JPS62212384A - パラアルド−ルの製造方法 - Google Patents

パラアルド−ルの製造方法

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JPS62212384A
JPS62212384A JP5572186A JP5572186A JPS62212384A JP S62212384 A JPS62212384 A JP S62212384A JP 5572186 A JP5572186 A JP 5572186A JP 5572186 A JP5572186 A JP 5572186A JP S62212384 A JPS62212384 A JP S62212384A
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aldoxane
acetaldehyde
aldol
para
acetaldol
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Kozo Kawahashi
川橋 孝造
Moriaki Hamanishi
浜西 守明
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はパラアルドールの製造方法に関するものである
アセトアルドールはクロトンアルデヒド、1.3−ブチ
レングリコール等の原料として有用なものであるが、構
造的に不安定な物質であるため、1,3−ブチレングリ
コール等を製造するに際しては種々の不純物、例えばブ
タノール、2−ブタノン等が副生じ問題となる。
ところが、アセトアルドールの二量体であるパラアルド
ールは環状化合物である故、構造的には安定な物質であ
シ、アセトアルドールに代る有用な物質となシ得る。
〈従来技術〉 従来、純度の高いアセトアルドールを得る方法はJ、 
1yrer、 Ch、em、Soc、 、65.130
9(1943)等によって明らかにされているように、
等量(100I!L/)のエーテルとアセトアルデヒド
を混ぜて0〜5℃に冷やし、2滴のジブチルアミンを加
え、10%の水酸化カリウム水溶液を攪拌しながら加え
、反応温度を5〜10℃に保つ。反応が終了したら、2
層に分かれていてエーテル層を5%の硫酸で中和し、水
洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。エーテルは蒸溜
で分離され、アセトアルドールは減圧下で蒸溜すること
によって得られる。このような方法が工業的にはコスト
が高くなり、実際的でないことは言うまでもない。
又、アセトアルデヒドの縮合反応によるアセトアルドー
ルの工業的な製造方法としては英国特許第853.26
6号があるが、溶媒として水を多量に使うこと及びアセ
トアルデヒドの転化率を44%以下に押えることから効
率、コストの面から問題となる。そしてInd、、En
g Chem、。
44.1003(1952)によると実際工業的に製造
されているアセトアルドールはアセトアルデヒドの二量
体であるアルドキサンを主成分としていることが知られ
ている。
他方、パラアルドールの合成法としてはアセトアルドー
ルを低温(0〜5℃)で数日間放置しておくことによシ
得られることが知られているが(化学大辞典=共立出版
)、このような方法が工業的に実施され得ないことは明
らかである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 一般に、アセトアルデヒドの二量体であるアセトアルド
ールは不安定な物質である為に脱水し1クロトンアルデ
ヒドを生成したシする。
また、アセトアルドールにさらにアセトアルデヒドを付
加させた安定な環状物質であるアルドキサンはアセトア
ルデヒドの二量体である為、場合によってはアセトアル
ドールの代替物質とはなシ難いケースもある。
そこで、本発明者等は検討を重ね、アセトアルドールの
二重体、且つアセトアルデヒドの四量体で、安定な環状
物質であるパラアルドールがアルドールの代替物質とな
ることに想い到シパラアルドールを効率良く製造する方
法をさらに詳しく検討を進めた結果、本発明に到った。
即ち、本発明はアルカリ触媒の存在下で、アセトアルデ
ヒドをアルドール縮合させてアルドキサン(2,4−ジ
メチル−1,3−ジオキサン−6−オールの慣用名)を
含む反応粗液を得、次いで、アセトアルデヒドを摺出さ
せながら、アルドキサンを熱分解することによシ実買上
、パラアルドールを得ることを特徴とするパラアルドー
ルの製造方法である。
〈技術的根拠〉 ところで、アルドキサン分解器実験でのサンプル液を分
析検討する中、高度な機器分析手法を駆使することによ
って、アルドキサン及びパラアルドールの存在(有無)
、挙動を正確に捕えるこ・とができ(実施例1)、そし
て同上缶出液組成の経時変化を解析することによって、
本発明の基礎に結びつけることができた。
次に、アルドキサン分解器での缶出液組成の経時変化に
おける具体的なデータを示す。(第1図) この第1図について、次の如く解釈される。
缶液温度を97℃に一定とし、滞留時間を6〜30分の
範囲で延ばして行くと、アルドキサンは熱分解し、アセ
トアルデヒドの摺出量が増えて行く。しかし、アルドキ
サンが熱分解して中間体として生成するアルドールは滞
留時間が延びると脱水反応を起してクロトンアルデヒド
となる。
滞留時間が13分位までは中間体として生成したアルド
ールは三量化してパラアルドールとなる。滞留時間があ
る値を超えると中間体であるアルドールは三量化してパ
ラアルドールとなるより脱水してクロトンアルデヒドと
なって安定化すると考えられる。
従って、滞留時間はある範囲の値を採ることにより、パ
ラアルドールが優先的に生成することが期待できる。
く間一点を解決するための手段) 通常、アルドール縮合では、アルカリ触媒の存在下で、
アセトアルデヒド(水溶媒の有無)を反応温度20〜3
0℃、系内滞留時間2〜3Hrsに維持し、実施される
。反応温度は副反応を減少するために低温が好ましいこ
とが認められている。
反応終了後、流出した縮合液は 酸で厳密に中和され、
次の工程へ送られる。得られた反応粗液の組成は原料ア
セトアルデヒドと溶媒水との割合及びアセトアルデヒド
の転化率等によって大きく異なるので一概に言えない。
アルドキサン分解では未反応のアセトアルデヒドの回収
(留出)とアルドキサンの熱分解と、それに伴う副生の
アセトアルデヒドの回収(留出)を行う。缶液温度は6
0〜130℃の範囲及び滞留時間は5〜50分の範囲が
適当である。
このとき両者は正しく相関々係(例えば、第1図等)に
あり、アルドキサンの分解時に生成したアセトアルドー
ルが脱水してクロトンアルデヒドを生成しないように総
合的に上記の範囲内で決められることになる。
又、アルドキサン分解の装置は普通の薄膜式蒸発缶ある
いは蒸溜塔、蒸発缶等の型式が採用される。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこの実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1゜ 1pのジャケット付フラスコを利用して、予め調合した
アセトアルデヒド水溶液(アセトアルデヒド/水=85
/15)500Fを仕込み、温度15〜20°Cに冷却
した。強力に攪拌しながら10 %苛性ソーダ水溶液0
.5gを少しずつ滴下し反応させた。その間、反応温度
20℃に維持した。2時間熟成した後、稀酢酸で厳密に
中和した。(pH=6.2)得られた反応粗液の組成は
アルドキサン60,0%、アセトアルデヒド25.2%
、水14.8%及び酢暇ナトリウム0.01〜0.02
%であった。
引継いで、上記反応粗液500gを加熱し、空塔単蒸溜
で缶液温度が96℃になるまで、アセトアルデヒドを留
出させた。(回分式)留出時間は30分で、摺出率は4
2.6%であった。缶出液の組成はアルドキサン30.
5%、パラアルドール55.6%、クロトンアルデヒド
等2.0%、水11.9%であシ、留出液はアセトアル
デヒドと水のみが検出された。
なお、仕込液、缶出液の組成についてN M R分析等
を利用して分析した。NMR分析では各シグナルの帰属
を1H−1Hホモスピンデカツフリンク、13C−1H
セレクトカツプリングにより行い、特にパラアルドール
のアセタールプロトンの3重線の分裂を確認することに
より、バラアセトアルドールの固定を行なった。又、定
量分析は C−NMHの各シグナルの高さの比から存在
比を求めた。
実施例2、 実施例1と同じ反応粗液及び装置を用いて連続式のフラ
ッシュ蒸発を実施した。
缶液温度は117℃、滞留時間は13分、留出率は44
.2%であった。缶出液の組成はアルドキサン16.0
%、パラアルドール7662%、クロトンアルデヒド等
2.7%、水5.1%であシ、溶出液の組成はアセトア
ルデヒド78.2%、水21.8%であった。
実施例3及び比較例 第1表に示したアルドキサン分解の操作条件を変更した
以外は、実施例2と同様に処理した。
結果は第1表に示した通シ。
第1表 参考例 次に、実施例1〜3及び比較例で得られたパラアルドー
ルを冨む原料を用いて接触還元反応させることによって
、1.3−ブチレングリコールを製造した。
IEのオートクレーブを利用して、所定の原料300g
を仕込み、ラネー・ニッケルを15%添加した後、水素
圧力80kg/c4の下で120℃で3,0分間反応さ
せた。結果は第2表に示した通り。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアルドキサン分解器での缶出液の
滞留時間と組成の関係を示す。 特許出願人 ダイセル化学工粟株式会社代 理 人 弁
理士 越  場   隆   −第1図 W!留待時間分) 注1) 操作条件は実施例1に準する。 (分解証 97℃) 手続補正棗(自発) 昭和61年8月12日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルカリ触媒の存在下で、アセトアルデヒドをアルドー
    ル縮合させてアルドキサン(2,4−ジメチル−1,3
    −ジオキサン−6−オールの慣用名)を含む反応粗液を
    得、次いで、アセトアルデヒドを溜出させながら、アル
    ドキサンを熱分解することにより、実質上パラアルドー
    ルを得ることを特徴とするパラアルドールの製造方法。
JP5572186A 1986-03-13 1986-03-13 パラアルド−ルの製造方法 Granted JPS62212384A (ja)

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