JPS62242147A - 流体サスペンシヨン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般にハイドロニューマチックサスペンショ
ン装置といわれる流体サスペンション装置で、詳しくは
、ダンプトラックやモータヌクレーパに用いて好適な減
衰力の設定を可能にした流体サスペンション装置に関す
るものである。

従来の技術 従来の流体サスペンション装置は第６図に示すようにな
っていて、図中αはサスペンション本体であって、この
サスペンション本体ａにロンドｂ内とシリンダＣ内を連
通ずる絞りｄが設けてあり、また逆止弁ｅが設けてあり
、絞りどの口径や数、位置などを変えたり、逆止弁ｅに
よって減衰量を変えることにより同一機種の車両で、種
々の稼動条件に対応するようになっている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上、記のような流体サスペンション装置で
は、減衰力は絞りｄと逆止弁−からなる固定オリフィス
により発生するようになっており、これにより発生する
減衰力はサスペンションの摺動速度の２乗に比例するが
、これでは、第７図に示す減衰力線図からも明らかなよ
うに、摺動速度が遅い場合は減衰力は小さすぎ、摺動速
度が速い場合には減衰力が過大になってしまい、最適な
減衰力が期待できなかった。

すなわち、このようなものではピッチングやローリング
といったような揺れを減衰させる効果が乏しく、特に悪
路を走行する場合に過大な減衰力の発生による振動が車
体に伝達してしまうととになる。

問題点を解決するための手段及び作用 本発明は上記のことにかんがみなされたもので、過大な
減衰力の発生がなくなり、車両の高速走行の場合の不快
な振動をなくすることができるようにした流体サスペン
ション装置を提供しようとするもので、その構成は、ロ
ッド内室とシリンダ内室とを、固定絞りとロッド内室か
らシリンダ内室への流れを許す逆止弁を弁して連通した
流体サスペンション装置において、ロッド内室てロッド
内室の圧力が所定圧力以上になったときにロッド内室か
らシリンダ内室への流れを許す縮み用逆止弁と、シリン
ダ内室の圧力が所定圧力以上になったときにシリンダ内
室からロッド内室への流れを許す伸び用逆止弁を設けた
構成となっており、ロッド内室を構成するロッドチュー
ブの伸縮動作時において、その速度が遅いときには固定
絞り、あるいは固定絞りと逆止弁により小さな減衰力に
て減衰作動がなされ、伸縮速度がある程度速くなったと
きには画室の油は縮み用あるいは伸び用の逆止弁を通っ
て流れである値以上の減衰力の増大がおさえられる。

実　　施　　例 本発明の実施例を第１図から第５図に基づいて説明する
、 第４図は流体サスペンション装置の全体を示すもので、
図中１は本体、２はシリンダで、このシリンダ２内にロ
ッドチューブ３が嵌挿しである。そしてこのロッドチュ
ーブ３の端部にロッド内室４とシリンダ内室５とを連通
するバルブ６が設けである。

上記バルブ６は第１図から第３図に示すようになってい
る。すなわち、７はロッドチューブ３に固着された弁体
で、この弁体７にはロッド内室４内の圧力が所定圧力以
上になったときにロッド内室４内の圧油をシリンダ内室
５へ流す縮み用逆止弁ｇと、シリンダ内室５内の圧力が
所定圧力以上になったときにシリンダ内室５内の圧油を
ロッド内室４へ流す伸び用逆止弁９と、ロッド内室４か
らシリンダ内室５へのみ流れを許す逆止弁１０と、両室
４，５を連通する固定絞り１１とが設けである、 上記縮み用逆止弁８はロッド内室４に開口した入口１２
とシリンダ内室５圧開口した出口１３との間の通路内に
弁装し５てあり、入口１２に連通する弁座１３にボール
１４がばね１５にて付勢されて当接されている。１６は
ばね１５とボール１４との間に介装したばねシート、１
７はばね１５を受けるスリーブである。

プた伸び用逆止弁９はシリンダ内室５に開口した入口１
８とロッド内室４に開口した出口１９との間の通路内に
介装してあり、入口１８に連通する弁座２０にボール２
１がばね２２に付勢されて当接されている。２３はばね
２２とボール２・１との間に弁装したばねシートである
。

上記構成において、ロッドチューブ３の先端に上下方向
の荷動が作用することにより本体１に対してロッドチュ
ーブ３が伸縮動作され、この動作はバルブ６にて減衰さ
れる。以下それぞれの動作を具体的に説明する、 （１）サスペンションがｍｔｒ場合 第１図において、ロッドチューブ３が縮む方向に移動す
ると、まずロッド内室４内の油が逆止弁１０と固定絞り
１１とを通ってシリンダ内室５に流れる、このとき油の
流れは逆止弁１０と固定絞り１１にて絞られるので差圧
ΔＰｌによる減衰力が生じる。

さらに縮み速度が速くなると、ロッド内室４内の圧力が
上昇し、この圧力が縮み用逆止弁８の設定圧力より高く
なると、上記逆止弁１０及び固定絞り：１のほかに１上
記縮み用逆止弁８からもロッド内室４の油がシリンダ内
室５へ流れる。そしてそれ以上の速い速度でロッドチュ
ーブ３が縮み方向に移動しても、その後のロッド内室４
の油は逆止弁１０、固定絞り１１及び縮み用逆止弁８か
らシリンダ内室５へ流れる。

つまり、縮み側の減衰力は最初は逆止弁１０と固定絞り
１１によって縮み速度と共に増加するが、ある程度縮み
速度が速くなると、略一定の減衰力に維持される。この
ようにして速い速度でロッドチューブ３が縮むときでも
過大な減衰力が発生することがなく、振動の吸収性を良
好に保つことができる。

（２）　　サスペンションが伸びる場合８ｇ１図におい
て、ロッドチューブ３が伸びる方向に移動すると、シリ
ンダ内室５の油が固定絞り１１だけを通ってロッド内室
４内に流れる。

このとき油の流れは固定絞り１１で絞られるので差圧Δ
Ｐ２が生じ、この差圧ΔＰ、が減衰力となシ）。

さらに伸び速度が速くなると油の流量も増大するのでシ
リンダ内室５の圧力が上昇し、この圧力が伸び用逆止弁
９の設定圧力より高くなると、上記固定絞りＩＩのほか
に、上記伸び用逆止弁９からもシリンダ内室５の油がロ
ッド内室４へ流れる、そｊ２てそれ以上の速い速度でロ
ッドチューブ３が伸び方向に移動しても、その後のシリ
ンダ内室５の油は固定絞り１１と伸び用逆止弁９からロ
ッド内室４へ流れる。

つまり、伸び側の減衰力は最初は固定絞り１］によって
伸び速度と共に増加するが、ある程度伸び速度が速くな
ると、略一定の減衰力に維持される、 第５図は上記縮み方向及び伸び方向への減衰力線図を示
し、第７図に示す従来装置の減衰力線図に比べてサスペ
ンションの伸縮速度が太きいときでも、適宜の減衰力が
設定できることが明らかである。

発明の効果 本発明によれば、従来の固定絞りと逆止弁のほかに、ロ
ッド内室の圧力及びシリンダ内室の圧力が所定圧力以上
になったときに、それぞれの室内の油を他の室へ流すよ
うにした逆止弁を設けたこと釦より、過大な減衰力の発
生がなくなり、車両の高速走行の場合の不快な振動をな
くすることができる〇

【図面の簡単な説明】

ｇｔ図から第４図は本発明の実施例を示すもので、＠１
図は縦断正面図、！２図は第１図の１−１１線に沿う断
面図、第３図は第１図の置−電線に沿う断面図、＠４図
はサスペンション装置の全体を示す断面図、第５図は本
発明装置忙おける減衰力線図、第６図は従来例における
サスペンション装置の全体を示す断面図、第７図は従来
装＃における減衰力線図である。 ４はロッド内室、５はシリンダ内室、εは縮み用逆止弁
、９は伸び用逆止弁、１０は逆止弁、１１は固定絞り。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ロッド内室４とシリンダ内室５とを、固定絞り１１とロ
   ッド内室４からシリンダ内室５への流れを許す逆止弁１
   ０を介して連通した流体サスペンション装置において、
   ロッド内室４にロッド内室４の圧力が所定圧力以上にな
   ったときにロッド内室４からシリンダ内室５への流れを
   許す縮み用逆止弁８と、シリンダ内室５の圧力が所定圧
   力以上になったときにシリンダ内室５からロッド内室４
   への流れを許す伸び用逆止弁９を設けたことを特徴とす
   る流体サスペンション装置。