JPS62211358A - Nb3Sn超電導線の製造方法 - Google Patents
Nb3Sn超電導線の製造方法Info
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- JPS62211358A JPS62211358A JP61053404A JP5340486A JPS62211358A JP S62211358 A JPS62211358 A JP S62211358A JP 61053404 A JP61053404 A JP 61053404A JP 5340486 A JP5340486 A JP 5340486A JP S62211358 A JPS62211358 A JP S62211358A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、核融合炉用トロイダルマグネット、粒子加速
器用マグネット、超電導発電機用マグネット等に利用さ
れ石高@FAゆ性の優ノ1を−阿り、!”;n招電導線
を製造する方法に関するものである。
器用マグネット、超電導発電機用マグネット等に利用さ
れ石高@FAゆ性の優ノ1を−阿り、!”;n招電導線
を製造する方法に関するものである。
「従来の技術」
N bsS nl、:T i等の第3元素を添加するこ
とによってNb:+Sn超電導線の高磁界特性、特に、
fOT(テスラ)以上の臨界電流特性を改善できること
が知られている。そして、Tiを添加したNb3Sn超
電導線を製造する方法として、従来、以下に説明する方
法が提案されている。
とによってNb:+Sn超電導線の高磁界特性、特に、
fOT(テスラ)以上の臨界電流特性を改善できること
が知られている。そして、Tiを添加したNb3Sn超
電導線を製造する方法として、従来、以下に説明する方
法が提案されている。
りNb芯材にTiを微量(0,1−15原子%の範囲で
あって、好ましくは1.0〜1.5重量%程度)添加し
て合金化したNb芯材を製造し、このNb芯材を基地内
に配して超電導素線を作製し、これに拡散熱処理を施し
てNb、Sn超電導線を製造する方法。
あって、好ましくは1.0〜1.5重量%程度)添加し
て合金化したNb芯材を製造し、このNb芯材を基地内
に配して超電導素線を作製し、これに拡散熱処理を施し
てNb、Sn超電導線を製造する方法。
2)ブロンズ基地(Cu−Sn合金基地)の内部にTi
を微ff1(0、1〜5原子%の範囲で、好ましくは0
゜2〜0.4重量%)添加することにより3元合金系ブ
ロンズ基地(Cu−Sn−Ti合金基地)を製造し、こ
の3元合金系ブロンズ基地の内部にNb芯材を配して超
電導素線を作製し、これに拡散熱処理を施してNt+s
Sn超電導線を製造する方法。
を微ff1(0、1〜5原子%の範囲で、好ましくは0
゜2〜0.4重量%)添加することにより3元合金系ブ
ロンズ基地(Cu−Sn−Ti合金基地)を製造し、こ
の3元合金系ブロンズ基地の内部にNb芯材を配して超
電導素線を作製し、これに拡散熱処理を施してNt+s
Sn超電導線を製造する方法。
なお、添加する第3元素としてTiの代わりにTa、H
f、AI、rn、GaXZr等を用いることらある。
f、AI、rn、GaXZr等を用いることらある。
「発明が解決しようとする問題点」
前記した各方法には、以下に説明する問題があっノこ。
a)Tiのように高温で非常に活性な元素をNb芯材に
微量添加する場合、コストの高い特殊な溶解法、例えば
、電子ビーム溶解法やアーク溶解法を新たに採用しなく
てはならず、製造コストが嵩むとともに、これらの溶解
法を採用してもTiをNb芯材に均一に添加するには技
術的にかなりの困難性を伴う。
微量添加する場合、コストの高い特殊な溶解法、例えば
、電子ビーム溶解法やアーク溶解法を新たに採用しなく
てはならず、製造コストが嵩むとともに、これらの溶解
法を採用してもTiをNb芯材に均一に添加するには技
術的にかなりの困難性を伴う。
また、Nb芯材にTiを微m添加することによってNb
芯材の硬度が向上する関係から、極細多心化のために行
う縮径加工の際に強加工する場合、断線等のトラブルを
生じる問題がある。
芯材の硬度が向上する関係から、極細多心化のために行
う縮径加工の際に強加工する場合、断線等のトラブルを
生じる問題がある。
従って縮径工程においては、Nb芯材を合金化せずに純
Nbの状態のまま加工することが望ましいのである。
Nbの状態のまま加工することが望ましいのである。
b)ブロンズ基地にTiを添加する場合、大気溶解を行
うと後工程の縮径加工の際に割れを生じるために、真空
溶解を行う必要があり、溶解量に制限を生じろ問題があ
る。また、この場合、ブロンズ基地がCu−9n−Ti
系の3元合金となるために、加工硬化能が大きくなり、
縮径工程で全体に硬化することが早くなり、中間焼鈍を
ひんばんに行わないと断線等のトラブルを生じる問題が
ある。
うと後工程の縮径加工の際に割れを生じるために、真空
溶解を行う必要があり、溶解量に制限を生じろ問題があ
る。また、この場合、ブロンズ基地がCu−9n−Ti
系の3元合金となるために、加工硬化能が大きくなり、
縮径工程で全体に硬化することが早くなり、中間焼鈍を
ひんばんに行わないと断線等のトラブルを生じる問題が
ある。
ところで、前記超電導素線に拡散熱処理を施す場合には
、従来、Nb芯材の全域にNb3Snを生成させるので
はなく、Nb芯材の中心部を除いた部分にNb3Snを
生成させてNb芯材の中心部をNbの状態にしておくこ
とがなされている。
、従来、Nb芯材の全域にNb3Snを生成させるので
はなく、Nb芯材の中心部を除いた部分にNb3Snを
生成させてNb芯材の中心部をNbの状態にしておくこ
とがなされている。
このように拡散熱処理を施す理由は、以下に説明する2
つの理由によっている。
つの理由によっている。
第1の理由は、中心部に純Nbを残すことによって拡散
熱処理後の超電導線の機械強度を高めるためである。
熱処理後の超電導線の機械強度を高めるためである。
第2の理由は、拡散熱処理を高温で長時間施すことによ
り生じる[b、Sn結晶粒の粗大化、並びにそれによる
超電導特性の劣化を阻止するためである。即ち、所定の
超電導特性を得るためのNb1Snを生成させることが
できる拡散熱処理条件のうち、必要最低限の温度と時間
に拡散熱処理条件を止どめろためである。
り生じる[b、Sn結晶粒の粗大化、並びにそれによる
超電導特性の劣化を阻止するためである。即ち、所定の
超電導特性を得るためのNb1Snを生成させることが
できる拡散熱処理条件のうち、必要最低限の温度と時間
に拡散熱処理条件を止どめろためである。
従って従来、Nb芯材の中心部分は、Nb、Snの生成
に寄与しない部分となっていた。
に寄与しない部分となっていた。
本発明は前記問題に鑑みるとともに、従来Nb3Snの
生成に寄与さ仕ていないNb芯材の中心部分を超電導線
の特性向上のために積極的に、かつ、有効に利用するた
めになされたもので、極細多心化のための縮径加工時に
断線等のトラブルを生じさせろことがなく良好な加工性
を有するとともに、臨界電流密度が高く、良好な超電導
特性を発揮する上に、軽量であり、機械強度の高い超電
導線を製造する方法の提供を目的とする。
生成に寄与さ仕ていないNb芯材の中心部分を超電導線
の特性向上のために積極的に、かつ、有効に利用するた
めになされたもので、極細多心化のための縮径加工時に
断線等のトラブルを生じさせろことがなく良好な加工性
を有するとともに、臨界電流密度が高く、良好な超電導
特性を発揮する上に、軽量であり、機械強度の高い超電
導線を製造する方法の提供を目的とする。
「問題点を解決するための手段」
本発明の製造方法は、前記問題点を解消するたAl−C
−メ−4$1F−jthhn)rtra?+−x+b→
−−Wメー羅コ1て構成されろ超電導素線に拡散熱処理
を施ずNb3Sn超電導線の製造方法において、Nt)
+Snの高磁界域における臨界電流値を向上させるTi
、Ta。
−メ−4$1F−jthhn)rtra?+−x+b→
−−Wメー羅コ1て構成されろ超電導素線に拡散熱処理
を施ずNb3Sn超電導線の製造方法において、Nt)
+Snの高磁界域における臨界電流値を向上させるTi
、Ta。
In、Hf5Ah Zrのいずれか1つ以上からなる芯
体をNb芯材の中心部に配する方法であって、前記芯体
として、Nb芯材の直径2割以上でかつ6割以下の値の
直径を有する芯体をNb芯材に配するものである。
体をNb芯材の中心部に配する方法であって、前記芯体
として、Nb芯材の直径2割以上でかつ6割以下の値の
直径を有する芯体をNb芯材に配するものである。
「作用」
拡散熱処理時にNb芯材のNbと、基地のSnとを反応
させることによりNb3Sn−Tiを生成させて浸れた
超電導特性を発揮させ、Nb芯社中心部の芯体を超電導
線の強度向上のために利用できるとともに、拡散熱処理
前に、芯体とNb芯材、および芯体と基地を合金化しな
いようにしてNb芯材と基地の加工性を維持することに
より加工性を向上さUo、断線等のトラブルを解消する
。
させることによりNb3Sn−Tiを生成させて浸れた
超電導特性を発揮させ、Nb芯社中心部の芯体を超電導
線の強度向上のために利用できるとともに、拡散熱処理
前に、芯体とNb芯材、および芯体と基地を合金化しな
いようにしてNb芯材と基地の加工性を維持することに
より加工性を向上さUo、断線等のトラブルを解消する
。
「実施例」
第1図(A)〜(I])は、本発明の一実施例を示すも
ので、第1図(A)に示す複合ロッドRに順次加工を施
して第1図(I()に示す超電導素線Tを製造し、この
超電導素線Tに後述する拡散熱処理を施して超電導線を
製造する。
ので、第1図(A)に示す複合ロッドRに順次加工を施
して第1図(I()に示す超電導素線Tを製造し、この
超電導素線Tに後述する拡散熱処理を施して超電導線を
製造する。
超電導線を製造するには、まず、Nb*Snの高磁界域
における臨界電流値を向上させる第3元素であるTiか
らなる芯体lをNbパイプ2に挿通して第1図(A)に
示す複合ロッドRを作製する。ここで、芯体!の直径を
Nbパイプ2の直径の2割以上で、かつ、6割以下の値
に設定する。なお、前記芯体1を構成する材料は、Nb
3Snの高磁界域における臨界電流値を向上させる T
i1Ta。
における臨界電流値を向上させる第3元素であるTiか
らなる芯体lをNbパイプ2に挿通して第1図(A)に
示す複合ロッドRを作製する。ここで、芯体!の直径を
Nbパイプ2の直径の2割以上で、かつ、6割以下の値
に設定する。なお、前記芯体1を構成する材料は、Nb
3Snの高磁界域における臨界電流値を向上させる T
i1Ta。
Hr、 AL Ins Ga、 Zr等の第3元素か
らなる高純度材料あるいは、これらの合金材料を用いる
ことができる。また、Nbパイプ2はNbロッドに透孔
を形成して作製してもよいし予めパイプ状に形成された
ものを用いてら良い。そして、前述の如<Nbパイプを
用いる場合、長尺の複合ロッドRでも自由に作製するこ
とができる。
らなる高純度材料あるいは、これらの合金材料を用いる
ことができる。また、Nbパイプ2はNbロッドに透孔
を形成して作製してもよいし予めパイプ状に形成された
ものを用いてら良い。そして、前述の如<Nbパイプを
用いる場合、長尺の複合ロッドRでも自由に作製するこ
とができる。
次に、前記複合ロッドRに必要に応じて縮径加工を施し
て第1図(B)に示ずNb芯材3を作製し、このNb芯
+43をCu−Sn合金あるいはCuからなる管体4に
第1図(C)に示すように挿入し、続いて縮径加工を施
して第1図(D)に示す1次複合徨5を作製する。
て第1図(B)に示ずNb芯材3を作製し、このNb芯
+43をCu−Sn合金あるいはCuからなる管体4に
第1図(C)に示すように挿入し、続いて縮径加工を施
して第1図(D)に示す1次複合徨5を作製する。
次いで、前記1次複合線5を多数本集合して第1図(E
)に示ずようにCu−Sn合金あるいはCuからなるバ
イブロに挿入し、更に縮径して第1図(F)に示す2次
複合線7を作製する。
)に示ずようにCu−Sn合金あるいはCuからなるバ
イブロに挿入し、更に縮径して第1図(F)に示す2次
複合線7を作製する。
そして更に、前記2次複合線7を多数本集合するととも
に、銅管8と、Taからなるバリア管9と、Cu−Sn
合金からなる管体lOから構成される腹合管1!に第1
図(G)に示すように挿入し、これを所要の直径まで縮
径して第1図(H)に示すように基地12の内部にNb
フィラメントとTiフィラメントが埋設された超電導素
線Tを作製する。
に、銅管8と、Taからなるバリア管9と、Cu−Sn
合金からなる管体lOから構成される腹合管1!に第1
図(G)に示すように挿入し、これを所要の直径まで縮
径して第1図(H)に示すように基地12の内部にNb
フィラメントとTiフィラメントが埋設された超電導素
線Tを作製する。
なお、前述の各縮径加工においては、Tiからなる芯体
lは基地内部のNbあるいはSnと合金化していないた
めに、基地の加工性を損なうことはなく、従ってSnと
TiあるいはNbとTiを合金化していた従来の超電導
素線に比較して中間焼鈍条件が有利になり、縮径加工中
の断線等のトラブルらなくなり、加工性が向上する。
lは基地内部のNbあるいはSnと合金化していないた
めに、基地の加工性を損なうことはなく、従ってSnと
TiあるいはNbとTiを合金化していた従来の超電導
素線に比較して中間焼鈍条件が有利になり、縮径加工中
の断線等のトラブルらなくなり、加工性が向上する。
また、超電導素線Tを製造する工程は、第1図(A)〜
(H)に示す工程の他に、従来公知の各種工程を採用し
ても良い。即ち、例えば、複合素線の集合は1回以上の
所要回数行っても良く、更に、1次複合線5や2次複合
線7の表面にSnメッキ層を形成してSnの拡散を促進
する構成にしても良い。
(H)に示す工程の他に、従来公知の各種工程を採用し
ても良い。即ち、例えば、複合素線の集合は1回以上の
所要回数行っても良く、更に、1次複合線5や2次複合
線7の表面にSnメッキ層を形成してSnの拡散を促進
する構成にしても良い。
前述の如く製造された超電導素線Tに、拡散熱処理(6
00℃〜850℃程度の温度に20〜150時間程度加
熱する熱処理)を施し、後述する如く基地12のSnと
Nb芯材3のNbおよびTiを反応させてNb+5n−
Tiを生成し、N bs S n超電導線を製造する。
00℃〜850℃程度の温度に20〜150時間程度加
熱する熱処理)を施し、後述する如く基地12のSnと
Nb芯材3のNbおよびTiを反応させてNb+5n−
Tiを生成し、N bs S n超電導線を製造する。
この際、拡散熱処理を施すことによって超電導素線Tの
内部においては、第2図ないし第4図に示すように反応
が進行する。
内部においては、第2図ないし第4図に示すように反応
が進行する。
即ち、第2図に示すように、基地12の内部にNb芯材
3が配された状態において拡散熱処理を施すと、第3図
に示ずようにNb芯材lの外周部側でN b3S nか
生成し、その過程でTiも拡散してNb3Sn−Ti層
20が生成され、拡散熱処理の進行とともに第3図に示
すようにNb3Sn−’ri層20が増大する。そして
、拡散熱処理によってNb3Sn層20を芯体1の外周
部側(好ましくは、芯体1の直径の5〜50%の範囲)
まで侵入させる。
3が配された状態において拡散熱処理を施すと、第3図
に示ずようにNb芯材lの外周部側でN b3S nか
生成し、その過程でTiも拡散してNb3Sn−Ti層
20が生成され、拡散熱処理の進行とともに第3図に示
すようにNb3Sn−’ri層20が増大する。そして
、拡散熱処理によってNb3Sn層20を芯体1の外周
部側(好ましくは、芯体1の直径の5〜50%の範囲)
まで侵入させる。
従って前記超電導線においては、Nb芯材3の外周側の
大部分が第4図に示すようにNb:+Sn化した構造で
あり、Nb芯材3の中心部には芯体lの一部が未反応T
iのまま残留している。即ち、前記構造の超電導線は、
未反応Nbを内部に具備していた従来構造の超電導線に
比較して、Nbより軽量性に富み高強度の未反応Ti部
分を内部に具備するために、機械強度か向上し、軽量性
も備えている。
大部分が第4図に示すようにNb:+Sn化した構造で
あり、Nb芯材3の中心部には芯体lの一部が未反応T
iのまま残留している。即ち、前記構造の超電導線は、
未反応Nbを内部に具備していた従来構造の超電導線に
比較して、Nbより軽量性に富み高強度の未反応Ti部
分を内部に具備するために、機械強度か向上し、軽量性
も備えている。
なお、本発明においては、芯体1の直径をNb芯材3の
直径の2割(Nb芯材3の全横断面積において、Nbバ
イブ2の占める横断面積割合が96%の場合)〜6割(
Nb芯材3の全横断面積において、Nbパイプ2の占め
る溝断面積割合が64%の場合)の範囲に設定しである
。芯体Iの直径をこのj;うに設定したのは以下に述べ
る2つの理由によっている。
直径の2割(Nb芯材3の全横断面積において、Nbバ
イブ2の占める横断面積割合が96%の場合)〜6割(
Nb芯材3の全横断面積において、Nbパイプ2の占め
る溝断面積割合が64%の場合)の範囲に設定しである
。芯体Iの直径をこのj;うに設定したのは以下に述べ
る2つの理由によっている。
まず、第1の理由は、芯体Iの直径がNb芯材3の直径
の2!′lIを下回る値(即ち、Nbパイプ2の横断面
積がNb芯I43の全横断面積の96%以上の場合)の
場合、前述の如く芯体1の内部に未反応Ti部分を残す
ように拡散熱処理を施した場合であっても、未反応Ti
部分による強度向上の効果が得られないためである。
の2!′lIを下回る値(即ち、Nbパイプ2の横断面
積がNb芯I43の全横断面積の96%以上の場合)の
場合、前述の如く芯体1の内部に未反応Ti部分を残す
ように拡散熱処理を施した場合であっても、未反応Ti
部分による強度向上の効果が得られないためである。
第2の理由は、芯体lの直径がNb芯材3の直径の6割
を越える値(即ち、Nbパイプ2の横断面積がNb芯材
3の全横断面積の64%以下の場合)であると、Nbf
f1が少なくなってNb3Snの生成量が減少し、臨界
電流値が低下して実用的な超電導線とならないためであ
る。
を越える値(即ち、Nbパイプ2の横断面積がNb芯材
3の全横断面積の64%以下の場合)であると、Nbf
f1が少なくなってNb3Snの生成量が減少し、臨界
電流値が低下して実用的な超電導線とならないためであ
る。
従って本発明では、芯体lの直径を先に記載した範囲に
限定しん。
限定しん。
「製造例」
外径10mm、肉厚2 、5 mmのNbバイブに直径
5mmのTi棒を挿入し、縮径加工を施して直径6mm
の複合線を作製し、次にこの複合線を、外径10mm、
肉厚1.5mmであって、Sn13wt%を含有するブ
ロンズ管に挿入し、縮径加工を施して直径10mmの1
次複合線を作製した。次に、前記1次複合線を91本集
合し、外径13mm、肉厚0.5mmであって、SnL
3wL%を含有するブロンズ管に挿入して縮径加工を施
し、直径1.0mmの2次複合線を作製した。更に、館
記2次複合線を91本集合し、外径201、肉厚2n+
mの鋼管と、外径15 nun、肉厚0.5mmのバリ
ア用Ta管と、外径1311肉厚0.5mmであって、
Sn13wt%を含有するブロンズ管とからなる複合管
に挿入して縮径加工を施し、直径1.4ma+の超電導
素線を作製した。
5mmのTi棒を挿入し、縮径加工を施して直径6mm
の複合線を作製し、次にこの複合線を、外径10mm、
肉厚1.5mmであって、Sn13wt%を含有するブ
ロンズ管に挿入し、縮径加工を施して直径10mmの1
次複合線を作製した。次に、前記1次複合線を91本集
合し、外径13mm、肉厚0.5mmであって、SnL
3wL%を含有するブロンズ管に挿入して縮径加工を施
し、直径1.0mmの2次複合線を作製した。更に、館
記2次複合線を91本集合し、外径201、肉厚2n+
mの鋼管と、外径15 nun、肉厚0.5mmのバリ
ア用Ta管と、外径1311肉厚0.5mmであって、
Sn13wt%を含有するブロンズ管とからなる複合管
に挿入して縮径加工を施し、直径1.4ma+の超電導
素線を作製した。
この後に前記超電導素線を800℃に50時間加熱する
拡散熱処理を施してNb3Sn超電導線を製造した。こ
のNb、Sn超電導線の横断面構造を顕微鏡観察したと
ころ、Nbフィラメントの直径は約5μであり、Nb3
Sn層の生成量は約2μであった。そして、Nbフィラ
メント中のTiフィラメントの直径は約2μとなってお
り、Nb3Sn生成領域はTiフィラメント領域に0.
5μ程度食い込んでおり、EPMA(電子プローブマイ
クロアナライザー)で分析したところNb3Sn中にT
iが拡散している状態を観察できた。
拡散熱処理を施してNb3Sn超電導線を製造した。こ
のNb、Sn超電導線の横断面構造を顕微鏡観察したと
ころ、Nbフィラメントの直径は約5μであり、Nb3
Sn層の生成量は約2μであった。そして、Nbフィラ
メント中のTiフィラメントの直径は約2μとなってお
り、Nb3Sn生成領域はTiフィラメント領域に0.
5μ程度食い込んでおり、EPMA(電子プローブマイ
クロアナライザー)で分析したところNb3Sn中にT
iが拡散している状態を観察できた。
第5図は前述の如く製造された超電導線の臨界電流特性
を示すものであり、第5図において実線Aが前述の如く
製造された超電導線の特性を示し、鎖線Bが従来のNb
aSnb電導線の特性を示している。
を示すものであり、第5図において実線Aが前述の如く
製造された超電導線の特性を示し、鎖線Bが従来のNb
aSnb電導線の特性を示している。
第5図より明らかなように、本発明方法によって製造さ
れた超電導線は、IOT以上の高磁界域において、従来
のNb3Sn超電導線よりも良好な臨界電流密度を示し
た。
れた超電導線は、IOT以上の高磁界域において、従来
のNb3Sn超電導線よりも良好な臨界電流密度を示し
た。
「発明の効果」
以上説明したように本発明は、Nb、3Snの高磁界域
における臨界電流値を向上させるTi、Ta。
における臨界電流値を向上させるTi、Ta。
In、 l−1fSAh Zrのいずれか1つ以上から
なる芯体をNb芯材の中央部に配ずろものであり、しか
らその芯体の直径をNb芯材の直径の2割〜6割に限定
した乙のであるため、以下に説明する効果を奏する。
なる芯体をNb芯材の中央部に配ずろものであり、しか
らその芯体の直径をNb芯材の直径の2割〜6割に限定
した乙のであるため、以下に説明する効果を奏する。
(1)本発明の方法は、Nb3Sn生成のための拡散熱
処理において、Nb+Sn結晶粒の粗大化を阻止するよ
うに拡散熱処理を施した場合に、芯体の中心部を未反応
状態で残留させることができるために、軽量で強度の高
いTi等の第3元素で芯体を形成した場合に、芯体中心
部の未反応Ti部分によって超電導線の強度を向上さU
゛るとともに軽量化できる効果がある。
処理において、Nb+Sn結晶粒の粗大化を阻止するよ
うに拡散熱処理を施した場合に、芯体の中心部を未反応
状態で残留させることができるために、軽量で強度の高
いTi等の第3元素で芯体を形成した場合に、芯体中心
部の未反応Ti部分によって超電導線の強度を向上さU
゛るとともに軽量化できる効果がある。
(II)本発明の方法は、芯体の直径をNb芯材の直径
の2割〜6割に設定したために、拡散熱処理によってN
b芯芯内内部Nb3Snを生成させた場合に、未反応部
分を芯体内部に残すために十分な芯体直径を確保ずろこ
とができ、Nb芯芯内内部十分なmのNb3Snを生成
させるためのNb量も確保できるために、優れた超電導
特性を有する上に、強度が高く軽量な超電導線を製めで
きる効果がある。
の2割〜6割に設定したために、拡散熱処理によってN
b芯芯内内部Nb3Snを生成させた場合に、未反応部
分を芯体内部に残すために十分な芯体直径を確保ずろこ
とができ、Nb芯芯内内部十分なmのNb3Snを生成
させるためのNb量も確保できるために、優れた超電導
特性を有する上に、強度が高く軽量な超電導線を製めで
きる効果がある。
(III)本発明の方法は、Nb芯材の内部にri、T
a、In、 Hf、 AI、 Zrのいずれか1つ以上
からなる芯体を配し、拡散熱処理前に芯体と芯材を合金
化しない状態で縮径加工できるために、Nb芯材や基地
に芯体を構成する第3元素を添加して合金化していた従
来の超電導線に比較して良好な加工性を得ることができ
る。従って極細多心化のための縮径加工中に断線等のト
ラブルを生じることなく加工することができる。
a、In、 Hf、 AI、 Zrのいずれか1つ以上
からなる芯体を配し、拡散熱処理前に芯体と芯材を合金
化しない状態で縮径加工できるために、Nb芯材や基地
に芯体を構成する第3元素を添加して合金化していた従
来の超電導線に比較して良好な加工性を得ることができ
る。従って極細多心化のための縮径加工中に断線等のト
ラブルを生じることなく加工することができる。
第1図(A)〜(H)ないし第4図は本発明の一実施例
を示すもので、第1図(A)は複合ロッドの横断面図、
第1図(B)は1次複合線の横断面図、第1図(C)は
Nb芯材を管体に挿入した状態を示す横断面図、第1
図(D)は1次複合線の横断面図、第1図(E)は、1
時複合線を集合状態を示す横断面図、第1図(F)は2
次複合線の横断面図、第1図CG)は2次複合線の集合
状態を示す横断面図、第1図(1−1)は、超電導素線
の横断面図、第2図は基地内に配されたNb芯材を示す
断面図、第3図は拡散熱処理中のNb芯材を示す断面図
、第4図は拡散熱処理終了後のNb芯1才を示す断面図
、第5図は従来のNb、SnH!l電導線の電界線流特
性と本発明方法によって製造されたNt)+Sn超電導
線の臨界電流特性を比較して示す線図である。 T・・・・・超電導素線、 【・・・・・・芯体、 2・・・・・・Nbパ
イプ、3・・・・・・N l)芯材、 5・・・・
・・1次複合線、7・・・・・・2次複合線、 8・・
・・・・銅管、9・・・・・・バリア管、 10・
・・・・・管体、11・・・・・・痕合管、 12
・・・・・・基地。
を示すもので、第1図(A)は複合ロッドの横断面図、
第1図(B)は1次複合線の横断面図、第1図(C)は
Nb芯材を管体に挿入した状態を示す横断面図、第1
図(D)は1次複合線の横断面図、第1図(E)は、1
時複合線を集合状態を示す横断面図、第1図(F)は2
次複合線の横断面図、第1図CG)は2次複合線の集合
状態を示す横断面図、第1図(1−1)は、超電導素線
の横断面図、第2図は基地内に配されたNb芯材を示す
断面図、第3図は拡散熱処理中のNb芯材を示す断面図
、第4図は拡散熱処理終了後のNb芯1才を示す断面図
、第5図は従来のNb、SnH!l電導線の電界線流特
性と本発明方法によって製造されたNt)+Sn超電導
線の臨界電流特性を比較して示す線図である。 T・・・・・超電導素線、 【・・・・・・芯体、 2・・・・・・Nbパ
イプ、3・・・・・・N l)芯材、 5・・・・
・・1次複合線、7・・・・・・2次複合線、 8・・
・・・・銅管、9・・・・・・バリア管、 10・
・・・・・管体、11・・・・・・痕合管、 12
・・・・・・基地。
Claims (1)
- Snを含有した基地の内部にNb芯材を配して構成され
た超電導素線に拡散熱処理を施して製造するNb_3S
n超電導線の製造方法において、Nb_3Snの高磁界
域における臨界電流値を向上させるTi、Ta、In、
Hf、Al、Zrのいずれか1つ以上からなる芯体を前
記Nb芯材の中心部に配するとともに、前記Nb芯材の
中心部に配する芯体として、Nb芯材の直径の2割以上
であって6割以下の値の直径を有する芯体を用いること
を特徴とするNb_3Sn超電導線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61053404A JPH0791623B2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | Nb3Sn超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61053404A JPH0791623B2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | Nb3Sn超電導線の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62211358A true JPS62211358A (ja) | 1987-09-17 |
JPH0791623B2 JPH0791623B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=12941890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61053404A Expired - Lifetime JPH0791623B2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | Nb3Sn超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791623B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991003060A1 (fr) * | 1989-08-25 | 1991-03-07 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Materiau filaire supraconducteur et procede de production d'un tel materiau |
JP2007509466A (ja) * | 2003-10-17 | 2007-04-12 | オックスフォード スーパーコンダクティング テクノロジー | Tiソース・ロッドを用いて(Nb,Ti)3Snワイヤを製造するための方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60250510A (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-11 | 株式会社東芝 | Nb3Sn複合超電導体の製造方法 |
-
1986
- 1986-03-11 JP JP61053404A patent/JPH0791623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60250510A (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-11 | 株式会社東芝 | Nb3Sn複合超電導体の製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991003060A1 (fr) * | 1989-08-25 | 1991-03-07 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Materiau filaire supraconducteur et procede de production d'un tel materiau |
JP2007509466A (ja) * | 2003-10-17 | 2007-04-12 | オックスフォード スーパーコンダクティング テクノロジー | Tiソース・ロッドを用いて(Nb,Ti)3Snワイヤを製造するための方法 |
JP4728245B2 (ja) * | 2003-10-17 | 2011-07-20 | オックスフォード スーパーコンダクティング テクノロジー | Tiソース・ロッドを用いて(Nb,Ti)3Snワイヤを製造するための方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791623B2 (ja) | 1995-10-04 |
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