JPS62216723A - 超高分子量ポリエチレン成形製品 - Google Patents

超高分子量ポリエチレン成形製品

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JPS62216723A
JPS62216723A JP62032362A JP3236287A JPS62216723A JP S62216723 A JPS62216723 A JP S62216723A JP 62032362 A JP62032362 A JP 62032362A JP 3236287 A JP3236287 A JP 3236287A JP S62216723 A JPS62216723 A JP S62216723A
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ultra
temperature
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Tetsuo Kanemoto
哲夫 金元
Koji Tanaka
公二 田中
Masatami Takeda
竹田 政民
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Somar Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粘度平均分子量100万以上の超高分子量ポ
リエチレンの単結晶集合体から構成されたマット状物を
、特定条件下で押出し次いで延伸してなる特定高性能の
成形製品に関する。この成形製品は、ヤング率と破断強
度が極めて高く構造材等として好適に使用することがで
きる。
一般に、高分子量ポリエチレン材料は延伸することによ
り分子構造を変化させ物性を向上させることができるが
、ポリエチレンの分子量が太き(なると、それにつれて
材料の延伸性が低下し高い倍率で延伸することが困難と
なり、このため延伸による材料物性の向上を十分に達成
することができなくなる。例えば、分子量5〜30万の
普通の高密度ポリエチレンの溶融成形物は延伸比35程
度まで延伸でき、延伸により成形品の物性が向上するが
、分子量100万以上の超高分子量ポリエチレンの加熱
加圧成形物は延伸比が5〜7と低く高倍率で延伸を行う
ことが困難で、このため延伸による物性向上が達成でき
ない。
もっとも、超高分子量ポリエチレンの場合、濃度1重量
%以上のデカリン溶液を冷却水で急冷して得られるゲル
は、高倍率での延伸が可能で、このゲルを延伸比40〜
50倍で温度90〜130℃でニップ延伸すると、得ら
れた成形品はかなり良好な物性を示すようになる。しか
し、実用上物性向上は十分でない。
本発明者らは、超高分子lポリエチレンに関し一層高性
能の成形製品を得るべく研究を重ねた結果、超高分子量
ポリエチレンの単結晶集合体から構成されたマット状物
を特定条件で押出、延伸すると、得られた成形製品が後
述のごとき驚異的に優れた物性を示すことを見出し、本
発明を完成させた。
すなわち、本発明は、粘度平均分子量100万以上の超
高分子量ポリエチレンの単結晶集合体から構成されたマ
ット状物を、押出温度70〜135℃、押出比4〜8で
押出し、次いで延伸温度90〜135℃、全延伸比10
0〜250で延伸してなる、ヤング率110ギガパスカ
ル以上、破断強度3.5ギガパスカル以上の超高分子量
ポリエチレン成形製品である。
本発明においてマント状物は、結晶性を積極的に増大さ
せて、ゲルを作らないようにする点に特色があり、かく
て単結晶集合体から構成されたマット状物は、4〜8倍
に押出成形した場合低温延伸可能であり、また、高温延
伸すると高弾性、高強度の成形製品となる。この成形製
品は、全延伸比100〜250でヤング率110ギガパ
スカル以上、破断強度3.5ギガパスカル以上を示し際
立って高性能のものである。このことは、次表に示す比
較成形製品A−Cとの比較から明らかである。
(注1)比較例成形製品A:前記した普通の高密度ポリ
エチレン溶融 成形物 〃    B:前記した超高分子量 ポリエチレンの加熱 加圧成形物 〃    C:前記した超高分子量 ポリエチレンの急冷 ゲル成形物 (注2) ギガパスカル=10’パスカル=10’ ニ
ュートン/ m’ = 102 kg/ mm2本発明
成形製品の優れた物性は材料の特有な結晶状態と関係が
あるが、同じ単結晶集合体からなるマット状物でも普通
の高密度ポリエチレンの場合には成形品にみるべき物性
向上が発現しない。
建築材料として広く使用されている炭素鋼はヤング率2
40ギガパスカル、破断強度0.6ギガパスカルであり
、この炭素鋼と対比すると、本発明成形品は、ヤング率
が上限で同等であり、強度が約6倍以上である。しかも
、本発明成形製品は鋼に比し密度が約1/8と軽いから
、高弾性、高強度の軽量材として極めて有用なものであ
る。
本発明における超高分子量ポリエチレンは粘度平均分子
量100万以上のものである。粘度平均分子量は測定粘
度から下記式により算出されるものである。
〔η] =6.20X10−’・Mo・70式中〔η〕
 :極限粘度、 M :粘度平均分子量 このような超高分子量ポリエチレンは、市販されている
。このものから次のようにしてマット状物を得ることが
できる。前記超高分子量ポリエチレンを溶剤に加熱溶解
して濃度1重量%未満の溶液を調製する。溶剤としては
例えばドデカン、キシレン、ジクロロベンゼン、デカリ
ン、テトラリンが用いられ、単独溶剤でも混合溶剤でも
よい。
溶解させるための加熱温度は通常は使用溶剤の沸点温度
であり約130℃以上である。加熱溶解に当っては、ポ
リエチレンの劣化を防ぐため、酸化防止剤を添加したり
、不活性ガス例えば窒素ガスを使用するのが好ましい。
溶液の濃度は1重量%未満、好ましくは0.5重量%以
下であり、この濃度において、徐冷の速度を調整して、
ゲルの生成を防止し、所期の単結晶集合体を好適に生成
させることができる。
この濃度の溶液から超高分子量ポリエチレンの単結晶集
合体を析出させる。そのためには、好ましくは、溶液を
、前記溶解加熱の温度より低く、かつ実質的にゲルを生
ぜず結晶を生ぜしめる温度条件下に置く。具体的には、
溶液を、ゲルが生成しない程度の冷却速度で徐冷するか
、又は結晶が析出しうる一定温度に保持する。一定温度
をどこに設定するかは、溶剤の種類、溶液の濃度等によ
り異なり、例えば0.2重量%キシレン溶液では約90
℃以下の一定温度に保持する。徐冷結晶化の場合も等温
結晶化の場合もゲルの生成を避けることが重要である。
単結晶集合体の析出した懸濁液を脱溶剤処理、例えば濾
過、蒸発などに付してマット状物とする。
このマット状物は超高分子量ポリエチレン単結晶集合体
から構成されており、特有の結晶状態に基づき延伸性が
顕著に向上しており、このものを特定の条件で押出、延
伸すると、成形製品は優れた物性を示す。
本発明は、前記マット状物を押出温度70〜135℃、
押出比4〜8で押出し、次いで延伸温度90〜135℃
、全延伸比100〜250で延伸してなる、ヤング率1
10ギガパスカル以上、破断強度3.5ギガパスカル以
上の超高分子量ポリエチレン成形製品である。
ここに全延伸比とは、〔押出比×延伸比〕の数値のこと
である。
押出は、例えば固相押出などの常法で行うことができる
。固相押出は次のようにして行う。まず、普通の高密度
ポリエチレンを溶融成形して直径1cm、長さ10cm
のビレットを作り、このビレットを縦方向に2分割して
分割ビレットとし、その間に本発明のマット製品を1枚
又はそれ以上はさみ、これを高圧固相押出装置によりダ
イス(例えば入口直径10mm、ダイス角20℃、出口
直径 5.7〜1,5mm)を通して押出をする。押出
物は、同時に得られる分割ビレット(普通の高密度ポリ
エチレン)の押出物と容易に分離して取り出すことがで
きる。
本発明においてはマット状物が押出温度70〜135℃
、押出比4〜8で押出されるが、押出圧は通常500〜
3500気圧である。
押出は1段又は2段以上で行うことができる。
2段押出すると、1段押出に比し後続の延伸における延
伸比が数倍にもなり全延伸比が増大し、ひいては成形品
の物性が大幅に向上し、好ましい結果が得られる。
本発明において押出後に行われる延伸は、延伸温度90
〜135℃、全延伸比つまり〔押出比×延伸比3100
〜250で行われる。延伸はニップ延伸、ロール延伸等
の常法で行うことができるが、ニップ延伸は成形品に特
に優れた物性を与えるので好適である。
次に、本発明を実施例と参考例により説明する。
参考例1 〔マット状物の製造〕 粘度平均分子量210万の超高分子量ポリエチレン(ハ
イゼックスミリオン240M、三井石油化学社製)0.
8g、酸化防止剤(2,6−シーtert−ブチル−p
−クレゾールとヘプタデシル−3,5−ジーtert−
ブチルーヒドロキシフェニルプロピオネートの3対2混
合物)0.004g及びキシレン400mAを500m
!三角フラスコに入れ、窒素ガス気流下で125〜13
5℃の沸点温度に加熱して、濃度0.2重量%の溶液A
を得た。
この溶液Aを85℃のシリコンオイル中に約15時間、
等温保持した。単結晶集合体の析出した懸濁液を濾紙で
吸引濾過し、室温で減圧乾燥して厚さ0.2mmのマッ
ト状物を得た。
実施例1〔成形製品の製造〕 得られたマット状物を、後記実施例2におけると同様な
方法により、まず押出温度110℃、押出圧800気圧
、押出比6で押出し、次いで延伸温度21℃、延伸比6
.7(全延伸比42)で延伸した。ヤング率73ギガパ
スカル、破断強度1.5ギガパスカルの成形品を得た。
この物性は、マット状物が低温延伸可能であることを示
している。
実施例2 参考例1で得たマット状物の幅1cm、長さ10Cmの
もの1枚を分割ビレット(普通の高密度ポリエチレン製
、直径1cm、長さLocmのビレットを縦方向に2分
割したもの)にはさみ、入口直径10mm、ダイス角2
0°、出口直径4闘のダイスを通して、押出温度110
℃、押出圧800気圧で押出した。押出比6の押出物を
得た。この押出物は、同時に押出された分割ビレットの
押出物と容易に分離することができた。
前記の押出物を長さ40mmに切断し、ゲージ長10m
mとなるようにチャックに固定し、温度可変装置のつい
た延伸装置(テンシロン引張機)を用いて空気中110
℃、引張速度4n+m/minでニップ延伸した。延伸
比38.8(全延伸比233)の成形品を得た。成形品
の物性はヤング率192ギガバス力ノペ破断強度4.5
ギガパスカルであった。
実施例3 実施例1及び実施例2におけると同様にして、押出温度
110℃、押出圧800気圧、押出比6で押出を行った
後、延伸した。延伸条件と、得られた成形品の物性は下
記第2表に示すとおりであった。
実施例4 実施例1における等温結晶化に代えて、次のように徐冷
結晶化を行った。すなわち、実施例1において125〜
135℃の沸点温度に加熱して得られた溶液Aを室温に
放置することにより放置開始40分後80℃、3時間後
30℃、15時間後室温となした。
徐冷後、実施例1と同様に濾過、乾燥、押出を行ったの
ち、下記第2表に示す延伸条件で延伸した。得られた成
形品の物性は同表に示すとおりであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘度平均分子量100万以上の超高分子量ポリエ
    チレンの単結晶集合体から構成されたマット状物を、押
    出温度70〜135℃、押出比4〜8で押出し、次いで
    延伸温度90〜135℃、全延伸比100〜250で延
    伸してなる、ヤング率110ギガパスカル以上、破断強
    度3.5ギガパスカル以上の超高分子量ポリエチレン成
    形製品。
  2. (2)マット状物が、粘度平均分子量100万以上の超
    高分子量ポリエチレンを溶剤中で加熱溶解して得た濃度
    1重量%未満の溶液を、該加熱の温度より低く、かつ実
    質的にゲルを生ぜず結晶を生ぜしめる温度条件下に置く
    ことにより該ポリエチレンを単結晶集合体として析出さ
    せ、次いで脱溶剤処理して形成させたものである特許請
    求の範囲(1)の成形製品。
JP62032362A 1982-06-12 1987-02-17 超高分子量ポリエチレン成形製品 Granted JPS62216723A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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