JPS62231011A - 超異形多葉断面繊維 - Google Patents
超異形多葉断面繊維Info
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- JPS62231011A JPS62231011A JP7161086A JP7161086A JPS62231011A JP S62231011 A JPS62231011 A JP S62231011A JP 7161086 A JP7161086 A JP 7161086A JP 7161086 A JP7161086 A JP 7161086A JP S62231011 A JPS62231011 A JP S62231011A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、熱可塑性高分子からなる光沢と感触に優れた
超人形断面繊維に関するものであり、本発明ta維は、
上記断面!a維の特性が十分有効に利用できる分野であ
れば、いかなる用途に用いても差しつかえない。
超人形断面繊維に関するものであり、本発明ta維は、
上記断面!a維の特性が十分有効に利用できる分野であ
れば、いかなる用途に用いても差しつかえない。
[従来の技術]
合成繊維、特にポリエステル繊維を各種天然繊維が持つ
優れた風合に近づけるべく数多くの提案や工夫がなされ
、中でも、絹様糸については、その付加価値が著しく高
いことから、非常に多くの研究が進められている。
優れた風合に近づけるべく数多くの提案や工夫がなされ
、中でも、絹様糸については、その付加価値が著しく高
いことから、非常に多くの研究が進められている。
例えば、単糸の断面形状を3葉の異形断面にして光沢を
向上させたものや、単糸の繊度を細くしてドレープ性を
付与したもの、あるいは前記の糸条を用いて異収縮混繊
糸となし、布帛の表面にふくらみやソフト性を付与した
ものが広く知られている。このように、合成繊維特有の
ヌメリ感や剛直さといった光学的、物理的な性能を、製
糸及び後加工技術によって与え本絹の持つ優れた性能に
近づけるという提案がなされ、昨今においては本絹の性
能を部分的に超える様な絹様糸も開発されている。
向上させたものや、単糸の繊度を細くしてドレープ性を
付与したもの、あるいは前記の糸条を用いて異収縮混繊
糸となし、布帛の表面にふくらみやソフト性を付与した
ものが広く知られている。このように、合成繊維特有の
ヌメリ感や剛直さといった光学的、物理的な性能を、製
糸及び後加工技術によって与え本絹の持つ優れた性能に
近づけるという提案がなされ、昨今においては本絹の性
能を部分的に超える様な絹様糸も開発されている。
しかしながら、このような従来公知の絹様糸もまだまだ
欠点を有している。
欠点を有している。
すなわち、前述の絹様糸は本絹の種類の中でも、いわゆ
る家蚕系風合に似せた絹様糸であって、布帛にした場合
、豊かな光沢やドレープ性、あるいはぬくもりやふくら
み感が優れており、秋から冬にかけてのファッション素
材として極めて好ましいものであるが、反面春から夏に
かけての素材としては暑苦しい感じが強く、特に盛夏時
においては素材が同じであるにもかかわらず、メタリッ
クな光沢、ヌメリ感9重量感という好ましくない評価を
甘受せざるを得なかった。
る家蚕系風合に似せた絹様糸であって、布帛にした場合
、豊かな光沢やドレープ性、あるいはぬくもりやふくら
み感が優れており、秋から冬にかけてのファッション素
材として極めて好ましいものであるが、反面春から夏に
かけての素材としては暑苦しい感じが強く、特に盛夏時
においては素材が同じであるにもかかわらず、メタリッ
クな光沢、ヌメリ感9重量感という好ましくない評価を
甘受せざるを得なかった。
[発明が解決しようとする問題点]
前述の様に絹様糸の開発においても各種流行や四季折々
の季節の変化に適応したきめの細かい配慮が必要なので
あり、絹様の布帛にされやかさ、ドライ感や軽さを与え
る糸条の粘度や形状、あるいはポリマーなどに注目して
、これまでいくつかの検討が行なわれてきたが必ずしも
満足するものは得られなかった。
の季節の変化に適応したきめの細かい配慮が必要なので
あり、絹様の布帛にされやかさ、ドライ感や軽さを与え
る糸条の粘度や形状、あるいはポリマーなどに注目して
、これまでいくつかの検討が行なわれてきたが必ずしも
満足するものは得られなかった。
例えば、ドライ感を与えるために糸条の断面形状を一般
的な3葉から6葉、あるいは8葉と、いわゆるマルチロ
ーバル断面糸にしたところ、突起部が多くなるに従フて
ヌメリ感が無くなり、わずかながらもドライ感が出てく
るものの、突起部が多いため光の反射抑制が進み、染色
するとくすみが生じるといった問題があった。
的な3葉から6葉、あるいは8葉と、いわゆるマルチロ
ーバル断面糸にしたところ、突起部が多くなるに従フて
ヌメリ感が無くなり、わずかながらもドライ感が出てく
るものの、突起部が多いため光の反射抑制が進み、染色
するとくすみが生じるといった問題があった。
そこで、アルカリ減量の技術を利用し、微粒の無機又は
有機化合物を混入したポリエステルを糸条にし、布帛に
した後にアルカリ溶液にて糸条中の無機又は有機化合物
を溶出することにより糸条表面に微細な溶出孔を作り、
その凹凸によってドライ感を付与する方法が考えられて
きた。
有機化合物を混入したポリエステルを糸条にし、布帛に
した後にアルカリ溶液にて糸条中の無機又は有機化合物
を溶出することにより糸条表面に微細な溶出孔を作り、
その凹凸によってドライ感を付与する方法が考えられて
きた。
このアルカリ処理法を用いると糸条表面の微細な凹凸に
より布帛を指先で滑らせた時のドライ感はかなり向上す
る様になったが、微細な凹凸のために光の反射抑制が進
み、布帛の光沢が全く消えてしまうという欠点が生じる
。
より布帛を指先で滑らせた時のドライ感はかなり向上す
る様になったが、微細な凹凸のために光の反射抑制が進
み、布帛の光沢が全く消えてしまうという欠点が生じる
。
また、ポリエステル中の無機又は有機化合物をアルカリ
溶液で溶出することによって、糸条表面に微細な溶出孔
が無数に生成するため、糸条表面積が極めて大きいもの
となる結果、必然的にアルカリ溶液による減量速度が速
いものとなり、減量が過度に進んで布帛にベタリが生じ
易くなるという欠点も生ずるのである。
溶液で溶出することによって、糸条表面に微細な溶出孔
が無数に生成するため、糸条表面積が極めて大きいもの
となる結果、必然的にアルカリ溶液による減量速度が速
いものとなり、減量が過度に進んで布帛にベタリが生じ
易くなるという欠点も生ずるのである。
そうかといってこのへタリを無くすためにアルカリ溶液
による減量時間を短縮した場合、今度は減量斑が発生し
かえって品位を低下することになる。また、例えばポリ
マーの粘度を高くしてヘタリの少ない超異形多葉断面繊
維を得ようとすれども、従来技術では単糸デニールが1
0デニールを超えるものしか達成されず従って衣料品に
は適さないという欠点があった。
による減量時間を短縮した場合、今度は減量斑が発生し
かえって品位を低下することになる。また、例えばポリ
マーの粘度を高くしてヘタリの少ない超異形多葉断面繊
維を得ようとすれども、従来技術では単糸デニールが1
0デニールを超えるものしか達成されず従って衣料品に
は適さないという欠点があった。
そこで本発明者らは従来の合成繊維が有する前述の欠点
、即ちヌメリ感、染色のくすみ、ヘタリ等が生じ易い等
という欠点を解消することを目的に種々研究を積み重ね
た結果、ドライ感にあふれしかも染色上の問題がなくヘ
タリにくい合成繊維を完成するに至った。
、即ちヌメリ感、染色のくすみ、ヘタリ等が生じ易い等
という欠点を解消することを目的に種々研究を積み重ね
た結果、ドライ感にあふれしかも染色上の問題がなくヘ
タリにくい合成繊維を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成し得た本発明熱可望性合成繊維は、単繊
維の断面形状が中心部と該中心部から放対状に延びる6
個以上の枝からなり、Deを単糸繊度、Aを枝の放射方
向の長さ、Bを枝の平均横幅、A/Bを枝のアスペクト
比としたとき、0.5d≦De≦10d及び2.0≦A
/Bの両条件を満足する点に要旨を有するものである。
維の断面形状が中心部と該中心部から放対状に延びる6
個以上の枝からなり、Deを単糸繊度、Aを枝の放射方
向の長さ、Bを枝の平均横幅、A/Bを枝のアスペクト
比としたとき、0.5d≦De≦10d及び2.0≦A
/Bの両条件を満足する点に要旨を有するものである。
[作用]
従来の異形合成繊維は、第2図にその断面形状を示す如
く枝部2の放射方向の長さAが比較的短い為、中心部1
から放射方向に延びる枝2の長さAと枝2の平均横幅B
(B+m+nからB waxまでの平均)の比[アスペ
クト比(A/B)で表わす]を多数の例については測定
したところ、0.7程度以下しかないことが分かった。
く枝部2の放射方向の長さAが比較的短い為、中心部1
から放射方向に延びる枝2の長さAと枝2の平均横幅B
(B+m+nからB waxまでの平均)の比[アスペ
クト比(A/B)で表わす]を多数の例については測定
したところ、0.7程度以下しかないことが分かった。
またこの点を更に研究したところ、布帛のヌメリ感等は
、該アスペクト比が小さいことによってもたらされるも
のであることが明らかになってきた。即ちアスペクト比
(A/B)が2.0未満であるとヌメリ感が強く現われ
、天然繊維の有する光沢及び感触を得ることはできない
。そこで本発明者らは前記アスペクト比に着目し、該比
が2.0以上になる様に工夫した結果、メタリックな光
沢とサランとした風合(ドライ感)を持つ合成繊維を得
ることができた。また前記アスペクト比が2.5以上に
なればドライ感が一層強いものとなり、更に3.0以上
になると風合いや手触りにおいて最適繊維となることが
分かった。
、該アスペクト比が小さいことによってもたらされるも
のであることが明らかになってきた。即ちアスペクト比
(A/B)が2.0未満であるとヌメリ感が強く現われ
、天然繊維の有する光沢及び感触を得ることはできない
。そこで本発明者らは前記アスペクト比に着目し、該比
が2.0以上になる様に工夫した結果、メタリックな光
沢とサランとした風合(ドライ感)を持つ合成繊維を得
ることができた。また前記アスペクト比が2.5以上に
なればドライ感が一層強いものとなり、更に3.0以上
になると風合いや手触りにおいて最適繊維となることが
分かった。
ただし単繊維の繊度(4L糸繊度と言うこともある)が
0.5 d (デニール)未満である場合には、単繊維
の強力が著しく低下し、実用面で不都合が生じ、一方1
0dより大きくなると衣料用として編織を行なうことが
困難となって本発明繊維のせっかくの特性を十分享受し
得なくなる。尚本発明繊維の特性を更に有効に引出すに
は単繊維の繊度は0.5d以上、8d以下が好ましく、
最適な範囲は0.5d以上、7d以下である。
0.5 d (デニール)未満である場合には、単繊維
の強力が著しく低下し、実用面で不都合が生じ、一方1
0dより大きくなると衣料用として編織を行なうことが
困難となって本発明繊維のせっかくの特性を十分享受し
得なくなる。尚本発明繊維の特性を更に有効に引出すに
は単繊維の繊度は0.5d以上、8d以下が好ましく、
最適な範囲は0.5d以上、7d以下である。
また前記技は個々のアスペクト比を犬ぎくすると共に6
個以上配設されるので、全体として嵩が大きくなフて光
の乱反射が少なくなり、従来問題とされていた染色後の
色のくすみが解消され、鮮やかな染色を保証できる様に
なった。
個以上配設されるので、全体として嵩が大きくなフて光
の乱反射が少なくなり、従来問題とされていた染色後の
色のくすみが解消され、鮮やかな染色を保証できる様に
なった。
[実施例]
第1図は本発明の代表的な合成繊維における断面形状を
示すものであり、中心部1及び中心部1から放射方向に
延びる8個の枝2を有し、枝2は中心部1から離れる(
先端へ向う)に従って少しずつ細くなっていく。本発明
に係る合成繊維の断面形状は該実施例に限定されず、第
3図(a)〜(c)に示す様に枝2の本数は6個以上で
あれば何個でも構わず、また枝2の横幅は根元から先端
に向って実質上同一のものであっても良い。
示すものであり、中心部1及び中心部1から放射方向に
延びる8個の枝2を有し、枝2は中心部1から離れる(
先端へ向う)に従って少しずつ細くなっていく。本発明
に係る合成繊維の断面形状は該実施例に限定されず、第
3図(a)〜(c)に示す様に枝2の本数は6個以上で
あれば何個でも構わず、また枝2の横幅は根元から先端
に向って実質上同一のものであっても良い。
また前記合成繊維の材料となる熱可塑性高分子は特に限
定されるものではなく、例えば次の様なものが代表例と
して掲げられる。即ちポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリメチレンテレフタレー
ト等に代表されるポリエステルやポリカプロラクタム、
ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレン上
バクアミド。ポリテトラメチレンアジパミド等に代表さ
れるポリアミドやポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
ブテン−1,ポリオキシメチレン等に代表されるポリ−
α−オレフィン類及びポリビニルアルコール等が利用さ
れる。尚これ等の熱可塑性高分子には、艶消し剤、顔料
、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、1F電防止剤、染
色向上剤或は接着性向上剤等を本発明繊維の特性に重大
な悪影響を与えない限りは自由に配合することができる
。
定されるものではなく、例えば次の様なものが代表例と
して掲げられる。即ちポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリメチレンテレフタレー
ト等に代表されるポリエステルやポリカプロラクタム、
ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレン上
バクアミド。ポリテトラメチレンアジパミド等に代表さ
れるポリアミドやポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
ブテン−1,ポリオキシメチレン等に代表されるポリ−
α−オレフィン類及びポリビニルアルコール等が利用さ
れる。尚これ等の熱可塑性高分子には、艶消し剤、顔料
、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、1F電防止剤、染
色向上剤或は接着性向上剤等を本発明繊維の特性に重大
な悪影響を与えない限りは自由に配合することができる
。
第1図に示した枝2のアスペクト比の算定には、中心部
1根元の横幅B mixから先端部の横幅B mlnま
での平均横幅Bと前記根元から前記先端部までの長さA
が用いられる。しかるに該アスペクト比を2.0以上に
設定しようとすれば単繊維の強度を実用上問題のないレ
ベルに維持しなければならない。そのためには枝2の集
合部としての中心部1を設けることが必須とされ、また
枝2の数を多くすればする程中心部1を大きくすること
が必要となる。尚中心部を設けることは、紡糸ノズルを
工作する上での精度維持面からも重要な要求項目となる
。また枝のアスペクト比が2.0以上である様な繊維を
紡糸するためには、ドープとなる高分子材料の粘度を高
くしておく必要があり、たとえばポリエチレンテレフタ
レートを主体とするポリエステルを材料とするときは、
衣料用繊維の紡出に必要と考えられている一般的な固有
粘度(後に詳述する)では不十分、即ち繊維断面形状の
保形が困難であり、少なくとも前記固有粘度が0.7以
上のものを使用しなければならない。
1根元の横幅B mixから先端部の横幅B mlnま
での平均横幅Bと前記根元から前記先端部までの長さA
が用いられる。しかるに該アスペクト比を2.0以上に
設定しようとすれば単繊維の強度を実用上問題のないレ
ベルに維持しなければならない。そのためには枝2の集
合部としての中心部1を設けることが必須とされ、また
枝2の数を多くすればする程中心部1を大きくすること
が必要となる。尚中心部を設けることは、紡糸ノズルを
工作する上での精度維持面からも重要な要求項目となる
。また枝のアスペクト比が2.0以上である様な繊維を
紡糸するためには、ドープとなる高分子材料の粘度を高
くしておく必要があり、たとえばポリエチレンテレフタ
レートを主体とするポリエステルを材料とするときは、
衣料用繊維の紡出に必要と考えられている一般的な固有
粘度(後に詳述する)では不十分、即ち繊維断面形状の
保形が困難であり、少なくとも前記固有粘度が0.7以
上のものを使用しなければならない。
尚ポリエステルの固有粘度は次の方法によっそ測定する
。即ち75重量%のp−クロロフェノールと25重量%
のテトラクロルエタンからなる混合溶剤に重合体を室温
において溶解し、オストワルドーフェンスケ毛細粘度計
を使用し30℃において粘度を測定する。
。即ち75重量%のp−クロロフェノールと25重量%
のテトラクロルエタンからなる混合溶剤に重合体を室温
において溶解し、オストワルドーフェンスケ毛細粘度計
を使用し30℃において粘度を測定する。
固有粘度は、溶液粘度の溶媒粘度に対する比の自然対数
を、溶液100m1当たりの重合体のグラム数で表わし
た重合体溶液の濃度によって除した値が濃度ゼロに近づ
くときの極限値である。
を、溶液100m1当たりの重合体のグラム数で表わし
た重合体溶液の濃度によって除した値が濃度ゼロに近づ
くときの極限値である。
また例えばポリカプラミドを主体とするポリアミドを材
料とするときは、従来必要と考えられている一般的な相
対粘度(後で詳述する)では保形上の困難性があり、本
発明繊維を得るには相対粘度は3.0以上であることが
好ましい。
料とするときは、従来必要と考えられている一般的な相
対粘度(後で詳述する)では保形上の困難性があり、本
発明繊維を得るには相対粘度は3.0以上であることが
好ましい。
尚ポリアミドの相対粘度は次の方法によって測定する。
即ち96,3±0.1重量%試薬特級濃硫酸中に重合体
濃度が10mg/mlになるように試料を溶解させてサ
ンプル溶液を調整し、20℃±0.05℃の温度で氷落
下秒数6〜7秒のオストワルド粘度計を用い、溶液相対
粘度を測定する。測定に際し、同一の粘度計を用い、サ
ンプル溶液を調整した時と同じ硫酸20m1の落下時間
To (秒)と、サンプル溶液20m1の落下時間”
r+(秒)の比より、相対粘度RVを下記の式を用いて
算出する。
濃度が10mg/mlになるように試料を溶解させてサ
ンプル溶液を調整し、20℃±0.05℃の温度で氷落
下秒数6〜7秒のオストワルド粘度計を用い、溶液相対
粘度を測定する。測定に際し、同一の粘度計を用い、サ
ンプル溶液を調整した時と同じ硫酸20m1の落下時間
To (秒)と、サンプル溶液20m1の落下時間”
r+(秒)の比より、相対粘度RVを下記の式を用いて
算出する。
RV = T I/ T 。
上記高粘度の高分子材料を紡糸するに当たっては、紡糸
機の耐圧強度を通常の300 kg/ cm2から50
0 kg/ cm2以上に上げることが必要であり、さ
らに好ましくは1000 kg/ am2以上にするこ
とが望まれる。また紡糸された糸を延伸熱処理して本発
明超異形断面糸を得るに際しては、非接触型のヒーター
を用いて延伸することが好ましい。
機の耐圧強度を通常の300 kg/ cm2から50
0 kg/ cm2以上に上げることが必要であり、さ
らに好ましくは1000 kg/ am2以上にするこ
とが望まれる。また紡糸された糸を延伸熱処理して本発
明超異形断面糸を得るに際しては、非接触型のヒーター
を用いて延伸することが好ましい。
K型止ユ
固有粘度が1.0と0.6のポリエチレンテレフタレー
トを第3図(a)に示す様な形状のノズルによって紡糸
した。紡糸ノズルの枝長さAは0.9mm、横幅Bは0
.1 mmであり、該ノズルが18個配設された口金を
用い、紡糸温度290℃、紡糸速度600m/分、吐出
量18g/分、冷却風速0.5 m/secの条件下で
紡糸を行なった後、200’e、100cmの非接触ス
リットヒータを用いて18フイラメントで繊度100d
の糸条を得た。
トを第3図(a)に示す様な形状のノズルによって紡糸
した。紡糸ノズルの枝長さAは0.9mm、横幅Bは0
.1 mmであり、該ノズルが18個配設された口金を
用い、紡糸温度290℃、紡糸速度600m/分、吐出
量18g/分、冷却風速0.5 m/secの条件下で
紡糸を行なった後、200’e、100cmの非接触ス
リットヒータを用いて18フイラメントで繊度100d
の糸条を得た。
得られた糸条を羽二重に製織し、この織物に製錘、プレ
セット、アルカリ減量及び染色等の加工を施し、同一色
の無地染め織物を作り、該織物における光沢やドライ感
等の比較を行なった。その結果を第1表に示す。
セット、アルカリ減量及び染色等の加工を施し、同一色
の無地染め織物を作り、該織物における光沢やドライ感
等の比較を行なった。その結果を第1表に示す。
第 1 表
衷10生且
相対粘度が4.0 、3.5 、2.5のナイロン6を
実験例1とほぼ同条件で紡糸・延伸した(ただし紡糸温
度は280℃とした)。こうして得られた糸条を実験例
1と同様に製織、後加工して無地染めの羽二重織物を得
て夫々の評価を行なった。その結果を第2表に示す。
実験例1とほぼ同条件で紡糸・延伸した(ただし紡糸温
度は280℃とした)。こうして得られた糸条を実験例
1と同様に製織、後加工して無地染めの羽二重織物を得
て夫々の評価を行なった。その結果を第2表に示す。
[発明の効果コ
本発明合成繊維は天然繊維に酷似した特性を有するもの
であり、ドライ感にあふれ、しかもへタリや染色上のく
すみ等の欠点を解消した布帛が得られる様になった。
であり、ドライ感にあふれ、しかもへタリや染色上のく
すみ等の欠点を解消した布帛が得られる様になった。
第1図は本発明のjILia維断面を示す説明図、第2
図は従来の単繊維断面を示す説明図、第3図(a)〜
(C)は本発明の他の実施例を示す説明図である。
図は従来の単繊維断面を示す説明図、第3図(a)〜
(C)は本発明の他の実施例を示す説明図である。
Claims (7)
- (1)熱可塑性合成繊維であって、単繊維の断面形状が
、中心部と該中心部から放射状に延びる6個以上の枝か
らなり、且つ下記式(イ)、(ロ)を満足するものであ
ることを特徴とする超異形多葉断面繊維。 0.5d≦De≦10d・・・(イ) - 2.0≦A/B・・・(ロ) 但しDeは単糸繊度、Aは上記枝の放射方向の長さ、B
は上記枝の平均横幅、A/Bは上記枝のアスペクト比を
示す。 (2)アスペクト比(A/B)が2.5以上である特許
請求の範囲第1項に記載の超異形多葉断面繊維。 - (3)アスペクト比(A/B)が3.0以上である特許
請求の範囲第2項に記載の超異形多葉断面繊維。 - (4)単糸繊度(De)が、0.5d≦De≦8dの範
囲内である特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載
の超異形多葉断面繊維。 - (5)単糸繊度(De)が0.5d≦De≦7dの範囲
内である特許請求の範囲第4項に記載の超異形多葉断面
繊維。 - (6)熱可塑性合成繊維が相対粘度3.0以上のポリア
ミドを紡糸・延伸したものである特許請求の範囲第1〜
5項のいずれかに記載の超異形多葉断面繊維。 - (7)熱可塑性合成繊維が固有粘度0.7以上のポリエ
ステルを紡糸・延伸したものである特許請求の範囲第1
〜5項のいずれかに記載の超異形多葉断面繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7161086A JPS62231011A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 超異形多葉断面繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7161086A JPS62231011A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 超異形多葉断面繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62231011A true JPS62231011A (ja) | 1987-10-09 |
Family
ID=13465590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7161086A Pending JPS62231011A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 超異形多葉断面繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62231011A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065324A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Teijin Fibers Ltd | 中空異型ポリエステルマルチフィラメント |
JP2010275668A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Teijin Fibers Ltd | ポリエステル混繊糸 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947446A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-17 | 東レ株式会社 | パイル敷物 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP7161086A patent/JPS62231011A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947446A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-17 | 東レ株式会社 | パイル敷物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065324A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Teijin Fibers Ltd | 中空異型ポリエステルマルチフィラメント |
JP2010275668A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Teijin Fibers Ltd | ポリエステル混繊糸 |
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