JPS62211440A

JPS62211440A - 壁パネル取付装置

Info

Publication number: JPS62211440A
Application number: JP5390786A
Authority: JP
Inventors: 克則大西; 澤　育彦
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1986-03-12
Filing date: 1986-03-12
Publication date: 1987-09-17
Anticipated expiration: 2009-10-05
Also published as: JPH0678658B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、壁パネルを家屋骨組に取り付ける装置に関
する。

（従来の技術）家屋のプレハブ工法の一つとして、工場において、４本
の柱の上端間に４本の天井梁を掛は渡し、柱の下端間に
４本の床梁を掛は渡し、さらに、天井梁と床梁間に複数
の久タッｌ’（間柱）を掛は渡ｔことにより、直方体形
状の骨組を形成し、この骨組に壁パネルや内装材を設け
て部屋ユニットを形成し、これを複数個建築現場まで運
んで組み立てる工法がある。

上記工法において、壁パネルを骨組に組み付ける場合、
複数の壁パネルの両側縁を各スタッドに連結するように
なっている。この連結の際、壁パネルの位置決めが重要
である。従来では、壁パネルを特殊な位置決め装置で支
えて位置決めしている。そして、位置決めされた壁パネ
ルを、多数のタッピングビス等の連結具で連結している
。

（発明が解決しようとする問題点）上記の連結手段では、位置決め装置等を必要とし、設備
コストが高いとともに位置決めのための作業性が悪かっ
た。

（問題点を解決するための手段）この発明は上記問題点を解消するためになされたもので
、その要旨は、家屋骨組にピンを固定し、壁パネルの裏
面に設けられた支持部材には支持孔を形成し、この支持
孔の上縁を上記ピンに引っ掛けることにより、壁パネル
を位置決めして支持し、連結具により支持部材を家屋骨
組に連結することを特徴とする壁パネル取付装置にある
。

（］乍用）壁パネルの支持部材に形成された支持孔の上縁を、家屋
骨組に設けられたピンに引っ掛けることにより、壁パネ
ルを特殊な位置決め装置等を用いずに容易に位置決めし
て支持する。この支持状態で、連結具を用いて支持部材
を家屋骨組に連結する。

（実施例）以下、この発明の一実施例を第１図から第９図までの図
面に基づいて説明する。第１図中１０は部屋ユニットの
骨組を示す。この骨組１０は、４本の柱（図示しない）
と、この柱の上端間に掛は渡された４本の天井梁１１と
、柱の下端間に掛は渡された４本の床梁１２と、天井梁
１１と床梁１２に上下端を溶接された複数のスタッド１
３とで、直方体形状をなしている。

上記スタッド１３は、第２図に示すように、平坦な支持
壁部１３ａと、この支持壁部１３ａの両側縁から直角に
延びる側壁部１３１）と、この側壁部１３ｂの縁から直
角に延び上記支持壁部１３ａと平行をなす幅の狭い固定
壁部１３ｃとを有して、横断面がほぼ口字形をなしてい
る。そして、この固定壁部１３ｃが上記天井梁１１およ
び床梁１２に溶接されている。

上記スタッド１３の支持壁部１３ａには、上下に間隔を
おいて複数の挿通孔１４が形成されており、この挿通孔
１４は支持壁部１３ａの幅の中心に位置している。

また、支持壁部１３ａには、ピン１５が、左右一対をな
し上下に間隔をおいて３′１１溶接されている。ピン１
５は、第２図に示すように、円柱状のヘッド部ＩＳａと
、このヘッド部１５ａの一端から延びヘッド部１５ａよ
り小径のシャンク部１５ｂと、ヘッド部１５ａの他端に
設けられた案内用テーバ部１５ｃとを有している。

ピン１５は溶接前において、シャンク部１５ｂの先端に
突起を有している。そして、治具（図示しない）とスタ
ッド１５を電源の両端子に接続した状態で、この治具に
よりピン１５のヘッド部１５ａをつかんで、その突起を
スタフ）？１３の支持壁部１３ａに当て、大電流を流す
ことにより、突起と支持壁部１３ａとの間にスパークを
発生させ、この際発生する熱により、突起とその近傍の
シャンク部１５ｂの先端、および支持壁部１３ａの一部
を溶かし、この溶融金属の固化しより、ピン１５の溶接
を行なっている。

迫力、この壁パネル２０は１０例えば木片セメント板か
らなり、その裏面の両側縁および上下縁には金属製型材
からなる桟２２（支持部材）が固定されている。

上記様２２は、第３図に示すように、互いに平行をなす
支持壁部２２ａおよび固定壁部２２ｂと、これらを連結
する側壁部２２ｃと、固定壁部２２ｂの緑から支持壁部
２２ａの縁方向へ延びる幅の狭い補強壁部２２ｄとを有
して、横断面がほぼ口字形をなしている。この補強壁部
２２ｄにより、桟２２は高い強度を有している。そして
、桟２２の固定壁部２２ｂが上記壁パネル２０に固定さ
れている。

壁パネル２０の両側縁に配置される桟２２の支持壁部２
２ａには、上記ピン１５に対応した位置に、第３図に示
すような鍵穴形状の支持孔２５が形成されている。この
支持孔２５は、上記ピン１５のヘッド部１５ａと同径か
これより若干大きい円形の大径部２５ａと、この大径部
２５ａの上部に連なる幅狭部２５ｂとを有している。こ
の幅狭部２Ｓｂは縦長矩形状をなし、その幅は、大径部
２５ａより小さく、ピン１５のシャンク部１５ｂの径と
同幅かこれより若干広い。

上記構成の壁パネル２０は、左側の縁部が第１図中左側
のスタッド１３のほぼ右半分に取り付けられ、右側の縁
部が右側のスタッド１３のほぼ左半分に取り付けられる
。そして、各スタッド１３には、２枚の壁パネル２０の
隣接する縁部が取り付けられることになる。以下、詳述
する。

主ず、壁パネル２０を吊り下げ機等で支持しながらスタ
ッド１３に近付け、第４図、第６図に示すように、この
スタフＩ？１３の支持壁ｇ　１３　ａｌ：溶接されたピ
ン１５のヘッド部１５ａを、桟２２の支持壁部２２ａに
形ｔ１．された支持孔２５の大径部２Ｓａに挿通させる
。さらに、壁パネル２０をスタッド１３に近付けて、大
径部２５ａをピン１５のシャンク部１５ｂに位置させる
。

次に、壁パネル２０を若干量下降させて、ピン１５のシ
ャンク部１５ｂを支持孔２５の幅狭部２Ｓｂに挿通させ
、第５図、第７図に示すように、この幅狭部２Ｓｔ＋の
上縁がシャンク部１５ｂに当たっｒこ状態で、吊１）下
げ磯による壁パネル２０の支持を解除する。

上記の上うに、幅狭部２５ｂの上縁がシャンク部１５ｂ
に引っ掛けられることにより、壁パネル２０の支持がな
されるとともに、上下方向の位置決めがなされる。また
、幅狭部２５１）の左右縁がシャンク部１５ｂに接する
ことにより、左右方向の位置決めがなされる。さらに、
幅狭部２５ｂの幅がヘッド部ＩＳａより狭いので、桟２
２の支持壁部２２ａをヘッド部１５ａが係止し、壁パネ
ル２０の脱落を防止できる。

なお、全部のピン１−５を正確な位置に溶接するのが煩
雑である場合には、例えば最下端のピン１５のみを規定
の位置に正確に溶接し、他のピン１５は正確な位置より
最大取付誤差分下方に溶接する。主だ、最下端以外の支
持孔２５を広く形成する。この場合、最下端のピン１５
のシャンク部ＩＳｌ＋が支持孔２５の幅狭部２Ｓｂの上
縁を引っ掛けて位置決めを行なう。池のピン１５では、
シャンク部１５ｂが幅狭部２５ｂの上縁および左右縁か
ら僅かに離れているため位置決め機能を有さす、ヘッド
部１５ａが壁パネル２０の脱落を防止する機能のみを有
する。

上記のように、各スタッド１３において、ピン１５で２
枚の壁パネル２０の隣接する縁部を支持した状態で、第
８図に示すように特殊なリベット３０（連結具）を用い
て、スタッド１３と隣接する２本の桟２２とを連結する
。

このリベット３０は、本体３１と引っ張り部材３２とを
有している。本体３１は、薄肉の筒部３１ａと、この筒
部３１ａの一端から２方向に延びる押さえ部３１ｂとを
有している。主だ、引っ張りＩＨ３２１ｉ、ヘッド部３
２ａと、このヘッド部３２ａに絞り部３２ｂを介して連
結された長いシャンク部３２ｃとを有している。このシ
ャンク部３２ｃのヘッド部３２ａとは反対側の端部の局
面には、多数の環状溝からなる把持部３２ｄが形成され
ている。

上記リベット３０を、室外側から隣接する壁パネル２０
の縁部間に挿入し、その筒部３１ａをスタッド１３の挿
通孔１４に挿入する。この挿入時、リベット３０の押さ
え部３１ｂを、縦にして壁パネル２０間に挿入する。そ
して、挿入後に、リベット３０を９０”　回わし、第８
図に示すように、押さえ部３１ｂを桟２２の支持壁部２
２ａに当てる。

そして、図示しない治具を用いて押さえ部３１ｂを支持
壁部２２ａに押し付けながら引っ張り部材３２の把持部
３２ｄをつかんで引っ張ることにより、第９図に示すよ
うに、ヘッド部３２ａが筒部３１ａを潰しながらスタフ
）′１３の支持壁部１３ａに至る。さらに引っ張ると、
絞り部３２ｂが破断し、シャンク部３２ｃはリベット３
１の他の構成部材から切りｉされる。この状態で、筒部
３１ａが潰されて形成された圧潰部３１ａ′と、押さえ
部３１ｂとで、又タラＩｊ１３の支持壁部１３ａと桟２
２の支持壁部２２ａとをはさみ付けて連結し、これによ
り、壁パネル２０をスタフＩ？１３に取り付ける。

この発明は上記実施例に制約されず種々の態様が可能で
ある。例えば、壁パネルを左右一対だけのピンで支持し
てもよい。主た、ピンはヘッド部を省いてシャンク部だ
けで構成してもよい。

（発明の効果）以上説明したように、この発明では、連結の際に、家屋
骨組に固定したピンで、壁パネルを位置決めして支持す
ることにより、特殊な位置決め装置等を用いず１こ壁パ
ネルを容易に１立置決めして支持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第９図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第１図は家屋骨組と壁パネルの分解斜視
図、第２図はスタッド上部の拡大斜視図、第３図は壁パ
ネル上部の拡大斜視図、第４図、第５図はピンにより壁
パネルを支持する過程を順を迫って説明する縦断面図、
第６図、第７図は同過程を順を追って説明する正面図、
第８図。第９図は連結具により壁パネルを家屋骨組に連結する過
程を順を追って説明する横断面図である。１０・・・家屋骨組、１３・・・入タッｒ、１５・・・
ピン、１５ａ・・・ヘッド部、１５ｂ・・・シャンク部
、２０・・・壁パネル、２２・・・桟（支持部材）、２
５・・・支持孔、２５ａ・・・大径部、２５ｂ・・・幅
狭部、３０・・・連結具。第１図Ｃ］第４図　　　　　第５図第６図　　　　　第７図第８図１１９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）家屋骨組にピンを固定し、壁パネルの裏面に設け
られた支持部材には支持孔を形成し、この支持孔の上縁
を上記ピンに引っ掛けることにより、壁パネルを位置決
めして支持し、連結具により支持部材を家屋骨組に連結
することを特徴とする壁パネル取付装置。
（２）上記ピンは、ヘッド部とこれより小径のシャンク
部を有し、上記支持孔は、上記ピンのヘッド部が挿通可
能な大径部と、この大径部より小さい幅をなして大径部
の上部と連なり上記シャンク部が挿通可能な幅狭部とを
有し、支持孔の幅狭部の上縁をピンのシャンク部に引っ
掛けることにより、壁パネルを位置決めして支持する特
許請求の範囲第１項に記載の壁パネル取付装置。