JPS6221136Y2 - - Google Patents

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JPS6221136Y2
JPS6221136Y2 JP1981138014U JP13801481U JPS6221136Y2 JP S6221136 Y2 JPS6221136 Y2 JP S6221136Y2 JP 1981138014 U JP1981138014 U JP 1981138014U JP 13801481 U JP13801481 U JP 13801481U JP S6221136 Y2 JPS6221136 Y2 JP S6221136Y2
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JP
Japan
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brake
spring
nib
back plate
engaged
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JP1981138014U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は1対のブレーキシユーの間に制動間隙
調整部材がばねにより付勢係合されている形式の
ドラムブレーキ、特に1対のブレーキシユーに対
するばねの掛け渡し構造に特徴をもつドラムブレ
ーキに関するものである。
[従来の技術] ノンサーボ型のドラムブレーキは車両の非回転
部分に固定支持される裏板11と、該裏板11に
支持される液圧シリンダ装置1と、1対のブレー
キシユー5とからなつている。裏板11は中央に
車軸が貫通する車軸穴14を備えているととも
に、上方部分に液圧シリンダ装置1を、下方部分
にリベツト9によりアンカ部材10をそれぞれ支
持している。
各ブレーキシユー5は円弧状に湾曲された帯板
からなるリムの外面にライニング6を結合すると
ともに、内面に三日月状の板からなるウエブ8を
溶接により結合してなり、ウエブ8の中央部分が
保持器13により裏板11に支持され、かつ上端
が液圧シリンダ装置1のピストン2の端部割溝
へ、下端がアンカ部材10の端部割溝へそれぞれ
係合される。この係合状態は1対のブレーキシユ
ー5のウエブ8に掛け渡したばね12とばね16
により維持される。
1対のブレーキシユー5の上端部の間に伸長可
能のストラツト4が介装され、これにより制動間
隙が調節される。ストラツト4は爪車18と一体
のねじ軸で連結される分割体からなつており、爪
車18に噛み合う調整レバー3がピン15をもつ
て右側のブレーキシユー5に支持され、この調整
レバー3と左側のブレーキシユー5との間に掛け
渡したばね12の力により、調整レバー3および
右側のブレーキシユー5がストラツト4の右端部
に係合されている。
上述のような従来のドラムブレーキでは、アン
カ部材10は裏板11に直接固定されているの
で、裏板11とブレーキシユー5のウエブ8との
間の空間へばね16に代わるばねを配置すること
は、アンカ部材10が邪魔になり不可能である。
アンカ部材10の長さ(左右方向の寸法)が短か
い場合には、リム7から突片を打ち出し、この突
片にばねを掛け渡して、アンカ部材10の外側、
すなわち第1図において下側へ並列して配置する
こともできるが、このようにすると、リムに対す
る打ち出し工程が追加され、かつリム7とウエブ
8と溶接やシエービング加工などの際に突片が邪
魔になり、またばねがブレーキドラムの内周面に
接触する恐れがある。
また、上述したノンサーボ型のドラムブレーキ
に対して、制動間隙調整部材をアンカ部材10に
相当する部分へ配置したデイオサーボ型のドラム
ブレーキ(例えば特公昭44−15207号公報参照)
の場合には、制動間隙調整部材をブレーキ操作に
関連して作動させるワイヤ機構などが邪魔にな
り、第1図に示すようなばね16の配置を得るこ
とは困難である。そして、制動間隙調整部材は第
1図に示すアンカ部材10よりもさらに細長くな
るので、ばね16に代わるばねを制動間隙調整部
材の外周側(下側)に配置することも困難であ
る。
そこで、上述したデイオサーボ型のドラムブレ
ーキでは、制動間隙調整部材をブレーキシユーか
ら外れないように係止し、両者の係合を付勢する
ばねは特別に用いていない。しかし、このような
構成にすると、組付けが困難になるばかりでな
く、作動の不安定を来たす恐れもある。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案の目的は上述した問題がなく
て、1対のブレーキシユーの端部にばねを掛け渡
すことができるドラムブレーキを提供することに
ある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は1
対のブレーキシユーのウエブの間に一端側でホイ
ールシリンダ装置21が、他端側で制動間隙調整
部材がそれぞれ係合されている形式のドラムブレ
ーキにおいて、各ブレーキシユーの他端部でリム
の一側縁部をこれに沿つて切込みを設けかつ内面
側へ折り曲げてニブ28を形成し、前記ニブを裏
板のレツジに摺動可能に支持し、制動間隙調整部
材と裏板との間に配設したばね26を前記ニブの
穴に係止したものである。
[作用] ブレーキシユーのリムの側縁部に切込み30を
設け、かつこの側縁部内方(ブレーキドラム中心
側)へ折り曲げてニブ28が形成され、このニブ
28が裏板11のレツジ11aの上に摺動可能に
支持されるとともに、1対のニブ28の間に掛け
渡されるばね26は制動間隙調整部材21と裏板
11との間の空間へ配設されることになり、1対
のブレーキシユーに対して制動間隙調整部材21
およびばね26の組付けが簡単でコンパクトに配
設され、ブレーキドラムの中心側へ突出する部分
もなく、比較的小型(ブレーキドラムの直径が小
さい)のドラムブレーキでブレーキ力の大きなデ
イオサーボ型のドラムブレーキが提供される。
ニブ28はレツジ11aに摺動可能に案内され
るので、単一のばね26の力によりブレーキシユ
ーが傾けられる(裏板11の板面に対してブレー
キシユーのウエブが平行でなくなること)ことも
なく、姿勢が安定に維持され、制動間隙調整部材
21の作動に影響を及ぼさない。
[考案の実施例] 本考案の実施例をデイオサーボ型のドラムブレ
ーキの場合について説明する。第2図に示すよう
に、1対のブレーキシユー5の端部の間に制動間
隙調整部材21が配置され、かつばね26により
付勢係合される。制動間隙調整部材21は爪車2
2と一体のナツトをもつてそれぞれ噛合される2
個の分割体からなり、これらの端部割溝にウエブ
8の端部が係合される。爪車22には右側のウエ
ブ8に回動可能に支持した調整レバー23の端部
が噛み合わされる。この調整レバー23はブレー
キの操作に関連して回動され、爪車22を一方向
に回転させて制動間隙調整部材21を伸長させ、
ライニング6の摩耗による制動間隙の増大を適正
な値に縮少するように作用する。このような制動
間隙調整装置は前述した特公昭47−14207号公報
などで公知であるのでこれ以上説明しない。
本考案の重要な構成は、制動間隙調整部材21
を1対のブレーキシユー5の端部に付勢係合する
ためのばね26の取付構造にある。第2,3図に
示すように、リム7の両端部において、側縁部に
長手方向に延びる切込み30を設け、かつ縁部を
リム7の内面側へ折り曲げてニブ28が形成され
る。このニブ28に設けた穴29にばね26の端
部が係止される。ばね26の制動間隙調整部材2
1とほぼ平行に、かつ制動間隙調整部材21と裏
板11との間に配置される。
なお、図示の実施例では、ニブ28のリム7の
両側縁に設けているが、これは共通のリム7を左
右1対のブレーキシユー5に共用するためであ
り、実際に使用するのは片側のニブ28だけで十
分である。このニブ28の縁部は、裏板11の板
面から僅かに突出させた公知のレツジ11aに支
持され、ブレーキシユー5の裏板11に対する摺
動部を構成する。
[考案の効果] 本考案は上述のように、従来のリム7に切込み
と折曲げ加工を施すだけの簡単な構成でありなが
ら、ニブ28をリムの内面側へ突出したことによ
り、ばね26をブレーキドラムの内周面から十分
内側へ離れた部位に、しかも制動間隙調整部材2
1と裏板11との間の空間へ配置できることにな
り、制動間隙調整機構やその他の構成部材との干
渉を回避し、所期の目的を達成することができ
る。
すなわち、スペースを有効に利用して1対のブ
レーキシユーの端部に、制動間隙調整部材を付勢
係合するためのばねを配設することができる。従
来のこの種のドラムブレーキに比べて、構成が簡
単であり、より安定した作動を得ることができ
る。
ニブ28は裏板のレツジ11aの上に摺動可能
に案内されるので、このニブ28の間に掛け渡さ
れるばね26の力によりブレーキシユーが傾けら
れることがなく、裏板11に対して安定した姿勢
が保たれ、制動間隙調整部材の作動に悪影響を及
ぼさない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のノンサーボ型のドラムブレーキ
を示す正面図、第2図は本考案が適用されるデイ
オサーボ型ドラムブレーキの要部を示す正面図、
第3図は同底面図である。 1:液圧シリンダ装置、4:ストラツト、5:
ブレーキシユー、6:ライニング、7:リム、
8:ウエブ、10:アンカ部材、11:裏板、1
2:ばね、21:制動間隙調整部材、22:爪
車、23:調整レバー、26:ばね、28:ニ
ブ、29:穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対のブレーキシユーのウエブの間に一端側で
    ホイールシリンダ装置21が、他端側で制動間隙
    調整部材がそれぞれ係合されている形式のドラム
    ブレーキにおいて、各ブレーキシユーの他端部で
    リムの一側縁部をこれに沿つて切込みを設けかつ
    内面側へ折り曲げてニブ28を形成し、前記ニブ
    を裏板のレツジに摺動可能に支持し、制動間隙調
    整部材と裏板との間に配設したばね26を前記ニ
    ブの穴に係止したことを特徴とするドラムブレー
    キ。
JP13801481U 1981-09-17 1981-09-17 ドラムブレ−キ Granted JPS5842432U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13801481U JPS5842432U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 ドラムブレ−キ
ZA826631A ZA826631B (en) 1981-09-17 1982-09-09 Drum brake

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13801481U JPS5842432U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 ドラムブレ−キ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5842432U JPS5842432U (ja) 1983-03-22
JPS6221136Y2 true JPS6221136Y2 (ja) 1987-05-29

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ID=15212035

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JP13801481U Granted JPS5842432U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 ドラムブレ−キ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177311A (ja) * 1985-02-01 1986-08-09 Nippon Steel Corp 鋼の精錬用容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3613841A (en) * 1969-04-11 1971-10-19 Girling Ltd Locking means for vehicle wheel brakes

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US3613841A (en) * 1969-04-11 1971-10-19 Girling Ltd Locking means for vehicle wheel brakes

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Publication number Publication date
ZA826631B (en) 1983-08-31
JPS5842432U (ja) 1983-03-22

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