JPH0124416Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0124416Y2
JPH0124416Y2 JP1983169179U JP16917983U JPH0124416Y2 JP H0124416 Y2 JPH0124416 Y2 JP H0124416Y2 JP 1983169179 U JP1983169179 U JP 1983169179U JP 16917983 U JP16917983 U JP 16917983U JP H0124416 Y2 JPH0124416 Y2 JP H0124416Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
wrench
tightening
present
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983169179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6075711U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16917983U priority Critical patent/JPS6075711U/ja
Publication of JPS6075711U publication Critical patent/JPS6075711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0124416Y2 publication Critical patent/JPH0124416Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプツシユピン付きボルトとレンチに関
するものである。
工具が介入できない場所でボルト締結する場合
ボルトの一端から反力を取つて締結する片側締め
ボルトが提案されている。
この片側締めボルトAは第5図に示すようにね
じ部の尾端に多角柱でかつ、ねじ底径より小径の
ピンテールBを設け、このピンテールBから反力
を取る構造のボルトである(実公昭54−8277号公
報参照)。
片側締めボルトAを締結するには図示するよう
な特殊レンチCが使用され、ピンテールBにイン
ナーソケツトDを環装させて反力を取り、インナ
ーソケツトDより大径のアウターソケツトEを回
転させてナツトFを締結する方式である。
この場合、有効にナツトFを締結するためには
ナツトFの後端部からピンテールBを十分に露出
させておく必要がありこのくわえ代Gが十分に確
保されていないと、ピンテールの山が削り取られ
てなめりを発生しやすい。
なめりを発生すると反力が得られないのでナツ
トの締結が不可能となるだけでなく、焼きつけを
生じてしまい再締めや解体も困難となる。
この様な状態が特に自動車の組み立てラインで
発生したら効率的にボルトナツトを締結する事は
期待できず、作業性が低下する事は明らかであ
る。
上記の問題を解消する為、第3図のようにイン
ナーソケツト71がピンテール62によつて所定
の位置まで後退しないと回転作動しないようにレ
ンチ7が改良された。
すなわちインナーソケツト71の先端をアウタ
ーソケツト72の先端よりナツト5の厚さ分だけ
後退して形成する。
そしてナツト5の前進によつて相対的にボルト
の先端が露出してくるからインナーソケツト71
をアウターソケツト72に対し、相対的に後退し
てスライドするよう構成する。
また一方ボルトは第3図に示すようなねじ部6
1とピンテール62の間に案内軸63を介在させ
て仮締めの際に十分にピンテール62が露出する
よう形成する片側締めボルト6が開発された。
ところが改良されたレンチ7と片側締めボルト
6を併用して実際使用すると次のような不都合が
生じることが明らかになつた。
〈イ〉 自動車の組み立てラインで作業員は一種
類のボルトだけではなく、何種類ものボルトや
ナツトを締結しなければならない。
その中には片側締めボルトだけではなく、逆
にナツトがあらかじめ溶接などで固定されてい
る箇所にボルトを貫挿して、ボルト頭部に回転
を与えて締結する場合もある。
後者のようなボルトを締結する場合には同一
のレンチでは締結できない。
何故なら改良されたレンチ7はインナーソケ
ツト71の前端がアウターソケツト72のそれ
より後退しているのでアウターソケツト72に
嵌挿されているボルトの頭部はインナーソケツ
ト71を所定の位置まで後退させないからであ
る。
〈ロ〉 従つて作業者はボルトの種類に合せてレ
ンチを交換して使用するか、またはボルトの種
類に応じて作業者を配置しなければならず、作
業効率が低下する。
本考案は以上のような問題を解決するためにな
されたもので作業の効率化が図れるボルトとレン
チを提供する事を目的とする。
次に本考案の実施例について説明する。
[イ] ボルトの構造 本考案のボルト1はボルト軸2にねじを刻設し
ボルト軸2の一端に頭部3を有し、頭部3の端面
にプツシユピン4を突設して形成する。
プツシユピン4はボルト1を転造する際に一体
に形成すれば加工コストが低減できる。
なお、第4図に示すように頭部3のボルト軸2
側にフランジ8を突設する場合もある。
[ロ] プツシユピンの寸法 本考案のボルト1は前述の片側締めボルト6と
併用するときに著しい効果を期待できる。
すなわち片側締めボルト6を締結する際に使用
するレンチ7と同一のレンチを使用して締結しよ
うとするものであるからボルト1の頭部3に環装
したときにレンチ7が回転可能な状態になければ
ならない。
従つてプツシユピン4の寸法は、レンチ7を環
装したときにインナーソケツト71を後方にスラ
イドさせてアウターソケツト72を回転させ得る
に十分な寸法に形成する。
つまりプツシユピン4の断面径はピンテールと
同径でインナーソケツト71に内挿可能に形成
し、その長さLはピンテール62の軸方向の長さ
Mと等しく形成する。
またプツシユピン4の断面径をインナーソケツ
ト71を閉塞する寸法に形成した場合にはピンテ
ールの長さより僅かに短かく形成する事も可能で
ある。(図示せず) [ハ] レンチ レンチ7は従来の片側締めボルトに使用するも
のを用いる。
このレンチ7はボルト1のプツシユピン4に押
されてインナーソケツト71が所定の位置まで後
退した後、アウターソケツト72が回転作動する
構造である。
次に自動車等の組み立てライン上で本考案のボ
ルト1を締結する場合の締結方法について説明す
る。
[イ] 仮締め ライン上には各種のボルトを使用して部材を固
定すべく組み立て品が移動していく。
そして締結部材からボルト軸61端を突出する
場合(第3図)には案内軸63とピンテール62
を有する片側締めボルト6にナツト5を嵌め込
む。
また本考案のボルト1はナツト5の固定されて
いる孔にボルト1を差し込んで仮締めする。
ナツトの仮締めおよび本考案のボルト1の仮締
めは軽く手で回転してねじ山の二〜三山程ねじ込
む。
[ロ] 締結 仮締めを通過した組み立て品は次の締結工程に
到着する。
作業者は片側締めに使用するレンチで従来の片
側締めボルト(第3図)と本考案のボルト1(第
1,2図)の両方のボルトを順次締結していく。
この際本考案のボルト1は頭部3にアウターソ
ケツト72が環装されるとプツシユピン4がイン
ナーソケツト71を押し込んでレンチ7の回転を
可能にする。従つてレンチ7を交換せずにボルト
1を締結できる。
本考案は以上説明したようになるから片側締め
ボルトの締結に使用した同一のレンチを使用して
瞬時に締結できる。
従つて本願ボルトと片側締めボルトを併用して
締結する場合にはボルトの種類に応じてレンチを
交換する必要がなく、作業性が向上する。
また、従来技術には、ボルトの頭部端面に一定
トルクにおいて切断可能な凸起部を有するボルト
と、この凸起部に係合可能な孔を有するナツトよ
り構成したものが存在する。
そしてこの従来技術の効果は、ナツトを凸起部
に係合させて締め付け、所定の締付トルクに達し
た時に凸起部が切断されるよう構成し、ボルトの
締付を確実ならしめるためのものである。
それに対して本考案は、上述したようなプツシ
ユピン付きボルトとレンチの組合せで構成され
る。
そしてその効果も、上述したように、本願ボル
トと片側締めボルトを併用して締結する場合にお
いて、レンチを交換する必要がなく、作業の効率
を図ることができるものである。
従つて、以上のことより、従来技術と本考案は
構成及び効果を全く異にするものであり、本考案
は従来技術からは期待することができない、優れ
た効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係るボルトの一実施例の説明
図、第2図:本願ボルトの締結時の説明図、第3
図:片側締めボルトの締結時の説明図、第4図:
その他の実施例の説明図、第5図:従来のボルト
の説明図。 1……プツシユピン付きボルト、2……ボルト
軸、3……ボルト頭部、4……プツシユピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インナーソケツトが片側締めボルトのピンテー
    ルに押されて所定の位置まで後退すると、アウタ
    ーソケツトが回転作動するレンチと、 ボルト頭部の端面に、インナーソケツトを片側
    締めボルトのピンテールとほぼ同位置まで後退さ
    せる寸法のプツシユピンを突設したボルトとより
    なる、 ボルトとレンチ。
JP16917983U 1983-10-31 1983-10-31 ボルトとレンチ Granted JPS6075711U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16917983U JPS6075711U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 ボルトとレンチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16917983U JPS6075711U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 ボルトとレンチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6075711U JPS6075711U (ja) 1985-05-27
JPH0124416Y2 true JPH0124416Y2 (ja) 1989-07-25

Family

ID=30369660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16917983U Granted JPS6075711U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 ボルトとレンチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6075711U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2574665Y2 (ja) * 1993-12-27 1998-06-18 株式会社サンノハシ 片側締めファスナ−
US6935209B2 (en) * 2003-09-02 2005-08-30 Alcoa Global Fasteners, Inc. Key and key holder for fastener installation tool

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828158U (ja) * 1971-08-05 1973-04-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828158U (ja) * 1971-08-05 1973-04-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6075711U (ja) 1985-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09324495A (ja) 接続具及びこれを用いた接続方法
US3925876A (en) Method of joining bolts or rivets to nuts
US2421181A (en) Stud bolt
JP3290383B2 (ja) 工具ホルダ
KR100355166B1 (ko) 삽입체너트및패스너
US3655227A (en) Tension stressed structure
JPH0124416Y2 (ja)
JP4920063B2 (ja) 締結構造
JP3569562B2 (ja) ボルトの緩めトルク低減構造および緩め方法
JPH028498A (ja) コンクリート部材の締結装置
JPS6224812Y2 (ja)
JP3018706U (ja) 弛み止めナット
JPH08193609A (ja) 特殊高力ボルト
JP2860418B2 (ja) 片側締めボルトの締結方法
JPS6322058Y2 (ja)
JPS624459Y2 (ja)
JP2683190B2 (ja) 立体トラスの球継手と杆材との接合方法
JP2532947Y2 (ja) 管継手
JPH0727083Y2 (ja) ボルト締付機のソケット交換用工具
JPH11294429A (ja) 強結合可能なボルト及びナット
JPH0768724B2 (ja) 角形鋼材の連結構造及び連結方法
JP2000240632A (ja) ロックナット
JP2600026Y2 (ja) 自動ソケット工具
JPS6010769Y2 (ja) ブラインドナット工具
EP0896161A2 (en) Union nut with external surface having radial toothing