JPS62215741A - 鉄筋コンクリ−ト構造物の構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３−　「を叩の茸釧か止叩］ （技術分野） 本発明は、梁鉄筋挿通用の穴を有する複数のプレキャス
ト鉄筋コンクリート柱を用いる鉄筋コンクリート構造物
の構築方法に関する。

（従来技術） プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築方法の１つ
として、梁鉄筋を有する柱をプレキャスト鉄筋コンクリ
ート製とし、該柱を作業現場にお１、Ｘで所定の位置に
設置し、次いで該柱に予め設けられた前記梁鉄筋を隣の
柱に予め設けられた梁鉄筋と所定の長さを有する梁鉄筋
で接合し、その後柱間の梁部分にコンクリートを打設す
る構築方法がある。しかし、この構築方法では、梁鉄筋
がプレキャスト鉄筋コンクリートに予め設けられている
ため、柱の運搬時前記梁鉄筋が邪魔になり、運搬時の作
業性が悪く、また施工現場での梁鉄筋の接合箇所が多く
、組立作業が複雑になる。

プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の構築方法の他の
１つとして、たとえば特公昭５１−３６９２４号公報に
記載されているように、水平方向に貫通する複数の穴を
有する柱と、核材の前記穴に整合される穴を有する梁と
をプレキャスト鉄筋コンクリート内とし、作業現場にお
いて柱および梁の各穴を整合させ、整合された各穴に緊
張用鋼材を挿通し、次いで該緊張材の端部を梁に締付固
定して柱と梁とを緊張定着により相互に接合固定する方
法がある。しかし、この構築方法では、柱および梁の各
穴を整合させる作業が面倒であり、また柱と梁の接合を
完了するまで梁を吊下げた状態に維持しなければならな
いため、組立時の作業性が悪い。

（発明の目的） 本発明は、運搬作業および組立作業が容易で、作業性の
良いプレキャスト鉄筋コンクリート柱の４Ｉ築方法を提
供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明は、水平方向へ貫通する梁鉄筋挿通用穴を有する
複数のプレキャスト鉄筋コンクリート柱を用いる鉄筋コ
ンクリート構造物の構築方法であって、作業現場におい
て前記各社の前記穴に梁鉄筋を挿通し、次いで該梁鉄筋
の端部を相互に接合し、その後前記柱間の梁部分にコン
クリートを打設して梁を形成することを特徴とする。

（発明の作用効果） 本発明は、梁鉄筋を施工現場において柱の穴に挿入すれ
ばよく、プレキャスト鉄筋コンクリート柱に梁鉄筋を予
め設ける必要がない、このため、本発明によれば、梁鉄
筋が運搬作業および組立作業の邪魔になることがなく、
運搬作業および組立作業が容易になり、これらの作業性
が向上する。

また１本発明では、梁鉄筋を柱の穴に挿通させた後、梁
鉄筋を相互に接合するだけでよく、しかも柱を所定の位
置に設置した後は核材および梁鉄筋を吊下げている必要
がない。このため、本発明によれば、組立作業がより容
易になり、その作業性がより向上する。

各穴への梁鉄筋の挿入は、柱を所定の位置に設置した後
または設置する前のいずれであってもよい。各梁鉄筋の
接合位置は、接合部に加わるせん断力が最も小さい梁中
央部とすることが好ましい、各梁鉄筋は、梁部に打設さ
れたコンクリートの一部が穴に挿入することにより、そ
のコンクリートにより柱に定着されるが、穴にグラウト
材を注入して該グラウト材により柱に定着させることが
好ましい。

（実施例） 以下、図面に示す本発明の実施例について説明する。

なお、第２図、第３図、第４図、第５図、第７図および
第８図では、各鉄筋およびシース管の配置状態を示すべ
く、実際にはコンクリート内に埋没して現われない各鉄
筋およびシース管をも実線で示す。

第１図〜第３図に示す、本発明で用いるプレキャスト鉄
筋コンクリート柱１０は、上下方向へ伸びる複数の縦鉄
筋１２と、該縦鉄筋１２を相互に連結する複数の連結鉄
筋１４と、柱と梁の接合部すなわち図示の例では柱の上
端部に配置された複数のシース管１６とをコンクリート
１８内に備える。縦鉄筋１２は、柱ｌＯから上方へ突出
している。

シース管１６は、上下方向および水平方向へ間隔をおい
て格子状に交差して配置されており、また外表面および
内表面に複数の凹凸を備え、外表面の凹凸によりコンク
リート１８に堅固に固定されている。また、シース管１
６の長さ寸法はシース管１６の長て方向における柱１０
の厚さ寸法と同じであり、これにより各シース管工６は
梁鉄筋挿入用の水平方向へ伸びる穴２０を規定する。穴
２０は、コンクリート１８に直接形成してもよい。

なお、第１図に示す柱１０は、構造物の一階分の高さ寸
法を有するものであるが、第１０図に示すように構造物
の二階分の高さ寸法さらにはそれ以上の高さ寸法を有す
る柱１０゛であってもよい。この柱１０′の場合、シー
ス管１６は、−階部分および二階部分の６梁と柱との接
合箇所にそれぞれ配置される。

このような構造の複数の柱ｌＯを用いる鉄筋コンクリー
ト構造物の構築方法は、先ず施工現場において−階分の
各社１０の穴２０に第４図〜第６図に示すように梁主筋
すなわち梁鉄筋２２を挿通した後、柱１０を所定の位置
に設置する。なお。

柱１０を所定の位置に設置した後に梁鉄筋２２を穴２０
に挿通させてもよいが、穴２０に梁鉄筋２２を挿入した
後、柱１０を所定の箇所に設置すれば、作業能率が向上
する。

次いで、第６図に示すように各梁鉄筋の端部を隣りの柱
１０の穴２０に挿通された梁鉄筋２２の端部と溶接、ね
じ継手等の接合手段により相互に接合した後、第７図お
よび第８図に示すように各穴２０にグラウト材２４を注
入し、梁鉄筋２２を柱ｌＯに定着させ、さらに第６図、
第７図および第８図に示すように梁鉄筋にせん断補強筋
２６を配置する。グラウト材２４の注入と、せん断補強
筋２６の配置は、いずれを先に行ってもよい。

その後柱１０間の梁部分に型枠を配置し、該型枠により
規定される空間にコンクリート１８を打設し、該コンク
リートを凝結させて梁３０をまたは梁３０と床とを形成
することにより一階分の構造物を構築する。

上記の工程を各階毎に行うことにより、第９図に示すよ
うなコンクリート構造物３２を構築することができる。

構造物３２の各社ｌＯは、符号３４で示す位置において
上下に隣り合う柱と相互に接合されている。なお、第１
Ｏ図に示す、柱１０′を用いるときは、第１１図に示す
ように、柱と梁との各接合箇所のシース管１６に梁鉄筋
２２を挿入することにより、−回で二階分の構造物を構
築してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で用いる柱の一実施例を示す正面図、第
２図は第１図の柱の一部を拡大して示す縦断面図、第３
図は第２図の３−３線に沿って得た断面図、第４図は柱
に梁鉄筋を挿通した状態を示す第２図と同じ位置の縦断
面図、第５図は第４図の５−５線に沿って得た断面図、
第６図は梁鉄筋を総合に接合した状態を示す正面図、第
７図はせん断補強筋を配置し、梁鉄筋をグラウト材によ
り柱に定着した状態を示す第２図と同じ位置の縦断面図
、第８図は第７図の８−８線に沿って得た断面図、第９
図は構築した構造物の一部を示す断面図、第１０図は柱
の他の実施例を示す正面図、第１１図は第１０図の柱を
用いるときの構築方法の説明図である。 １０．１０’　：柱、　　２０：梁鉄筋挿通用の穴。 ２２：梁鉄筋、　　　　２４ニゲラウド材、３０：梁。 代理人　弁理士　松　永　宣　行 第１図 １と　　　　　　　　　　　Ｉ４ 第９囚 第１Ｏ図 第１１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平方向へ貫通する梁鉄筋挿通用穴を有する複数
   のプレキャスト鉄筋コンクリート柱を用いる鉄筋コンク
   リート構造物の構築方法であって、作業現場において前
   記各柱の前記穴に梁鉄筋を挿通し、次いで該梁鉄筋の端
   部を相互に接合し、その後前記柱間の梁部分にコンクリ
   ートを打設して梁を形成することを特徴とする、鉄筋コ
   ンクリート構造物の構築方法。
2. （２）前記梁鉄筋を前記梁部分の中央部において相互に
   接合する、特許請求の範囲第（１）項に記載の鉄筋コン
   クリートの構築方法。
3. （３）前記梁鉄筋を前記柱に挿通した後、前記柱を所定
   の位置に設置する、特許請求の範囲第（１）項に記載の
   鉄筋コンクリート構造物の構築方法。