JPS62244340A - 加熱殺菌済み固形食品入り容器及びその製造法 - Google Patents

加熱殺菌済み固形食品入り容器及びその製造法

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JPS62244340A
JPS62244340A JP61087698A JP8769886A JPS62244340A JP S62244340 A JPS62244340 A JP S62244340A JP 61087698 A JP61087698 A JP 61087698A JP 8769886 A JP8769886 A JP 8769886A JP S62244340 A JPS62244340 A JP S62244340A
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靖 松村
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大島 祥幸
Hidefumi Okamoto
岡本 英文
Kumiko Abe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は、皿状容器に固形食品を収容し、該皿状容器の
上方開放部をフィルム製蓋材にて被冠密封した後加熱殺
菌処理してなる加熱殺菌済み固形食品入り容器及びその
製造法に関する。更に詳しくは、フィルム製蓋材が、皺
等の発生が少なく固形食品に高い密着度で蜜肴して包装
され、殺菌効果及び美観等に優れた加熱殺菌済み固形食
品入り容器及びその製造法に関する。
(従来の技術) フィルム製の袋状容器或いは回状容器とこの上方開放部
に覆設されたフィルム製蓋材とからなる容器に食品を収
容し、加熱殺菌処理を施して保存性をもたせた食品入り
容器が広く市場に出回っている。
上記の皿状容器とフィルム製蓋材とからなる形態の容器
は、例えば豆腐、プディング等の食品の包装に使用され
ている。これらの食品では、通常溶融状態で容器に充填
されるので、容器内部の全体に空隙を残さず収容するこ
とかできる。したがって、後段で加熱殺菌処理を行なう
場合の殺菌効果或いは美観等の点で特に問題は生じない
。ところが、同形態の容器に、魚介類、肉類、野菜類等
個体によって大きさ、形状を異にする食品を収容する場
合には、容器内に空隙が存在しく空気が存在し)殺菌不
良が生じる等の重大な問題がある。
そして、皿状容器にフィルム製蓋材をバキュームシール
したり、或いは熱収縮性フィルムの蓋材を用いる技術も
一部提案されているが、これらについても空気の残存に
よる殺菌効果の低下、フィルム製蓋材に皺が発生して美
観を損ねる等の点で満足のいくものではない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、前記の形態の食品入り容器に関し、特にフィ
ルム製蓋材が、皺等の発生が少なく固形食品に畠い密着
度で密着して包装され、殺菌効果及び美観等に優れた加
熱殺菌済み固形食品入り容器及びその製造法の提供を目
的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達成すべく研究した結果、
以下なる知見を得、本発明を完成した。
即ら、皿状容器に固形食品を収容し、該皿状容器の上方
開放部をフィルム製蓋材にて被冠密封した加熱殺菌済み
固形食品入り容器に於いて、特に固形食品を収容した皿
状容器の上方開放部に、フィルム製蓋材を、予め成形す
るか或いは押圧を加える等の手段によって、容器内部の
空隙が特定量以下となるように、固形食品及び凹状容器
の形状、大きさに合せた状態で被冠し、かつ容器内の空
隙率が特定量以下となるようにバキュームシールする。
上記の加熱殺菌済み固形食品入り容器によると、フィル
ム製蓋材が容器内部の空隙を少なくして、しかも固形食
品及び皿状容器の形状、大きさに合せた状態で皿状容器
に被冠し、この状態でバキュームシールされるので、フ
ィルム製蓋材が食品及び皿状容器に極めて高い密着度で
密着包装される。そして、上記の状態で加熱殺菌処理が
施される場合には、殺菌効果が大幅に向上し、また食品
の離水現象をも極力防止することができる。加えて、加
熱処理によって、フィルム製蓋材が食品及び皿状容器の
形状に更になじみ、最終品は、フィルム製蓋材が皺の発
生が微少で食品に極めて高い密着度で密着包装された、
美観の優れたものとなる。
本発明は、上記の知見に基づいて成されたもので、その
要旨は、皿状容器に固形食品を収容し、該皿状容器の上
方開放部をフィルム製蓋材にて被冠密封した加熱殺菌済
み固形食品入り容器に於いて、該皿状容器の上方開放部
にフィルム製蓋材が、容器内部の空隙率が略48%以下
となるように該皿状容器及び該固形食品の形状に合せた
状態で被冠され、かつ容器内の空隙率が25%以下とな
るようにバキュームシールされたことを特徴とする加熱
殺菌済み固形食品入り容器である。
本発明で使用される皿状容器としては、側壁及び底壁か
ら構成されるか、或いは椀状、平板状等の成形容器が例
示される。皿状容器が側壁を有するものである場合には
、側壁の高さが固形食品の高さとほぼ同じか或いはこれ
よりも若干高くすることが望ましい。これによって、容
器の輸送時或いは積み重ね時に於ける固形食品のに1傷
を防止することができる。また、側壁の高さは、例えば
底壁の面積が100d〜500C1iの場合゛に35 
mm以下好ましくは25 mm以下とし、これによって
フィルム製蓋材を皿状容器及び固形食品に無理なく密盾
包装することができる。更に、フィルム製蓋材の被冠密
封を容易にするために、皿状容器の上方開放部に外側に
突起したフランジ部を設けてもよい。
皿状容器の材料は、耐水性でかつ加熱殺菌処理時の加熱
に耐え得るものであれば何れでもよい。
具体的には、ナイロン、ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、塩化ご
ニリデン、これらの発泡物、紙材、及びこれらを適宜ラ
ミネートしたもの、陶器等が例示される。容器に紫外線
遮断性を付与するためには、上記の材料にアルミニウム
箔をラミネートした材料の使用が望ましい。尚、I[状
容器は、レトルト加熱殺菌時等に変形を起こさない程度
の強度を得る上で、厚みが250μ以上好ましくは40
0μ〜2000μのポリプロピレン、ポリエステル等で
形成することが好ましい。
フィルム製蓋材としては、前記皿状容器の材料と同様の
合成樹脂からなるフィルム、或いはこれらにアルミニウ
ム箔をラミネートしたもの等が例示される。
上記のフィルム製蓋材としては、柔軟性を有するものの
使用が望ましく、例えば曲げ弾性率(ASTM  D 
 790)が21000kO/aj以下好ましくは70
〜12000k(+/cjで、かつ厚みが200μ以下
好ましくは5〜120μのものが望ましい。上記材料の
使用によって、フィルム製蓋材を固形食品及び皿状容器
に低空隙率で密着包装する操作をより好適になし得る。
また、フィルム製蓋材としては、合成樹脂製フィルムの
中でも特に熱収縮性フィルムの使用が望ましい。熱収縮
性フィルムとしては、通常ポリエチレン、放射線照射ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン
及びブライオフィルム等を原料として延伸法(例えばフ
ラット式二段二軸延伸法、フラット式同時二輪延伸法、
チューブ式二段延伸法、チューブ式一段延伸法等)によ
って製造されたものである。尚、容器に収容される当該
固形食品及び皿状容器の形状に合せた形状の型によって
、押圧延伸して製造されたものであれば更に好ましい。
上記熱収縮性フィルムの厚みは、通常2μ〜2Ooμ好
ましくは5μ〜150μとするのがフィルム製蓋材を固
形食品及び皿状容器に好適に密着包装する上で好ましい
。尚、容器をレトルト殺菌処理する場合には、強度、耐
熱性の面で特に厚みが12μ〜200μのポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン等からなる熱収縮性
フィルムの使用が望ましい。
また、熱収縮性フィルムとしては、加熱殺菌処理時の温
度に於ける熱収縮率が5%〜70%好ましくは12%〜
55%のフィルムの使用が望ましい。この場合には、フ
ィルムの収縮による固形食品及び皿状容器に対する密着
度を更に高め、食品の離水防止効果を向上させることが
できる。
かくして、フィルム製蓋材として熱収縮性フィルムを使
用することにより、皿状容器に熱収縮性フィルムを固形
食品及び凹状容器の形状、大きざに合せた状態で被冠し
、バキュームシールした後加熱処理が施され、この場合
は加熱時の熱収縮フィルムの収縮によって、フィルム製
蓋材が固形食品及び皿状容器に更に高い密着度で密着し
、食品からの離水を好適に防止するとともに、美観も向
上した食品入り容器を得ることができるのである。
以上のフィルム製蓋材としては、これをIIII状容器
の上方開放部に被冠した場合に、皿状容器及び固形食品
の形状に略合致する形状に予め成形したちのを使用する
こともできる。尚、フィルム製蓋材が熱収縮製フィルム
である場合には、前述のように固形食品及び皿状容器の
形状に合せた形状の型によって、押圧延伸して成型する
ことが望ましい。これらの操作によって、フィルム’I
MM材の皿状容器への被冠密封を容易かつ確実に行なう
ことができる。
また、フィルム製MUjは、皿状容器に被冠密封した場
合に、折曲げられた状態で皿状容器及び/又は固形食品
に密着する部分(つまり、例えば皿状容器の側壁及び底
壁の接合部分等に密着する部分等)の厚みを薄くして設
けることができる。具体的には、上記の部分のフィルム
製蓋材の厚みを2μ〜120μ、特に熱収縮フィルムの
場合は2μ〜75μとするのがよい。これによって、上
記の部分に於けるフィルム製蓋材の皿状容器及び/又は
固形食品に対する密着度をより高くすることができる。
加えて、フィルム製蓋材として、透明性或いは光沢性を
長するものを使用することができる。透明性のある材料
としては、f!h度(ASTM  DiO03−61)
が15%以下好ましくは4.5%以下のものがよい。光
沢のある材料としては、光沢度(20%Gardner
  Glossmeter )が70%以上好ましくは
90〜180%のものがよい。
また、前記の皿状容器及びフィルム製蓋材をガス遮断性
及び紫外線遮断性のある材料で構成することにより、固
形食品の保存性を高めることができる。更に、両者に先
に例示した材料の中でもアルミニウム箔を含まないもの
を使用すれば、固形食品入り容器を電子レンジで加熱す
ることができる。
本発明で容器に収容する固形食品とは、魚介類、肉類、
野菜類、各種加工食品等の固形状の食品の全てを意味す
る。本発明は、固形食品の中でも、水分含量が25重量
%以上好ましくは32重量%以上の比較的組織が柔軟な
ものに特に有効である。
これは、上記の食品では、加熱殺菌処理時(特にレトル
ト殺菌処理時)に離水が発生し易く、本発明によればこ
れを極力防止することができるためである。また、本発
明は、固形食品の中でも特に焼魚に有効である。これは
、本来のドライな食感及び黒味が求められる焼魚にとっ
て、加熱殺菌処理時の離水は致命的であり、また焼魚は
加熱、輸送時等に身崩れ、表皮の剥離を起こしやすく、
本発明の密着包装形態により、これらを防止することが
できるためである。
焼魚は、魚類を焼成したものである。魚類は如何なるも
のでもよく、例えば、イワシ、アジ、サンマ、サバ、サ
ケ、ブリ、サワラ、ニシン、カレイ、タイ、ウナギ、ア
ナゴ、タラ等が例示される。
上記の焼魚は、特に魚肉の硬さが85g〜1500(+
好ましくは105(1〜1250(+であることが望ま
しい。これによって、容器に高密着度で頁空包iする場
合等の身崩れ、加熱殺菌処理時の離水等の防止効果が更
に顕著となる。
ここで、焼魚の硬さとは、下記する測定法によって求め
られたものである。即ち、焼魚の硬さは、レオメータ−
(不動工業■製)を用いて、焼成後室温放冷した焼魚を
1 cnt角に切りそろえて試料を作成し、該試料の魚
肉の筋せんいに対して直角に力を加えて測定する。測定
条件は、プランジャー直径30 mm 、上昇スピード
6an/分、クリアランス5 +nmである。
焼魚の形状は、金魚(腹扱き魚体を含む)或いは適宜手
段によって切断された切り身(半身、二枚に開いたもの
等)等回れでもよい。加熱殺菌時の離水を防止する上で
、金魚とするか、或いは生魚を切り身にしてから焼成す
ることが望ましい。
以上の如き皿状容器に固形食品を収容し、該皿状容器の
上方開放部をフィルム製着材にて被冠密封した後、加熱
殺菌処理を施して本発明の加熱殺菌済み固形食品入り容
器を得る。そして、上記の場合に、特に該皿状容器の上
方開放部に、フィルム%M材を容器内部の空隙率が略4
8%以下好ましくは38%以下となるように、該皿状容
器及び該固形食品の形状に合ぽた状態で被冠し、かつ容
器内の空隙率が25%以下好ましくは15%以下となる
ようにバキュームシールする。ここで、空隙率とは、皿
状容器の上方開放部にフィルム製蓋材を被冠した場合に
於ける、容器内部の空隙が容器の内積に対して占める割
合を意味する。
フィルム製蓋材を、皿状容器の上方開放部に、上記の特
定の空隙率で皿状容器及び固形食品の形状に合せた状態
で被冠する操作は、例えば予め皿状容器及び固形食品の
形状に合せて成形されたフィルム製蓋材を使用するか、
或いはフィルム製蓋材に適宜形状の押型で抑圧を加える
等の手段によって行なうことができる。
フィルム製蓋材を皿状容器にバキュームシールする場合
は、常法により例えば真空包装機等を使用し、フィルム
製M材を皿状容器の周縁部或いは上縁部(例えば皿状容
器の上端に設けられたフランジ等)に於いて熱シール、
高周波シール、超音波シール、及びこれらの併用等の手
段により行なう。バキュームシールは、例えば2.5k
pa〜8kpaの減圧下で行なうことができる。また、
イージービールが可能であるシール形態(例えばビール
強度(開封強度)が2 、0kO/ 15mm以下とす
る)を採用すれば、固形食品の喫食操作が容易となり好
ましい。
尚、個体に応じて大きさ、形状等が若干異なる焼魚等の
固形食品を収容する場合には、皿状容器の上方開放部に
、フィルム製蓋材を、上記特定の空隙率を満足し、かつ
同空隙を当該固形食品の略平均体積の10%以上好まし
くは18%以上として、皿状容器及び固形食品の形状に
合せた状態で被冠し、バキュームシールする方法を採用
することができる。つまり、この方法によると、皿状容
器に固形食品を収容しフィルム製蓋材にて被冠した場合
には、容器内に一定の空間が残されるように構成される
。したがって、固形食品の個体差に関係なく、皿状容器
にフィルム製蓋材を被冠密封する操作を同一の条件で行
なうことができ、しがも本発明の所望の効果を達成し得
るのである。上記の方法は、本発明の固形食品入り容器
を工業的に製造する場合に極めて有効である。
最後に、上記のようにして得られた固形食品入り容器を
、加熱殺菌処理して求める加熱殺菌済み固形食品入り容
器を得る。加熱殺菌処理の手段は、特に制限はなく、例
えば熱水加熱殺菌、蒸気加熱殺菌、レトルト加熱殺菌、
高周波加熱殺菌及びこれらの併用等を例示することがで
きる。また、加熱殺菌処理の条件は、例えば75℃〜1
30’Cで、レトルト加熱殺菌の場合は例えば0.8〜
1.7kq/cj(ゲージ圧力)、好ましくは1〜1.
5kg/C111(ゲージ圧力)、温度115〜130
’C好ましくは121〜127℃で5〜60分程度程度
る。
本発明は、固形食品の離水現象が顕著であり、厳密な殺
菌効果を要求されるレトルト加熱殺菌を行なう場合に特
に有効である。
(発明の効果) 本発明によれば、フィルム製蓋材が容器内部の空隙が少
なく、しかも固形食品及び皿状容器の形状、大きさに合
せた状態で皿状容器に被冠され、この状態でバキューム
シールされるので、フィルム製蓋材が食品及び皿状容器
に極めて高い密s度で密着包装される。したがって、上
記の状態で加熱殺菌処理が施されることにより、殺菌効
果が大幅に向上し、また食品からの離水を極力防止する
ことができる。そして、最終品は、フィルム製蓋材が、
皺の発生が微少で食品及び回状容器に極めて高い密着度
で密着包装された、美観の優れたものとなる。加えて、
本発明は、上記の固形食品入り容器を工業的に製造する
場合に極めて有効である。
また本発明の固形食品入り容器によれば、容器のままで
屈めるか或いは電子レンジで温める等の簡便な操作によ
り、また開封後皿状容器をそのまま喫食用容器として用
いて固形食品を喫食することができるので、利用価値は
極めて高い。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例1 第1図は、本発明の固形食品入り容器1を示す断面図で
あり、第2図は、該固形食品入り容器1の!li造工程
に於いて皿状容器2の上方開放部にフィルム製蓋材3を
被冠した状態を示す断面図である。
容器1は、回状容器2とその上方開放部を覆うフィルム
製蓋vJ3とから構成される容器内に固形食品4を収容
して構成される。
皿状容器2は厚さ1.2+n+nのポリプロピレンで形
成される。該皿状容器2は側壁5及び底壁6から構成さ
れ、上方に開放部を有し、該開放部の上端にはフランジ
7が設けられている。皿状容器2は、側壁5の高さhl
が20 mm 、底壁6が100mmX 280 mm
の長方形、上方開放部が120mmX300 mmの形
状である。固形食品4は、さんまの金魚を焼成したちの
く体積約90−のもの〉であり、上記の狙状容1iS2
にt&、置収容される。
フィルム製蓋材3は、容器の内部側がポリプロピレンフ
ィルムで外側が熱収縮性ポリプロピレンフィルム(12
0℃に於ける収縮率が約25%のもの)である構造の厚
さ70μのラミネート材で形成されている。該フィルム
製蓋材3は、第2図に示すように周縁部を皿状容器2の
フランジ7に接合させて皿状容器2に被冠された場合に
、容器1内部の空隙9の占める割合、つまり空隙率が約
30%となり、かつ皿状容器2及び固形食品4の形状に
略合致する形状である。
フィルム製蓋材3を、上記の状態で皿状容器2に被冠し
、真空包装機を使用し容器1内の空隙率が約15%とな
るように真空に引くとともに、フィルム製蓋材3の周縁
部を皿状容器2のフランジ部7に於いて熱シールする。
次いで、この容器1を蒸気式レトルトで圧力1.5kg
/−=m(ゲージ圧力)、温度121℃で24分間加熱
殺菌処理を施して固形食品入り容器を得た。
かくして得られた固形食品入り容器1は、フィルム製蓋
材3が固形食品4に高密着度で密着包装され、かつ固形
食品4からの離水が微少で大変美観の優れたものであっ
た。また上記の固形食品入り容器1を常温で3力月保存
後、電子レンジで温めて食した場合には、固形食品4は
焼魚らしい食感及び風味を有する品質の優れたものであ
った。
実施例2 第3図は、本発明の別の態様の固形食品入り容器11を
示す断面図であり、第4図は、該固形食品入り容器11
の製造工程に於いて皿状容器12の上方開放部にフィル
ム製蓋材13を被冠した状態を示す断面図である。
固形食品14を収容した皿状容器12(固形食品14及
び皿状容器12は実施例1の固形食品4及び皿状容器2
と同様である)の上方開放部に、容器の内部側がポリプ
ロピレンフィルムで外側がナイロンフィルムである構造
の厚さ55μのラミネート材からなるフィルム製蓋材1
3を被冠した。
そして、フィルム製蓋材13を押型2oにて容器1内の
空隙率が約20%以下となるように押圧しくこの状態は
第4図に示?j)、上記の状態で真空包装機により容器
11内の空隙率が15%以下となるように真空に引くと
ともに、フィルム製蓋材13の周縁部を回状容器12の
フランジ部17に於いて熱シールした。次いで、上記の
容器11を95°Cで20分間熱水加熱殺菌処理して固
形食品入り容器を得た。
かくして得られた固形食品入り容器11は、フィルム製
蓋材13が固形食品14に高密着度で密着包装され、か
つ固形食品14からの離水が微少で大変美観の優れたも
のであった。また上記の固形食品入り容器11を冷蔵庫
(庫内5℃)で20日間保存後、熱湯で温めて食した場
合には、固形食品14は焼魚らしい食感及び風味を有す
る品質の優れたものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の固形食品入り容器の一例を示す断面
図であり、第2図は、その製造工程に於いて皿状容器の
上方開放部にフィルム製蓋材を被冠した状態を示す断面
図である。第3図は、本発明の別の態様の固形食品入り
容器を示す断面図であり、第4図は、その製造工程に於
いて皿状容器の上方開放部にフィルム製蓋材を被冠した
状態を示す断面図である。 1.11・・・・・・固形食品入り容器、2.12・・
・・・・+[11状容器、3.13・・・・・・フィル
ム製蓋材、4.14・・・・・・固形食品、5・・・・
・・側壁、6・・・・・・底壁、7.17・・・・・・
フランジ、20・・・・・・押型。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)皿状容器に固形食品を収容し、該皿状容器の上方
    開放部をフィルム製蓋材にて被冠密封した加熱殺菌済み
    固形食品入り容器に於いて、該皿状容器の上方開放部に
    フィルム製蓋材が、容器内部の空隙率が略48%以下と
    なるように該皿状容器及び該固形食品の形状に合せた状
    態で被冠され、かつ容器内の空隙率が25%以下となる
    ようにバキュームシールされたことを特徴とする加熱殺
    菌済み固形食品入り容器。
  2. (2)固形食品が、水分含量が25重量%以上のもので
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の加熱殺菌済み固形
    食品入り容器。
  3. (3)固形食品が、焼魚である特許請求の範囲第(1)
    項記載の加熱殺菌済み固形食品入り容器。
  4. (4)焼魚がイワシ、アジ、サンマ、サバ、サケ、ブリ
    、サワラ、ニシン、カレイ、タイ、ウナギ、アナゴ、タ
    ラからなる群から選ばれた魚類である特許請求の範囲第
    (3)項記載の加熱殺菌済み固形食品入り容器。
  5. (5)焼魚の硬さが85g〜1500gである特許請求
    の範囲第(3)項又は第(4)項記載の加熱殺菌済み固
    形食品入り容器。
  6. (6)フィルム製蓋材が、曲げ弾性率が21000kg
    /cm^2以下で、かつ厚みが200μ以下のものであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の加熱殺菌済み固形食
    品入り容器。
  7. (7)フィルム製蓋材が合成樹脂製フィルムである特許
    請求の範囲第(1)項又は第(6)項記載の加熱殺菌済
    み固形食品入り容器。
  8. (8)合成樹脂製フィルムが、熱収縮性フィルムである
    特許請求の範囲第(7)項記載の加熱殺菌済み固形食品
    入り容器。
  9. (9)熱収縮性フィルムが、ポリエチレン、放射線照射
    ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
    塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロ
    ン及びプライオフィルムからなる群から選ばれる特許請
    求の範囲第(8)項記載の加熱殺菌済み固形食品入り容
    器。
  10. (10)熱収縮性フィルムの厚みが2μ〜200μであ
    る特許請求の範囲第(8)項又は第(9)項記載の加熱
    殺菌済み固形食品入り容器。
  11. (11)熱収縮性フィルムが、加熱殺菌処理時の温度に
    於ける熱収縮率が5%〜70%のものである特許請求の
    範囲第(8)項、第(9)項又は第(10)項記載の加
    熱殺菌済み固形食品入り容器。
  12. (12)フィルム製蓋材が、これを皿状容器の上方開放
    部に被冠した場合に、該皿状容器及び該固形食品の形状
    に略合致する形状に成形されたものである特許請求の範
    囲第(1)項、第(2)又は第(8)項記載の加熱殺菌
    済み固形食品入り容器。
  13. (13)加熱殺菌処理が、レトルト加熱殺菌処理である
    特許請求の範囲第(1)項又は第(8)項記載の加熱殺
    菌済み固形食品入り容器。
  14. (14)皿状容器に固形食品を収容し、該皿状容器の上
    方開放部に、フィルム製蓋材を容器内部の空隙率が略4
    8%以下となるように、該皿状容器及び該固形食品の形
    状に合せた状態で被冠し、かつ容器内の空隙率が25%
    以下となるようにバキュームシールした後、加熱殺菌処
    理することを特徴とする加熱殺菌済み固形食品入り容器
    の製造法。
  15. (15)フィルム製蓋材が、合成樹脂製の熱収縮フィル
    ムである特許請求の範囲第(14)項記載の加熱殺菌済
    み固形食品入り容器の製造法。
  16. (16)加熱殺菌処理が、レトルト加熱殺菌処理である
    特許請求の範囲第(14)項又は第(15)項記載の加
    熱殺菌済み固形食品入り容器の製造法。
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