JPS62247986A - 二輪車のフレ−ム構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二輪車のフレーム構造に係り、特にフレーム前
半分にオイルタンクを太き（形成し、かつその剛性を高
めるよう左右合わせ構造とした二輪車のフレーム構造に
係る。

〔従来の技術〕

従来、フレーム前半部とフレーム後半分とを溶接で一体
として、そのフレーム前半部をオイルタンクとして使用
する自動二輪車のフレーム構造は例えば特公昭５１−３
９４１２号等により知ら丸でいる。

このフレーム構造は、第９図に示すようにフレーム前半
部をヘッドパイプ５に先端部を固着したメインチューブ
１６と該メインチューブ１６の下方に配して先端部をメ
インチューブ１６に連通状に固着したダウンチューブ１
７と該ダウンチューブ１７とメインチューブ１６間に連
通状に配設したテンションパイプ１８とで構成し、該メ
インチューブ１６．ダウンチユーブ１７．テンションバ
イブ１８部分がオイルタンクに形成されてメインチュー
ブ１６に形成した給油口１６Ａから給油される。

またメインチューブ１６の後端部には溶接によってシー
トピラ−１９上端部をｔ９涜し、ダウンチューブ１７下
端部にはアンダーチューブ２０上端部を溶接する。この
溶接する部分の液密確保のための倉入すな加工の加工効
率の向上を図るために、メインチューブ１６の後端部お
よびダウンチューブ１７の下端部に各々ブラケット２１
．２２を溶接一体にしである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記従来のフレーム構造においてはフレーム前半部にお
ける特にオイルタンクを構成する部分が、メインチュー
ブ、ダウンチューブ、テンションパイプの３部材から成
り、その接合部は三ケ所であって、溶接部分のピンホー
ル等をなくすためには倉入すな加工を要求され、加工効
率が悪い。またフレーム後半部との溶接連結部の液密確
保のための加工効率の向上を図るためにブラケット２１
゜２２を外部に溶接しであるものは美観上も好ましくな
（、かつ美観保持のための後加工、例えばハリ取り等の
手間を要した。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は加工効率が高く、フレーム前半部に於けるフレ
ーム後半部との溶接部分の剛性も高く、美観上もすぐれ
た二輪車のフレーム構造を提供することを目的として開
発したもので、具体的な手段として、 （１）　　フレーム前半部をオイルタンクに構成し、こ
れにフレーム後半部を一体に連結するフレーム構造にお
いて、前記フレーム前半部をヘッドパイプと油槽板とで
構成し、該油槽板は二枚対面状として基端部をヘッドパ
イプに接合すると共に、後部をメインチューブに該当す
る上枝部とダウンチューブに該当する下枝部とで側面略
フ字形に形成して、周縁部には各々対面方向に向けて周
縁板部を突出形成すると共に、対向する周縁板部は片方
の端部が他方に内嵌するよう構成し、該嵌合部を溶接し
てメインチューブを兼ねた油槽を形成したことを特徴と
する二輪車のフレーム構造、を構成するものである。

（２）また好ましくは、前記油槽は、フレーム後半部と
溶接する部分内側に補剛性板を一体に内設して成ること
を特徴とするものである。

〔作用〕

本発明においてフレーム前半部はヘッドパイプと油Ｍ板
でメインチューブとダウンチューブを兼ねる油槽を形成
している。従って、油槽はオイルタンクとして使用する
と共に、メインチューブとしてフレーム後半部における
シートピラーを連結し、またダウンチューブとしてアン
ダーチューブ或いはエンジン前下部を連結することがで
きるが、油槽板の２枚合わせで袋状に形成しであるため
、この油槽部分の形状は自由に変化させることができ、
また溶接部の補強材はあらかじめ内装させておくことが
できるので、作業性もよ（、美観形成に大きく作用する
。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

フレーム構造１は、フレーム前半部２にフレーム後半部
３を溶接により一体に連結するものである。

フレーム前半部２はヘッドパイプ４に２枚の油槽板５．
６の基端部を溶接してメインパイプに該当する上枝部７
とダウンチューブに該当する下枝部８とを兼用するよう
両油槽Ｆｉ５．６を側面略フ字形に構成して油槽９を形
成している。

各油槽板５．６はその周縁部を各々対向方向に曲成して
周縁板部５Ａ、６Ａを形成して全皿状に構成し、対向す
る油槽板５．６の周縁板部５Ａ。

６Ａ先端片方が他方側へ内嵌するよう構成して重合部を
溶接１０して、ヘッドパイプ４と両油槽坂５．６間の袋
部を油１ｆＩ９として形成している。

前記油槽９の第１図中上部でヘッドパイプ４寄りに給油
口９Ａを形成すると共に、その位置の油槽板６側面にオ
イルパイプジヨイント９Ｂを付設しである。

また前記下枝部８には、第１図、第６図に示すように、
２個一対のエンジンハンガ取付部材１）　。

１）．１）．１）を上下に配列し両油槽板５，６間に水
平かつ平行に架設してあり、下枝部８下端縁部にはエン
ジン、クランクケースへの送油パイプを連結するバイブ
ジョイン１−９Ｃを付設しである。

前記各種付属部材９Ａ、９Ｂ、９Ｇ、１）は各々油槽板
５．６に形成された取付孔に嵌合させて溶接により固定
して液密性を確認する。

以上の構成でフレーム前半部２は基部がオイルタンクと
して機能し、上枝部はメインチューブとして機能し、下
枝部はダウンチューブとして機能する。

しかして、第２図に示すように上枝部７後端縁部にフレ
ーム後半部３のシートピラ−３Ａ先端部を、下枝部９下
端縁部にアンダーチューブ３Ｂ先端部を各々溶接により
連結するものである。

しかしながら、この溶接によりフレーム後半部３を連結
する部位のピンホールの発生を防止するための倉入すな
加工の加工効率と剛性を高めるためには、その部分の油
槽板５．６内部に補剛性板１２．１２，１３．１３を内
設している。

第７図は第１図におけるＣ−Ｃ断面図であり、補剛性板
１２．１２は両油槽板５，６の内面に密着するよう断Ｗ
ｉ略コ字形に形成してあり、両油槽板５，６を溶接して
一体にする前にこれら補剛性板１２．１２を油槽板５．
６内面に嵌装して溶接により固定する。これによってこ
の上枝部７後端部のシートピラー３Ａ、３Ａを溶接する
部分は肉厚にすることができてスピーディな加工で完全
な液密性と剛性を高めることができる。

第８図は第１図におけるＤ−Ｄｌｊｉ面図を示しており
、下枝部８下端縁部のアンダーチューブ３Ｂ。

３Ｂを溶着する部分において、両油槽坂５，６内面に補
剛性板１３．１３を嵌装して溶接により固定している。

該補剛性板１３，１３は前記上枝部における補剛性板Ｌ
２．１２と略同じ態様のものである。これによって、ダ
ウンチューブに該当する下枝部８におけるアンダーチュ
ーブ３Ｂとの溶接部分は肉厚に構成できてスピーディな
加工で完全な液密性と剛性を高めることができる。

なお第２図中符号３Ｃはシートレール、３Ｄはバックス
テーである。また第１図における給油口９Ａには図示省
略したキャップを冠着するつ上記構成の本発明において
は、従来例におけるメインチューブとダウンチューブと
を対面する２枚の油槽板５．６で袋状に形成するため、
チューブとチューブを連結するような大きさや形状の制
約はなく第１図に示すように側面形状を自由に変化させ
ることができ、デザイン面での向上、油槽の容量スペー
スの確保充実を計れると共に、継目部分は周面に沿って
いるため溶接工程のＷ１素化、特にロボット溶接の単純
化及びスピード化による加工効率の向上を図ることがで
きる。

また油槽板５，６は垂直方向に重合部があって、阿り性
にプラスとなり、フレーム後半部との溶接部分において
、補剛性板を内嵌するについても、両油槽板５．６を袋
合わせする前に溶接することができるので簡単に確実に
補強することができ、かつ外面に補剛性板が表出しない
ので美観上もすぐれスピーディな溶接加工で確実な液密
を確保できる。

〔効果〕

本発明は次のようなすぐれた効果を有している。

Ａ、デザイン面、美観面で向上が図れる。

Ｂ、加工性にす（れ組立コストの低減を図ることができ
る。

Ｃ，オイルタンク容量を充分に確保できる。

Ｄ、フレーム前半部とフレーム後半部との溶接部分の剛
性を高める手段を美観を損なわずに容易に実施できし、
スピーディな溶接加工でも確実な液密性をｆｌ！保てき
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係り、第１図はフレーム前半部の側面図
、第２図はフレーム構造全体側面図、第３図は第１図に
おけるＺ矢視図、第４図は第１図におけるＡ−Ａ断面図
、第５図は第１図におけるＢ−Ｂ断面図、第６図は第１
図におけるＹ矢視図、第７図は第１図におけるＣ−Ｃ断
面図、第８図は第１図におけるＤ−Ｄ断面図、第９図は
従来例フレーム構造側面図。 １・・・フレーム構造　　　２・・・フレーム前半部３
・・・フレーム構造半ｉＪ　　　３Ａ・・・シートピラ
ー３Ｂ・・・シートレール　　　３Ｃ・・・アンダーチ
ューブ３Ｄ・・・ハックステー　　　４・・・ヘッドパ
イプ５．６・・・油槽板　　　　　５Ａ、６Ａ・・・周
縁板部７・・・上枝部　　　　　　８・・・下枝部９・
・・油槽　　　　　　　９Ａ−・給油口９Ｂ、９Ｃ・・
・パイプジヨイント １０・・・溶接 １）・・・エンジンハンガ取付部材 １２．１３・・・補剛性板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレームの前半部をオイルタンクに構成し、これ
   にフレーム後半部を一体に連結するフレーム構造におい
   て、前記フレーム前半部をヘッドパイプと油槽板とで構
   成し、該油槽板は二枚対面状として基端部をヘッドパイ
   プに接合すると共に、後部をメインチューブに該当する
   上枝部とダウンチューブに該当する下枝部とで側面略フ
   字形に形成して、周縁部には各々対面方向に向けて周縁
   板部を突出形成すると共に対向する周縁板部は片方の端
   部が他方に内嵌するよう構成し、該嵌合部を溶接してメ
   インチューブとダウンチューブを兼ねた油槽を形成した
   ことを特徴とする二輪車のフレーム構造。
2. （２）前記油槽は、フレーム後半部と溶接する部分内側
   に補剛性板を一体に内装して成ることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載する二輪車のフレーム構造。