JPS62231063A - 吸水性ウエツブの製造法 - Google Patents

吸水性ウエツブの製造法

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JPS62231063A
JPS62231063A JP61068488A JP6848886A JPS62231063A JP S62231063 A JPS62231063 A JP S62231063A JP 61068488 A JP61068488 A JP 61068488A JP 6848886 A JP6848886 A JP 6848886A JP S62231063 A JPS62231063 A JP S62231063A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は吸水性ウェッブの製造法、更に詳しくはポリブ
チレンテレフタレート、および数平均分子fi1200
〜20000のポリエチレングリコールを必須成分とす
る芳香族ブロックコポリエーテル・エステル(以下、単
に芳香族ブロックコポリマという)から耐塩素性、およ
び酸化発熱防止性の優れた吸水性ウェッブの製造法に関
する。
[従来技術] 従来の吸水性繊維材料としては、綿9毛、麻などが汎用
されているが、これらは耐塩素性に乏しいことや、洗濯
によって収縮が生じ易いなど、取扱上に問題があり、例
えばリース用おしめ(“DIAPER” )で採用され
ているような苛酷な洗濯条件、例えば0.03〜0.0
5%の次亜塩素酸ソーダと0.03%の洗剤を含む溶液
中、70℃〜80°Cで、しかも油分を含んだ汚物中で
30−60分洗濯するような場合には、繊維の劣化が著
しく、繰返し使用時の商品寿命が短かった。
一方、ポリエステル繊維は種々の優れた特性を右してい
るため、ウェッブ、布帛などに広く用いられているが、
本来疎水性であり、綿2毛、麻などに比べて吸水性が著
しく劣っていた。
このため、吸水性を必要とする用途分野では種々の改良
手段が提案され、その−例として、特開昭60−239
553丹公報により、ブロックコポリニーデル・エステ
ルを原料ポリマとしたメルトブロー繊維の吸水性ウェッ
ブが知られている。
かかる繊維は、吸水性能に関して、一応所期の成果を挙
げているものの、ヌル1〜ブロー紡糸時や。
前述した如き苛酷な条件下で洗濯し、続いて80〜12
0℃の条件で30分程度の乾燥を行うザイクルを多数回
(例えば100回以上)繰返し行うような通常の使い方
のもとでは、ウェッブ繊維の機械的特性ないし形態保持
性や、吸水性能などの耐久性は決して満足できるもので
はなかった。
ずなわら、芳香族ブロックコポリマにおけるポリエーテ
ル成分として、特にポリエチレングリコールを用いた場
合、該ポリエチレングリコール自体が本来熱分解反応を
生じ易いという致命的な欠点がある。そのため該ポリマ
の紡糸工程、就中高温条件下のメルトブロー紡糸におい
ては、酸化発熱分解反応(以下、甲に熱分解反応という
)により原料ポリマの重合度か低下し、脆い繊維・ウェ
ッブとなり易いし、また(7られた繊維ウェッブも前述
した苛酷条件下での洗濯A′)、洗濯後の加熱乾燥にJ
3いても熱分解反応に基づく繊維劣化が生じた。
かかるポリマの熱分解反応に対して、耐熱安定剤(以下
、単に熱安定剤という)をポリマに配合することは前記
公報によっても知られている。。
しかしなから、上記芳香族ブロックコポリマに対しては
単なる熱安定剤を用いるのみでは、熱安定剤自体が紡糸
時の熱分解によって消費され、また前述した苛酷条件下
の洗濯では洗剤等による抽出ないし脱落等が生じ易く、
従って、芳香族ブ〔]ツクコポリマを原料ポリマとして
吸水性ウェッブを製造するには、紡糸時、および苛酷条
件下での繰返し洗)8時にあける熱安定剤の消費ないし
脱落の問題を解消さけること、つまり、該ポリマの芳香
族ブロックコポリマの酸化発熱防止性を、如何にして向
上させるかが重要な検器課題とされていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、芳香族ブロックコポリマからメルトブ
ロー紡糸による吸水性ウェッブを製造するに当り、紡糸
時、および苛酷条件下での繰返し洗濯時における該ポリ
マないし繊維ウェッブの酸化発熱防止性を向上させるこ
とにおる。また他の目的は、苛酷な条件下での繰返し洗
濯時においてもウェッブ形態を保持するに足る優れた機
械的特性を有し、かつ多数回繰返し実施される洗濯・屹
燥時には顕著な内部発熱防止効果を発揮し17る吸水性
ウェッブを提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、テレフタル酸またはその低級アル
キルエステルと1,4−ブクンジオールとがら誘導され
たポリブヂレンテレフタレートと、数平均分子ff12
00〜20000のポリエチレングリコールとを必須成
分とする芳香族ブロックコポリマをヌル1〜ブロー紡糸
するに際し、少なくとも一つのエステル形成性官能基を
有するヒンダードフェノール系化合物(以下、単に熱安
定剤という)を含有し、かつ250℃における溶融粘度
が2゜○へ一2500ポイズの粘度範囲である前記ポリ
マを用い、そのポリマの融点ないし330 ℃の温度範
囲で以てヌル1ヘブロー紡糸することによって達成でき
る。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明にJ3いては、芳香族ブロックコポリマのヌル1
〜ブロー紡糸に当り、先ず、ポリマ中に含有せしめる熱
安定剤として、少なくとも一個のエステル形成性官能基
を有するヒンダードフェノール系化合物を用いるべきで
おり、また該熱安定剤のうら、水に対して溶解性が小さ
いものがより好ましい。かかる熱安定剤を例示すれば。
a。
ここで、Rは炭素数1〜2oのアルキル阜を示し、Rが
C181137の場合、オクタデシル−3−(3,5−
ジーtブヂルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト[チバガイギー社製の”IRGANOX ” 107
6]である。
b。
ここで、Rは炭素数1〜20のアルキル基を示す。
C0 1,6−ヘキサンジオール−ビス3−(3,5−ジー上
ブチル−4−ヒドロキシフェニル〉プロピオネート[チ
バガイギー社装の“” II?G八NOへ ”  25
9]d。
トリエチレングリコール−ビス3−(3,2−tブチル
−5−メチル−4−シトロキシフェニル)プロピオネー
ト[チバガイギー社製の“IRGANOX ”  24
5]e。
ペンタエリスリチル−テトラキス3−(3,5−ジーt
ブヂルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−1〜[
チバガイギー社製の“IRGANOX ” 1010]
2.2−ヂオージエチレンビス3−(3,5−ジー上ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート[チl
<力′イギー社製の“IRGANOX ” 1035]
g・ 示す。
(以下、余白) リスリチルーテトラキス3−(3,5−ジーtブチルー
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート[チバガイギ
ー社製のIRGANOX ” 10101が単位重量当
りのヒンダードフェノールフラグメントが多く、効果的
である。
上記ヒンダードフェノール系熱安定剤は、上記ポリマの
エステル化反応時からメルトブロー紡糸時までの任意の
段階、特にエステル化、または重縮合反応系に添加する
のが好ましく、その添加最としては生成ポリマに対して
約o、oiii%以上、好ましくは0.05〜3重z%
含有するように設定すべきである。このとき該熱安定剤
量がO101重量%未満では本願所期の目的とする。メ
ルトブロー紡糸時、ないし苛酷条件下での繰返し洗濯(
特に乾燥時)におけるポリマの酸化発熱防止性が不充分
であり、そのためウェッブ形態を保持するに足る機械的
特性を具備した吸水性ウェッブが17られないし、一方
約3重但%を越えると、原料ポリマの重縮合反応性が低
下するのみならず、ポリマの着色、吸水性の低下等、繊
維ウェッブとしての性能低下等が起り易く、好ましくな
い。
また、本発明におりるメルトブロー紡糸に当って、原料
ポリマは250℃下の溶融粘度を200〜2500ボイ
ス、好ましくは400〜1500ポイズの範囲に保持し
)qるよう調整すると共に、紡糸温度は原料ポリマの融
点から330℃、好ましくは原料ポリマの融点より約1
0℃高い′fA度から320℃までの温度範囲に設定す
べきである。
すなわち、原料ポリマの250℃下における溶融粘度が
2500ボイスを越えると、メルトブロー紡糸時の適性
粘度に維持するために紡糸温度をより高温度側に設定す
る必要があることから、ポリマや、その中に含まれる熱
安定剤自体の熱分解を促すにうに働き、従って、ポリマ
の熱分解に基づく紡糸ウェッブの劣化や、熱安定剤の消
耗を増大させることになる。
また、該ポリマの溶融粘度が200ポイズ(250℃下
)未満では、原料ポリマの製造段階、就中ポリマのチッ
プ化過程でカッティングが不安定となり、多くの操業ト
ラブルが発生し易く、また低重合度ポリマとなるが故に
2機械特性的に不十分な脆いi維つェッブしか得られず
、好ましくない。
一方、紡糸温度は原料ポリマの融点以上で行うが、その
温度が330℃を越えると、前述した原料ポリマの溶融
粘度の場合と同様に、ポリマの熱分解に基づく紡出ウェ
ッブの劣化や、熱安定剤成分の消耗が増大するようにな
る。
このように、本発明のメルトブロー紡糸においては、原
料ポリマ中に特定のヒンダードフェノール系熱安定剤を
含有させることと、ポリマの溶融粘度、および紡糸温度
を特定範囲とすることは、一体不可分の関係にあって、
これらのうち何ずれが欠けても本発明の所期の目的を達
成し得ないが、その他のメルトブロー紡糸条件について
は公知の紡糸条件を採用すればよい。
ただし、本発明におtづる吸水性ウェッブは、平均繊度
が約0.05〜0.8デニールの繊維から形成されるこ
とが重要であり、単繊維の平均繊度が0.05デニ一ル
未満では吸水速度は速くなるが、保水力の低下が認めら
れること、およびw4維長も短くなり、ウェッブ強度が
低下するため、繰返し洗濯によりウェッブ切れを生じる
ため好ましくない。一方、0.8デニールを越えると、
繊維間の空隙が広くなり、吸水した水分の保水力が低下
するのみならず、これを放置すると水分が下方に移行す
ること、およびメルトブローm雑の場合。
繊度にバラツキがおり太繊度i維ががなり混入するため
、風合が悪く、硬くなる傾向が認められ、好ましくない
次に本発明にお【プる上記以外の構成について説明する
と、本発明における芳香族ブロックコポリマは、主にポ
リブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポ
リエチレングリコールをソフトセグメントとしたブロッ
クコポリマである。
この場合のポリブチレンテレフタレートは、ジカルボン
酸成分として、主にテレフタル酸、またはテレフタル酸
ジメチルを用いるが、その伯の共重合成分として、イソ
フタル酸、フタル酸などの芳香族ジカルボン酸、または
そのアルキルエステルを用いることができる。なお、こ
の場合のテレフタル酸や、イソフタル酸は、所謂高純度
品に限らず、それらの合成過程で混入する酢酸を約0゜
3重ω%以下含有するテレフタル酸や、イソフタル酸で
おってもよい。
またグリコール成分としては、主に1.4−ブタンジオ
ールを用いるが、その他、共重合成分として。
炭素数2〜6のグリコール成分を用いることができる。
一方、芳香族ブロックコポリマのソフ1へセグメン1〜
となるポリエチレングリコールは、数平均分子量が20
0〜20000、好ましくは400〜aoooの範囲内
のものを用いるべきである。このとき、該分子量が20
0未満では原料ポリマの親水性が低下するから、繊維ウ
ェッブの吸水性が劣り好ましくない。一方20000を
越えるとポリエチレングリコールの相溶性が悪化するこ
とから繊維ウェッブの機械的特性等が劣り、耐久性の面
で不利となる。
かかるジカルボン酸またはそのイ氏級アルキルエステル
、グリコール、およびポリエチレングリコールを必須成
分として芳香族ブロックコポリマを製造する際の、製造
条件としては、特に前述した。
ポリマの250℃にあける溶融粘度が200〜2500
ポイズの粘度範囲に制御されるべき以外は、通常の芳香
族ブロックコポリマの製造条件をそのまま採用すること
ができる。
例えば、テレフタル酸、 1.4−ブタンジオール、J
5よび分子ff1200〜20000のポリエチレング
リコールを主たる出発原料とする。所謂直接重合法のエ
ステル化条件としては、先ず1反応開始時のテレフタル
酸成分に対する1、4−ブタンジオール成分の使用比率
(1,4−ブタンジオール/テレフタル酸;モル比)を
約1.2〜2.2倍とするのが望ましい。またポリマ中
のポリエチレングリコール量は、5〜30重量%、好ま
しくは8〜20手量%とするのが望ましい。このときポ
リエチレングリコール伍が5重量%に満たないと、ウェ
ッブの吸水性が小さくなり、30重咄%を越えるとウェ
ッブの吸水性が増大するに拘らず、ポリマ自身の熱分解
が生じ易くなること、また苛酷な洗濯条件下での繊維ウ
ェッブの耐塩素性が低下すること等の耐熱性および耐久
性が乏しくなる。
また反応触媒には、公知の触媒が使用できるが、特に好
ましい触媒にはチタン酸のメチルエステル、テトラ−n
−プロピルエステル、テトライソプロピルエステル、テ
トラ−n−ブヂルエステル、テトライソブチルエステル
、テトラ−tert−ブヂルエステル、シクロヘキシル
エステル、フェニルエステル、ベンジルエステル、トリ
ルエステル、あるいはこれらの混合エステル等の有機チ
タン化合物、またモノアルキルスズ化合物、モノアリー
ルスズ化合物、ジアルキルスズ化合物、ジアリールスズ
化合物、トリアルキルスズ化合物、トリアリールスズ化
合物、テトラアルキルスズ化合物等の有機スズ化合物が
挙げられる。
更に反応温度としては、150〜240℃の範囲内がよ
く、特に240℃を越えると、1,4−ブタンジオール
成分特有の問題である、テトラヒドロフラン(以下、T
HFという)の副生量が多くなるため好ましくない。
更にまた反応圧力としては、通常、常圧下で行うが、減
圧下で行うこともできる。
かくして得られたエステル化反応生成物は、引続き重縮
合反応を行うが、そのときの反応触媒。
および反応条件等は特に限定されるものではなく、上記
したエステル化反応の場合と同様に1通常の共重合ポリ
エステルの重縮合反応における触媒。
ないし条件そのままを採用することができる。温度、お
よび圧力条件として約230〜250℃下。
1 mm11g以下などで行うはその一例である。
その他、上記芳香族ブロックコポリマの諸性性が損われ
ない範囲内で、各種の添加剤、例えば艶消剤、蛍光増白
剤、安定剤、紫外線吸収剤、°難燃化剤、帯電防止剤、
結晶核剤などを適宜添加してもよい。
[発明の効果] 上述のごとく、本発明は芳香族ブロックコポリマのメル
トブロー紡糸において、原料ポリマに特定のヒンダード
フェノール系熱安定剤を含有させること、ポリマの溶融
粘度、および紡糸温度を特定範囲とすることを発明の骨
子とし、これによってメルトブロー紡糸時、および苛酷
条件下での繰返し洗濯(特に乾燥時)における該ポリマ
ないし繊維ウェッブの酸化発熱防止性が著しく向上する
ため、高温度下でのヌル1〜ブロー紡糸や、苛酷条件下
での繰返し洗濯時におけるIIラウェブの劣化が防止で
き、従って、優れた機械的特性および吸水性能を備えた
吸水性ウェッブが17られるという、顕著な効果を奏す
る。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、本例中2部はfflffi部を示す。また原料ポ
リマ特性、およびウェッブ特性の評価方法は次の通りで
ある。
(原お1ポリマ) (1)相対粘度 ポリマ83を100mのオルソクロロフェノールに溶解
(溶解条件100℃、約1時間)した後放冷し、オスト
ワルド粘度計を使用して25°Cで測定した。
(2)溶融粘度 ASTM  D1238に準じて測定した。
ただし、使用オリフィスは孔半径0.026cm、孔長
0.242cmを用い、荷重2.16Kgにて測定した
(3)熱安定剤含有♀ サンプル2gをベンジルアルコール10mに加熱溶解し
、メタノールで希釈し、オルソフエナン1〜ロリン、塩
化第2鉄を添加して発色させた後、510mμで常法ど
おりの比色定但法により求めた。
(4)融点 パーキンエルマ社のD S C装置を用い、N2中、弄
温5°C/minの条件で測定した。
(ウェッブ) (5)平均繊度 繊維ウェッブからランダムにサンプリング()、走査型
電子顕微鏡で250本の繊維の側面径を測定し、繊度分
布図を作成する。分布図はほぼ正規分イ[となるので、
その頂点を平均繊度とする。
(6)吸水性 ■吸水速度 半径15CITlの試験片を5枚準備し、半径11C…
のガラスロー1〜に試験片を濾紙を取り付【プるが如く
に四つ折の一部を開いてセットし、ローI−下部に50
0dメスシリンダーを受(プる。別の200dメスシリ
ンダーに20℃±2°Cの蒸溜水200m1を準備し、
セットした試験片内に投入し、直ちにストップウォッチ
を動かし、試験片内の水が吸収されるまでの時間を測定
する。
5枚の平均値を吸水速度とする。
■保水力 上記吸水速度の評価方法において、繊維ウェッブ試験片
に投入した水200m1から、該試験片を通過して、下
部メスシリンダー中に落下した水の但をを引いた水の量
を測定し、5枚の平均値を保水力とする。
(7)耐洗濯性 スガ試験機(株)水洗い洗濯試験装置([トリ1)に6
01の熱水(約80℃)を入れ、0゜03%次亜塩素酸
ソーダ、0.03%洗剤中で、15SeCで逆回転(中
間停止2.5sec)する条件で20分間洗濯する。Δ
−−バーフローで10分間水洗し、延伸脱水後、タンブ
ラ−乾燥(温度約100℃、30分)を1サイクルとす
る洗濯方法で100回実施し、評価した。
(8)酸化発熱分解性 繊維ウェッブについて、パーキンエルマ社のDSC装置
を用い、酸化発熱ピークの立上り温度を測定したく空気
中、昇温5°C/min )。
なお、該温度が低い程、酸化発熱分解が生じ易く、該温
度ピークが検出されない場合を酸化発熱分解無しと評1
萌した。
実施例1 テレフタル酸68.31部、1,4−ブタンジオール7
4.10部、数平均分子ff+4000のポリエチレン
グリコール9.フ0部、テトラn−ブトキシチタン0.
07部を、精留塔、攪拌機を有するエステル化反応缶に
仕込み、160℃がら230℃まで徐々に昇温しながら
エステル化反応せしめ、生成する水とT I−I Fを
精留塔を通して留去した。
エステル化反応終了後、重縮合触媒としてテ1〜うn−
71〜キシヂタン0.05部、熱安定剤としてペンタエ
リスリデル−テトラキス3−(3,5−ジーtブヂルー
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート[”IRGA
NOX ” 1010] 2 、0部を添加スル。
ついて、エステル化反応生成物を重縮合反応缶に移行し
、常圧から1 、 Ommt1g以下まで1時間かけて
徐々に減圧にし、同時に245℃まで界温し、2715
°C,1,0mm1lc+以下テffi縮合反応ヲ行イ
、原料ポリマ(融点224℃)を1qた。
この原料ポリマ(チップ)を真空乾燥した後、メルトブ
ロー法により300℃の紡糸温度で、平均繊度0.1〜
0.2デニール、平均目付600g/m2程度になるよ
うに紡糸、捕集し、繊維ウェッブを得た。
この繊維ウェッブについて耐洗濯性を評価し、さらに該
耐洗)R性評価前後の繊維ウェッブについて、熱安定剤
含有用、酸化発熱分解性、吸水性、および耐洗濯性評価
後の外観を調ぺた。
これらポリマ組成、用いられた熱安定剤、および原料ポ
リマー繊維ウェッブについて一連の評価結果を第1表お
よび第2表に示した。
実施例2 テレフタル酸ジメチル79.83部、1,4−ブタンジ
オール55.56部、テトラn−ブトキシチタン0.1
5部を、精沼塔、撹拌機を有するエステル交換反応缶に
仕込み、150℃から210℃まで徐々に昇温しながら
エステル交換反応せしめ、生成するメタノールとT I
−I Fを精留塔を通して留去した。
エステル交換反応終了後、重縮合反応缶に数平均分子1
4000のポリエチレングリコール9゜70部を仕込ん
だ。続いてエステル交換反応生成物を重縮合反応缶に移
行した後、熱安定剤としてペンタエリスリチル−テトラ
キス3−(3,5−ジーtブヂルー4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート[”l1tGANOX ” 10
1011 、5部を添加し、常圧がら1.QmmHg以
下まで1時間かけて徐々に減圧にし、同時に245°C
まで昇温シ、245°c、1゜0mmtlc+以下で重
縮合反応を行い、原料ポリマ(融点224°C)を11
だ。
この原料ポリマ(チップ)を真空乾燥した後、メルトブ
ロー法により290℃の紡糸温度で、実施例1と同様に
紡糸し、繊維ウェッブを得た。
この繊維ウェッブについて、実施例1と同様に評価し、
一連の評価結果を第1表a5よび第2表に示した。
比較例1 実施例1において、熱安定剤” IRGANOX”10
10(7)代りに、エステル形成性官能基を有しないヒ
ンダードフェノール系熱安定剤、即ち。
(1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,
5−ジーを一ブヂルー4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ンし“IRGANOX“’1330 (チバ・ガイギー
社製)])を用いた他は、全く同様にして繊維ウェッブ
を得たく原料ポリマの融点224℃)。
得られた繊維ウェッブの評価結果を第1表および第2表
に示した。
実施例3〜5、比較例2〜3 テレフタル166.34部、1,4−ブタンジオール6
1.10部、数平均分子ff11000のポリエチレン
グリコール13.30部、テトラn−ブトキシチタン0
.05部、モノn−ブチル−モノヒドロキシスズオキサ
イド0.05部、および熱安定剤であるオクタデシル−
3−(3,5〜ジーtブチル−4−ヒドロキシフェニル
)プロピオネート(”II’?GANOX’“1゜76
)1.5部を、精留塔、攪拌機を有するエステル化反応
缶に仕込み、実施例1と同様にエステル化反応せしめた
エステル化反応終了後、重縮合反応開始前に、テトうn
−7トキシチタン0.05部、およびリン゛酸0.03
部を添加した後、重縮合反応を行った。
このときの重縮合反応は、生成ポリマの250℃に83
cプる溶融粘度を第3表に示す溶融粘度となるよう反応
時間を制御した以外、実施例1と同一条件とした(原料
ポリマの融点218℃)。
得られた第3表の原料ポリマ(チップ)を真空乾燥した
後、第4表記戦の紡糸温度でメルトブロー法により、実
施例1と同様に紡糸し、繊維ウェッブを得た。
この繊維ウェッブについて、実施例1と同様に評価し、
一連の評価結果を第4表に示した。
実施例6〜8、比較例4〜5 実施例4にて得られた250℃における溶融粘度が83
0ボイスの原料ポリマ(チップ)を真空乾燥した後、メ
ルトブロー法により、第5表に示すような紡糸温度で紡
糸し、繊維ウェッブを得た。
この繊維ウェッブについて、実施例1と同様に評価し、
一連の評価結果を第5表に示した。
(以下、余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. テレフタル酸またはその低級アルキルエステルと1,4
    −ブタンジオールとから誘導されたポリブチレンテレフ
    タレートと、数平均分子量200〜20000のポリエ
    チレングリコールとを必須成分とする芳香族ブロックコ
    ポリエーテル・エステルをメルトブロー紡糸するに際し
    、少なくとも一つのエステル形成性官能基を有するヒン
    ダードフエノール系化合物を含有し、かつ250℃にお
    ける溶融粘度が200〜2500ポイズの粘度範囲であ
    る前記ポリマを用い、そのポリマの融点ないし330℃
    の温度範囲で以てメルトブロー紡糸することを特徴とす
    る吸水性ウエッブの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01192860A (ja) * 1988-01-21 1989-08-02 Toyobo Co Ltd ワイパー用繊維材料
JPH0291213A (ja) * 1988-09-26 1990-03-30 Teijin Ltd 改質ポリエステル繊維
WO2004113599A1 (ja) * 2003-06-20 2004-12-29 Teijin Fibers Limited ポリエーテルエステル弾性繊維及びこれを用いた布帛、衣料
JP2006299424A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Asahi Kasei Fibers Corp 吸水性不織布

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