JPS62225627A - 緑化擁壁用ブロツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 ａ、産業上の利用分野 本発明は緑化擁壁用ブロックに関する。

ｂ、従来の技術 従来の擁壁は多数個のコンクリートを用い擁壁前面をコ
ンクリートで覆うと共に、背後に栗石やコンクリートを
打設している。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 擁壁背後に栗石やコンクリートなどの高価な裏込め材を
打設する手間を要し、また擁壁が完成すると自然が破壊
され緑が損なわれて殺風景になると共に、擁壁全体が剛
体となるから地盤の不等沈下によって擁壁に亀裂が生じ
、局部的に作用する土圧の集中荷重によって甚だしいと
きは擁壁が倒壊する場合がある。

「発明の構成」 ａ０問題点を解決するための手段 前傾せる前面壁の両側部に、その高さを前面壁の略２倍
に形成すると共に前面上端で後傾し且つ、ブロックを組
積したとき上下に重なって連続した壁を構成する側壁を
一体的に設け該側壁の後尾間にわたって土壌を抱持する
壁を連設し、枠状に形成した緑化擁壁用ブロックを、千
鳥状且つ多段に組積して擁壁を構築すると共に、各ブロ
ックにより囲まれる空所に土壌を充填し表面に露出する
土面に植生を施して法面を千鳥状に緑化し、ブロックの
自重と各ブロックが抱持する土壌の重量とが相加わって
擁壁背後の土圧と均衡を保つ非剛体の重力擁壁を形成し
且つ、法面の植生緑化を図ることにより造成開発後の宅
地などに自然環境を回復し、併せて資材を節減すること
を特徴とする。

５１作用及び実施例 本発明の実施例を図面によって詳述すると、第１図乃至
第３図に示すように、前傾せる前面壁（１）の両側部に
その高さを前面壁（１）の略２倍に形成すると共に、前
面上端で後傾し前面壁＋１）との連設形態をく字状と成
す側壁＋２１　（２）を一体的に設けると共に、該側壁
（２１＋２１の後尾間にわたって壁面の中位に通孔（３
）を穿設した土壌を抱持する壁（４）を連設し、無底枠
状の緑化擁壁用ブロック（５）を形成する。

而して、緑化擁壁用ブロック（５）は該ブロックの横巾
よりも若干狭い間隔を保持して基礎上面へ一つ置きに列
設し、それぞれの空所（６）に土壌（７）を充填して最
下段を据付ける。次ぎに隣り合う緑化擁壁用ブロック（
５１（５１の対向せる側壁［２１＋２１上にわたって他
の緑化擁壁用ブロック（５）の側壁（２］　＋２１を載
架して千鳥状に組積し、それぞれの空所（６）に土壌（
７）を充填し第２段目を据付ける。以下同様の方法によ
り多段にわたって所望個数の緑化擁壁用ブロック（５）
を構築し表面に露出する土壌の法面を擁壁面に千鳥状に
表わすと共に、該土壌表面を土羽打ちして締め固め、芝
生を植生したマット状の土塊を土壌（７）の表面に竹串
などを用いて止着して張芝することにより法面を千鳥状
に緑化し、または網状のシートに種子と肥料を吹き付は
該シートを法面に張設し、あるいはスプレーガンにより
法面に吹き付けて植生するのであり、または土壌（７）
に潅木や草花などを植生してもよい（図示せず）。構築
方法の他の実施例としては隣り合う緑化擁壁用ブロック
＋５）　＋５１の側壁＋２１　＋２１同志を当接し、そ
の空所（６）・・に土壌（７）・・を充填して最下段を
列設し、第２段目以上は下位の当接せる側壁＋２１　＋
２１上に緑化擁壁用ブロック（５）を組積して連設する
所謂レンガ積みに構築する方法もある（図示せず）。

「発明の効果」 本発明に係る緑化擁壁用ブロック（５）を用いて擁壁を
構築すると、緑化擁壁用ブロック（５）の自重と空所（
６）に充填した土壌（７）とが加重されて擁壁前後に加
わる土圧と均衡を保ち且つ、緑化擁壁用ブロック（５）
の側壁（２）・・が重なり合って上方に連続する壁を構
成するため安定した自立構造を有する擁壁が構築される
のであり、従って特にコンクリートや栗石などの裏込め
材を打設することを要しない。

またブロックを千鳥状に組積することにより、前面壁（
１１の上部に露出する土壌面積はきわめて広く張芝した
芝生が生育すると法面を千鳥状に緑化することとなり緑
化擁壁用ブロック（５）の前面が隠蔽され擁壁全体が緑
で覆われて土地造成前の自然環境が回復するのであり、
施工は簡単且つ迅速に行なえると共に裏込め材を要しな
いこと及び緑化擁壁用ブロック（５）を千鳥状に組積す
ることが相俟って資材を節減でき経済性がすぐれている
。更に従来のコンクリート擁壁は全体が側体を形成する
ために擁壁背後の土庄が局部的に集中して作用すると、
咳部に亀裂を生じたり甚だしいときは擁壁が倒壊するこ
ともあるのに対し、本発明に係る緑化擁壁用ブロック（
５）ではその空所（６）に土壌を充填し各緑化擁壁用ブ
ロック（５）同志を固着しない非剛体の構成であるから
、局部的な土圧の集中があっても核部の土壌（７）が擁
壁の前面へ押し出され隆起する程度であって緑化擁壁用
ブロック（５）自体に何等悪影響を与えないから亀裂を
生じたり、或いは擁壁が倒壊する虞れは全くない。また
地盤が沈下または隆起しても各ブロックは各側壁におい
てのみ組積されたいわばビン接合でフレキシブルに接合
されてているから沈下または隆起した個所におけるブロ
ックの多少の屈曲によって擁壁全体が破壊することを防
止するのである。土壌を抱持する璧（４）に設けた通孔
（３）は第４図に示すようにブロック内の空所（６）に
充填した土壌（７）・・を背後の地山と連続させ土壌が
一体化し均等に水分及び養分を芝生に供給して芝生を一
様に生育促進させるのである。

而して法面ば緩勾配であり且つ、張芝することにより土
壌（７）の強雨による流出を防止して擁壁の自立安定性
を確保し、またかようにして構築した擁壁の前面は前面
壁（１）と表面に露出する土壌（７）の法面によって形
成されるく字状の突出部により自動軍の騒音をその発生
源側へ分散して反射するから、騒音を遠方へ波及させず
騒音レベルの減衰効果に優れると共に、土壌とその法面
に植生した芝、潅木などが騒音公害を軽減する消音効果
をも奏するものである。

かのように、本発明に係る緑化擁壁用ブロックは従来の
谷積みまたは布積みコンクリートブロックとは全く異な
る新規な画期的なブロックである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る緑化擁壁用ブロックの正面図、第
２図は同平面図、第３図は第１図におけるＡ−Ａ断面図
、第４図は構築状態を示す縦断面図である。 （１１・・前面壁　　　（２）・・側壁（４）・・土壌
を抱持する壁 （５）・・緑化擁壁用ブロック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前傾せる前面壁の両側部に、その高さを前面壁の略２倍
   に形成すると共に前面上端で後傾し且つ、ブロックを組
   積したとき上下に重なって連続した壁を構成する側壁を
   一体的に設け該側壁の後尾間にわたって土壌を抱持する
   壁を連設し、枠状に形成して成る緑化擁壁用ブロック。