JPS6357652B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6357652B2 JPS6357652B2 JP54100923A JP10092379A JPS6357652B2 JP S6357652 B2 JPS6357652 B2 JP S6357652B2 JP 54100923 A JP54100923 A JP 54100923A JP 10092379 A JP10092379 A JP 10092379A JP S6357652 B2 JPS6357652 B2 JP S6357652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- adjustment
- brake
- strut
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はドラムブレーキの制動間隙調節装置に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術]
一般的な制動間隙調節装置は、伸長可能のスト
ラツトの軸方向に調節レバーの一端が延出され、
ストラツトに結合したねじ軸部材を螺動させるた
めの爪車を調節レバーにより回転するものである
が、(a)調節レバーの爪車を回転させる方向の移動
量が小さく、制動間隙の設定が難しい。(b)爪車を
回転させる作用力が小さく、ばねに大きなセツト
荷重が要求される。(c)爪車に作用する大荷重によ
り爪車と調節レバーとの噛合い部が摩耗しやす
い。…などの不具合がある。
ラツトの軸方向に調節レバーの一端が延出され、
ストラツトに結合したねじ軸部材を螺動させるた
めの爪車を調節レバーにより回転するものである
が、(a)調節レバーの爪車を回転させる方向の移動
量が小さく、制動間隙の設定が難しい。(b)爪車を
回転させる作用力が小さく、ばねに大きなセツト
荷重が要求される。(c)爪車に作用する大荷重によ
り爪車と調節レバーとの噛合い部が摩耗しやす
い。…などの不具合がある。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は調節レバーが制動力と干渉せ
ず、ばねの力により回動され、小さな調節レバー
の操作力で、爪車に大きな動作量が得られるドラ
ムブレーキの制動間隙調節装置を提供することに
ある。
ず、ばねの力により回動され、小さな調節レバー
の操作力で、爪車に大きな動作量が得られるドラ
ムブレーキの制動間隙調節装置を提供することに
ある。
[問題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明の構成は第
1のブレーキシユーに回動可能に軸支持した中間
レバーと第2のブレーキシユーとの間にストラツ
トを係合し、中間レバーの先端部に第1のブレー
キシユーに係合する調節ボルトを軸方向摺動可能
に支持し、中間部分を中間レバーに回動可能に支
持した調節レバーの一端部を、ばねによりストラ
ツトの端部に付勢衝合し、調節ボルトに螺合した
調節ナツトと一体の爪車に、調節レバーの他端部
を噛み合せたものである。
1のブレーキシユーに回動可能に軸支持した中間
レバーと第2のブレーキシユーとの間にストラツ
トを係合し、中間レバーの先端部に第1のブレー
キシユーに係合する調節ボルトを軸方向摺動可能
に支持し、中間部分を中間レバーに回動可能に支
持した調節レバーの一端部を、ばねによりストラ
ツトの端部に付勢衝合し、調節ボルトに螺合した
調節ナツトと一体の爪車に、調節レバーの他端部
を噛み合せたものである。
[作用]
ブレーキ作用時ストラツト5の移動に伴い、こ
れに追随してばね11により調節レバー9が回動
し、爪車8と一体の調節ナツト7が回動され、調
節ボルト6の螺動により中間レバー4と一方のブ
レーキシユー31との間が拡げられ、これにより
ブレーキ解除時ブレーキシユー31の戻り量が制
限され、制動間隙が縮小される。
れに追随してばね11により調節レバー9が回動
し、爪車8と一体の調節ナツト7が回動され、調
節ボルト6の螺動により中間レバー4と一方のブ
レーキシユー31との間が拡げられ、これにより
ブレーキ解除時ブレーキシユー31の戻り量が制
限され、制動間隙が縮小される。
中間レバー4はブレーキ作用時液圧シリンダ装
置20からブレーキシユー31へ伝達される制動
力の干渉を受けないので、これに軸支持された調
節レバー9はばね11の力だけで回動される。ま
た、ブレーキシユー31と中間レバー4との間に
介装される調節ボルト6と調節ナツト7との螺合
部にも制動力が作用しない。したがつて、調節レ
バー9に作用するばね11の小さな力で調節ナツ
ト7が円滑に回動され、爪車8の大きな回転量が
得られる。
置20からブレーキシユー31へ伝達される制動
力の干渉を受けないので、これに軸支持された調
節レバー9はばね11の力だけで回動される。ま
た、ブレーキシユー31と中間レバー4との間に
介装される調節ボルト6と調節ナツト7との螺合
部にも制動力が作用しない。したがつて、調節レ
バー9に作用するばね11の小さな力で調節ナツ
ト7が円滑に回動され、爪車8の大きな回転量が
得られる。
[発明の実施例]
第1図に示すように、ドラムブレーキは裏板2
6と、これに案内支持される1対のブレーキシユ
ー31と、ブレーキシユー31を図示してないブ
レーキドラムに押し付けるための液圧シリンダ装
置20とを備えている。裏板26はこの中央部分
に車軸を挿通する穴24を備えており、穴24の
周辺部分をボルト(図示せず)により懸架装置の
非回転部分に固定され、ブレーキドラム(図示せ
ず)の開口端部を閉鎖する。裏板26の上方部分
に1対のピストンを嵌装する液圧シリンダ装置2
0が固定され、下方部分にリベツト28によりア
ンカ部材27が固定される。
6と、これに案内支持される1対のブレーキシユ
ー31と、ブレーキシユー31を図示してないブ
レーキドラムに押し付けるための液圧シリンダ装
置20とを備えている。裏板26はこの中央部分
に車軸を挿通する穴24を備えており、穴24の
周辺部分をボルト(図示せず)により懸架装置の
非回転部分に固定され、ブレーキドラム(図示せ
ず)の開口端部を閉鎖する。裏板26の上方部分
に1対のピストンを嵌装する液圧シリンダ装置2
0が固定され、下方部分にリベツト28によりア
ンカ部材27が固定される。
ブレーキシユー31は左右ほぼ対称をなすもの
であり、円弧状に湾曲された帯板からなるリム3
の外面にライニング12を結合し、内面に三日月
形の板からなるウエブ14を結合してなる。ウエ
ブ14の下端はアンカ部材27の両端部に設けた
割溝へ、1対のウエブ14の間に掛け渡したばね
30の力により係合される。ウエブ14の上端は
1対のピストンの端部に設けた割溝へ、1対のウ
エブ14の間に掛け渡した戻しばね23の力によ
り係合される。ウエブ14の中間部分は公知の案
内装置21によりリム3の側縁が裏板26に沿つ
て摺動できるように軽く支持される。
であり、円弧状に湾曲された帯板からなるリム3
の外面にライニング12を結合し、内面に三日月
形の板からなるウエブ14を結合してなる。ウエ
ブ14の下端はアンカ部材27の両端部に設けた
割溝へ、1対のウエブ14の間に掛け渡したばね
30の力により係合される。ウエブ14の上端は
1対のピストンの端部に設けた割溝へ、1対のウ
エブ14の間に掛け渡した戻しばね23の力によ
り係合される。ウエブ14の中間部分は公知の案
内装置21によりリム3の側縁が裏板26に沿つ
て摺動できるように軽く支持される。
本発明による制動間隙調節装置は次のように構
成される。右側のブレーキシユー31のウエブ1
4の上端部にピン1によりブレーキレバー2の上
端部が回動可能に支持され、ブレーキレバー2の
下端部はリム3の内面に衝合される。左側のブレ
ーキシユー31のウエブ14の上端部に、中間レ
バー4の上端部がピン29により回動可能に支持
される。中間レバー4の中間部分とブレーキレバ
ー2の中間部分との間にストラツト5が係合され
る。ストラツト5の両端部は二股状となつてお
り、右端部はウエブ14とブレーキレバー2を抱
持し、左端部は中間レバー4とウエブ14を抱持
する。
成される。右側のブレーキシユー31のウエブ1
4の上端部にピン1によりブレーキレバー2の上
端部が回動可能に支持され、ブレーキレバー2の
下端部はリム3の内面に衝合される。左側のブレ
ーキシユー31のウエブ14の上端部に、中間レ
バー4の上端部がピン29により回動可能に支持
される。中間レバー4の中間部分とブレーキレバ
ー2の中間部分との間にストラツト5が係合され
る。ストラツト5の両端部は二股状となつてお
り、右端部はウエブ14とブレーキレバー2を抱
持し、左端部は中間レバー4とウエブ14を抱持
する。
中間レバー4の下端部は裏板26の中心を通る
ほぼ水平な線上まで延び、この部分で裏板26へ
向つて直角に折り曲げられた折曲片4aを備えて
いる。この折曲片4aに調節ボルト6が支持され
る。中間レバー4の下端部にL字形の調節レバー
9の中間部分がピン10により回動可能に支持さ
れる。調節レバー9の上端は調節レバー9と中間
レバー4との間に掛け渡したばね11の力により
ストラツト5の左端部へ付勢衝合される。一方、
調節レバー9の下端は爪車8に噛み合される。
ほぼ水平な線上まで延び、この部分で裏板26へ
向つて直角に折り曲げられた折曲片4aを備えて
いる。この折曲片4aに調節ボルト6が支持され
る。中間レバー4の下端部にL字形の調節レバー
9の中間部分がピン10により回動可能に支持さ
れる。調節レバー9の上端は調節レバー9と中間
レバー4との間に掛け渡したばね11の力により
ストラツト5の左端部へ付勢衝合される。一方、
調節レバー9の下端は爪車8に噛み合される。
第2図に示すように、爪車8と一体の調節ナツ
ト7に螺合する調節ボルト6が、中間レバー4の
折曲片4aに設けた穴32に挿通支持され、調節
ボルト6の左端部に設けた割溝6aがウエブ14
に係合される。
ト7に螺合する調節ボルト6が、中間レバー4の
折曲片4aに設けた穴32に挿通支持され、調節
ボルト6の左端部に設けた割溝6aがウエブ14
に係合される。
本発明による制動間隙調節装置の作動について
説明する。液圧シリンダ装置20の中間部分に形
成される液室へ圧液を供給すると、1対のピスト
ンが外方へ突出し、1対のブレーキシユー31の
上端がアンカ部材27と係合する下端を支点とし
て押し拡げられ、ブレーキシユーの内周面に押し
し付けられ、制動力を発生する。
説明する。液圧シリンダ装置20の中間部分に形
成される液室へ圧液を供給すると、1対のピスト
ンが外方へ突出し、1対のブレーキシユー31の
上端がアンカ部材27と係合する下端を支点とし
て押し拡げられ、ブレーキシユーの内周面に押し
し付けられ、制動力を発生する。
ブレーキ作用時、左側のブレーキシユー31に
中間レバー4が追随する。ばね11の力を受ける
調節レバー9の上端によりストラツト5が右方へ
付勢され、右側のブレーキシユー31と一緒に右
方へ移動し、ストラツト5の左端部と中間レバー
4との係合部に隙間が生じる。中間レバー4の左
方運動とストラツト5の右方運動は、調節レバー
9にピン10を中心とする時計方向の回動を生じ
させる。爪車8と一緒に調節ナツト7が回転し、
左側のブレーキシユー31のウエブ14に係合す
る調節ボルト6が調節ナツト7から左方へ螺出す
る。ウエブ14の縁部と折曲片4aに係合する調
節ナツト7との間隔が増大し、つまりブレーキシ
ユー31と中間レバー4とのピン29を中心とす
る拡がりが増大し、中間レバー4とストラツト5
の左端部との間の隙間が縮小する。これにより、
ブレーキ解除時のブレーキシユー31の戻り位置
が制限され、制動間隙が縮小される。
中間レバー4が追随する。ばね11の力を受ける
調節レバー9の上端によりストラツト5が右方へ
付勢され、右側のブレーキシユー31と一緒に右
方へ移動し、ストラツト5の左端部と中間レバー
4との係合部に隙間が生じる。中間レバー4の左
方運動とストラツト5の右方運動は、調節レバー
9にピン10を中心とする時計方向の回動を生じ
させる。爪車8と一緒に調節ナツト7が回転し、
左側のブレーキシユー31のウエブ14に係合す
る調節ボルト6が調節ナツト7から左方へ螺出す
る。ウエブ14の縁部と折曲片4aに係合する調
節ナツト7との間隔が増大し、つまりブレーキシ
ユー31と中間レバー4とのピン29を中心とす
る拡がりが増大し、中間レバー4とストラツト5
の左端部との間の隙間が縮小する。これにより、
ブレーキ解除時のブレーキシユー31の戻り位置
が制限され、制動間隙が縮小される。
液圧シリンダ装置20への液圧を解放すると、
戻しばね23の力により左右のブレーキシユー3
1が内方へ戻される。この時、右側のブレーキシ
ユー3によりストラツト5が左方へ押され、左側
のブレーキシユー31と一縮に中間レバー4が右
方へ押され、ストラツト5の左端部に衝合したと
ころで停止する。中間レバー4の右方運動に際し
て、調節レバー9はばね11の力に抗してストラ
ツト5により押し戻され、ピン10を中心として
反時計方向へ僅かながら回動される。この時、調
節レバー9の下端が爪車8の爪を乗り越えて新し
い爪と噛み合う。しかし、前回のブレーキ操作時
制動間隙が適正値にある場合は、液圧によるブレ
ーキの作用と解除に際し、調節レバー9の下端は
爪車8の同じ爪と爪の間で遊動し、制動間隙調節
作用をしない。
戻しばね23の力により左右のブレーキシユー3
1が内方へ戻される。この時、右側のブレーキシ
ユー3によりストラツト5が左方へ押され、左側
のブレーキシユー31と一縮に中間レバー4が右
方へ押され、ストラツト5の左端部に衝合したと
ころで停止する。中間レバー4の右方運動に際し
て、調節レバー9はばね11の力に抗してストラ
ツト5により押し戻され、ピン10を中心として
反時計方向へ僅かながら回動される。この時、調
節レバー9の下端が爪車8の爪を乗り越えて新し
い爪と噛み合う。しかし、前回のブレーキ操作時
制動間隙が適正値にある場合は、液圧によるブレ
ーキの作用と解除に際し、調節レバー9の下端は
爪車8の同じ爪と爪の間で遊動し、制動間隙調節
作用をしない。
なお、駐車ブレーキの作用時は、ブレーキレバ
ー2をピン1を中心として時計方向に回動する
と、ブレーキレバー2によりストラツト5が左方
へ押され、中間レバー4と一緒に左側のブレーキ
シユー31が左方へ移動し、ブレーキドラムに押
し付けられる。さらに、ブレーキレバー2を回動
すると、ストラツト5の右端部を支点とするブレ
ーキレバー2の回動により、ピン1を介して右側
のブレーキシユー31がブレーキドラムに押し付
けられ、制動力を発生する。この場合は、調節レ
バー9は制動間隙調節作用をしない。
ー2をピン1を中心として時計方向に回動する
と、ブレーキレバー2によりストラツト5が左方
へ押され、中間レバー4と一緒に左側のブレーキ
シユー31が左方へ移動し、ブレーキドラムに押
し付けられる。さらに、ブレーキレバー2を回動
すると、ストラツト5の右端部を支点とするブレ
ーキレバー2の回動により、ピン1を介して右側
のブレーキシユー31がブレーキドラムに押し付
けられ、制動力を発生する。この場合は、調節レ
バー9は制動間隙調節作用をしない。
なお、上述の実施例では、ブレーキ作用時制動
間隙が縮小されるように構成したが、逆にブレー
キ解除時制動間隙が縮小されるように構成するこ
とができる。この場合は、爪車8の爪を逆向きと
し、かつ調節ボルト6のねじ溝を逆向きに構成
し、調節レバー9は反時計方向に回動する時爪車
8に噛み合つて回動させるように構成する。
間隙が縮小されるように構成したが、逆にブレー
キ解除時制動間隙が縮小されるように構成するこ
とができる。この場合は、爪車8の爪を逆向きと
し、かつ調節ボルト6のねじ溝を逆向きに構成
し、調節レバー9は反時計方向に回動する時爪車
8に噛み合つて回動させるように構成する。
また、上述の実施例で、調節レバー9と中間レ
バー4とに掛け渡したばね11に代えて、第3図
に示すようにストラツト5と右側のブレーキシユ
ー31との間にばね33を掛け渡し、調節レバー
9の上端をストラツト5に係止しても、同様の作
用効果が得られる。この実施例では、ブレーキレ
バーがなく、ストラツト5の右端部が右側のブレ
ーキシユー31のウエブ14に直接係合される。
バー4とに掛け渡したばね11に代えて、第3図
に示すようにストラツト5と右側のブレーキシユ
ー31との間にばね33を掛け渡し、調節レバー
9の上端をストラツト5に係止しても、同様の作
用効果が得られる。この実施例では、ブレーキレ
バーがなく、ストラツト5の右端部が右側のブレ
ーキシユー31のウエブ14に直接係合される。
[発明の効果]
本発明は上述のように、第1のブレーキシユー
に回動可能に軸支持した中間レバーと第2のブレ
ーキシユーとの間にストラツトを係合し、中間レ
バーの先端部に第1のブレーキシユーに係合する
調節ボルトを軸方向摺動可能に支持し、中間部分
を中間レバーに回動可能に支持した調節レバーの
一端部を、ばねによりストラツトの端部に付勢衝
合し、調節ボルトに螺合した調節ナツトと一体の
爪車に、調節レバーの他端部を噛み合せたから、
ブレーキ作用時ストラツトの移動に伴い、ばねの
力により調節レバーが回動し、爪車が回転される
と、調節ボルトの螺出に伴つてピンを中心として
左側のブレーキシユーと中間レバーとが相対的に
拡げられ、これによりブレーキシユーの戻り量が
制限され、制動間隙が縮小される。
に回動可能に軸支持した中間レバーと第2のブレ
ーキシユーとの間にストラツトを係合し、中間レ
バーの先端部に第1のブレーキシユーに係合する
調節ボルトを軸方向摺動可能に支持し、中間部分
を中間レバーに回動可能に支持した調節レバーの
一端部を、ばねによりストラツトの端部に付勢衝
合し、調節ボルトに螺合した調節ナツトと一体の
爪車に、調節レバーの他端部を噛み合せたから、
ブレーキ作用時ストラツトの移動に伴い、ばねの
力により調節レバーが回動し、爪車が回転される
と、調節ボルトの螺出に伴つてピンを中心として
左側のブレーキシユーと中間レバーとが相対的に
拡げられ、これによりブレーキシユーの戻り量が
制限され、制動間隙が縮小される。
調節レバーはブレーキ作用時ストラツトと中間
レバーとの相対離隔運動に伴いばねの力を受けて
回動されるので、小さなばね力で大きな調節ナツ
トの回動量が得られる。
レバーとの相対離隔運動に伴いばねの力を受けて
回動されるので、小さなばね力で大きな調節ナツ
トの回動量が得られる。
本発明によれば、調節レバーや調節ボルトと調
節ナツトとの螺合部に制動力が作用しないので、
これらは小さなばね力で円滑に動作し、調節レバ
ーと爪車との噛合部の摩耗が抑えられる。
節ナツトとの螺合部に制動力が作用しないので、
これらは小さなばね力で円滑に動作し、調節レバ
ーと爪車との噛合部の摩耗が抑えられる。
第1図は本発明に係るドラムブレーキの制動間
隙調節装置の正面図、第2図は第1図の線−
による平面断面図、第3図は本発明の一部変更実
施例に係る制動間隙調節装置の下半部分を省略し
て示す正面図である。 1,10:ピン、4:中間レバー、5:ストラ
ツト、6:調節ボルト、7:調節ナツト、8:爪
車、9:調節レバー、11:ばね、20:液圧シ
リンダ装置、23:戻しばね、26:裏板、2
7:アンカ部材、29:ピン、31:ブレーキシ
ユー、33:ばね。
隙調節装置の正面図、第2図は第1図の線−
による平面断面図、第3図は本発明の一部変更実
施例に係る制動間隙調節装置の下半部分を省略し
て示す正面図である。 1,10:ピン、4:中間レバー、5:ストラ
ツト、6:調節ボルト、7:調節ナツト、8:爪
車、9:調節レバー、11:ばね、20:液圧シ
リンダ装置、23:戻しばね、26:裏板、2
7:アンカ部材、29:ピン、31:ブレーキシ
ユー、33:ばね。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1のブレーキシユーに回動可能に軸支持し
た中間レバーと第2のブレーキシユーとの間にス
トラツトを係合し、中間レバーの先端部に第1の
ブレーキシユーに係合する調節ボルトを軸方向摺
動可能に支持し、中間部分を中間レバーに回動可
能に支持した調節レバーの一端部を、ばねにより
ストラツトの端部に付勢衝合し、調節ボルトに螺
合した調節ナツトと一体の爪車に、調節レバーの
他端部を噛み合せたことを特徴とするドラムブレ
ーキの制動間隙調節装置。 2 調節レバーの一端部をストラツトの端部に衝
合するためのばねを、調節レバーの一端部と中間
レバーとの間に掛け渡した特許請求の範囲1に記
載のドラムブレーキの制動間隙調節装置。 3 前記ばねを第2のブレーキシユーとストラツ
トとの間に掛け渡し、調節レバーの一端部をスト
ラツトの端部に係止した特許請求の範囲1に記載
のドラムブレーキの制動間隙調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092379A JPS5628329A (en) | 1979-08-08 | 1979-08-08 | Brake gap adjusting apparatus of drum brake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092379A JPS5628329A (en) | 1979-08-08 | 1979-08-08 | Brake gap adjusting apparatus of drum brake |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5628329A JPS5628329A (en) | 1981-03-19 |
JPS6357652B2 true JPS6357652B2 (ja) | 1988-11-11 |
Family
ID=14286859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10092379A Granted JPS5628329A (en) | 1979-08-08 | 1979-08-08 | Brake gap adjusting apparatus of drum brake |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5628329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04135741U (ja) * | 1991-06-05 | 1992-12-17 | 三陽ハルツ株式会社 | フイルム装填済み小型カメラ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IN156116B (ja) * | 1979-08-31 | 1985-05-18 | Automotive Prod Co Ltd | |
JP2941682B2 (ja) * | 1994-05-12 | 1999-08-25 | 株式会社東芝 | 真空バルブ及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS523980A (en) * | 1975-06-23 | 1977-01-12 | Dba Sa | Drum blake |
-
1979
- 1979-08-08 JP JP10092379A patent/JPS5628329A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS523980A (en) * | 1975-06-23 | 1977-01-12 | Dba Sa | Drum blake |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04135741U (ja) * | 1991-06-05 | 1992-12-17 | 三陽ハルツ株式会社 | フイルム装填済み小型カメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5628329A (en) | 1981-03-19 |
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