JPS6224100Y2 - - Google Patents

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JPS6224100Y2
JPS6224100Y2 JP15799882U JP15799882U JPS6224100Y2 JP S6224100 Y2 JPS6224100 Y2 JP S6224100Y2 JP 15799882 U JP15799882 U JP 15799882U JP 15799882 U JP15799882 U JP 15799882U JP S6224100 Y2 JPS6224100 Y2 JP S6224100Y2
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JP
Japan
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socket
nut
bolt
slide rod
locking part
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Application number
JP15799882U
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English (en)
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JPS5962314U (ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/0085Counterholding devices

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボルト・ナツトの共廻り(ボルトある
いはナツトの一方を回転させたとき他方も回転す
ること)を防止するための装置であつて、被締結
物の複数の個所にボルト・ナツト締付けを行なう
場合に用いることのできるボルト・ナツトの共廻
り防止装置に関するものである。
ボルトとナツトで二つの物体を締付ける場合、
回転させる側をボルトとすればナツトは固定され
ていなければならない。即ちボルト・ナツトの共
廻りによるナツトの回転を防ぐ必要がある。この
場合のナツトの回転のために起こる不具合を無く
するためには従来、挾み込み治具を使用してナツ
トの回転を防止したり、後にナツト自体を回転さ
せるナツト締め等の方法がとられてきた。これら
の方法は作業が繁雑であるので被締結物に複数の
ボルト・ナツト締付けを行なう場合硬質ゴムで一
体に成形した一対の六角穴付ソケツトに二個のナ
ツトを差込んで同時にボルト締めを行う方法も用
いられた。しかるに自動車々体の脚廻り部分の組
立てのように、保安上1トン以上の強度の締付け
を行うと、硬質ゴムのソケツトではナツト差込み
部分の摩耗が甚だしく、直ぐに使用に耐えなくな
るという欠点があつた。
なお硬質ゴムに代わる耐摩耗性に富む材料、例
えば金属で作つたソケツトでは、締付け終了後、
ナツトのソケツト六角穴壁への喰い込み(圧迫
力)が残り、容易にソケツトを脱離することがで
きない。
以上の問題は回転させる側をナツトとし、ソケ
ツトで固定する側をボルトとした時にも起こる。
本考案は上記の問題を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、上記の如き六
角穴を複数有する型の使用簡便な装置であつて、
硬質ゴムに代る耐摩耗材料で作られていても締付
作業後に容易に取外すことのできる簡易なボル
ト・ナツトの共廻り防止装置を提供することであ
る。
すなわち、本考案の共廻り防止装置は筒体の一
端に六角穴を形成し、他端に筒体の軸方向に対し
て所定角度の傾斜断面を設けてなるソケツトと、
該他端側からソケツト内に嵌挿されるスライド棒
部と、該スライド棒部の基部に設けた、ソケツト
とほぼ同じ大きさで前記傾斜断面に対応する傾斜
断面を有する係止部と、ソケツトと係止部のそれ
ぞれの傾斜断面を互いに圧接させるスプリング手
段とからなる嵌合具を複数個、連結板に固定して
なることを特徴とする。
次に本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。第1図はボルト1とナツト2で二つの物体
A,Bを締結する状態を示し、この状態でボルト
1を回転させると、それと螺合しているナツト2
も回転し、また一方ナツト2を回転させるとボル
ト1も回転する、いわゆるボルト・ナツトの共廻
りが起こる。
第2図は2個所の締結部位のそれぞれの部位に
おけるボルト1・ナツト2の共廻りを防止するた
めソケツト3、スライド棒部4、係止部5、スプ
リング11よりなる嵌合具2個を連結板6にて固
定してなる本考案の装置を、ナツト2,2に差込
んだ状態を示している。本考案の装置は図の如
く、ソケツト3,3が相互に干渉して装置自体が
回転不可となつているためナツト2,2の各回転
を防ぎ2個のボルト1,1を同時に締付けること
ができる。
第3図、第4図はそれぞれソケツト3の縦断面
図と背面図を示し、所定(約20゜)のスべリ角θ
のスベリ面7が示されている。8はマグネツトで
ソケツト3がナツト2からはずれるのを防ぐのに
有効である。なお3aはソケツトの六角穴を示
す。第5図及び第6図はそれぞれスライド棒部・
係止部4・5の側面図及び正面図を示し、スライ
ド棒部4と係止部5とは同心状に一体化しており
係止部5のスライド棒部4側にはソケツト3のス
ベリ面7と当接するスベリ面9が設けられてあ
る。10はボルト孔を示す。
ソケツト3,3にスライド棒部4,4を挿入し
スプリング11を取りつけてワツシヤー12を介
し六角ボルト13で締付けるとソケツト3を係止
部5に組付けることができる。第7図は組付け後
の側面図、第8図は背面図を示す。
上記の如く組付けた装置を、ナツト2に差込
み、ボルト1を締付けるとナツト2の共廻り力が
ソケツト3に伝達されるが係止部5のスベリ面9
がストツパーの役割を果してソケツト3の回転を
抑えることができる。そしてこの共廻りを防止す
る力はスプリング11の強度またはスベリ面7,
9の角度により調整することができる。
ナツト2の共廻り力をソケツト3の六角穴3a
で止めると相互の間には僅かな間隙があるためナ
ツト2の六角形状とソケツトの六角穴3aとの相
対位置がずれてナツト2の角がソケツト3の壁に
喰い込んだ状態となる。単一のソケツトしかない
装置であれば、それを廻すことができ喰い込みを
外せるが本実施例のようにソケツト3,3が2個
所で固定された状態では喰い込みを外すのが困難
となり、装置の引抜きに苦労する。喰い込みを外
すにはナツト2の六角形状に対してソケツト3の
六角穴3aを対応する位置に戻す必要がある。し
かるに本考案の装置では第2図の矢印の方向に連
結板6、すなわち係止部5を引くことにより、ス
ベリ面7,9の間に2mm程度の隙間を生じ且つス
ベリ面には角度がついているため隙間の分だけソ
ケツト3を廻すことができるのでナツト2の喰い
込みを外すことができる。すなわち、ナツトの共
廻り防止に役立つスベリ面の構造がソケツトの引
抜きにも役立つているといえる。
上記の如く本考案の装置はボルト・ナツトの共
廻りを、複数のソケツトを回転不可に連結固定す
ることで防止でき、締付け終了後の装置の取外し
を、ソケツトの固定を解除することで容易に行な
える構造となつているため、特に多数のそのよう
なソケツトを備えた本考案に係る装置を使用する
場合には締付け作業を迅速に遂行でき、締付け終
了後のソケツトの除去も容易なので作業能率の向
上に資することが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は被締結物に締付けられるボルトとナツ
トを示す側面図、第2図は本考案装置の一実施例
の使用方法を示す図、第3図及び第4図はそれぞ
れ一実施例に係るソケツトを示す縦断面図及び背
面図、第5図及び第6図はスライド棒部・係止部
を示すそれぞれ側面図及び正面図、第7図及び第
8図はそれぞれ一実施例を示す一部切欠側面図及
び背面図である。 図中、1……ボルト、2……ナツト、3……ソ
ケツト、3a……六角穴、4……スライド棒部、
5……係止部、6……連結板、7……スベリ面、
8……マグネツト、9……スベリ面、10……ボ
ルト穴、11……スプリング、12……ワツシヤ
ー、13……六角ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒体の一端に六角穴を形成し、他端に筒体の軸
    方向に対して所定角度の傾斜断面を設けてなるソ
    ケツトと、該他端側からソケツト内に嵌挿される
    スライド棒と、該スライド棒部の基部に設けた、
    ソケツトとほぼ同じ大きさで前記傾斜断面に対応
    する傾斜断面を有する係止部と、ソケツトと係止
    部のそれぞれの傾斜断面を互いに圧接させるスプ
    リング手段とからなる嵌合具を複数個、連結板に
    固定してなることを特徴とするボルト・ナツトの
    共廻り防止装置。
JP15799882U 1982-10-19 1982-10-19 ボルト・ナットの共廻り防止装置 Granted JPS5962314U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15799882U JPS5962314U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 ボルト・ナットの共廻り防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15799882U JPS5962314U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 ボルト・ナットの共廻り防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5962314U JPS5962314U (ja) 1984-04-24
JPS6224100Y2 true JPS6224100Y2 (ja) 1987-06-19

Family

ID=30348182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15799882U Granted JPS5962314U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 ボルト・ナットの共廻り防止装置

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JP (1) JPS5962314U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1399694B1 (it) * 2010-04-09 2013-04-26 Honda Motor Co Ltd Dispositivo di prevenzione di rotazione per un organo di collegamento.
US10513016B2 (en) * 2017-03-02 2019-12-24 The Boeing Company Torque reaction tools and methods for use
JP6333453B1 (ja) * 2017-08-16 2018-05-30 株式会社コムサット 勾配座金供回り防止具及びチャンネル材への勾配座金及びボルトの取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5962314U (ja) 1984-04-24

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