JPS62212208A - 原料メタンガスの精製方法 - Google Patents

原料メタンガスの精製方法

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JPS62212208A
JPS62212208A JP61053093A JP5309386A JPS62212208A JP S62212208 A JPS62212208 A JP S62212208A JP 61053093 A JP61053093 A JP 61053093A JP 5309386 A JP5309386 A JP 5309386A JP S62212208 A JPS62212208 A JP S62212208A
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alloy
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nitrogen
hydrogen
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Taio Nomura
野村 岱夫
Yoshinobu Hattori
服部 吉伸
Yuji Tsuchie
土江 雄二
Noriyuki Toyomatsu
豊松 憲之
Hiroshi Wada
弘 和田
Masaru Yatabe
矢田部 勝
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IWAYA GAS KAIHATSU KENKYUSHO KK
Iwatani Gas Co Ltd
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IWAYA GAS KAIHATSU KENKYUSHO KK
Iwatani Gas Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B23/00Noble gases; Compounds thereof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、不純ガスとして窒素を同伴する原料ヘリウム
ガス、原料アルゴンガス並びに原料メタンガスの精製方
法に関し、水素吸蔵用合金を利用してこれに上記各種の
原料ガスを接触させ、不純窒素ガス成分を当該合金に吸
着せしめるとともに、ヘリウムガス成分、アルゴンガス
成分或いはメタンガス成分をそのまま通過させて各種原
料ガスを高純度に精製できるものを提供する。
〈従来技術及びその問題点〉 ヘリウムガスやアルゴンガスはともに不活性な希が入構
造をとるので、鉄鋼業、半導体関連工業を初め多くの工
業分野で必需の環境ガスとして拡く用いられるとともに
、機器分析計、例えばガスクロマトグラフのキャリヤー
ガスとして常用される。
一方、Siアモルファスの半導体を利用した太陽電池に
おいては、光電変換効率を上げるためにSiCを添加し
ているが、メタンガスは当該SiCを化学蒸着法によっ
て製造するに際し、C供給原料として用いられる。
しかしながら、工業的に供給される原料ヘリウムガス、
アルゴンガス或いはメタンガスには、窒素ガスを初め、
酸素ガス、二酸化炭素等の各種不純ガス成分が十数pp
−〜数百pp−の割合で混入しているのが実情である。
特に、窒素ガスが上記各原料ガスに混入すると、以下の
弊害が出て来る。
(1)原料ヘリウムガス或いはアルゴンガスを環境ガス
に使用する鉄鋼業においては、耐摩耗性を向上する目的
で鋼の表面に窒化処理を施す場合を除いて窒素ガスは有
害であり、主として温度条件によっては原料ガスに同伴
する窒素成分が種々の元素、例えばP%S、Ni、Or
等と化学結合をつくり、鋼の特性を低下させてしまう。
因みに、原料ヘリウムガス或いはアルゴンが又は高価で
あるため、これらのガスを大量に使用する当該鉄鋼業界
ではその再生利用を検討しているが、再生されたガスは
当初の原料がスに比較して窒素の含有量はさらに増大し
ており、上記弊害を増々助長させることになる。
(2)半導体工業用の超高純度水素の製造に際しては、
がスクロマトグラフによってプロセスの連続管理或いは
品質管理を行なうが、このクロマトグラフのキャリヤー
ガスとして原料ヘリウムガス或いはアルゴンガスを用い
ると、その窒素保証濃度は良品でLlopp−以下の品
質しか期待できないので、例えば窒素含有濃度19.5
pp+aの試料ガスをこの程度のキャリヤーガスを用い
て測定した場合、同一極性のクロマトグラムは得られる
ものの、クロマトグラムの面積感度は低下せざるを得な
い。
ましてや、窒素含有濃度7 、7 ppmの試料ガスを
測定すれば、クロマトグラムは極性が反転してしまって
(−)3.8鴎論の反転クロマトグラムを示し、同一極
度での定量が不可能になってしまう。
従って、水素がス中の窒素含有割合が10ppm以下に
なれば、当該クロマトグラフでは窒素の検出はきわめて
不十分になるうえ、特に、数ppm以下の場合にはほと
んど検出不可能となって、超高純度の水素を製造すると
いう所期の目的を達成できない。
(3)SiCのC供給原料として原料メタンガスを使用
すれば、原料ガスに含有される窒素成分が化学蒸着の際
に、一方の原料であるSiと結合して高絶縁性の5i=
N4を生成せしめる結果、電子回路に高抵抗、不導通若
しくはコンデンサー効果を引き起こして、太陽電池の機
能を阻害してしまう。
そこで、これらの原料ガスから不純ガス成分を除去しよ
うとすれば、従来では、例えば、鉄とハロゲン化金属を
組み合わせた脱酸素剤を用いて酸素を除去する技術、各
種アルカリ溶液を用いて二酸化炭素を湿式除去する技術
があるが、窒素に関しては、例えば、(イ)活性炭、(
ロ)シリカゾル、(ハ)ゼオライト等のモルキューラ−
・シーブを吸着剤に用いて物理吸着せしめるPSA法(
P ressure  Swing  Adsorpt
ion法)があるにすぎない。
しかしながら、一般に、物理吸着では、(a)微量の窒
素ガスを吸着させるにはこれに見合うように固相側と気
相側の平衡圧を小さく設定しなければならない (b)平衡圧は温度によって規定されるので平衡圧を小
さく保つには掻作系全体を極低温に保つ必要がある。
従って、上記PSA法では、極低温設備及び冷熱供給源
が常時必要になるので、装置全体が複雑で処理コストの
上昇を招くうえ、なによりも、除去能力が不十分であり
、10pp−程度の窒素ガスがなお残留する場合が少な
くない。
く問題点を解決するための手段〉 水素吸蔵用合金は、その名前からも判るように、水素の
貯蔵或いは運搬を主目的として使用されるもので、適切
な平衡圧の前・後で、水素を金属格子内に安全且つ高密
度で吸・脱着できる性質を有する。
しかるに、本発明者等は、水素吸蔵用合金に活性化処理
を施してこれを微粉砕化し、この合金微粉末に市販の水
素がスを流し続けたところ、合金に対する水素ガスの吸
着量が飽和状態に達したのちにも、市販ガス中に含まれ
る微量の窒素成分が水素ガスに代わって当該合金に吸着
される現象を新たに発見し、この発見に基づいて先に特
願昭59−191120号に係る発明を完成した(昭和
59年9月12日出願)。
そこで、本発明者等は加熱温度を徐々に上げながら、水
素吸蔵用合金(TiMn1.2、TiMn、、s、Ti
Mr+4.N5 、TiMn2、TiMno、aCro
、*、Tio、1Zro、tMnz−oを使用)に所定
圧で100%窒素ガスを接触させ、夫々の加熱温度にお
ける合金の単位重量当たりの窒素吸着量を測定し、以下
の知見を得た(第5図参照)。
即ち、実験した合金のいずれもが窒素がスを吸着するこ
と、温度を上げると吸着量は増大してゆくこと、及びそ
の吸着量は水素ガスに対する場合に比較しても少なくな
いことが判明した。
また、吸着量は合金を構成する成分元素の相違によって
異なるばかりでなく(例えば、T i M n + 、
 sとTiMno、1Cro−sを比較のこと)、成分
元素が同じでも合金組成が異なればやはり変化する(例
えば、T i M n + 、 s とTiMnzを比
較のこと)。
特に、TiMn+、sに着目すると、550℃に加熱し
た状態では194 Q/kgのN2吸着量を示した。
従って、本発明者等は、水素吸蔵用合金が窒素に対して
示すこの予測外の特性を上記先行発明以外にも拡大利用
することを目的として、市販のヘリウムガス、アルゴン
ガス、メタンガスを水素ガスに代えて水素吸蔵用合金に
適用し、種々の実験を重ねた結果、上記各ガス成分の吸
蔵は見られないものの、各ガスに夫々微量の割合で同伴
する窒素ガスについては確かに吸蔵されることを新たに
見い出した。
坤ち、本発明は、この発見に基づくもので、水素吸蔵用
合金に水素がスを吸蔵させて活性化処理を施し、これを
微粉砕化して合金の表面積を増大させるとともに、当該
合金から水素ガスを排除したのちに、不純ガス成分とし
て窒素を同伴する原料ヘリウムガス、アルゴンガス或い
はメタンガスを合金の微粉末に常温以上で接触させるこ
とにより、この窒素ガス成分を微粉末合金に吸着させ、
ヘリウムガス成分、アルゴンガス成分或いはメタンガス
成分を合金微粉末同士の間隙に通過せしめて、窒素を原
料ヘリウムガス、アルゴンガス或いハメタンガスから分
離除去してヘリウムガス成分、アルゴンガス成分或いは
メタンガス成分を選択的に取り出すことを特徴とする特 上記水素吸蔵用合金は、水素を多量に吸蔵して金属水素
化物を生成する金属材料であって、(1)Ca、Li%
に、Ti、V、Mg、希土類元素等の一成分系、 (2)TiMn、、5、TiMn2、TiFe %La
Ni5、MgNi2を初め、Ti−Co 、 Mg  
Ni 、希土類元素−Ni等の二成分系合金、 (3)  TiMno、aCro、s 、Ti0.5Z
ro、lMn2.。
を初め、Ti  Fe−Mn、希土類元素−Zr−Co
Ca−Ni−Mg等の多成分系合金 を任意に選択することができる。
また、当該水素吸蔵用合金の活性化工程は、合金中に水
素ガスを常温若しくは高温で加圧して合金表面の組織に
変化を与え、いわば風通しを良くすることを目的とする
この場合、当該合金は水素の吸・脱着により微粉砕化さ
れ、その表面積を着しく増大させることになる。
こうして、窒素ガスを不純ガスとして同伴する各種原料
がスを上記活性化処理済みの合金微粉末に接触させると
、ヘリウムガス成分、アルゴンガス成分或いはメタンガ
ス成分は合金微粉末の表面と相互作用することなくその
間隙を通過してゆくが、原料ガス中の窒素ガスは当該合
金の表面に吸蔵されるので、結果的には高純度のヘリウ
ムガス成分、アルゴンガス成分或いはメタンガス成分の
みを選択的に取り出すことがでト、原料がスの精製を円
滑に達成できる。
〈発明の効果〉 (1)本発明は、水素吸蔵用合金が窒素を吸着するとい
う全く新たな特性を利用したもので、水素ガスに対する
挙動と同じく極微量の窒素をも吸着するので、従来のシ
リカゲルや活性炭等の物理的吸着剤を用いた場合に比べ
て、原料ヘリウムガス、アルゴンガス或いはメタンガス
を高純度(具体的には、常温処理で数ppm以下、加熱
処理で1 ppm以下)に精製することができる。
従って、鉄鋼製造においては、市販或いは再生の原料ヘ
リウムガス、アルゴンガスを本発明方法で精製し、これ
を環境ガスに用いても、窒素による鋼への影響はなく、
鋼の特性を高く維持できる。
また、本発明方法を用いて精製したヘリウムガス或いは
アルゴンガスをガスクロマトグラフのキャリヤーガスに
使用すれば、同一極性においても極微量の窒素検出がで
きるうえ、クロマ)ダラムの面積感度も高まるので高純
度水素の製造に際して、水素に含有される窒素ガスの濃
度を高い感度でモニターできる。
他方、SiCのC供給原料として本発明方法で精製した
メタンガスを用いれば、予め窒素成分を十分に排除でき
るので、窒素成分がSiと結合して5isN4を生成す
ることをなくし、太陽電池の機能を高(維持できる。
(2)活性化処理により微粉砕化された水素吸蔵用合金
に原料がスを常温以上で接触させるだけで、窒素成分を
合金微粉末表面に吸蔵して原料ガスから分離除去できる
ので、例えば、極低温で行なうPSA法に比べて、極低
温設備や冷熱供給源が不要になり、精製処理を迅速且つ
容易に行なえるうえ、処理コストを低減できる。
特に、加温状態で原料ガスを水素吸蔵用合金に接触させ
て合金の化学吸着を促進すれば、窒素ガス成分を合金微
粉末表面に不可逆的に吸着することができ、従来の物理
的吸着量の限界を克厘して、窒素ガス成分の吸着容量の
増大をもたらすので、既述したように、鉄鋼業、界等に
おける再生ヘリウムガス或いはアルゴンガスの大量精製
処理に好適である。
〈実 施 例〉 以下、原料ガスの精製装置の機構を概説するとともに、
この装置に原料ヘリウムガス、アルゴンガス或いはメタ
ンガスを各々通して行なった精製実験結果を逐次述べる
(原料ガス精製装置) 第4図は原料ガス精製装置の概略系統図であって、当該
精製装置は立型の原料ガス精製塔1の下端から原料ガス
ライン2を導出し、その上流側に入口弁4、原料ガス大
切弁5及び圧力調整弁6を順次介して原料がス供給源7
を接続する。
また、原料ガス精製塔1の上端から精製がスライン8を
導出し、その下流側に出口弁10、精製ガス入切弁11
、流量調整弁12及び流量計13を順次接続する。
精製塔1は上述のように立型構造をとり、水素吸蔵用合
金をこれに収容して活性化処理を施し、水素ガスを除去
したのち、塔内の下方から上方に原料ガスを流せば、合
金微粉末層に高い効率で当該原料ガスを接触通過させる
ことができる。
この精製塔1の外側壁をシース型の加熱装置14で囲繞
し、精製塔1の外壁に装着した熱電対15を加熱装置1
4と接続した温度制御装置16に連動し、熱電対15で
検知した塔外壁温度に基づいて制御装置16を作動せし
めることにより、精製塔1を自動的に所定温度に保持す
る。
原料ガスを上記圧力調整弁6で所定圧力に調圧して精製
塔1に流通せしめるとともに、精製ガスライン8のうち
、出口弁10の上流側を分岐して圧力計17を接続し、
精製操作時の圧力を指示せしめる。
また、大切弁11及び流量調整弁12で上記精製ガスラ
イン8の流量を制御することにより、精製塔1内の滞留
時間を設定する。
原料ガスライン2の大口弁4の上流側及び精製がスライ
ン8の出口弁10の下流側から各々ガス採取ライン18
・19を分岐し、これらを三方弁20を介してガスモニ
ター21に接続する。
三方弁20を原料ガスライン2の方に切換えると、原料
ライン中のガスの組成を測定でき、精製ガスライン8の
方に切換えると、精製ライン中のガスの組成、例えば不
純ガスとしての窒素濃度を測定できる。
尚、符号3及び22は水素吸蔵用合金の流出を防止する
ためのフィルターである。
斯くしてなる原料ガス精製装置の精製塔1に水素吸蔵用
合金を収容し、圧力35kg/cI112、温度25℃
で8時間水素がスを接触させて活性化処理を施し、合金
の表面積を増大させたのち、加温減圧下で水素ガスを合
金微粉末から放出排除する。
上記水素吸蔵用合金には、既述の100%窒素吸着試験
において顕著な吸着能を示すT i M n 1. s
合金を使用する。
そして、窒素がスを不純ガス成分として同伴する原料ヘ
リウムガス、アルゴンガス或いはメタンガスを各々当該
精製装置に流すことにより、以下の実験を順次行なった
(原料ヘリウムガスの精製実験) (a)  実験例1 107.5ppmの富化不純Ntyスを含む原料ヘリウ
ムガスを、操作圧力40 kg/c+a” 、滞留時間
12.8分、通過ガス流量45 、5 Q 7kg −
+aetal・Hr、加熱温度180℃の精製条件で精
製塔1に流し続けて、精製がスライン8に含まれる残留
N2〃ス濃度をモニター21で測定し、その経時変化を
観察した。
経過時間        残留N、yス濃度15分  
     14.6ppm 30分        4 、1 ppa+45分  
                  i 、a pp
論60分    痕跡 上記によれば、15分経過時点で既に残留N2濃度は1
4,6ppsa(加熱によってガスラインの管壁等から
一時的に放出されたN2も加重されていると思われるの
で、実際に精製塔から出るガス中のN2濃度はこれより
低い値になると推定される)に低下し、原料ガスに含ま
れるN2〃スの大部分をT i M’n + 、 s合
金が吸蔵することが判る。
時間の経過に伴い、残留N2〃ス濃度は徐々に下がり、
60分経過時点では、もはや痕跡しか示さず、実質的に
純粋のアルゴンガス成分のみが精製ガスライン8から導
出されることになる。
(b)  実験例2 低濃度のN21fス17.9ppa+を含む原料ヘリウ
ムガスを、上記実験例1と同じ精製条件(即ち、加熱温
度は180℃である)で精製塔1に流して、精製がスラ
イン8の残留Nzyス濃度の経時変化を観察した。
経過時間     残留N2yス濃度 20分      13.7pp論 30分                4.8p、論
60分       N、 D。
120分        N、 D、(小反転)150
分        N、D、(小反転)180分   
     反転クロマトグラム上表によれば、20分経
過時点で、N2ガス濃度は原濃度17.9ppmから1
3.7p四に少し低減しただけであるが、30分経過時
点では4 、8 ppmに下がり、続<60分経過以後
にはN、D、を示す。
従って、180℃の加熱温度下で微量のN2〃スを含む
原料ヘリウムガスをT i M n + 、 s合金微
粉末層に流せば、60分以後には従来技術に比較してN
2ガスを十分に排除できることが判る。
(c)  実験例3 極微量のN2〃ス1 、5 ppm以下を含む原料ヘリ
ウムガスを、19℃の常温、操作圧カフkg/cI11
2、滞留時間8分、通過ガス流量15 、9 Q 7k
g−meLal−Hrの精製条件で、精製塔1に流した
ところ、60分経過時点で残留N2ガス濃度は反転クロ
マトグラムに移行した。
従って、処理温度が常温で、且つ、原料へりウムガスに
含まれるN2ffス濃度が極微量でも、この原料がスを
T i M n + 、 s合金微粉末層に通ぜば検出
限界以下にN2ガスを排除することができる。
(原料アルゴンガスの精製実験) (a)  実験例1 加熱温度を常温(20″C)、100℃、150℃の三
段階に変化させ、130.5ppmの富化不純N2〃ス
を含む原料アルゴンガスを、繰作圧力6.5kg/ca
r2、滞留時間5.6分、通過ガス流量34 、4 Q
 7kg−metal’ Hrの条件で精製塔1に流し
て、精製ガスライン8中の残留N21fス濃度が温度に
対して示す変化を測定した。
加熱温度        残留N2yス濃度常温   
       110ppm100℃        
 18ppm150℃        N、D。
上表によれば、常温下の残留N2ガス濃度は110pp
mであるが、100℃では18p四と大幅に低減し、さ
らに、150℃では検出限界以下の値を示すことが判る
即ち、TiMn+、s合金層を加熱することによって化
学吸着が促進され、その結果N2ガスの吸着が活発化し
て着しい温度効果を示したものと推定できる。
(b)  実験例2 操作圧力を2kg/am2に保ち、加熱温度を20℃(
常温)、滞留時間を5分に当初設定するとともに、以下
の(1)〜(5)の条件により加熱温度及び滞留時間を
逐次変化させて精製ガスライン中の残留N2〃ス濃度を
測定した。
(1)原料アルゴンガスのN2濃度は108 ppmと
する。
(2)加熱温度は、常温→100℃→125℃→150
℃→180℃の5段階に変化させた。
(3)滞留時間は、5分→1分→33秒→12秒→6秒
→4秒の6段階に変化させた。
この場合、通過ガス流量は滞留時間に対応して次のよう
に変化させた。
5分時: 10ρ/kg−metal ・Hr1分時:
  50p/kg−metal・Hr33秒時:  9
1 ffi/kg  metal ・Hr12秒時: 
250 Q 7kg−metal ・Hr6秒時:S 
0097kg  metal e Hr4秒時: 75
0 Q 7kg−+5etaしHr(4)温度を常温に
保持したまま滞留時間を5分から逐次短縮してゆき、反
転クロマトグラムから痕跡以上に残留N2ガス濃度が上
昇移行すれば、その時点で加熱温度を1段階上げ、その
うえでこの温度(即ち、100℃)を維持しながらさら
に滞留時間を下げてゆく、そして、残留N2ガス濃度が
再び上昇移行を示せば、加熱温度を上げて上記繰作を繰
り返してゆく。
(5)滞留時間を一定に保持しながら加熱温度を逐次下
げてゆ軽、残留N、ffス濃度が反転クロマトグラムか
ら痕跡以上に上昇移行する温度を測定して、N2yス排
除能力を十分に満たす最低の加熱温度を調べる。
第1図はその結果を示すもので、加熱温度を常温→10
0℃→180℃に上昇させる際には(4)の操作を行な
い、加熱温度を150℃→125℃→100℃に低下さ
せる際には(5)の操作を行なった。
N2yス108ppToを含む原料アルゴンガスをT 
i M n + 、 s合金で精製すれば、常温−滞留
時間1分(N2吸着量0.167 Q/kg)、加熱温
度100℃−滞留時間12秒(N2吸着量0.661 
Q/kg)及び加熱温度125℃−滞留時間4秒(N2
吸着量1.039 Q/kg)の各条件で十分にN2ガ
ス成分を排除し得ることが判る。
特に、加熱温度を125℃、滞留時間を4秒に設定すれ
ば、ランニングコストを制御しながら迅速に原料ガスの
精製ができる。
(原料メタンガスの精製実験) 操作圧力10kg/cm2、滞留時間13.75分、通
過ガス流量20 、4 Q 7kg−meta! ・H
rの条件下で、N2がスを1008pp−なる高濃度で
含む原料メタンガスを精製塔1に流しながら、加熱温度
を当初設定温度150℃から200℃→250℃→30
0 ’C→350℃に逐次上昇してゆき、残留N2がス
濃度の経時変化を測定した。
第2図はその結果を示すもので、150℃の加熱温度下
では残留N2ffス濃度は増加を続け、特に、精製開始
後1時間10分から2時間15分までの間には大幅に増
加する。
200℃の加熱温度下では残留N2がス濃度が4 pp
m台、また、250°Cでは2 ppm前後を維持でき
るが、本発明が目的とする原料ガスの高純度精製の観点
からすれば未だ不十分である。
300℃の加熱温度下では、昇温後30分経過時点から
残留N2yス濃度は痕跡→N、D、に移行し、さらに引
続外、350℃に温度上昇すれば、反転クロマトグラム
を継続することが判る。
従って、略11000ppの高濃度N2〃スを含むメタ
ンガスをTiMn1,5合金層に流せば、N2吸着量6
.18 Q/kgの時点においても、加熱温度を350
℃に設定することにより、N2ffスの排除は十分に達
成できることになる。
一方、太陽電池に利用するSi7モル7アスには光電変
換効率の向上を目的としてSiCを添加しているが、こ
のSiCのC供給原料に原料メタンガスを使用すること
は冒述の通りである。
そして、この原料メタンガス中にN2yスが混入してお
れば、SiCの一方の主原料であるSiとNzIスとが
反応して高絶縁性の5isN4を生成して、最終の太陽
電池の性能に悪影響を及ぼすことも既述した。
しかしながら、原料メタンガス中には不純が又としてN
2だけではなく02も含まれているのが実情であり、こ
の0x−ttスはSiと接触すればSin。
を生成し、その高絶縁性により上記S!*N4と同様に
太陽電池の性能を低下させてしまう問題がある。
ところが、本発明者等は市販の原料メタンガスを水素吸
蔵用合金層に通してN2ffスの除去実験を繰り返した
おりに、当該原料ガス中に同伴した0□〃スもN21f
スと同時に合金層に吸着されることを見い出したので、
以下の実験結果を付は加えることにする。
この結果、市販の原料メタンガスを水素吸蔵用合金で精
製処理すれば、原料ガス中に同伴するNtlfスばかり
でなく02〃スをも吸着排除できるので、得られたメタ
ンガスでSiCを製造すれば、S i 3 N−やS 
; 02がSiCに混入することを容易にな(せ、太陽
電池の性能を高品位に維持できる。
(原料メタンガス中の02ffス成分除去実験)操作圧
力2kg/c+a2、?l留時rifts分、通過ガス
流量9−5 Q / kg−megaしHrの条件下で
、o2ガスを254pp−含む原料メタンガスを精製塔
1に流しながら、加熱温度を当初の常温(11℃)から
200℃→350℃に逐次上昇してゆ鰺、残留02yス
濃度の経時変化を測定した。
第3図はその結果を示すもので、常温下では残留02x
ス濃度は増加を続け、実験開始後1時間45分にして4
2.6pp−に達した。
ところが、200℃の加熱温度下では残留02〃ス濃度
は2 ppm台を維持し、350″Cの加熱温度下では
実験開始後45分でN、D、を示した。
従って、200℃→350℃に加熱温度を高めることに
より02ttスの除去効率は向上することが判り、N2
成分と同様に02成分についても温度効果が有効に支配
することが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は窒素ガスを含有する原料アルゴンガスの精製実
験結果を示す図表、第2図は窒素ガスを含有する原料メ
タンガスの精製実験結果を示す図表、第3図は原料メタ
ンガスの酸素〃ス除去実験結果を示す図表、14図は本
発明に係る精製実験装置の概略系統図、第5図は水素吸
蔵用合金の窒素ガスに対する吸着挙動を示す加熱温度−
吸着量関係図である。 1・・・原料〃ス精製塔、 2・・・原料ガスライン、
6・・・圧力調整弁、  7・・・原料がス供給源、8
・・・精製ガスライン、  12・・・流量調整弁、1
4・・・加熱装置、  16・・・温度制御装置、18
・19・・・〃ス採取ライン、  21・・・〃スモニ
ター。 特許出願人  株式会社岩谷ガス開発研究所同    
岩谷瓦斯株式会社 第 1f!1 一’−−”’   ””4       智 ゛   
    操作掩曽時間、弁 5+   社り0マY O24特gll麩 1 t[小 − 軸呻曝 0./乙7− 特開支束 ↓  温 3坩 、53.   o、soh  −−−=↓ ′°0°C
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水素吸蔵用合金に水素ガスを吸蔵・放出させて活性
    化処理を施し、これを微粉砕化して合金の表面積を増大
    させるとともに、当該合金から水素ガスを排除したのち
    に、不純ガス成分として窒素を同伴する原料ヘリウムガ
    スを合金の微粉末に常温以上で接触させることにより、
    この窒素ガス成分を微粉末合金に吸着させ、ヘリウムガ
    ス成分を合金微粉末同士の間隙に通過せしめて、窒素を
    原料ヘリウムガスから分離除去してヘリウムガス成分を
    選択的に取り出すことを特徴とする原料ヘリウムガスの
    精製方法 2、加温状態で原料ヘリウムガスを合金微粉末に接触さ
    せることにより、化学吸着を促進せしめることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の原料ヘリウムガスの
    精製方法 3、水素吸蔵用合金に水素ガスを吸蔵させて活性化処理
    を施し、これを微粉砕化して合金の表面積を増大させる
    とともに、当該合金から水素ガスを排除したのちに、不
    純ガス成分として窒素を同伴する原料アルゴンガスを合
    金の微粉末に常温以上で接触させることにより、この窒
    素ガス成分を微粉末合金に吸着させ、アルゴンガス成分
    を合金微粉末同士の間隙に通過せしめて、窒素を原料ア
    ルゴンガスから分離除去してアルゴンガス成分を選択的
    に取り出すことを特徴とする原料アルゴンガスの精製方
    法 4、加温状態で原料アルゴンガスを合金微粉末に接触さ
    せることにより、化学吸着を促進せしめることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項に記載の原料アルゴンガスの
    精製方法 5、水素吸蔵用合金に水素ガスを吸蔵させて活性化処理
    を施し、これを微粉砕化して合金の表面積を増大させる
    とともに、当該合金から水素ガスを排除したのちに、不
    純ガス成分として窒素を同伴する原料メタンガスを合金
    の微粉末に常温以上で接触させることにより、この窒素
    ガス成分を微粉末合金に吸着させ、メタンガス成分を合
    金微粉末同士の間隙に通過せしめて、窒素を原料メタン
    ガスから分離除去してメタンガス成分を選択的に取り出
    すことを特徴とする原料メタンガスの精製方法 6、加温状態で原料メタンガスを合金微粉末に接触させ
    ることにより、化学吸着を促進せしめることを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項に記載の原料メタンガスの精製
    方法
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US6299670B1 (en) 1999-06-10 2001-10-09 Saes Pure Gas, Inc. Integrated heated getter purifier system
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