JPS62247899A - 汚泥の脱臭方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は下水汚泥、し原汚泥、製紙工場の汚泥、と場の
汚泥などであって硫化水素、メチールメ人・カプタン、
アンモニア、アミン類によって悪臭會発生する汚泥の脱
臭方法に関するものである。

従来の技術 従来、これらの汚泥の脱水には塩化第２鉄と消石灰を用
いる方法が行なわれていたが、最近では消エネルギー型
としてベルトプレスによる脱水方法が実施されている。

この方法は、有機高分子を用いて中性領域で脱水が行な
われるので腐敗が速く悪臭気の発生量が多く、作業環境
上からも問題となっている。

この対策の１つとして本発明者らは、３価の鉄を主成分
とするポリ硫酸鉄溶液を有機高分子と併用することによ
って、脱水ケーキの含水率を低下すると同時に脱臭効果
があることを見出し、第２２回下水道研究発表会（昭和
６０年６月）で提案した。

また、下水汚泥などの脱臭について過酸化水素が有効で
あることも東京部下水道局によって発表されている。

発明が解決しようとする問題点 ところがこれらの方法は、ポリ硫酸鉄や過酸化水素を大
量に用いる必要があることと、過剰の過酸化水素などに
よって装置が腐食されるなどの問題がある。本発明者ら
はこれらの問題を解決するため、種々検討を行なったと
ころ、（１）３価の鉄は嫌気性汚泥と接すると一部が２
価の鉄に還元されること、（２）この還元された２価の
鉄は反応性に富んでおシ硫化物とすぐ反応すること、（
３）３価の鉄が存在しないと脱臭効果が悪いこと、（４
）過酸化水素、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤と併用す
ると脱臭効果が著しく向上すること、（５）ポリ硫酸鉄
、塩化第２鉄などの３価の鉄を主成分とする凝集剤のみ
で脱臭すると使用量が多いため汚泥の止が低下（ｐＨ５
以下〕シ、脱水機などに腐食をおこす。

ｔ’ｉ過酸化水素、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤のみ
で脱臭を行なうと悪臭物質１モル当９５〜１０倍のモル
数が必要であり著しく腐食をおこすことなどを知見した
。

問題点を解決するための手段及びその作用本発明は上記
の知見に基ずくもので、硫化水素、メチールメルカプタ
ン、アンモニア、アミン類のいずれか１種以上の成分か
らなる悪臭物質を含んでいる汚泥に、３価の鉄塩と酸化
剤を添加する汚泥の脱臭方法である。本発明で３価の鉄
塩としたのは、３価の鉄が一部悪臭物質と接して２価の
鉄となり、これが悪臭物質と反応して硫化鉄となり２価
の鉄がほとんど残らずに済む。このために、２価の鉄を
多く用いた時のようにｐＨ’ｉ９以上として鉄のフロッ
クを作る必要が彦くアルカリの使用量は激減する。３価
の鉄量は悪臭物質と同モル以下でよ＜ｐＨはほとんど低
下しない。特に酸化剤と２価の鉄との反応ではフェント
ン基が発生し、これが分解しにくい悪臭物質を分解する
のでょシ脱臭効果を向上している。本発明で用いる酸化
剤としては、過酸化水素、次亜塩素酸ソーダなどのいず
れでもよいが、その添加量は悪臭物質と同モル以下で、
従来の過酸化水素のみの脱臭方法に比べ１１５〜１／１
０で良い。反応は上記のように鉄が触媒として働いてい
るので脱水機や周辺機器全酸化腐食することはほとんど
ない。

薬品の添加順序は好ましくは３価の鉄塩を添加した後に
酸化剤の添加であるが、同時に添加する方法でもよい。

実施例 製紙工場の凝集沈澱汚泥で硫化水素ｉ　３０００■Ａ７
、メチールメルヵブタンｋ　８０　ＴｎｙＡＣｙ含んで
いる原汚泥にポリ硫酸鉄溶液（Ｆｅ３＋１６０　ｆ／７
’Ｌ　、　ＳＯ２，３７５？／Ｌの溶液〕を添カル、っ
ぎに過酸化水素（Ｈ２Ｏ２３０％溶液）を添加して脱臭
処理をした結果と従来法により脱臭処理をした結果を第
１表に示す。

第　　　１　　　表 発明の効果 本発明は、３価の鉄塩（例えばポリ硫酸鉄）と酸化剤を
汚泥に併用添加する脱臭方法であるが、ポリ硫酸鉄や過
酸化水素をそれぞれ単独で使用する方法に比べ著しく添
加量を少なくしても悪臭成分を除去することができる。

ｔｉ添加量が少ないから、汚泥のｐＨ低下や過剰の酸化
剤による機器の腐食も大巾に軽減されるので、その実用
上の効果は大なるものがある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 硫化水素、メチールメルカプタン、アンモニア、アミン
   類のいずれか１種以上の成分からなる悪臭■物質を含ん
   でいる汚泥に３価の鉄塩と酸化剤を添加することを特徴
   とする汚泥の脱臭方法。