JPS6223570A - 内燃エンジンの電子点火時期制御方法 - Google Patents

内燃エンジンの電子点火時期制御方法

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JPS6223570A
JPS6223570A JP16179485A JP16179485A JPS6223570A JP S6223570 A JPS6223570 A JP S6223570A JP 16179485 A JP16179485 A JP 16179485A JP 16179485 A JP16179485 A JP 16179485A JP S6223570 A JPS6223570 A JP S6223570A
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熊谷 千昭
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裕 木村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は内燃エンジンの電子点火時期制御方法に関し、
特に所定のクランク角度位置信号の発生毎に割込処理で
実行される演算処理プログラムの実行中に次の割込信号
が入力した場合の電子点火時期制御方法に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 内燃エンジンに供給される混合気を所要のクランク角度
位置で確実に点火させるために、エンジン運転状態に応
じた点火時期と点火コイル通電期間を設定する一方、複
数のクランク角度位置、例えば気筒の上死点(TDC)
位置を基準として所定クランク向見離隔したクランク角
度位置を検出し、上述の設定した点火時期及び点火コイ
ル通電期間とにより所定クランク角度位置からの点火コ
イル通電時期を演算し、点火コイルの通電開始直前の所
定クランク角度位置が検出されたときからの経過時間が
演算した通電時期に至ったか否かを判別して、該通電時
期に至ったとき点火コイルの通電を開始すると共に、上
記点火時期を角度・時間変換して通電停止時期を求め、
点火コイルの通電停止直前の所定クランク角度位置が検
出されたときからの経過時間が演算した通電停止時期に
至ったか否かを判別して、該通電停止時期に至ったとき
点火コイルの通電を停止し、この通電停止時に点火栓に
放電を発生させ混合気を点火する電子点火時期制御方法
が知られている。
斯かる制御方法において、検出したクランク角度位置が
点火コイル通電開始又は通電停止直前の所定クランク角
度位置であるか否かの判別、通電時期が経過したか否か
の判別等は前記クランク角度位置の検出と同時に最優先
順位の演算処理プログラムを割込処理で実行させてこの
プログラムの実行により処理するようにしている。然る
に、この最優先順位の割込演算処理プログラムの実行中
にエンジン回転数の急変、例えば急加速により次のクラ
ンク角度位置が検出されてしまった場合、実行中のプロ
グラムの処理をすべて完了させた後に次の割込演算処理
プログラムの実行を開始するようにするとすれば、この
次に実行される割込演算処理プログラムの演算処理が遅
れることになる。
特にこの次の割込演算処理で点火コイルの通電停止時期
の経過を判別して点火を実行させる処理である場合には
適正な点火時期に点火させることが困難となる。
(発明の目的) 本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもので
、最優先順位の割込演算処理プログラム実行中に次の割
込演算処理プログラムを実行すべき時期が到来したとし
ても所要の点火時期に適正に点火を実行させる内燃エン
ジンの電子点火時期制御方法を提供することを目的とす
る。
本発明に依れば、内燃エンジンの複数の所定クランク角
度位置を検出する毎に所定の演算処理動作を実行してエ
ンジンの運転状態に応じて設定された点火コイルの通電
時期と通電停止時期に基づいて点火時期制御をする内燃
エンジンの電子点火時期制御方法において、前記点火コ
イルの通電開始直前の前記複数の所定クランク角度位置
の1つを検出したとき、該所定クランク角度位置を検出
した時から前記設定された通電時期が経過したか否かを
判別し、該通電時期に至ったとき前記点火コイルに通電
を開始し、前記通電時期に至る前に次の前記所定クラン
ク角度位置を検出したとき前記点火コイルに強制的に通
電を開始することを特徴とする内燃エンジンの電子点火
時期制御方法が提供される。
(発明の実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明が適用された電子点火制御装置の全体構
成図で図中符号1は直列4気筒エンジン。
2は電子コントロールユニット(以下rEcUJという
)でエンジン1は直列4気筒エンジン以外にも気筒挟角
(これを以下「バンク角」という)が45°、60@、
90°、128°、135゜等のエンジンであってもよ
い。第1図は複数気筒のうちの1個の気筒の要部を一部
断面で示しである。符号10a、10bは点火プラグで
、図には2個だけが示されているが、この点火プラグは
それぞれの気筒に格別に取付けられている。そして後述
するように各点火プラグ10a、10bは各別に設けら
れた点火コイルに接続されて、ディストリビュータ無し
の点火方式とされている。4気筒のエンジンに対しては
、符号10aの点火プラグに図示省略の他の1個の点火
プラグが電気的に直列接続され、これと同様に符号10
bの点火プラグに対しても図示省略の外の1個の点火プ
ラグが電気的に直列接続される。直列接続された各2個
の点火プラグは同一の点火信号で点火され、この同時に
点火された2個のうちの一方の点火プラグは排気行程で
点火されるので、いわゆる捨火方式の点火方式がとられ
る。符号3はエンジン1の燃焼室で、この燃焼室3には
、吸気管4および排気管5が連通され、各連通口には吸
気バルブ6および排気バルブ7がそれぞれ配設されてい
る。吸気管4の途中にはスロットル弁8が設けられ、こ
のスロットル弁8の下流には負圧センサ又は絶対圧セン
サ(以下単に「吸気圧センサ」という)9が設けられて
おり、この吸気圧センサ9によって電気信号に変換され
た吸気管内圧力信号はECU2に送られる。またエンジ
ン1の気筒周壁部には冷却水が充満され、この部分にサ
ーミスタ等からなるエンジン水温センサ11が挿着され
ている。
このエンジン水温センサ11の検出信号はECU2に供
給される。12はピストンで、このピストン12がコネ
クチングロッド13を介してクランク軸14に連結され
ている。そして、このクランク軸14にその回転に応じ
て後述の第5図(a)。
(b)に示すような第1および第2のパルス信号Pcエ
 p c、を発生するパルス発生機構が配設されている
。即ち、まずクランク軸14に回転円板15が取付けら
れ、その円周部に、強磁性材製の凸起体で形成されたリ
アクタ16a〜16gが円周上1個所を除く等分位置1
例えば45°の角度間隔で突設されている。リアクタは
図示の例で云えばリアクタ16dと16eの間で1個所
だけ欠落され、この欠落部の角度間隔は90″ とされ
ている。なお、リアクタは凸起体に限らず回転円板に磁
性体を埋設してもよい。回転円板15の外部には、その
円周部に沿って、磁石体17a、18aにコイル17b
、18bを巻廻して形成した第1゜第2の電磁ピックア
ップ(以下「パルサ」という)17.18が配設されて
いる。第1および第2のパルサ17,18の配設角度間
隔は、適用されるエンジンの上死点間隔、気筒数等に対
応して規定され、図示例では上死点間隔180°の直列
4気筒エンジンに適用した場合が示されていて、2個の
パルサ17,18間の配設角度間隔は約180°に規定
されている。
一方、ECU2には、まずこれをブロックで大別すると
、入力回路19.入力出力LSI (以下「工/○・L
SIJという)21、中央演算装置(以下rCPUJと
いう)22、A/Dコンバータ23、および第1.第2
の出力回路24a、24bが備えられている。さらに入
力回路19には第1および第2のパルサ17.18でそ
れぞれ発生した第1および第2のパルス信号Pc1.P
c、(後述の第5図(a)、(b))を波形整形する波
形整形回路25.26とこの各波形成形回路25.26
からの出力をそれぞれラッチする第1および第2のフリ
ップフロップ回路27.28が配設されている。第1の
フリップフロップ回路27はそのQ出力の出力線が工/
○・LSI21を介してCPU22のINT端子(図示
せず)に接続され、また第2のフリップフロップ回路2
8はそのQ出力の出力線がl1O−LSI21を介して
CPU22の5TATUS端子(図示せず)に接続され
ている。
符号29は第1および第2のフリップフロップ回路27
.28に対するクリア信号線である。
CPU22は、通電時期および点火時期を演算するため
の各種プログラムを実行するもので、その内部に上記の
演算プログラム、後述するNe・Pa−θigマツプ、
Tw−Δθigテーブル、およびバンク角テーブル等を
記憶するリードオンリメモリ(以下FROMJという)
31、ならびに上記の演算結果等を記憶するためのラン
ダムアクセスメモリ(以下rRAMJという)32、入
出力用のバッファ33が備えられ、さらにこのCPU内
に通電カウンタとして作用する内部カウンタ34が配設
されている。符号34a及び34bはRAM32内の前
記通電時期データを記憶するレジスタを示し、破線で示
す符号35a及び35bはコンパレータでこれらのコン
パレータ35a及び35bは前記内部カウンタ34の計
数値と各レジスタ34a、34bの夫々の通電時期デー
タの記憶内容とを比較し1.計数値と記憶値とが一致し
たときCPU22の0N−PORT端子22a。
22bに所定の高レベル(以下これを「1」レベル又は
rHJ レベルという)を出力するプログラム上の処理
を図式的に示すものである。
CPU22の0N−PORT端子22aに点火プラグ1
0a側の通電信号として出力された「1」レベル、及び
0N−PORT端子22bに点火プラグ10b側の通電
信号として出力された「1」レベルは夫々I10・LS
Iを介して第1及び第2の出力回路24a、24bへの
各通電信号線40a、40bに導かれる。
一方、l1O−LSI21には点火プラグ10aに対す
る第1の点火カウンタ36、及び他の点火プラグ10b
に対する第2の点火カウンタ37が配設されている。符
号38は点火プラグ10a側の点火時期(通電停止時期
)データをラッチするための点火レジスタ、符号39は
点火プラグ10b側の点火時期データをラッチするため
の点火レジスタ、42.43は第1.第2のコンパレー
タである。第1.第2の点火カウンタ36,37にはC
PU22から起動信号線がそれぞれ接続されている。そ
して第1のコンパレータ42の出力線44aが第1の出
力回路24aに通じ、第2のコンパレータ43の出力線
44bが第2の出力回路24bに通じている。符号45
.46は、第1および第2の点火コイルで、これらの点
火コイル45.46にはそれぞれ図示省略の1次コイル
および2次コイルが備えられている。第1の点火コイル
45における1次コイルには、第1の出力回路24aが
らの出力線が接続され、2次コイルは点火プラグ10a
に接続されている。また第2の点火コイル46における
1次コイルには、第2の出力回路24bからの出力線が
接続され、2次コイルは他の点火プラグ10bに接続さ
れている。工/○・LSI21の部分における符号47
は後述するMeタイマーである。
次に第2図乃至第5図を参照して電子点火制御装置の作
用を説明する。第2図はCPU22で実行されるメイン
ルーチンの大略のフローチャート、第3図はMe(エン
ジン回転数Neの逆数)の計算およびこのMeの値から
エンジン回転数NeO値を判定するためのサブルーチン
のフローチャート、第4図は通電時期等制御用の割込処
理プログラムINTのフローチャート、第5図(a)〜
(h)は第1および第2のパルス信号等のタイミングチ
ャートである。
まず第2図によりCPU22で実行されるメインルーチ
ンの大略を説明する。図示省略のイグニションスイッチ
が投入されると、その直後にCPU22等の初期化処理
が行われ、次いでステップ51でクランク角度の基準位
置検出が行われる。
基準位置検出後、クランク軸14の1回転するに要した
時間Meの計算、およびこのMe値に基づくエンジン回
転数Neの値の判定(ステップ52)、進角データθi
gの演算およびこの演算値のRAM32へのストア処理
(ステップ53)通電時間Tonの演算およびこの演算
値のRAM32へのストア処理(ステップ54)、進角
データθigおよび通電時間T o nによる通電停止
時期、即ち点火時期データTigおよび通電時期データ
Tagの演算およびこれら演算値のRAM32へのスト
ア処理(ステップ55)が順次行われ、このような各演
算処理が、後述する割込処理プログラムINTが実行さ
れないときに繰返えされる。
次いで、上記各ステップにおける処理を詳述する。基準
位置検出のステップ51では、第5図に示すように第1
のパルス信号Pc1がCPU22に入力すると、CPU
22は第2のフリップフロップ回路28のQ出力(第5
図(d))がrHJ レベルにあるか、「L」レベルに
あるかを識別する。
このとき第1のパルス信号Pc工の入力したタイミング
で第2のフリップフロップ回路28のQ出力が「L」レ
ベルになっている箇所(第5図(d)中に線の箇所)が
クランク軸14の1回転当りに1回存在する。このとき
のクランク角度位置を基準クランク角度位置qと規定す
る。基準クランク角変位!qの検出後、第1のパルス信
号Pc1の各発生間隔をステージと定義して各ステージ
にステージ番号を付番する。この番号の割付は方はエン
ジン1のバンク角により種々に規定することができ、基
準クランク角度位置qの検出されたステージを何番とす
るかはエンジンの仕様ごとにROM31に記憶されてい
る。第5図(a)の例では。
基準位置qを検出したときのステージをステージ1と付
番し、以下ステージ2.3・・・と付番される。
基準クランク角度位置qの検出後、ステップ52でMe
の計算およびエンジン回転数Neの判定が行われる。こ
れを第3図のサブルーチンのフローチャートを用いて説
明する。ステップ56で、第1のパルス信号Pcmの各
発生時間間隔Tsi(i=1〜7) (第5図(a))
がMeタイマ47によりクロックパルスで計測され、そ
の1回転分の合計時間Meが演算処理される。ステップ
57では。
この合計時間Meからクランク軸14が1ステージ分5
云い換えればクランク角度45″相当分回転するのに要
する時間の平均値Ts=Me÷8と、クランク角度1°
相当分回転するのに要する時間ΔT=Ts÷45とを演
算し、これをRAM32にストアし、後述の点火時期T
ig等の演算処理に備える。
次に、現在のエンジン回転数Neが高速回転領域にある
か否かを判定するため、Me値からエンジン回転数Ne
が所定回転数N、勧c以上であるか否かを判別する。こ
の判別結果が肯定(Yes)であれば、フラグN2に1
を立て(ステップ59)、否定(No)であればフラグ
N2を零とする(ステップ60)。このフラグN2は後
述するエンジンの急加減速時のTig値およびTcK値
の加速補正を実行してもよいか否かを判別するためのも
のでエンジン回転数Neが所定値NIGAC以上の高速
時には演算処理時間が充分に確保できなくなるために加
速補正が禁止される。なおステップ58の判別値N!G
Acは制御の安定化を図るためにヒステリシスを設け、
エンジン回転数Neがこの判別値NIGAcを超えたと
きと下廻るときとで異なる値に設定するようにしてもよ
い。
メインルーチンでは、次のステップ53で基準クランク
角度位置qからの進角データθigの演算と、この演算
結果のストアを実行する。進角データθigは、Me値
と、吸気圧センサ9およびエンジン水温センサ11でそ
れぞれ検出された吸気管内圧力Paおよびエンジン水温
Twの各位から次の(1)式にしたがって演算される。
θig=θigmap+Δθig・・・(1)ここにθ
igmapは、基本進角データを示し、エンジン回転数
Neと吸気管内圧力Paとの関数(θigmap=f(
Ne、Pa))であり、ROM31に記憶されているN
e−PB−θigマツプから読み出される。Δθigは
進角データの補正値で1例えばその値はエンジン温度T
wの関数(Δθig=f(Tw))として求められ、R
OM31に記憶されているTw−へ〇igテーブルから
読み出される。なお、進角データθigの値は、最大進
角度θig’(例えば60°)の値を上限として規定さ
れ、上記のようにして求められた値がこの最大進角度θ
ig / を超えたときは、この最大進角度θig′の
値に補正される。このようにして求められた進角データ
aigはRAM33にストアされる。
次いで、ステップS4で通電時間Tonの演算と、この
演算結果のストアを実行する。通電時間Tonは次の(
2)式に示すようにエンジン回転数Neのみの関数で上
記と同様にROM31に記憶されているN e −T 
o nテーブルから読み出される。
To n=f  (Ne)       ”’ (2)
このようにして求められた通電時間データTonはRA
M32にストアされる。
進角データθigおよび通電時間データTonが求めら
れたのち、ステップ55でこれらの値に基づいて点火時
期データTigおよび通電時期データTCgが演算され
る。まず、点火時期データTigについて述べると、エ
ンジンのバンク角および各気筒ごとに、クランク角度基
準位置qから最大進角度θig′だけ進角した位置のス
テージ番号(第5図(a)の例ではステージ6)と、そ
のステージの開始端におけるクランク角度位置と最大進
角度位置間のクランク角度を表わす角度データ(第5図
(a))とがROM31に記憶されている。CPU22
は、これらの角度データおよび進角デー501g等をR
OM31およびRAM32からそれぞれ読み出し、ステ
ージ6パルスq′からの角度DECを次の(3)式によ
り演算する。
DEG=θig′−θig十角度データ・・・(3)次
いで、この角度DEGから点火時期データTigを(4
)式により演算する。
Tig=ΔTXDEG     ・・・(4)ここにΔ
Tは前記第3図のステップ57でRAM32に記憶した
クランク軸14がクランク角度で1″だけ回転するのに
要する時間である。
また通電時期データTcgについては、上記のようにし
て求めた点火時期データTigおよび通電時間データT
 o nから次の(5)式により演算する。
Tcg=1mXTs−(Ton−Tig)l・(5)こ
こにmは最大進角度θx g Lだけ進角した位置のス
テージ(第5図の図示例ではステージ6)以前の点火コ
イルに通電を開始するステージまでのステージ数(第5
図の図示例ではm=1)、Tsは第3図のステップ52
で求めたクランク軸が45゜クランク角度進むに要する
時間の平均値である。
上記の各演算値はRAM32にストアされる。
次いで通電および点火の実行を第4図のフローチャート
により説明する。第4図に示す割込演算処理プログラム
INTは、第1のフリップフロップ回路27からQ出力
がCPU22に入力する毎に最優先順位で実行される。
即ち、割込プログラムINTは第1のパルサ17により
所定クランク角度位置を検出する毎に実行され、この割
込プログラムINTが実行されるときには今まで実行し
ていたプログラムの処理中断位置(スタックポイント)
が図示しないスタックレジスタに記憶された後に、演算
処理がそのプログラムから割込プログラムINTに移る
先ず、ステップ61では前回の所定クランク角度位置検
出時に実行開始された割込プログラムINTの処理が未
だ終了せず、この割込処理中に今回の割込処理が実行さ
れたものであるが否かを判別する。この答が否定(NO
)の場合にはステップ63でMeタイマ47から前記パ
ルス信号Pcmの発生時間間隔の今回計測値Ts(n)
を読み込み、これを記憶した後、Meタイマ47をリセ
ットすると同時に再スタートさせる。次いで、ステップ
64で、前回ループの後述するステップ70において更
新したSTG値、即ち今回ステージが点火カウンタ36
のカウントを開始すべき点火ステージ(例えば第6ステ
ージ)であるが否かを判別する。この判別結果が肯定(
Yes)であればCPU22は点火カウンタ36に起動
信号を送出して、この点火カウンタ36をスタータさせ
(ステップ65、第5図(f))、ステップ66に進む
。ステップ66の判別結果が否定(No)であれば直接
ステップ66に進み、CPU22の0N−PORT端子
22aにrlJ レベルを出力する。この0N−POR
T端子22aに現われる「1」レベルは通電信号線40
aを介して第1の出力回路24aに供給されるが、この
第1の出力回路24aは0N−PORT端子22aの出
力が「o」から「1」に反転したときにのみ点火コイル
45への通電を開始させることが出来るものである。従
って。
0N−PORT端子22aの出力レベルがもともと「1
」であれば、これに「1」レベルを再度出力しても第1
の出力回路24aの作動に何ら変化がないが、後述する
ように0N−PORT端子22aに一旦「0」レベルを
出力させて待機状態にしておくと本ステップ66が実行
されることにより強制的に点火コイル45への通電を開
始させることが出来る。
次に、ステップ67に進み、通電カウンタたる内部カウ
ンタ34をスタートさせる(第5図(g))。
通電カウンタ34はこの割込処理プログラムの実行ごと
にスタートすることになる。次いで、ステップ68に進
み、前記第3図のステップ59又は6゜で設定されたフ
ラグN2の値が値1であるか否かを判別する。この判別
結果が肯定(Yes)であれば通電時期データTagお
よび点火時期データTigの加速補正は行わずに次のス
テップ70に進む。一方、ステップ68の判別結果が否
定(No)でエンジン回転数Neが高回転領域になけれ
ばサブルーチンTH8Iが実行され点火時期データTi
gおよび通電時期データTcgについて公知の加速補正
が行われ、RAM32に記憶されているTigおよびT
ag値が補正された値に下記換えられる(ステップ69
)。そしてこのような加速補正を行ったのちに前記と同
様にステップ7oに処理を進める。
ステップ70ではステージ位置を表わす変数STGの値
を値1だけインクリメントする。この変数値STGは上
述の通りステージ番号に対応するので、その値がインク
リメントした結果値8になると値Oに更新される。そし
て、この変数値STGは次回ループにおけるステージ判
別に使用される。
そして、ステップ71においてRAM32にストアされ
ている点火時期データTigを点火カウンタ回路36の
レジスタに設定する。ステップ71において点火レジス
タにはエンジン回転数Neが高回転領域にないかぎり、
前記ステップ69のサブルーチンT HS Tの実行に
より加速補正された最新の点火時期データTigが設定
されることになる。又、上述の説明から明らかなように
ステップ71は本割込演算プログラムINTの実行によ
り必ず実行されるのでTigデータはその都度書換えら
れることになる(第5図(f))。
次いで、ステップ72では今回検出ステージが通電ステ
ージであるか否かを判別する。この判別結果が否定(N
O)であれば、後述するように通電レジスタ34aの設
定値と、前記ステップ67でスタートさせた通電カウン
タ34の計数値Tとの比較を実行せずにこの割込処理を
終了させる。
従フて、前記ステップ67で通電カウンタ34をスター
トさせたものの、CPU22は今回ステージにおいて、
第1の出力回路24aに通電信号を出力することはない
。ステップ72の判別結果が肯定(Yas)であればス
テップ73に進み、RAM32にストアされている通電
時期データTagを通電レジスタ34aに設定する。そ
して、ステップ74に進み、CPU22を再割込み処理
受付は可能状態にすると共にCPU22のON −PO
RT端子22aに「O」レベルを出力する。第4図に示
す割込み処理において以上に述べた処理は欠くことが出
来ない処理であるのでステップ73に至るプログラム処
理中に次の割込要求が到来しても受は付けることが出来
ないが、ステップ73以降では受付は可能となる。もっ
とも、ステップ61からステップ73に至るプログラム
の実行はエンジンが許容最高回転数で運転されていると
きであっても次のPcユパルスが発生する前に完了させ
ることが出来るので通常ステップ61乃至73の各処理
実行中に再割込処理の要求が生じることはない。又、C
PU22の0N−PORT端子22aに現われる「o」
レベルは前述した通り通電信号線40aを介して第1の
出力回路24aを待機状態とし、この待機状態により第
1の出方回路24aは後述する0N−PORT端子22
aの出方の「O」レベルから「1」レベルへの反転時に
点火コイル45への通電を開始させることができる。
次いで、ステップ75に進み、通電カウンタ34の計数
値Tと、当該通電時期データTagとを比較し、計数値
Tが通電時期データTcgに一致する迄該ステップ75
が繰返し実行される。即ち、通電ステージにおいては通
電時期Tcgが経過する迄は再割込処理の要求がない限
り、当該割込処理プログラムINTが終了することがな
い。
計数値Tが通電時期データTcgを超えたとき。
CPU22は前記0N−PORT端子22aに「1」レ
ベルを出力し、前述した通り第1の出方回路24aに通
電信号を送出して第1の点火コイル45の1次コイルに
通電を開始させ(ステップ76、第5図の(g)及び(
h))、本プログラムを終了する。
以上はステップ74以降に再割込要求がなかった場合の
制御手順であるが、エンジンの急加速により回転数が急
激に上昇してステップ75の処理実行中に次のPc1パ
ルスが発生した場合には実行中の処理を中断してステッ
プ61が再び実行される。このとき、ステップ61の判
別結果が肯定(Yes)となり、ステップ62に進み、
スタックポイントの再セットが行われる6即ち、今回の
再割込要求が生じたとき前記スタックレジスタには再割
込要求が生じた時点のスタックポイント、即ちステップ
75におけるスタックポイントがストアされることにな
るがこのスタックポイントは中断させた前記処理を再び
実行することがなくストアしておく必要がないので消去
されるとともに、前回割込処理要求が生じたときにスト
アしたスタックポイントを前記スタックレジスタの最新
のスタックにストアする。従って、今回の再割込により
実行される割込処理プログラムINTのすべての処理が
終了したとき、前回の割込処理の要求が生じた第2図の
メインプログラムのスタックポイントに戻されることに
なる。
次いで、前記ステップ66に進み、CPU22の○N−
PORT端子22aに「1」レベルを出力し、第1の出
力回路24aに第1点火コイル45へ通電を開始させる
。このとき、前記設定された通電時期Tcgは未だ到来
していないが、ステップ66の実行により第1点火コイ
ル45へ強制的に通電が開始させることになる。
前記ステップ67でCPU22からの起動信号により、
外部点火カウンタ36が係数を開始すると、コンパレー
タ42はCPU22とは係りなくカウンタ36の計数値
と、レジスタ38に設定され1割込処理が実行される毎
に最新値に更新される点火時期データTig(第5図(
f))とを比較し、計数値が点火時期データTigを超
えたときに通電停止信号、即ち点火信号を第1の出力回
路24aに供給し、第1の点火コイル45における1次
コイルへの通電を停止させる。これにより2次コイルに
高電圧が発生し、点火プラグ10aに火花放電が生じ点
火が行われる。
他の気筒側の点火プラグ10bに対する通電時期および
点火時期の処理について、も、通電および点火のステー
ジが異なるだけで、その他は上記とほぼ同様であるので
説明を省略する。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の内燃エンジンの電子点火
時期制御方法に依れば、複数の所定クランク角度位置を
検出する毎に所定の演算処理動作を実行してエンジンの
運転状態に応じて設定された点火コイルの通電時期と通
電停止時期に基づいて点火時期制御をする内燃エンジン
の電子点火時期制御方法において、前記点火コイルの通
電開始直前の前記複数の所定クランク角度位置の1つを
検出したとき、該所定クランク角度位置を検出した時か
ら前記設定された通電時期が経過したか否かを判別し、
該通電時期に至ったとき前記点火コイルに通電を開始し
、前記通電時期に至る前に次の前記所定クランク角度位
置を検出したとき前記点火コイルに強制的に通電を開始
するようにしたので、例えばエンジンの急加速時等にお
いても所要の点火時期に適正に点火を実行させることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された内燃エンジンの電子点火制
御装置の全体構成図、第2図は第1図の中央演算装置(
CP U)で実行される点火制御のメインフローチャー
ト、第3図は第2図のステップ52の処理内容を更に詳
しく示したフローチャート、第4図は所定クランク角度
位置の検出毎に割込実行され、通電時期、通電停止時期
(点火時期)等の制御手順を示すフローチャート、第5
図は第1及び第2電磁ピツクアツプ(パルサ)によって
検出されるパルス信号Pc工、Pc、の発生タイミング
点火コイルへの通電時期、通電停止時期(点火時期)等
を示すタイミングチャートである。 1・・・内燃エンジン、2・・・電子コントロールユニ
ット(ECU)+ 10a、10b一点火プラグ、17
.18・・・電磁ピックアップ(パルサ)、22・・・
中央演算処理装置(CPU) 、31・・・ROM、3
2・・・RAM、45.46・・・点火コイル。 奉2層 条3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、内燃エンジンの複数の所定クランク角度位置を検出
    する毎に所定の演算処理動作を実行してエンジンの運転
    状態に応じて設定された点火コイルの通電時期と通電停
    止時期に基づいて点火時期制御をする内燃エンジンの電
    子点火時期制御方法において、前記点火コイルの通電開
    始直前の前記複数の所定クランク角度位置の1つを検出
    したとき、該所定クランク角度位置を検出した時から前
    記設定された通電時期が経過したか否かを判別し、該通
    電時期に至ったとき前記点火コイルに通電を開始し、前
    記通電時期に至る前に次の前記所定クランク角度位置を
    検出したとき前記点火コイルに強制的に通電を開始する
    ことを特徴とする内燃エンジンの電子点火時期制御方法
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