JPS62222246A - 感光性組成物及び感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性組成物及び感光性平版印刷版

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JPS62222246A
JPS62222246A JP1668786A JP1668786A JPS62222246A JP S62222246 A JPS62222246 A JP S62222246A JP 1668786 A JP1668786 A JP 1668786A JP 1668786 A JP1668786 A JP 1668786A JP S62222246 A JPS62222246 A JP S62222246A
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JP
Japan
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compound
acid
photosensitive
bonds
compounds
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Application number
JP1668786A
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English (en)
Inventor
Toshiyoshi Urano
年由 浦野
Hiroshi Tomiyasu
富安 寛
Yoshihiro Maeda
佳宏 前田
Hideyuki Nakai
英之 中井
Sei Goto
聖 後藤
Nobumasa Sasa
信正 左々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/72Photosensitive compositions not covered by the groups G03C1/005 - G03C1/705

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高感度化した平版印刷、及びフォトレジスト等
に使用し得る光可溶化性の感光性組成物と、それを感光
層として有する感光性平版印刷版、特に、露光により酸
を発生する化合物と、この酸により分解するSi−N結
合を少なくとも1個有し、感光層の溶解性を高める化合
物を含有する高感度化された感光性組成物と感光性平版
印刷版に関するものである。
[従来の技術] 活性光線を照射することにより5員環のカルボン酸を生
じ、アルカリ可溶性となる0−キノンジアジド化合物を
含有するポジ型感光性組成物は、平版印刷の製造やフォ
トレジスト等に工業的に広く用いられている。
かかる感光性組成物の代表的な具体例としては、例えば
、ベンゾキノン−1,2−ジアジドスルホン酸またはナ
フトキノン−1,2−ジアジドスルホン酸とフェノール
・ホルムアルデヒド樹脂またはクレゾール・ホルムアル
デヒド樹脂とのエステル、特開昭56−1044号公報
に記載されているようなナフトキノン−1,2−ジアジ
ド−5−スルホン酸とレゾルシン−ベンズアルデヒド樹
脂とのエステル、米国特許第3,635,709号明細
書に記載されているようなナフトキノン−1,2−ジア
ジドスルホン酸とピロガロール・アセトン樹脂のエステ
ル、特開昭55−76346号公報に記載されているよ
うなナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸
とレゾルシン−ピロガロール−アセトン共M’S合物と
のエステル等が挙げられる。
しかし、これら従来の0−キノンジアジド化合物とノボ
ラック樹脂からなる光可溶性のポジ型感光性組成物は、
光重合反応あるいは光架橋反応を利用したネガ型感光性
組成物に比べ一般に感度か低く、長い作業時間を必要と
した。また、未反応の0−キノンジアジド化合物とノボ
ラック樹脂はアルカリ現像液によってカップリング反応
を起し、アルカリ溶液に不溶なアゾ化合物を生しること
か知られているが()オドポリマー懇話会、フォトポリ
マー編集委員会編集「基礎と応用 フォトポリマー」第
35頁〜36頁、シーエムシー社1978年発行)、こ
のアゾ化合物か現像時中間調に赤味を生じさせ、ステッ
プ感度を読みすらくし、さらに消去性不良の原因となる
。従ってo −キノンジアジド化合物に代わる新規な高
感度感光体の出現が待ち望まれていた。
一方、そのような0−キノンジアジド化合物を用いない
感光体の例としては、例えば、特公昭56−2696号
公報に記載されているようなオルトニトロカルビノール
エステル基を有するポリマー化合物、また、日本写真学
会誌、第43巻、第298〜355頁に記載されている
ようなケトン系ポリマー化合物等が挙げられる。しかし
、これら感光体の吸収ピークはメタルハロゲンランプの
最大発光ピークより短波長なため光分解の効率か低く、
実用に供し得るに十分な感度が得られていない。そこて
、最近効率よくメタルハロゲンランプの光を吸収して酸
を発生する化合物と、その酸により触媒的に効率よく分
解反応を起して感光層の現像液に対する溶解性を増す化
合物とを組合せた感光性組成物が提案されている。かか
る酸により分解し溶解性を増す化合物としては、例えば
アセタール又はo、N−アセタール化合物との組合せ(
米国特許第3,779,778号明細書)、オルトカル
ボン酸エステル、カルボン酸アミドアセタール(ドイツ
特許第2,610,842号公報)、主鎖にアセタール
又はケタール基を有するポリマー(特開昭53−133
429号公報)、エノールエーテル化合物(特開昭55
−12995号公報)、N−アシルイミノ炭酸化合物(
特開昭55−126236号公報)、シリルエステル基
を有する化合物(特開昭60−10247号公報)及び
シリルエーテル基を有する化合物(特開昭60−375
49号公報)等が提案されている。
また、特開昭60−52845号公報には、耐ドライエ
ツチング性向上及びポジ型−ネガ型共用レジストを目的
とし、側鎖にSi−0基及びSi−N基を有するポリマ
ーと光照射によりカチオン種またはアニオン種を発生す
る化合物との組合せが提案されている。しかし、側鎖に
シリル基を含有する化合物はシリル基の解離時に、主鎖
にシリル基を含有する化合物に比べ大きな分子量減少を
伴わないため、本発明の如き高感度を目的としたポジ型
感光性印刷版用組成物としての使用には適さない。
[発明か解決しようとする問題点] 従って、従来知られている感光性組成物ては、現像性等
能の性能を損なわずに十分な感光性を得ることが出来な
かった。
本発明者らは、前記の酸により分解し溶解性を増す化合
物に着目し、より高感度で上述の様な問題のない新規な
化合物を提供すべく鋭意検討した結果、Si−N結合を
少なくとも1個有する化合物を使用することにより、所
期の目的を達成することかできることを知得した。
即ち、本発明の目的は、新規な非キノンジアシド感光体
により高感度化された感光性組成物とそれを感光層とし
て有する感光性平版印刷版を提供することにあり、更に
は現像時に中間調の赤味がなく、消去時に中間調が汚れ
ない高感度化された感光性組成物と感光性平版印刷版を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] かかる目的は本発明によれば、露光により酸を発生する
化合物および核酸により分解するSi−N結合を1個以
上有する化合物または主鎖にSi−N結合を1個以上有
する高分子化合物を含有する感光性組成物、及び支持体
上に、露光により酸を発生する化合物および核酸により
分解するSi−N結合を1個以上有する化合物または主
鎖にSi−N結合を1個以上有する高分子化合物を含有
する感光層を有する感光性平版印刷版によって達成する
ことかできる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明で使用されるメタルハロゲンランプ、高圧水銀灯
、アルゴンイオンレーザ−、クリプトンイオンレーザ−
1染料レーザー、ヘリウム−カドミウムレーザー等の活
性光線の露光によりカルボン酸、ハロゲン化水素酸等の
酸を発生し得る化合物としては、例えば特開昭50−3
6209号公報に記載のナフトキノン−1,2−ジアジ
ド−4−スルホン酸ハロゲニド、特開昭53−3622
3号公報に記載のトリハロメチルー2−ピロンやトリハ
ロメチル−トリアジン、特開昭55−6244号公報に
記載されているナフトキノン−1゜2−ジアジド−4−
スルホン酸クロライドと電子吸引性置換基を有するフェ
ノール類、またはアニリン類とのエステル化物、特開昭
55−77742号公報に記載のハロメチル−ビニル−
オキサジアゾール化合物及びジアゾニウム塩等が挙げら
れ、これらを単独で、あるいは混合して使用する。
これら露光により酸を発生し得る化合物の添加量は、本
発明の感光性組成物の全固形成分に対し0.1〜50重
量%が好ましく、より好ましくは1〜30重量%である
本発明において使用される、前述の露光により発生した
酸により分解するSi−N結合を1個以上有する化合物
および主鎖にSi−N結合を1個以上有する高分子化合
物は、核酸によりSi−N結合が分解され、シリルアル
コール基、アミン基等を形成し、アルカリ溶液等の現像
液に対する溶解度か増すような化合物であり、具体的に
は例えば下記の様なものが挙げられる。
アルキルアミノシラン類、例えばテトラキス(ジエチル
アミノ)シラン、テトラキス(ジメチルアミノ)シラン
等、アルキルアミノアルキルシラン類、例えばN、N−
ジメチルアミノトリメチルシラン、N、N−ジエチルア
ミノトリメチルシラン、(N、N−ジメチルアミノ)(
3,3−ジメチルブチル)ジメチルシラン、N、N−ジ
メチルアミノオクチルジメチルシラン、N、N−ジメチ
ルアミノトリメチルシラン、ジメチルシリルジエチルア
ミン、ジメチルシリルジメチルアミン、ビス(ジエチル
アミノ)ジメチルシラン、ビス(ジメチルアミノ)ジメ
チルシラン、ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン、ビ
ス(モノ−n−ブチルアミノ)ジメチルシラン、ビス(
モノエチルアミノ)ジメチルシラン、トリス(シクロへ
キシルアミノ)メチルシラン、トリス(ジメチルアミノ
)メチルシラン、トリス(ジメチルアミノ)シラン等、
アルキルアミノアリールシラン類、例えばトリス(ジメ
チルアミノ)フェニルシラン、N、N−ジエチルアミノ
トリフェニルシラン等、アルキルアミノハロゲン化シラ
ン類、例えばN、N−ジメチルアミノクロロジフェニル
シラン、N、N−ジメチルアミノジクロロメチルシラン
、N、N−ジメチルアミノジメチルクロロシラン、ビス
(ジメチルアミノ)メチルクロロシラン、トリス(ジメ
チルアミノ)メチルシラン等、アルキルシラザン類、例
えばノナメチルトリシラザン、1.l。
1.3,3.3−へキサメチルジシラザン、1゜1.3
.3−テトラメチルジシラザン等、アリールアルキルシ
ラザン類、例えば1,3−ジフェニルテl−ラメチルジ
シラザン、1.l、3.3−テトラフェニル−1,3−
ジメチルジシラザン等、またその他のアミノシラン化合
物として1.3−ビス(クロロメチル)−1,l、3.
3−テトラメチルシラザン、1.3−ビス(クロロメチ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、N、
N′−ビス(トリメチルシリル)ウレア、N−トリメチ
ルシリルフェニルウレア、N−トリメチルシリルイミダ
ゾール、3−トリメチルシリル−2−オキザゾールイデ
ノン、t−メチルジメチルシリルイミダゾール、N−メ
チル−N−)−リメチルシリルトリフルオロアセトアミ
ド、ビス(N−メチルベンジルアミド)エトキシメチル
シラン、ビス(ペンタフルオロフェニル)ジメチルシラ
ン、ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、N−6,
9−ビス(トリメチルシリル)アデニン、ビス(トリメ
チルシリル)カルボイミド、ビス−N、N”−()−リ
メチルシリル)−N−フェニル尿素、ビス−N、N”−
()−リメチルシリル)ピペラジン、t−ブチルジメチ
ルシリルイミタゾール、3−トリメチルシリル−2−オ
キサシリジノン、N−トリメチルシリルモルホルン、ト
リメチルシリルピラゾール、トリメチルシリルピロシン
、2−トリメチルシリル−1,2,3−トリアゾール、
1−トリメチルシリル−1,2,4−トリアゾール等。
さらに、酸で解離するSi−N結合を主鎖に1個以上有
する高分子化合物の例としては、ヘキサメチルシクロト
リシラザン、1.l、3,3,5.5−ヘキサメチルシ
クロトリシラザン、1,2.3,4,5,6−ヘキサメ
チルシクロトリシラザン′、オクタメチルシクロテトラ
シラザン等、及び以下の構造式で表される高分子化合物
等が挙げられる。
(構造式) (式中、nは1以上の整数、好ましくは1〜100の整
数。) これらSi−N結合を1個以上有する化合物の合成法及
び物理、化学的な性質については1例えば、シー、イア
ボーン(C,Eaborn)著「有機シリコン化合物(
Organos i l i −con  Compo
unds)J  (バッターワース サイエンティフィ
ック パブリケーション(Butterworths 
 5cientif −ic  Publicatio
ns)社、1960年発行)に詳しく記載されている。
本発明の酸により分解する、好ましいSi−N結合含有
化合物としては、アルキルアミノシラン類、テトラキス
(ジエチルアミノ)シラン、テトラキス(ジメチルアミ
ノ)シラン、アルキルアミノアルキルシラン類、ビス(
ジエチルアミノ)ジメチルシラン、ビス(ジメチルアミ
ノ)ジメチルシラン、N、N−ジメチルアミノトリメチ
ルシラン、N、N−ジエチルアミノトリメチルシラン、
シラザン類、1,1,1,3,3.3−へキサメチルジ
シラザン、1,1.3.3−テトラメチルジシラザン、
1.3−ジフェニルテトラメチルジシラザン等、また、
酸で解離するSi−N結合を含有する高分子化合物ては
、ヘキサメチルシクロトリシラザン、1.l、3,3,
5.5−へキサメチルシクロトリシラザン、1,2,3
,4,5.6−ヘキサメチルシクロトリシラザン、オク
タメチルシクロテトラシラザン、及び前記した構造式N
o、1.6.7の高分子化合物等が挙げられる。
本発明に使用される酸により分解するSi−N結合を1
個以上有する化合物の添加量は、本発明の感光性組成物
の全固形分に対し1〜80重量%、好ましくは5〜60
重量%である。添加量が1重量%以下では露光感度が低
下する傾向になり、また、80重量%以上では現像性か
低下してくるので上記範囲から選択するのが良い。また
、本発明に使用される酸により分解するSi−N結合を
1個以上有する高分子重合化合物の分子量範囲は、好ま
しくは重量平均分子量Mwか100〜100.000、
特に好ましくは重量平均分子量Mwが200〜80,0
00の範囲であり、また分散度は1〜20、好ましくは
1〜15の範囲である。
本発明の感光性組成物は、露光により酸を発生し得る化
合物と、酸により分解し得るSi−N結合を1個以上有
する化合物の組合せのみで使用できるが、さらにアルカ
リ可溶性樹脂を添加することにより、感光仕組r&物の
耐薬品性及び溶解性等の他の性能を改良することかでき
る。
本発明に使用されるアルカリ可溶性樹脂としては、フェ
ノール類とアルデヒド類を酸性触媒存希下で縮合して得
られるものが使用できる。該フェノール類としては、例
えばフェノール、m+、p−クレゾール及び、p−置換
フェノール等が挙げられる。該アルデヒド類としては、
ホルムアルデヒドか挙げられる。好ましいアルカリ可溶
性樹脂は、フェノール類とホルムアルデヒドとの縮合に
より得られる所謂ノボラック樹脂てあり、例えばフェノ
ール・ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルムアル
デヒド樹脂、特開昭55−57841号公報に記載され
ているようなフェノール・クレゾール・ホルムアルデヒ
ド共重縮合体樹脂、特開昭55−127553号公報に
記載されているようなp−置換フェノールとフェノール
もしくはクレゾールとホルムアルデヒドとの共重縮合体
樹脂等が挙げられる。特に、m−及びp−クレゾールと
ホルムアルデヒドとの縮合物、およびフェノール、m−
及びp−クレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物が好
適である。本発明におけるこれらのアルカリ可溶性樹脂
の含有量は、感光性組成物の全固形分に対し、30〜9
0重量%か好ましく、特に好ましくは50〜85重量%
である。
本発明の感光性組成物には酸発生効果を高める目的で一
重項、あるいは三重項エネルギー伝播体を含有させるこ
とができる。かかる増感剤の例としては、キサンチン色
素、例えばフルオロセン、エオシン及びローダミンS並
びにエヌ、ジェー。
ツロー(N、J、Turro)著「モレキュラーフォト
ケミストリー(MolecularePhotoche
mistry)J  (ベンジャミン社(W、A、Be
njamin  Inc、、)、ニューヨーク、196
7年発行)第132頁とスチーブン エル、ムロブ(S
teven  L。
Murov)著「ハンドラツク オブ フォトケミスト
リー(Handbook  of  Pho−toch
emistry)J (マーセル デツカ−社(Mar
cel  Dekkar  Inc、。
)、ニューヨーク、1973年発行)第1頁〜第35頁
に記載されているようなどレン、アントラセン、とレン
、ナフタレン、キサントン、ベンズフェノン、アセトフ
ェノン、ミヒラートケトン、アントラキノン、ニトロピ
レン、ベンゾインモノメチルエーテル、トリフェニルと
リリウムパークロレート、ベンジル等が挙げられる。
更に、本発明の感光性組成物には、露光により可視画像
を形成させるためプリントアウト材料を添加することが
できる。プリントアウト材料は前記の露光により酸もし
くは遊離基を生成する化合物と、これと相互作用するこ
とによってその色調を変える有機染料より成る。有機染
料としては、ビクトリアピュアーブルーBO)((保止
ケ谷化学■製)、パテントピュアーブルー(住友三国化
学工業■製)、オイルブルー井603(オリエント化学
工業■製)、スーダンツルーII(BASF製)、クリ
スタルバイオレット、マラカイトグリーン、フクシン、
メチルバイオレット、エチルバイオレット、メチルオレ
ンヂ、ブリリアントクリーン、コンゴーレッド、エオシ
ン、ローダミン6G等を挙げることができる。
本発明の感光性組成物には前記の成分以外に必要に応じ
て、各種添加剤を加えることができる。
例えば、感脂性を向上させるために特公昭50−362
06号公報、米国特許第4,123,279号明細書等
に記載されている親油性のフェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂及びp−置換フェノール・ホルムアルデヒド樹脂
を添加することがてきる。p−置換フェノール・ホルム
アルデヒドの置換基として、t−ブチル基、t−アミル
基、オクチル基、ベンジル基、クミル基などの如き炭素
原、子数4〜10個のアルキル基、フェニル基、トリル
基などのようなアリール基か挙げられる。
また、上記フェノール・ホルムアルデヒド樹脂とハロゲ
ンスルホニル基を有する。−キノンジアジド化合物とを
縮合させたものも有効に用いることかできる。
塗布性を改良する添加剤として、セルロースアルキルエ
ーテル類、エチレンオキサイド系界面活性相、含フウ素
系界面活性剤を加えることかできる。
塗膜の可撓性を改良するために可塑剤を加えることかで
きる。例えば、フタル酸ジブチルフタル酸ジオクチル酸
等のフタル酸エステル類、ブチルグリコレート、エチル
フタリールエチルグリコレート等のグリコールエステル
類、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート等の燐酸エステル、アジピン酸ジオクチル等の脂肪
族二塩基酸エステル類等が有効である。
また感光層と支持体との接着性を改良する目的で、特開
昭51−52002号公報に記載されているシランカッ
プリング剤(例えばアミノアルコキシシラン化合物)等
の接着性改良剤を添加することかできる。
また、感光層の耐摩耗性を改善するためにエポキシ樹脂
、塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、アセチルブ
チルセルロース、ポリウレタン等の親油性高分子等を添
加することができる本発明の感光性組成物は、上記各成
分を溶媒に溶かして支持体上に塗布される。使用し得る
溶媒としては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
メチルセロソルツアセテート、エチルセロソルブアセテ
ート、シクロヘキサン、メチルエチルケトン、トルエン
、シクロヘキサノン、エチレンジクロライド、酢酸エチ
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスフレフオキサイ
ド等があり、これらを単独あるいは混合して使用する。
塗布溶液中の固形分の濃度は2〜50重量%か適当であ
る。また塗布量としては平版印刷版材料の場合、一般的
に固形分として0.5−・5 g / m 2であり、
好ましくは1.5〜3 g / m 2である。塗布方
法は従来公知の方法、例えば、回転塗布、ワイヤーバー
塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ロール塗布、
プレード塗布及びカーテン塗布などが可能である。
本発明の感光性組成物を塗布する支持体は、アルミニウ
ム板、亜鉛、銅等の金属板、及び亜鉛、銅、クローム等
が蒸着あるいはラミネートされた金属、紙、プラスチッ
ク、ガラス等が挙げられる。最も好ましいのはアルミニ
ウム板である。アルミニウム板の支持体の場合には、砂
目立て処理、脱脂処理、陽極酸化処理及び必要により封
孔処理等の表面処理がされていることか好ましい。これ
らの処理には公知の方法を適用することができる。砂目
立て処理する方法としては、ブラシ研磨法、ボール研磨
法等の機械的な粗面化法、化学研磨法、電解エツチング
法及び機械的粗面化法と電解的粗面化法とを組合せたも
のか挙げられる。
脱脂処理方法としては、アルカリエツチング法及び硫醜
デスマット法等が挙げられる。陽極酸化は例えば燐酸、
クロム酸、ホウ酸、硫酸等の無機酸、もしくはシュウ酸
、スルファミン附等の有機酸の単独又はこれらの酸2種
以上を混合した水溶液又は非水溶液中アルミニウム板を
陽極として電流を通じることによって行われる。更にお
孔処理は、珪酸ソーダ水溶液、熱水及び若干の無機塩又
は有機塩の熱水溶液に浸漬するか水蒸気浴によって行な
われる。
本発明の感光性組成物を塗設した平版印刷版材料は、透
明陽画フィルムを通してカーボンアーク灯、水銀灯、メ
タルハライドランプ、キセノンランプ、タングステンラ
ンプ等の光源により露光し、次いてアルカリ性水溶液て
現像することにより未露光部分のみか支持体表面に残り
、ポジーポジ型のレリーフ像かできる。
現像に使用される現像液はアルカリ性であればよく、ア
ルカリ水溶液の具体例としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、メタ硼酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウ
ム、第ニリン酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、ギ酸
ナトリウム等の水溶液が挙げられる。また該現像液中に
必要に応じてアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤や
アルコール等の有機溶媒を加えることかできる。
し発明の効果コ 以上説明した通り、本発明の感光性組成物を感光層とし
て塗布することにより、感光性に優れかつ現像性、露光
可視画性など他の性能を損なわない平版印刷版材料及び
フォトレジスト材を得ることができる。
[実施例] 以下、実施例によって、本発明を具体的に説明する。た
だし、本発明はこれらに限定されるものてはない。
(実施例1〜4) 厚さ0.24ミリのアルミニウム板を20%燐酸ナトリ
ウム水溶液に浸漬して脱脂処理を行った後、0.4モル
塩酸水溶液中で25°C1電流密度40A/dm2て3
0秒間電解エツチングした。
次いで4%水酸化ナトリウム水溶液でデスマット処理を
施した後、30%硫酸水溶液中て30°C1電流密度5
 A / d m 2の条件で20秒間陽極酸化処理を
行った。このときの陽極酸化量は2g/m2であった。
更にこの板を熱水処理し、以下の組成の感光性液を回転
塗布し、100 ’C13分間乾燥を施して平版印刷版
材料を得た。乾燥後の塗布量は2.0g/m2であった
フェノールとm−、p−混合クレゾールとホルムアルデ
ヒドとの共縮合化合物(ノボラック樹脂[I]、数平均
分子量Mn=2300、重量平均分子量Mw=11,0
00、フェノールとm−、p−クレゾールのモル比がそ
れぞれ40:36:24)         6.0g
下記表1に記載の本発明の化合物(チッソ株式会社製)
       0.40〜0.66g2−トリクロロメ
チル−5−[β−(2′−ベンゾフリル)ビニル]−1
,3,4−オキサジアゾール           0
.06gエチルセロソルブ         70gメ
チルセロソルブ         30g尚、分子量の
゛測定は、GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラ
フィー)(日立製作所製635型)により、室温下、昭
電工株製分離カラム[ショデックス(shodex) 
 A 8 0 2 、 A803 、 及びA304か
ら成る3連カラム)で、テトラヒドロフランを溶媒に用
いて行った。この時の流速は1.5m l / m i
 n、また測定された分子量はポリスチレン換算である
このようにして得られた平版印刷版材料について適正露
光感度に関し比較例とともに以下の様にして検討した。
適正露光感度は次のような方法で検討された。
平版印刷版材料を2KWメタルハライドランプ(岩崎電
気株製、アイドルフィン2000)で80cmの距離か
ら、ステップタブレット(濃度差0.15.21段階、
イーストマンコダック社製No、2)を通して密着露光
し、次に小西六写真工業■製、ポジ型PS版用現像液5
DR−1の8倍希釈液を用い、25°C145秒間の現
像を行った。21段階のクレースケールて4段階口か完
全にクリアーとなる光量を適正露光ffi(mJ)とし
、露光感度を評価した。
上記特性の結果を表1に示した。
(比較例1) 実施例1の感光性塗布液において、Si−N結合を有す
る本発明の化合物を使用する代わりに、0−ナフトキノ
ン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸クロリドとピロ
ガロール・アセトン樹脂とのエステル化物(数平均分子
量M n = 2000、重量平均分子量Mw=400
0、エステル化率30%(水酸基1個当り))2.5g
を使用したこと以外は全く同し処方で平版印刷版材料を
得、同様にして各特性を評価した。結果を表1に示した
(比較例2) 実施例1の感光性塗布液において、Si−N結合を有す
る本発明の化合物を使用する代わりに、Si−N結合を
側鎖に含有するポリパラ(ビストリメチルシリルアミノ
)スチレンを使用したこと以外は全く同じ処方で平版印
刷版材料を得、同様にして各特性を評価した。結果を表
1に示した。
(以下、余白) 表1性能評価表 以上の結果から本発明の感光性組成物を用いた平版印刷
版は、露光感度が高いことか判った。また、比較例1の
0−ナフトキノン−1,2−ジアジドを使用した感光性
組成物においては、中間調に赤味が生じ消去時に中間調
が汚れたのに対し、本発明の感光性組成物を用いた平版
印刷版は、中間調に赤味がまったくなく消去性が極めて
良好であった。更に、この印刷版により小点再現性に優
れた、高画質の印刷物が多数枚得られた。
(実施例5) 実施例1の感光性塗布液において、ノボラック樹脂CI
]を使用する代わりに以下のノボラック樹脂[II ]
を使用して、添加量を6゜2gに変えた以外は全く同じ
処方で平版印刷版材料を得、同様にして各特性を評価し
た。その結果、最適露光量は485 m Jであり、中
間調の赤味汚れかなく消去性も極めて良好であった。
ノボラック樹脂[■コ フェノールとm−、p−混合クレゾールとホルムアルデ
ヒドとの共縮合化合物(数平均分子量Mn=2500、
重量平均分子量M w = 8700、フェノールとm
−、p−クレゾールのモル比かそれぞれ10 : 36
 : 24) (実施例6) 実施例5の感光性塗布液において、1,1,1.3,3
.3−へキサメチルジシラザンの代わりにオクタメチル
シクロテトラシラザンを使用して、添加量をO,55g
に変えた以外は全く同じ処方で平版印刷版材料を得、同
様にして評価した。
その結果、最適露光量は505 m Jであり、中間調
の赤味汚れがなく、消去性、現像性も共に良好であった
(実施例7) 実施例5の感光性塗布液において、1,1,1.3,3
.3−へキサメチルジシラザンの代わりにオクタメチル
シクロテトラシラザンを0.3gと比較例1の0−ナフ
トキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸クロリド
とピロガロール・アセトン樹脂とのエステル化物1.5
gを添加した以外は全く同じ処方て平版印刷版材料を得
、同様にして評価した。その結果、最適露光量は520
mJであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光により酸を発生する化合物および該酸により
    分解するSi−N結合を1個以上有する化合物または主
    鎖にSi−N結合を1個以上有する高分子化合物を含有
    することを特徴とする感光性組成物。
  2. (2)該組成物が更にアルカリ可溶性樹脂を含有する特
    許請求の範囲第1項記載の感光性組成物。
  3. (3)該アルカリ可溶性樹脂が、クレゾール・ホルムア
    ルデヒド樹脂又はフェノール・クレゾール・ホルムアル
    デヒド樹脂である特許請求の範囲第2項記載の感光性組
    成物。
  4. (4)支持体上に、露光により酸を発生する化合物およ
    び該酸により分解するSi−N結合を1個以上有する化
    合物または主鎖にSi−N結合を1個以上有する高分子
    化合物を含有する感光層を有することを特徴とする感光
    性平版印刷版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000020927A1 (fr) * 1998-10-05 2000-04-13 Tonen General Sekiyu K.K. Composition de polysilazane photosensible et procede de formation d'une couche mince de polysilazane a motif
EP1627736A1 (en) 2004-08-18 2006-02-22 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Method of manufacturing light sensitive planographic printing plates and method of using the same

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WO2000020927A1 (fr) * 1998-10-05 2000-04-13 Tonen General Sekiyu K.K. Composition de polysilazane photosensible et procede de formation d'une couche mince de polysilazane a motif
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