JPS62219001A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPS62219001A
JPS62219001A JP6066186A JP6066186A JPS62219001A JP S62219001 A JPS62219001 A JP S62219001A JP 6066186 A JP6066186 A JP 6066186A JP 6066186 A JP6066186 A JP 6066186A JP S62219001 A JPS62219001 A JP S62219001A
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signal
control device
control
controlled object
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JP6066186A
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Kazuo Hiroi
広井 和男
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制御対象からの制御量とこの目標値とに基づ
いて制御対象に対する操作量を演算出力する制御装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来技術の概略を第1図を用いて説明する。
第1図に従来の一般的なPID制御ブロック図を示す。
1は制御装置で、減算手段1′と、調整手段1″により
構成されている。2は制御対象である。
PVは制御対象2の制御量、S■は該制御量PMの目標
値、1−は目標値SVと制御@PVの偏差e (=SV
−PV)を演算する減算手段、1″は偏差eに基づいて
調節演算をする調節手段、MVは制御装置1の出力であ
り、制御対象2の操作量でおる。調節手段1″を(比例
+積分)動作、つまりPI動作とした場合、調節手段1
″の伝達関数Gc (S)は、次式のようになる。
Gc (S)=Kp  1+  1    ・・・・・
・・・・(1)I−8 ここで、Kpは比例ゲイン、TIは積分時間である。調
節手段1″は、制御量PVが目標値S■に一致するよう
に、つまり偏差eが零となるように(1)式にもとづい
て調節演算をする。
PID動作の中で、特にPと■動作は一般的に基本的に
必要なものである。P動作は現在の偏差に忠実に動作し
、制御応答を速める働きをし、■動作は過去の偏差の後
始末をし、定常偏差を除く役割を持っている。そこで、
PI制御系においては、この2つの動作を最適に組み合
わせて、制御応答を振動しないように如何に速応させる
かがポイントとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来技術には、基本的考え方から来る不可避的
問題があり、この点を第2図及至第4図を用いて説明す
る。つまり、第2図に示すように、一般的にPIを目標
値変化に最適となるように調整して、目標値Svを変化
させると、どうしても制御対象2の持っているムダ時間
、時定数により制御量PVは遅れて応答することになる
。この応答の遅れ、つまり第2図の斜線部分の偏差が邪
魔をして目標値変化に対する応答を速くしようとすると
振動的となってしまう。これを第3図を用いて説明する
が、制御対象2のゲインは1として考える。調節手段1
″の比例ゲインKp=1として制御すると、目標値S■
の変化に対応して、操作量MVも、はぼ最終的に必要な
値をまず出力する。
すると制御対象2の応答遅れによる過渡的偏差が生じこ
れが積分動作弁に重畳されて、操作量MVを大きく持ち
上げる。これにともなって、制御量PVは制御(X)よ
りも応答は速くなるが、積分動作による重畳分の影響で
、オーバーシュートし、振動して整定することになる。
この振動を除くためには、調節手段1″の比例ゲインK
l)<1として第4図に示すように、比例動作と積分動
作の合成でオーバーシュートをほとんどしないように操
作量を抑制することが考えられる。しかしこれでも制御
量PVは、制御対象2の固有の特性曲線(X)よりも応
答は遅くなる。
以上説明したように、従来技術では目標値変化に対して
応答を速くしようとすると、どうしても振動的となり本
質的限界がある。特にカスケード制御を構成すると遅れ
を生じるという大きな欠点があった。
本発明は、上記欠点を除去し、目標値の変化に対し速応
できるようにした制御装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、目標値又はこの目標値の変化に対応した目標
値信号を直接的に操作量として出力する目標値フィード
フォワード手段と、目標値フィードフォワード手段から
操作量として出力される目標値又は目標値信号を、目標
°値の変化に対する制御対象の応答特性の近似結果と制
御量とに基づく調節演算により得られた信号で修正する
補正調節手段とを備えるものである。
[作用] 目標値が変化した場合に、この目標値変化の対応量を先
行的に目標値フィードフォワード手段が操作量として出
力し、この操作量に応じて得られた制御量と前記目標値
変化に対する制御対象の応答近似結果とに基づき補正調
節手段が前記操作量を修正している。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図及至第3図を用いて説明
する。まず、第1図において本実施例の構成を説明する
が制御対象2.目標値S■、制御量PV、操作量MVは
第1図の従来例と同一の構成であり、同一符号を付して
説明を省略する。
図において、11は本実施例の制御装置で、11aは加
算手段、11bは制御対象の応答特性を近似したモデル
で、そのゲインは1とする。モデルは一般的にはムダ時
間+1次遅れ、または1次遅れのみで近似される。11
Cは減算手段、11dは比例、積分、微分の各演算のう
ち、少なくとも1つ以上の演算を有する調節手段である
。目標値SVは主信号として直接的に加算手段11aに
導かれ、一方目標値SVを制御対象2の応答特性を近似
したモデル11bを“介して、その出力を応答近似信号
SVOとし、このSVOと制御IPVとの偏差eoを減
算手段11Gで取り出し、この偏差eoが零となるよう
に調節手段11d(本実施例ではPI調節手段を採用す
るものとする)で調節演算し、その出力MVOを加算手
段11aに導いて、目標値SVを補正して操作LiMV
として取り出し、制御対象2に印加するように構成する
このようにして出力された操作量MVは次式の如く表さ
れる。
MV=k (MV)x (SV+MVO)・・・・・・
(2)k (MV)は操作量によって決まる定数である
k(MV)=1という場合も多くある。制御対象2の特
性が非直線のときは、k (MV>は曲線となり制御対
象2の特性が直線のときは(MV)=定数となる。また
制御対象2の特性が目標値SVの変化方向と逆、つまり
逆特性の場合の加算手段11aの機能は次式の如くなる
MV=100%−k (MV)X (SV+MVO)・
・・・・・・・・(3) 次に第6図及び第7図を用いて本実施例の作用について
説明する。
第6図は本発明の制御装置における目標値SVとモデル
出力SVOと制御量PVの間の関係を示したものである
。第6図において目標値S■がステップ状に変化すると
、制御iPVは図のように遅れて応答し、過度的偏差が
生じる。モデル11bからの応答近似信号SvOは制御
対象2の特性を全く誤差なしに近似することは出来ない
ため、第6図に示すように制御@PVの近傍にあること
になる。第5図の調節手段11dに入力される偏差eo
は減算手段11Cでeo =svo −pvと演算され
る。モデル11bの近似が正確であれば当然応答近似信
号SvOは制御量PVと等しく、偏差eoはOとなり、
定常偏差がない限り、過度的変差は零となる。
たとえ、モデル’11bに誤差があったとしても、従来
の偏差e   本方式の偏差 過度的偏差 5V−PV  >>  SVO−PV定常
的偏差 5V−PV  =   5VO−PVとなり、
調節手段の制御定数が同一のとき、本方式の調節手段1
’ldは過度的状態の偏差に対しては調節動作を実行し
なくなり、定常偏差に対しては、力を発揮することにな
る。
第7図は、本実施例の場合の、目標値S■を変化させた
ときの制御応答を示すものである。制御対象2のゲイン
は1とする。目標値SVをステップ状に変化させると、
先行的に操作信号は目標値SVの変化に対応した量だけ
変化する。これに対応して制御量PV及びモデル11b
の出力S■Oが立ち上がり、その偏差eO=SVO−P
Vが調部手段11dに入力され、これを零とするように
調節出力MVOを発生し、加算手段11aにて目標値S
Vを補正して、操作量MVとして制御対象2に印加する
。偏差e=sVo −PVは過度状態では従来例に比べ
て非常に小さくなり、これによる補正量MVOも従来技
術に比べて極端に小さくなり、オーバーシュートはわず
かな量となり、良好な制御性が得られる。即ち、本実施
例の方式では、目標値Svが変化した場合に、制御機能
を、(i)目標値Svの変化に対応した操作量を先行的
に出力し、まず制御ff1PVが目標値Svの近傍に達
する操作量を出力するフィードフォワード系。
(ii)調節機能は補正を主体とし、制御性を劣化させ
る制御の過度状態の調節動作を抑制し、定常状態に対し
て調節動作が強くなるようにした補正調節系。
の2つに分離して、それぞれに適したように構成した系
の出力を合成している。
以上説明したように本実施例の制御装置11は、目標値
SVの変化に対してフィードフォワード系と、過度状態
の補正を抑制し定常偏差に対しては正常動作する補整調
節系とに分離して構成し、各々の出力を最終的に加算合
成して操作量として出力するように構成したもので次の
ような効果を奏する。
(1)目標値変化に対応した操作iMVを先行的に制御
対象2に印加するので、制御応答が速くなる。
(2)補正調節は、制御に邪魔となる制御の過度状態に
おける補正を抑制し、補正の必要な定常偏差に対しては
、正常に動作するようにしているため、オーバーシュー
トが抑制され、制御系のダンピンクが強くなり、振動が
ほとんどなくなる。
このため、特にカスケード制御に適用すれば、応答の速
い、安定性の高い制御結果が得られる。
これにより、省資源・省エネルギー化、高品質化、均質
化が実現でき、産業界に大きく貢献できると確信してい
る。
なお、この制御装置11は、従来のPID制御装置に取
って変わるものであり、あらゆる制御系に適用できるが
、前記(2)式においてk (MV)=1の場合が適用
しやすくわかりやすいので、その適用例を第4図を用い
て以下説明する。
第4図は本発明による制御装置をボイラ負荷配分におけ
る蒸気流量制御に適用した例である。
第4図において、21はボイラで、並列運転をしている
複数のボイラを1号ボイラを21・1.・・・0号ボイ
ラを21・nと表わす。
各ボイラ21・1・・・21・nで発生した蒸気流量を
蒸気流量検出器22・1・・・22・nで検出する。
発生した蒸気流量は共通ヘッダ23に集められて需要端
へ送出される。
各ボイラで発生した蒸気流量は加算手段24に集められ
、加算合成されて、実発生蒸気流量fTを取り出し、加
算手段25に入れる。一方、共通ヘッダ23の蒸気圧力
を蒸気圧力検出器26で検出してこれを蒸気圧力調節手
段27のフィードバッタ信号として入力し、所望の蒸気
圧力設定値と比較して、実際の蒸気圧力が所望の蒸気圧
力と一致するように調節演算し、その出力を加算手段2
5に導き先に求めた並列運転ボイラの総蒸気流量信号に
加算する。
この加算手段25の出力信号を係数手段28・1〜28
・nに導き、負荷配分係数α1・・・αnを乗じて、各
ボイラへの負荷配分指令信号fs1・・・fSnをもと
め、これを各ボイラの蒸気流量を制御する蒸気流量制御
装置としての本発明の制御装置11・1〜11・nに導
き、各ボイラの実発生蒸気流量f1・・・fnをフィー
ドバック信号として、各ボイラの負荷配分指令信号と実
発生蒸気流量信号とが一致するように調節演算し、その
出力信号を各ボイラ21・1〜21・nに印加して、燃
焼量を制御して、ボイラの発生蒸気流量を制御するよう
に構成する。従来は、この11・1〜11・nの蒸気流
量制御装置として、従来技術のPI制御装置を適用して
いるが、前記説明したように、(1)この制御装置を入
れるところによって応答が遅れる。
(2)応答を速くしようとして、ゲインを上げると撮動
的となり制御性及び安定性が低下する。
という限界があり、蒸気品質の向上、省エネルギー、安
全性の向上の大きな障壁となっていた。
この蒸気流量制御装置として、本発明の制御装置を適用
すれば、本発明の前記の特徴が最大限に生かされ、 (I>負荷配分指令信号の先行制御により、応答を速く
することができる。
(II)ボイラの応答モデルを用いた、制御の過度状態
の有害な部分を抑制し、定常偏差に対しては、正常動作
をするという特徴により、制御のオーバーシュートを抑
制し、振動成分を除去することに安定な制御が実現でき
る。
という効果が出て、ボイラの適応性を高め、安定制御が
実現でき、省エネルギー(最適負荷配分に正確に適応に
より過度的損失を抑制できる)、蒸気圧力変動の抑制に
よる蒸気品質の向上、制御の撮動性の除去による安定性
、安全性の向上が実現できる。
1第2実施例− 第1図の実施例においては、制御対象2の特性、つまり
ゲインが変化していくと、これに伴ない調節手段11d
の出力MVOも大きくなっていく。
この状態で目標値Svが変化するとオーバー修正または
アンダー修正となり、目標値Svが変化したとき制御が
乱れるとともに、整定するまでに時間を要する。この欠
点を解決するためには、調節手段11dの出力MVOの
大きさが常に零近傍になるように目標値S■のフィード
フォワードゲインを修正しておけば良いことになる。
このゲイン修正の構成を第2実施例として第5図に示す
。第5図において、51は係数手段、52は演算手段で
他は第1図の実施例と同一の構成であり、同一符号を付
して説明を省略する。
目標値S■を係数手段51に入れて、その出力として目
標値信号FFnを得て、これを加算手段11aに導き、
調節手段11dの出力MVOと加算合成して操作量MV
nを得て、制御対象2に印加して制御する。
演算手段52では、前述のFFnとMVnを取り込んで
、調節手段11dの出力MVOが零となるように次の演
算をして、係数手段の係数を修正する。
Kn=Kn−1× Mvn ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(4)FFn Kn:今回の係数手段51の係数 )(n−1:前回  〃   〃 FFn :今回の目標値のフィードフォワード量MVn
:今回の操作量 この(4)式の演算は1例で、MVOを零にするように
する演算であれば良いし、サンプル周期制御演算でも良
い。
これにより、制御対象2のゲイン変化にも適応できる制
御系を提供することができる。
−第3実施例一 本発明による制御装置を混合プロセス(Mixed P
rocess )に適応する場合の構成とその応用例を
第6図に示す。
混合プロセスとは、ある温度(または濃度)の流体Aに
、異なった温度(または濃度)の流体Bを直接混合また
は間接混合して、所望温度(または濃度)の流体Cを作
るプロセスをいう。
ここでは混合プロセスの代表例として熱交換器をとりあ
げて第3実施例を説明する。
熱交換器で、原料Xの温度をTiがら所望温度Tsに加
熱するように蒸気流量を調整する。
従って、熱交換器に投入する熱IQは Q=(熱交所要出入口温度差子制御出力)XKXF i
・・・・・・・・・・・・・旧・・・旧・・・・・(5
)= ((Ts−T i > +MVO)XKOxFi
・・・・・・・・・(6)TS:熱交換器出口所望流体
温度(目標値)Ti : 〃 入口の流体の温度(混合
前の制御量)KO:定数、Fi :流体流量 MVo : f (SVo −TO>”)まり温[差(
7)IsIとなり、(6)式を蒸気潜熱で除して、蒸気
流量設定値FSSを求めると、 FSS= ((TS −Ti >+MVO) XKXF
i・・・・・・・・・・・・・・・(7)となる。
つまり、(7)式で明らかなように、操作量はTs  
(SV)とMVOのみによっては正確には決まらず、入
口流体温度(Ti >の情報が必要である。
第6図において、原料Xを流量検出手段62を通して、
熱交換器63に導き、その出口温度を所望温度TSに制
御する場合を考える。温度検出手段64で原料Xの熱交
入口温度T:を測定し、温度検出手段65で、原料Xの
熱交出口温度Toを測定し、これらを実施例の制御装置
61に導く。
この実施例の制御装置61と第5図への制御装置11と
の相違点は減算手段61が追加され、この減算側の入力
として混合プロセスの被制御流体の混合処理前の温度(
または濃度)の測定信号(または設定信号)が混合前の
制御量として入力され、目標値SVから減算され目標値
信号を得るものである。従って、本実施例の制御装置6
1の出力信号MVは MV= (Ts −Ti ) +MVO・・・・・・・
・・・・・(8)となる。このMV倍信号原料Xの流量
信号Fiを乗算手段66で乗じたのち、係数手段67に
入れて変換係数Kを乗じ投入すべき蒸気流量の設定信号
Fssを求める。Fssは Fss= ((Ts −Ti)+MVO) x)<xF
i・・・・・・・・・・・・・・・(9)となり、(7
)式と同じ出力が得られる。蒸気流量設定信号Fssを
流量調節手段68の目標値として加え、蒸気流量検出手
段69の蒸気流量信号と比較し、これらが一致するよう
に調節演算し、その出力信号により調節弁70の開度を
調節し、蒸気流量を加減して、熱交出口温度TOが所望
温度Tsに可及的速やかに一致するよう制御する。
−第4実施例一 本発明による制御装置をレベル、圧力などの積分プロセ
スに適用する場合の構成とその応用例を第7図に示す。
ここでは積分プロセスの代表例として、レベル制御をと
り上げて本実施例を説明する。
タンク71に流体が流量Fiで流入し、流量調節弁72
を通して流出流量を調整する。
いま、制御が平衡している状態で、レベルの設定値をΔ
Lだけ変化させたとすると、次式が成立する。
A×八へ=、/’ (Fi −FO)dt・・・・・・
・−(10)A:タンク断面積 (10)式を微分すると、 AX二”=−= F i −F O・・・・・・・・・
・・・・・・・・・(11)△t となり、これより FO=Fi −Ax  ”’−・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(12)Δt を得る。つまり、レベルの設定値が変化したとぎは、流
出流量FOは現在バランスしている流入流量Fiにレベ
ル設定値の微分値に比例した信号を減算(又は加算)し
たものになる。
これを実現するためには、第7図に示すように、制御装
置74の中で設定値SV (Ls )を微分演算手段7
4aにいれて、微分(実用的には不完全微分)をして、
これに比例した信号を加算手段1’laにいれて、調節
手段11dの出力信号MVOから減算(調節弁の方向性
によっては加算)合成して、操作信号MVとして出力し
、調節弁72の開度を調整して、流量を制御し、レベル
を所定値にする。
炉などの圧力制御などの場合には、圧力のリーク(漏洩
)があるので749は微分演算のみではなく、(比例+
微分)演算となる。
1第5実施例一 本実施例は目標値SVの変化に対する制御応答特性を希
望の応答状態に自由に変えうるように構成したので、第
8図に示すごとく、第1図の制御装置11に目標値S■
を直列に挿入された補償手段41を介して印加するよう
にしたものである。
この補償手段41を介して目標値SVを印加することに
よって、 (1)制御応答特性を速くする。
(2)並列運転などの場合に特性を基準のものに合わせ
る。
などが実現されるもので、工業的には重要な機能を果た
すものである。第8図において、2の制御対象、11の
制御装置、目標値SV、操作量MV、制御量PUは第1
図の構成と同じであり、同一符号を付し説明を省略する
41が補償手段で、SV−は補償手段を経由した目標値
で、制御装置11の目標値となる。
ここで、補償手段41の伝達関数1−1 (S)を誘導
する。制御対象の伝達関数をKO−Gp(S)  、(
KOはゲイン)とし、全体の制御系の希望応答モデルを
G  (S)とすると、補償手段41H(S)を介した
制御系の応答特性はほぼH(S)・Gp (S)となる
から、これが希望応答モデルG  (S)と等しくなる
ように補償手段H(S)を求めれば良い。つまり、 H(S)・Gp (S)=G  (S)・・・・・・(
13)となり、(13)式より補償手段H(S)はH(
S)=  G  (S)  ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(14)Gp (S) となる。Gp (S) 、G  (S)ともに一般的に
はムダ時間+2次遅れ、ムダ時間+1次遅れ、または1
次遅れなどにより近似される。
最も、簡単で多く用いられる1次遅れで近似すると、 Gp(S)=−m:り一一一 1+Tp−5゜ となり、補償手段H(S)は となり、進み/遅れ要素となる。
(i)  T  =TPのときは・・・・・・H(S)
=1(ii)T くTpのときは・・・・・・H(S)
は進み要素となり、全体の応答を速くすることができる
。しかし、王 を小さくしすぎると目標値変化時の瞬時
変化が大きくなり制御対象にショックを与えることにな
るので、制御対象の制約条件を考慮して設定しなければ
ならない。
(iii)T” >TI)のときは・・・・・・H(S
)は遅れ要素となり、全体の応答を遅らせることになる
。並列運転などのとき、速い制御対象を基準に合わせる
ときなどに適用する。
以上、説明したように希望応答モデルを指定することに
より制御系全体の応答を自由に操作でき、工業応用上、
非常に有益な制御装置である。
−第6実施例一 本発明の第1及至第5実施例においては、信号演算処理
を位置影信号によって説明した。しかし本発明はディジ
タル制御システムにおいて、多用されている速度影信号
処理演算の場合においても同様に適用できるものである
。以下その場合の構成について説明する。
第5図は本発明の第1実施例を速度形演算方式にした第
2実施例の構成を示したものでおる。
第5図において、31は速度形制御装置、31aは位置
影信号→速度形信号変換手段、31bは速度形調節手段
(PI)、31cは速度影信号→位置形信号変換手段で
ある。
第5図と異なるところは、目標値S■を位置影信号→速
度形信号変換手段31aに入れて、速度形目標値ΔSV
nを取り出し、これを加算手段11aに入れて、速度形
調面手段31bの出力ΔCnと加算合成し、速度形操作
量ΔMVnを取り出し、これを速度影信号→位置形信号
変換手段31Cに入れて、位置形操作量MVnとし、こ
れを制御対象2に加えて制御する。
速度影信号→位置形信号変換手段31Cでは、MVn=
MVn−1+ΔMVnの演算をする。
速度形制御装置の特徴は、(1)各種信号の組み合わせ
処理容易(2)自動一手段切換のバランス−パンプレス
切換が容易などがある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、目標値の変化を
直接的に操作量として与え、目標値変化への連応性を高
めるとともに、調節演算を目標値変化に伴なう制御対象
の近似応答特性と制御量とに基づき行なえるため、過度
的偏差を最小化でき、オーバーシュートを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の構成を示すブロック図、
第2図及び第3図は本発明の第1実施例の作用を説明す
るための図、第4図は本発明の第1実施例の適用例を示
すブロック図、第5図は本発明の第2実施例の構成を示
すブロック図、第6図は本発明の第3実施例の構成を説
明するためのブロック図、第7図は本発明の第4実施例
の構成を説明するためのブロック図、第8図は本発明の
第5実施例の構成を示すブロック図、第9図は本発明の
第6実施例の構成を示すブロック図、第10図及至第1
3図は本発明の詳細な説明するための図である。 2・・・制御対象 11・・・制御装置11a・・・加
算手段 11b・・・制御応答近似モデル11G・・・
減算手段 11d・・・調節手段代理人 弁理士 則 
近 憲 侑 同  三俣弘文 第   1   図 一令時間 (t+ 第2図 第   3  図 第   4   図 第   5   図 第   7   図 第  8  図 f′ 第  9  図 、   第10図 号 第11図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)制御対象からの制御量とこの制御量の目標値とに
    基づき制御対象に対する操作量を演算出力する制御装置
    において、前記目標値又はこの変化に対応した目標値信
    号を直接的に操作量として出力する目標値フィードフォ
    ワード手段と、前記目標値の変化に対する前記制御対象
    の応答特性を近似した信号を求めこの信号と前記制御量
    とに基づき調節演算を実行しこの演算出力に基づき前記
    目標値フィードフォワード手段の目標値又は目標値信号
    を修正する補正調節手段とを備える制御装置。
  2. (2)目標値フィードフォワード手段が、前記目標値に
    所定の係数を乗じて目標値信号を得ることを特徴とした
    特許請求の範囲第1項記載の制御装置。
  3. (3)目標値フィードフォワード手段が、前記目標値信
    号と前記目標値信号を前記補正調節手段で修正した結果
    の信号との偏差を求め、この偏差が零になるように前記
    所定の係数を修正する特許請求の範囲第2項記載の制御
    装置。
  4. (4)目標値フィードフォワード手段は、前記制御対象
    が混合プロセスの場合に、前記目標値を混合前の制御量
    で減算して目標値信号を得ることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の制御装置。
  5. (5)目標値フィードフォワード手段が、前記目標値を
    微分処理して目標値信号を得ることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の制御装置。
  6. (6)補正調節手段が、制御対象の応答特性を近似した
    モデルによって前記目標値の変化を直接操作量として出
    力したときの前記制御対象の応答を近似した応答近似信
    号を求める手段と、この手段からの出力信号と前記制御
    量との偏差に対して比例、積分、微分の少なくとも1つ
    の演算を実行し修正信号を求める調節手段と、この手段
    からの修正信号で前記目標値フィードフォワード手段の
    目標値又は目標値信号を修正し、操作量として出力させ
    る修正手段とを有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の制御装置。
  7. (7)前記目標値が補償手段を介して目標値フィードフ
    ォワード手段及び補正調節手段に印加されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の制御装置。
  8. (8)補償手段が、前記目標値の変化に対する制御応答
    特性を変更するものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第7項記載の制御装置。
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