JPS6224824Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6224824Y2 JPS6224824Y2 JP1982134857U JP13485782U JPS6224824Y2 JP S6224824 Y2 JPS6224824 Y2 JP S6224824Y2 JP 1982134857 U JP1982134857 U JP 1982134857U JP 13485782 U JP13485782 U JP 13485782U JP S6224824 Y2 JPS6224824 Y2 JP S6224824Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- clutch
- transmission member
- shaft side
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 16
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 7
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 6
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は油圧式多板クラツチ装置に関するもの
である。
である。
一般に所謂油圧式多板クラツチ装置では、クラ
ツチデイスク等にピストンを介して油圧をかける
ことによりクラツチを接続し、またこのピストン
の油圧を抜くことによりコイルスプリングの弾性
力を利用してクラツチを離反(接続解除)させる
構成になつている。しかし、この方式の場合に
は、コイルスプリングを設置するために軸方向に
比較的長いスペースを必要とし、装置をコンパク
ト化する上で不利になるという問題がある。
ツチデイスク等にピストンを介して油圧をかける
ことによりクラツチを接続し、またこのピストン
の油圧を抜くことによりコイルスプリングの弾性
力を利用してクラツチを離反(接続解除)させる
構成になつている。しかし、この方式の場合に
は、コイルスプリングを設置するために軸方向に
比較的長いスペースを必要とし、装置をコンパク
ト化する上で不利になるという問題がある。
このようなスペース上の問題を解消するため
に、一定ピツチに並べた複数枚のダイヤフラムス
プリングからなる組合せスプリングを利用し、上
述の一般方式とは逆にクラツチ接続のためにスプ
リングの弾性力を利用し、クラツチ離反のために
油圧をかけるようにしたものがある。しかし、こ
の方式は第5図に示すように、クラツチに作用す
る組合せスプリングのバネ特性F′が、個々のダ
イヤフラムスプリングのバネ特性a′,b′,c′を重
ね合せたものであるため、その実用域Rにおいて
バネ荷重とタワミ量とが正比例せず、多様に変化
するような特性となつている。このため、油圧に
よりスプリングのタワミ量(即ちピストンの圧着
ストローク)をコントロールして伝達トルクを漸
増させるようにし、クラツチの接続をシヨツクの
ない状態で行おうとしても、単純な油圧によるピ
ストン操作、特に足踏ペダルによる操作等によつ
てでは実施できないという難点がある。
に、一定ピツチに並べた複数枚のダイヤフラムス
プリングからなる組合せスプリングを利用し、上
述の一般方式とは逆にクラツチ接続のためにスプ
リングの弾性力を利用し、クラツチ離反のために
油圧をかけるようにしたものがある。しかし、こ
の方式は第5図に示すように、クラツチに作用す
る組合せスプリングのバネ特性F′が、個々のダ
イヤフラムスプリングのバネ特性a′,b′,c′を重
ね合せたものであるため、その実用域Rにおいて
バネ荷重とタワミ量とが正比例せず、多様に変化
するような特性となつている。このため、油圧に
よりスプリングのタワミ量(即ちピストンの圧着
ストローク)をコントロールして伝達トルクを漸
増させるようにし、クラツチの接続をシヨツクの
ない状態で行おうとしても、単純な油圧によるピ
ストン操作、特に足踏ペダルによる操作等によつ
てでは実施できないという難点がある。
本考案の目的は、上述のような従来の問題を解
消し、複数枚のダイヤフラムスプリングからなる
組合せスプリングによりクラツチ接続を行う装置
であつても、その組合せスプリングのバネ荷重と
タワミ量とが実用域において略正比例するように
し、クラチツチの接続をシヨツクのない状態に容
易にコントロールできるようにする油圧式多板ク
ラツチ装置を提供せんとすることにある。
消し、複数枚のダイヤフラムスプリングからなる
組合せスプリングによりクラツチ接続を行う装置
であつても、その組合せスプリングのバネ荷重と
タワミ量とが実用域において略正比例するように
し、クラチツチの接続をシヨツクのない状態に容
易にコントロールできるようにする油圧式多板ク
ラツチ装置を提供せんとすることにある。
上記目的を達成する本考案による油圧式多板ク
ラツチ装置は、駆動軸側の伝動部材と従動軸側の
伝動部材との間に複数枚が交互に保持されたクラ
ツチデイスクとプレートとを、複数枚のダイヤフ
ラムスプリングからなる組合せスプリングの附勢
力により接続すると共に、ピストンに作用する油
圧により接続を解除すべく構成した油圧式多板ク
ラツチ装置において、前記複数枚からなるダイヤ
フラムスプリング間に厚さの異なるスペーサを介
在させて、組合せスプリングの複合バネ特性を実
用域においてバネ荷重とタワミ量とが略正比例的
に変化すべく構成すると共に、前記クラツチデイ
スクと従動軸側の伝動部材一端に固設のバツクプ
レートとの間にウエーブスプリングを介在させて
なるものである。
ラツチ装置は、駆動軸側の伝動部材と従動軸側の
伝動部材との間に複数枚が交互に保持されたクラ
ツチデイスクとプレートとを、複数枚のダイヤフ
ラムスプリングからなる組合せスプリングの附勢
力により接続すると共に、ピストンに作用する油
圧により接続を解除すべく構成した油圧式多板ク
ラツチ装置において、前記複数枚からなるダイヤ
フラムスプリング間に厚さの異なるスペーサを介
在させて、組合せスプリングの複合バネ特性を実
用域においてバネ荷重とタワミ量とが略正比例的
に変化すべく構成すると共に、前記クラツチデイ
スクと従動軸側の伝動部材一端に固設のバツクプ
レートとの間にウエーブスプリングを介在させて
なるものである。
以下、本考案を図に示す実施例により説明す
る。
る。
第1図は本考案の実施例による油圧式多板クラ
ツチ装置を示し、中心線Cより上側をクラツチ接
合の状態にして示し、また中心線Cにより下側を
クラツチ離反の状態にしてそれぞれ示している。
ツチ装置を示し、中心線Cより上側をクラツチ接
合の状態にして示し、また中心線Cにより下側を
クラツチ離反の状態にしてそれぞれ示している。
この第1図において、1はクラツチカバーであ
つて、図示しない駆動軸側に装着される伝動部材
であり、また2はクラツチハブであつて、図示し
ない従動軸側に装着される伝動部材である。この
クラツチカバー1とクラツチハブ2とが軸方向に
おいて接当する部分に、スラストワツシヤ3が介
在している。クラツチカバー1には、このクラツ
チカバー1に係合する複数枚のリング状のプレー
ト5が同芯状に一定間隔に保持されている。ま
た、このクラツチカバー1の内側に挿入されたク
ラツチハブ2の外周面には軸方向にスプラインが
刻設され、このスプラインに嵌合させて複数枚の
クラツチデイスク6が同芯状に保持されている。
クラツチデイスク6と上記プレート5とは交互に
配置され、互いに圧着することによりクラツチカ
バー1側の動力をクラツチハブ2側へ伝達し、ま
た離反することにより動力伝達を断つようにす
る。クラツチハブ2の先端部にはスナツプリング
7により係止したバツクプレート8が設けられ、
クラツチデイスク6等の圧着荷重を受け止めるよ
うにしている。また、最端側に位置し、その片面
を金属板のままに構成したクラツチデイスク6′
と上記バツクプレート8との間には、ウエーブス
プリング9を介在させてある。
つて、図示しない駆動軸側に装着される伝動部材
であり、また2はクラツチハブであつて、図示し
ない従動軸側に装着される伝動部材である。この
クラツチカバー1とクラツチハブ2とが軸方向に
おいて接当する部分に、スラストワツシヤ3が介
在している。クラツチカバー1には、このクラツ
チカバー1に係合する複数枚のリング状のプレー
ト5が同芯状に一定間隔に保持されている。ま
た、このクラツチカバー1の内側に挿入されたク
ラツチハブ2の外周面には軸方向にスプラインが
刻設され、このスプラインに嵌合させて複数枚の
クラツチデイスク6が同芯状に保持されている。
クラツチデイスク6と上記プレート5とは交互に
配置され、互いに圧着することによりクラツチカ
バー1側の動力をクラツチハブ2側へ伝達し、ま
た離反することにより動力伝達を断つようにす
る。クラツチハブ2の先端部にはスナツプリング
7により係止したバツクプレート8が設けられ、
クラツチデイスク6等の圧着荷重を受け止めるよ
うにしている。また、最端側に位置し、その片面
を金属板のままに構成したクラツチデイスク6′
と上記バツクプレート8との間には、ウエーブス
プリング9を介在させてある。
一方、バツクプレート8とは反対側に位置する
クラツチハブ2上には、プレート10を介してこ
のプレート10に接圧可能にしたピストン11が
軸方向へ摺動可能に嵌合している。このピストン
11の内側は油圧室12となり、この油圧室12
は油路13を介して図示しない外部の油圧発生源
に接続されている。また、クラツチハブ2には、
ピストン11の摺動域を挟んでスプリング受15
が設けられ、このスプリング受15はスナツプリ
ング14により係止されている。スプリング受1
5とピストン11との間には組合せスプリング1
8が跨つている。この組合せスプリング18は、
後述するようにスプリング保持枠16に同径の複
数枚のダイヤフラムスプリング17をスペーサ1
9を介し不等ピツチに配列させることにより構成
されいる。
クラツチハブ2上には、プレート10を介してこ
のプレート10に接圧可能にしたピストン11が
軸方向へ摺動可能に嵌合している。このピストン
11の内側は油圧室12となり、この油圧室12
は油路13を介して図示しない外部の油圧発生源
に接続されている。また、クラツチハブ2には、
ピストン11の摺動域を挟んでスプリング受15
が設けられ、このスプリング受15はスナツプリ
ング14により係止されている。スプリング受1
5とピストン11との間には組合せスプリング1
8が跨つている。この組合せスプリング18は、
後述するようにスプリング保持枠16に同径の複
数枚のダイヤフラムスプリング17をスペーサ1
9を介し不等ピツチに配列させることにより構成
されいる。
上記複数枚のダイヤフラムスプリング17から
なる組合せスプリング18は、ピストン11をバ
ツクプレート8側へ向けて付勢し、クラツチデイ
スク6とプレート5とが常時圧着しクラツチが接
続状態となるようにしている。したがつて、逆に
上記油圧室12に油圧をかけ、ピストン11を組
合せスプリング18の弾性力に抗して図の右側へ
移動させると、クラツチデイスク6とプレート5
との圧着状態が解除されてクラツチが切断される
ことになる。
なる組合せスプリング18は、ピストン11をバ
ツクプレート8側へ向けて付勢し、クラツチデイ
スク6とプレート5とが常時圧着しクラツチが接
続状態となるようにしている。したがつて、逆に
上記油圧室12に油圧をかけ、ピストン11を組
合せスプリング18の弾性力に抗して図の右側へ
移動させると、クラツチデイスク6とプレート5
との圧着状態が解除されてクラツチが切断される
ことになる。
スプリング保持枠16に保持された複数のダイ
ヤフラムスプリング17は、厚さの異なるスペー
サ19が介在することにより不等ピツチに離間し
ている。そして、この不等ピツチの間隔は、個々
のダイヤフラムスプリング17のバネ特性の曲線
の重ね合せ、即ち組合せスプリング18の複合バ
ネ特性において、そのバネ荷重とタワミ量とが実
用域において略正比例する関係となるように調整
されている。
ヤフラムスプリング17は、厚さの異なるスペー
サ19が介在することにより不等ピツチに離間し
ている。そして、この不等ピツチの間隔は、個々
のダイヤフラムスプリング17のバネ特性の曲線
の重ね合せ、即ち組合せスプリング18の複合バ
ネ特性において、そのバネ荷重とタワミ量とが実
用域において略正比例する関係となるように調整
されている。
第4図は、上述した組合せスプリング18の複
合バネ特性を示したものである。3枚のダイヤフ
ラムスプリング17のバネ特性はそれぞれa,
b,cのようであり、このようなバネ特性を有す
る個々のダイヤフラムスプリング17は厚さの異
なるスペーサ19を介して異なるピツチp1,p2に
離間している。このように異なたピツチp1,p2の
配列にしたことにより、組合せスプリング18と
しての複合バネ特性は個々のバネ特性a,b,c
が重合して形成される曲線Fで示されるようにな
り、その実用域Rにおいてバネ荷重とタワミ量と
が略正比例する関係になつている。
合バネ特性を示したものである。3枚のダイヤフ
ラムスプリング17のバネ特性はそれぞれa,
b,cのようであり、このようなバネ特性を有す
る個々のダイヤフラムスプリング17は厚さの異
なるスペーサ19を介して異なるピツチp1,p2に
離間している。このように異なたピツチp1,p2の
配列にしたことにより、組合せスプリング18と
しての複合バネ特性は個々のバネ特性a,b,c
が重合して形成される曲線Fで示されるようにな
り、その実用域Rにおいてバネ荷重とタワミ量と
が略正比例する関係になつている。
したがつて、上記油圧式多板クラツチ装置にお
いてクラツチの断続操作をする場合は、ピストン
11の移動ストローク(したがつて、組合せスプ
リング18のタワミ量)に正比例してバネ荷重が
変化するため、油圧の単純な増圧だけにより伝達
トルクの漸増を容易にコントロールすることがで
きることになり、シヨツクの少ないクラツチ接続
を可能にする。また、走行系の動力伝達において
は、クラツチ機能の一つとして半クラツチ操作に
よる微速度走行が要求されるが、このようなコン
トロール操作を容易に行うことができるようにな
る。
いてクラツチの断続操作をする場合は、ピストン
11の移動ストローク(したがつて、組合せスプ
リング18のタワミ量)に正比例してバネ荷重が
変化するため、油圧の単純な増圧だけにより伝達
トルクの漸増を容易にコントロールすることがで
きることになり、シヨツクの少ないクラツチ接続
を可能にする。また、走行系の動力伝達において
は、クラツチ機能の一つとして半クラツチ操作に
よる微速度走行が要求されるが、このようなコン
トロール操作を容易に行うことができるようにな
る。
また、上述の実施例ではバツクプレート8とク
ラツチデイスク6′との間にウエーブスプリング
9を介在させている。このウエーブスプリング9
はクラツチの断続操作において、バツクプレート
8とクラツチデイスク6′とが第3図の離反状態
から第2図の完全圧着状態になるまでの間に、ウ
エーブスプリング9のタワミ量に相当する中間的
な圧着力を段階的に生じて微小トルクを伝達する
ことになる。即ち、第6図Bのピストンストロー
クと伝達トルクとの関係図及び第7図Bの油圧圧
力と伝達トルクとの関係図に示すように、ウエー
ブスプリング9のタワミ範囲Sにおいては緩やか
なトルク変化を行い、ウエーブスプリング9を介
在させない場合の変化を示す第6図A、第7図A
のような急激な変化をしないことになる。
ラツチデイスク6′との間にウエーブスプリング
9を介在させている。このウエーブスプリング9
はクラツチの断続操作において、バツクプレート
8とクラツチデイスク6′とが第3図の離反状態
から第2図の完全圧着状態になるまでの間に、ウ
エーブスプリング9のタワミ量に相当する中間的
な圧着力を段階的に生じて微小トルクを伝達する
ことになる。即ち、第6図Bのピストンストロー
クと伝達トルクとの関係図及び第7図Bの油圧圧
力と伝達トルクとの関係図に示すように、ウエー
ブスプリング9のタワミ範囲Sにおいては緩やか
なトルク変化を行い、ウエーブスプリング9を介
在させない場合の変化を示す第6図A、第7図A
のような急激な変化をしないことになる。
したがつて、上記ウエーブスプリング9が介在
させてあると、このウエーブスプリング9のタワ
ミ力により一定時間半クラツチ状態を保持するこ
とができることになり、クラツチ接続時にシヨツ
クのないトルク伝達を一層有利に行うことができ
る。
させてあると、このウエーブスプリング9のタワ
ミ力により一定時間半クラツチ状態を保持するこ
とができることになり、クラツチ接続時にシヨツ
クのないトルク伝達を一層有利に行うことができ
る。
上述したように、本考案による油圧式多板クラ
ツチ装置は、駆動軸側の伝動部材と従動軸側の伝
動部材との間に複数枚が交互に保持されたクラツ
チデイスクとプレートとを、複数枚のダイヤフラ
ムスプリングからなる組合せスプリングの附勢力
により接続すると共に、ピストンに作用する油圧
により接続を解除すべく構成した油圧式多板クラ
ツチ装置において、前記複数枚からなるダイヤフ
ラムスプリング間に厚さの異なるスペーサを介在
させて、組合せスプリングの複合バネ特性を実用
域においてバネ荷重とタワミ量とが略正比例的に
変化すべく構成すると共に、前記クラツチデイス
クと従動軸側の伝動部材一端に固設のバツクプレ
ートとの間にウエーブスプリングを介在させてな
るが故に、複数枚のダイヤフラムスプリングから
なる組合せスプリングの附勢力によりクラツチ接
続を行うクラツチ装置であつても、その組合せス
プリングのバネ荷重とタワミ量とが実用域におい
て略正比例するので、伝達トルクの増減を容易に
コントロールできるものでありながら、しかも、
クラツチデイスクとバツクプレートとの間に介在
したウエーブスプリングのタワミにより一定時間
半クラツチ状態を保持できるので、クラツチ接続
時にシヨツクのないトルク伝達を行うことができ
る。
ツチ装置は、駆動軸側の伝動部材と従動軸側の伝
動部材との間に複数枚が交互に保持されたクラツ
チデイスクとプレートとを、複数枚のダイヤフラ
ムスプリングからなる組合せスプリングの附勢力
により接続すると共に、ピストンに作用する油圧
により接続を解除すべく構成した油圧式多板クラ
ツチ装置において、前記複数枚からなるダイヤフ
ラムスプリング間に厚さの異なるスペーサを介在
させて、組合せスプリングの複合バネ特性を実用
域においてバネ荷重とタワミ量とが略正比例的に
変化すべく構成すると共に、前記クラツチデイス
クと従動軸側の伝動部材一端に固設のバツクプレ
ートとの間にウエーブスプリングを介在させてな
るが故に、複数枚のダイヤフラムスプリングから
なる組合せスプリングの附勢力によりクラツチ接
続を行うクラツチ装置であつても、その組合せス
プリングのバネ荷重とタワミ量とが実用域におい
て略正比例するので、伝達トルクの増減を容易に
コントロールできるものでありながら、しかも、
クラツチデイスクとバツクプレートとの間に介在
したウエーブスプリングのタワミにより一定時間
半クラツチ状態を保持できるので、クラツチ接続
時にシヨツクのないトルク伝達を行うことができ
る。
第1図は本考案の実施例による油圧式多板クラ
ツチ装置の縦断面図、第2図は第1図の−矢
視図、第3図は第1図の−矢視図、第4図は
同装置に使用されるスプリングのバネ特性図、第
5図は従来の装置に使用されるスプリングのバネ
特性図、第6図A,Bは伝達トルクとピストンス
トロークとの関係図であり、第6図Aはウエーブ
スプリングを介在しない場合、第6図Bはウエー
プスプリングを介在した場合をそれぞれ示し、ま
た第7図A,Bは伝達トルクと油圧圧力との関係
図であり、第7図Aはウエーブスプリングを介在
しない場合、第7図Bはウエーブスプリングを介
在した場合をそれぞれ示している。 1……クラツチカバー(伝動部材)、2……ク
ラツチハブ(伝動部材)、5……プレート、6…
…クラツチデイスク、11……ピストン、12…
…油圧室、16……スプリング保持枠、17……
ダイヤフラムスプリング、18……組合せスプリ
ング、19……スペーサ。
ツチ装置の縦断面図、第2図は第1図の−矢
視図、第3図は第1図の−矢視図、第4図は
同装置に使用されるスプリングのバネ特性図、第
5図は従来の装置に使用されるスプリングのバネ
特性図、第6図A,Bは伝達トルクとピストンス
トロークとの関係図であり、第6図Aはウエーブ
スプリングを介在しない場合、第6図Bはウエー
プスプリングを介在した場合をそれぞれ示し、ま
た第7図A,Bは伝達トルクと油圧圧力との関係
図であり、第7図Aはウエーブスプリングを介在
しない場合、第7図Bはウエーブスプリングを介
在した場合をそれぞれ示している。 1……クラツチカバー(伝動部材)、2……ク
ラツチハブ(伝動部材)、5……プレート、6…
…クラツチデイスク、11……ピストン、12…
…油圧室、16……スプリング保持枠、17……
ダイヤフラムスプリング、18……組合せスプリ
ング、19……スペーサ。
Claims (1)
- 駆動軸側の伝動部材と従動軸側の伝動部材との
間に複数枚が交互に保持されたクラツチデイスク
とプレートとを、複数枚のダイヤフラムスプリン
グからなる組合せスプリングの附勢力により接続
すると共に、ピストンに作用する油圧により接続
を解除すべく構成した油圧式多板クラツチ装置に
おいて、前記複数枚からなるダイヤフラムスプリ
ング間に厚さの異なるスペーサを介在させて、組
合せスプリングの複合バネ特性を実用域において
バネ荷重とタワミ量とが略正比例的に変化すべく
構成すると共に、前記クラツチデイスクと従動軸
側の伝動部材一端に固設のバツクプレートとの間
にウエーブスプリングを介在させてなる油圧式多
板クラツチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982134857U JPS5939326U (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | 油圧式多板クラツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982134857U JPS5939326U (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | 油圧式多板クラツチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5939326U JPS5939326U (ja) | 1984-03-13 |
JPS6224824Y2 true JPS6224824Y2 (ja) | 1987-06-25 |
Family
ID=30303742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982134857U Granted JPS5939326U (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | 油圧式多板クラツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939326U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4770920B2 (ja) | 2008-11-26 | 2011-09-14 | トヨタ自動車株式会社 | ウェーブスプリングの挟持構造および摩擦係合装置 |
JP5669641B2 (ja) | 2011-03-22 | 2015-02-12 | ジヤトコ株式会社 | 多板式摩擦係合機構 |
CN104736874A (zh) * | 2012-09-26 | 2015-06-24 | 加特可株式会社 | 自动变速器的离合器控制装置 |
KR20150048169A (ko) * | 2012-09-26 | 2015-05-06 | 쟈트코 가부시키가이샤 | 자동 변속기 및 자동 변속기의 제어 방법 |
Citations (2)
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Family Cites Families (1)
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1982
- 1982-09-07 JP JP1982134857U patent/JPS5939326U/ja active Granted
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Also Published As
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JPS5939326U (ja) | 1984-03-13 |
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