JPS62224362A - 保存安定性の改良された体外循環治療用吸着カラム - Google Patents

保存安定性の改良された体外循環治療用吸着カラム

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JPS62224362A
JPS62224362A JP61069114A JP6911486A JPS62224362A JP S62224362 A JPS62224362 A JP S62224362A JP 61069114 A JP61069114 A JP 61069114A JP 6911486 A JP6911486 A JP 6911486A JP S62224362 A JPS62224362 A JP S62224362A
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gel
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は保存安定性の改良された体外循環治療用吸着カ
ラムに関する。
[従来の技術] 従来より、硫酸エステル基を有する吸着体を、水を内容
液としてカラムに充填して体外循環治療用吸着カラムが
製造され、使用されている。
水を内容液として使用するのは、安全性の理由から、製
造された吸着体が通常蒸気滅菌されるため、ぬれた状態
で吸着体かえられ、水を内容液として用いると乾燥させ
たりする必要がないこと、および体外循環治療用吸着カ
ラムに用いるばあいには、必ず一旦水を内容液としたの
ち使用されることなどの理由による。
製造された体外循環治療用吸着カラムは、長いばあいに
は約14程度保存したのち使用されることもあるので、
少なくとも14程度性能を保持することが必要である。
[発明が解決しようとする問題点] 硫酸エステル基を有する吸着体を、水を内容液としてカ
ラムに充填して製造した体外循環治療用吸着カラムを長
期間保存すると、硫酸エステル基や固定された硫酸エス
テル基金を化合物が加水分解されたりして脱離したりす
る。加水分解が進行すると硫酸系化合物が生成するため
、さらに加水分解が加速される。その結果、硫酸エステ
ル基や固定された硫酸エステル基含有化合物の量が減少
し、体外循環治療用吸着カラムの性能が低下する。
本発明は前記のごとき問題を解決するためになされたも
のである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は硫酸エステル基ををする吸着体および緩衝作用
を6する化合物を0.001〜lO%(重量%、以下同
様)含釘するp115〜8.5の内容液を充填したこと
を特徴とする体外循環治療用吸着カラムに関する。
[実施例] 本発明における硫酸エステル基を存する吸着体とは、 (1)硫酸エステル基含有化合物を水不溶性担体に固定
してなる吸着体、 (2)水酸基金を水不溶性担体を直接硫酸エステル化し
てえられる吸着体、 (3)水酸基含有水溶性高分子を硫酸エステル化したの
ち架橋などの処理により水不溶化してえられる吸着体 などのことをいうが、これらのみに限定されるものでは
ない。
前記(1)の吸着体で用いられる硫酸エステル基含有化
合物としてはアルコール、糖、グリコールなどの水酸基
含有化合物の硫酸エステルがあげられるが、硫酸エステ
ル基のほかに水不溶性担体への固定に利用できる官能基
を有する化合物が好ましい。そのような化合物としては
多価アルコールの部分硫酸エステル化物、とりわけ糖類
の硫酸エステル化物が硫酸エステル基および固定に必要
な官能基の両方を含んでいるうえに高い生体適合性と活
性とを有しているのでとくに好ましい。なかでも、硫酸
化多糖類は容易に水不溶性担体に固定できることからさ
らに好ましく、その代表例としては、たとえばヘパリン
、デキストラン硫酸、コンドロイチン硫酸、コンドロイ
チンポリ硫酸、ケラタン硫酸、ヘパリチン硫酸、キシラ
ン硫酸、カロニン硫酸、セルロース硫酸、キチン硫酸、
キトサン硫酸、ペクチン硫酸、イヌリン硫酸、アルギン
酸硫酸、グリコーゲン硫酸、ポリラクトース硫酸、カラ
ゲニン硫酸、デンプン硫酸、ポリグルコース硫酸、ラミ
ナリン硫酸、ガラクタン硫酸、レバン硫酸、メベサルフ
エートなどがあげられるが、これらに限定されるもので
はなく、一般に体外循環治療用吸着体の製造に用いられ
る硫酸化多糖類であればいかなるものも使用しうる。前
記硫酸化多糖類の具体例のうちでは、ヘパリン、デキス
トラン硫酸、コンドロイチンポリ硫酸が好ましい。
前記(1)の吸着体において硫酸エステル基含有化合物
を固定するための水不溶性担体としては、たとえば通常
アフィニティークロマトグラフィーに用いられる担体で
あるアガロース、デキストラン、ポリアクリルアミドな
どの軟質ゲル、多孔質ガラス、多孔質シリカなどの無機
多孔体、合成高分子からなるポリマーゲル、多孔質セル
ロースゲルなどがあげられるが、これらに限定されるも
のではない。
前記(aの吸着体に用いる水酸基含有水不溶性担体とし
ては、前記(1)の吸着体にも用いられるアガロース、
デキストランなどの多糖類からなるゲル、合成高分子化
合物からなるポリマーゲルのうち、架橋ポリビニルアル
コール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物および
その架橋化合物などのように式÷ CH2−C11+で
あられ区 il される単位を少なくとも分子の一部に有する高分子化合
物、ポリヒドロキシメタクリレート、ヒドロキシメタク
リレートを含む共重合体などの ?+!3 ように式+CH2−C+ であられされる単位を0CH
2C1120II 有する高分子化合物、ペンタエリスリトールジメタクリ
レートやグリセリンジメタクリレートなどの水酸基合釘
多価不飽和化合物、またはエピクロルヒドリン、ブタン
ジオールジグリシジルエーテルなどのオキシラン環を有
する化合物を架橋剤として用いることにより水酸基の導
入された高分子化合物などからなるゲル、多孔質セルロ
ースゲルなどがあげられるが、これらのみに限定される
ものではない。
前記(1)および(2)の吸着体に用いられる水不溶性
担体のなかでは、充分な体液流量かえられる、詰まりを
生じにくいなどの理由から硬質ゲルが好ましく、とりわ
け多孔質セルロースゲルが、(1)機械的強度が比較的
高く、強靭であるため撹拌などの操作により破壊された
り微粉を生じたりすることが少なく、カラムに充填した
ばあいに体液を高流速で流しても圧密化したり、目詰ま
りしたりしないので高流速で流すことが可能となり、ま
た細孔構造が高圧蒸気滅菌などによって変化を受けにく
い、 (n)ゲルがセルロースで構成されているため親水性で
あり、硫酸エステル基含有化合物の結合や硫酸エステル
基への変換に利用しうる水酸基が多数存在し、非特異吸
着も少ない、 ■空孔容積を大きくしても比較的強度が高いため、軟質
ゲルに劣らない吸着容量かえられる、(へ)安全性が合
成高分子ゲルなどに比べて高いなどの優れた点を有して
おり、該多孔質セルロースゲルに硫酸エステル基金存化
合物を保持させる、あるいは該多孔質セルロースゲルを
直接硫酸エステル化することによって、高流速で選択的
に有害成分を吸着除去しうる吸着体かえられる。なお多
孔質セルロースゲルを用いた吸着体については特願昭5
8−68116号および特願昭59−231012号各
明細書に詳細に記載されている。
つぎに前記(3)の吸着体で用いられる水酸基含有水溶
性高分子の代表例としてはポリビニルアルコール、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のうちエチレン含量の低いも
のをケン化してえられる高分子化合物などがあげられる
が、これらのみに限定されるものではない。
本発明において前記(1)の吸着体は、水不溶性担体に
硫酸エステル基含有化合物を固定させることによって製
造されるが、その固定方法には公知の種々の方法を用い
ることができる。すなわち、物理的方法、イオン結合法
、共有結合法などがあげられる。固定化された硫酸エス
テル基金何化合物は脱離しにくいことが重要であるため
、結合の強固な共有結合法が好ましく、その他の方法を
用いるにしても脱離を防ぐようにすることが好ましい。
また必要に応じてスペーサーを水不溶性担体と硫酸エス
テル基金宵化合物とのあいだに導入してもよい。
前記(2)および(3)の吸着体の製造工程における硫
酸エステル化の方法としてはクロルスルホン酸、硫酸な
どを用いる公知の種々の方法を用いることかできる。
前記(3)の吸着体の製造工程において硫酸エステル化
された水酸基含有水溶性高分子化合物を架橋する方法は
架橋剤を用いる方法、紫外線やβ線などの照射による方
法など公知の種々の方法を用いることができる。
本発明においてはこのようにして製造された体外循環治
療用吸着体が、通常12 L ”Cで20分間程度の条
件で、水性溶媒中で蒸気滅菌法により滅菌され、緩衝作
用を有する化合物を0.001〜lO%、好ましくは0
.01〜2%含有するpl+5〜8.5の内容液ととも
に所定のカラムに充填して、本発明の体外循環治療用カ
ラムが製造される。
蒸気滅菌する際の水性溶媒は通常は水であるが、本発明
に用いる緩衝作用を有する化合物を0.001〜10%
程度、好ましくは0.01〜2%程度含有するpH5〜
8.5の内容液として用いうる液を水性溶媒として用い
てもよい。前記内容液として用いうる液を蒸気滅菌する
際の水性溶媒として用いると、蒸気滅菌時に生ずるpH
変化にもとづく性能低下が少なくなり好ましい。また水
性溶媒が内容液としてそのまま使用しうる。
前記緩衝作用を有する化合物としては、たとえばクエン
酸、リン酸、酢酸、ホウ酸、酒石酸、炭酸、マレイン酸
、グリシンなど、あるいはこれらのナトリウム塩、カリ
ウム塩、カルシウム塩などのように人体に安全なものが
好ましく、これらは単独で用いてもよく、28以上混合
して用いてもよい。
前記内容液中にしめる緩衝作用ををする化合物の量が0
.001%未満になると、内容液のpHを長期間にわた
って5〜8.5の範囲に維持することができなくなり、
また10%をこえると、体外循環治療用成行カラムを使
用するために行なう洗浄に時間がかかったり、保存中に
緩衝作用を有する化合物が析出したりする。
前記内容液のpHが5未満になると、長期間保存したば
あいに吸着体の吸着活性の低下が著しくなったり、硫酸
エステル基や固定された硫酸エステル基金を化合物の加
水分解による脱離が著しくなったりする。またpHが8
.5をこえても9115未満と同様の現象が生じ、いず
れも吸管体性能が低下する。
このようにして製造された本発明の滅菌された体外循環
治療用吸着カラムは、通常の体外循環治療用吸着カラム
が用いられる、たとえば血液、血漿などを吸着カラムに
通して行なう体外循環治療などの用途に限定なく使用し
うる。
つぎに本発明の体外循環治療用吸着カラムを実施例にも
とづき説明する。
製造例1 架橋ポリアクリレートゲル(全多孔性のハードゲル)で
あるトヨパール11175(蛋白質の排除限界50,0
00,000、粒径50〜100(い)、東洋曹達■製
) 10m1に飽和Na0Il水溶液6 mlおよびエ
ピクロルヒドリン15m1を加えて撹拌しながら、50
℃で2時間反応させ、エポキシ化ゲルをえた。えられた
ゲルに濃アンモニア水20m1を加えて50℃で2時間
撹拌し、アミノ基を導入した。
一方、ヘパリン200 mgを10m1の水に溶解して
pH4,5に調整したのち、上記アミノ基を導入したゲ
ル3 mlを加えた。そののち1−エチル−3−(ジメ
チルアミノプロピル)−カルボジイミド200 mgを
pHを4.5に保ちながら添加し、4℃で24時間振盪
した。反応終了後、2M食塩水溶液、0.5M食塩水溶
液、水を用いてこの順に洗浄し、ヘパリン固定化ゲル(
以下、A−1という)をえた。
製造例2 架橋ポリアクリレートゲルであるトヨパール11W75
10 mlに、飽和NaOH水溶液6mlおよびエピク
ロルヒドリン15m1を加えて撹拌しながら、50℃で
2時間反応させたのち、ゲルをアルコールおよび水を用
いてこの順に洗浄してエポキシ化されたゲルをえた。
えられたゲル2 mlに極限粘度数0.055dl/g
平均重合度40、硫黄含二19%のデキストラン硫酸ナ
トリウム0.5gおよび水2 mlを加えた(デキスト
ラン硫酸ナトリウムの濃度は約13%)。
ついでp1112に調整して40℃で16時間振盪し、
ゲルを濾別し、2M食塩水溶液、0.5M食塩水溶液、
水を用いてこの順に洗浄して、デキストラン硫酸ナトリ
ウムが固定されたゲル(以下、A−2という)をえた。
製造例3 デキストラン硫酸をヘパリンにかえたほかは製造例2と
同様にしてヘパリンが固定されたトヨパールIIW75
(以下、A−3という)をえた。
製造例4 多孔質ガラスPPG2000  (平均粒径19508
.、比表面積13rr?/g、粒径80〜120メツシ
ユ、和光紬薬■製)を希硝酸中で3時間加熱し、水洗乾
燥後500℃で3時間加熱したのち、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランの109fi)ルエン溶液中に入
れ、3時間還流し、メタノールで洗浄して、γ−アミノ
プロピル処理ガラスをえた。
一方、ヘパリン200II1gを10m1の水に溶解し
、pH4,5に調整した。これに2gのγ−アミノプロ
ピル処理ガラスを加えたのち、1−エチル−3−(ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド200 mgをp
H4,5に保ちながら添加し、4℃で24時間振盪した
。反応終了後、2M食塩水溶液、0.5M食塩水溶液、
水を用いてこの順に洗浄し、ヘパリンが固定された多孔
質ガラス(以下、B−1という)をえた。
製造例5 ヘパリンをコンドロイチンポリ硫酸にかえたほかは製造
例4と同様にしてコンドロイチンポリ硫酸を固定したP
PG2000  (以下、B−2という)をえた。
製造例6 デキストラン硫酸800 mgを0.25M  Na1
O4溶液1(1mlに溶解し、室温で4時間撹拌後、エ
チレングリコール200 mgを加えて1時間撹拌した
この溶液をpH8に調整したのち、製造例4と同様にし
てえられたγ−アミノプロピル処理FPG20004 
mlを加え、24時間振盪した。反応終了後、ゲルを濾
別、水洗し、これを1%N a 8 II 4水溶液1
0m1に懸濁して15分分間光し、濾過、水洗してデキ
ストラン硫酸を固定したPPG2000(以下、[1−
3という)をえた。
製造例7 多孔質ガラスPPG2000を希硝酸中で3時間加熱し
、水洗後500℃で3時間加熱した。これをγ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシランの10%トルエン溶
液中に入れ、3時間還流し、メタノールで洗浄してγ−
グリシドキシプロピル処理ガラスをえた。
一方、デキストラン硫酸2gを10m1の水に溶解し、
pH9,2に調整したのち、これに2gの上記γ−グリ
シドキシプロビル処理ガラスを加えて45℃で16時間
反応させた。反応終了後2M食塩水溶液、0.5M食塩
水溶液、水を用いてこの順に洗浄し、デキストラン硫酸
を固定したPPG2000 (以下、B−4という)を
えた。
製造例8 多孔質セルロースゲルとしてCKゲルA−3(排除限界
分子=so、ooo、ooo、粒径45〜105(い)
、チッ”Jn製) 10m1 +;20%Na0II 
4 g 、ヘプタン12gおよびノニオン系界面活性剤
TVIEEN20を1滴加えた。40℃で2時間撹拌後
、エピクロルヒドリン5gを加えて2時間撹拌し、ゲル
を水洗濾過してエポキシ化セルロースゲルをえた。導入
されたエポキシ基の量はカラム体積1 mlあたり30
MMであった。
えられたゲル2 mlに極限粘度数0.027dl/g
硫黄含EiL17.7%のデキストラン硫酸ナトラム0
.12 gおよび水2mlを加え(デキストラン硫酸ナ
トリウムの濃度は約2.5%) 、pHllに調整して
45℃で16時間振盪した。そののちゲルを濾別して、
2M食塩水溶液、0.5M食塩水溶液および水を用いて
この順に洗浄し、デキストラン硫酸ナトラムが固定され
たセルロースゲル(以下、C−1という)をえた。
製造例9 CKゲルA−3を吸引濾過して10srとり、これに2
0%Na0II 4gおよびヘプタンliを加え、さら
にノニオン系界面活性剤TνEEN20を1滴加えて撹
拌し、ゲルを分散させた。40℃で2時間撹拌後、これ
にエピクロルヒドリン5gを加えて40℃で2時間撹拌
した。静置後上澄液をすて、ゲルを水洗濾過してエポキ
シ化ゲルをえた。これに15m1の濃アンモニア水を加
えて40℃で1.5時間撹拌し、内容物を吸引濾過、水
洗してアミノ基の導入されたセルロースゲルをえた。
一方、ヘパリン200 a+gを10m1の水に溶解し
、これに上記アミノ基導入セルロースゲルを加えてpH
4,5に調整した。そののち1−エチル−3−(ジメチ
ルアミノプロピル)−カルボジイミド200 mgをp
I(4,5に保ちながら添加し、4℃で24時間振盪し
た。反応終了後、2M食塩水溶液、0.5M食塩水溶液
、水を用いてこの順に洗浄し、ヘパリン固定化ゲル(以
下、C−2という)をえた。
製造例10 デキストラン硫酸をコンドロイチンポリ硫酸にかえたほ
かは製造例8と同様にしてコンドロイチンポリ硫酸が固
定されたCKゲルA−3(以下、C−3という)をえた
製造例11 デキストラン硫酸をヘパリンにかえたほかは製造例8と
同様にしてヘパリンの固定されたCKゲルA−3(以下
、C−4という)をえた。
製造例12 CKゲルA−310m1をとり、エタノール中で臨界点
乾燥により乾燥させた。乾燥ゲルを10m1のよく脱水
したピリジン中に懸濁させ水冷した。これにクロルスル
ホン酸2 mlを撹拌下に滴下し、滴下終了後、10分
間撹拌をつづけた。反応終了後20%カセイソーダで中
和し、ゲルを濾別し、ピリジンついで水で洗浄して表面
に硫酸残基が0.05mIIol / ml導入された
CKゲルA−3(以下、C−5という)をえた。
製造例13 特開昭58−12656号公報の実施例に記載されてい
る方法、すなわち酢酸ビニルlong、  トリアリル
イソシアヌレート24.1g、酢酸エチル124g1ヘ
プタン124g、ポリ酢酸ビニル(重合度500) 3
.1gおよび2,2′−アゾビスイソブチロニトリル3
.1gよりなる均一混合液と、ポリビニルアルコール1
重量96、リン酸2水素ナトリウム・2水和物0.05
重量%およびリン酸2ナトリウム・I2水和物1.5重
量%を溶解した水400m1とをフラスコに入れ充分撹
拌したのち、56.5℃で18時間、さらに75℃で5
時間加熱撹拌して懸濁重合をおこない、粒状共重合体を
えた。濾過、水洗、ついでアセトン抽出を行なったのち
、カセイソーダ4G、5gおよびメタノール2gよりな
る溶媒中、40℃で18時間、共重合体のエステル変換
反応を行なってえられたビニルアルコール単位を主構成
成分とする多孔質水不溶性硬質ゲル(排除限界分子量約
180万、平均粒径150Allll) 10m1をと
り、アセトン中で臨界点乾燥法により乾燥させた。えら
れた乾燥ゲルをよく脱水したN、N−ジメチルホルムア
ミド10m1中に懸濁させ氷冷し、これにクロルスルホ
ン酸1mlを撹拌下に滴下し、滴下終了後10分間撹拌
を続けた。
反応終了後10%カセイソーダ水溶液で中和し、ゲルを
濾別し、充分に水で洗浄して表面に硫酸残基が0.8m
ff1ol/ml導入された多孔質水不溶性硬質ゲル(
以下、D−1という)をえた。
実施例1〜16および比較例1〜9 製造例1〜13でえられた第1表に示すゲル(吸着体)
 IOg (湿重量)を硬質ガラス製フラスコにとり、
第1表に示す内容液10m1を加え、密栓して40℃の
恒温器中に2カ月問おいた。
各吸着体につき放置前、放置後の内容液のpH。
放置後の内容液への溶出物量および放置前、放置後の担
体に固定されているリガンド量を測定した。結果を第1
表に示す。
[以下余白コ [発明の効果] 本発明の体外循環治療用吸着カラムは通常の保存条件よ
りもきびしい40℃という条件で2力月間保存しても、
リガンドの脱離および溶出物量などが少なく、体外循環
治療用吸着カラムとして良好な品質を保持している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硫酸エステル基を有する吸着体および緩衝作用を有
    する化合物を0.001〜10重量%含有するpH5〜
    8.5の内容液を充填したことを特徴とする保存安定性
    の改良された体外循環治療用吸着カラム。 2 前記内容液が緩衝作用を有する化合物を0.01〜
    2重量%含有する特許請求の範囲第1項記載の体外循環
    治療用吸着カラム。 3 緩衝作用を有する化合物がクエン酸、リン酸、酢酸
    、ホウ酸、酒石酸、炭酸、マレイン酸、グリシンまたは
    それらの塩の少なくとも1種である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の体外循環治療用吸着カラム。
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