JP2010120547A - 水陸両用車の懸架装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アキュムレータの容積に影響せず、最小の油圧でサスペンションを引上げることにより、海上抵抗を減少し、また、陸上での車高調整ができる水陸両用車の懸架装置を提供する。
【解決手段】ピストンロッド31及びシリンダ24内を第1、第2の油室27,28に区分するピストン29を有するサスペンションシリンダ6と、第1、第2の油室27,28間に、第1の油室27側の第1の連通路38aと第2の油室28側の第2の連通路38bを介して接続された第1の電磁弁120と、第1の連通路38aに接続されたアキュムレータ101と、油圧の供給を切り換えるオンロード弁123と、オンロード弁123と第2の連通路38bに接続された第2の電磁弁121と、第1の連通路とオイルタンク間に接続された第3の電磁弁122とを備える。
【選択図】図10

Description

水陸両用車の懸架装置に関し、特に、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、海上抵抗を減少するようにしたストラット式のハイドロニューマチック懸架装置に関する。
本発明の水陸両用車の懸架装置に関する背景技術は、例えば、サスペンションシリンダのピストンは、内部にアキュムレータ部を有するピストンロッドと、このピストンロッドに設けられシリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体と、から構成され、第1、第2の油室を接続する連通路と、この連通路に接続された開閉弁と、この開閉弁に並列接続された油送手段を備え、海上では、開閉弁は閉とし、油送手段を作動させ、油が第1の油室から第2の油室に流れるようにして、サスペンションシリンダを縮ませて車輪を持ち上げている(例えば、特許文献1参照)。
特願2007−330380(段落0027〜0036、段落0044〜0052、図4,図9)
特許文献1の懸架装置では、第1の油室から第2の油室に流れるようにして、サスペンションシリンダを縮ませて車輪を持ち上げるが、このとき、第1の油室の容積が減少するので、第1の油室から第2の油室に送られた油量より、第1の油室の容積が減少する容積の方が大きいので、第1の油室の容積が減少しただけアキュムレータ部30が圧縮され第1の油室27の圧力が上昇する。また、第2の油室28側面積は、第1の油室27側面積より小さい。したがって、サスペンションシリンダを縮ませるには、油送手段の吐出圧は第1の油室27と第2の油室28の面積比の分、第1の油室27の圧力より大きくする必要がある。このため、サスペンションシリンダを縮ませるには、大きな動力が必要になる。これは、水陸両用車の重量が特に重いとき特に問題となる。
アキュムレータ部の容積を大きくすれば、サスペンションシリンダを縮めるのに必要な圧力を低くすることができるが、サスペンションシリンダを縮めるための圧力から選定したアキュムレータ容積が、理想的なサスペンションばね定数を得るアキュムレータ容積よりも大きくなる場合は、サスペンション性能を若干犠牲にすることになり、サスペンションが大きくなり、柔らかくなってしまう(アキュムレータ容積は、理想的なサスペンションばね定数の観点からだけで選択できない。)。
油送手段として図4では、回転ポンプを示しているが、ある程度の漏れがあるため図9では、往復ポンプを示している。しかし、アキュムレータ部にかかる圧力は、回転ポンプに比べ往復ポンプではピストンが下に移動したときの圧力が加わるため、サスペンションシリンダを縮ませるには、往復ポンプの場合、回転ポンプよりも大きな油圧が必要になり、圧力を低くするためアキュムレータの容積をさらに大きくする必要がある。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、サスペンションばね定数から選定したアキュムレータの容積に影響せず、最小の油圧でサスペンションを引上げることにより、海上抵抗を減少し、また、陸上での車高調整ができる水陸両用車の懸架装置を提供することを目的とする。
この発明に係る水陸両用車の懸架装置は、下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ及び上端支持部が車体に支持され、ピストンロッド及び前記シリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体からなるピストンを有するサスペンションシリンダと、前記第1、第2の油室間に、前記第1の油室側の第1の連通路と前記第2の油室側の第2の連通路を介して接続された電磁弁と、前記電磁弁に並列接続され、前記第1の油室から前記第2の油室に油圧を送るピストン式の往復ポンプと、前記第1の連通路に接続されたアキュムレータと、前記第1の連通路に接続され、前記第1の油室の圧力を調整するアンロード装置と、を備え、通常の陸上の走行では、前記電磁弁は開として前記第1,第2の油室を連通し、前記往復ポンプは停止として懸架動作を行い、海上では、前記電磁弁は閉として、前記第1,第2の油室を分離し、前記往復ポンプを作動させ、油が前記第1の油室から前記第2の油室に流れるようにして、前記サスペンションシリンダを縮ませるとともに、前記アンロード装置により、前記第1の油室の油圧の上昇を吸収して前記車輪を持ち上げるものである。
また、前記往復ポンプは、ピストンによりポンプ室と駆動室に区分され、この往復ポンプを駆動させる切替弁を備え、持ち上げた前記車輪をもとに戻すときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記駆動室の油圧を排出するとともに前記アンロード装置を復帰させると、前記アキュムレータのガス圧で前記往復ポンプのピストンが上に戻り、前記第1,第2の油室から前記油が前記往復ポンプの前記ポンプ室に流れて、前記サスペンションシリンダを伸ばすものである。
また、陸上走行状態で、車高を上げるときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記アンロード装置を停止させ、前記切替弁から前記往復ポンプの駆動室に油圧を送ることにより、前記ピストンが押され、前記ポンプ室の油が前記第1,第2の油室に流れ、前記サスペンションシリンダを伸ばすものである。
また、陸上走行状態で、通常より高い車高から車高を下げるときは、前記開閉弁を開として、前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記駆動室の油圧を排出して、前記ピストンを戻すことにより、前記第1,第2の油室からの油を前記ポンプ室に戻して、前記サスペンションシリンダを縮めるものである。
また、陸上走行状態で、通常の車高からさらに車高を下げるときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記往復ポンプの駆動室の油圧を排出し、前記アンロード装置から前記第1,第2の油室内の油圧を排出して、前記サスペンションシリンダを縮めるものである。
また、下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ及び上端支持部が車体に支持され、ピストンロッド及び前記シリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体からなるピストンを有するサスペンションシリンダと、前記第1、第2の油室間に、前記第1の油室側の第1の連通路と前記第2の油室側の第2の連通路を介して接続された第1の電磁弁と、前記第1の連通路に接続されたアキュムレータと、水陸両用車毎に設けられ、油圧の供給を切り換えるオンロード弁と、前記サスペンションシリンダ毎に設けられ、前記オンロード弁と前記第2の連通路に接続された第2の電磁弁と、前記第1の連通路とオイルタンク間に接続された第3の電磁弁と、を備え、
通常の陸上走行では、前記第1の電磁弁を開として前記第1、第2の油室を連通し、前記第2の電磁弁を閉として前記オンロード弁を分離するとともに、前記第3の電磁弁を閉として前記オイルタンクを分離して懸架動作を行い、
海上で前記車輪を持ち上げるときは、前記第1の電磁弁を閉として前記第1、第2の油室を分離し、前記第3の電磁弁を開として前記第1の油室の油圧及び前記アキュムレータの油圧を前記オイルタンクに戻すとともに、前記第2の電磁弁を開として前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第2の油室に送り前記サスペンションシリンダを縮ませるものである。
また、持ち上げた前記車輪をもとに戻すときは、前記第1の電磁弁を開として前記第1、第2の油室を連通し、前記オンロード弁からの油圧を供給とし、前記第2の電磁弁を開として、前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第1,第2の油室に送り、前記サスペンションシリンダを元に戻すものである。
また、陸上走行状態で車高を上げるときは、前記第1の電磁弁を開として、前記第1、第2の油室を連通し、第3の電磁弁を閉として前記オイルタンクを分離し、前記オンロード弁からの油圧を供給とし、前記第2の電磁弁を開として、前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第1,第2の油室に送り、前記サスペンションシリンダを伸ばすものである。
また、陸上走行状態で車高を下げるときは、前記オンロード弁からの油圧の供給を停止し、前記第2の電磁弁を閉として前記オンロード弁を分離し、前記第1,第3の電磁弁を開として前記第1,第2の油室及び前記アキュムレータの油圧を前記オイルタンクに戻して前記サスペンションシリンダを縮めるものである。
また、前記第1の連通路と前記オイルタンク間にキャビテーション防止弁を接続したものである。
また、前記第1の連通路に接続されたアキュムレータに代えて、前記ピストンロッド内部にアキュムレータ部を備えたものである。
この発明によれば、下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ及び上端支持部が車体に支持され、ピストンロッド及び前記シリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体からなるピストンを有するサスペンションシリンダと、前記第1、第2の油室間に、前記第1の油室側の第1の連通路と前記第2の油室側の第2の連通路を介して接続された電磁弁と、前記電磁弁に並列接続され、前記第1の油室から前記第2の油室に油圧を送るピストン式の往復ポンプと、前記第1の連通路に接続されたアキュムレータと、前記第1の連通路に接続され、前記第1の油室の圧力を調整するアンロード装置と、を備え、通常の陸上の走行では、前記電磁弁は開として前記第1,第2の油室を連通し、前記往復ポンプは停止として懸架動作を行い、海上では、前記電磁弁は閉として、前記第1,第2の油室を分離し、前記往復ポンプを作動させ、油が前記第1の油室から前記第2の油室に流れるようにして、前記サスペンションシリンダを縮ませるとともに、前記アンロード装置により、前記第1の油室の油圧の上昇を吸収して前記車輪を持ち上げるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、サスペンションばね定数から選定したアキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧でサスペンションを引上げることができ、海上抵抗を減少することができる。
また、前記往復ポンプは、ピストンによりポンプ室と駆動室に区分され、この往復ポンプを駆動させる切替弁を備え、持ち上げた前記車輪をもとに戻すときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記駆動室の油圧を排出するとともに前記アンロード装置を復帰させると、前記アキュムレータのガス圧で前記往復ポンプのピストンが上に戻り、前記第1,第2の油室から前記油が前記往復ポンプの前記ポンプ室に流れて、前記サスペンションシリンダを伸ばすので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、海上抵抗を減少することができる。
また、往復ポンプの戻りにアキュムレータのガス圧を利用したので、簡単なシステムとすることができる。
また、陸上走行状態で、車高を上げるときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記アンロード装置を停止させ、前記切替弁から前記往復ポンプの駆動室に油圧を送ることにより、前記ピストンが押され、前記ポンプ室の油が前記第1,第2の油室に流れ、前記サスペンションシリンダを伸ばすので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、車高を上げることができる。
また、陸上走行状態で、通常より高い車高から車高を下げるときは、前記開閉弁を開として、前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記駆動室の油圧を排出して、前記ピストンを戻すことにより、前記第1,第2の油室からの油を前記ポンプ室に戻して、前記サスペンションシリンダを縮めるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、アキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧で車高を下げることができる。
また、陸上走行状態で、通常の車高からさらに車高を下げるときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記往復ポンプの駆動室の油圧を排出し、前記アンロード装置から前記第1,第2の油室内の油圧を排出して、前記サスペンションシリンダを縮めるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、アキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧で車高を下げることができる。
また、下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ及び上端支持部が車体に支持され、ピストンロッド及び前記シリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体からなるピストンを有するサスペンションシリンダと、前記第1、第2の油室間に、前記第1の油室側の第1の連通路と前記第2の油室側の第2の連通路を介して接続された第1の電磁弁と、前記第1の連通路に接続されたアキュムレータと、水陸両用車毎に設けられ、油圧の供給を切り換えるオンロード弁と、前記サスペンションシリンダ毎に設けられ、前記オンロード弁と前記第2の連通路に接続された第2の電磁弁と、前記第1の連通路とオイルタンク間に接続された第3の電磁弁と、を備え、
通常の陸上走行では、前記第1の電磁弁を開として前記第1、第2の油室を連通し、前記第2の電磁弁を閉として前記オンロード弁を分離するとともに、前記第3の電磁弁を閉として前記オイルタンクを分離して懸架動作を行い、
海上で前記車輪を持ち上げるときは、前記第1の電磁弁を閉として前記第1、第2の油室を分離し、前記第3の電磁弁を開として前記第1の油室の油圧及び前記アキュムレータの油圧を前記オイルタンクに戻すとともに、前記第2の電磁弁を開として前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第2の油室に送り前記サスペンションシリンダを縮ませるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、サスペンションばね定数から選定したアキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧でサスペンションを引上げることができ、海上抵抗を減少することができる。さらに、スペースを小さくして、重量を軽減することができる。
また、持ち上げた前記車輪をもとに戻すときは、前記第1の電磁弁を開として前記第1、第2の油室を連通し、前記オンロード弁からの油圧を供給とし、前記第2の電磁弁を開として、前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第1,第2の油室に送り、前記サスペンションシリンダを元に戻すので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、海上抵抗を減少することができる。
また、陸上走行状態で車高を上げるときは、前記第1の電磁弁を開として、前記第1、第2の油室を連通し、第3の電磁弁を閉として前記オイルタンクを分離し、前記オンロード弁からの油圧を供給とし、前記第2の電磁弁を開として、前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第1,第2の油室に送り、前記サスペンションシリンダを伸ばすので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、車高を上げることができる。
また、陸上走行状態で車高を下げるときは、前記オンロード弁からの油圧の供給を停止し、前記第2の電磁弁を閉として前記オンロード弁を分離し、前記第1,3の電磁弁を開として前記第1,第2の油室及び前記アキュムレータの油圧を前記オイルタンクに戻して前記サスペンションシリンダを縮めるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、アキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧で車高を下げることができる。
また、前記第1の連通路と前記オイルタンク間にキャビテーション防止弁を接続したので、キャビテーションを防止することができる。
また、前記第1の連通路に接続されたアキュムレータに代えて、前記ピストンロッド内部にアキュムレータを備えたので、小型にすることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す水陸両用車の懸架装置の陸上走行時の断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図3は水陸両用車が通常の陸上走行時、海で車輪を持ち上げた時、車高を変更するときの各々の電磁弁、切替弁及び往復ポンプ等の動作一覧を示す図、図4は海上航走時に、車輪を持ち上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図5は車輪を持ち上げて保持した時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図6は車輪をもとに戻す時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図7は水陸両用車が車高を上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図8は水陸両用車が車高を下げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図9はこの発明の懸架装置のサスペンションシリンダの構成を他の構成に変えたものの概略構成を示す断面図である。
水陸両用車は、図示してないが車体の前部および後部にはエンジンにより駆動される左右一対の走行用の前後の車輪がそれぞれタイヤハウス部内に配置され、車体の後部には航行用のプロペラあるいはウオータージェット等が配置されている。
図1において、懸架装置1は、ストラット式のハイドロニューマチック懸架装置であり、車輪2を覆うタイヤハウス部3の上部の車体4に設けられた懸架装置支持室5内に、サスペンションシリンダ6の上端支持部7が支持ピン21を介して支持ブラケット22に揺動自在に支持され、サスペンションシリンダ6の下端部8の取付部23が、最終減速機およびブレーキを内蔵した支持部材であるギヤケース9に連結されている。
図2において、サスペンションシリンダ6は、ハイドロニューマチック式であり、シリンダ24と、上端支持部7が車体4に揺動自在に支持され、サスペンションシリンダ6内を往復摺動可動に設けられ、内部にピストン29から構成される。
シリンダ24は、下部が有底で筒状をなすシリンダ本体25及びシリンダ本体25の開口部を閉塞し、後述のピストンロッド31が挿入される穴を有する蓋26を有し、内部に第1の油室27と第2の油室28が設けられている。
ピストン29は、上部が有底で下部に開口した筒状の側壁内の上部に設けられたピストンロッド31と、このピストンロッド31の下端部の側壁外周に設けられ、シリンダ24内に往復摺動可能に収挿されるとともに、ピストンロッド31内の下部とシリンダ24内の下部を第1の油室27、シリンダ24内の上部でピストンロッド31の外周側を第2の油室28に区分するピストン本体32から構成される。
なお、ピストンロッド31内の下部は油室でありシリンダ24の第1の油室27に連通しており第1の油室である。また、ピストン29には、油室27から油室28へ通となる逆止弁42が組込まれている。
また、ピストンロッド31の側壁内に設けられ、側壁下端部の第1の油室27側に開口する下部開口部35a及びピストンロッド31の上端支持部7の外側面に開口する上部開口部35bを各々有する第1の油穴35と、ピストンロッド31の側壁内に設けられ、ピストン本体32の上面に近接したピストンロッド31の外周側面で第2の油室28側に開口する下部開口部36a及び上端支持部7の外側面に開口する上部開口部36bを各々有する第2の油穴36とが設けられている。また、上端支持部7にピン穴37が設けられている。
また、ピストン29の第1、第2の油穴35、36の各々の上部開口部35bに接続された第1の連通路38aと上部開口部36bに接続された第2の連通路38bを介して電磁弁39が接続され、第2の連通路38bには絞り弁43が接続されている。また、第1の連通路38aに接続された連通路61aと第2の連通路38bに接続された連通路61bを介して往復ポンプ50に並列に電磁弁39が接続されている。
アンロードピストン110 往復ポンプ50は、シリンダ44と、このシリンダ44内に設けられ、シリンダ44をポンプ室51と駆動室52に区画し、周縁シール53を有するピストン本体45と、ポンプ室51に設けられた吸入口54及び吐出口55とを備えている。
油送手段である往復ポンプ50は、シリンダ44と、このシリンダ44内に設けられ、シリンダ44をポンプ室51と駆動室52に区画し、周縁シール53を有するピストン本体45と、ポンプ室51に設けられた吸入口54及び吐出口55とを備えている。
また、吸入口54側の連通路61aと吐出口55側の連通路61bに各々逆止弁46,47が設けられている。
往復ポンプ50の動力源は、後述のアキュムレータ101よりも高い圧が必要であり、例えば、ステアリング系統57の油圧が使用される。
ステアリング系統57の油圧を切換えて往復ポンプ50の駆動室52に送り、往復ポンプ50を駆動する(往復ポンプ用)切替弁48は、4方向4ポート3位置の電磁弁であり、コイルa,bを備えている。切替弁48はコイルaの通電により、ステアリング系統57と往復ポンプ50の駆動室52とが接続され、コイルbの通電により、駆動室52と戻し路58を介してオイルタンク59に接続される。
このように、往復ポンプ50、逆止弁46,47、切替弁48は油圧回路56を構成している。
第1の連通路38aにはアキュムレータ101と第1の油室27の圧力を調整するアンロード装置62が接続されている。アキュムレータ101は、アキュムレータシリンダ102とシリンダ102内をガス室103と油室104に区分するアキュムレータピストン105を備えており、ガス室103には窒素ガスが充填されている。
アキュムレータ101は、図1に示すように、ピストン式、すなわち、隔膜(隔壁)のある形式であり、油圧側を開放しても、ガスが油圧側から出ない構造のものであり、ピストン式の他プラダ式のもであればよい。
アンロード装置62は、アンロードシリンダ107とシリンダ107内を駆動室108と油室109に区分するアンロードピストン110を有するアンロード部106とこのアンロード部106を駆動させるアンロード用切替電磁弁111と、アンロード用切替弁111からの油の漏れを防ぐパイロットチェック弁112とを備えている。
アンロード用切替弁111はコイルcの通電により、ステアリング系統57とアンロード部106の駆動室108とが接続され、コイルdの通電により、駆動室108とオイルタンク59とが接続されている。
次に、この発明の水陸両用車の懸架装置の動作について図2〜8により説明する。通常の陸上走行を図2、海上走行での車輪持上中、車輪持上保持及び車輪戻しを図4〜6、陸上走行での車高上げ及び車高下げを図7,図8に示す。図3はこれらの動作の一覧を示す。
通常の陸上走行では、図2、3に示すように、電磁弁39をOFFとして開いて第1、第2の油室を連通させ、(往復ポンプ用)切替弁48はコイルa、bを各々OFFとして各々給油停止、戻し停止とし、往復ポンプ50は停止とする。アンロード用切替弁はコイルc、dを各々OFFとして各々給油停止、戻し停止とし、アンロードピストン110の位置は下である。
なお、電磁弁39は水陸両用車を使用しない場合はスイッチを切るのでOFFで開としてある。
水陸両用車が、凹凸の道路を走行したときの、振動あるいは衝撃等の荷重は、アキュムレータ101のガス室103の窒素ガスとシリンダ24の第1の油室27の油で吸収され、シリンダ24は上下方向に摺動する。車輪が道路の凸部を通過するときは、シリンダ24が上方向に摺動すると、図1の実線の矢印に示すように、シリンダ24の第1の油室27の油の一部は第1の油穴35の下部開口部35aから第1の油穴35に流入し、第1の油穴35、上部開口部35b、第1の連通路38a、電磁弁39、第2の連通路38a、上部開口部36b、第2の油穴36、下部開口部36aを介して第2の油室28に流れ込む。
また、急激にサスペンションシリンダ6が圧縮される場合は、逆止弁42で油室27から油室28へ油を補給することで、油室28が負圧になるのを防止する。
次に、車輪が道路の凹部を通過するときは、車輪2からの荷重がサスペンションシリンダ6に作用せず、油が凸部とは逆に流れ、図1の点線の矢印に示すように、シリンダ24の第2の油室28の油の一部は第1の油室27に流れ込み、シリンダ24が下方向に摺動する。このようにサスペンションシリンダ6は上下に伸縮するが、アキュムレータ101の窒素ガスや第2の絞り弁43の開口径の大きさで振動等が減衰され過度の振動が防止される。
次に、通常の走行状態から海上走行をするときに、サスペンションシリンダ6を縮めて車輪を持ち上げる動作について図3、4により説明する。
電磁弁39をONとして閉じ、アンロード用切替弁はコイルc、dを各々OFF,ONとして各々給油停止、戻しとし、アンロード部106のアンロードピストン110を押す油圧を開放する。つまり第1の油室の油圧を大気圧にする。このときのアンロードピストン110の位置は上となっている。なお、パイロットチェック弁112は、アンロード用切替弁のコイルdをONとして油をオイルタンク59に戻すときの油圧で開くが、通常はこの方向に油は流れない。
切替弁48はコイルa、bを各々ON、OFFとして各々給油、戻し停止とすると、ステアリング系統57の油圧が往復ポンプ50の駆動室52に流れ、ピストン本体45を下方に押し、吐出口55から逆止弁47を介して油が吐出され、第4の連通路61b、第2の油穴36を介して第2の油室28に流れ込む。
次に、切替弁48はコイルa、bを各々OFF、ONとして各々給油停止、戻しとすると、ステアリング系統57の油圧はピストン本体45に作用しなくなり、アキュムレータ101のガス圧力でピストン本体45は上方に戻され、駆動室52の油は戻し路58に送られる。そして、シリンダ44のポンプ室51に連通路61aを介して第1油室27からの油が補給される。このように、切替弁48のコイルaとコイルbを交互に通電することで、ピストン本体45が下方、上方に往復運動を繰り返して第1の油室27から第2の油室28に油が送られ、第2の油室28の油圧により、シリンダ24は上方に持ち上げられ、車輪2が上方に持ち上げられる。
このとき、サスペンションシリンダ6が上昇するため、第1の油室27の容積が減少し、第1の油室27から第2の油室28に送られた油量より、第1の油室27の容積が減少する容積の方が大きいが、アンロード部106のアンロードピストン110が上昇して吸収するので第1の油室27の圧力は大気圧のままとなる。したがって、サスペンションシリンダ6を縮ませるのに必要な吐出圧は、第1の油室27の圧力が大気圧なので第2の油室28の圧力は車輪質量(ばね下質量)を持ち上げる油圧でよく、アキュムレータ101の容積をサスペンションばね定数から選定したものより大きくしなくとも最小の油圧でサスペンションシリンダ6を縮ませて車輪2を上方に持ち上げることができる。
なお、アンロード部106のシリンダ107容積は、アキュムレータ101のガスの容積の減少量より大きくする必要がある。
次に、車輪を持ち上げた位置で保持するには、図3、5に示すように、電磁弁39をONして閉じて第1、第2の油室を分離し、切替弁48はコイルa、bを各々OFFとして各々給油停止、戻し停止とし、往復ポンプ50は停止とする。アンロード用切替弁111はコイルc、dを各々OFFとして各々給油停止、戻し停止とし、アンロードピストン110の位置は上となる。
次に、サスペンションシリンダ6を伸ばして車輪をもとに戻す動作について図3、6により説明する。
電磁弁39をOFFとして開いて第1、第2の油室を連通させ、アンロード用切替弁はコイルc、dを各々ON、OFFとして各々給油、戻し停止とし、アンロード部106のアンロードピストン110を下に押す。往復ポンプ用切替弁48はコイルa、bを各々OFF、ONとして各々給油停止、戻しとすると、アキュムレータ101のガス圧力により往復ポンプのピストンが上に戻り、第2の油室28から第1の油室27に油が送られ、サスペンションシリンダ6がもとに戻り、通常の車高位置の陸上走行状態になる。このとき、ピストン本体45の位置は上となる。
そして、操作が完了すれば、電磁弁39、切替弁48のコイルa、b、アンロード用切替弁のコイルc、dを全てOFFとする。なお、サスペンションシリンダ6が伸びきった状態の時、アキュムレータ101の油量はなくなる。
次に、通常の車高位置から車高を高くする場合について図3,図7により説明する。
電磁弁39をOFFとして開いて第1、第2の油室を連通させ、アンロード用切替弁はコイルc、dを各々OFFとして各々給油停止、戻し停止として、アンロード部106のアンロードピストン110は下となる。切替弁48はコイルa、bを各々ON、OFFとして各々給油、戻し停止とし、往復ポンプ50のピストン本体45を下まで押せば、第1,第2の油室27,28の油量が増加して車高が上がる。
なお、第1の油室27の断面積が第2の油室28の断面積より大きいので、第1の油室27の油圧が大きいので、サスペンションシリンダ6が伸びて車高が上がる。
次に、通常より高い車高から通常の車高に戻す場合について、図3,図8により説明する。
電磁弁39をOFFとして開いて第1、第2の油室を連通させ、アンロード用切替弁はコイルc、dを各々OFFとして各々給油停止、戻し停止とし、アンロード部106のアンロードピストン110は下となる。切替弁48はコイルa、bを各々OFF、ONとして各々給油停止、戻しとし、往復ポンプ50の駆動室52の油圧を排出し、アキュムレータ101のガス圧力によりピストン本体45を上の通常の車高位置に戻す。
そして、操作が完了すれば、電磁弁39、切替弁48のコイルa、b、アンロード用切替弁のコイルc、dを全てOFFとする。
なお、陸上走行状態で、通常の車高からさらに車高を下げるときは、図示してないが、電磁弁39OFFとして開いて第1、第2の油室を連通させ、切替弁切替弁48はコイルa、bを各々OFF、ONとして各々給油停止、戻しとし、復ポンプ50の駆動室52の油圧を排出し、アンロード用切替弁はコイルc、dを各々OFF,ONとして各々給油停止、戻しとして、第1,第2の油室27,28内の油圧を排出して、サスペンションシリンダ6を縮める。
以上のように、実施の形態1では、下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ24及び上端支持部7が車体4に支持され、ピストンロッド31及びシリンダ24内を第1、第2の油室27,28に区分するピストン本体32からなるピストン29を有するサスペンションシリンダ6と、第1、第2の油室27,28間に、第1の油室27側の第1の連通路38aと第2の油室28側の第2の連通路38bを介して接続された電磁弁39と、電磁弁39に並列接続され、第1の油室27から第2の油室28に油圧を送るピストン式の往復ポンプ50と、第1の連通路38aに接続されたアキュムレータ101と、第1の連通路38aに接続され、第1の油室27の圧力を調整するアンロード装置62と、を備え、通常の陸上の走行では、電磁弁39は開として第1,第2の油室27,28を連通し、往復ポンプ50は停止として懸架動作を行い、海上では、電磁弁39は閉として、第1,第2の油室27,28を分離し、往復ポンプ50を作動させ、油が第1の油室27から第2の油室28に流れるようにして、サスペンションシリンダ6を縮ませるとともに、アンロード装置62により、第1の油室27の油圧の上昇を吸収して車輪2を持ち上げるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、サスペンションばね定数から選定したアキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧でサスペンションを引上げることができ、海上抵抗を減少することができる。
また、往復ポンプ50は、ピストン本体45によりポンプ室51と駆動室52に区分され、この往復ポンプ50を駆動させる切替弁48を備え、持ち上げた車輪2をもとに戻すときは、電磁弁39を開として第1,第2の油室27,28を連通し、切替弁48から駆動室52に油圧を送らないようにすると、アキュムレータ101のガス圧で往復ポンプ50のピストン本体45が上に戻り、第1,第2の油室27,28から油が往復ポンプ50のポンプ室51に流れて、サスペンションシリンダ6を伸ばすので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、海上抵抗を減少することができる。
また、往復ポンプの戻りにアキュムレータ101のガス圧を利用したので、簡単なシステムとすることができる。
また、陸上走行状態で、車高を上げるときは、電磁弁39を開として、切替弁48から往復ポンプ50の駆動室52に油圧を送ることにより、ピストン45が押され、ポンプ室51の油が第1,第2の油室27,28に流れ、サスペンションシリンダ6を伸ばすので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、車高を上げることができる。
また、陸上走行状態で車高をもどすときは、電磁弁39を開として、切替弁48から駆動室52の油圧を排出して、ピストン45を戻すことにより、第1,第2の油室27,28からの油をポンプ室52に戻して、サスペンションシリンダ6を縮めるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、アキュムレータの容積に影響を与えることなく、最小の油圧で車高を下げることができる。
また、第1の連通路38aに接続されたアキュムレータ101に代えて、ピストンロッド31内部にアキュムレータ部30を備えたので、小型にすることができる。
なお、実施の形態1では、アキュムレータ101を別置の場合で示しているが、サスペンション本来のばね定数からアキュムレータの容積を選定し、サスペンションシリンダ6の内部に組込み可能な容積であれば別置の必要はなく、図9に示すように、サスペンションシリンダ6のピストンロッド31の内部にアキュムレータ部30として組込でもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、車輪の数だけ往復ポンプ50、アンロード装置62が必要になり(例えば、6輪独立懸架の場合は、6組必要)、アンロード装置62のアンロード部106は形状が大きく、スペース及び重量が増加する。また、切換弁48等に4方向4ポート3位置のを使用しているが、構造が複雑なため油漏れが生じる場合があり、本実施の形態では、アンロード装置62を省き、また、電磁弁に簡単な構造で、ノンリークのものを使用した構成としたものである。
図10はこの発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図11は海上航走時に、車輪を持ち上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図12は車輪を持ち上げて保持した時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図13は車輪をもとに戻す時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図14は水陸両用車が車高を上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図、図15は水陸両用車が車高を下げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。
図10において、図1と同一または相当部分には同一の符号を付し説明を省略する。
油圧回路56は、第1の油室27と第2の油室28間に、第1の油室27側の第1の連通路38aと第2の油室28側の第2の連通路38bを介して接続された第1の電磁弁120と、第1の連通路38aに接続されたアキュムレータ101と、水陸両用車毎に1台設けられ、油圧の供給を切り換えるオンロード弁123と、サスペンションシリンダ6毎に設けられ、オンロード弁123と第2の連通路38bに接続された第2の電磁弁121と、第1の連通路38aとオイルタンク59間に接続され第1の油室27の圧力を調整する第3の電磁弁122と、第1の連通路38aとオイルタンク59間に接続されたキャビテーション防止弁125とを備えている。
また、第2の連通路38bの油圧を検出する油圧検出手段PTと、この油圧検出手段PTで検出された油圧があらかじめ定められた値に達したときに作動する圧力スイッチPSとを備えている。
なお、第1の電磁弁120は単動2ポート常時開電磁弁であり、第2,第3の電磁弁121,122は単動2ポート常時閉電磁弁であり、いずれも、ノンリーク弁である。
オンロード弁123は、4ポート単動電磁弁であり、車輪2の持ち上げ、戻しに関連する第2の電磁弁121で油圧を遮断できるので、ノンリークでなくともよい。
次に、この発明の水陸両用車の懸架装置の動作について図10〜15により説明する。通常の陸上走行を図10、海上走行での車輪持上中、車輪持上保持及び車輪戻しを図11〜12、陸上走行での車高上げ及び車高下げを図14,図15で示す。
通常の陸上走行では、図10に示すように、第1の電磁弁120のコイルaをOFFして第1、第2の油室27,28を連通し、オンロード弁123のコイルdをOFFとして油圧の供給を停止し、第2の電磁弁121のコイルbをOFFとしてオンロード弁123を分離し、第3の電磁弁122のコイルcをOFFとしてオイルタンク59を分離した後に、実施の形態1と同様な懸架動作を行う。
海上で車輪2を持ち上げるときは、図11に示すように(持ち上げ中)、第1の電磁弁120のコイルaをOFFとして第1、第2の油室27,28を連通し、第3の電磁弁122のコイルcをONとして第1の油室27の油圧及びアキュムレータ101の油圧をオイルタンク59に戻すとともに、オンロード弁123のコイルdをONとして油圧を供給し、第2の電磁弁121のコイルbをONして、オンロード弁123からの供給された油圧を第2の油室28に送りサスペンションシリンダ6を縮ませて車輪2を持ち上げる。
このとき、第1の油室27及びアキュムレータ101の油圧はオイルタンク59に戻るので、第2の油室28の油圧は車輪2を引上げるだけの油圧で十分である。なお、オンロード弁123、第1〜第3の電磁弁120〜122は同時の操作でよい。
そして、図12に示すように、サスペンションシリンダ6がストロークエンドとなると油室28の油圧が上昇し、あらかじめ定めた圧力になると圧力スイッチPSが作動する。
圧力スイッチPSが作動することにより、圧力発信器PTから車輪を持ち上げ完了の信号が発信され、オンロード弁123のコイルd、第2、第3の電磁弁121,122が各々圧力発信器PTからの信号を受信して作動し、オンロード弁123のコイルdがOFFし、油圧の供給を停止し、第1の電磁弁120のコイルaをONとして、第1,第2の油室27,28を分離し、第2、第3の電磁弁121,122のコイルb,cをOFFとして、オンロード弁123とオイルタンク59を各々分離して車輪2の持上げを保持する。
次に、海上で持ち上げた車輪2をもとに戻すときは、図13に示すように、第1の電磁弁120のコイルaをOFFとして第1、第2の油室27,28を連通し、オンロード弁123のコイルdをONとして油圧を供給し、第2の電磁弁121のコイルbをONして、オンロード弁123からの供給された油圧を第1,第2の油室27,28に送り、サスペンションシリンダ6を伸ばして車輪2をもとに戻す。
なお、海上では車輪2の重さ(ばね下質量)でサスペンションシリンダ6が下方に引っ張られているので、第2の電磁弁121からの油の補給が不足すると、第1の油室27が負圧になる可能性がある。これを防止するため、キャビテーション防止弁125からも油を補給するようにする。
そして、サスペンションシリンダ6が伸びきると第2の油室28の油圧が上昇し、あらかじめ定めた圧力になると圧力スイッチPSが作動する。圧力スイッチPSが作動すると圧力発信器PTから車輪戻し完了の信号が発信され、オンロード弁123、第2電磁弁121が各々圧力発信器PTからの信号を受信して作動し、オンロード弁123のコイルdがOFFし、油圧の供給を停止し、第1の電磁弁120のコイルaをONとして、第1,第2の油室27,28を分離し、第2の電磁弁121のコイルbをOFFとして、オンロード弁123と分離して車輪2の戻しを保持する。
なお、圧力スイッチPSが作動する圧力の設定をアキュムレータ101のガス封入圧より少し低い圧力に設定しておく。
また、万一、何らかの事情(操作ミスなど)で、海上でサスペンションシリンダ6を戻さずに、陸上で戻す場合は、圧力スイッチPSが作動する圧力の設定を車両重量を支持した場合の各サスペンションシリンダ6のガス圧とする。
次に、陸上走行状態で車高を上げるときは、図14に示すように、第1の電磁弁120のコイルaをONとして第1、第2の油室27,28を分離し、第3の電磁弁のコイルcをOFFとしてオイルタンク59を分離し、オンロード弁123のコイルdをONとして油圧を供給し、第2の電磁弁のコイルbをONとして、オンロード弁123から供給された油圧を第1,第2の油室27,28に送り、サスペンションシリンダ6を伸ばして車高を上げる。
なお、 第1の油室27の断面積が第2の油室28の断面積より大きいので、第1の油室27の油圧が大きいので、サスペンションシリンダ6が伸びる。
そして、第2の油室28の油圧があらかじめ定めた圧力になると圧力発信器PTから車高上げ完了の信号が発信され、オンロード弁123、第2電磁弁121が各々圧力発信器PTからの信号を受信して作動し、オンロード弁123のコイルdがOFFし、油圧の供給を停止し、第2の電磁弁121のコイルbがOFFして、オンロード弁123と分離して上げた車高を保持する。
次に、陸上走行状態で車高を下げるときは、図15に示すように、第1の電磁弁120のコイルaをOFFとして第1、第2の油室27,28を連通し、第3の電磁弁のコイルcをONとして第1,第2の油室27,28及びアキュムレータ101の油圧をオイルタンク59に戻してサスペンションシリンダ6を縮めて車高を下げる。
そして、第2の油室28の油圧があらかじめ定めた圧力になると圧力発信器PTから車高下げ完了の信号が発信され、第3の電磁弁のコイルcをOFFして第1,第2の油室27,28及びアキュムレータ101の油圧をオイルタンク59と分離して下げた車高を保持する。
以上のように、下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ24及び上端支持部7が車体4に支持され、ピストンロッド31及びシリンダ24内を第1、第2の油室27,28に区分するピストン本体32からなるピストン29を有するサスペンションシリンダ6と、第1、第2の油室27,28間に、第1の油室27側の第1の連通路38aと第2の油室28側の第2の連通路38bを介して接続された第1の電磁弁120と、第1の連通路38aに接続されたアキュムレータ101と、水陸両用車毎に設けられ、油圧の供給を切り換えるオンロード弁123と、サスペンションシリンダ6毎に設けられ、オンロード弁123と第2の連通路38bに接続された第2の電磁弁と、第1の連通路とオイルタンク間に接続され第1の油室の圧力を調整する第3の電磁弁121と、を備え、通常の陸上走行では、第1の電磁弁120を開として第1、第2の油室27,28を連通し、オンロード弁123からの油圧の供給を停止し、第2の電磁弁121を閉としてオンロード弁123を分離し、第3の電磁弁122を閉としオイルタンク59を分離して懸架動作を行い、海上で車輪2を持ち上げるときは、第1の電磁弁120を閉として第1、第2の油室27,28を連通し、第3の電磁弁122を開として第1の油室27の油圧及びアキュムレータ101の油圧をオイルタンク59に戻すとともに、オンロード弁123からの油圧を供給とし、第2の電磁弁121を開として、オンロード弁123からの供給された油圧を第2の油室28に送りサスペンションシリンダ6を縮ませるので、さらに、スペースを小さくして、重量を軽減することができる。
また、持ち上げた車輪2をもとに戻すときは、第1の電磁弁120を開として第1、第2の油室27,28を連通し、オンロード弁123からの油圧を供給とし、第2の電磁弁121を開として、オンロード弁123からの供給された油圧を第1,第2の油室27,28に送り、サスペンションシリンダ6を元に戻すので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、海上抵抗を減少することができる。
また、陸上走行状態で車高を上げるときは、第1の電磁弁120を閉として、第1、第2の油室27,28を分離し、第3の電磁弁122を閉としてオイルタンク59を分離し、オンロード弁123からの油圧を供給とし、第2の電磁弁121を開として、オンロード弁13からの供給された油圧を第1,第2の油室27,28に送り、サスペンションシリンダ6を伸ばすので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、車高を上げることができる。
また、陸上走行状態で通常の車高からさらに車高を下げるとき、または、通常より高い車高から車高を下げるときは、オンロード弁123からの油圧の供給を停止し、第2の電磁弁121を閉としてオンロード弁123を分離し、第1,第3の電磁弁120,122を開として第1,第2の油室27,28及びアキュムレータ101の油圧をオイルタンク59に戻してサスペンションシリンダ6を縮めるので、簡単な構成により、陸上や海上の性能・信頼性を損なうことなく、アキュムレータ101の容積に影響を与えることなく、最小の油圧で車高を下げることができる。
また、第1の連通路38aとオイルタンク59間にキャビテーション防止弁125を接続したので、キャビテーションを防止することができる。
なお、本実施の形態では、アキュムレータ101を別置の場合で示しているが、サスペンション本来のばね定数からアキュムレータの容積を選定し、サスペンションシリンダ内部に組込み可能な容積であれば別置の必要はなく、サスペンションシリンダ6のピストンロッド31の内部にアキュムレータ部として組込でもよい。
また、本実施の形態では、最小のスペース、重量で実現可能であり、また陸上で任意の車輪を自由に独立して制御可能なので、次のような陸上走破性能の向上に発展することができる。
(1)傾斜地でも車両姿勢を保つようにすることができる。例えば、海岸線に沿って砂浜を走る場合でも、車両は水平を保つようにすることができる。
(2)窪みや海岸でスタックした場合に際し、任意の車輪を上下して脱出の手段にできる。
(3)ある車輪を交換する(例えばパンク修理)場合も、その車輪の接地荷重をなくすことができる。
この発明の実施の形態1に係わる水陸両用車の懸架装置の陸上走行時の断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車が通常の陸上走行時、海で車輪を持ち上げた時、車高を変更するときの各々の電磁弁、切替弁及び往復ポンプ等の動作一覧を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置の海上航走時に、車輪を持ち上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置の海上航走時に、車輪を持ち上げて保持した時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置の海上航走時に、車輪をもとに戻す時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置の陸上走行時に、車高を上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置の陸上走行時に、車高を下げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る水陸両用車の懸架装置のサスペンションシリンダの他の概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置の海上航走時に、車輪を持ち上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置の海上航走時に、車輪を持ち上げて保持した時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置の海上航走時に、車輪をもとに戻す時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置の陸上走行時に、車高を上げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る水陸両用車の懸架装置の陸上走行時に、車高を下げる時のサスペンションシリンダの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 懸架装置、2 車輪、4 車体、6 サスペンションシリンダ、13 オンロード弁、24 シリンダ、25 シリンダ本体、27 第1の油室、28 第2の油室、29 ピストン、31 ピストンロッド、32 ピストン本体、38a 連通路、38b 連通路、39 電磁弁、44 シリンダ、45 ピストン本体、48 切替弁、50 往復ポンプ、51 ポンプ室、52 駆動室、56 油圧回路、59 オイルタンク、61a 連通路、61b 連通路、62 アンロード装置、101 アキュムレータ、103 ガス室、104 油室、105 アキュムレータピストン、106 アンロード部、107 シリンダ、108 駆動室、109 油室、110 アンロードピストン、111 アンロード用切替弁、112 パイロットチェック弁、120〜122 電磁弁、123 オンロード弁、125 キャビテーション防止弁。

Claims (11)

  1. 下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ及び上端支持部が車体に支持され、ピストンロッド及び前記シリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体からなるピストンを有するサスペンションシリンダと、
    前記第1、第2の油室間に、前記第1の油室側の第1の連通路と前記第2の油室側の第2の連通路を介して接続された電磁弁と、
    前記電磁弁に並列接続され、前記第1の油室から前記第2の油室に油圧を送るピストン式の往復ポンプと、
    前記第1の連通路に接続されたアキュムレータと、
    前記第1の連通路に接続され、前記第1の油室の圧力を調整するアンロード装置と、
    を備え、
    通常の陸上の走行では、前記電磁弁は開として前記第1,第2の油室を連通し、前記往復ポンプは停止として懸架動作を行い、海上では、前記電磁弁は閉として、前記第1,第2の油室を分離し、前記往復ポンプを作動させ、油が前記第1の油室から前記第2の油室に流れるようにして、前記サスペンションシリンダを縮ませるとともに、前記アンロード装置により、前記第1の油室の油圧の上昇を吸収して前記車輪を持ち上げることを特徴とする水陸両用車の懸架装置。
  2. 前記往復ポンプは、
    ピストンによりポンプ室と駆動室に区分され、
    この往復ポンプを駆動させる切替弁を備え、
    持ち上げた前記車輪をもとに戻すときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記駆動室の油圧を排出するとともに前記アンロード装置を復帰させると、前記アキュムレータのガス圧で前記往復ポンプのピストンが上に戻り、前記第1,第2の油室から前記油が前記往復ポンプの前記ポンプ室に流れて、前記サスペンションシリンダを伸ばすことを特徴とする請求項1記載の水陸両用車の懸架装置。
  3. 陸上走行状態で、車高を上げるときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記アンロード装置を停止させ、前記切替弁から前記往復ポンプの駆動室に油圧を送ることにより、前記ピストンが押され、前記ポンプ室の油が前記第1,第2の油室に流れ、前記サスペンションシリンダを伸ばすことを特徴とする請求項1または2記載の水陸両用車の懸架装置。
  4. 陸上走行状態で、通常より高い車高から車高を下げるときは、前記開閉弁を開として、前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記駆動室の油圧を排出して、前記ピストンを戻すことにより、前記第1,第2の油室からの油を前記ポンプ室に戻して、前記サスペンションシリンダを縮めることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水陸両用車の懸架装置。
  5. 陸上走行状態で、通常の車高からさらに車高を下げるときは、前記電磁弁を開として前記第1,第2の油室を連通し、前記切替弁から前記往復ポンプの駆動室の油圧を排出し、前記アンロード装置から前記第1,第2の油室内の油圧を排出して、前記サスペンションシリンダを縮めることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水陸両用車の懸架装置。
  6. 下端部が車輪の支持部材に連結されたシリンダ及び上端支持部が車体に支持され、ピストンロッド及び前記シリンダ内を第1、第2の油室に区分するピストン本体からなるピストンを有するサスペンションシリンダと、
    前記第1、第2の油室間に、前記第1の油室側の第1の連通路と前記第2の油室側の第2の連通路を介して接続された第1の電磁弁と、
    前記第1の連通路に接続されたアキュムレータと、
    水陸両用車毎に設けられ、油圧の供給を切り換えるオンロード弁と、
    前記サスペンションシリンダ毎に設けられ、前記オンロード弁と前記第2の連通路に接続された第2の電磁弁と、
    前記第1の連通路とオイルタンク間に接続された第3の電磁弁と、
    を備え、
    通常の陸上走行では、前記第1の電磁弁を開として前記第1、第2の油室を連通し、前記第2の電磁弁を閉として前記オンロード弁を分離するとともに、前記第3の電磁弁を閉として前記オイルタンクを分離して懸架動作を行い、
    海上で前記車輪を持ち上げるときは、前記第1の電磁弁を閉として前記第1、第2の油室を分離し、前記第3の電磁弁を開として前記第1の油室の油圧及び前記アキュムレータの油圧を前記オイルタンクに戻すとともに、前記第2の電磁弁を開として前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第2の油室に送り前記サスペンションシリンダを縮ませることを特徴とする水陸両用車の懸架装置。
  7. 持ち上げた前記車輪をもとに戻すときは、前記第1の電磁弁を開として前記第1、第2の油室を連通し、前記オンロード弁からの油圧を供給とし、前記第2の電磁弁を開として、前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第1,第2の油室に送り、前記サスペンションシリンダを元に戻すことを特徴とする請求項6記載の水陸両用車の懸架装置。
  8. 陸上走行状態で車高を上げるときは、前記第1の電磁弁を開として、前記第1、第2の油室を連通し、第3の電磁弁を閉として前記オイルタンクを分離し、前記オンロード弁からの油圧を供給とし、前記第2の電磁弁を開として、前記オンロード弁からの供給された油圧を前記第1,第2の油室に送り、前記サスペンションシリンダを伸ばすことを特徴とする請求項6または7記載の水陸両用車の懸架装置。
  9. 陸上走行状態で車高を下げるときは、前記オンロード弁からの油圧の供給を停止し、前記第2の電磁弁を閉として前記オンロード弁を分離し、前記第1,第3の電磁弁を開として前記第1,第2の油室及び前記アキュムレータの油圧を前記オイルタンクに戻して前記サスペンションシリンダを縮めることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の水陸両用車の懸架装置。
  10. 前記第1の連通路と前記オイルタンク間にキャビテーション防止弁を接続したことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の水陸両用車の懸架装置。
  11. 前記第1の連通路に接続されたアキュムレータに代えて、前記ピストンロッド内部にアキュムレータ部を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の水陸両用車の懸架装置。
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