JPH0725869B2 - ポリ−p−フェニレンビニレンの製造方法 - Google Patents
ポリ−p−フェニレンビニレンの製造方法Info
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- JPH0725869B2 JPH0725869B2 JP63179254A JP17925488A JPH0725869B2 JP H0725869 B2 JPH0725869 B2 JP H0725869B2 JP 63179254 A JP63179254 A JP 63179254A JP 17925488 A JP17925488 A JP 17925488A JP H0725869 B2 JPH0725869 B2 JP H0725869B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は高導電性を有するポリ−p−フェニレンビニレ
ンの製造方法に関する。この重合体は導電性高分子とし
て有用である。
ンの製造方法に関する。この重合体は導電性高分子とし
て有用である。
〈従来の技術〉 ポリ−p−フェニレンビニレンは導電性の直鎖状共役系
高分子として知られている。例えば特開昭59−199746号
公報に記載されているように、p−キシリレンビス(ジ
アルキルスルホニウムハライド)から塩基触媒を用いて
得られるスルホニウム塩を側鎖に有する可溶性高分子中
間体を得た後、熱処理により側鎖のスルホニウム塩を脱
離させることによりポリ−p−フェニレンビニレンが得
られる。
高分子として知られている。例えば特開昭59−199746号
公報に記載されているように、p−キシリレンビス(ジ
アルキルスルホニウムハライド)から塩基触媒を用いて
得られるスルホニウム塩を側鎖に有する可溶性高分子中
間体を得た後、熱処理により側鎖のスルホニウム塩を脱
離させることによりポリ−p−フェニレンビニレンが得
られる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、p−キシリレンビス(ジアルキルスルホ
ニウムハライド)を原料とする合成においては、熱処理
による脱スルホニウム塩化で、充分に共役化したポリ−
p−フェニレンビニレン構造を生成させるには350℃以
上の高温処理が必要である。例えば、p−キシリレンビ
ス(ジエチルスルホニウムブロミド)を原料として用い
るポリ−p−フェニレンビニレンの合成においては、20
0℃位までの熱処理では完全なポリ−p−フェニレンビ
ニレン構造にはならず、脱スルホニウム塩化時に副反応
により生じたチオエーテル基が側鎖に置換した構造単位
が生成し、完全な共役系生成にまで至らないことが報告
されている(ポリマーコニュミケーション、25巻327
頁)。また、熱分析の結果より、ここで生成する側鎖の
チオエーテル基を脱離して完全なポリ−p−フェニレン
ビニレン構造にするためには、300℃以上の高温熱処理
が必要であった。この様な高温での熱処理は脱離生成物
との反応など副反応が起こり、非共役結合生成の原因と
なることが予想され、高導電性のポリ−p−フェニレン
ビニレンが得られ難いと考えられていた。また、完全な
ポリ−p−フェニレンビニレン構造を得るためには高温
熱処理が必要であることから工業的に不利であり、用途
が限定される。このように比較的低温で充分な共役系高
分子となり、他の樹脂との混合や基板上へ塗布を行う場
合でも広い素材を選択できる共役系高分子が求められて
いた。本発明者らは上記の実情に鑑み、鋭意検討した結
果、従来のポリ−p−フェニレンビニレンの合成方法で
副次的に生じるチオエーテル基の生成を防止し、より低
温で充分に共役系構造を有するポリ−p−フェニレンビ
ニレンを得る方法を見出した。
ニウムハライド)を原料とする合成においては、熱処理
による脱スルホニウム塩化で、充分に共役化したポリ−
p−フェニレンビニレン構造を生成させるには350℃以
上の高温処理が必要である。例えば、p−キシリレンビ
ス(ジエチルスルホニウムブロミド)を原料として用い
るポリ−p−フェニレンビニレンの合成においては、20
0℃位までの熱処理では完全なポリ−p−フェニレンビ
ニレン構造にはならず、脱スルホニウム塩化時に副反応
により生じたチオエーテル基が側鎖に置換した構造単位
が生成し、完全な共役系生成にまで至らないことが報告
されている(ポリマーコニュミケーション、25巻327
頁)。また、熱分析の結果より、ここで生成する側鎖の
チオエーテル基を脱離して完全なポリ−p−フェニレン
ビニレン構造にするためには、300℃以上の高温熱処理
が必要であった。この様な高温での熱処理は脱離生成物
との反応など副反応が起こり、非共役結合生成の原因と
なることが予想され、高導電性のポリ−p−フェニレン
ビニレンが得られ難いと考えられていた。また、完全な
ポリ−p−フェニレンビニレン構造を得るためには高温
熱処理が必要であることから工業的に不利であり、用途
が限定される。このように比較的低温で充分な共役系高
分子となり、他の樹脂との混合や基板上へ塗布を行う場
合でも広い素材を選択できる共役系高分子が求められて
いた。本発明者らは上記の実情に鑑み、鋭意検討した結
果、従来のポリ−p−フェニレンビニレンの合成方法で
副次的に生じるチオエーテル基の生成を防止し、より低
温で充分に共役系構造を有するポリ−p−フェニレンビ
ニレンを得る方法を見出した。
本発明の目的は従来よりも低い熱処理温度で共役系とな
り、しかもより高い導電性を示すポリ−p−フェニレン
ビニレンを製造する方法を提供することである。
り、しかもより高い導電性を示すポリ−p−フェニレン
ビニレンを製造する方法を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は一般式(1) n:10以上の整数 X-:対イオン Y:炭素を3以上含む2価の基 で示される環状スルホニウム塩を側鎖とするポリ−p−
フェニレンビニレン中間体を熱処理して、環状スルホニ
ウム塩側鎖を脱離することを特徴とするポリ−p−フェ
ニレンビニレンの製造方法を提供することにある。
フェニレンビニレン中間体を熱処理して、環状スルホニ
ウム塩側鎖を脱離することを特徴とするポリ−p−フェ
ニレンビニレンの製造方法を提供することにある。
以下、本発明について詳述する。
本発明において一般式(1)の高分子スルホニウム塩の
合成方法としては一般式(2) X-:対イオン Y:炭素を3以上含む2価の基 で表されるp−キシリレンビススルホニウム塩モノマー
をアルカリで縮合重合することにより合成することがで
きる。
合成方法としては一般式(2) X-:対イオン Y:炭素を3以上含む2価の基 で表されるp−キシリレンビススルホニウム塩モノマー
をアルカリで縮合重合することにより合成することがで
きる。
上記一般式(2)で示されるp−キシリレンビススルホ
ニウム塩はp−キシリレンジハライドと環状スルフィド から合成することができる。
ニウム塩はp−キシリレンジハライドと環状スルフィド から合成することができる。
上記の環状スルフィドのYとしては炭素を3以上含む2
価の基、好ましくは3〜10、より好ましくは4〜6含む
2価の基である。また、Yの環を形成する炭素−炭素結
合の間に−O−(エーテル)または=C=O(ケトン)
結合を有したものであってもよく、 の具体例としては、例えば 等が挙げられる。
価の基、好ましくは3〜10、より好ましくは4〜6含む
2価の基である。また、Yの環を形成する炭素−炭素結
合の間に−O−(エーテル)または=C=O(ケトン)
結合を有したものであってもよく、 の具体例としては、例えば 等が挙げられる。
スルホニウム塩の対イオンX-は特に限定されず任意のも
のを用いることができる。例えば、ハロゲン、水酸基、
4弗化ホウ素、過塩素酸、カルボン酸、スルホン酸イオ
ン等を使用することができ、なかでも塩素、臭素、ヨウ
素などのハロゲンおよび水酸基イオンが好ましい。
のを用いることができる。例えば、ハロゲン、水酸基、
4弗化ホウ素、過塩素酸、カルボン酸、スルホン酸イオ
ン等を使用することができ、なかでも塩素、臭素、ヨウ
素などのハロゲンおよび水酸基イオンが好ましい。
高分子中間体はp−キシリレンビススルホニウム塩を水
単独でもしくは水に可溶な有機溶媒、例えばアルコール
類との混合溶媒中で、アルカリを用いて縮合重合して得
ることができる。好ましくは水単独もしくは水とこれに
可溶な有機溶媒との混合溶媒中で、さらにより好ましく
は水単独もしくは水とアルコール類の混合溶媒中で重合
するのが効果的である。
単独でもしくは水に可溶な有機溶媒、例えばアルコール
類との混合溶媒中で、アルカリを用いて縮合重合して得
ることができる。好ましくは水単独もしくは水とこれに
可溶な有機溶媒との混合溶媒中で、さらにより好ましく
は水単独もしくは水とアルコール類の混合溶媒中で重合
するのが効果的である。
縮合重合に用いるアルカリ溶液は、水もしくはスルホニ
ウム塩と反応しない有機溶媒、例えばアルコール類と水
の混合溶媒中でpH11以上の強い塩基性溶媒であることが
好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、第4級アンモニウム塩水酸化物、スルホニ
ウム塩水酸化物、強塩基性イオン交換樹脂(OH型)等を
用いることできるが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、強塩基性イオン交換樹脂が好適に使用できる。成形
性に富んだ高分子中間体を得るためには分子量が充分大
きいことが好ましく、少なくとも高分子中間体の重合度
が10以上、好ましくは30ないし50000で、例えば分画分
子量3500の透析膜による透析処理で透析されない分子量
を有するようなものが効果的に用いられる。
ウム塩と反応しない有機溶媒、例えばアルコール類と水
の混合溶媒中でpH11以上の強い塩基性溶媒であることが
好ましく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、第4級アンモニウム塩水酸化物、スルホニ
ウム塩水酸化物、強塩基性イオン交換樹脂(OH型)等を
用いることできるが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、強塩基性イオン交換樹脂が好適に使用できる。成形
性に富んだ高分子中間体を得るためには分子量が充分大
きいことが好ましく、少なくとも高分子中間体の重合度
が10以上、好ましくは30ないし50000で、例えば分画分
子量3500の透析膜による透析処理で透析されない分子量
を有するようなものが効果的に用いられる。
本発明の方法によれば、高分子中間体はスルホニウム塩
を側鎖に有する高分子量の高分子電解質(高分子スルホ
ニウム塩)として得ることができるが、後述するごと
く、熱、光、紫外線、強い塩基性条件等に敏感であり、
徐々に脱スルホニウム塩化が起こり、部分的に共役構造
を有する高分子スルホニウム塩と成り易く、不均質とな
ることがある。したがって、縮合重合反応は比較的低
温、すなわち、少なくとも50℃以下で重合溶媒が固化し
ない温度以上で、特に25℃以下の温度で反応を実施する
ことが好ましい。反応時間は特に限定はしないが、通常
1分〜50時間の範囲である。
を側鎖に有する高分子量の高分子電解質(高分子スルホ
ニウム塩)として得ることができるが、後述するごと
く、熱、光、紫外線、強い塩基性条件等に敏感であり、
徐々に脱スルホニウム塩化が起こり、部分的に共役構造
を有する高分子スルホニウム塩と成り易く、不均質とな
ることがある。したがって、縮合重合反応は比較的低
温、すなわち、少なくとも50℃以下で重合溶媒が固化し
ない温度以上で、特に25℃以下の温度で反応を実施する
ことが好ましい。反応時間は特に限定はしないが、通常
1分〜50時間の範囲である。
本発明の特徴は、高分子中間体が水単独もしくは水とこ
れに可溶な有機溶媒との混合溶媒、さらにはメタノール
などの有機溶媒にも可溶であり、特にその溶液から任意
の形状の成形物を作ることができ、比較的低温での処理
で共役系高分子となることである。高分子成形物を得る
には任意の方法が用いられる。またその形態に関しては
例えばフィルム、繊維、塗布膜、その他任意の成形物や
他の高分子との混合物を選ぶことができる。特に有用な
成形方法は高分子スルホニウム塩水溶液あるいはアルコ
ールとの混合溶液、あるいはアルコール単独溶液を用い
る方法であり、これからのキャストによるフィルム化ま
たは溶液紡糸にる繊維化、基質への溶液塗布を行う方法
である。このとき予め透析処理、再沈処理などにより脱
塩もしくは未反応物を除いた高分子スルホニウム塩溶液
を用いることが好ましい。
れに可溶な有機溶媒との混合溶媒、さらにはメタノール
などの有機溶媒にも可溶であり、特にその溶液から任意
の形状の成形物を作ることができ、比較的低温での処理
で共役系高分子となることである。高分子成形物を得る
には任意の方法が用いられる。またその形態に関しては
例えばフィルム、繊維、塗布膜、その他任意の成形物や
他の高分子との混合物を選ぶことができる。特に有用な
成形方法は高分子スルホニウム塩水溶液あるいはアルコ
ールとの混合溶液、あるいはアルコール単独溶液を用い
る方法であり、これからのキャストによるフィルム化ま
たは溶液紡糸にる繊維化、基質への溶液塗布を行う方法
である。このとき予め透析処理、再沈処理などにより脱
塩もしくは未反応物を除いた高分子スルホニウム塩溶液
を用いることが好ましい。
高分子中間体の脱スルホニウム塩処理によりポリ−p−
フェニレンビニレンを製造することができる。脱スルホ
ニウム塩処理は熱、光、紫外線、強い塩基処理などの条
件を適用することにより行うことできるが、充分に共役
の程度の高い高分子を得るには加熱処理が好ましい。ま
た、高分子スルホニウム塩の脱スルホニウム塩処理は不
活性雰囲気で行うことが好ましい。
フェニレンビニレンを製造することができる。脱スルホ
ニウム塩処理は熱、光、紫外線、強い塩基処理などの条
件を適用することにより行うことできるが、充分に共役
の程度の高い高分子を得るには加熱処理が好ましい。ま
た、高分子スルホニウム塩の脱スルホニウム塩処理は不
活性雰囲気で行うことが好ましい。
ここでいう不活性雰囲気とは処理中に高分子の変質を起
こさない雰囲気をいい、一般には窒素、アルゴン、ヘリ
ウムなどの不活性ガスを用いて行われるが、真空下ある
いは不活性媒体中でこれを行っても良い。
こさない雰囲気をいい、一般には窒素、アルゴン、ヘリ
ウムなどの不活性ガスを用いて行われるが、真空下ある
いは不活性媒体中でこれを行っても良い。
熱により脱スルホニウム塩処理を行う場合、余りの高熱
での熱処理は生成するポリ−p−フェニレンビニレンの
分解をもたらし、低温では生成反応が遅く実際的でない
ので、通常処理温度は0℃〜400℃、好ましくは80℃〜3
50℃が適する。また、処理時間は処理温度とのかねあい
で適宜時間を選ぶことができるが、1分〜10時間の範囲
が工業上実際的である。
での熱処理は生成するポリ−p−フェニレンビニレンの
分解をもたらし、低温では生成反応が遅く実際的でない
ので、通常処理温度は0℃〜400℃、好ましくは80℃〜3
50℃が適する。また、処理時間は処理温度とのかねあい
で適宜時間を選ぶことができるが、1分〜10時間の範囲
が工業上実際的である。
このようにして製造されるポリ−p−フェニレンビニレ
ンは側鎖にエチエーテルを持つ構造単位を生成しない。
すなわち、従来のp−キシリレンビス(ジエチルスルホ
ニウムブロミド)を原料として得たポリ−p−フェニレ
ンエチレンスルホニウム塩においては、100℃付近で脱
スルホニウム塩化し、共役系が生成するが、250℃位ま
での熱処理では、硫黄原子を1〜3重量%含有した高分
子が生成する。この硫黄原子は側鎖のチオエーテル基で
あると考えられ、完全な共役系は生成していない。さら
に、350℃以上の熱処理で硫黄原子は殆ど無くなり、側
鎖のチオエーテル基が脱離して、完全なポリ−p−フェ
ニレンビニレン構造となる。一方、本発明の製造方法に
よれば、例えば、p−キシリレンビス(テトラメチレン
スルホニウムブロミド)を原料とするポリ−p−フェニ
レンビニレンの合成においては、120℃付近で脱スルホ
ニウム塩化が起こるが、200℃位での熱処理で、硫黄原
子は1重量%以下となり、充分に脱スルホニウム塩化が
起こっており、エチエーテル基が側鎖に置換した構造単
位が実質的に生成していないことが、熱分析の結果より
明らかになった。従って、本発明方法によれば、従来よ
りも低い熱処理温度で容易により完全な共役系を持った
ポリ−p−フェニレンビニレンを得ることができる。
ンは側鎖にエチエーテルを持つ構造単位を生成しない。
すなわち、従来のp−キシリレンビス(ジエチルスルホ
ニウムブロミド)を原料として得たポリ−p−フェニレ
ンエチレンスルホニウム塩においては、100℃付近で脱
スルホニウム塩化し、共役系が生成するが、250℃位ま
での熱処理では、硫黄原子を1〜3重量%含有した高分
子が生成する。この硫黄原子は側鎖のチオエーテル基で
あると考えられ、完全な共役系は生成していない。さら
に、350℃以上の熱処理で硫黄原子は殆ど無くなり、側
鎖のチオエーテル基が脱離して、完全なポリ−p−フェ
ニレンビニレン構造となる。一方、本発明の製造方法に
よれば、例えば、p−キシリレンビス(テトラメチレン
スルホニウムブロミド)を原料とするポリ−p−フェニ
レンビニレンの合成においては、120℃付近で脱スルホ
ニウム塩化が起こるが、200℃位での熱処理で、硫黄原
子は1重量%以下となり、充分に脱スルホニウム塩化が
起こっており、エチエーテル基が側鎖に置換した構造単
位が実質的に生成していないことが、熱分析の結果より
明らかになった。従って、本発明方法によれば、従来よ
りも低い熱処理温度で容易により完全な共役系を持った
ポリ−p−フェニレンビニレンを得ることができる。
また、高分子スルホニウム塩中間体の成形物を延伸配向
させて熱処理することもできる。これらの延伸配向処理
は成形体単独、または膨潤溶媒中で脱スルホニウム塩処
理を行う前に、あるいは成形体単独では脱スルホニウム
塩化と同時に行うことができる。配向は成形方法を工夫
することで、例えば高い剪断力による押し出しなどでも
できるが、高分子スルホニウム塩溶液から高分子中間体
成形物を延伸加熱処理することにより高い配向性を付与
することができる。
させて熱処理することもできる。これらの延伸配向処理
は成形体単独、または膨潤溶媒中で脱スルホニウム塩処
理を行う前に、あるいは成形体単独では脱スルホニウム
塩化と同時に行うことができる。配向は成形方法を工夫
することで、例えば高い剪断力による押し出しなどでも
できるが、高分子スルホニウム塩溶液から高分子中間体
成形物を延伸加熱処理することにより高い配向性を付与
することができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の製造方法によれば、従来
よりも低い熱処理温度で容易に、チオエーテル基が側鎖
に置換した構造単位を殆ど有しないより完全な共役系を
有し、かつドーピングにより高導電性を与えるポリ−p
−フェニレンビニレンを得ることができる。また本発明
により電気、電子材料の応用が可能な種々の形状を有す
るポリ−p−フェニレンビニレンを得ることができる。
よりも低い熱処理温度で容易に、チオエーテル基が側鎖
に置換した構造単位を殆ど有しないより完全な共役系を
有し、かつドーピングにより高導電性を与えるポリ−p
−フェニレンビニレンを得ることができる。また本発明
により電気、電子材料の応用が可能な種々の形状を有す
るポリ−p−フェニレンビニレンを得ることができる。
〈実施例〉 以上本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが本
発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではな
い 実施例1 p−キシリレンビス(テトラメチレンスルホニウムブロ
ミド)44.0gをイオン交換水500mlに溶解した液を0〜5
℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換
した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った
0.25規定の水酸化ナトリウム溶液400mlを約30分かけて
滴下した。滴下後0〜5℃で引き続き6時間重合を行っ
たところ白色の沈澱物が生成した。重合液を中和し、ろ
過により沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノールに
可溶であった。そこで、この沈澱物をメタノールに溶解
した後、アセトンを加える方法で再沈処理を行ったとこ
ろ、少量の不溶物が生成した。このものはメタノールに
溶けにくかった。一方、ろ液をさらに濃縮したところ沈
澱が生じた。この沈澱物はメタノールに可溶であった。
この溶液からキャストし、窒素気流中で乾燥したとこ
ろ、淡黄色の中間体フィルムが得られた。高分子中間体
の熱分解特性を見るために発生ガス分析を四重極質量分
析計(日本真空技術MSQ300)で行った結果、スルフィド
(テトラヒドロチオフェンm/e=88)に相当するフラグ
メントピークのほかには脱離時の副反応として生成する
エチルブロミドなどのアルキルブロミド類のフラグメン
トピークは認められなかった。
発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではな
い 実施例1 p−キシリレンビス(テトラメチレンスルホニウムブロ
ミド)44.0gをイオン交換水500mlに溶解した液を0〜5
℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換
した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った
0.25規定の水酸化ナトリウム溶液400mlを約30分かけて
滴下した。滴下後0〜5℃で引き続き6時間重合を行っ
たところ白色の沈澱物が生成した。重合液を中和し、ろ
過により沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノールに
可溶であった。そこで、この沈澱物をメタノールに溶解
した後、アセトンを加える方法で再沈処理を行ったとこ
ろ、少量の不溶物が生成した。このものはメタノールに
溶けにくかった。一方、ろ液をさらに濃縮したところ沈
澱が生じた。この沈澱物はメタノールに可溶であった。
この溶液からキャストし、窒素気流中で乾燥したとこ
ろ、淡黄色の中間体フィルムが得られた。高分子中間体
の熱分解特性を見るために発生ガス分析を四重極質量分
析計(日本真空技術MSQ300)で行った結果、スルフィド
(テトラヒドロチオフェンm/e=88)に相当するフラグ
メントピークのほかには脱離時の副反応として生成する
エチルブロミドなどのアルキルブロミド類のフラグメン
トピークは認められなかった。
中間体フィルムを窒素雰囲気中200℃で熱処理したとこ
ろ黄褐色のフィルムが得られた。このフィルムは、赤外
吸収スペクトル測定の結果ポリ−p−フェニレンビニレ
ンであることが確認された。また、200℃で熱処理した
ものは、元素分析の結果、S(イオウ)の含有量が0.2
%であり、スルホニウム塩が殆ど脱離していることが判
った。さらにこのフィルムに電子受容体化合物であるSO
3を使用し、常法により室温で気相からのドーピングを
行ったところ、18.6S/cmの電導度を示した。なお電導度
の測定は四端子法で行った。
ろ黄褐色のフィルムが得られた。このフィルムは、赤外
吸収スペクトル測定の結果ポリ−p−フェニレンビニレ
ンであることが確認された。また、200℃で熱処理した
ものは、元素分析の結果、S(イオウ)の含有量が0.2
%であり、スルホニウム塩が殆ど脱離していることが判
った。さらにこのフィルムに電子受容体化合物であるSO
3を使用し、常法により室温で気相からのドーピングを
行ったところ、18.6S/cmの電導度を示した。なお電導度
の測定は四端子法で行った。
実施例2 p−キシリレンビス(テトラメチレンスルホニウムクロ
リド)17.5gをイオン交換水250mlに溶解した液を0〜5
℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換
した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った
0.25規定の水酸化ナトリウム溶液200mlを約30分かけて
滴下した。滴下途中で激しく増粘した。0〜5℃で引き
続き6時間重合を行い、弾力のあるゲル状物を得た。重
合液にアセトンを加えたところ沈澱が生成した。中和
後、ろ過により沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノ
ールに可溶であった。そこで、この沈澱物をメタノール
に溶解させ、実施例1と同様にアセトンを加える方法で
再沈処理を行い、白色の沈澱物を得た。この沈澱物はメ
タノールに可溶であった。この溶液をキャストし、窒素
気流中で乾燥したところ、淡黄色の中間体フィルムが得
られた。高分子中間体の熱分解特性を見るために熱分析
を行った結果、テトラヒドロチオフェンに相当するm/e
=88の分子イオンピークの他には脱離時の副反応として
生成するハロゲン化アルキルのフラグメントピークは認
められなかった。中間体フィルムを窒素雰囲気中200℃
で熱処理したところ黄褐色のフィルムが得られた。この
フィルムは、赤外吸収スペクトル測定の結果ポリ−p−
フェニレンビニレンであることが確認された。また、20
0℃で熱処理したものは、元素分析の結果、S(イオ
ウ)の含有量が0.8%であり、スルホニウム塩が殆ど脱
離していることがわかった。さらにこのフィルムに電子
受容体化合物であるSO3を使用し、常法により室温で気
相からのドーピングを行ったところ、19.3S/cmの電導度
を示した。なお電導度の測定は四端子法で行った。
リド)17.5gをイオン交換水250mlに溶解した液を0〜5
℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換
した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った
0.25規定の水酸化ナトリウム溶液200mlを約30分かけて
滴下した。滴下途中で激しく増粘した。0〜5℃で引き
続き6時間重合を行い、弾力のあるゲル状物を得た。重
合液にアセトンを加えたところ沈澱が生成した。中和
後、ろ過により沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノ
ールに可溶であった。そこで、この沈澱物をメタノール
に溶解させ、実施例1と同様にアセトンを加える方法で
再沈処理を行い、白色の沈澱物を得た。この沈澱物はメ
タノールに可溶であった。この溶液をキャストし、窒素
気流中で乾燥したところ、淡黄色の中間体フィルムが得
られた。高分子中間体の熱分解特性を見るために熱分析
を行った結果、テトラヒドロチオフェンに相当するm/e
=88の分子イオンピークの他には脱離時の副反応として
生成するハロゲン化アルキルのフラグメントピークは認
められなかった。中間体フィルムを窒素雰囲気中200℃
で熱処理したところ黄褐色のフィルムが得られた。この
フィルムは、赤外吸収スペクトル測定の結果ポリ−p−
フェニレンビニレンであることが確認された。また、20
0℃で熱処理したものは、元素分析の結果、S(イオ
ウ)の含有量が0.8%であり、スルホニウム塩が殆ど脱
離していることがわかった。さらにこのフィルムに電子
受容体化合物であるSO3を使用し、常法により室温で気
相からのドーピングを行ったところ、19.3S/cmの電導度
を示した。なお電導度の測定は四端子法で行った。
実施例3 実施例1で得た中間体フィルム(長さ2cm、幅2cm)を窒
素雰囲気下で、横型管状炉を用いて8倍まで延伸し、20
0℃、60分間加熱処理を行い、延伸ポリ−p−フェニレ
ンビニレンフィルムを得た。このフィルムの偏光赤外吸
収スペクトルを測定し、フェニレン基の環振動(1520cm
-1)の二色性よりPPVの配向性を調べた。この場合、二
色性が大きい方が高配向である。二色性は33.3であっ
た。さらにこのフィルムに電子受容体化合物であるH2SO
4を使用し、常法により室温で液相からのドーピングを
行ったところ、5時間で7.5×103S/cmの電導度を示し
た。
素雰囲気下で、横型管状炉を用いて8倍まで延伸し、20
0℃、60分間加熱処理を行い、延伸ポリ−p−フェニレ
ンビニレンフィルムを得た。このフィルムの偏光赤外吸
収スペクトルを測定し、フェニレン基の環振動(1520cm
-1)の二色性よりPPVの配向性を調べた。この場合、二
色性が大きい方が高配向である。二色性は33.3であっ
た。さらにこのフィルムに電子受容体化合物であるH2SO
4を使用し、常法により室温で液相からのドーピングを
行ったところ、5時間で7.5×103S/cmの電導度を示し
た。
実施例4 p−キシリレンビス(ペンタメチレンスルホニウムブロ
ミド)14.0gをイオン交換水150mlに溶解した液を0〜5
℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換
した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った
0.4規定の水酸化ナトリウム溶液75mlを約30分かけて滴
下した。滴下後0〜5℃で引き続き4時間重合を行った
ところ白色の沈澱物が生成した。重合液を中和し、ろ過
により沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノールに可
溶であった。そこで、この沈澱物をメタノールに溶解し
た後、アセトンを加える方法で再沈処理を行った。得ら
れた沈澱物はメタノールに可溶であった。この溶液から
キャストし、窒素気流中で乾燥したところ、淡黄色の中
間体フィルムが得られた。中間体フィルム(長さ3cm、
幅3cm)を窒素雰囲気下で、横型管状炉を用いて8倍ま
で延伸し、200℃で60分間加熱処理を行い、延伸ポリ−
p−フェニレンビニレンフィルムを得た。このフィルム
の偏光赤外吸収スペクトルの二色性は33.2であった。
ミド)14.0gをイオン交換水150mlに溶解した液を0〜5
℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換
した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った
0.4規定の水酸化ナトリウム溶液75mlを約30分かけて滴
下した。滴下後0〜5℃で引き続き4時間重合を行った
ところ白色の沈澱物が生成した。重合液を中和し、ろ過
により沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノールに可
溶であった。そこで、この沈澱物をメタノールに溶解し
た後、アセトンを加える方法で再沈処理を行った。得ら
れた沈澱物はメタノールに可溶であった。この溶液から
キャストし、窒素気流中で乾燥したところ、淡黄色の中
間体フィルムが得られた。中間体フィルム(長さ3cm、
幅3cm)を窒素雰囲気下で、横型管状炉を用いて8倍ま
で延伸し、200℃で60分間加熱処理を行い、延伸ポリ−
p−フェニレンビニレンフィルムを得た。このフィルム
の偏光赤外吸収スペクトルの二色性は33.2であった。
さらにこのフィルムに電子受容体化合物であるH2SO4を
使用し、常法により室温で液相からのドーピングを行っ
たところ、6時間で8.1×103S/cmの電導度を示した。
使用し、常法により室温で液相からのドーピングを行っ
たところ、6時間で8.1×103S/cmの電導度を示した。
比較例1 p−キシリレンビス(ジエチルスルホニウムブロミド)
8.9gをイオン交換水100mlに溶解した液を0〜5℃に氷
冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換した。
この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った0.4規
定の水酸化ナトリウム溶液50mlを約30分かけて滴下し
た。滴下後0.5℃で引き続き2時間重合を行った。重合
液を中和した後、透析膜を用いて透析処理し、中間体水
溶液を得た。この溶液からキャストし、窒素気流中で乾
燥したところ、淡黄色の中間体フィルムが得られた。高
分子中間体の熱分解特性を見るために発生ガス分析を行
った結果、スルフィドに相当するフラグメントピークの
ほかにm/e=108および110にエチルブロミドと考えられ
るフラグメントピークが認められた。中間体フィルムを
窒素雰囲気中200℃で熱処理したところ黄褐色のフィル
ムが得られた。このフィルムは、赤外吸収スペクトル測
定の結果ポリ−p−フェニレンビニレンであることが確
認された。また、200℃で熱処理したものは、元素分析
の結果、S(イオウ)の含有量は1.9%であった。次
に、得られた高分子フィルムを用いて、さらに発生ガス
分析を行った。350℃付近でエチルメルカプタンに相当
するm/e=62にフラグメントピークが認められた。200℃
で得られた高分子フィルムに電子受容体化合物であるSO
3を使用し、常法により室温で気相からのドーピングを
行ったところ、0.06S/cmの電導度を示した。なお電導度
の測定は四端子法で行った。なお、400℃熱処理フィル
ムに電子受容体化合物であるSO3を使用し、常法により
室温で気相からのドーピングを行ったところ、14.5S/cm
の電導度を示した。
8.9gをイオン交換水100mlに溶解した液を0〜5℃に氷
冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置換した。
この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行った0.4規
定の水酸化ナトリウム溶液50mlを約30分かけて滴下し
た。滴下後0.5℃で引き続き2時間重合を行った。重合
液を中和した後、透析膜を用いて透析処理し、中間体水
溶液を得た。この溶液からキャストし、窒素気流中で乾
燥したところ、淡黄色の中間体フィルムが得られた。高
分子中間体の熱分解特性を見るために発生ガス分析を行
った結果、スルフィドに相当するフラグメントピークの
ほかにm/e=108および110にエチルブロミドと考えられ
るフラグメントピークが認められた。中間体フィルムを
窒素雰囲気中200℃で熱処理したところ黄褐色のフィル
ムが得られた。このフィルムは、赤外吸収スペクトル測
定の結果ポリ−p−フェニレンビニレンであることが確
認された。また、200℃で熱処理したものは、元素分析
の結果、S(イオウ)の含有量は1.9%であった。次
に、得られた高分子フィルムを用いて、さらに発生ガス
分析を行った。350℃付近でエチルメルカプタンに相当
するm/e=62にフラグメントピークが認められた。200℃
で得られた高分子フィルムに電子受容体化合物であるSO
3を使用し、常法により室温で気相からのドーピングを
行ったところ、0.06S/cmの電導度を示した。なお電導度
の測定は四端子法で行った。なお、400℃熱処理フィル
ムに電子受容体化合物であるSO3を使用し、常法により
室温で気相からのドーピングを行ったところ、14.5S/cm
の電導度を示した。
比較例2 比較例1で得た中間体フィルム(長さ2cm、幅2cm)を窒
素雰囲気下で、横型管状炉を用いて10倍まで延伸し、37
0℃、60分間加熱処理を行い、延伸ポリ−p−フェニレ
ンビニレンフィルムを得た。このフィルムの偏光赤外吸
収スペクトルを測定し、フェニレン基の環振動(1520cm
-1)の二色性は48.3であった。さらにこのフィルムに電
子受容体化合物であるH2SO4を使用し、常法により室温
で液相からのドーピングを行ったところ、5時間で5.9
×103S/cmの電導度を示した。
素雰囲気下で、横型管状炉を用いて10倍まで延伸し、37
0℃、60分間加熱処理を行い、延伸ポリ−p−フェニレ
ンビニレンフィルムを得た。このフィルムの偏光赤外吸
収スペクトルを測定し、フェニレン基の環振動(1520cm
-1)の二色性は48.3であった。さらにこのフィルムに電
子受容体化合物であるH2SO4を使用し、常法により室温
で液相からのドーピングを行ったところ、5時間で5.9
×103S/cmの電導度を示した。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 n:10以上の整数 X-:対イオン Y:炭素を3以上含む2価の基 で示される環状スルホニウム塩を側鎖とするポリ−p−
フェニレンビニレン中間体を熱処理して、環状スルホニ
ウム塩側鎖を脱離することを特徴とするポリ−p−フェ
ニレンビニレンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63179254A JPH0725869B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | ポリ−p−フェニレンビニレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63179254A JPH0725869B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | ポリ−p−フェニレンビニレンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232121A JPH0232121A (ja) | 1990-02-01 |
JPH0725869B2 true JPH0725869B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16062635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63179254A Expired - Lifetime JPH0725869B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | ポリ−p−フェニレンビニレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725869B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5162470A (en) * | 1991-04-09 | 1992-11-10 | Stenger Smith John | Polymers with electrical and nonlinear optical properties |
US5210219A (en) * | 1991-04-09 | 1993-05-11 | Stenger Smith John | Bis-sulfonium salts of 2,5-dimethylstilbene |
KR100241363B1 (ko) * | 1997-10-13 | 2000-02-01 | 정선종 | 폴리(1,4-페닐렌비닐렌)(피피브이)합성을 위한 티오페녹시 선중합체를 이용한 피피브이 유도체의 컨쥬게이션 길이 조절방법 및그 조절된 피피브이 유도체를 갖는 전기 발광 소자 |
JP3863830B2 (ja) | 2002-09-20 | 2006-12-27 | 本田技研工業株式会社 | アクセルペダル |
CN102359292B (zh) * | 2011-11-02 | 2013-07-17 | 中国电力工程顾问集团华东电力设计院 | 用于塔式锅炉的桁架式大板梁体系 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61162518A (ja) * | 1985-01-09 | 1986-07-23 | Agency Of Ind Science & Technol | ポリフェニレンビニレン高強度、高弾性フィルムの製造方法 |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP63179254A patent/JPH0725869B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232121A (ja) | 1990-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |