなく、ポリマーのスルホン
化比にも依存する。本明細書において「スルホン化比」
とは、スルホン化ポリマー中のスルホン化フェニレン残
基の数対スルホン化ポリマー中の未スルホン化フェニレ
ン残基の数の比を意味する。このスルホン化比はCl 
ff N。
M、Hによって測定するのが好ましいが、IR技術を使
用することもできる。しかしながら、本発明者が見出し
たところによると、・滴定(これはポリマーのイオン交
換容量の測定値を与える) ’jj(一般に示すスルホ
ン化の程度は、NMRまたはIRによる測定よりも低い
。従って、滴定を使用することはできるが、スルホン化
比の測定用として好ましい技術ではない。一般に、スル
ホン化比の低いポリマーの場合には、溶剤混合物のデル
タ−Hおよびデルタ−Pの値を低下させた溶剤混合物が
必要である。成る任意のスルホン化ポリマーにとって最
も適した混合物は試験によって簡単に確認することがで
きる。
前記の溶液の調製は、任意の適当な形状(例えば粉末、
チップ、顆粒)のスルホン化ポリスルホンを混合溶剤中
に溶解して、好ましくはスルホン化ポリスルホン10〜
40重量%を含有する溶液を形成することによって実施
することができる。
ポリマーの溶解および支持体上への流延は雰囲気温度で
実施することができるが、所望により、より低温または
より高温例えば0°C〜100°Cを使うこともできる
。しかしながら、その温度は溶剤混合物のいずれの成分
の沸点よりも低くすべきである点に注意されたい。
前記溶剤混合物中のスルホン化ポリスルホンの溶液は、
膨潤剤を含有することができる。膨潤剤としては広範な
材料を使用することができ、代表的には水溶性化合物特
には二官能性カルボン酸である。マレイン酸が適当な膨
潤剤である。膨潤剤の量は、特定の膨潤剤、スルホン化
ポリスルホンおよび溶剤混合物に依存するが、一般には
全組成物(膨潤剤、スルホン化ポリスルホンおよび溶剤
混合物)の重量の少なくとも1%であり、通常は全組成
物の重量の10%を超えない。
スルホン化ポリスルホン溶液を、支持体上での流延によ
って膜に成形する。支持体上での流延は本質的に雰囲気
温度で実施することができるが、所望により“、より低
温またはより高温を使用することができる。支持体は例
えば非孔質平面例えばガラス板または金属板であること
ができ、あるいは多孔質支持体例えば織物であることが
できる。
そして、適当な場合には、平面以下の形状をもっている
ことができる。充分な量の溶液を通常の方法で支持体上
に流延すると所望の厚さく必要により、適当な機械的手
段によって調整することができる)のフィルムが得られ
る。製造するフィルムの厚さは好ましくは20μm〜3
00μm、[1も好ましくは50〜250μm、特には
75〜200μmである。
あるいは、中央マンドレルをもつダイに前記溶液を押出
し、一部の溶剤を蒸発させ、続いて繊維を凝固浴に通す
ことによって中空繊維を製造することができる。
支持体上の液体フィルムを短時間例えば10秒間〜5分
間雰囲気にさらすことによって支持体」二の液体フィル
ムから溶剤混合物の少なくとも1つの成分を少なくとも
部分的に蒸発させてから、凝固浴に支持体上のフィルム
を浸漬するのが有利である。凝固浴は水溶液例えば無機
塩例えば塩化ナトリウムまたは硝酸ナトリウムの溶液を
含むことができ、あるいは例えば前記溶剤混合物の成分
1種またはそれ以上から形成した液体混合物または非溶
剤液体であることができる。凝固浴は金属塩例えば塩化
ナトリウムまたは硝酸ナトリウムの水溶液であることが
好ましい。フラツクス性のより高い膜を得るためには、
凝固浴は、膜の流延に使用した溶剤混合物の成分1種ま
たはそれ以上と水との混合物であることができる。凝固
浴の温度は一般に一20℃〜60℃、好ましくは5°C
以下である。
凝固処理は1分間〜数時間例えば5〜60分間であるこ
とができる。
凝固処理後、膜を回収する。非孔質支持体の場合には膜
を支持体から引き離すが、多孔質支持体の場合には膜が
支持体に接着して残る。回収した膜は構造を緩和するた
めに加熱処理にかけることができる。このような加熱処
理は、高温代表的には70″〜150℃における無機塩
水溶液中での浸漬を好ましくは含む。この加熱処理は、
多孔質支持体例えば多孔質グラファイト、焼成ステンレ
ススチールまたは非孔質支持体上のa紙の間で膜を加圧
(4〜100 KN/n()に置いて実施することがで
きる。調製し、そして加熱処理(行う場合)の後で、膜
を好ましくは蒸留水で洗浄していずれかの残留溶剤およ
び/または遊離イオン種を除去し、そして続いて必要に
なるまで蒸留水中で貯蔵する。
本発明方法によって製造した膜は、通常の逆浸透または
限外濾過の技術によって広範な水性または非水性溶液の
処理に使用することができる。特に、水例えは塩水およ
び産業排液の精製に使用することができる。前記の膜は
ガス分離に使用することもできる。
膜の物性のばらつきの可能性を減少させるために、流延
溶液の調製工程、流延工程および凝固工程のすべての段
階を、時間と温度と湿度との注意深い制御条件下で実施
することが望ましい。流延およびその後の蒸発の際に、
湿度が相対湿度約65%を超えないこと、例えば相対湿
度35〜50%の範囲であることが好ましい。
本発明の膜を使用することのできる逆浸透セルを示す添
付図面に沿って説明する。
セルは、膜(2)によって内部を2つの部分(セクショ
ン)に分けた閉鎖容器(I)からなる。
膜(2)は多孔質材料例えば濾紙のシート(3)と接触
し、シート(3)は多孔質板(4)〔これは半透性では
なく、膜(2)の機械的変形の防止を補助する〕によっ
て支持される。膜(2)、シート(3)および多孔質板
(4)はそれらの端部を締めて固定し、端部付近の漏れ
を防止する。容器(I)は膜(2)によって大セクショ
ン(5)と小セクション(6)とに分割されている。大
セクション(5)には、液体の供給および除去用に2本
のパイプライン(7)(8)が設けである。小セクショ
ン(6)にはパイプライン(9)が設けである。使用す
る際には、加圧下の液体、例えば圧力4 M N m−
2下の塩化ナトリウム希薄(約0.2重量%)水溶液を
、パイプライン(7)から容器(I)のセクレチン(5
)に通し、パイプライン(8)から排出する。圧力を十
分にして逆浸透を起こすと、一部分の水は膜(2)を通
過してセクション(6)に入り、そこからパイプライン
(9)を通って排出される。この装置は雰囲気温度(約
25℃)で運転することができるが、より高温を使用し
てもよい。連続法では、容器(I)のセクション(6)
に更にパイプラインを接続することができ、これによっ
て、収集すべき液体であるキャリア液体の連続流をセク
ション(6)に通す。
その他の変形および変法を当業者に公知の態様で実施す
ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明の各種の態様を説明するが
、これは本発明を限定するものではない。
以下の実施例において部および%は特に断らない限り重
量による。
±上二班1 前記で定義したユニット(II)約20モル%と前記で
定義したユニット(III)約80モル%〔ここでPh
lとphiとはp−フェニレン残基であり、Mは水素原
子である〕とを含み、スルボン化比1:10でありそし
て前記で定義した換算粘度0.82のスルホン化ボリア
リールエーテルスルボンコポリマーを、25℃の温度で
溶剤混合物に溶解して溶剤混合物中のコポリマー26重
量%の溶液を得た。使用した溶剤混合物の詳細を以下の
表1に示す。
表」」砿よ (a)溶剤混合物のデルタ−値で、Dはデルタ−D値、
Pはデルタ−P値そしてHはデルタ−H値である。
メツシュ寸法30μmのゲージを通して溶液を濾過し、
20〜30分間2000rp−で遠心分離した。
溶液をガラス板上に流延し、黄銅スプレグーを使用して
所望の厚さのフィルムを板上に成形した。
空気中で1分間蒸発した後、蒸留水中において約0℃で
30分間浸漬することによってフィルムの凝固を実施し
た。ガラス板およびその上に成形された膜を水から除去
し、ガラス板から膜を取りはずした。膜を蒸留水で洗浄
し、試験に使うまで蒸留水中に貯蔵した。
回収した膜は、前記した型の装置を使用して試験した。
その装置において、膜を多孔質支持体と接触させて配置
し、その露出側(流延の際に空気にさらされた側)を、
ゲージ圧600psi (4,14M Nm −” )
および温度25℃で膜の表面を横切ってポンプ移送され
る塩化ナトリウム(0,2重量%)水溶液の連続流にさ
らした。膜を通過した液体を分析した。こうした3種の
実験の結果を表2に示す。
表−主 (b)例の番号は表1に示した溶剤混合物に相当する。
(c)フラックス(flux)は1日に膜(Im′の面
積)を通過する溶液の体積(m3)であり、、 tm、
day−’で表わす。
(d)SRは塩拒(Salt Rejection)の
%であり、膜セルに供給された溶液の導電率を測定し、
そして膜を透過する溶液の導電率を測定し、更に関係式 から与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による膜を使用することのできる逆浸透
セルの説明図である。 ■・・・容器;2・・・膜;5,6・・・セクション;
7.8.9・・・パイプライン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶剤混合物(この溶剤混合物は、3〜8.5の範囲
    のデルタ−Hと4〜8の範囲のデルタ−Pと7.2〜9
    .5の範囲のデルタ−Dとをもち、そしてスルホン化ポ
    リアリールエーテルスルホンの非溶剤または貧溶剤であ
    る液体または低融点固体である成分少なくとも3種を含
    有するものとする)中のスルホン化ポリアリールエーテ
    ルスルホンの溶液であって、前記溶剤混合物の少なくと
    も1つの成分( I )が、以下の条件(a)、(b)、
    (c)および/または(d)の少なくとも1つを満足す
    る値のデルタ−Hとデルタ−Pとデルタ−Dをもつ化合
    物であり: (a)デルタ−Pが3以下の場合にはデルタ−Dは8未
    満であること、 (b)デルタ−Pが8.5以上の場合にはデルタ−Hは
    3より大きいこと、および/または (c)前記化合物がヒドロキシ基少なくとも1個を含む
    場合にはデルタ−Hは8未満であること、 (d)デルタ−Pは3より大きくしかも8.5未満であ
    り、そして前記化合物はヒドロキシ基を含有しないこと
    、 そして、少なくともスルホン化ポリアリールエーテルス
    ルホンの存在下においては前記溶剤混合物は単独液相を
    形成し、しかも、前記溶剤混合物のいずれの成分も溶剤
    混合物の他の成分ともしくはスルホン化ポリアリールエ
    ーテルスルホンと反応または複合体化はしないものであ
    る、前記のスルホン化ポリアリールエーテルスルホンの
    溶液。 2、前記溶剤混合物が、 (II)ヒドロキシ基少なくとも1個をもち、そしてデル
    タ−H値少なくとも8をもち、または、 (III)デルタ−D値少なくとも8とデルタ−P値3以
    下とをもち、および/または (IV)デルタ−P値少なくとも8.5とデルタ−H値3
    以下とをもつ化合物である成分少なくとも1種を含むも
    のである特許請求の範囲第1項記載の溶液。 3、前記溶剤混合物の成分( I )が酢酸エチル、ホル
    ムアミド、酢酸、2−エトキシエタノール、2−ブトキ
    シエタノール、1−ブタノール、酢酸無水物、アセトン
    、メチルエチルケトン、メシチルオキシドおよびジエチ
    レントリアミンから選んだものであり、前記の所望成分
    (II)がエタノール、2−プロパノール、エチレングリ
    コール、ジエチレングリコール、水およびエタノールア
    ミンから選んだものであり、前記の所望成分(III)が
    モルホリン、1,4−ジオキサン、アニソール、四塩化
    炭素、クロロホルムおよび塩化メチレンから選んだもの
    であり、そして前記の所望成分(IV)がプロピレンカー
    ボネート、エチレンカーボネート、アセトニトリルおよ
    びニトロメタンから選んだものである特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の溶液。 4、前記のスルホン化ポリアリールエーテルスルホンが
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Phはフェニレン残基であり、Ph基の少なく
    とも一部はスルホン化されているものとし、そしてnは
    1または2であって、nの値はポリマー鎖に沿って変化
    することができるものとする)の繰返し単位を含むもの
    である特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか
    1項に記載の溶液。 5、前記のスルホン化ポリアリールエーテルスルホンが
    式 −〔Ph^1−O−Ph^2−O−Ph^1−SO_2
    〕−(II)(式中、Ph^1はフェニレン残基であり、
    Ph^2は−SO_3M基1個または2個を含むフェニ
    レン残基であり、Mは水素原子、金属原子および/また
    はNR_4基であり、ここでM基は同じかまたは異なる
    ものであることができ、そしてM基の割合は−SO_3
    基の満たされていない原子価と充分に結合するものであ
    るものとする)の繰返し単位と式 −〔Ph^1−O−Ph^1−SO_2〕−(III)(
    式中、Ph^1は前記と同じ意味である)の繰返し単位
    とを、そして場合により式 −〔Ph^1−O−Ph^1−O−Ph^1−SO_2
    〕−(IV)(式中、Ph^1は前記と同じ意味である)
    の繰返し単位を含む材料である特許請求の範囲第4項記
    載の溶液。 6、溶剤混合物(この溶剤混合物は、3〜8.5の範囲
    のデルタ−Hと4〜8の範囲のデルタ−Pと7.2〜9
    .5の範囲のデルタ−Dとをもち、そしてスルホン化ポ
    リアリールエーテルスルホンの非溶剤または貧溶剤であ
    る液体または低融点固体である成分少なくとも3種を含
    有するものとする)中のスルホン化ポリアリールエーテ
    ルスルホンの溶液であって、前記溶剤混合物の少なくと
    も1つの成分( I )が、以下の条件(a)、(b)、
    (c)および/または(d)の少なくとも1つを満足す
    る値のデルタ−Hとデルタ−Pとデルタ−Dとをもつ化
    合物であり: (a)デルタ−Pが3以下の場合にはデルタ−Dは8未
    満であること、 (b)デルタ−Pが8.5以上の場合にはデルタ−Hは
    3より大きいこと、および/または (c)前記化合物がヒドロキシ基少なくとも1個を含む
    場合にはデルタ−Hは8未満であること、 (d)デルタ−Pは3より大きくしかも8.5未満であ
    り、そして前記化合物はヒドロキシ基を含有しないこと
    、 そして、少なくともスルホン化ポリアリールエーテルス
    ルホンの存在下においては前記溶剤混合物は単独液相を
    形成し、しかも、前記溶剤混合物のいずれの成分も溶剤
    混合物の他の成分ともしくはスルホン化ポリアリールエ
    ーテルスルホンと反応または複合体化はしないものであ
    る、前記のスルホン化ポリアリールエーテルスルホンの
    溶液を形成し、その溶液を支持体上に流延して支持体上
    にフィルムを形成し、その支持体上の溶液の流延フィル
    ムを凝固浴に浸漬し、そしてその凝固浴から膜を回収す
    ることを含んでなる、非対称半透膜の製法。 7、溶剤混合物(この溶剤混合物は、3〜8.5の範囲
    のデルタ−Hと4〜8の範囲のデルタ−Pと7.2〜9
    .5の範囲のデルタ−Dとをもち、そしてスルホン化ポ
    リアリールエーテルスルホンの非溶剤または貧溶剤であ
    る液体または低融点固体である成分少なくとも3種を含
    有するものとする)中のスルホン化ポリアリールエーテ
    ルスルホンの溶液であって、前記溶剤混合物の少なくと
    も1つの成分( I )が、以下の条件(a)、(b)、
    (c)および/または(d)の少なくとも1つを満足す
    る値のデルタ−Hとデルタ−Pとデルタ−Dとをもつ化
    合物であり: (a)デルタ−Pが3以下の場合にはデルタ−Dは8未
    満であること、 (b)デルタ−Pが8.5以上の場合にはデルタ−Hは
    3より大きいこと、および/または (c)前記化合物がヒドロキシ基少なくとも1個を含む
    場合にはデルタ−Hは8未満であること、 (d)デルタ−Pは3より大きくしかも8.5未満であ
    り、そして前記化合物はヒドロキシ基を含有しないこと
    、 そして、少なくともスルホン化ポリアリールエーテルス
    ルホンの存在下においては前記溶剤混合物は単独液相を
    形成し、しかも、前記溶剤混合物のいずれの成分も溶剤
    混合物の他の成分ともしくはスルホン化ポリアリールエ
    ーテルスルホンと反応または複合体化はしないものであ
    る、前記のスルホン化ポリアリールエーテルスルホンの
    溶液を形成し、その溶液を支持体上に流延して支持体上
    にフィルムを形成し、その支持体上の溶液の流延フィル
    ムを凝固浴に浸漬し、そしてその凝固浴から膜を回収す
    ることによって製造した非対称半透膜を使用して、逆浸
    透または限外濾過を行うことにより、塩水または水性産
    業排出液を精製する方法。
JP61117704A 1985-05-23 1986-05-23 スルホン化ポリアリ−ルエ−テルスルホン溶液,非対称半透膜の製法,および精製方法 Pending JPS6225159A (ja)

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