JPS62213924A - 高精度加工用ワイヤ電極線 - Google Patents
高精度加工用ワイヤ電極線Info
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- JPS62213924A JPS62213924A JP5667286A JP5667286A JPS62213924A JP S62213924 A JPS62213924 A JP S62213924A JP 5667286 A JP5667286 A JP 5667286A JP 5667286 A JP5667286 A JP 5667286A JP S62213924 A JPS62213924 A JP S62213924A
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- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims abstract description 44
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- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 41
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Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はワイヤ放電加工用電極線に関するもので、特に
高速・高精度加工用電極線に関するものである。
高速・高精度加工用電極線に関するものである。
ワイヤ放電加工は加工用電極線と被加工物の間で放電現
象を起こさせ、該放電により被加工物を溶融除去するも
ので、特に複雑で精密な形状の被加工物例えばプレス金
型の加工に用いられる。この様な放電加工では被加工物
の仕上り表面状態及び寸法精度が良く、加工速度が速い
ことが要求されている。
象を起こさせ、該放電により被加工物を溶融除去するも
ので、特に複雑で精密な形状の被加工物例えばプレス金
型の加工に用いられる。この様な放電加工では被加工物
の仕上り表面状態及び寸法精度が良く、加工速度が速い
ことが要求されている。
近年高速加工用電極線として、亜鉛被覆線が用いられる
ようになってきた。これは特公昭57−5648号に示
されるように、銅線又は黄銅線あるいは銅被覆鋼線など
を芯材とし、その表面に亜鉛又は亜鉛合金を被覆した複
合電極線である。本発明者等の確認したところによれば
、これら亜鉛被覆線により放電加工することにより、従
来の黄銅線に比べて10〜20%の加工速度の向上が得
られた。
ようになってきた。これは特公昭57−5648号に示
されるように、銅線又は黄銅線あるいは銅被覆鋼線など
を芯材とし、その表面に亜鉛又は亜鉛合金を被覆した複
合電極線である。本発明者等の確認したところによれば
、これら亜鉛被覆線により放電加工することにより、従
来の黄銅線に比べて10〜20%の加工速度の向上が得
られた。
しかしながらこれら亜鉛被覆線は従来亜鉛厚さが10〜
20μm程度の厚目のものが使用されており、放電加工
した時の加工溝幅が電極線の入側と出側で20〜40μ
mも異なり、第1図に示す様に加工した面がテーパー状
になるという現象が生じている。
20μm程度の厚目のものが使用されており、放電加工
した時の加工溝幅が電極線の入側と出側で20〜40μ
mも異なり、第1図に示す様に加工した面がテーパー状
になるという現象が生じている。
近年エレクトロニクス産業を中心として高精度金型に対
する需要が増大し、ワイヤ放電加工機を研削加工の領域
まで応用させようとする傾向が強まってきている。この
ためには仕上加工の精度は2μm以下が必要であり、フ
ァースト・カットの後に寸法精度と表面粗度を向上させ
るたぬに数回の仕上げ加工を行っている。従来の亜鉛被
覆線を用いた場合は、ファースト・カットにおける加工
速度は速いが寸法精度が悪いために仕上加工の回数が増
し、かえってコストアップになってしまっていた。トー
タルの加工コストを従来よりも低下させるためにはファ
ーストカットで10μm以下の精度が必要であるが、従
来の亜鉛被覆線では上記精度を得る事は困難であった。
する需要が増大し、ワイヤ放電加工機を研削加工の領域
まで応用させようとする傾向が強まってきている。この
ためには仕上加工の精度は2μm以下が必要であり、フ
ァースト・カットの後に寸法精度と表面粗度を向上させ
るたぬに数回の仕上げ加工を行っている。従来の亜鉛被
覆線を用いた場合は、ファースト・カットにおける加工
速度は速いが寸法精度が悪いために仕上加工の回数が増
し、かえってコストアップになってしまっていた。トー
タルの加工コストを従来よりも低下させるためにはファ
ーストカットで10μm以下の精度が必要であるが、従
来の亜鉛被覆線では上記精度を得る事は困難であった。
加工溝幅が入側と出側で大きく異なっている原因を調べ
るために、亜鉛被覆厚15μmの亜鉛被覆線を用いて放
電加工途中の電極線の線径を調べてみたところ、加工前
は0.2 mあった線径が加工入口を過ぎたあたりから
減りはじめ、加工出口を過ぎた所では0.182 mと
細くなっており、下地の芯材が局所的に露出していた。
るために、亜鉛被覆厚15μmの亜鉛被覆線を用いて放
電加工途中の電極線の線径を調べてみたところ、加工前
は0.2 mあった線径が加工入口を過ぎたあたりから
減りはじめ、加工出口を過ぎた所では0.182 mと
細くなっており、下地の芯材が局所的に露出していた。
従って上記現象の原因は亜鉛が蒸発して消耗し、線径か
細くなる事にあることが分った。
細くなる事にあることが分った。
本発明は亜鉛被覆線を使用して放電加工しても亜鉛の消
耗が少なく、加工溝幅が入側と出側でほとんど変化しな
い様な適切な亜鉛被覆厚さを見い出したものである。
耗が少なく、加工溝幅が入側と出側でほとんど変化しな
い様な適切な亜鉛被覆厚さを見い出したものである。
本発明は亜鉛又は亜鉛合金被覆層の厚さを0.5〜4μ
mと小さくする事により放電加工中の亜鉛消耗量を小さ
くしたものである。即ち亜鉛被覆層の厚さは0.5μm
以下では亜鉛の消耗は少ないが加工速度の向上がほとん
どなく、又4μm以上では亜鉛の消耗が甚しく多くなり
加工精度が低下する。又亜鉛及び亜鉛合金被覆層と芯材
との界面は第2図に示す様になめらかになっている事が
必要であり、第3図に示す様に凹凸の激しい場合には、
亜鉛の消耗により芯材の凹凸面が出るために、加工が均
一でなくなり表面粗度が悪くなる。メカニカルな方法に
よりzn又はZn合金層を設けた場合にはこの様に界面
が凹凸になる事が多く、zn又はzn合金層を得るには
電気メッキによる方法が望ましい。
mと小さくする事により放電加工中の亜鉛消耗量を小さ
くしたものである。即ち亜鉛被覆層の厚さは0.5μm
以下では亜鉛の消耗は少ないが加工速度の向上がほとん
どなく、又4μm以上では亜鉛の消耗が甚しく多くなり
加工精度が低下する。又亜鉛及び亜鉛合金被覆層と芯材
との界面は第2図に示す様になめらかになっている事が
必要であり、第3図に示す様に凹凸の激しい場合には、
亜鉛の消耗により芯材の凹凸面が出るために、加工が均
一でなくなり表面粗度が悪くなる。メカニカルな方法に
よりzn又はZn合金層を設けた場合にはこの様に界面
が凹凸になる事が多く、zn又はzn合金層を得るには
電気メッキによる方法が望ましい。
尚特公昭57−5648号に引用されている亜鉛被覆線
においては、被覆層の厚さは1〜25μmに出来るとさ
れているが、上記特許では加工後の寸法精度については
全くふれられていない。本発明は上記特許の実施例に述
べられている15μmよりも被覆層を薄(して4μm以
下とする事により寸法精度の向上が可能となり、近年需
要が増大してきた高精度金型への適用が可能となる事を
見い出したものである。
においては、被覆層の厚さは1〜25μmに出来るとさ
れているが、上記特許では加工後の寸法精度については
全くふれられていない。本発明は上記特許の実施例に述
べられている15μmよりも被覆層を薄(して4μm以
下とする事により寸法精度の向上が可能となり、近年需
要が増大してきた高精度金型への適用が可能となる事を
見い出したものである。
直径1酊の黄銅線((:u−35%Zn)に次に示す電
気メツキ条件、すなわち ZnC6* 240 fl
/ l、NH4C6,290,9/ l のメッキ液
組成で浴@50 し”C,DC30A/ di’ の条
件で亜鉛を被覆し1通過速度を変える事により種々の被
覆厚さの線をつくった。これらの線を直径0.2 xx
まで伸線し、本発明による被覆厚さ0.5〜4μmの電
極線をつくった。又比較例として被覆厚さ0.3μm、
6μm、10μmのものもつくった。
気メツキ条件、すなわち ZnC6* 240 fl
/ l、NH4C6,290,9/ l のメッキ液
組成で浴@50 し”C,DC30A/ di’ の条
件で亜鉛を被覆し1通過速度を変える事により種々の被
覆厚さの線をつくった。これらの線を直径0.2 xx
まで伸線し、本発明による被覆厚さ0.5〜4μmの電
極線をつくった。又比較例として被覆厚さ0.3μm、
6μm、10μmのものもつくった。
これらの電極線を使用して、三菱製ワイヤカット放電加
工機(DWC90F−1)を使用し、第1表に示す条件
で30酊の厚さの5KD−11材からl0XIO+i+
の角材を切取る加工を行った。加工後切取った材料のワ
イヤ入側の幅寸法とワイヤ出側の幅寸法を測定し、その
差(ワイヤ出側−ワイヤ入側)を第2表に示した。また
加工中の平均加工速度も併記した。
工機(DWC90F−1)を使用し、第1表に示す条件
で30酊の厚さの5KD−11材からl0XIO+i+
の角材を切取る加工を行った。加工後切取った材料のワ
イヤ入側の幅寸法とワイヤ出側の幅寸法を測定し、その
差(ワイヤ出側−ワイヤ入側)を第2表に示した。また
加工中の平均加工速度も併記した。
第2表から明らかなように、本発明電極線によるものは
、幅寸法差が9μm以下と小さく精度が優れており、高
精度加工用電極線として使用出来るものであった。一方
亜鉛被覆層が厚い隘10、隘11は幅寸法差が14μm
、26μmと大きくて精度が悪く、また亜鉛被覆層が薄
い隘5は精度は優れているが加工速度が劣っていた。
、幅寸法差が9μm以下と小さく精度が優れており、高
精度加工用電極線として使用出来るものであった。一方
亜鉛被覆層が厚い隘10、隘11は幅寸法差が14μm
、26μmと大きくて精度が悪く、また亜鉛被覆層が薄
い隘5は精度は優れているが加工速度が劣っていた。
芯材と亜鉛又は亜鉛合金被覆層との界面の状態が放電加
工特性に及ぼす影響を調べるために、直径0.22m+
の黄銅線(Cu−35%Zn )を粉末引抜法により亜
鉛粉末を充満させたボックス中を通して0.2酊に引抜
き1表面に!鉛粉末を圧接被覆した電極線を作った。
工特性に及ぼす影響を調べるために、直径0.22m+
の黄銅線(Cu−35%Zn )を粉末引抜法により亜
鉛粉末を充満させたボックス中を通して0.2酊に引抜
き1表面に!鉛粉末を圧接被覆した電極線を作った。
この電極線は第3図に示す様に芯材と亜鉛被覆層との界
面の凹凸が激しく、亜鉛被覆層の厚さは最大1.6μm
、最小0.5μmで平均すると約0.8μmであった。
面の凹凸が激しく、亜鉛被覆層の厚さは最大1.6μm
、最小0.5μmで平均すると約0.8μmであった。
この電極線と電気メッキにより亜鉛を被覆した実施例1
の第2表遅4の電極線(亜鉛被覆厚さ0.8μm)を使
用して、三菱製ワイヤカット放電加工機(DW090F
−1)により、第1表に示す条件で30寵の厚さの板か
らIOXlomの角材を切取り、その表面粗度(Rma
x)を測定した。X方向(テーブル移動方向)とY方向
(ワイヤ移動方向)のRmaxの値および幅寸法差、平
均加工速度を第3表に示した。粉末引抜法により被覆し
たものは、幅寸法差、加工速度では電気メッキによるも
のとほとんど差がないが、表面粗度においては後者に比
べて約25%粗くなっている。
の第2表遅4の電極線(亜鉛被覆厚さ0.8μm)を使
用して、三菱製ワイヤカット放電加工機(DW090F
−1)により、第1表に示す条件で30寵の厚さの板か
らIOXlomの角材を切取り、その表面粗度(Rma
x)を測定した。X方向(テーブル移動方向)とY方向
(ワイヤ移動方向)のRmaxの値および幅寸法差、平
均加工速度を第3表に示した。粉末引抜法により被覆し
たものは、幅寸法差、加工速度では電気メッキによるも
のとほとんど差がないが、表面粗度においては後者に比
べて約25%粗くなっている。
第 1 表
〔効 果〕
本発明により従来よりも高精度で高速加工する事が可能
となり、近年需要が増大してきた高精度金型への適用が
可能となった。
となり、近年需要が増大してきた高精度金型への適用が
可能となった。
第1図は放電加工中の電極線の状態を示した図である。
第2図は本発明による電極線の断面図であり、第3図は
亜鉛被覆層と芯材の界面がなめらかでない電極線の断面
図である。 1・・・電極線、2・・・加工物、3・・・芯材、4・
・・亜鉛被覆層。 第1図 第2図 第3図
亜鉛被覆層と芯材の界面がなめらかでない電極線の断面
図である。 1・・・電極線、2・・・加工物、3・・・芯材、4・
・・亜鉛被覆層。 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 外被材より強度の高い芯材の表面に亜鉛又は亜鉛合金被
覆層を設けた複合線において、亜鉛又は亜鉛合金被覆層
の厚さが0.5〜4μmであり、かつ芯材と亜鉛又は亜
鉛合金被覆層との界面がなめらかであることを特徴とす
る高精度加工用ワイヤ電極線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5667286A JPS62213924A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 高精度加工用ワイヤ電極線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5667286A JPS62213924A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 高精度加工用ワイヤ電極線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62213924A true JPS62213924A (ja) | 1987-09-19 |
Family
ID=13033910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5667286A Pending JPS62213924A (ja) | 1986-03-14 | 1986-03-14 | 高精度加工用ワイヤ電極線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62213924A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2654964A1 (fr) * | 1989-11-27 | 1991-05-31 | Thermo Compact | Electrode filiforme a revetement metallique pour etincelage erosif, et procede pour sa realisation. |
EP0381595B1 (fr) * | 1989-02-01 | 1993-05-19 | THERMO COMPACT (société anonyme) | Electrode filiforme à revêtement métallique pour étincelage érosif, et procédé pour sa réalisation |
FR2811598A1 (fr) * | 2000-07-13 | 2002-01-18 | Thermocompact Sa | Fil pour electroerosion a couche superficielle optimisee |
-
1986
- 1986-03-14 JP JP5667286A patent/JPS62213924A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0381595B1 (fr) * | 1989-02-01 | 1993-05-19 | THERMO COMPACT (société anonyme) | Electrode filiforme à revêtement métallique pour étincelage érosif, et procédé pour sa réalisation |
FR2654964A1 (fr) * | 1989-11-27 | 1991-05-31 | Thermo Compact | Electrode filiforme a revetement metallique pour etincelage erosif, et procede pour sa realisation. |
JPH03170229A (ja) * | 1989-11-27 | 1991-07-23 | Thermo Compact Sa | 放電加工用ワイヤ型電極及びその製造方法 |
FR2811598A1 (fr) * | 2000-07-13 | 2002-01-18 | Thermocompact Sa | Fil pour electroerosion a couche superficielle optimisee |
WO2002005998A1 (fr) * | 2000-07-13 | 2002-01-24 | Thermocompact | Fil pour electroerosion a couche superficielle optimisee |
US8519294B2 (en) | 2000-07-13 | 2013-08-27 | Thermocompact | Electric discharge machining wire with optimized surface coating |
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