JP3090157B2 - バルブゲート式金型装置 - Google Patents
バルブゲート式金型装置Info
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 6
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
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- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂の射出成形に用い
られるバルブゲート式金型装置に関する。
られるバルブゲート式金型装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のバルブゲート式金型装置の一例に
ついて、図３および図４を参照しながら説明する。図３
において、１は固定側金型部材、２は可動側金型部材
で、これら金型部材１，２は、互いに図示上下方向に移
動して開閉し、型締時に内部にキャビティ３を形成する
ものである。前記固定側金型部材１は、受け板４および
スペーサブロック５を介して、射出成形機本体への取り
付け用の固定側取り付け板（図示していない）に取り付
けられるものである。前記受け板４とスペーサブロック
５と固定側取り付け板との間には、ヒーター６を内蔵し
たマニホールド７が設けられている。このマニホールド
７内には、固定側取り付け板に埋め込み固定され射出成
形機本体のノズルが接続されるスプルーブッシュ内のス
プルーに連通するランナー８が形成されている。前記固
定側金型部材１は、前記受け板４がボルト９により固定
されたキャビティ部材10に、キャビティ３に臨ませて、
ゲートブッシュ11が埋め込み固定されている。このゲー
トブッシュ11は、図示下側先端がキャビティ３に露出し
ており、図示上下方向を軸方向としこのキャビティ３へ
開口するゲート12を先端部に有している。なお、ゲート
ブッシュ11の外周面に沿ってキャビティ部材10に冷却用
通路13が形成されている。また、各ゲートブッシュ11内
に図示下側先端部が同軸的に嵌合固定された筒状のバル
ブケーシング14が前記受け板４に埋め込まれている。こ
のバルブケーシング14は、受け板４にボルト15により固
定されたフランジ部16を上部に有する内筒17の外周側に
ヒーター18が設けられているとともに、このヒーター18
が外周側からヒーターカバー19により覆われており、さ
らに、このヒーターカバー19の外周側に外筒20が設けら
れている。また、前記内筒17内の図示上部には、ガイド
ブッシュ21が同軸的に嵌合固定されている。さらに、前
記内筒17内の図示下部には、その内周面に形成された図
示下向きの段差面22に突き当てられた状態で、バルブホ
ルダー23が固定されている。このバルブホルダー23は、
図４にも示すように、内筒17の内周面に嵌合された外環
部24とバルブ保持部である内環部25とが３枚の羽根部26
により同心的に一体に連結された形状になっており、こ
れら羽根部26間の空洞部が樹脂通路27になっている。ま
た、前記内筒17内の図示最下部には、下部がテーパー状
になった筒状の押え具28が螺合されており、この押え具
28により図示下方から押えられて前記バルブホルダー23
が固定されている。前記押え具28の図示下側先端部に
は、前記ゲート12に図示上方から対向する通孔29が形成
されている。そして、前記マニホールド７内のランナー
８が、前記フランジ部16に形成された樹脂通路30を介し
てバルブケーシング14の内筒17内に連通しているととも
に、この内筒17および押え具28の内部が前記ゲート12に
同軸的に繋がっている。また、前記バルブケーシング14
内には、前記ゲート12と同軸的に位置しこのゲート12を
開閉するピン状のバルブ31が図示上下方向へ移動可能に
設けられている。このバルブ31の図示下側先端部は、そ
れより上側よりも径が小さくなっていて、前記ゲート12
内に挿脱自在に嵌合する閉塞部32になっている。前記バ
ルブ31は、バルブケーシング14内において、ガイドブッ
シュ21内とバルブホルダー23の内環部25内に常時摺動自
在に嵌合している。これにより、バルブ31の軸芯とゲー
ト12の軸芯とが一致するようになっている。なお、前記
可動側金型部材２は、図示していないが、受け板および
スペーサーブロックを介して、射出成形機本体への取り
付け用の可動側取り付け板に取り付けられるものであ
る。
ついて、図３および図４を参照しながら説明する。図３
において、１は固定側金型部材、２は可動側金型部材
で、これら金型部材１，２は、互いに図示上下方向に移
動して開閉し、型締時に内部にキャビティ３を形成する
ものである。前記固定側金型部材１は、受け板４および
スペーサブロック５を介して、射出成形機本体への取り
付け用の固定側取り付け板（図示していない）に取り付
けられるものである。前記受け板４とスペーサブロック
５と固定側取り付け板との間には、ヒーター６を内蔵し
たマニホールド７が設けられている。このマニホールド
７内には、固定側取り付け板に埋め込み固定され射出成
形機本体のノズルが接続されるスプルーブッシュ内のス
プルーに連通するランナー８が形成されている。前記固
定側金型部材１は、前記受け板４がボルト９により固定
されたキャビティ部材10に、キャビティ３に臨ませて、
ゲートブッシュ11が埋め込み固定されている。このゲー
トブッシュ11は、図示下側先端がキャビティ３に露出し
ており、図示上下方向を軸方向としこのキャビティ３へ
開口するゲート12を先端部に有している。なお、ゲート
ブッシュ11の外周面に沿ってキャビティ部材10に冷却用
通路13が形成されている。また、各ゲートブッシュ11内
に図示下側先端部が同軸的に嵌合固定された筒状のバル
ブケーシング14が前記受け板４に埋め込まれている。こ
のバルブケーシング14は、受け板４にボルト15により固
定されたフランジ部16を上部に有する内筒17の外周側に
ヒーター18が設けられているとともに、このヒーター18
が外周側からヒーターカバー19により覆われており、さ
らに、このヒーターカバー19の外周側に外筒20が設けら
れている。また、前記内筒17内の図示上部には、ガイド
ブッシュ21が同軸的に嵌合固定されている。さらに、前
記内筒17内の図示下部には、その内周面に形成された図
示下向きの段差面22に突き当てられた状態で、バルブホ
ルダー23が固定されている。このバルブホルダー23は、
図４にも示すように、内筒17の内周面に嵌合された外環
部24とバルブ保持部である内環部25とが３枚の羽根部26
により同心的に一体に連結された形状になっており、こ
れら羽根部26間の空洞部が樹脂通路27になっている。ま
た、前記内筒17内の図示最下部には、下部がテーパー状
になった筒状の押え具28が螺合されており、この押え具
28により図示下方から押えられて前記バルブホルダー23
が固定されている。前記押え具28の図示下側先端部に
は、前記ゲート12に図示上方から対向する通孔29が形成
されている。そして、前記マニホールド７内のランナー
８が、前記フランジ部16に形成された樹脂通路30を介し
てバルブケーシング14の内筒17内に連通しているととも
に、この内筒17および押え具28の内部が前記ゲート12に
同軸的に繋がっている。また、前記バルブケーシング14
内には、前記ゲート12と同軸的に位置しこのゲート12を
開閉するピン状のバルブ31が図示上下方向へ移動可能に
設けられている。このバルブ31の図示下側先端部は、そ
れより上側よりも径が小さくなっていて、前記ゲート12
内に挿脱自在に嵌合する閉塞部32になっている。前記バ
ルブ31は、バルブケーシング14内において、ガイドブッ
シュ21内とバルブホルダー23の内環部25内に常時摺動自
在に嵌合している。これにより、バルブ31の軸芯とゲー
ト12の軸芯とが一致するようになっている。なお、前記
可動側金型部材２は、図示していないが、受け板および
スペーサーブロックを介して、射出成形機本体への取り
付け用の可動側取り付け板に取り付けられるものであ
る。
【０００３】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。成形に際しては、型締状態で、かつ、図３に
鎖線で示すように、バルブ31を図示上昇させてゲート12
を開放した状態で、射出成形機本体のノズルから溶融し
た樹脂を射出させる。この樹脂は、スプルー、マニホー
ルド７内のランナー８、バルブケーシング14の内筒17
内、バルブホルダー23の樹脂通路27および押え具28内を
順次通って、開放されたゲート12からキャビティ３内に
流れ込み、このキャビティ３内に充填される。この充填
終了後には、図３に実線で示すように、バルブ31が図示
下降して、その閉塞部32がゲート12に嵌合し、このゲー
ト12を閉塞する。そして、キャビティ３内の樹脂が冷
却、固化した後、固定側金型部材１と可動側金型部材２
とが型開する。
説明する。成形に際しては、型締状態で、かつ、図３に
鎖線で示すように、バルブ31を図示上昇させてゲート12
を開放した状態で、射出成形機本体のノズルから溶融し
た樹脂を射出させる。この樹脂は、スプルー、マニホー
ルド７内のランナー８、バルブケーシング14の内筒17
内、バルブホルダー23の樹脂通路27および押え具28内を
順次通って、開放されたゲート12からキャビティ３内に
流れ込み、このキャビティ３内に充填される。この充填
終了後には、図３に実線で示すように、バルブ31が図示
下降して、その閉塞部32がゲート12に嵌合し、このゲー
ト12を閉塞する。そして、キャビティ３内の樹脂が冷
却、固化した後、固定側金型部材１と可動側金型部材２
とが型開する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に、バルブホルダー23は、バルブ31の軸芯とゲート12の
軸芯とが一致するように、バルブ31を保持するものであ
る。ところが、前記従来のバルブゲート式金型装置にお
いては、バルブホルダー23がゲート12から押え具28の長
さだけ遠く離れて位置しているため、ゲート12に嵌合す
るバルブ31の閉塞部32がふらつき、バルブ31とゲート12
との芯ずれが生じやすい問題があった。そして、このよ
うな芯ずれが生じると、バルブ31の閉塞部32がゲート12
を摺動するに際して、バルブ31の閉塞部32およびゲート
12が摩耗しやすくなり、成形品のゲート跡にばりが生じ
るようになってしまう。
に、バルブホルダー23は、バルブ31の軸芯とゲート12の
軸芯とが一致するように、バルブ31を保持するものであ
る。ところが、前記従来のバルブゲート式金型装置にお
いては、バルブホルダー23がゲート12から押え具28の長
さだけ遠く離れて位置しているため、ゲート12に嵌合す
るバルブ31の閉塞部32がふらつき、バルブ31とゲート12
との芯ずれが生じやすい問題があった。そして、このよ
うな芯ずれが生じると、バルブ31の閉塞部32がゲート12
を摺動するに際して、バルブ31の閉塞部32およびゲート
12が摩耗しやすくなり、成形品のゲート跡にばりが生じ
るようになってしまう。
【０００５】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、バルブの軸芯とゲートの軸芯とを確実に
一致させられるバルブゲート式金型装置を提供すること
を目的とする。
とするもので、バルブの軸芯とゲートの軸芯とを確実に
一致させられるバルブゲート式金型装置を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のバルブゲート式
金型装置は、前記目的を達成するために、型締時にキャ
ビティを内部に形成する相互に移動可能の複数の金型部
材と、これら金型部材のうちキャビティへ開口するゲー
トを有する固定側金型部材に埋め込まれ内部が前記ゲー
トに同軸的に繋がる筒状のバルブケーシングと、このバ
ルブケーシング内に前記ゲートと同軸的にかつその軸方
向へ移動可能に設けられ前記ゲートに嵌合してこのゲー
トを開閉自在に閉塞するピン状のバルブと、前記バルブ
ケーシング内に固定されたバルブホルダーとを備え、こ
のバルブホルダーは、前記バルブが常時摺動自在に嵌合
されたバルブ保持部と、前記ゲートに連通する樹脂通路
とを有し、前記バルブ保持部は、前記ゲートにほぼ連続
して位置しているものである。
金型装置は、前記目的を達成するために、型締時にキャ
ビティを内部に形成する相互に移動可能の複数の金型部
材と、これら金型部材のうちキャビティへ開口するゲー
トを有する固定側金型部材に埋め込まれ内部が前記ゲー
トに同軸的に繋がる筒状のバルブケーシングと、このバ
ルブケーシング内に前記ゲートと同軸的にかつその軸方
向へ移動可能に設けられ前記ゲートに嵌合してこのゲー
トを開閉自在に閉塞するピン状のバルブと、前記バルブ
ケーシング内に固定されたバルブホルダーとを備え、こ
のバルブホルダーは、前記バルブが常時摺動自在に嵌合
されたバルブ保持部と、前記ゲートに連通する樹脂通路
とを有し、前記バルブ保持部は、前記ゲートにほぼ連続
して位置しているものである。
【０００７】
【作用】本発明のバルブゲート式金型装置においては、
複数の金型部材を型締し、ゲートを開放した状態で、金
型部材間に形成されたキャビティ内に樹脂を充填する。
このとき、樹脂は、バルブケーシング内およびバルブホ
ルダーの樹脂通路を通って、ゲートからキャビティ内へ
流れ込む。その後、バルブを移動させてゲートに嵌合す
ることにより、このゲートを閉塞する。ところで、ピン
状の前記バルブは、バルブケーシング内において、バル
ブホルダーのバルブ保持部に常時摺動自在に嵌合されて
保持されているが、バルブ保持部がゲートにほぼ連続し
て位置していることにより、このゲートにバルブが嵌合
するに際して、バルブの軸芯とゲートの軸芯とが確実に
一致する。
複数の金型部材を型締し、ゲートを開放した状態で、金
型部材間に形成されたキャビティ内に樹脂を充填する。
このとき、樹脂は、バルブケーシング内およびバルブホ
ルダーの樹脂通路を通って、ゲートからキャビティ内へ
流れ込む。その後、バルブを移動させてゲートに嵌合す
ることにより、このゲートを閉塞する。ところで、ピン
状の前記バルブは、バルブケーシング内において、バル
ブホルダーのバルブ保持部に常時摺動自在に嵌合されて
保持されているが、バルブ保持部がゲートにほぼ連続し
て位置していることにより、このゲートにバルブが嵌合
するに際して、バルブの軸芯とゲートの軸芯とが確実に
一致する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明のバルブゲート式金型装置の一
実施例について、図１および図２を参照して説明する。
なお、本実施例のバルブゲート式金型装置は、先に説明
した図３および図４に示す金型装置と多くの点で共通し
ているので、共通する部分には同一符号を付して、その
説明を省略し、異なる点を主に説明する。本実施例の金
型装置において、バルブ41は、図示下側先端部に、それ
より上側よりも径が小さいホルダー嵌合部42を有してい
るとともに、このホルダー嵌合部42のさらに下方に、こ
れよりも径が小さくゲート12内に挿脱自在に嵌合する閉
塞部43を有している。また、バルブケーシング14の内筒
17内の図示最下部にバルブホルダー46が固定されてい
る。このバルブホルダー46は、内筒17内に螺合される筒
部47の内周面に４枚の羽根部48が放射状に一体に突出形
成されており、これら羽根部48の先端縁間に前記バルブ
41のホルダー嵌合部42が常時摺動自在に嵌合された孔状
のバルブ保持部49が形成されている。このバルブ保持部
49は、前記ゲート12と同軸的に位置しているとともに、
このゲート12の間近の位置まで延びており、このゲート
12とほぼ連続して位置している。また、筒部47内におけ
る羽根部48の空洞部が前記ゲート12に連通する樹脂通路
50になっている。
実施例について、図１および図２を参照して説明する。
なお、本実施例のバルブゲート式金型装置は、先に説明
した図３および図４に示す金型装置と多くの点で共通し
ているので、共通する部分には同一符号を付して、その
説明を省略し、異なる点を主に説明する。本実施例の金
型装置において、バルブ41は、図示下側先端部に、それ
より上側よりも径が小さいホルダー嵌合部42を有してい
るとともに、このホルダー嵌合部42のさらに下方に、こ
れよりも径が小さくゲート12内に挿脱自在に嵌合する閉
塞部43を有している。また、バルブケーシング14の内筒
17内の図示最下部にバルブホルダー46が固定されてい
る。このバルブホルダー46は、内筒17内に螺合される筒
部47の内周面に４枚の羽根部48が放射状に一体に突出形
成されており、これら羽根部48の先端縁間に前記バルブ
41のホルダー嵌合部42が常時摺動自在に嵌合された孔状
のバルブ保持部49が形成されている。このバルブ保持部
49は、前記ゲート12と同軸的に位置しているとともに、
このゲート12の間近の位置まで延びており、このゲート
12とほぼ連続して位置している。また、筒部47内におけ
る羽根部48の空洞部が前記ゲート12に連通する樹脂通路
50になっている。
【０００９】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。成形に際しては、固定側金型部材１と可動側
金型部材２とを型締した状態で、かつ、図１に鎖線で示
すように、バルブ41を図示上昇させてゲート12を開放し
た状態で、射出成形機本体のノズルから溶融した樹脂を
射出させる。この樹脂は、マニホールド７内のランナー
８、バルブケーシング14の内筒17内およびバルブホルダ
ー46の樹脂通路50内を順次通って、開放されたゲート12
からキャビティ３内に流れ込み、このキャビティ３内に
充填される。この充填終了後には、図１に実線で示すよ
うに、バルブ31が図示下降して、その閉塞部43がゲート
12に嵌合し、このゲート12を閉塞する。そして、キャビ
ティ３内の樹脂が冷却、固化した後、固定側金型部材１
と可動側金型部材２とが型開する。ところで、ピン状の
前記バルブ41は、バルブケーシング14の内筒17内におい
て、ホルダー嵌合部42がバルブホルダー46のバルブ保持
部49内に常時摺動自在に嵌合されて保持されているが、
このバルブ保持部49がゲート12の間近の位置まで延びて
いるので、このゲート12にバルブ41の閉塞部43が嵌合す
るに際して、バルブ41の軸芯とゲート12の軸芯とが確実
に正確に一致する。その結果、バルブ31の閉塞部32およ
びゲート12が摩耗しにくくなる。したがって、成形が多
数回繰り返されても、成形品のゲート跡にばりが生じに
くい。
説明する。成形に際しては、固定側金型部材１と可動側
金型部材２とを型締した状態で、かつ、図１に鎖線で示
すように、バルブ41を図示上昇させてゲート12を開放し
た状態で、射出成形機本体のノズルから溶融した樹脂を
射出させる。この樹脂は、マニホールド７内のランナー
８、バルブケーシング14の内筒17内およびバルブホルダ
ー46の樹脂通路50内を順次通って、開放されたゲート12
からキャビティ３内に流れ込み、このキャビティ３内に
充填される。この充填終了後には、図１に実線で示すよ
うに、バルブ31が図示下降して、その閉塞部43がゲート
12に嵌合し、このゲート12を閉塞する。そして、キャビ
ティ３内の樹脂が冷却、固化した後、固定側金型部材１
と可動側金型部材２とが型開する。ところで、ピン状の
前記バルブ41は、バルブケーシング14の内筒17内におい
て、ホルダー嵌合部42がバルブホルダー46のバルブ保持
部49内に常時摺動自在に嵌合されて保持されているが、
このバルブ保持部49がゲート12の間近の位置まで延びて
いるので、このゲート12にバルブ41の閉塞部43が嵌合す
るに際して、バルブ41の軸芯とゲート12の軸芯とが確実
に正確に一致する。その結果、バルブ31の閉塞部32およ
びゲート12が摩耗しにくくなる。したがって、成形が多
数回繰り返されても、成形品のゲート跡にばりが生じに
くい。
【００１０】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、バルブホルダー46に羽根部48を４枚設
けたが、この羽根部48は３枚でもよいし、また、５枚以
上設けることも可能である。
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、バルブホルダー46に羽根部48を４枚設
けたが、この羽根部48は３枚でもよいし、また、５枚以
上設けることも可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ゲートを開閉するバル
ブが常時摺動自在に嵌合されたバルブ保持部をゲートに
ほぼ連続させて位置させたので、このゲートにバルブが
嵌合するに際して、バルブの軸芯とゲートの軸芯とを確
実に正確に一致させることができ、したがって、バルブ
およびゲートが摩耗しにくく、成形が多数回繰り返され
ても、成形品のゲート跡にばりが生じにくくなる。
ブが常時摺動自在に嵌合されたバルブ保持部をゲートに
ほぼ連続させて位置させたので、このゲートにバルブが
嵌合するに際して、バルブの軸芯とゲートの軸芯とを確
実に正確に一致させることができ、したがって、バルブ
およびゲートが摩耗しにくく、成形が多数回繰り返され
ても、成形品のゲート跡にばりが生じにくくなる。
【図１】本発明のバルブゲート式金型装置の一実施例を
示すバルブケーシング付近の断面図である。
示すバルブケーシング付近の断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】従来のバルブゲート式金型装置の一例を示すバ
ルブケーシング付近の断面図である。
ルブケーシング付近の断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ断面図である。
１ 固定側金型部材 ２ 可動側金型部材（金型部材） ３ キャビティ 12 ゲート 14 バルブケーシング 41 バルブ 46 バルブホルダー 49 バルブ保持部 50 樹脂通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/28
Claims (1)
- 【請求項１】 型締時にキャビティを内部に形成する相
互に移動可能の複数の金型部材と、これら金型部材のう
ちキャビティへ開口するゲートを有する固定側金型部材
に埋め込まれ内部が前記ゲートに同軸的に繋がる筒状の
バルブケーシングと、このバルブケーシング内に前記ゲ
ートと同軸的にかつその軸方向へ移動可能に設けられ前
記ゲートに嵌合してこのゲートを開閉自在に閉塞するピ
ン状のバルブと、前記バルブケーシング内に固定された
バルブホルダーとを備え、このバルブホルダーは、前記
バルブが常時摺動自在に嵌合されたバルブ保持部と、前
記ゲートに連通する樹脂通路とを有し、前記バルブ保持
部は、前記ゲートにほぼ連続して位置していることを特
徴とするバルブゲート式金型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03264723A JP3090157B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | バルブゲート式金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03264723A JP3090157B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | バルブゲート式金型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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