JPS62246840A

JPS62246840A - 磁気ヘッド用結晶化ガラス

Info

Publication number: JPS62246840A
Application number: JP9037086A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Ninomiya; 二宮　正幸; Hiroki Yamazaki; 博樹山崎
Original assignee: Nippon Electric Glass Co Ltd
Current assignee: Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date: 1986-04-18
Filing date: 1986-04-18
Publication date: 1987-10-28
Also published as: JPH0428660B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、電子部品材料に用いられる部材、特にコンピ
ュータの記録装置等に使用されるフ胃ブピーディスクド
ライブ用ヘッドのフェライトやセラミックス等を加圧ｔ
ｊｉａするのに適した結晶化ガラスに関するものである
。

従来技術一般にフロッピーディスクドライブ用ヘッドは、図面に
示すようにフェライトからなる記録再生ヘッドｌ及び消
去ヘッド２とセラミックスからなる磁気分離帯としての
センタースペーサ３、ヘッドの摩耗を防止するスライダ
ー４で構成されており、ヘッドｉ２は各々ギャップ部５
及び補強ガラス６を有している。従来よりヘッド１．２
とセンタースペーサ３、スライダー４とのｔ［には育機
接着剤が用いられていたが、温湿度の変化によりセンタ
ースペーサ３やスライダー４と精密な相対位置を保持し
ているヘッド１．２が移動し、特性が劣化するという問
題があるため、最近ではを機接着材に代、て封着用ガラ
スが用いられている。しかしながら封着用ガラスは、接
着界面に気泡が混入しやすく、特にヘッド１．２の表面
に気泡が混在するとディスクの磁性粉がそこに沈着して
ディスクの磁気記録面を傷つけ、磁気特性を悪（すると
いう間層がある。

またスライダー４としてセラミックス以外にも結晶化ガ
ラスが用いられているが、表面粗度が大きいためヘッド
１．２とのｔ［性が悪いと共にヘッド１，２やセンター
スペーサ３と接着する場合必ず接着剤が必要であった。

すなわち一般に結晶化ガラスをスライダーとして直接ヘ
ッド１．２やセンタースペーサ３とａｔする場合、結晶
化ガラスの接着温度がギャップ部５の封着温度より高い
と接着時にギヤツブ部５０育機接着剤や封着用ガラスが
軟化し、完成したヘッド１．２のギャップ長やトラック
幅に変形が生じやすくなるが、従来の結晶化ガラスの屈
伏点は８５０℃以上であり、スライダー４として用いた
場合接着温度がギャップ部５の封着温度より高くなりや
すくなるからであ、　　る。

発明の目的本発明は、上記悶履点に鑑みなされたもので、電子部品
材料に用いられる部材として、接着剤を用いることなく
直接フェライトやセラミックス等と低温加熱によって強
固に加圧接着することができ、発泡が少なく、機械的強
度が高い結晶化ガラスを提供することを目的とするもの
である。

発明の構成本発明の結晶化ガラスは、重量％で、５ｉＯｚ　００〜
８５％％　ＬｉｚＯ７〜１５Ｌに２Ｏｌ〜７％、Ｎａ２
Ｏ　　０．１〜７％、ＫｘＯ＋　ＮａｔＯ２〜１４％、
ＰｚＯｓ　Ｏ，１〜５％、＾１ＬＯ３Ｉ＝司０篤、Ｐｂ
００−１５％、８ｔＯａＯ〜７％の組成を含存シ、且つ
上記成分の合計が９５％以上であることを特徴とする。

本発明における結晶化ガラスの組成範囲を上記のように
限定した理由は以下のとおりである。

５１眞が６０％より少ない場合は、化学耐久性が悪（な
り、８５％より多い場合は、ガラスの作業性が悪（なる
。

Ｌｉ１Ｏが７％より少ない場合は、結晶化度が低くなっ
て熱膨張係数が高（なりすぎ、１５％より多い場合は、
結晶化度が上がり屈伏点が高くなりすぎる。

ＫｚＯが１％より少ない場合は、屈伏点が高くなりすぎ
、７％より多い場合はガラスが結晶化しにくくなる。

Ｎａｎｏが０．１％より少ない場合は、屈伏点が高（な
りすぎ、　１％より多い場合はガラスが結晶化しにくく
なる。

Ｋ冨０とＮａｎｏの合量が２瓢より少ない場合は、屈伏
点が高くなりすぎ、１４％より多い場合はガラスが結晶
化しに（くなる。

Ｐ工０＠が０．１蔦より少ない場合は、不均質な結晶が
析出してクラックが入り易（なり、５′Ｌより多い場合
は、ガラスが分相すると共に失透し易くなる。

＾１＊ｏｓが１％より少ない場合は、ガラスが分相し易
（なり、１０％より多い場合は、ガラスの溶融が困難と
なる。

ＰｂＯが１５％より多い場合は、ガラスが結晶化しに（
くなる。

Ｂ−墨が７％より多い場合は、結晶物にクラックが入り
易くなる。

また本発明の結晶化ガラスは、上記成分以外にもＺｎＯ
１Ｍｇ０１Ｃａｂ、Ｂａｄ、ＳｒＯ，Ｚｒ８愈、Ｔｒｏ
ｔ％５ｎＱｔの各成分を５％まで添加することが可能で
ある。

上記の組成を存する本発明の結晶化ガラスは、屈伏点が
６３０〜８５０℃と低いためへフド１．２のギャップ長
やトラック幅を変形させることな（低温加熱によって表
面層のガラスマトリックス相を軟化させてヘッド１．２
と良好な平行度を保ちながらフェライトやセラミックス
を加圧ｔｘｔすることができる。また熱膨張係数が８５
〜１３５Ｘ　１０　　／”Ｃであるため特にフェライト
とのＩＩＩに適している。

さらに本発明の結晶化ガラスは、研磨加工した後の表面
粗度が３００λ以下と小さく、そのため接着性が良く、
且つセンタースペーサ３として用いた場合ディスクの磁
気記録面を傷つけにくい。

以上の各特性を存する本発明の結晶化ガラスば、所望の
大きさに切断研磨するだけで寸法精度に優れたセンター
スペーサ３やスライダー４を得ることが可能である。

実施例以下実施例により本発明を説明する。

次表は、本発明に係るガラス組成及び屈伏点、熱膨張係
数、曲げ強度を示したものである。

以　　下　　余　　白表のＮ１１−１０の試料は次のように調製した。

試料ｍｔ〜ｌＯの各ガラス組成になるようにガラス原料
を調合し、白金ルツボを用いて１４００〜１５００℃で
５〜１０時間溶融した後、溶融ガラスをカーボン鋳型に
流し込んで成形し、これを４５０〜５００℃に保持した
電気炉内に入れて２０〜３０分保持した後室温まで炉冷
することによってガラスを得た。次にガラスを電気炉中
で５００〜５５０℃までは１２０℃１時の昇温速度で加
熱し０．５〜１時間保持した後、　７００〜９００℃ま
で４０℃１時の昇温速度で加熱し、０．５〜５時間保持
し、その後室温まで炉冷した。得られた結晶化ガラスの
主結晶相は、リチュムダイシリケート（Ｌｉｚｏ・２Ｓ
ｉＯｔ）、α−クリストバライト（α−ＳｉＯｇＬ）で
あった０また上記の結晶化ガラス、を１０ｗｍ　Ｘ　２０ｍｍ　
Ｘ　４０〜８０μに切断研磨して、両面をフェライトで
はさみ、約６００〜８５０℃で加熱しながら約１〜５ｋ
ｇ／ｃＪの圧力を加えてｔｌ＃した後、これをｔｓｅ面
に対し垂直にダイヤモンドカッターで切断した。次にそ
の切断面を鏡面研磨した後、顕微鏡で観察したところ接
庁部分には気泡、クラックが認められず、両者は次回に
Ｆｊｉむしていた。

尚、表中の屈伏点は、周知のように熱膨張曲線から求め
たものであり、また曲げ強度は５φＸ５０−の無空棒状
の結晶化ガラスを周知の三点荷重万民によって測定した
。

夕明の効果以上のように本発明の結晶化ガラスは、屈伏点が６３０
〜８５０℃と低いため約６００〜８５０℃で加熱するこ
とによってフェライトやセラミックスと強固に和圧ｔｅ
ａすることができると共に発泡が少な（機晴的強度にも
優れているため特にフロッピーディスクドライブ用ヘッ
ドのセンタースペーサ３やスライダー４として適してい
る。また本発明の結晶［ヒガラスは、熱膨張係数が合う
限りフェライト以４のセンダスト、パーマロイ等の他の
合金材料と１ｌｌｔＪさせることも可能であり、電子部
品材料に用いられる部材として広範な用途がある。

【図面の簡単な説明】

図面は、フロッピーディスクドライブ用ヘッドの平面図
である。１．・・・記録再生ヘッド　　２・・・消去ヘッド＆・
・・センタースペーサ　↓・・・スライダー＆・・・ギ
ャップ部　　　　＆・・・補強ガラス特許出願人　　日
本電気硝子株式会社代表者　　　岸　１）清　作手続補正書昭和６２年　７月１７日

Claims

【特許請求の範囲】

重量％で、ＳｉＯ＿２　６０〜８５％、Ｌｉ＿２Ｏ　７
〜１５％、Ｋ＿２Ｏ１〜７％、Ｎａ＿２Ｏ　０．１〜７
％、　Ｋ＿２Ｏ＋Ｎａ＿２Ｏ　２〜１４％、Ｐ＿２Ｏ＿
５０．１〜５％、Ａｌ＿２Ｏ＿５　１〜１０％、ＰｂＯ
　０〜１５％、Ｂ＿２Ｏ＿５　０〜７％を含有し、且つ
上記成分の合計が９５％以上であり、屈伏点が６３０〜
８５０℃、３０〜５００℃の熱膨張係数が８５〜１３５
×１０＾７／℃であることを特徴とする結晶化ガラス。