JPS62239804A - 電力機器間の接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ガス絶縁開閉装置（以下ＧＩＳという）や
変圧器等のように、絶縁性ガスまたは油が封入された容
器内に電力機器を収納したものにおいて、２個の容器の
それぞれの電力機器間を接続する電力機器間の接続装置
に関する。

〔従来の技術〕

通常、配電用変電所では、たとえば２回線受電３パンク
の場合、第９図に示すような構成になっており、ガス遮
断器（ＧＣＢ　）を備えた受電用ＧＩＳ（ＡＩ）、（Ａ
２）間に分岐接続用のＧＩＳ（Ａ３）が配置されるとと
もに、各Ｇ　Ｉ　Ｓ　（ＡＩ　）、（Ａ２）、（Ａａ）
にそれぞれ対応して変圧器（Ｂ）が設置され、ＧＩＳ（
ＡＩ）、（Ａ２）とＧＩＳ（八３）とのそれぞれの線路
機器間および各ＧＩＳ（Ａｔ）。

（Ａ２）、（Ａ８）　（Ｄｔａ路Ｊａ、器と各変圧器（
Ｂ）の１次側端子とのそれぞれの間が接続されている。

なお、（ＰＤ）は計器用変圧器であり、また、Ｘ印は断
路器、△印はケーブルヘッドをそれぞれ示す。

ところで、周知のように、ＧＩＳは、遮断器、断路器、
計器用変圧器、母線等、発・変電所の機器のうち変圧器
以外の機器を容器内に収納するとともに、該容器内にＳ
Ｆ６ガス等の絶縁性ガスを封入して構成され、他方、変
圧器は、コア、巻線等からなる変圧器本体を容器内に収
納するとともに、該容器内に絶縁性ガスまたは油を封入
して構成されている。

したがって、前述のように、ＧＩＳ間およびＧＩＳ。

変圧器間の接続に際しては、各容器内を気密保持し、か
つ、各機器間の接続部の絶縁を保持する必要がある。

そして、従来の電力機器間の接続装置は、ＧＩＳと油入
式変圧器との間の接続の場合、第１Ｏ図に示すような構
成になっている。

すなわち、ＧＩＳ（Ａ）の容器（１）に形成された導体
引出口（２）に、該Ｇ　Ｉ　Ｓ　（Ａ）の線路機器に接
続された引出導体（３）を支持し容器（１）内を密封保
持した絶縁スペーサ（４）が設けられ、この外側に引出
導体（３）に接続された接続導体（５）を収容し絶縁性
ガスを封入してなる接続容器（６）が一体に設けられ、
接続時、ＧＩＳ（Ａ）が変圧器（Ｂ）側に移動されると
ともに、接続容器（６）より導出した接続ケープ／ｖ　
（７）が変圧器（Ｂ）の油容器（８）内に導入され、該
所で変圧器１次側端子に接続されたのち、油処理が施こ
され、油容器（８）内が密封保持されている。

また、ＧＩＳと、　ＧＩＳまたはガス封入式変圧器との
間の接続の場合は、第１１図に示すように、ＧＩｓ（Ａ
）の絶縁スペーサ（４）に支持された引出導体（３）に
接触導体（９）が連結され、ＧＩＳ（Ａ）または変圧器
（Ｂ）の容器αＱに形成された導体引出口αυに、ＧＩ
Ｓ（Ａ）の線路機器または変圧器（Ｂ）の１次側端子に
接続された引出導体αのを支持し容器００内を密封保持
した絶縁スペーサＱ３が設けられ、該スペーサα３より
導出した引出導体（２）にチューリップ接触子０４）が
取り付けられている。

そして、接続時、容器（１）　、　（ＩＧの一方を他方
側に移動し、接続容器ａ５内において接触導体（９）と
接触子α→とを接続したのち、接続容器Ｑ５内に絶縁性
ガスが封入され、ガス処理が施こされている。

さらに、他の接続装置としては、第１２図に示すものが
あり、電力機器が収納され絶縁性ガスまたは油が封入さ
れた２個の容器ＱＱ、Ｑηが、それぞれの導体引出口を
向い合わせて設置され、それぞれの導体引出口に、引出
導体α樽、α９を支持しそれぞれの容器α０．αη内を
気密保持した絶縁スペーサ翰、　＋２１１が設けられる
とともに、一方の容器αηに、その引出導体ｃ！ｌｌに
接続された接続導体にを内装し固定側筒部（２８ｋ）　
、可動側筒部（２３ｂ）オヨび両筒部（２３ａ）。

（２３ｂ）を連結するベローズ（２８０）からなる接続
容器（ハ）が取り付けられている。

そして、接続時、２点鎖線に示すように、ベローズ（２
３０）を伸張して可動側筒部（２３ｂ）を容器αＱから
離した状態で、引出導体−と接続導体■とがボルト締め
により接続され、その後、ベローズ（２３０）を収縮し
て可動側筒部（２３ｂ）が容器αＱに気密に取り付けら
れるとともに、接続容器の内が絶縁性ガスによりガス処
理されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前記従来の接続装置によると、第１０図で示し
たものの場合、接続時に変圧器（Ｂ）における油処理が
必要であり、また、第１１図および第１２図で示したも
のの場合、接続時に接続容器Ｑ５　、　！２３１におけ
るガス処理が必要である。

この油処理、ガス処理は、容器内を真空引きし、その後
、油、ガスを充填する作業が必要であるが、これらの作
業を現地で行なわねばならず、これらの処理装置を要す
るのみならず、多くの作業時間を要する不都合があり、
特に、事故時等においては、その復旧に難を要し、停電
時間が長くなる欠点を有している。

また、第１０図および第１１図で示したものの場合、接
続作業時に、ＧＩＳ（Ａ）等、一方の重量機器の横移動
が必要であり、両機器を同時に据え付けることができず
、その据付時間が増すとともに、作業時間が前述の接続
時間に加算され、停電時間がさらに長くなる欠点があり
、しかも、重量機器の移動のだめのスペースが余分に必
要になる欠点を有している。

そこで、この発明においては、前記の点に留意し、機器
の据付時間および事故時の復旧時間（停電時間）を短縮
し得る手段を提供することを技術的課題とする。

〔問題点を解決するだめの手段〕

この発明は、電力機器が収納された容器内に絶縁性ガス
または油を封入し、２個の容器のそれぞれの電力機器間
を電気的に接続する電力機器間の接続装置において、一
方の前記容器の導体引出口に設けられ該容器内の電力機
器に接続された導体を支持し該容器内を気密保持した第
１絶縁スペーサと、他方の前記容器の導体引出口に伸縮
継手を介して設けられ該容器内の電力機器に接続された
導体を支持し該容器内を気密保持した第２絶縁スペーサ
と、前記両絶縁スペーサ間に挾み込まれ前記両導体を接
続する接続導体を支持した絶縁体とを備えたことを特徴
とするものである。

〔作　用〕

したがって、この発明の電力機器間の接続装置では、２
個の容器をそれぞれの導体引出口を向い合わせて設置し
たのち、一方の容器の導体引出口に設けられた第１絶縁
スペーサに対し、他方の容器の導体引出口に伸縮継手を
介して設けられた第２絶縁スペーサを、その伸縮継手を
伸張して移動し、両絶縁スペーサ間で絶縁体を挾み込む
と、第１絶縁スペーサに支持された導体と第２絶縁スペ
ーサに支持された導体とが、絶縁体に支持された接続導
体により接続され、両容器にそれぞれ収納された電力機
器間が、それぞれの容器内の気密状態を保持したまま、
電気的に接続される。

この接続状態では、絶縁体が両絶縁スペーサ間で挾み込
まれることにより、接続導体と両絶縁スペーサに支持さ
れた両導体とのそれぞれの接続部における絶縁が、ガス
処理等を施こすことなく保持される。

〔実施例〕

つぎに、この発明を、その実施例を示しだ第１図ないし
第８図とともに詳細に説明する。

まず、■実施例を示した第１図ないし第６図について説
明する。

これらの図面において、Ｃ４１は（、ＩＳまたは変圧器
のように電力機器が収納され絶縁性ガスまたは油が封入
された第１容器であり、その右側面に導体引出口内が形
成されている。愉は該引出口−に設けられ中心に第１容
器は内の電力機器に接続された引出導体−を支持した第
１絶縁スペーサであり、エポキシ樹脂により構成されて
いる。

この絶縁スペーサ■の外周部には、タップ加工を施こし
た８個の埋金が等間隔にモールドされており、引出口（
至）のフランジ部（２）に挿通した８個のポルシト四を
それぞれ各埋金に螺合することにより、絶縁スペーサ（
至）が導体引出口□□□に固定される。

■はＧＩＳのように電力機器が収納され絶縁性ガスが封
入された第２容器であり、その左側面に導体引出口Ｇυ
が形成され、これが第１容器（２４１の導体引出口価）
に対向している。（３７Ｊは導体引出口Ｇυの周縁に一
体に設けられたフランジであり、該フランジ（３４には
、４本のスタッド關が突設されるとともに、４個のねじ
穴が形成されており、各スタッド（３３）と各ねじ穴と
がフランジ（３４の円周方向に交互にかつ等間隔に配置
されている。

（３４）は前記フランジ（３２１に取り付けられた伸縮
継手であり、その両端のフランジ（ト）、（至）にはそ
れぞれ８個のポｚＬｚ　）挿通孔が等間隔に透設されて
いる。

そして、この両フランジｊ３５１．（ト）のそれツレの
１つおきの４個のポルト挿通孔に前記各スタッド關を挿
通し、該各スタッド（３（８）に螺合されたナツト（３
力をフランジ卵を介してフランジ１３４に締め付けると
ともに、フランジ卵の残りの４個のボルト挿通孔に挿通
されたボルトμｓをフランジ１３力のねじ穴に螺合する
ことにより、伸縮継手頃が第２容器■の導体引出口Ｇυ
に取り付けられる。

（３９）は第２容器■の導体引出口０υに前記伸縮継手
□□□を介して設けられた第２絶縁スペーサであり、該
スペーサ（３９）の中心には引出導体（４０）が支持さ
れており、これが第２容器■内の電力機器に接続された
中空導体（４１）に摺動接触子（４２１を介して摺動自
在に接続されている。

この第２絶縁スペーサ（３９）は、第１絶縁スペーサ■
と同様、エポキシ樹脂により構成されており、第２絶縁
スペーサ色９）の外周部には、第３図に示すように、タ
ップ加工が施こされた４個の埋金（４３１がモールドさ
れるとともに、４個のポルト挿通孔（４４）が透設され
ており、各埋金（４３１と各ボルト挿通孔（４４）とが
交互に等間隔に配置されている。

そして、第２絶縁スペーサ０９）は、伸縮継手（３４）
のフランジ（至）に挿通された４本のポルト載を当該絶
縁スペーサ（３９）の各埋金（４３１に螺合することに
より、伸縮継手（３４１に取り付けられている。また、
フランジ（ト）のボルト挿通孔と第２絶縁スペーサ（３
９）のポルト挿通孔（４４）には前記スタッド１３３１
が挿通され、スタッド（３３）のフランジ（至）側およ
び絶縁スペーサ（３９）側にそれぞれナラ）　＋４６＋
および特殊ナラ）　［４７１が螺合されている。この特
殊ナツト１４７１は、後述の絶縁体を両絶縁スペーサの
、　＋３９＋間で挾み込んだ際の両絶縁スペーサω、　
＋３９１間寸法４に等しい長さに形成されており、絶縁
体の縮み代を規定するようになっている。

＋４８１　、　（４９１は両絶縁スペーサ■、Ｇ９）に
支持された引出導体−，＋４０１のそれぞれの端部に嵌
め込まれた接触筒、廁は両絶縁スペーサの、　Ｃ３９１
間に挾み込まれたゴム質の絶縁体であり、絶縁スペーサ
の、　（３９＋のそれぞれの向い合う而の形状に合うよ
うほぼ算盤珠状に形成されている。のりは絶縁体側の中
心に一体に支持され両端にそれぞれ接触部６）、（至）
を備えた接続導体であり、両絶縁スペーサの、　１３９
１間で絶縁体（５０）を挾み込んだ際、固接触部６２．
Ｑがそれぞれ接触筒＋４８１　、　ｆ４９）に嵌合して
接触し、両引出導体幅。

ΔＱが接続導体Ｇυを介して接続される。（財）はＯリ
ングである。

つぎに、前記実施例の作用について説明する。

まず、第１容器例と第２容器■とのそれぞれの電力機器
間の接続前の状態において、第１容器Ｔ２４）内は、そ
の導体引出口Ｇに設けられた第１絶縁スペーサ■により
密封保持され、また、第２容器■内は、その導体引出口
Ｇυに伸縮継手（３４）を介して設けられた第２絶縁ス
ペーサ（３９）により密封保持されている。

このとき、伸縮継手−）は収縮状態とされ、スタッド（
３３１に螺合されたナツト（４６）と特殊ナラ！−（４
７１とにより、第２絶縁スペーサ（３９）に加わる内圧
力（第２容器■内のガス圧をＰ　（＝０．５〜１ｋｇ／
ｃ１１Ｎ）　、導体引出口ｃ３υの内径をＤとすると、
内圧力は・°Ｄ”−Ｐ／、）により伸縮継手（財）が伸
びるのを押えている。

そして、両容器２４１．　Ｃ３０１を、第２図に示すよ
うに、それぞれの絶縁スペーサ■、已９）が対向しかつ
両絶縁スペーサＨ、（３９＋間にわずかの間隙が残るよ
うにして、据え付ける。

つぎに、第２絶縁スペーサ（３９）に絶縁体（５０）を
取り付けたのち、各特殊ナツト６ηをスタッド關に対し
てたとえば左回転方向に回し、伸縮継手ｅ４１を伸張す
る。すなわち、前述したように、第２絶縁スペーサ０９
）には第２容器■内の内圧力が加わっており、各特殊ナ
ラ）　＋４７１をＩＩ絶縁スペーサの側に移動すること
により、これに応じて第２絶縁スペーサ（３９）が内圧
力の抑圧により移動し、伸縮継手例が伸張する。

したがって、特殊ナツト（４ηをその端面が第１絶縁ス
ペーサ■に当接するまで移動すると、第２絶縁スペーサ
（３９）の移動とともにこれに取り付けられた絶縁体乃
Ｏ）の接触部（イ）が第１絶縁スペーサ■の接触筒（４
（へ）に嵌合するとともに、該絶縁体（イ）が両絶縁ス
ペーサ■、　（３９１間に挾み込まれる。このとき、第
２絶縁スペーサ（３９）に加わる内圧力は、絶縁体（５
０）を両絶縁スベーサノ、　＋３９１間で締め付ける力
として作用し、絶縁スペーサ■、　（３９！間に絶縁体
（ｉ５０＋が密着する。

その後、スタッド（３３）のナツト４６）を締め付ける
。

すなわち、前述した特殊ナツト（４７１の移動により、
第２絶縁スペーサ（３９）は第６図の状態から第５図の
状態に移動するが、ナツト（州は元の位置のままである
ため、該ナラ）　ｋ６１を回して移動し、特殊ナラ１−
　（４７１との間で第２絶縁スペーサ（３９）およびフ
ランジ（７）を締め付ける。

以上により、第１図に示した接続状態となり、第１容器
２１内の電力機器と第２容器■内の電力機器とが、引出
導体け、接続導体Ｇ１）、引出導体＋４０１　。

摺動接触子４４および中空導体（４１）を介して接続さ
れる。

この接続状態では、絶縁体（５０）が両絶縁スペーサ＠
　、　（３！ｌ）間に密着状態で挾み込まれ、しかも、
絶縁体（５０）の形状により沿面距離の増大が図られて
おり、この結果、接続導体の１）と両引出導体罰、　＋
４０１とのそれぞれの接続部の絶縁が確実に保持されて
いる。

つぎに、前記接続状態より開離する場合は、前述とは反
対の操作を行なう。すなわち、ナツト（刺を緩めて第５
図に示す位置に移動し、つぎに、特殊ナツト（４力をた
とえば右回転方向に回し、伸縮継手（３４）を収縮しな
がら第２絶縁スペーサ（３９）を導体引出口０υ側へ移
動し、第２図に示す開離状態となる。

なお、前記実施例では単相管路の場合について説明した
が、３相管路についても同様に実施できる。

すなわち、第１容器Ｃ４１の導体引出口（２５）に、該
容器ｃ！４１内の電力機器に接続され九３相の引出導体
を支持し該容器２１内を気密保持した第１絶縁スペーサ
を設けるとともに、第２容器■の導体引出口ｃ３Ｄに伸
縮継手（財）を介して、該容器■内の電力機器に接続さ
れた３相の引出導体（４０１′を支持し該容器■内を気
密保持した第７図に示すような第２絶縁スペーサｌ３９
ｒを設け、両絶縁スペーサ間に第８図に示すような絶縁
体（５０ｒを挾み込み、絶縁体φｏｆに支持された３相
の接続導体げにより両引出導体を接続する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明の電力機器間の接続装置による
と、２個の容器の据付後、伸縮継手を伸張して第１．第
２絶縁スペーサ間で絶縁体を挾み込むことにより、両容
器内のそれぞれの電力機器間を電気的に接続することが
でき、かつ、接続部の絶縁を保持することができるもの
であり、機器間の接続後、接続部のガス（油）処理が不
要になり、接続作業時間を短縮できるとともに、ガス（
油）処理装置を不要にできる。

また、両様器間の接続時、これら容器を横移動する必要
がなく、両容器を据付順序を定めることなく同時に据え
付けることが可能になり、平行して作業を行なうことが
でき、容器の据付時間の短縮が図れるとともに、横移動
のための余分なスペースが不要になる。

したがって、事故発生時、容器を横移動することなく吊
り上げ等により速やかに取り外すことができ、迅速な復
旧作業が可能になり、前記据付時間の短゛縮と接続作業
時間の短縮とにより、事故時の復旧時間（停電時間）の
大幅な短縮が図れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図はこの発明の電力機器間の接続装置
の実施例を示し、第１図ないし第６図は！実施例を示し
、第１図および第２図はそれぞれ接続時および開離時の
要部の切断正面図、第３図は第２絶縁スペーサの側面図
、第４図は絶縁体の斜視図、第５図および第６図は接続
、開離の動作を示す一部の切断正面図、第７図および第
８図は他の実施例を示し、第７図は第２絶縁スペーサの
第１１図および第１２図はそれぞれ従来の接続装置の切
断正面図である。 伽・・・第１容器、■・・・導体引出口、（至）・・・
第１絶縁スペーサ、勿・・・引出導体、■・・・第２容
器、０υ・・・導体引出口、（財）・・・伸縮継手、（
３９）　、　（３９ｆ・・・第２絶縁スペーサ、＋４ｏ
＋　、　（４ｏｆ・・・引出導体、軸、争Ｏｒ・・・絶
縁体、６υ。 但ｄ・・・接続導体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電力機器が収納された容器内に絶縁性ガスまたは
   油を封入し、２個の容器のそれぞれの電力機器間を電気
   的に接続する電力機器間の接続装置において、一方の前
   記容器の導体引出口に設けられ該容器内の電力機器に接
   続された導体を支持し該容器内を気密保持した第１絶縁
   スペーサと、他方の前記容器の導体引出口に伸縮継手を
   介して設けられ該容器内の電力機器に接続された導体を
   支持し該容器内を気密保持した第２絶縁スペーサと、前
   記両絶縁スペーサ間に挾み込まれ前記両導体を接続する
   接続導体を支持した絶縁体とを備えたことを特徴とする
   電力機器間の接続装置。