JPS62215392A - ウシ・ガンマ−インタ−フエロンのクロ−ニング、同定および発現 - Google Patents

ウシ・ガンマ−インタ−フエロンのクロ−ニング、同定および発現

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JPS62215392A
JPS62215392A JP61289740A JP28974086A JPS62215392A JP S62215392 A JPS62215392 A JP S62215392A JP 61289740 A JP61289740 A JP 61289740A JP 28974086 A JP28974086 A JP 28974086A JP S62215392 A JPS62215392 A JP S62215392A
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plasmid
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ポール・イー・ベイカー
ダグラス・ピー・セレッティ
デーヴィッド・ジェイ・コスマン
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • C07K14/555Interferons [IFN]
    • C07K14/57IFN-gamma
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はウシ・ガンマ−インターフエロン(以下す工F
N−γと略す)に関し、より詳細には、b工FN−γの
mRNA  を含有するウシmRNAから合成されたc
 DNA をスクリーニングするために、ヒト工FN−
γ 相補デオキシリボ核酸(c DNA )クローンか
ら由来するプローブを使用してb工FN−γをコードす
る遺伝子をクローニングする技術に関する。
(従来技術) 家畜産業が当面している重大な問題は、家畜輸送の際、
例えば放牧地から畜舎への輸送の際、相当数の家畜が体
重の減少を示し、病気になったり、死亡さえすることで
ある。輸送の間の家畜の受けるストレスは、ステロイド
ホルモンの生産が上昇し、これが免疫応答を弱めるため
と信じられている。家畜が畜舎に到着したとき、免疫応
答の減少のため、普段は動物達が対抗できる通常の細菌
や、ウィルスの犠牲となる。種々のタイプの上部気道感
染が生じ、これが通常は拒絶される病原因子による重症
な病気または死亡の原因となる。
近年、この「輸送熱」症候群を種々の種類のインターフ
ェロンで防止する可能性について可なりの注目が集めら
れている。研究によれば、二種類のインターフェロン(
工FN−α)および(工F’N−β)は有力な抗ウィル
ス剤である。これらのインターフェロンは家畜のある種
のウィルス感染に有用である。第三のインターフェロン
(工F’N−γ)は有力なウィルス防止剤であると知ら
れているのみならず、(工FN−α)および(IF’N
−β)にくらべて痕かに低い使用量で免疫システムの細
胞の活性を調節しうろことも知られている。例えば工F
’N−γは、オプソニン化微生物の食作用に有利に影響
すると知られる機能、例えばFc1Jセプターを上方調
節する: Guyreら、 J、 C11n、 工nv
est、。
72:293(1983)。さらに、Nathanらは
J、 Exp、 Med、、 159 : 670 (
1983)において、工1’N−γ は酸素中間体の同
化増大によって、細砲内寄生生物の増殖を阻止すると報
告している。さらに、Ce1adらは、J、 Ixp、
 Med。
160:55(1984)において、低用量の工FN−
4でのマクロファージ介在肺瘍毒性の誘発を報告してい
る。
従って、多量のbIFN−γの供給は、家畜の病気を防
止する新たな方法を提供する。従来、bIFN−γはマ
イト−ジエンによりウシリンパ節細胞を刺激することに
より、生産されている。不都合なことには、このbIF
N−γの天然の供給源は、その治療有用性を充分に調査
するだけの均一なIFN−γを充分な量で生産すること
が不可能である。
(発明が解決しようとする技術課題) 均一なり工FN−γを比較的多量に製造する一つの可能
な方法は、組み換えDNA技術である。組み換えDNA
技術は、蛋白質をコードする遺伝子が単離および同定さ
れた所望の蛋白質を経済的に製造するために開発された
。蛋白質製造のためのそのような組み換えDNA技術の
議論は5eience(April、 1977 )第
196巻の論説および追加論文に記載されている。しか
しながら、この参考文献に論じられている組み換えDN
A技術を利用するには、先ずbIFN−γ をコードす
る遺伝子が単離されねばならない。
(発明の構成) 本発明によれば、ニックトランスレート化ヒトcDNA
ライブラリーからbIFN−γ をコードする遺伝子を
単離する。このプローブはヒトcDNAライブラリーか
らヒトTFN−γ のヌクレオチド配列の一部分に相当
する合成オリコヌクレオチドプローブを使用して単離す
る。全ウシRNAは比較的高レベルのbIFN−γ を
生産することが知られているリンノ節細胞から抽出する
。ポリアデニル化mRNA は全RNA抽出物から単離
する。cDNAライブラリーは逆転写酵素を用いてポリ
アデニル化mRNA の逆転写により製造する。このD
NAをDNAポリメラーゼエで二重鎖とし、適当なりロ
ーニングベクターに挿入する。得られる組み換えクロー
ニングベクターを適当な宿主を形質転換するために使用
する。
形質転換した宿主は同定および類別してプールする。こ
れらのプールから調製したプラスミドDNAをアイソト
ープ標識したヒトcDNAプローブとハイブリダイズさ
せる。プローブにたいして陽性の信号を示すクローンの
プールを同定し、この候補のプールを再分割してノ・イ
ブリダイズスクリーニングを繰り返す。最後にbIFN
−γ遺伝子に相当する単一の形質転換体を同定する。こ
の形質転換体からプラスミドDNAを調製し、DNA配
列を決定する。さらに、ヌクレオチド配列から相当する
アミノ酸配列を決定する。bIFN−r遺伝子のコード
領域をバクテリアの発現系にクローニングし、成熟す工
FN−γを発現させる。その後、生物学的アッセイを実
施して、発現された蛋白質がb工F’N−γであること
を確認する。
次に図面を参照しつつ、本発明の典型的態様を説明する
第1図は合成オリゴヌクレオチドプローブを用いて単離
したヒト1FN−rのヌクレオチド配列の主要部分を示
す図である。数字はヌクレオチド位置を示す。牛cDN
A  ライブラリーをプローブするために使用したcD
NA フラグメントの部分を枠中に示す。
第2図はbIFN−γ遺伝子のアミノ酸配列(下の列)
およびヌクレオチド配列(上の列)を示すが、成熟蛋白
質は星印の位置から開始する。各列の上部の数字はMe
t残基から開始するアミノ酸位置を示し、各列の下の数
字はヌクレオチド位置を示す。
第3図は機能的す工FM−γを発現させるためにバクテ
リア宿主細胞を形質転換するために使用する、b工F’
N−j  遺伝子のコード領域が挿入されたΔpLBγ
IF’Nプラスミドを説明する図である。
b工1i’N−γをコードする遺伝子を探すための(j
DNA  ライブラリーは、好ましくは予め比較的高レ
イルのbIFN−γを生産することが判っている細胞か
ら得られたものである。このような供給源は、牛T細胞
組織、例えばリンパ節または膵臓でありうる。
活性牝牛末梢血もまたbIFN−1分子の可能な供給源
であろう。本発明に使用するには単核細胞は、全血から
標準的技術1例えばフィコール−ハイパツク遠心分離に
より単離できる。収穫した白血球を活性化剤例えばT細
胞分裂因子とともに血清を含有する培地中でインビトロ
に標準的技術で増殖させる。
bIFN−γ産生細胞からのRNAの調製IF’N−r
を産生ずる能力のある生細胞からの全RNAt−標準的
方法、例えば、シャーブラインら、 Biochemi
stry、  18、5294(1979)およびマニ
アチスら、Mo1.ecular C’loning、
 aLaboratory Manual、  :=y
 −A/ f  スプリングハーバ−ラボラトリ−、コ
ールド スプIJ 7クハーバー、ニューヨーク(19
82)に記載されている方法で抽出する。
よく知られているように、細胞からRNA1抽出すると
きは、抽出の初期段階でリボヌクレアーゼ活性(RNa
ss)t”最小にしておくことが主要である。このため
の一つの方法は、 RNaseによるRNAの加水分解
を抑える程度に、 RNaseを含めた細胞蛋白質を変
成させることである。上記シャーブラインらおよびマニ
アチスらの196頁の方法では。
この変成はグアニジニウム チオシアネートを還元剤例
えば2−メルカプトエタノール(蛋白質のジスルフィド
結合を開裂する)とともに使用することにより行われて
いる。RNAは蛋白質から標準的方法。
例えばフェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈澱
または塩化セシウム沈降で単離することにより抽出する
。別法として、RNAは蛋白質からグアニジン ハイド
10クロライドによる抽出ののちフェノール/クロロホ
ルム抽出で単離してもよい。
次に、抽出した蛋白質からポリアデニル化mRNAを分
離する。この分離過程には、何種もの技術が開発されて
いるが、好ましい方法の一つは、エドモンズら、Pro
c、 Natl、 Acad、 Sci、、  68 
:1336(1971);アビプおよびレダー、Pro
c。
Natl、Acad、 Sci、、 69 ; 140
8 (1972)および上記マニアチスら第197頁に
記載されていルオリゴ(a’r)  −セルロースでポ
リアデニル化mRN A  をクロマトグラフィーする
ことである。
オリゴ(a’r)−セルロースを充填緩衝液で調製し、
ついでmRNA を力ジムに誘導する。そののち。
カラムを緩衝液で最初に洗浄してポリアデニル化されて
いないmRNA ’i除去し、ポリアデニル化mRNA
を緩衝化低イオン強度の溶出液で溶出する。ゲル電気泳
動で、d リアデニル化mRNAの完全性を確認する。
mRNAからのcDNAの調製 上記で調製レアツセイしたmRNAに相当する二重鎖c
DNAのライブラリーを、逆転写酵素を使用する公知の
技術で製造する。本発明との関係で利用できるそのよう
な方法の一つは、上記マニアチスらの第230頁に記載
されており、グプラーおよびホフマン、Gene、 2
5 : 263−269(1983)に変法が記載され
ている。これを略述すれば、mRNAのポリアデニル化
テールにハイブリダイズしたオリゴ−aTl第−aDN
Aストランドのプライマーとして使用して、ポリアデニ
ル化mRNAを逆転写する。cDNAの第二鎖はDNA
ポリメラーゼエ、RNaae  Hおよび大腸菌(E、
coxi) D N A IJガーゼを使用して合成す
る。
この方法は、最初のcDNA鎖の39末端に生じたヘア
ピンループを81ヌクレアーゼの介在で開裂させる作業
を省略する(上記マニアチスらの標準的cDNA合成方
法をそのまま使用したなら、そのような作業が必要であ
る)。二重鎖cDNAを任意の適当な方法で分画して、
短いストランドを取シ除き、これにより小さいcDNA
分画の不要なりローニングを避けることができる。
本発明によれば、mRNAから二重QcDNAを調製す
るために、他の標準的方法を使用してもよいことは理解
されるであろう。そのような他の技術はランドら、Nu
cl、 Ac1ds Ree、、 9:2251(19
81)に開示されている。ランドらの方法でも、cDN
A第二鎖のプライマーとしてヘアピンループを使用して
いない。そのかわシに、cDNA第−鎖の3′末端を、
ターミナルデオキシヌクレオチジル トランスフェラー
ゼ(TaT)  の使用によ、jtacMPでテール化
している。これにょシボIJ−C(7)3’  テール
が形成される。その後この3′テールにハイブリダイズ
したオ1Jd−clGで第二鎖の合成が開始される。こ
の方法は、マニアチスらの方法でヘアピンt−81ヌク
レアーゼで開裂させるならひきおこされるおそれのある
59テ一ル部分の消失を回避するために役立つといわれ
ている。
cDNAのクローニング ついで、上記で得た二重鎖aDMkをクローニングベク
ター中に挿入し、これを該ベクターの複製のための適合
性をもっ原核もしくは真核宿主細胞の形質転換に使用す
る。その後、形質転換体を同定しそしてそれからプラス
ミ)jDNAを調製する。
本発明を実施するには、F!々のクローニングベクター
を使用できる。好ましくはプラスミドであるが、ベクタ
ーはバクテリファージまたはコスミドであってもよい。
クローニングを哺乳類細胞でおこなうときは、はフタ−
としてウィルスを使用してもよい。
プラスミドを使用する時は、天然源からのものでも人工
的に合成されたものでもよい。選択する特定のプラスミ
ドは、使用する形質転換宿主が大腸菌のようなバクテリ
ア、酵母または他の単細胞微生物であるかにかかわらず
、宿主に適合性を有することが必要である。このプラス
ミドは採用する特定の宿主細胞のための適当な複製開始
点をもっている必要がある。さらに、このプラスミドは
形質転換宿主細胞を形質転換されなかった細胞から容易
に識別および分離することのできる表現特性を有する必
要がある。そのような表現形は抗生物質のような生長阻
害物質に対する抵抗性を付与する遺伝子を含んでいてよ
い。テトラサイクリン。
ストレプトマイシン、サルファ剤、ペニシリンおよびア
ンピシリンを含む種々の抗生物質に対する抵抗性遺伝子
をコードするプラスミドは市販品として入手可能である
宿主として大腸菌を採用するときは1本発明と関連して
使用できる多くの可能なりローニングプラスミドは市販
品として入手できる。好ましくは本発明を実施するプラ
スミドはpBR322であQuant、 Biol、、
 43 : 77 (1979)に記載されている。こ
のプラスミドの重要な利点は、アンピシリン耐性遺伝子
中のPat工部工部台む11ケ所の特異的制限部位を有
することである。この性質はホ%ポリマーテーリング法
でのクローニングにとって特に有用である。
プラスミドの代わシにバクテリオファージを使用すると
きは、このバクテリオファージはプラスミドの選択に際
して上記したのと実質的に同一の特性を有するべきであ
る。例えば表現形マーカーや外来遺伝子の結合のための
連結可能部位の存在が必要である。
好ましくは、本発明においてプラント末端を持つ二重鎖
cDN八は、ホモポリマーテーリング法によりプラスミ
ド9ベクター中に挿入される。この技術分野でよく知ら
れているように、この方法においてはcDNAのストラ
ンドおよびプラスミドDNAに相補的ホモポリマートラ
ックを付加する。
ついでベクターおよび二重鎖cDNAを相補的ホモポリ
マーテールの間での水素結合によって接合させ、大腸菌
のような宿主細胞を形質転換できる開いた環状ハイブリ
ッド分子を形成する。
ホモポリマーテーリング法の一つの方法では。
直線化プラスミドD11Aの39末端に約50ないし1
50dAヌクレオチド残基が付加される。同じ数のヌク
レオチド残基金二重鎮cDNAの32末端に付加し、そ
の後cDNAとプラスミド9′ft結合する。
べつの好ましい方法では、適当な制限酵素で開裂してお
いたクローニングベクターの3′末端にaGデテール付
加する。例えばpBR322プラスミドヲ使用するとき
は、プラスミドをアンピシリン耐性遺伝子部分で消化す
るために、制限酵素Pat工を使用することができる。
cDNAセグメントを適当なアニーリング緩衝液でプラ
スミド中に挿入する前に、相補的dCテールを二重鎖C
DIAの3′末端に付加する。
二重鎖cDNAは他の種々の標準的方法でもプラスミド
クローニングベクター中に挿入できることは、理解され
るであろう。そのような別法の一つは、DNAリガーゼ
を用いてcDNAストランド1の末端に合成ヌクレオチ
ドリンカーを付加する工程を含む。このリンカ−を制限
酵素で開裂させて接着末端を生じさせ、同じ制限酵素で
開裂したプラスミド中に挿入する。シェラ−(Sche
ller)ら% 5cience、196 : 177
−180(1977);前記マニアチスら、第219頁
参照。
上記のようにして製造した組み換えDNAプラスミドを
、宿主細胞を形質転換するために使用する。宿主は種々
のものでよいが、cDNAのクローニングのため真核細
胞の大腸菌を使用することが好ましい。どの宿主を選択
するにしても、組み換えプラスミドを開裂させる制限酵
素部位を含まないことが必要である。
宿主として、大腸菌を使用するときは、好ましい株はM
M2′94およびRRI(アメリカン拳タイプ・カルチ
ャー・コレクション、12301パークローンドライブ
、ロックビル、 MD 20852゜米国(ATCC)
、%31343)である。MM294宿主をプラスミド
ベクターで形質転換する方法は、前記マニアチスら第2
55頁およびハナハン、1. Mo1. Btox、、
  166 : 557(1983)に記載されている
とおり、公知である。
RRI宿主をプラスミドベクターで形質転換する方法は
、ポリバーら、Gene、2 : 95 (1977)
およびピーコックら、Biochem、 Biophy
s。
Acta、、655 : 243(1981)  に記
載されているとおり、公知である。他の適当な宿主とし
ての制限エンドヌクレアーゼ陰性(R−) 大腸菌株は
、 DHI ATCCΔ633849およびC600な
どである。これらの株ならびにMM294およびRRI
株は広く市販されている。
マ二アチスら(#記)およびハナへン(前記)により開
示されたものも含めて、形質転換方法においては、細胞
によるプラスミドの限られた取込みのために、実際には
小割合の宿主細胞しか形質転換されない。形質転換され
た細胞は適当な増殖培地および表現特性同定物質、例え
ば抗生物質を含有する寒天プレートに細胞培養物をのせ
ることにより、同定することができる。適当な抵抗遺伝
子(例えば抗生物質に対するもの)を有する細胞のみが
、生存する。組み換えpBR322プラスミドを大腸菌
MM294またはRRI株の形質転換に使用する時は、
形質転換M!I胞は表現特性同定物質としてテトラサイ
クリンを使用して同定可能である。
上記で調製したウシcDNAフイズラリーをスクリーニ
ングするためのプローブとして、ヒトIF’N−γ 種
をコードする遺伝子のヌクレオチド配列の大部分に相当
する数百1基対(bp)から構成された放射標@DNA
フラグメントを使用した。
このプローブは、ヒトミDNAライブラリーからヒトエ
FN−7のヌクレオチド配列の一部に相当する放射標識
合成オリゴヌクレオチドプローブを使用して単離した。
本発明のスクリーニング方法に使用するcDNAプロー
ブを単離するには、ヒトmRNAからヒトcDN Aラ
イブラリーを先ず調製する。mRN Aは標準技術、例
えばフィコール−ハイパツク遠心分離で全血から分離さ
れた単核球細胞から調製する。歩めた白血球を活性化剤
とともにインビトロで血清を含む培地中で培養して増殖
させる。適当な時間の後、細胞を遠心で収穫する。使用
できる活性化剤の例は次のものである:T細胞分裂刺激
剤としてのフイトヘマアグルチニy (PHA )、ポ
ークウイードマイトージエン(PKM)iたはコンカナ
バリンA (Con A):大腸菌LPS ;およびス
タフイロコツカル エンテロトキシンB(SEB)。
このヒト白血球から全mRNAを抽出するには。
例えば2−メルカプトエタノールとともにグアニジウム
 チオシアネートを使用する前記標準的方法で良い。そ
の後ホリアデニル化mRNA1オリゴ(aT)  −セ
ルロースのクロマトグラフィーによって抽出蛋白質から
分離する。
ヒトmRNAに相当する二重鎖cDNAのライブラリー
を構造するには、前記のとおシ逆転写酵素を使用してm
RNAを鋳型として最初にcDNAストランYを形成さ
せる。次に酵素DNAポリメラーゼエを使用して第一ス
トランドを鋳型に第二〇DNAストランドを合成する。
この二重鎖aDN&をベクターの複製のための適当な宿
主細胞の形質転換に使用するクローニングベクターに挿
入する。好ましくはベクターは単一制限部位を多数持つ
プラスミド、例えばpBR322からなる。mRNAか
ら調整されたcDNAは上記のホモポリマーテーリング
によって上記プラスミド中に挿入することができる。こ
の組み換えプラスミドは、適合性の宿主1例えば大腸菌
の株を形質転換するために使用できる。勿論他の適当な
宿主を使用してよい。組み換えプラスミドにより形質転
換された宿主細胞は適当な標準的表現特性同定因子、例
えば抗生物質により同定出来る。
放射標識オリゴヌクレオチド9はヒトミDNAライブラ
リーをスクリーニングするプローブとして用いるために
合成する。ヒトエF’N−γをコードする遺伝子の意味
のないストランド(アンチセンスストランド)の一部か
ら誘導されたプローブは次の構造を有する: 5’  
CTGGGATGCTCT’I’CGACCTCG0 
このプローブは第1図に示す意味のあるストランドのヌ
クレオチド/l6569から598に相補する。そして
、比較的合成が容易なだけ充分短く、ヒトエF’N−r
遺伝子のプローブとして有用な充分な情報を有するのに
充分な長さであるという利点がある。しかしながら、グ
ローブの構造は、本発明の範囲若しくは精神を外れるこ
となく、ヒトエFN−γ遺伝子の他の部分に相当するも
のであってもよい。
合成オリゴヌクレオチドプローブは、公知の技術例えば
ホスホジエステルまたはトリエステル法で容易に化学合
成できる。例えばトリエステル合成技術の詳細は、スー
トら、Nucl、 Ac1d Rea、。
4:2557(1977)およびヒロセら、Tet。
Lett、、28:2449(1978)に記載されて
いる。合成の後、オリゴヌクレオチド1プローブはT4
ポリヌクレオチドキナーゼおよび32P−ATPで標識
する。標識の標準的方法は上記マニアチスらの122頁
に記載されている。有利には、オリビヌクレオチドブロ
ープはoH5′末端を持つように合成し、典型的には必
要とされるホス7アターゼエ糧を省略する。
ヒトミDNAライブラリーを合成放射標識プローブを使
用して、例えば後述の実施例3および4に記載するよう
にしてスクリーニングする。次いでこのスクリーニング
工程によって向見された特定の陽性コロニーからプラス
ミ)’DNAを調製する。制限エンドヌクレアーゼ消化
により、単離されたプラスミ);DNAはヒトエF’N
−γ遺伝子のコード領域の大部分を含むことが見出され
た。
単離されたヒトプラスミ)”DNAは上記で調製したヒ
トミDNAライブラリーからスクリーニングをおこなう
だめのプローブとして使用する。この比較的寸法の大き
いプローブの使用は、非工FN−γニー)4cDNAフ
ラグメントのハイブリダイズよりも現実にウシb工F’
N−γをコードするcDNAが7・イブリダイズする可
能性を高める。
後で詳述するように、このプローブの使用によってcD
NAライブラリーからのb11’N−r遺伝子の単離に
成功した。ヒトプラスミドDNAの他の部分のヌクレオ
チド配列に和尚するグループも。
本発明の精神および範囲を逸脱することなく、使用でき
ることは理解されるであろう。
ヒトcDNAプローブはウシaDNAライブラリープー
ルのハイブリダイズのために用いる前に放射標識される
。プローブの比較的大きい寸法のため1種々の標識技術
を使用できるが、しかしながら、好ましくはプローブは
ニックトランスレーションにより標識される。この公知
技術はリグビーら、J、Mo1.ec、 Bio、、 
 113 : 237(1977)および上記マニアチ
スらの108頁に記載されており、非常に限定されたD
Nase工処理により大きく離れた複数サイトにニック
を導入し、これによって遊離の3’−OH基を各ニック
に霧出させる。DN八へリメラーゼエを使用して適当な
放射標識デオキシヌクレオチドトリホスフェート(”2
P−aNTPs)f3−’  OH末端に導入L、同時
にニックの5′側のヌクレオチドを除去してDNAに沿
ったニックの連続的移動を生じさせる(ニックトランス
レーション)。
cDNAライブラリーのスクリーニング本発明のスクリ
ーニング手段においては、形質転換体は最初に各々約2
,500形質転換体よりなる比較的大きな群にプールす
る。複製されたプラスミドは形質転換体から何種類かあ
る任意の公知技術1例えばアルカリ溶融法で抽出する。
抽出されたプラスミド#を適当な制限酵素で開裂してプ
ラスミドDNAを調製する。得られたDNAセグメント
をアガロースゲル上での電気泳動で分画し、ついでサザ
ーンら、 J、 Mo1. bioL、98 : 50
3(1975)に記載されたサザーンプロット法で直接
分析する。サザーンプロット法でニドミセルロースフィ
ルターにハイブリダイズしたDNAフラグメントを、標
識したcDNAプローブとハイブリダイズさせる。プロ
ーブとハイブリダイズした特定のDNAフラグメントを
オートラジオグラフィーで同定する。
オートラジオグラフィーで強くハイブリダイズするバン
ドを示したクローンの候補プールを約500形質転換体
のグループに再分割し、標識ヒトCDNAプローブを使
用する上記ハイブリダイズスクリーニングを繰り返す。
クローンの候補プールの再分割および形質転換体スクリ
ーニングの工程を、所望のプールサイズが得られるまで
謙り返す。つぎに、標識グループにハイブリダイズする
単一の形質転換体を、グルンスタインおよびホグネス、
Proc、 Natl Acad、 Sci、 (US
A) 。
72:3961(1975)に記載され九公知のコロニ
ーハイブリダイズ法で同定する。この方法によって、本
発明者らは、一つの陽性コロニーを発見した。pBγ工
1’N−γと命名されたプラスミドDNAは、上記特定
のコロニーから調製され念。
スクリーニングされたcDNAの特性決定上記で調製し
たプラスミドDNAを標準的チェイン−ターミネーショ
ン法で配列決定する。このヌクレオチド配列の決定法は
、サンガーら、Proc。
Hate、 Acad、 Sci、 (USA)、 7
0 : 5463(1977)が最初に開発したもので
、米国特許第4.322,499号にも記載されている
。チェーンターミネーション配列決定の方法は1次の放
置に解説されている;「M13クローニングおよび配列
決定」の題名のアメルシャムハンドブック(Amera
ham Handbook)、プレンハイム クレセン
ト ロンドン(1983);メツシン/、r2mみ換え
DNA技術情報、N工H出版物A79−99.2J、4
3−48(1979);ノランダーら、Gene、  
26:101(1983);セレッチら、  Nucl
、 Ac1ds Res、、 11 : 2599 (
1983);およびビギンら、Proc、 N&t1.
 Acad、 Sci。
(USA)、80:3963(1983)。 所望のD
NA配列をクローニングするイクターとしてM13線状
ファージを使用する。このようなはクタ−は、チェイン
−ターミネーション法で容易に配列決定される一重鎖D
NA鋳型を提供する(チェイン−ターミネーション法は
、次の工程を含む;−重鎖鋳型分子を遊離3′水酸基を
有する短いプライマーストランドでプライミングし、次
いでDNAポリメラーゼ(クレノー7ラグメント)によ
って鋳型ストランドをコピーして鎖延長反応をさせるた
め、四梅全てのデオキシリボヌクレオチドトリホスフェ
ート、即ちaATP、  acTP。
aGTP、およびaTTP (まとめてdNTPa  
と称する)を使用するが、そのさいdNTPs  の一
つは放射標識しておく)。この合成反応において、3′
水酸基末端を欠失したヌクレオチド特異性チェイ/−タ
ーミネータ−1例えば2’、3’ジデオキシヌクレオチ
ドトリホスフエート(aaNTP)2、使用して、一連
の異なる鎖長を製造する。このり’ミネーターは、正常
の51末端を有しそのため生長するDNA鎖に組み込む
ことができるが、3′水酸基末端を欠失し【いる。一旦
ターミネーターがDNA鎖に組み込まれると鎖の生長が
停止するためもはやデオキシヌクレオチドトリホスフエ
ートヲ付加することはできない。四つの別々の合成反応
(各々四つのヌクレオチpaNTPθ、即ちaATP、
aCTP、aGTP、およびaTTPの一つのaaNT
P  f持つ)を行う。正常なaNTPe  の一つは
放射標識してオ6き、合成されたストランドヲホリアク
リルアミドゲル上でサイズを揃えた後にオートラジオグ
ラフィーを可能ならしめる。四つの反応からの鎖延長物
は、並べて分離用ゲルのレーンにのせ、オートラジオグ
ラフィーからの7ラグメントのパターンがクローン化D
NAの核酸配列に相当するようにする。
fa2図は、上記で調製した%pBγIFN−7プラス
ミrDNAに含まれるb工E’N−γ遺伝子のヌクレオ
チド配列の説明図であるが、ヌクレオチド番号は5I末
端の開始部から付しである。遺伝子の相当するアミノ酸
組成も、第2図に示されておシ、そのアミノ酸残基の番
号は遺伝子のコード領域の開始部(ヌクレオチドA94
)から付しである。本発明者らは、成熟蛋白質は星印を
付したSer残基(421:  ヌクレオチド4154
)から開始し、Thr残基(4165:  ヌクレオチ
ド14589)にわたっていると信じている。
配列決定法のための調製において、DNA挿入物を含む
プラスミドDNA6M13ファージベクターにサブクロ
ーニングして一重鎖DNA鋳型を作成した。センスおよ
びアンチセンスストランドを配列決定するため、ニレノ
く一サルプライマーを使用した。−回のチェイン−ター
ミネーション法での全長フラグメントの配列決定で得ら
れた結果に頼るよシは、付加的合成プライマーを使用し
てサブクローニングしたDNAフラグメントの長さの中
間部位からチェイン−ターミネーション法を開始した。
合成で製造したプライマーの組成はユニバーサルプライ
マーを用いて得られた配列情報に基づく。この方法によ
り、サブクローニングしたDNAフラグメントの二本の
ストランドが共に配列決定され、そのため配列を確認す
る余計な手間を避けることができる。
上記のチェイン−ターミネーション法を用いる代わシに
、本発明の精神および範囲を離れることなく、クローニ
ングされたウシcDN入挿入物の配列決定に、他の公知
方法を使用してよいことは、理解されるであろう。例え
ば、マキサムおよびギルバート、Proc、 Nat’
  l Acad、 Sci、  (USA)。
74 : 560(1977)に記載された、化学分解
法を使用してよい。
プラスミドpBr工FN−7中に含まれるbIFN−r
遺伝子のcDNAコード領域が機能的bIF’N−rを
コードするか否かを調べるため、この遺伝子を発現系中
で発現させ、ウィルスプラーク減少アッセイでテストし
た。工]1’N−r遺伝子のコード領域に相当するcD
NAを、宿主a@からb工F’N−rの成熟形を直接合
成するようデザインされた発現ベクター中に挿入した。
必須ではないが、好ましくはバクテリア宿主細胞中で発
現させるには、プラスミド発現ベクターを採用する。理
想的にはプラスミドベクターは、λファージPLプロモ
ータを含み、そしてバクテリア宿主は例えばPI、転写
の熱感受性c 工17プレツテーを有する大腸菌の株で
ある。更に、もし大腸菌を宿主として選択したときは、
好ましくは発現ベクターは高コピーDNA複製のための
複製起点、例えばプラスミドpBR322からのもの、
および形質転換大腸飼主の好適な選択のためのアンピシ
リン耐性遺伝子(Amp )、例えばこれもpBR32
2からのもの、を含む。これらの要求を満九す発現ベク
ターの例は、プラスミドpPL (ファルマシア ファ
イン ケミカルズ社、カタログ427−4946−01
)およびプラスミドpPLc 28(ATCC/165
3082)があげられる。
大腸菌(E、 coli) ft宿主として使用する場
合、b工rN−rの発現水準を増大させるために、b工
F’N−r cDNAの上流に高度に効果的なリポソー
ム結合部位を使用することが望ましい。
リポソーム結合部位の塩基配列は1例えば、テシアー(
Tesaier) 他、  Much、 Ac1ds、
 Res、。
12ニア663(1984)による、ヒトIN’N−γ
の発現に使用された塩基配列に基づくことができる。リ
ボノーム結合部位塩基配列は、以下の表1に示す合成オ
リゴヌクレオチドに組み入れる。
合成オリゴヌクレオチドは、スート(300(L)ら(
+tflal)、およびヒロセら(前出)によるトリエ
ステル法、あるいは、ホスホジエステル法によって合成
し得る。
表1 Met Ser Tyr Ga7 5′−CGA献^CACAGGAACAGATcTAT
GTcTTATGG−3〆表1に示したように、上記合
成オリゴヌクレオチドは、C1a 工5’付着端および
、開始=トンATGと成熟す工FN−rタンパク質の開
始部分3アミノ酸残基(Sir、 Tyr、 G1.y
)をコードする塩基配列を含む3′ プラント端から構
成される。
C1a 工  制限酵素切断部位およびMet  開始
コドンとの間のオリゴヌクレオチド部分は、終止コト1
ン(星印で示す)、シャインーダルガルノ部位(Shi
ne−Dalgarno region)  (第3図
に点線で示す)、およびBg1エエ制限酸素切断部位を
含む、リポソーム結合サイト配列を構成する。5′端お
よび、5′端とMet  開始:7ド/との間のオリゴ
ヌクレオチド部分は、そのオリゴヌクレオチド1をb工
FN−r遺伝子とともに連結させる個々のプラスミドの
構造に対応して、多様な異なる構造をとる可能性がある
ことは、理解されるべきである。
発現ベクターを含む工FN−γ遺伝子で細菌宿主を形質
転換した後、熱銹導を行なった際の、b工F’N−γの
発現をプラーク減少アッセイによって確証する。このタ
イプのアッセイ法の詳細は、ラング339(1981)
に述べられている。概述すると、上記アッセイでは、9
6ウエルのマイクロタイターフレート(コーニング社カ
タログA25860)の各ウェル内で、10%(v/v
)ウシ胎児血清(fetal bovine seru
m) f含むoスウェルやパーク・メモリアル・インス
テイテユートー1640培地(RPMI−1640”)
50マイクロリツトル(1μg“)中で、組み換え発現
産物を連続的にlog2希釈したものを培養する。各列
の最終ウェルは、培地コントロールとして、発現産物を
全く含まないものを使用する。また、活性既知のヒトエ
FN−αをポジティグ・コントロールとして使用し、上
記試料と同様に連続的にlog 2希釈を行なった。
マデインーダービー・ウシ腎臓細胞(MDBK。
ATCC腐 CCL22)をトリプシン処理により対数
増殖段階から回収し、洗浄して成長培地を除く。10%
(v/v)仔ウシ胎児血清(” F’C8”)中のRP
Mニー16400100μJ中+71>3 X I O
’MDJ3に細胞を、各ウェル内に加える。マイクロプ
レートは、5%CO2’i含む湿潤な空気中で37℃で
24時間インキュベートする。次に、培地をウェルがら
除去する。あらかじめ感染粒子を定量した水痘性口内炎
ウィルス(’vsv’)の解凍したアリコートを希釈し
、上記と同じ培地100a/中30〜35感染粒子を各
ウェルに加える。穏やかに振盪しながら37℃で1時間
インキュイードした後、結合していないウィルスを各ウ
ェルから除去する。
その後、各ウェルK、上記と同じ培地中0.5%メチル
セルロース100μgを上載せする。さらに37℃で1
8〜24時間インキュベートした後、メチルセルロース
を除き、70%メタノール中00.5%クリスタルバイ
オレットで3分間ウェルを染色する。次に、染色液を、
マイクロタイタープレートを水中に数回浸すことにより
除去する。
続いて、プラークを数える。各試料中のインターフェロ
ン活性は次の式によって算出する二上式に於いて: PDD5o−50チプラーク減少投与量Dt、=501
プラーク減少希釈率の下限の逆数DH−50%プラーク
減少希釈率の上限の逆数PH−501プラーク減少点上
限減少率上限希釈率ラーク数PL−50%プ2−り減少
点下限希釈率におけるプラーク数P5゜−50チプラ一
ク減少点におけるプラーク数、すなわち全て培地のみで
あるウェルの平均プ2−り数72上記アッセイ法の使用
により1本発現系が高水準のbIFN−γ活性、すなわ
ち、 1ミ+)+)ットルあたり11a300L=:、
/ト(”U/mA”)を生成することが判明した。bI
FN−γ塩基配列を含まない対照プラスミドではバック
グラウンド活性(2U/mJ)のみが検出された。上記
結果から、第2図に示すように、本発明者らが単離した
遺伝子がbIFN−γ遺伝子と一致することが確認され
た。
本発明の方法および産物につき、以下の実施例によって
さらに詳述する。
(実施例1) ポリアデニル・化mRNAの調製 1ミリリツトルあたり約107細胞の濃度であるウシ後
咽頭リンパ節細胞(Bovine retropha−
ryngeal 1ymph node cells)
  (ワシントン州すムナー、ウニバー−ミート・バッ
キング社(Weber’s Meat Packing
)より)elos(v/v)Fe2および1ミリリツト
ルあたシフ、5マイクログラム(1μ9/ytt”)の
濃度の分裂促進レクチyConAを含むRPMニー16
40培地で培賽した。細胞は気相にs s co2を含
む湿潤な空気中で約17時間培養した。上記期間後、遠
心沈降によって生存している細胞を回収した。
単核細胞から全RNAを、実質的にチャーウィン(Ch
irgwtn)他(前出)による方法によって抽出した
。上記方法において、 RNaseを含む細胞タンパク
質をRNaaeによるRNA加水分解速度を越える速度
で変性させるために、チオシアン酸グアニジ:y (g
uanlinium tMocyanate)を使用し
た。mRNAをエタノール沈殿によって細胞タンパク質
から除き、続いて8M塩酸グアニジン、25mM酢酸ナ
トリウムで再懸濁(抽出)した。
塩酸グアニジンで抽出したRNAを1次に等容の7エノ
ール/クロロホルム/イソアミルアルコール(25容/
24容/1容)で再抽出した。上記抽出過程により得ら
れるRNAを含む水層を、次に50mM酢酸溶液とし、
0.6容のエタノール添加により沈殿させた。RNAは
一20’Cで凍結した後遠心沈降により回収した。
続いて、マニアティス(Maniatis)ら、前出。
197−2−ジに示された方法を用いて、ポリアブ二に
化サレ7t m RN Aをオリゴ(a’r)−セルロ
ース クロマトグラフィーカラムを用いて抽出されたタ
ンノξり質から分離した。概述すると、上記カラムは、
20mMトリ、x、 −H(J(pH7,6) 、 0
.5 MNa(J、1mMzチレンジアミン四酢酸(”
EDTA’ )および0.1 %ドデシル硫酸ナトリウ
ム(”sos’)から成る、開始緩衝液で調製した。R
NAベレットは水および開始緩衝液に溶解し、カラムに
負荷した。非吸着物質は開始緩衝液による初回の洗浄お
よび0. I M NaC11r:含む開始緩衝液によ
る再度の洗浄によって溶出した。吸着されたポリアデニ
ル化m’RN Aは、10mM)リス−HCl  (p
H7,5)、1mM  EDTAお!び0.05% S
DSから成る。低イオン強度の緩衝液で溶出した。溶出
したポリアデニル化mRNAを、/1゜容の酢酸ナトリ
ウム(3M、pH5,2)および2.2倍容のエタノー
ルによって一20℃で沈殿させた。オリゴ(dT)−セ
ルロースカラムからポリアデニル化mRNA’i溶出さ
せた後、マニアティス(Mania−tie )ら、前
出199頁に示された、アガロースゲル電気泳動によっ
て、ポリアデニル化mRNAの純度を検定した。
(実施例2) mRNAに対応する二本鎖cDNAライブラリーを、ガ
プラー(Gu’bxer)およびホフ−v ン(Hof
f−man)、前出によって改良されたマニアテイス(
Maniatis)ら、前出229頁に述べられた標準
的方法を用いて、実施例1で精製したmRNAから調製
した。オリゴ−dTt−、mRNAのポリアデニル化さ
れたテイルとハイグリッドを形成させ、c D N A
の第1の鎖の逆転写のためのプライマーとして働らかせ
た。トリ骨髄芽球症ウィルス(”71VI)逆転写酵素
を用いて上記mRN入を鋳型として第1のcDNA鎖を
合成した。概述すると、第1のCDNADNA上、5Q
mMトリスーHCJ(1)H8,3)、10mM  M
9C12,10mMジチオトレイトール(’DTT”)
t 4mMピロリン酸ナトリウA、1.25mM  a
G’rP、1.25mMdATP、1.25mM TT
P、Q、5mM  aCTP。
15〜20μC1の〔α−P) dCTP(31000
C1/mmo1)、 100 tt9/−のオリゴ(d
T12−18)1150μ91rat mRNA(実施
例!より)、1m、I)たりλ000ユニットのへMY
逆転写酵素を含む、20〜40μgの反応体積で行なっ
た。反応は43℃で30分間行ない、EDTAを20m
Mまで加えることにより停止させた。反応産物はフェノ
ールにより抽出し、オカヤマ(Okayama ) お
よびベルブ(Berg)、 Mo1. Ca11. B
tol、、 2 :161−170(1982)に述べ
られた2M酢酢酸アン−ニウムらエタノールによって沈
殿させた。第2のcDNA鎖は、100.μlの上と同
様の20mMトリス−HCg(pH7,5)t  5 
mMMgC12,10mM (NH4)2So4.10
0 mM  KCe。
0.15mM  β−NAD、 s o pMtttl
 BS入、40pMaNTPs、8.5ユニツト/ t
ugの大腸菌RNaae H(Ii2.coli RN
ase H)、  230 ユニット/mJDNAポリ
メラーゼエ、10ユニツ) /lxl大腸菌D N A
リガーゼ(Lcoli DNA  ligase)を含
む反応液中で合成した。この反応混合液を12℃で1時
間インキエベートし、さらに22℃で1時間インキエベ
ートした。次に、反応を停止させるためにEDTAt−
20mMとなるように添加した。得られた二本鎖c D
 N入は上述のようにフェノールを用いて抽出した。
二本鎖cDNAをセファクリルS−400(7アルマシ
ア・ファイン・ケミカルズ社)カラムクロマトグラフィ
ーによってサイズ別に分画し、末端を標識したI)BR
322DNAフラグメントを分子量マーカーとして使用
してアルカリアガロース電気泳動分析によジ確認した。
500 tl以下の鎖長を有するDNA1lは、上記小
型aDNA画分の不要なりロー二/グを避けるため、除
去した。
上述のように調製した二本鎖cDNA画分をマニアテイ
ス(Maniatis)他、前出、239頁以後に示さ
れた方法により、pBR322プラスミド(ファルマシ
ア・ファイン・ケミカルズ社)のPst工切断部位に挿
入した。本方法に於いて、二本鎖cDNAは3′末端を
ポリ(aC)でティリングした。プラスミドpBR32
2はPat I工/ト1ヌクレアーゼで切断し、3′末
端を、t!!す(dG)でティリングした。ティリング
したプラスミドDNAおよびティリングしたcDNAを
アニーリング緩衝i(0,l M  Na(J、  l
 OmM トIJス−I(Cg(PH18)および10
mM  EDTA)で7 = −+) 7グし、新しい
組み換えプラスミドヲ形成させた。ここに示した全ての
制限酵素は、米国マサチューセッツ州ベバリーの、ニュ
ー・イングランド働ハイオラプズ社から市販品を入手可
能である。
上111F!(’1み換えプラスミド・を、大腸菌(L
 coli)19  濃度を増加させた状態で培養する
ハナハン(Hanahan)(前出)の方法を用、いる
ことにより、大腸@ (E、 coli)  M M 
294株に形質転換した。
形質転換宿主は、プレート上にまいて表現型指標として
テトラサイクリンを用いて形質転換体を同定した。本技
術の使用により、本発明者らは約3aOOOの独立した
形質転換体を得た。
(実施例3) ヒトIFN−y  cDNAスクリーニングプローブの
調製 ヒト全血液(ポートランド、オレゴン赤十字社からの混
合液)由来の、体積350〜400tJの白血球濃縮液
を混合し、Ca”、 Mlil”1μ含有リン酸緩衝生
理的食塩水(Ca  、 M9  free phos
phatebuffered 5atins、  ’P
B8 ” )  に希釈し、ヒストパーク(Hlsto
paque )(米国ミズーリ州セントルイス、シグマ
・ケミカル−カンパニー)上に載せて、次に、室温で3
0分間600X9で遠心した。白血球から成る中間層を
取り出し、PBS で洗浄し、室温で10分間400X
9で遠心した。
細胞は、さらに2回”++ M9%F含有PBSで洗浄
し、各洗浄後に10分間200 X9で遠心した。
次に上記細胞をプラスチック培養フラスコ中のlOチウ
シ胎児血清(v/v)および10μ91rnlCon 
A  (ミズーリ州セントルイス、シグマ・ケミカル社
)を含むRPMニー1640培地に加−えた。16時間
後、活性化された細胞6RNA調製のために回収した。
全RNAを単核細胞から抽出し、*施例1で示した方法
を用いて、オリゴ(aT)−セルロースクロマトグー)
フィーカラムにより、ポリアデニル化mRNAを上記全
RNAから分離した。得られたポリアデニル化mRNA
の純度を、アガロースゲル電気泳動により検定した。ヒ
)mRNAに対応する二本鎖cDNAライブラリーを実
施例2に示した方法により調製した。得られた鎖長50
0 ’bp以上の二本鎖cDNA画分を、実施例2で述
べたホモポリマーティリング法によってpBR322の
Pat 工切断部位に挿入した。組み換えプラスミドは
、大腸菌(E、 coli)  M M 294株に形
質転換し、形質転換体はテトラサイクリンを表現型同定
指標として同定した。この方法により、本発明者らは約
I X 10’  個の独立な形質転換体を同定した。
スート(800(1)他、前出、およびヒo セ(Hl
rose )他、前出に述べられた、標準的トリエステ
ル法により、合成オリゴヌクレオチドプローブを化学的
に合成し、ヒトcDNAライブラリのスクリーニングに
使用するために Pで放射性標識を施した。
プローブは%第1図のヌクレオチド569から589に
対応する。次の塩基配列から成るものとした: 5’−
CTGGGATGCTCTTCGACCTCG−3’0
標識を容易にするために、オリゴヌクレオチドの5′末
端はOH端で合成し、それによってDNAフラグメ/ト
ヲ樺識する際に一般的に行なわなければならないリン酸
処理を省いた。標識法は、1μlの合成オリゴヌクレオ
チドe16μlの P−ATP(7000C1/mM)
、 1Al(IOU)のT4ポリヌクレオチドキナーゼ
および2μeの10にキナーゼ緩衝液工(0,5M )
リス−C1(pH7,6)s  O−I M  190
g2− 50 m M ジチオトレイトール、1mM 
 スペルミジンおよび1 mMEDT A )に加える
ことによった。反応は37℃で30分間行ない、次に合
成オリゴヌクレオチドをフェノール/クロロホルムで抽
出した。。標識したプローブは、セファデックスG−5
0カラム(ファルマシア・ファイン自ケミカルズ社)に
よりクロマドグラフィーあるいは濾過によって標識され
ていないオリゴヌクレオチドから分離した。
ヒトcDNAライブラリの最初のスクリーニングを実施
するために、形質転換された細菌培養液を、各々約へ0
00個の異なるクローンを有するプールに分割した。プ
ラスミドDNAは、イシューホロウイツツ(工sh−H
orowicz)およびプルケ(1981)で述べられ
ている標準的なアルカリ分解法によって宿主細菌試料か
ら分離した。単離したプラスミドは標準的方法によpP
vuIIおよびHlnd mで完全に切断した。次に、
プラスミド分解物を0.8 %アガロースゲル電気泳動
により分画し、サザン(Southern)、前出の標
準的方法によりニトロセルロースフィルター上にプロツ
テインクシタ。ニトロセルロースフィルターに結合した
DNAは、後述の実施例4に示す方法を用いて標、識し
た合成オリゴヌクレオチドグローブとノ・イブリツビ形
成させた。ハイブリッド形成したDNAのバンドが得ら
れた、候補となるクローンのプールを放射性標識した合
成プローグと直接コロニーハイブリッド形成を行なわせ
ることによってスクリーニングし、単独のポジティブな
コロニーを同定した。
前述の方法に従い同定したポジティブなコロニーからプ
ラスミ1jDNAを調製し、標準的な制限エンドヌクレ
アーゼ切断法によってマツピングした。ヒトr−IF’
N  aDNAのヌクレオチド配列を第1図に示す。第
1図に示した7 021)pのヒトTFN−r cDN
Aりo−yt、前述の実施例2で調製したウシプラスミ
ドDNAのスクリーニングのためのプローブとして使用
した。
cDNAヌクレオチドプローグはマニアテイス(Man
iatis)他、前出tos頁および前述の標準的方法
に従い、ニックトランスレーションによって放射性標識
を施した。この方法によれば、プローブは約5 x l
 08CPM/μ9 D N Ac7)特異的活性を有
するように標識された。スクリーニング過程での使用に
先立ち、標識したプローブは、100℃の水中で10分
間煮沸した後に氷上で冷却して変性させた。
(実施例4) 上記実施例2で調製したcDNAの最初のスクリーニン
グを実施するために、形質転換した細菌培養液を各々約
2,500の異なるクローンを有するプールに分割した
。プラスミドDNAはイシューホロウイツツ(工sh−
Horowil)  およびプルヶ(Burke)、前
出による標準的なアルカリ分解法によって、宿主細菌試
料から分離した。単離したプラスミドはPat I  
で切断し、1%アガロースゲルで適当な大きさのマーカ
ーとともに電気泳動を行なうことにより1分画した。ア
ガロースゲルはサザン(Southern)、 前出の
方法を用いてニトロセルロースフィルター上にプロッテ
ィングした。
転写過程後、フィルターを空気乾燥し、DNAフラグメ
ントをニトロセルロースに結合させるために真空下約8
0℃で2時間ベイキングした。
次に、結合したDNAtl−標識したcDNAプローブ
とハイグリッド形成させた。概述すると。
0、1%サルコシル(sarcosyl)、 5 xデ
ンハルト溶液(IX−0,02チフイコール、0.02
%ポリビニルピロリドン、0.02チBSA)、100
μ9/ rrtl変性サケ精子DNA(シグマタイプl
、ナトリウム塩)および0.51界面活性剤ノニデット
P4 Q’i含む6 X NaCvcit (l x 
NaC6/C1t−0、l 5 M  NaCJ/ 0
.015 M  クエン酸ナトリウム、pH7)から成
るプレノ・イブリッド形成緩衝液中で、上記のペイキン
グしたニトロセルロースを55℃で2−4時間インキュ
ベートした。次に、上と同様のハイブリッド形成溶液中
で、フィルターを32pで標識したcDNAプローズ(
l Oapm/−)(実施例3よシ)とともに55℃で
16時間インキュベートした。ハイブリッド形成後フィ
ルターを6 x Na(J /Cit で室温下で十分
に洗浄し、続いて42℃で1時間、55℃で1.5時間
洗浄した。空気乾燥後、フィルターt−−70℃でオー
トラジオグラフィーにかけた。
オートラジオグラフィーから、本発明者らは多数の強度
にハイグリッドを形成したバンドを確認した。強いハイ
ブリッド形成バンドを生成するブラスミF’DNAが得
られた候補となるクローンのプールを、約500の形質
転換体を有するプールに再分割し、ハイグリシ1形成ス
クリーニング法を繰り返した。強くハイブリッド形成す
るDNAのバンドが見られた、候補となるサブプールは
、次にブレーティングを行なった。得られたコロニーに
つき、前述のハイブリッド形成条件下で、グルンシュタ
イン(Grun 5tain)およびホグネス(Hog
nesa)、前出の周知方法により、放射性標識したヌ
クレオチドプローブで調べた。この過程により、単独の
ポジティブな宿主コロニーf、(i11定した。
(実施例5) スクリーニングしたcDNAの解析 pBγ工FJt−7と命名されたプラスミドを実施例4
で述べた方法により同定されたポジティブなコロニー由
来のcDNAを用いて調製した。ポジティブな宿主コロ
ニーから取り出したプラスミドDN入由来のcDNA挿
入物は、本質的にはアマ−ジャム・ハンrブック、前出
に示された標準的なチェインターミネーション法に以下
の変更を加えた方法で塩基配列を決定した。上記cDN
A挿入物は、Pst工および/またはRsa 工  で
切断し、単鎖直鎖状ファージベクターM13のmpts
 およびmp19 株(米国イリノイ州アーリントン・
ハイツ、アマージャム社)にサブクローン化した。
mptsおよびmp19ファージベクターは、ノーラン
ダー(Norrander)他、前出に示されたように
、以下の単一クローン化部位を有する: Hlnd[1
; Sph l ; Pst  l ;Sad 1 ;
Acc  l ;HlncII; xba 1 ;Ba
m H工; Xma l ;Sma l ;Kpnl;
5stl;およびEcoRlomp 18およびmp1
9ばフタ−の構造は、上記同定された制限酵素切断部位
の順序がmp19ベクターでは逆になっていることを除
いては、同等であり、従って、c D N A挿入物の
二本鎖の双方とも上記二つのベクターを用いて有効に塩
基配列を決定することができる。cDNAの対応する鎖
を挿入したmptsおよびmp19ベクターは、センス
鎖および非センス鎖の単鎖挿入物を含む複製単鎖DNA
鋳型を生成させるために、大腸菌(E coli) K
 l 2株JM107(米国ミズーリ州ベセスダ、ベセ
スダ壷リサーチ・ラボラトリーズ)の形質転換に使用し
た。
合成ユニバーサルプライマー: 5’−CCCAGTC
ACGACGTT−3’(米国ウィスコンシン州ミルウ
オーキー、P−Lバイオケミカルズ社)を単鎖鋳型DN
Aとアニールさせ、前記「スクリーニングされたcDN
Aの特性決定」の項で述べた第1のDNA鎖合成に使用
した。その後、伸長フラグメンH−ゲル電気泳動によっ
て鎖長で分画し、オートラジオグラフィーを行ない、そ
れによってフラグメントのヌクレオチド配列を解析した
デオキシアデノシン5′(α−〔S〕 チオ)トリホス
7エイト(以後’aATP(α−5)1)をジデオキシ
塩基配列決定反応において放射性標識に使用した。また
、アマ−ジャム・ハンドブック36頁に示されたゲルを
用いず、6チポリアクリルアミドゲル(6俤ポリアクリ
ルアミドゲル、厚さ0.4m、7M尿素+100mMト
リスーホウ酸(pH8,1)、  および2mM  E
DTAを含む)を使用した。
前記のとおり% pBγ工FN−7cDNA  のヌク
レオチド配列を第2図に示す。b工FN−7遺伝子のコ
ード領域はヌクレオチド494(Met残基)からヌク
レオチド4591 (Thr残基)にわたり、成熟タン
パク質はヌクレオチドA154に対応するアミノ酸残基
(Ser)から開始すると考えられている。ヌクレオチ
ド配列から決定された。
対応するアミノ酸はコドンの上段に示す。
(実施例6) 第2図に示された、Ba61 制限酵素切断部位(ヌク
レオチ)’A162)から上記遺伝子の3′隣接部位内
のB91 If制限醪素切断部位(ヌクレオチド/l6
966)にわたるbIF’N−r遺伝子のコード領域を
、大腸菌内でのbIF′N−γ発現を誘導するために発
現ベクターに挿入した。ΔpLBλ工F’N  と命名
され、第3図に示された上記発現ベクターは、復製開始
部位(ori)およびアンピシリン耐性遺伝子(Amp
 )t”含む、pBR322EI3来のものである。ま
た、上記発現プラスミドはb工FN−λの転写の誘導に
機能するPL−λ(ファルマシア社、/l627−49
46−Of)由来の熱訪発ファージラムダPLプロモー
タ(斜線部で示す)をも含む。上記発現プラスミドは、
さらに、発現ベクターpKK223−3(7アルマシア
社。
、%27−4935−Of)由来のrrnB  オハロ
ン転写ターミネータ−、TIT2 t−含む。
第2因に示したBad 1部位−(ヌクレオチドA16
2)から始まるb工FN−λ遺伝子のコード領域部分は
、bIF’N−λ遺伝子の3′隣接部位内のBal!1
1 部位(ヌクレオチド4966)まで、マニアテイス
(Maniatis)他、前出104頁に述べられてい
るような標準的方法により制限酵素Bae1およびBa
d ■の使用により第2図に示したpBλIF’N−7
cDNA  断片から単離した。
成熟タン、Rり質のコード領域の5′ 末端に正確に対
応するような有効な制限酵素切断部位が見い出されない
ため、成熟タンパク質のコード領域から8ヌクレオチド
下流に位置するBad  1  部位でcDNAクロー
ンからb工F’N−λ遺伝子断片を切断した。
bIFN−λ遺伝子のコード領域の5′末端部分を補い
、また翻訳開始コドン(ATG)?形成するために合成
オリ!ヌクレオチド1化学的に合成した。表1で示した
オリビヌクレオチドの構造は、さらに、開始コドンから
上流にリポソーム結合部位を含み、 C1a1 5’付
着端を含む。リポソーム結合部位は、ヒトエFN−λの
高水準発現を示す塩基配列に基づいている。
b工F’N−λ遺伝子のコード領域1BaJ1 部位で
切断する代りに、第2図に示したpBλ工F’N−7c
DNAフラグメントは同遺伝子の5′隣接部位内の制限
酸素切断部位で切断し得る。その後、隣接部位のヌクレ
オチドを標準的手法により順次除去しうる。
発現プラスミドΔpLBλ11’N(ATCCに寄託番
号453.333)を、ポリバー(Bolivar)他
、前出およびピーコック(Peacock)  ら、前
出に示されたような標準的形質転換法により、大腸菌(
L coli)  RRl (ATCC寄託番号肩31
343)に形質転換した。上記大腸菌株はPLプロモー
ターの温度感受性リプレッサーをコードする遺伝子を有
するプラスミドpRK248cIts(ATCC寄託番
号/l633766)を含んでいる。
大腸菌(E、 coli)  RR1株内にΔpLBλ
工F’Nプラスミドヲ含む培養物を、329/lトリプ
トンおよび20 g/ee母抽出母管出物し、M9塩を
I X、 M9SO4t” 0.1 m M、 Fe0
g3tO,001mM、アンピシリyt−100119
/−含むS、工。
培地(M−9培地)(前述のマニアテス他参照)で30
℃で1晩培養した。次に、上記培養物をアンピシリンを
含まないS、工、培地で100倍に希釈し、600ナノ
メートルにおける吸光度0.7まで培養した後、脱抑制
するために42℃に温度をあげ、4時間培養した。培養
液1 me分金種℃で遠心することにより バレット化
し、ドライアイスとメタノールの混合液に浸すことによ
り凍結した。
次に、イレットt−150μgの7MグアニジンMCI
に再懸濁し、ドライアイス/メタノール上で再凍結した
。グアニジン抽出液内の生物学的活性の存在は、前述の
プラーク減少アッセイによって確認した。本発明者らは
、ΔpLBγIFNプラスミドは1.15XlOU/m
J以上の生物学的活性を発現することを見い出した。b
IF’N−γ遺伝子配列を欠いた対照プラスミドでは、
約2U/mJのバックグラウンド活性しか検出されなか
った。
以上のことから、第2図で解析したpBγIFN−7c
DNA  はb工F’N−γ遺伝子に対応することが確
証された。
本発明が述べる分野における技術者にとっては明らかな
ように、本発明は、本発明の趣旨および本質的性質から
離れることなく、上で特異的に述べた以外の形態で具体
化されうる。従って、上記本発明の特別な実施例は全て
の点で例示的であり、制限的なものではないと考えられ
るべきである。
本発明の範囲は、特許請求の範囲に記載されているとお
りであり、上記の記述に含まれる実施例に制限されるも
のではな℃・。
【図面の簡単な説明】
第1図は、合成オリゴヌクレオチドプローズを用いて単
離したヒトガンマインターフェロン(INF−8)cD
NAのヌクレオチド配列を、ヌクレオチドの位置に対応
する数値およびウシcDNパライブラリのプローブに使
用したcDNAフラグメント部分に対応する枠のついた
下線とともに示す塩基配列図である。 第2図は、INF’−γ遺伝子をコードするウシプラス
ミドDNApBrIFN−7のヌクレオチド配列(下段
)およびアミノ酸配列(上段)を、成熟タンパク賞が開
始する星印部分およびMθを残基から開始するアミノ酸
の番号に対応する各行止の数字およびヌクレオチド位置
に対応する各桁下の数字およびある制限酵素切断部位に
相当する三角印とともに示す塩基配列図である。 第3図は、プラスミドΔpLBγIFN=i示す模式図
である。 (外5名) 手続補正書(方式)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウシ・ガンマ−インターフエロンをコードする実
    質的に純粋なDNA。
  2. (2)第2図に示す核酸配列を有する特許請求の範囲第
    1項記載のDNA。
  3. (3)第2図のヌクレオチド154番からヌクレオチド
    591番の範囲の核酸配列を有する特許請求の範囲第1
    項記載のDNA。
  4. (4)特許請求の範囲第1、2または3項記載のDNA
    配列を含む組み換えDNAベクター。
  5. (5)特許請求の範囲第4項記載の組み換えDNAベク
    ターで形質転換された微生物の培養体。
  6. (6)特許請求の範囲第1ないし第3項のいずれか1項
    に記載の核酸配列によりコードされるポリペプチド。
  7. (7)特許請求の範囲第5項記載の培養体により発現さ
    れる組み換えウシ・ガンマ−インターフエロン。
  8. (8)特許請求の範囲第4項記載の組み換えDNAベク
    ターにより形質転換された微生物を培養し、ウシ・ガン
    マ−インターフエロンを回収することよりなる、組み換
    えウシ・ガンマ−インターフエロンを製造する方法。
  9. (9)プラスミドpLBγIFN−7(ATCC533
    33)。
JP61289740A 1985-12-04 1986-12-04 ウシ・ガンマ−インタ−フエロンのクロ−ニング、同定および発現 Pending JPS62215392A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IE54592B1 (en) * 1982-03-08 1989-12-06 Genentech Inc Anumal interferons, processes involved in their production, compositions containing them, dna sequences coding therefor and espression vehicles containing such sequences and cells transformed thereby

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