JP2009249571A - バイオガス中の硫化水素の除去方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バイオガス中に含まれる硫化水素を、吸着−再生のPSA方式によって連続的に略完全に除去することができるバイオガス中の硫化水素の除去方法を提供する。
【解決手段】細孔径が1.0±0.5nmの細孔を有するシリカ吸着剤にバイオガスを接触させることによってバイオガス中から硫化水素を除去する。使用するシリカ吸着剤は、界面活性剤を用いずに合成されたシリカ吸着剤であること、その全体量の99.9wt%以上が珪素と酸素とからなること、金属不純物の総含有量が50ppm以下であることが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】細孔径が1.0±0.5nmの細孔を有するシリカ吸着剤にバイオガスを接触させることによってバイオガス中から硫化水素を除去する。使用するシリカ吸着剤は、界面活性剤を用いずに合成されたシリカ吸着剤であること、その全体量の99.9wt%以上が珪素と酸素とからなること、金属不純物の総含有量が50ppm以下であることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、バイオガス中の硫化水素の除去方法に関し、詳しくは、メタンと二酸化炭素を主成分とするバイオガス中に含まれる硫化水素を除去する方法に関する。
ガス中に硫化水素と二酸化炭素が共存すると、
H2S + CO2 → COS + H2O
という反応によって硫化カルボニルが発生する。特にバイオガスは、そのガス組成に二酸化炭素を40%前後含んでいるため、二酸化炭素を1%前後しか含んでいない天然ガス等に比べ、化学平衡論的に格段に硫化カルボニルが発生しやすくなってしまう。硫化カルボニルは、化学的に安定な物質であり、反応除去したり、吸着除去したりすることは容易ではなく、バイオガス中の硫化水素は、硫化カルボニルに変換させることなく、硫化水素の状態のまま除去することが望ましい。
H2S + CO2 → COS + H2O
という反応によって硫化カルボニルが発生する。特にバイオガスは、そのガス組成に二酸化炭素を40%前後含んでいるため、二酸化炭素を1%前後しか含んでいない天然ガス等に比べ、化学平衡論的に格段に硫化カルボニルが発生しやすくなってしまう。硫化カルボニルは、化学的に安定な物質であり、反応除去したり、吸着除去したりすることは容易ではなく、バイオガス中の硫化水素は、硫化カルボニルに変換させることなく、硫化水素の状態のまま除去することが望ましい。
現在のし尿処理場では、一般に、硫化水素を除去するための剤として酸化鉄又は水酸化鉄を使用し、この酸化鉄又は水酸化鉄と硫化水素と反応させて硫化鉄に変換することにより、硫化水素を除去するようにしている。しかし、酸化鉄又は水酸化鉄を使用した硫化水素の除去方法は、剤を半年から一年で新しいものに交換しなければならないため、剤の入れ替えや、剤の廃棄にコストがかかるだけでなく、一年毎に数十トンオーダーの廃棄物が発生するため、循環型エネルギー利用というバイオマスの考えに反するという問題がある。さらに、剤を入れ替える際に、剤が反応性の高い硫化鉄に変換しているため、これが空気に曝されると発火するおそれもあるという問題もあった。また、近年、シリカライト又は酸処理を施したシリカライトを用いて硫化水素を圧力変動吸着(PSA)法により吸着除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−45060号公報
しかし、一般的にPSAは、%オーダーのガスをppmレベル程度まで低減することに用いられる装置であり、1000ppm程度あるいはそれ以下の不純物ガスを0ppmまで完全に除去することは、製品ガス回収率が悪いなどの理由からコストに合わないため、更なる改善が求められている。
また、シリカライトを用いる方法では、シリカライトは合成時に使用した界面活性剤が残留したり、金属不純物であるアルミ成分が微量ながら存在するため、これらが活性点となって硫化水素か硫化カルボニルが発生するといった不具合が生じるおそれがあった。
そこで本発明は、バイオガス中に含まれる硫化水素を、吸着−再生のPSA方式によって連続的に略完全に除去することができるバイオガス中の硫化水素の除去方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のバイオガス中の硫化水素の除去方法は、バイオガス中の硫化水素を除去する方法であって、細孔径が1.0±0.5nmの細孔を有するシリカ吸着剤にバイオガスを接触させることによって前記バイオガス中から前記硫化水素を除去することを特徴としている。
また、本発明のバイオガス中の硫化水素の除去方法にて使用する前記シリカ吸着剤は、界面活性剤を用いずに合成されたシリカ吸着剤であること、その全体量の99.9wt%以上が珪素と酸素とからなること、金属不純物の総含有量が50ppm以下であることが好ましい。
さらに、本発明のバイオガス中の硫化水素の除去方法の実施は、前記シリカ吸着剤を複数の吸着筒内に充填し、相対的に高い圧力で前記バイオガスを前記吸着筒内に流通させて前記シリカ吸着剤に前記硫化水素を吸着させる吸着工程と、相対的に低い圧力で前記シリカ吸着剤に吸着した前記硫化水素をシリカ吸着剤から脱着させて吸着筒外に排出する再生工程とを、前記複数の吸着筒で交互に繰り返すことにより、バイオガス中の硫化水素を連続的に除去することができ、また、前記バイオガスを、前記シリカ吸着剤とメタン濃縮用吸着剤とを充填した吸着筒内に流通させることによって硫化水素の除去とメタンガスの濃縮とを同時に行うことが好ましい。
本発明のバイオガス中の硫化水素の除去方法によれば、特定のシリカ吸着剤を使用することにより、PSA法によってバイオガス中の硫化水素を完全に除去することが可能となる。
図1は本発明のバイオガス中の硫化水素の除去方法を実施するためのPSA装置の一例を示す系統図、図2はPSA装置の運転例を示す説明図である。
まず、本発明の対象となるバイオガスは、有機性廃棄物(生ゴミ等)や家畜の糞尿などを発酵させて得られる可燃性ガスであって、メタンが40〜95%、残部の大部分が二酸化炭素で、その他微量(1〜10000ppm)の窒素や酸素、硫化水素及び水等の不純物を含むガスである。
このような成分からなるバイオガス中の硫化水素を除去するためのシリカ吸着剤は、PSA法によって硫化水素を吸脱着することが可能なものであって、繰り返し試験によっても吸脱着性能が変わらず、吸脱着速度が速く、反応活性点がほとんどなく、細孔径が1.0±0.5nmの細孔を有するものである。また、前記シリカ吸着剤としては、比表面積が200〜2000m2/g、細孔容積が0.6〜2.0ml/g、金属不純物の総含有率が50ppm以下、固体Si−NMRでのQ4/Q3の値が1.3以上のいずれかあるいはいくつかの条件を満たすもの好適である。
具体的には、マイクロポーラスシリカと呼ばれるシリカ(例えば、特開2003−171113号公報参照)からなる吸着剤を使用することができる。また、前記シリカ吸着剤は、純度が高く、触媒活性が低いことが望ましいことから、触媒活性を低くするため、界面活性剤やアミン類、カルボン酸類等を用いずに合成したものが特に好ましい。
本発明では、図1に示すように、PSA装置に設けられた複数の吸着筒A,B内に前記シリカ吸着剤Xを充填するとともに、該シリカ吸着剤Xの充填層の上流側に水分除去用の吸着剤Yを充填し、シリカ吸着剤Xの充填層の下流側にメタンと二酸化炭素とを分離するためのメタン濃縮用の吸着剤Zを充填することにより、シリカ吸着剤Xによる硫化水素の吸着除去を確実に行いながら、メタンを濃縮することができる。なお、水分除去用の吸着剤Yとしては、一般的なシリカゲルや活性アルミナを使用することができ、メタンと二酸化炭素とを分離するための吸着剤Zとしては、二酸化炭素を吸着する活性炭を使用することができる。
硫化水素の吸着除去を含むメタンの濃縮処理はPSA法に基づいて、前記吸着剤X,Y,Zを充填した吸着筒A,Bにバイオガスを相対的に高い圧力で流通させる吸着工程と、該吸着筒内を相対的に低い圧力にして各吸着剤にそれぞれ吸着した物質を吸着剤から脱着させて吸着筒外に排出する再生工程とを繰り返すことにより行われる。
前記吸着工程において、バイオガスを吸着剤X,Y,Zに接触させる際の温度は常温、例えば0〜50℃の範囲でよく、特に加熱したり、冷却したりする必要はない。また、吸着工程における圧力は特に限定されないが、水分除去用の吸着剤Yの使用量を減らす観点から、600kPaG前後に加圧することが望ましい。
さらに、再生工程では、圧力を低下させるだけでもよいが、パージガスを用いて硫化水素等の吸着成分の分圧を下げることにより、吸着剤からの吸着成分の脱着を促すようにすることが好ましい。パージガスには、通常は、吸着工程で得た製品ガス(濃縮メタンガス)の一部を用いればよいが、他の設備からの窒素ガスを用いることもでき、また、吸着剤Zから脱着した二酸化炭素も硫化水素脱着用パージガスとしての機能を有している。
例えば、図1に示すPSA装置は、前記吸着剤X,Y,Zをそれぞれ積層充填した2つの吸着筒A,Bと、バイオガスを圧縮するガス圧縮機11と、バイオガスを一時貯留するバッファタンク12と、製品となるメタンガスを貯留する製品タンク13と、吸着筒A,Bの各工程の切替プログラムに基づいて開閉する第1入口弁14a,第2入口弁14b,第1排気弁15a,第2排気弁15b,パージ弁16,上部均圧弁17,下部均圧弁18と、第1逆止弁19a,第2逆止弁19bと、バイオガスの流量を所定流量に調整する第1マスフローコントローラ20と、製品メタンガス供給量を所定流量に調整する第2マスフローコントローラ21と、パージガスの流量を所定流量に調整する流量調整弁22と、入口側圧力調整弁23a,出口側圧力調整弁23bと、圧力計24,25,26と、分析計27とから構成されている。
このPSA装置は、図2に示す各工程を繰り返すことによってバイオガス中の不純物や二酸化炭素を吸着分離し、メタンガスを濃縮して採取する。なお、図2は概略図であり、各工程において開弁状態でガスが流れている経路のみを図示している。以下、工程順に各工程をそれぞれ説明する。
図2(A)は、吸着筒Aが吸着工程前段階の加圧工程、吸着筒Bが再生工程の前半を行っている状態であり、吸着筒Aの第1入口弁14aが開き、吸着筒A内に所定圧力のバイオガスが導入されて筒内が加圧されている状態である。このときパージ弁16と吸着筒Bの第2排気弁15bとが開となり、吸着筒Aの出口から導出した濃縮されたメタンガスが流量調整弁22で流量調整され、パージ弁16を通って吸着筒Bの出口に送られ、吸着筒B内のガスが入口から放出されるとともに筒内のパージが行われる。
図2(B)は、吸着筒Aが吸着(製品取出)工程、吸着筒Bが再生工程の後半を行っている状態であり、吸着筒Aの圧力が製品タンク13の圧力以上に上昇することにより、吸着筒Aの出口ガスが第1逆止弁19aを通過して製品タンク13に流入する。吸着筒Aの出口ガスは、筒内に充填された吸着剤によって二酸化炭素や各種不純物が吸着されるため、所定の濃度に濃縮されたメタンガスとなっている。一方、吸着筒Bは、筒内ガスの放出、パージが継続して行われている。
図2(C)は、吸着筒Aが吸着工程から減圧均圧工程に切り替わり、吸着筒Bが再生工程から加圧均圧工程に切り替わった状態であり、吸着筒Aの第1入口弁14a、吸着筒Bの第2排気弁15b及びパージ弁16がそれぞれ閉じ、上部均圧弁17及び下部均圧弁18がそれぞれ開く。この均圧工程では、吸着工程が終了して筒内圧力が相対的に高い吸着筒A内のメタンに富むガスが、再生工程が終了して筒内圧力が相対的に低い吸着筒Bに回収され、結果的に吸着筒Aは減圧され、吸着筒Bは加圧されることになる。
図2(D)は、吸着筒Aが再生工程に切り替わり、吸着筒Bが加圧工程に切り替わった状態であり、吸着筒Aの第1排気弁15aが開き、筒内ガスが大気放出されることにより、吸着剤に吸着した二酸化炭素や水分、硫化水素等の不純物が各吸着剤からそれぞれ脱着して筒外に放出される。また、パージ弁16が開いてい吸着筒Bからのパージガス(濃縮されたメタンガスの一部)が吸着筒Aの出口に導入されて更に不純物等を洗い流す。また、吸着筒Bでは第2入口弁14bが開いて筒内にバイオガスが導入されて加圧される。
図2(E)は、吸着筒Aが再生工程を継続し、吸着筒Bが加圧工程から吸着工程に切り替わった状態であり、吸着筒Aでは、吸着筒Bからのパージガスの導入と、第1排気弁15aからのガス放出とが継続される。また、吸着筒Bの筒内圧力が上昇したことにより、第2逆止弁19bを通して吸着筒Bから製品タンク13への濃縮メタンガスの採取が行われる。
図2(F)は、吸着筒Aが再生工程から加圧均圧工程に切り替わり、吸着筒Bが吸着工程から減圧均圧工程に切り替わった状態であり、吸着筒Bの第2入口弁14b、吸着筒Aの第1排気弁15a及びパージ弁16が閉じ、両均圧弁17,18が開く。この均圧工程では、吸着工程が終了した吸着筒B内のメタンに富むガスが、再生工程が終了している吸着筒Aに回収される。
このような加圧、製品取出、減圧均圧、再生、加圧均圧の各工程を順次吸着筒A,Bで交互に繰り返すことにより、バイオガス中の不純物が除去されてメタンが濃縮された製品ガスが得られる。なお、PSA装置の構成は特に限定されるものではなく、例えば、逆止弁19a,19bに代えて開閉弁を用いたり、パージ弁16及び流量調整弁22に代えてオリフィスを用いたりすることもできる。また、吸着筒を3筒以上設けた多筒式PSA装置とすることもでき、再生工程では、必要に応じて真空ポンプで筒内を減圧排気するようにしてもよい。
シリカ吸着剤の硫化水素吸着能力を測定するために、硫化水素の吸着除去実験を行った。シリカ吸着剤には、本発明で使用するシリカ吸着剤である最頻度細孔径が1nm程度のマイクロポーラスシリカ(三菱化学製)と、比較として最頻度細孔径が2nm程度のメソポーラスシリカ(三菱化学製)とを、3mlのカラムにそれぞれ充填し、濃度1200ppmの硫化水素を含む窒素ガスを40ml/minの流速で流し、カラム出口中の硫化水素濃度の径時変化を測定した。分析装置には、島津製作所製の熱伝導度検出器型ガスクロマトグラフGC−8A/TCDを使用した。その結果、図3に示すように、マイクロポーラスシリカは硫化水素を十分に吸着したのに対して、メソポーラスシリカは最初から硫化水素の漏れ出しが確認された。
このような結果から、同じシリカ吸着剤であっても、細孔径が異なることによって硫化水素の吸着能力が異なり、細孔径が1.0±0.5nmの細孔を有するシリカ吸着剤は、硫化水素の吸着除去に極めて有効であることがわかる。すなわち、硫化水素の分子径が0.4nmであることから、硫化水素を吸着するためには、硫化水素の分子径よりも大きな0.5nm以上の細孔径が必要であり、また、細孔径が1.5nmを超えて2nmになると、細孔径が大きすぎて吸着した硫化水素が吸着工程中に脱着してしまうなどの理由により十分な吸着除去が困難になる。
A,B…吸着筒、11…ガス圧縮機、12…バッファタンク、13…製品タンク、14a…第1入口弁、14b…第2入口弁、15a…第1排気弁、15b…第2排気弁、16…パージ弁、17…上部均圧弁、18…下部均圧弁、19a…第1逆止弁、19b…第2逆止弁、20…第1マスフローコントローラ、21…第2マスフローコントローラ、22…流量調整弁、23a…入口側圧力調整弁、23b…出口側圧力調整弁、24,25,26…圧力計、27…分析計
Claims (6)
- バイオガス中の硫化水素を除去する方法であって、細孔径が1.0±0.5nmの細孔を有するシリカ吸着剤にバイオガスを接触させることによって前記バイオガス中から前記硫化水素を除去することを特徴とするバイオガス中の硫化水素の除去方法。
- 前記シリカ吸着剤は、界面活性剤を用いずに合成されたシリカ吸着剤であることを特徴とする請求項1記載のバイオガス中の硫化水素の除去方法。
- 前記シリカ吸着剤は、その全体量の99.9wt%以上が珪素と酸素とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のバイオガス中の硫化水素の除去方法。
- 前記シリカ吸着剤は、金属不純物の総含有量が50ppm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のバイオガス中の硫化水素の除去方法。
- 前記シリカ吸着剤を複数の吸着筒内に充填し、相対的に高い圧力で前記バイオガスを前記吸着筒内に流通させて前記シリカ吸着剤に前記硫化水素を吸着させる吸着工程と、相対的に低い圧力で前記シリカ吸着剤に吸着した前記硫化水素をシリカ吸着剤から脱着させて吸着筒外に排出する再生工程とを、前記複数の吸着筒で交互に繰り返すことにより、バイオガス中の硫化水素を連続的に除去することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のバイオガス中の硫化水素の除去方法。
- 前記バイオガスを、前記シリカ吸着剤とメタン濃縮用吸着剤とを充填した吸着筒内に流通させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のバイオガス中の硫化水素の除去方法。
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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