JPH0742173Y2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH0742173Y2
JPH0742173Y2 JP15615587U JP15615587U JPH0742173Y2 JP H0742173 Y2 JPH0742173 Y2 JP H0742173Y2 JP 15615587 U JP15615587 U JP 15615587U JP 15615587 U JP15615587 U JP 15615587U JP H0742173 Y2 JPH0742173 Y2 JP H0742173Y2
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JP
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gas
insulating spacer
insulated switchgear
insulating
busbar
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JP15615587U
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彰 西沢
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は増設回線を有するガス絶縁開閉装置に関する。
(従来の技術) 近年、SF6等の絶縁ガスを絶縁媒体とするガス絶縁機器
を相互に接続したガス絶縁開閉装置が変電所,開閉所等
に主開閉装置として使用されている。
そして、一般にガス絶縁開閉装置は複数回線を有し、一
部は増設回線としている場合が多い。
ここで、増設回線を有する一般的なガス絶縁開閉装置を
第3図の単線結線図にて説明する。第3図において、1
は主母線であり、この主母線1に3個の既設回線2が接
続されている。さらに、主母線1には、1個の増設回線
3が接続されている。また、既設回線2は母線側断路器
4、接地装置5、遮断器6、接地装置7、線路側断路器
8、接地装置9等からなる。他方、増設回線3は母線側
断路器10、接地装置11等からなる。
そして、既設回線2及び増設回線3の実配置の一例は第
4図及び第5図に夫々示す。第5図において、将来遮断
器が接続されるべき母線側断路器10の接続部は第4図に
示す既設回線同様絶縁スペーサ12にて封止し、この絶縁
スペーサ12をさらに端板13にて封止している。
そして、増設回線3に遮断器以下の機器を接続する場合
には、無停電のため他の既設回線2に課電した状態で作
業が行なわれる。このため、母線側断路器10の主母線1
側は常時課電されていることになる。よって、遮断器の
接続に際しては母線側断路器10を開き、接地装置11を閉
じた後、端板13が取外され、ここに、遮断器が接続され
る。
ところで、この遮断路の接続作業は母線側断路器10の極
間電圧を持たせるため例えば数気圧の絶縁ガスを封入し
た状態で行なう必要がある。この絶縁ガスの圧力は絶縁
スペーサ12に定常的にかかっている。このため、絶縁ス
ペーサ12はガス圧に耐える強度を有するものの、遮断器
の接続の際破損する虞れがある。もし、絶縁スペーサ12
が破損した場合には、絶縁ガスが放出し、地絡事故が発
生することにより作業者が危険にさらされることにな
る。
(考案が解決しようとする問題点) このように従来の既設回線の母線側断路器に遮断器以下
を接続する場合、母線側断路器の接続部を封止する絶縁
スペーサが破損する虞れがある。
本考案は上記問題点を除去するために成されたもので、
増設回線の増設が完全に行なえるガス絶縁開閉装置を提
供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案においては主母線に
接続されたガス絶縁機器の増設時に接続されるべき接続
部を絶縁スペーサの二重構造としている。
(作用) このように構成することにより、増設時のガス絶縁機器
側の絶縁スペーサの破損が防止される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図及び第2図を参照して説
明する。尚、既設回線については従来の構成と同様とす
る。第1図は増設回線14の構成を示し、1は主母線であ
り、このこの主母線1に母線側断路器15が接続されてい
る。この母線側断路器15は接地装置16を備えたいわゆる
接地装置付断路器である。また、母線側断路器15の遮断
器を接続すべき接続部は第1の絶縁スペーサ17にて封止
する。この第1の絶縁スペーサ17は、母線側断路器15内
に封入された絶縁ガスのガス圧が常時かかっており、ガ
ス区分用として使用する。さらに、第1の絶縁スペーサ
17の反母線側断路器15側には円筒状の容器18の一端を気
密に接続する。そして、この容器18の他端には第2の絶
縁スペーサ19を接続する。この第2の絶縁スペーサ19は
ガス区分を特に必要としない。また、第2の絶縁スペー
サ19は端板20にて気密に着脱自在に封止している。尚、
第1の絶縁スペーサ17、容器18、第2の絶縁スペーサ19
で囲まれた空間A及び第2の絶縁スペーサ19、端板20で
囲まれた空間Bは絶縁ガスが封入されている。
ところで、ガス絶縁機器の内部アークによる容器内圧力
上昇値ΔP(t)は下式で示される。
ここで、ΔP(t):圧力上昇値 C1:定数 V:容器体
積 I:アーク電流値 t:電流継続時間 上式から明らかなようにC1,I,tが同一条件であればVが
小さい程ΔP(t)は大きくなる。このため、Vをでき
る限り大きくして、ΔP(t)を低く抑え事故電流が遮
断器により除去されるまで、容器がΔPの圧力上昇に耐
える必要がある。よって、第1図に示す第2の絶縁スペ
ーサ19はガス通用とし、空間Aと空間Bを連通させ実質
的なVを大きくする方が良い。この場合、空間Aと空間
Bを合せた空間は端板20に封止される。
次に、増設回線14に遮断器等が増設される場合には以下
に述べる手順で行なう。即ち、初めに母線側断路器15を
開き、この後に接地装置16が閉じられる。これにより、
母線側断路器15の遮断器を接続すべき接続部は接地され
電気的に安全となる。この後、端板20が外され第2図に
示す如く遮断器が接続される。
このとき、遮断器の内部導体が第2の絶縁スペーサ19に
ぶつかり第2の絶縁スペーサ19が破損しても、母線側断
路器15内の絶縁ガスは第1の絶縁スペーサ17により封止
されている。このため、絶縁ガスが放出し、地絡事故が
発生する虞れがない。よって、作業員は増設回線の増設
を安全に行なうことができる。
尚、本実施例においては、増設回線14が主母線1に母線
側断路器15を接続しているものを示したが、これに代り
分岐母線等種々のガス絶縁機器を接続することもでき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案においては、主母線に接続さ
れたガス絶縁機器の増設時に接続されるべき接続部を絶
縁スペーサの二重構造としたので、増設時のガス絶縁機
器側の絶縁スペーサの破損を防止することができ、絶縁
ガスが放出して地絡事故が発生するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すガス絶縁開閉装置の増
設回線の側面図、第2図は第1図に示す増設回線に増設
する状態を示す側面図、第3図は一般的なガス絶縁開閉
装置の単線結線図、第4図は従来のガス絶縁開閉装置の
既設回線を示す側面図、第5図は従来のガス絶縁開閉装
置の増設回線を示す側面図である。 1……主母線、2……既設回線、3……増設回線、7…
…母線側断路器、5……接地装置、6……遮断器、7…
…接地装置、8……線路側断路図、9……接地装置、10
……母線側断路器、11……接地装置、12……絶縁スペー
サ、13……端板、14……増設回線、15……母線側断路
器、16……接地装置、17……第1の絶縁スペーサ、18…
…容器、19……第2の絶縁スペーサ、20……端板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主母線に複数の回線が並設して接続され、
    この回線が増設回線を有してなるガス絶縁開閉装置にお
    いて、前記増設回線は前記主母線に接続されるとともに
    増設時に接続されるべき接続部を第1の絶縁スペーサに
    て気密に封止されたガス絶縁機器と、前記第1の絶縁ス
    ペーサに一端を気密に接続された容器と、この容器の他
    端に気密に接続された第2の絶縁スペーサと、この第2
    の絶縁スペーサを気密に着脱自在に封止した端板とを備
    えてなるガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】前記ガス絶縁機器を母線側断路器とした実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】前記第2の絶縁スペーサをガス通用の絶縁
    スペーサとした実用新案登録請求の範囲第1項または第
    2項記載のガス絶縁開閉装置。
JP15615587U 1987-10-14 1987-10-14 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JPH0742173Y2 (ja)

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JP15615587U JPH0742173Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 ガス絶縁開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPH0161813U JPH0161813U (ja) 1989-04-20
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