JPS62218259A - アンチスキッド装置の誤動作防止制御方法及び誤動作防止制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 車輪の速度を計測し、この計測した速度に対応して、ア
ンチスキッド制御を開始する開始条件を変更し、アンチ
スキ７ド装置の誤動作を防止している。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、アンチスキッド装置の制御を行う際の制御開
始条件を、速度に応じて変更するよう構成したアンチス
キッド装置の誤動作防止制御方式％式％ 〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕従来、
車輪の回転速度に対応した周期のパルス信号を発生する
車輪速センサによって１発生されたパルス信号の周期を
測定するのに、クロックパルスを計数する方法がある。

この方法を用いて車輪の速度を測定した場合には１例え
ば第４図に示すように、車輪速パルスと、当該車輪速パ
ルスの周期を計数するためのクロックとの間の位相によ
って、最大エクロソクの誤差が生じてしまう。第５図は
、車輪速■と車輪速パルス周期Ｔとの関係曲線を示す。

この第５図から判明するように、車輪速■が速くなるに
従い、前記理由によって生じた測定誤差の割合が大きく
なり、特に高速域２例えば１）０Ｋｍ／ｈ以上になると
、その誤差割合がかなり大きくなって、この速度の変化
割合などに基づいてアンチスキッド制御を開始する条件
としてしまうと、誤動作を生じるという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、前記問題点を解決するために、車輪の速度を
計測し、この計測した速度に追従した態様でアンチスキ
ッド制御を開始する開始条件を変更する構成を採用する
ことにより、アンチスキッド装面の誤動作を防止するよ
うにしている。

第１図に示す本発明の１実施例構成図を用いて問題点を
解決するための手段を説明する。

第１図において、車輪速センサ１−１ないしｌ−Ｎは、
車軸Ａ、ないしＡ、の回転速度を、パルス信号の周期と
して検出するものである。

パルス周期計数回路２−１ないし２−Ｎは、車輪速セン
サ１−１ないし１−Ｈによって検出されたパルス信号の
周期から、車輪Ｗ、ないしＷ９の速度を測定するもので
ある。

開始条件変更手段３は、後述するように、パルス周期計
数回路２−１ないし２−Ｈによって測定された車輪の速
度から算出した減速度が所定時間Ｔ以上継続したか、基
準車輪速度が車輪速度と交わったかなどのアンチスキッ
ド制御の開始条件の設定を変更するものである。

制御部５は、各種制御を実行するものである。

〔作用〕

第１図を用いて説明した構成において、車輪速センサ１
−１ないし１−Ｈによって発生させたパルス信号の周期
を、パルス周期計数回路２−１ないし２−Ｎを用いて測
定して速度を算出する。この算出した速度は、逐次、制
御部５を介して開始条件変更手段３に通知され、速度が
速くなるに従って、車輪の速度から算出した減速度が所
定時間Ｔ以上Ｎ４！続したか、基準車輪速度が車輪速度
と交わる点を決定するかの判定条件を厳しく設定してい
る。これにより、既述した速度測定の際に生じた誤差に
よって、アンチスキッド制御に誤動作が生じないように
している。

〔実施例〕

第１図は本発明の１実施例構成図、第２図は開始条件変
更手段３の動作説明図、第３図は本発明の動作フローチ
ャートを示す。

第１図において、＋！！Ｅ述したように、車軸Ａ、ない
しＡＮの回転速度は、車輪速センサ１−１ないし１−Ｈ
によってパルス信号の周期として検出される。このパル
ス信号の周期は、パルス周期計数回路２−１ないし２−
Ｎによって測定され、車輪の速度が求められる。この求
められた車輪の速度は、制御部５を介して開始条件変更
手段３に通知される。以下開始条件変更手段３の動作を
第２図および第３図を用いて詳細に説明する。

尚、アンチスキンドブレーキ制御部６−１ないし６−Ｎ
は、開始条件変更手段３によって設定されたアンチスキ
ッド制御の開始条件を超えるような速度に車輪がなった
場合に、この開始条件に合致した態様で車輪Ｗｌないし
Ｗ、４に対するブレーキ液圧の保持、減圧を行うもので
ある。

第２図を用いて、アンチスキッド制御を開始する条件と
して、第１に、車輪の速度から算出した減速度が所定時
間Ｔ以上継続すること、第２に。

基準車輪速度が車輪速度と交わる点を算出することにつ
いて説明する。

第１の車輪の速度から算出した減速度が所定時間Ｔ以上
継続することは、第２図図中曲線を描いている車輪速度
が図示Ｐ点から所定時間Ｔの間所定の減速度Ｇ以下の値
を継続した場合に検出される。この検出信号によりアン
チスキッドブレーキ制御部６−１ないし６−Ｎよりブレ
ーキ液圧の保持を行う。

第２の基準車輪速度が車輪速度と交わる点を算出するこ
とは５図中所定の角度θの減速度を持つＱ点から所定速
度ΔＶ遅くしかつ前記角度θの勾配を持つ減速度曲線を
基準車輪速度と定義し、この定義した基準車輪速度と車
輪速度とが交わる点として検出される。この検出信号に
よりアンチスキッドブレーキ制御部６−１ないし６−Ｎ
よりブレーキ液圧の減圧を行う。

従って、測定した車輪速度からアンチスキッド制御を開
始する条件は、所定時間Ｔ、速度Δ■。

減速度Ｇ、および角度θΦ値を所望の値に設定するごと
によって決定することができる。

第３図を用いて本発明の詳細な説明する。尚図中車輪速
度Ｖ、＞Ｖ、、時間Ｔ２　＞ＴＺ　＞’ｌ’、　。

速度Δｙ、＞ΔＶ、＞ΔｖＩ、およびＧ、＞Ｇ２＞Ｑ、
である。

第３図の■は、車輪速度の値を判別する状態を示す。車
輪速度がＶ、よりも小さい場合（低速の場合）には１図
の■でＴ＝Ｔ、、　　Δ■−Δ■、。

Ｇ＝ＣＩのように小さい値に設定する。車輪速度が■１
よりも大きくＶＺよりも小さい場合（中速の場合）には
１図の■でＴ＝Ｔ、、　　Δ■＝Δ■２゜Ｇ＝Ｇ２のよ
うに中間の値に設定する。車輪速度が■２よりも大きい
場合（高速の場合）には２図の■でＴ−Ｔｊ　、　　Δ
■＝ΔＶ、、Ｇ＝Ｇ、、　のように大きい値に設定する
。

以上説明したように、高速になるに従って所定時間Ｔ、
減速度Ｇ、および速度Δ■の値を太き（設定することに
より、アンチスキッド制御を開始する条件を厳しく設定
し、誤動作が生じないようにしている。

〔発明の効果〕

以上説明したように５本発明によれば、車輪の速度を計
測し、この計測した速度に追従した態様でアンチスキッ
ド制御を開始する開始条件を厳しく設定する構成を採用
しているため、車輪速度の測定の際に生じる誤差による
アンチスキッド制御の誤動作を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例構成図、第２図は開始条件変
更手段の動作説明図、第３図は本発明の動作フローチャ
ート、第４図は車輪速算出説明図。 第５図は車輪速Ｖとパルス周期Ｔとの関係曲線を表す。 図中、ｌ−１ないし１−Ｎは車輪速センサ、２−１ない
し２−Ｎはパルス周期計数回路、３は開始条件変更手段
、４は処理部、５は制御部、６−１ないし６−Ｎはアン
チスキッドブレーキ制御部を表す。 特許出願人　　富士通株式会社（外１名）代理人弁理士
　長谷用　文廣（外１名）ネ発！ＩＲ／１）１）！鉋イ
チ・Ｊイー１斤図薯　１　図 第　２Ｉ２１ 暮明っ動作７０−干ヤード ＶＪ　　３　　図 申輪遣′１ｔ、出説明図 第　４　口 第　５　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 各車輪の速度を検出してアンチスキッド制御を行うアン
   チスキッド装置の誤動作防止制御方式において、 各車輪の速度に対応した周期を持つパルス信号を夫々発
   生させる車輪速センサ（１）と、 この車輪速センサ（１）によって発生させたパルス信号
   の周期を測定するパルス周期計数回路（２）と、このパ
   ルス周期計数回路（２）によって測定された車輪の速度
   に対応して、アンチスキッド制御を開始する開始条件を
   変更する開始条件変更手段（３）とを備え、 この開始条件変更手段（３）によって変更された開始条
   件を超えた場合に、アンチスキッド装置の制御を行うよ
   う構成したことを特徴とするアンチスキッド装置の誤動
   作防止制御方式。