JPS62227348A - レゼクトスコ−プ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は前立腺の切除などの治療に用いられるレゼク
トスコープに関する。

［従来の技術］ 一般に上述した治療に用いられるレゼクトスコープは、
処置手段として高周波を利用したものと超音波を利用し
たものとがあることよく知られている。このようなレゼ
クトスコープで前立腺の切除などの処置を行なう場合、
その案内管に光学視管を挿通し、この光学視管で切除部
を観察しながら行なうようにしている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記光学視管によって観察することがで
きる体腔内の部位はその前方の極めてわずかな箇所だけ
である。したがって、体腔内に挿入されたレゼクトスコ
ープの挿入部の先端部がどこに位置しているかを確実に
確認することができないから、上記挿入部の先端部と彼
切除部との位置関係を知ることができず、操作の安全性
や確実性に問題があった。

この発明は、挿入部の先端部が体腔内のどこに位置して
いるかを知ることができるようにして、操作の安全性や
容易性が計れるようにしたレゼクトスコープを提供する
ことを目的とする。

［問題点を解決するための手段及び作用］この発明は、
レザクトスコープ１の挿入部２の先端部に、この先端部
の位置を検出させるための超音波振動子１８を設ける。

そして、この超音波振動子１８から送信される信号を超
音波内視鏡２１で受信することによって、上記レゼクト
スコープ１の先端部の位置を検出するようにしたもので
ある。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を第１図と第２図を参照して
説明する。第１図はレゼクトスコープ１を示し、このレ
ゼクトスコープ１は同図に鎖線で示すように挿入部とし
てのシース２を冑する。このシース２の後端部には内部
に液体を注入するための注水口体３が設けられている。

この注水口体３にはバルブ４が取付けられている。また
、図中５は同じく挿入部としての案内管である。この案
内管５の外面にはその軸方向に沿って電極棒６を挿入す
るための挿通管７が並設されている。上記案内管５の後
端にはスライダ８が案内管５の軸方向に沿ってスライド
自在に設けられている。そして、案内管５にはこの後端
開口から光学視管９が挿脱自在に挿入され、また上記挿
通管７にはその前端開口から上記電極棒６が挿脱自在に
挿入されている。この電極棒６の後端部はスライダ８の
前端部に連結されていて、このスライダ８の動きに連動
するようになっている。また、上記案内管５の後端には
第一の指掛部１１と第２の指掛部１２とが上下方向に形
成されたレバー１３が取着され、上記スライダ８には第
３の指掛部１４を形成するリング１５が取付けられてい
る。したがって、上記各指掛部に一方の手の指を掛けて
その手を握れば、スライダ８とともに電極棒６をスライ
ドさせることができるようになっている。なお、図中１
６はスライダ８が案内管５の後端から抜出するのを防止
ストッパである。また、図中１７は上記シース２を案内
管５に着脱自在に連結するための連結具である。

一方、挿入部としての上記シース２と案内管５との先端
部の外面のどちらか一方、この実施例ではシース２の外
面に微小な第１の超音波振動子１８が固着されている。

この第１の超音波振動子１８は体腔内に挿入された上記
シース２と案内管５の先端部の位置を後述するごとく検
出するためのものである。なお、図示しないが、第１の
超音波振動子１８に接続される信号線は上記シース２の
外面に可撓テープによって巻付けられて手元側に導かれ
ている。

１−紀構造のレゼクトスコープを治療、たとえば前立腺
の切除に用いるときには、第２図に示すように超音波内
視鏡２１が併用される。この超音波内視鏡２１は周知の
ようにその可撓管部２２の先端部に第２の超音波振動子
２３が方向変換自在に設けられている。そして、この第
２の超音波振動子２３から発振されて体腔内を走査した
超音波が上記第２の超音波振動子２３によって受信され
ると、その超音波が走査した範囲の像が図示しないモニ
タに写し出されるようになっている。この超音波内視鏡
２１の第２の超音波振動子２３は上記レゼクトスコープ
１の第１の超音波振動子１８から発振される超音波振動
も受信する。これによって上記第２の超音波振動子２３
が設けられたシース２あるいは案内管５の先端部が上記
モニタに表示され、その位置を検出することができる。

次に、上記レゼクトスコープ１を使用する場合について
説明する。レゼクトスコープ１を第２図に示すようにシ
ース２を用いて尿道ｅから体腔内の前立腺ｆの部分に挿
入する場合、超音波内視鏡２１の可撓管部２２を直腸ｇ
に挿入して上記レゼクトスコープ１と併用する。そして
、超音波内視鏡２１の第２の超音波振動子２３を作動さ
せて第２図にａで示す範囲の像をモニタに写し出す。一
方、レゼクトスコープ１はシース２の先端に設けられた
第１の超音波振動子１８を作動させる。そして、第１の
超音波振動子１８と第２の超音波振動子２３とから送信
キャリア周波数を等しくして超音波を同時に発振させる
。すると、第１の超音波振動子１８から発振された超音
波パルスは、第２の超音波振動子２３から発振されてこ
の第２の超音波振動子２３に受信される超音波の約半分
の時間で上記第２の超音波振動子２３に受信される。

したがって、第１の超音波振動子１８から発振されて第
２の超音波振動子２３に受信されるまでの超音波の時間
を２倍にしてモニタに表示することにより、上記第１の
超音波振動子１８の位置、すなわちシース２の先端部の
体腔内における位置を知ることができる。そのため、こ
のシース２から突出させた電極棒６による前立腺の除去
を安全かつ確実に行なうことができる。

なお、この発明は上記一実施例に限定されず、たとえば
第１の超音波振動子１８の周波数をｆｌ、第２の超音波
振動子２３の周波数をｆ「としたとき、ｆｌを ｆ　１−　ｆ　ｒ　／　２　Ｘ　（２ｎ　＋　１　）た
だし、ｎ−０，１，２・・・ となるように選ぶ。これはカラーテレビ信号を白黒テレ
ビで受信したときの色副搬送波による白黒画像の妨害を
軽減する方法と同じである。これによって、第３図に示
すように第１の超音波振動子１８の送信パルスのスペク
トラムＸは第２の超音波振動子２３の送信パルスのスペ
クトラムｙの丁度真中に入込むことになる。したがって
、第１の超音波振動子１８の送信スペクトラムだけをく
し形フィルタで同図にｒで示す範囲で取出すことができ
るから、これによって第１の超音波振動子１８の位置を
知ることができる。なお、この場合も第１の実施例と同
様第１、第２の超音波振動子１８．２３は同時に発振さ
せ、受信時間の２倍に対応する位置に表示させるように
すればよい。

また、レゼクトスコープ１に設けられる第１の超音波振
動子１８はシース２と案内管５との両方の先端部外面に
設けるようにしてもよい。

また、レゼクトスコープ１としては第４図に示すように
超音波振動する発振部２６に処置棒２７が連設されたも
のであってもよい。すなわち、この実施例は上記一実施
例に挙げた患部を高周波で処置するものに代わり、超音
波で処置するようにしたものである。この場合、上記処
置棒２７の先端部の外面に第１の超音波振動子１８を取
付ければよい。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明は、レゼクトスコープの挿入
部の先端部に、この先端部の位置を検出させるための超
音波振動子を設けるようにした。

したがって、このレゼクトスコープで前立腺の切除など
の治療をする際、超音波内視鏡と併用することによって
その先端部が体腔内のどこに位置しているかを知ること
ができるから、その治療を安全かつ良好に行なうことが
できる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例を示すレゼクトスコープの
側面図、第２図は同じく使用状態の説明図、第３図はこ
の発明の他の実施例を示す第１の超音波振動子と第２の
超音波振動子から発振され２・・・シース（挿入部）、
５・・・案内管（挿入部）、１８・・・第１の超音波振
動子、２１・・・超音波内視鏡、２３・・・第２の超音
波振動子。 出願人代理人　弁理士　坪井　淳 第２図 「

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）超音波内視鏡と併用されるレゼクトスコープにお
   いて、このレゼクトスコープの挿入部の先端部に、この
   先端部の位置を検出させるための超音波振動子を設けた
   ことを特徴とするレゼクトスコープ。
2. （２）上記レゼクトスコープは高周波処置部を有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のレゼクトス
   コープ。
3. （３）上記レゼクトスコープは超音波処置部を有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のレゼクトス
   コープ。