JPS62250166A - ポリ−p−フエニレンビニレン薄膜の製造方法 - Google Patents

ポリ−p−フエニレンビニレン薄膜の製造方法

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JPS62250166A
JPS62250166A JP9236986A JP9236986A JPS62250166A JP S62250166 A JPS62250166 A JP S62250166A JP 9236986 A JP9236986 A JP 9236986A JP 9236986 A JP9236986 A JP 9236986A JP S62250166 A JPS62250166 A JP S62250166A
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JP
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poly
phenylenevinylene
thin film
film
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Kazumoto Murase
村瀬 一基
Toshihiro Onishi
敏博 大西
Masanobu Noguchi
公信 野口
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリ−p−フェニレンビニレンの薄膜の製造方
法に関する。この重合体薄膜は薄膜状導電性高分子をは
じめ、電気・電子材料として有用である。
〈従来の技術〉 この発明のポリ−p−フェニレンビニレンは直鎖状共役
高分子として知られ、その製造方法として、ジホスホニ
ウム塩とジアルデヒドとの反応による一ittig反応
法等により合成されることは公知である。
これらの反応においてはポリ−ルーフユニしンビニレン
は低分子量の粉末状で得られている(Journal 
of A+werican Cheaiical 5o
ciety vo182.4669(1960) 、M
akromol、 Chem、+ 131.15(19
70)) 。
また、可溶性高分子中間体を経由する高分子スルホニウ
ム塩分解法も公知であり(特開昭59−199746号
公報)、例えばp−キシリレンジメチレンビススルホニ
ウム塩の縮合重合後、該重合体のキャスト成形物の脱ス
ルホニウム塩反応等によりフィルム状とすることが可能
であることが知られている。一方、ポリエチレン、ポリ
フェニレンスルフィド等の非共役系高分子が蒸着により
高分子薄膜が製造できることも知られているc高分子3
2巻、 664 (1983) )。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前述した従来既知のポリーp−フェニし
・ンビニレンは粉末状もしくはフィルム状の形態として
知られており、また低重合物を除いて高分子は不溶不融
でありそのままでは薄膜状に成形することは実質的には
不可能であり っ ノこ 。
また、ポリ−p−フェニレンビニレンのような剛直な直
鎖共役系高分子が蒸着により高分子薄膜が製造できるこ
とは従来全く知られていなかった。
本発明者らは従来の粉末重合体のプレス法による薄膜化
、あるいは可溶性高分子中間体キャストによるフィルム
成形法では製造することが実質的に難しかった数千オン
グストローム以丁の薄j模をポリ−p−フェニレンビニ
レンより製造する方法を鋭意検討した。
本発明の目的は極めて薄い膜状成形物を得ることができ
、且つ任意の基板上に重合体薄膜を得ることができるポ
リ−p−フェニレンビニレン薄膜を製造する方法を提供
することにある。
く問題点を解決するための手段〉 すなわち2本発明は 一般式 で示されるp−フェニレンビニレン骨格を主要な繰り返
し単位として含むポリ−p−フェニレンビニレンを蒸着
処理することによりgJ膜とすることを特徴とするポリ
−p−フェニレンビニレン薄膜の製造方法を提供する。
以下5本発明の詳細な説明する。
本発明に用いるp−フェニレンビニレン骨格を主要な繰
り返し単位として含むポリ−p−フェニレンビニレンは
種々の方法で製造されたものを使用することができる。
好ましくはジホスホニウム塩とジアルデヒドとの反応に
よる一ittig反応法、p−キシリレンシバライドの
脱ハロゲン化水素反応やp−キシリレンジメチレンビス
スルホニウム塩の縮合重合後、該重合体の脱スルホニウ
ム塩反応法により得られるものである。
ここで−ittig反応に用いられるジホスホニウム塩
成分はp−キシリレンシバライドとトリアルキルホスフ
ィンまたはトリフェニルホスフィンとの反応で得られる
ものであり、ジアルデヒド成分はテレフタールアルデヒ
ドである。Wi口ig反応、もしくは脱ハロゲン化水素
反応で用いるp−キシリレンシバライドとしてはそのハ
ロゲン原子が塩素、臭素、ヨウ素であるものが好適に用
いられる。
高分子スルホニウム塩分解法で用いるp−キシリレンジ
メチレンビススルホニウム塩はp−キシリレンジハライ
ドと炭素数1〜10の炭化水素基を有するスルフィドと
反応して得られるものを用いることができる。p−キシ
リレンシバライドはp−キシリレンジクロリド、p−キ
シリレンジクロリドが好適に用いられる。
またスルホニウム塩として用いられるスルフィドとはそ
の炭化水素基がメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、2−エチルヘキシル、ドデシル、オク
タデシル、フェニル、シクロヘキシル、ベンジル基等の
ものを用いることができるが、炭素数1〜6の炭化水素
基、特にメチル、エチル基が好ましい。
このようにして製造されたポリ−p−フェニレンビニレ
ンはp−フェニレンビニレン骨格ヲ主要な繰り返し単位
として含む。
本発明においてはp−フェニレンビニレンの共役系の繰
り返し単位のみを有するポリ−p −フェニレンビニレ
ンが使用できる他、p−フェニレンエチレン骨格を一部
構成単位に含む重合体も使用することができる。
例えば、高分子スルホニウム塩分解法では不充分な脱ス
ルホニウム塩処理を行った後の高分子には未だ不完全な
脱離状態にあるp−フェニレンエチレン骨格を有する構
成単位が存在することが赤外吸収スペクトル等により観
察される。
なお、p−フェニレンビニレン単位に対するp−フェニ
レンエチレン単位の割合は合成条件を適宜工夫すること
により変えることができる。
本発明においては前者lに対して後者の割合が1以下で
あることが好ましく、より好ましくは1720以下であ
る。
また、ポリ−p−フェニレンビニレンはp−フェニレン
ビニレンの繰り返し構造単位を5〜20.000の共役
連鎖として有するものが好ましい。
この様にして得られるポリ−p−フェニレンビニレンは
蒸着処理により極めて容易に薄膜化できる。
本発明において蒸着時の真空度は常法で採用される範囲
でよく、蒸着前に10− ”Torr以下、好ましくは
10−’Torr以下に達した後、蒸着を開始するのが
好適である。これらの真空度を得る排気装置についても
制限はなく、拡散ポンプ、ターボ分子ポンプ、タライオ
ボンプ、イオンポンプなどが使用できる。また荒引き用
ポンプとしては油回転ポンプ、ソープションポンプ、メ
カニカルブースターポンプなどが使用できる。
また、蒸着の加熱方法についても制限はなく、抵抗線加
熱、電子ビーム加熱、レーザー加熱などの方法を採用す
ることができるが、好ましくは抵抗線加熱である。蒸着
時の重合物の加熱温度については特に限定されないが、
余りの低温では蒸着されず、一方高温では経済的でない
ので好ましくは400℃〜1000℃の範囲がよい。
基板の素材についても何等制限はなく、ガラス、無機結
晶、セラミック、金属、高分子成形物(シート、フィル
ム等)などを用いることができる。また、蒸着時の基板
の温度についても特に制限されないが、余りの高温では
蒸着した薄膜が再蒸発し、薄膜の得られる効率が悪くな
り経済的でないので好ましくは400 ℃未満である。
本発明で得られる薄膜は絶縁体もしくは半導体として得
られるが、電子受容体または電子供与体をドーピングす
ることにより、導電性を有する薄膜とすることもでき、
またさらに第三の成分と共蒸着、累積膜化することも可
能である。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば従来製造されるポ
リ−p−フェニレンビニレンフィルムに比較して温かに
薄い膜状成・彫物を得ることができ、電気・電子材料の
広い応用が可能なポリ−p−フェニレンビニレン薄膜を
提供することができる。
〈実施例〉 以上本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが本
発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではな
い。
実施例1 p−フェニレン−ビス(メチレンジメチルスルホニウム
プロミド)と苛性ソーダ水溶液を混合、反応させ、スル
ホニウム塩を側鎖に有する高分子スルホニウム塩水溶液
を得た。
この反応液を透析膜(セロチューブ、分子量分画800
0)を用いて水に対して1日間透析処理を行った。この
透析液をキャストし、減圧下で乾燥し、高分子中間体フ
ィルムを得た。
このフィルムを窒素雰囲気下で横型管状炉を用いて40
0℃、30分間静置加熱処理を行い、橙色のポリ−p−
フェニレンビニレンフィルムを得た。このフィルム厚み
は30μmであった。
このフィルムの赤外吸収スペクトルを測定したところ第
1図(a)の赤外吸収スペクトルを示した。
このフィルムを小片に切り、排気系として油回転ポンプ
と拡散ポンプを、また抵抗加熱装置を備えた真空蒸着装
置(日本真空■製 f!BH−6型)に仕込んだ。石英
ガラス板およびKBr板を基板として重合体の加熱温度
400℃、基板温度を室温にして真空度が10− ’T
orrに到達した後蒸着を開始し、10分間蒸着を行っ
た。
石英ガラス基板上には厚み520人の橙色の薄膜が生成
した。またKBr板上に得られた薄膜の赤外吸収スペク
トルを測定したところ、第1図(b)の赤外吸収スペク
トルを示し、蒸着に用いたフィルムの赤外吸収スペクト
ルとおなし特性吸収を示した。
実施例2 む−ブチルアルコールloo+a l 、ジメチルスル
ホキシド8.8rm 1にt−ブトキシカリウム12.
4gをン容解した?&、にp−フェニレンジクロリド8
.8gをジメチルスルホキシド100m1に溶解した液
を混合し、100℃で14時間反応させた。
反応後注澱物を固液分離し、2.7gの橙色粉末状ポリ
−p−フェニレンビニレンを得た。
得られた粉末を用いて実施例1と同様に蒸着したところ
ガラス基板°上に厚み450人の橙色の薄膜を得た。ま
たKOr板上に得られた薄膜は実施例1で得られた薄膜
とほぼ同様の赤外吸収スペクトルを示した。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリ−p−フェニレンビニレンフィルムおよび
真空蒸着で得られたポリ−p−フェニレンビニレンgi
tllの赤外吸収スペクトルを示す、     ・ 図面の浄書(内容に変更ない 第 1 口 点外呟収スペクトル 手続補正書(方式)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるp−フェニレンビニレン骨格を主要な繰り返
    し単位として含むポリ−p−フェニレンビニレンを蒸着
    処理することにより薄膜とすることを特徴とするポリ−
    p−フェニレンビニレン薄膜の製造方法。
JP9236986A 1986-04-23 1986-04-23 ポリ−p−フエニレンビニレン薄膜の製造方法 Granted JPS62250166A (ja)

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JPH0558059B2 JPH0558059B2 (ja) 1993-08-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211918A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH03190087A (ja) * 1989-12-20 1991-08-20 Sanyo Electric Co Ltd 有機el素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211918A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
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