JPS62208923A - 口金のインサ−ト成型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プラスチック製燃料タンク等の燃料給油口の
口金をインサー１〜成型する場合等に使用する、口金の
インサート成型袋口に関するものでおる。

［従来の技術］ タンクの口金をタンク本体の成型と同時にインサート成
型する場合、金型を閉じる際に口金が溶＠樹脂と共に押
し上げられないように固定する必要がある。

タンク口金をインサート成型する際、口金を固定する従
来の装置を第８図、第９図について説明する。

第８図に示す従来の装置においては、ガイドピンａの先
端部外周に装着した口金すの周方向には、２個ないし４
個の通し穴Ｃが穿設されてあり、ガイドピンａの内部側
からは、通し穴Ｃの直径よりも若干大径の鋼球ｄがスプ
リングｅによりガイドピンａの外側へ向けて突出するよ
うに付勢されている。そして鋼球ｄが通し穴Ｃに嵌入す
ることによって、口金すがガイドピンａに固定されるよ
うにしている。

また第９図に示す従来の装置においては、ガイドピンｆ
の先端外周に口金ｇを１し、ねじ部りを有する口金押え
板ｉをガイドピンｆの先端にねじ込み、口金押え板ｉで
口金ｇをガイドピンｆに押えていた。

［発明が解決しようとする問題点］ 第８図に示した従来の装置では、スプリングＣの強さ、
鋼球ｄの直径の大ぎさに制約が生じ、口金すを固定する
のに必要な十分な力を得ることができず、タンク本体の
成型時に金型を閉じる際に、口金すが溶融樹脂と共に開
放口の方に押し上げられてしまうことがあった。

また第９図に示した従来の装置では、口金Ｑは完全に押
えることができるが、タンク本体を成型した後、この成
型品を金型から取り出す時は、ガイドピンｆと一緒に取
り出し、口金押え板ｉは成型品に他の開口部を作り、こ
の開口部から口金押え板ｉを取り出さなければならない
ため、生産性が悪く、また成型品に他の開口部を作るこ
とができない場合には、使用不可能であった。

本発明は、リンク状の口金押えエレメントを使用し、タ
ンク本体の成型時には口金を確実に押えて固定し、成型
品を取り出すときにはｌコ金押えニレメン１〜を閉じた
状態にして容易に取り出せるようにしたタンク口金のイ
ンサー１〜成型装置を提供することを目的とするもので
ある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、プラスチック製タンクにインサートされる口
金が先端部外周面に装着されるガイド棒の軸心部に、連
結棒をその軸心方向に移動自在に貫通させ、該連結棒の
一端に、聞いたときに前記口金の開放端を押えるように
前記ガイド棒の先端側に位置させた複数の口金押えエレ
メントの各一端側を回動自在に枢着し、かつ、前記連結
棒を軸心方向に移動させて前記エレメントを開閉させる
ための駆動装置を連結棒の他端に連結したことを特徴と
する口金のインサー１〜成型装置としたものでめる。

［作　　用コ 連結棒をその軸心方向に移動すると、連結棒に枢着され
ている複数の口金押えニレメンｌ〜は開閉し、口金押え
ニレメン１〜は聞いた状態で口金をガイド棒に固定し、
口金エレメントが閉じると、口金から離れて口金の内部
を通過できるようになる。

［実　施　例１ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１はガイド棒で必ってその基端側はナ
ツト２，２′により支持台３に固定されている。ガイド
棒１の軸心部には連結棒４が貫通していて、連結棒４の
基端に連結されているアクチュエーター５の作動によっ
て、連結棒４はガイド棒１の軸心線に沿って昇降できる
ようにされている。

ガイド棒１の側面には空気吹込口６が設けてあって、こ
の空気吹込口６は、連結棒４とガイド棒１の内面との間
に形成されている小径の空気通路７を介して大径の空気
通路已に連通している。大径の空気通路８は、第２図で
明らかなように、ガイド棒１の先端端面に開口している
。

ガイド棒１０基端側内面と連結棒４の外周との間にはＯ
リング９が設けてあって、空気吹込口６から吹ぎ込まれ
た空気は、ガイド棒１の基端から外部に漏れないように
されている。

連結棒４の先端には、第３図、第４図に示すように水平
のピン１０が取イ４けて必って、リンク状の口金押えエ
レメント１１．１２の各基端がピン１０に枢着されてい
る。口金押えエレメント１１゜１２は連結棒４から互に
反対方向に延びていて、ピン１０を中心として上下方向
に回動できるようになっているが、第１図に示すように
口金押えエレメント１１．１２が水平になったとき口金
押えエレメント１１の干渉面１３と口金押えエレメント
１２の干渉面１４とが接するため、口金押えニレメン１
〜１１．１２は第１図に示す水平の位置から上方へは回
動できなくなり、水平の位置から下方へ向けてのみ回動
できることになる。

ガイド棒１の先端には、放射方向に２個の溝１５．１５
　　（第２図、第４図参照）が設けて市って、水平に聞
いた口金押えエレメント１１．１２の先端が溝１５．１
５から若干突出する状態で嵌合するようにされている。

ガイド棒１の先端部外周面には、プラスチック製タンク
にインサートされる口金１６が装着されるようになって
いて、口金１６をガイド棒１の外周面に装着して口金１
６の上端（開放端）を第２図に示すように溝１５の底面
と一致させたとぎ、口金１６の下端は、ガイド棒１の外
周面に形成されている段部１７に係止され、ガイド棒１
の基端側にずれないようになっている。従って口金押え
エレメント１１．１２を第１図に示すように水平に開い
ておくと、ガイド棒１の先端部外周面に装着した口金１
６は、口金押えエレメント１１．１２と段部１７とによ
って上下両端を押えられ、ガイド棒１に対して移動する
ことができないようになる。

プラスチック製タンクを成型する際には、口金１６を予
め第１図に示すようにガイド棒１の先端部外周面に装着
し、口金押えエレメント１１゜１２は水平に開いて口金
１６は移動できないようにしておく。そして図示しない
成形機から押し出した溶融樹脂が所定の長さに達したと
き金型１８゜１８′を閉じると、口金１６の外周は溶融
樹脂で包囲されるようになる。金型１Ｂ、１Ｂ’を閉じ
る時、口金１６には溶融樹脂と共に金型１Ｂ、１Ｂ’の
内部方向に押上げられる力が働くが、アクチュエーター
５によって連結棒４は下方へ引かれていて、口金押えエ
レメント１１．１２は口金１６を押さえているので、口
金１６は定位置を保って移動することはない。

金型１Ｂ、１Ｂ’を第１図に示すように閉じた後、空気
吹込口６から圧縮空気を吹込むと、この圧縮空気は空気
通路７，８を通って溶融樹脂内に入り、溶融樹脂を金型
１Ｂ、１Ｂ’に沿ったタンク成型品１９に成型する。

タンク成型品１９の成型完了後、空気吹込口６からの圧
縮空気吹込を止め、アクチュエーター５を第２図の矢印
六方向に作動させると、連結棒４を介して口金押えエレ
メント１１．１２は上昇し、溝１５から外れると自重に
よりピン１０を中心として矢印Ｂ方向に回動して閉じる
ことになる。

この第２図の状態でアクチュエーター５を下方に作動さ
せると、Ｎ結棒４と共に口金押えエレメント１１．１２
は空気通路８内に格納される。

次に金型１８，１Ｂ’を開いてタンク成型品１９は口金
１６と共に取り出されることになるが、口金１６はゆる
い状態でガイド棒１に装着されているので、容易に取出
すことができる。

第５図、第６図は本発明の他の実施例を示すもので、前
述の実施例と同一部分には同一符号を付している。

この実施例においては、ガイド棒１の先端に第５図に示
すような上部ガイド棒カバー２０が取付けられていて、
その中心には空気通路２１が開口してガイド棒１側の空
気通路８に連通している。

連結棒４の先端にあるピン１０には２本のリンク２２．
２３が枢着されており、リンク２２．２３の先端に口金
押えニレメン１〜１１．１２がそれぞれピン２４．２５
にＪこって枢着されている。

第５図に示すにうに連結棒４が上昇したときにはピン２
４．２５は矢印Ｃ方向に移動し、リンク２２．２３の上
面は上部ガイド棒カバー２０の端面２６に接して水平と
なり、口金押えエレメント１１゜１２を満１５（第６図
参照）に沿って水平に押し聞き、口金１６を移動するこ
とができないようにする。

タンク成型品を金型から取り出す際には、第７図に示す
ようにアクチュエーター５によって連結棒４を矢印りで
示すように下方へ引くと、ピン２４．２５は矢印Ｅで示
すようにガイド棒１の内方に水平に移動し、口金押えニ
レメン１〜１１゜１２をガイド捧１内に閉じ込め、口金
１６がガイド棒１から外れるようにする。

［発明の効果］ 本発明は、口金をガイド棒に簡単に装着でき、口金の固
定も簡単で確実に行なうことができ、金型を閉じる際口
金が金型内部に押し込まれるのを確実に防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は吹込成形時に口金を押えている状態を示す本発
明の一実施例の断面図、第２図は口金の押えを解除した
状態を示す断面図、第３図は第１図の■−■線より見た
平面図、第４図は第３図のＩＶ　−ＩＶ線より見た側面
図、第５図は本発明の他の実施例の断面図、第６図は第
５図のＶｌ　−Ｖｌ断面図、第７図は第５図の状態から
口金の押えを解除した状態を示す断面図、第８図、第９
図はいずれも従来装置の断面図で必る。 １はガイド棒、４は連結棒、５はアクチュエーター、１
１．１２は口金押えエレメント、１６は口金を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）プラスチック製タンクにインサートされる口金が先
   端部外周面に装着されるガイド棒の軸心部に、連結棒を
   その軸心方向に移動自在に貫通させ、該連結棒の一端に
   、開いたときに前記口金の開放端を押えるように前記ガ
   イド棒の先端側に位置させた複数の口金押えエレメント
   の各一端側を回動自在に枢着し、かつ、前記連結棒を軸
   心方向に移動させて前記エレメントを開閉させるための
   駆動装置を連結棒の他端に連結したことを特徴とする口
   金のインサート成型装置。