JPS62223022A - 針状晶ゲ−タイト粒子粉末の製造法 - Google Patents

針状晶ゲ−タイト粒子粉末の製造法

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JPS62223022A
JPS62223022A JP61064398A JP6439886A JPS62223022A JP S62223022 A JPS62223022 A JP S62223022A JP 61064398 A JP61064398 A JP 61064398A JP 6439886 A JP6439886 A JP 6439886A JP S62223022 A JPS62223022 A JP S62223022A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録用磁性粒子粉末を製造する際の出発
原料として使用される針状晶ゲータイト粒子粉末の製造
法に関するものであり、詳しくは、針状晶ゲータイト粒
子の生成にあたって使用する原料のうち最も高価な水酸
化アルカリの鉄に対する使用割合を可及的に少なくする
ことができるものであって、その結果、生成する針状晶
ゲータイト粒子の水洗に使用する水の量も可及的に少な
くすることができるものであり、また高温度の反応が可
能で、しかも可及的に短い反応時間でゲータイト粒子を
生成させることができることに起因して生産性を高める
ことができる省資源、省エネルギーの反応によって、軸
比(長軸:短軸)が大きく、且つ、微細な、殊に0.5
μm以下の針状晶ゲ−タイト粒子を工業的、経済的に有
利に提供することを目的とする。
〔従来の技術] 近年、磁気記録再生用機器の小型軽量化が進むにつれて
磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体に対する高
性能化の必要性が益々生じてきている。すなわち、高密
度記録特性、高出力特性、高感度特性、周波数特性等の
緒特性の向上及びノイズレヘルの低下が要求されている
磁気記録媒体に対する上記のような要求を満足させる為
に適した磁性材料の磁気特性は、高い保磁力11cと大
きな飽和磁束密度σSとを有することである。
周知の如<、磁性粒子粉末の保磁力の大きさは、形状異
方性、結晶異方性、歪異方性及び交換異方性のいずれか
若しくはそれらの相互作用に依存している。
磁気テープ、磁気ディスク等磁気記録媒体の出力特性、
感度特性は、残留磁束密度B「に依存し、残留磁束密度
B「は、磁性粒子粉末のビークル中での分散性、塗膜中
での配向性及び充填性に依存している。
そして、塗膜中での配向性及び充填性を向上させるため
には、ビークル中に分散させる磁性粒子粉末ができるだ
け優れた針状晶を有する事が要求される。
また、記録媒体の低ノイズ化の為には磁性粒子粉末の微
粒子化が必要であり、殊に、磁性粒子粉末の長軸が0.
5μm以下であることが要求される。
現在、磁気記録用材料として主に針状晶マグネタイト粒
子粉末または、針状晶マグヘマイト粒子粉末が用いられ
ている。これらは一般に、第一鉄塩水溶液と水酸化アル
カリとを反応させて得られる水酸化第一鉄粒子を含むp
Hl1以上のコロイド水溶液を空気酸化しく通常、「湿
式反応」と呼ばれている。)て得られる針状晶ゲータイ
ト粒子を、水素等還元性ガス中300〜400℃で還元
して針状晶マグネタイト粒子とし、または次いでこれを
、空気中200〜300℃で酸化して針状晶マグヘマイ
ト粒子とすることにより得られている。
現在、磁気記録用磁性粒子粉末として使用されている針
状晶マグネタイト粒子粉末、又は針状晶マグヘマイト粒
子粉末は、その形状磁気異方性を利用して比較的高い保
磁力を得、その配向性の優れていることを利用して、比
較的大きな角型(Br/8m)及び配向度を得ているも
のであるが、更に、針状晶マグネタイト粒子粉末並びに
針状晶マグヘマイト粒子粉末の特性をより優れたものと
すべく研究開発が進められている。
上述したように、優れた針状晶を存する針状晶磁性粒子
粉末は、現在、最も要求されているところであり、この
ような特性を備えた磁性粒子粉末を得るためには、出発
原料である針状晶ゲータイト粒子が優れた針状晶を有す
ることが必要である。
従来、11111以上のアルカリ領域で針状晶ゲータイ
ト粒子を製造する方法として最も代表的な公知方法は、
第一鉄塩溶液に当量以上のアルカリ溶液を加えて得られ
る水酸化第一鉄粒子を含む溶液をpHl1以上にて80
℃以下の温度で酸化反応を行うことにより、針状晶ゲー
タイト粒子を得るものである。
一方、近年、省資源、省エネルギー化の要請が益々強ま
っており、針状晶ゲータイト粒子の生成にあたっても、
高価な水酸化アルカリの鉄に対する消費割合の減少、水
の消費量の減少及び高濃度の反応並びに反応時間の短縮
化による生産性の向上をはかり、工業的、経済的に有利
に針状晶ゲータイト粒子を得ることが強く要望されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
省資源、省エネルギーの反応によって軸比(長軸:短軸
)が太き(、且つ、微細な針状晶ゲータイト粒子を工業
的、経済的に有利に得ることは、現在量も要求されてい
るところであるが、上述した通りの公知方法による場合
、得られた針状晶ゲータイト粒子粉末は、長軸0.5〜
1.5μm程度の針状形態を呈した粒子であるが、軸比
(長軸−短軸)は高々10:1程度であり、優れた針状
晶を有する粒子であるとは言い難い0反応溶液中の反応
鉄(Fe”つ濃度は、通常0.2〜0.41dol/ 
e程度であり、0.4 mol/ 14以上の高濃度に
なると粘度が増大して不均一な反応となり、針状晶ゲー
タイト粒子の生成沈澱に30時間程度以上という長時間
を必要とする。また、得られたゲータイト粒子は長軸1
.0N精以上の粗大粒子となる。
優れた針状晶を有するゲータイト粒子を生成する試みは
、従来から種々なされており、例えば、特公昭55−2
3215号公報に記載の方法及び針状晶ゲータイト粒子
の生成にあたって各種金属塩を添加する、例えば、特開
昭56−156705号並びに特開昭56−16032
9号公報に記載の方法がある。
前者の方法は、針状晶ゲータイト粒子の生成にあたり鉄
に対して4.8倍当量程度以上の水酸化アルカリを使用
し、高アルカリ濃度領域で針状晶ゲータイト粒子の生成
反応を行うことにより軸比(長軸:短軸)が大きく、殊
に、30:1程度以上の針状晶ゲータイト粒子を得るも
のであるが、高価な水酸化アルカリの鉄に対する消費割
合が大きく、その結果、過剰のアルカリを水洗除去する
為には多量の水を必要とするものであった。また、反応
水溶液中の反応鉄(Fe”) 濃度は、高々0.25m
ol/l程度であり、これ以上に4度を高めると粘度が
増大して不均一な反応となり、針状晶ゲータイト粒子の
生成沈澱に40時間以上という長時間を必要とし、得ら
れたゲータイト粒子は、長軸1.0μm以上の粗大粒子
となる。また、生成粒子中に粒状のマグネタイト粒子が
混在しやすくなる。
後者の方法は、針状晶ゲータイト粒子の生成にあたって
ニッケル塩を添加するものであり、軸比(長軸:短軸)
が30:l程度以上の針状晶ゲータイト粒子を得るもの
ではあるが、鉄に対して3.5倍当量程度以上の水酸化
アルカリを使用するものであり、更に、鉄に対する消費
割合を減少させることが要求される。また、反応鉄(F
e”) tH度は、高々0.36s+ol/ 1程度で
あり、未だ、高4度の反応とは言い難い。
そこで、省資源、省エネルギーの反応によって軸比(長
軸:短軸)の大きな針状晶ゲータイト粒子を工業的、経
済的に有利に得る為の技術手段の確立が強く要望されて
いる。
c問題点を解決する為の手段〕 本発明者は、省資源、省エネルギーの反応によって軸比
(長軸:短軸)の大きな針状晶ゲータイト粒子を工業的
、経済的に容易に得るべく種々検討を重ねた結果、本発
明に到達したのである。
即ち、本発明は、ニッケル塩を含む第一鉄塩水溶液と該
第一鉄塩水溶液中のFe2+に対し3〜15倍当量の水
酸化アルカリ水溶液とを混合して得られたpH11以上
の水酸化第一鉄懸濁液に水可溶性ケイ酸塩の存在−ド、
20〜60℃の温度範囲で酸素含有ガスを通気すること
により軸比(長軸:短軸)の大きい針状晶ゲータイト種
結晶粒子を生成させる第一段と、第一段終了後の種結晶
粒子と第一段で消費された残りのアルカリとを含むアル
カリ性懸濁液に残存アルカリ中の0]1に対し172当
量以下の第一鉄塩を添加した後酸素含有ガスを通気して
添加した第一鉄塩とアルカリとの反応により生成した水
酸化第一鉄を酸化する操作を残存アルカリ中のOHtm
度が0.3Nになるまで少なくとも2回以上繰り返すと
ともに前記操作のそれぞれにおいて酸素含有ガスを通気
する前の反応溶液中に水可溶性ケイ酸塩を存在させてお
くという条件に従って種結晶粒子を成長させる第二段と
の二段階反応からなる針状晶ゲータイト粒子粉末の製造
法である。
〔作 用〕
先ず、本発明において最も重要な点は、ニッケル塩を含
む第一鉄塩水溶液と該第一鉄塩水溶液中のFe11に対
し3〜15倍当量の水酸化アルカリ水溶液とを混合して
得られたpH11以上の水酸化第一鉄懸濁液に水可溶性
ケイ酸塩の存在下、20〜60℃の温度範囲で酸素含を
ガスを通気することにより軸比(長軸:短軸)の大きい
針状晶ゲータイト種結晶粒子を生成させる第一段と、第
一段終了後の種結晶粒子と第一段で消費された残りのア
ルカリとを含むアルカリ性懸濁液に残存アルカリ中のO
Hに対し1/2当量以下の第一鉄塩を添加した後酸素含
有ガスを通気して添加した第一鉄塩とアルカリとの反応
により生成した水酸化第一鉄を酸化する操作を残存アル
カリ中の01lti度が0.3Nになるまで少なくとも
2回以上繰り返すとともに前記操作のそれぞれにおいて
酸素含有ガスを通気する前の反応溶液中に水可18性ケ
イ酸塩を存在させておくという条件に従って種結晶粒子
を成長させる第二段との二段階反応を行った場合には、
軸比(長軸:短軸)が大きく、且つ、微細な、殊に、0
.5μm以ドの針状晶ゲータイト粒子を生成させる反応
において、水酸化アルカリの鉄に対する使用割合及び水
の使用品をiJ及的に少なくすることができ、また、高
4度の反応が可能で、しかも、可及的に短い反応時間で
ゲータイト粒子を生成させることができることに起因し
て生産性を高めることができる点である。
本発明において、水酸化アルカリの鉄に対する消費割合
が可及的に少ない量で軸比(長軸:短軸)が大きい針状
晶ゲータイト粒子かえられる理由について述べる。
先ず、本発明において軸比(長軸:短軸)が大きい針状
晶ゲータイト粒子が得られるのは、本発明における反応
が、Xiの存在下、高アルカリ濃度領域でゲータイトの
生成反応を行うことにより軸比(長軸:短軸)が大きく
且つ、超微細な針状晶ゲータイト種結晶粒子を生成させ
(第一段の反応)、次いで反応溶液の粘度の向上を抑制
しながら、且つ、新しい針状晶ゲータイト種結晶粒子の
発生を防止しながら、第一鉄塩を添加する操作を繰り返
すことにより、種結晶粒子の大きな軸比(長軸:短軸)
を維持しつつ、種結晶粒子を成長させる反応であるから
である。
次に、水酸化アルカリの鉄に対する消費割合が少ないの
は、一定量の水酸化アルカリに対し、第一鉄塩を累積的
に添加するものである為、反応溶液の粘度を高めること
なく第一鉄塩の使用総量を高めることが可能であるから
である。
本発明において、反応鉄濃度を高めることができるのは
、第一段反応において添加するニッケル塩が反応溶液の
粘度を下げる効果を存すること及び前述した通り、第二
段反応において第一鉄塩を添加する操作を繰り返すこと
によるものである。
本発明において、可及的に短い反応時間でゲータイト粒
子を生成させることができるのは、使用する第一鉄塩の
全量を一度に反応させるのではなく、第一段反応及び第
二段反応を通じて累積的に添加するものであるからであ
り、この効果は、水可溶性ケイ酸塩の添加によって更に
強められる。
次に、本発明方法実施にあたっての諸条件について述べ
る。
本発明において使用される第一鉄塩としては、硫酸第一
鉄、塩化第−鉄等がある。
本発明において使用されるニッケル塩としては、硫酸ニ
ッケル、塩化ニッケル、硝酸ニッケル、酢酸ニッケル等
がある。
ニッケル塩の添加量は、鉄に対し1.0〜7.5原子%
である。
1.0原子%以下である場合には、目的とする軸比(長
軸・短軸)の大きい針状晶ゲータイト粒子を得ることが
できず、また、反応溶液の粘度を下げることが困難であ
り、反応鉄濃度を高めることができない。
7.5原子%以上である場合には、針状晶ゲータイト粒
子中に不定形の異物が混入する。
本発明において使用される水酸化アルカリ水溶液として
は、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液が
ある。
水酸化アルカリ水溶液の使用量は、第一鉄塩水溶液中の
Fe”+に対し3.0〜15倍当量である。
3.0倍当量以下である場合には、目的とする軸比(長
軸:短軸)の大きな針状晶ゲータイト粒子を得ることが
できない、15倍当量以上である場合には、針状晶ゲー
タイト粒子中に粒状マグネタイト粒子が混在する。
本発明において使用される水可溶性ケイ酸塩としては、
ナトリウム、カリウムのケイ酸塩がある。
水可溶性ケイ酸塩は、針状晶ゲータイト粒子の生成を短
時間裡に行うものであるから、ゲータイトの生成反応が
生起する前に存在させておくことが必要であり、水酸化
アルカリ水溶液及び酸素含有ガスを通気する前の水酸化
第−鉄懸掲液中に添加することができる。
水可溶性ケイ酸塩の添加量は、Fe1に対し0.01〜
1.O原子%である。
0、O1原子%以下である場合には、針状晶ゲータイト
粒子の生成反応を短時間裡に行うことができない。
1.0原子%以上である場合にも、針状晶ゲータイト粒
子の生成反応を短時間裡に行うことができるが、必要以
上に添加する意味がない。
本発明における温度は、20〜60℃の範囲である。
20℃以下である場合には、目的とする軸比(長軸:短
軸)の大きな針状晶ゲータイト粒子を得ることができな
い。60℃以上である場合には、針状晶ゲータイト粒子
中に粒状マグネタイト粒子が混入する。
本発明の第二段反応において1回の操作により添加する
第一鉄塩の量は残存アルカリ中のOHに対しl/2当量
以下である。
1/2当量以上である場合には、反応溶液の粘度が高ま
って反応が不均一となり、生成する針状晶ゲータイト粒
子の粒度が不均斉となる。
本発明の第二段反応における第一鉄塩の添加回数は、少
なくとも2回以上である。
第一鉄塩の全量を一度に添加した場合には、反応溶液の
粘度が高まって反応が不均一となり、生産性が低下し、
また、得られる針状晶ゲータイト粒子は軸比(長軸:短
軸)が小さく、粗大粒子となる。
少なくとも2回以上であれば本発明の目的とする効果を
得ることができるが、本発明を工業的規模において実施
する場合には、3〜5回が推奨される。5回以上の場合
には、作業上の操作や反応上の制御が複雑となる。
本発明の第二段反応において添加する第一鉄塩は、残存
アルカリ中の011濃度が0.3 Nになるまで添加す
ることができる。
0.3N以下になるまで第一鉄塩を添加すると針状ゲー
タイト粒子中に粒状マグネタイト粒子が混入してくる。
本発明の第二段反応において存在させる水可溶性ケイ酸
塩の種類及び添加量は、第一段反応におけるそれらと同
一である。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により、本発明を説明する。
尚、以下の実施例並びに比較例における粒子の長軸、軸
比(長軸:短軸)は、いずれも電子顕微鏡写真から測定
した数値の平均値で示した。
実施例I Feに対しNi換算で5.0原子%を含むように硫酸ニ
ッケル134 gを添加して得られたFe” 1.0m
ol/ 1を含む硫酸第一鉄水溶液10j!とFeに対
しSi換算で0.1原子%を含むようにケイ酸ソーダ(
3号)(SiOz 28.55 wt%)2.1gを添
加して得られた3、4−NのN a Otl水溶130
jlとを混合しくre2+に対し、5倍当量となる。 
) 、pH12,5、温度40℃においてSr及びNi
を含むFe(Oft)を懸濁液の生成反応を行った。得
られたSi及びNiを含むFe(Oll)、 ?A濁液
に、温度40℃において毎分100Ilの空気を0.8
時間通気してSi及びNiを含有する針状晶ゲータイト
種結晶粒子を生成させた。
反応液の一部を抜き取り、水洗、p過、乾燥して得られ
た針状晶ゲータイト種結晶粒子は、長軸0.15μm、
軸比(長軸:短軸)50:1であった。
上記Si及びNiを含有する針状晶ゲークイト種結晶粒
子と残存アルカリとを含むアルカリ性g3液にケイ酸ソ
ーダ(3号) (Si0□28.55 wt%)4.9
g(Fe”“に対しSi換算で0.3原子%に該当する
。)及びFe”7.8solを含む硫酸第一鉄4.0f
fi  (残存アルカリ中のOHに対し、0.1g当量
に1亥当する。)を添加し、次いで、温度45℃におい
て毎分1001の空気を1.2時間通気した。
次いで、反応溶液中に上記ケイ酸ソーダ及び硫酸第一鉄
を添加した後酸素含有ガスを通気して水酸化第一鉄を酸
化する操作を更に2回繰り返して針状晶ゲータイト種結
晶粒子の成長反応を行った。
針状晶ゲータイト粒子の生成反応総時間は7.3時間で
あり、残存アルカリ中の011濃度は0.64 N (
アルカリの消費量は鉄に対し1.5倍当量に該当する。
)であった。
生成粒子は、常法により、p別、水洗、乾燥した。
得られた針状晶ゲータイト粒子は、図1の電子顕微鏡写
真(X 30000)から明らかな通り平均値で長軸0
,35μm、軸比(長軸−短軸)501であった。
実施例2〜16 針状晶ゲータイト種結晶粒子の生成反応におけるFe”
°水溶液の種類並びに温度、水可溶性ニッケル塩の種類
並びに使用量、水可溶性ケイ酸塩の種類、使用量並びに
添加時期、Na1l(水溶液の4度及び反応温度、針状
晶ゲータイト種結晶粒子の成長反応における第1回の操
作で添加するFe”水溶液の種類並びに使用量、水可溶
性ケイ酸塩の種類並びに使用量及び操作回数を種々変化
させた以外は実施例1と同様にして針状晶ゲータイト粒
子を生成した。
この時の主要製造条件及び緒特性を表1及び表2に示す
比較例1 Fe”  9.9 molを含む硫酸第一鉄水溶液to
 1と4.6−NのNa01l水溶液301  (Fe
に対し7倍当里となる。)とを混合し、pH12,6、
温度40℃においてFe(Off)を懸、E3液の生成
反応を行った。
得られたFe(OH)z懸濁液に、温度40℃において
毎分100j!の空気を200時間通気て針状晶ゲータ
イト粒子の生成を行った。
生成粒子は、常法によりp別、水洗、乾燥した。
得られた針状晶ゲータイト粒子は、電子w4微鏡観察の
結果、平均値で長軸0.5μ慨、軸比(長軸−短軸)4
5:1であった。
比較例2 Feに対しNi換算で5.0原子%を含むように硫酸ニ
ッケル192 gを添加して得られたFe” 14.4
molを含む硫酸第一鉄水溶液101と3.4−NのN
a0II水?8液3Q 1  (Feに対し3,5倍当
量となる。)とを混合し、ptl 12.1 、温度4
0℃においてN1を含有するFe (O)I) を懸濁
液の生成反応を行った。
得られたFe (OH) z懸濁液に、温度40℃にお
いて毎分1007!の空気を16時間通気して針状晶ゲ
ータイト粒子の生成を行った。
生成粒子は、常法によりp別、水洗、乾燥した。
得られた針状晶ゲータイト粒子は、電子顕微鏡観察の結
果、平均値で長軸0.37μm、軸比(長軸:短軸)3
0:1であった。
比較例3 Fe”・25.6 +molを含む硫酸第一鉄水溶液1
5 gと4.7−NのNa0II水溶液25ffiとを
混合し、pH2、温度40℃においてFe(Oll)を
懸濁液の生成反応を行った− 得られたFe(Oll)を懸濁液に、温度40℃におい
て毎分1001の空気を400時間通気て粒子の生成反
応を行った。
生成粒子は、常法によりp別、水洗、乾燥した。
得られた粒子は、電子顕微鏡観察の結果、平均値で長軸
1.5μm、軸比(長軸:短軸)10:1の針状晶粒子
と粒状粒子とが混在していた。また、X線回折の結果、
この粒子粉末は、ゲータイト粒子とマグネタイト粒子と
の混合粒子粉末であった。
比較例4 10.7−N (7)NaO1l水?’a?ffE30
1  (Pe2+に対し166倍当となる。)を使用し
た以外は実施例1と同様にして得られたFe(Off)
z懸濁液に温度45℃において毎分1001の空気を3
時間通気して粒子の生成反応を行った。
生成粒子は、常法によりp別、水洗、乾燥した。
得られた粒子は、電子s!JI微鏡観察の結果、針状晶
粒子と粒状粒子とが混在していた。また、X線回折の結
果、この粒子粉末は、ゲータイト粒子とマグネタイト粒
子との混合粒子粉末であった。
比較例5 実施例1のSi及びNtを含有する針状晶ゲータイトI
l結晶粒子と残存アルカリとを含むアルカリ性懸濁液に
ケイ酸ソーダ(3号) (SL0□28.55 wt%
)14.8 g  (Fe2+に対しSi換算で0.3
原子%に該当する。)及びFe”23.4s+olを含
む硫酸第一鉄12 ff1(残存アルカリ中のOHに対
し、0.585当量に該当する。)を添加し、次いで、
pit 12 、温度45℃において毎分1001の空
気を400時間通気た。
生成粒子は、常法によりp別、水洗、乾燥した。
得られた粒子は、電子w4微鏡観察の結果、針状晶粒子
と粒状粒子とが混在していた。また、X線回折の結果、
この粒子粉末は、ゲータイト粒子とマグネタイト粒子と
の混合粒子粉末であった。
比較例6 実施例2と同様にして、針状晶ゲータイト種結晶粒子の
成長反応における4回目の操作が終了した後、更に、ケ
イ酸ソーダ(3号) (Sift 28.55−1%)
  3.2g  (Fe2+に対しSi換算で0.3原
子%に該当する。)及びpeZ°6.0solを含む硫
酸第一鉄3.01  (残存アルカリ中の0■淵度は、
0.27 Nであった。)を添加し、次いで、PH12
、温度45℃において毎分1001の空気を5.0時間
通気した。
生成粒子は、常法により炉別、水洗、乾燥した。
得られた粒子は、電子顕微鏡観察の結果、針状晶粒子と
粒状粒子とが混在していた。また、X線回折の結果、こ
の粒子粉末は、ゲータイト粒子とマグネタイト粒子との
混合粒子粉末であった。
〔効 果〕
本発明における針状晶ゲータイト粒子粉末の製造法によ
れば、前出実施例に示した通り、水酸化アルカリの鉄に
対する消費割合及び水の消費量を可及的に少なくするこ
とができ、また高濃度の反応が可能で、しかも、可及的
に短い反応時間でゲータイト粒子を生成させることがで
きることに起因して生産性を高めることができる省資源
、省エネルギーの反応によって軸比(長軸:短軸)が大
きく、且つ、微細な、殊に、0.5μ請以下の針状晶ゲ
ータイト粒子を工業的、経済的に有利に得ることができ
る。
このようにして得られた針状晶ゲータイト粒子粉末を出
発原料とし、加熱還元、又は、更に、酸化して得られた
マグネフィト粒子粉末及びマグヘマイト粒子粉末もまた
、軸比(長軸:短軸)が太き(、且つ、微細な粒子であ
るので、現在、最も要求されている高記録密度、高感度
、高出力及び低ノイズ用磁性材料粒子粉末として好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1で得られた針状晶ゲータイト粒子の粒
子構造を示す電子顕微鏡写真(x 30.000)であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニッケル塩を含む第一鉄塩水溶液と該第一鉄塩水
    溶液中のFe^2^+に対し3〜15倍当量の水酸化ア
    ルカリ水溶液とを混合して得られたpH11以上の水酸
    化第一鉄懸濁液に水可溶性ケイ酸塩の存在下、20〜6
    0℃の温度範囲で酸素含有ガスを通気することにより軸
    比(長軸:短軸)の大きい針状晶ゲータイト種結晶粒子
    を生成させる第一段と、第一段終了後の種結晶粒子と第
    一段で消費された残りのアルカリとを含むアルカリ性懸
    濁液に残存アルカリ中のOHに対し1/2当量以下の第
    一鉄塩を添加した後酸素含有ガスを通気して添加した第
    一鉄塩とアルカリとの反応により生成した水酸化第一鉄
    を酸化する操作を残存アルカリ中のOH濃度が0.3N
    になるまで少なくとも2回以上繰り返すとともに前記操
    作のそれぞれにおいて酸素含有ガスを通気する前の反応
    溶液中に水可溶性ケイ酸塩を存在させておくという条件
    に従って種結晶粒子を成長させる第二段との二段階反応
    からなることを特徴とする針状晶ゲータイト粒子粉末の
    製造法。
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