JPS62208507A - ケ−ブル及びその構成部材並びにこれらの製造方法と装置 - Google Patents

ケ−ブル及びその構成部材並びにこれらの製造方法と装置

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JPS62208507A
JPS62208507A JP61050461A JP5046186A JPS62208507A JP S62208507 A JPS62208507 A JP S62208507A JP 61050461 A JP61050461 A JP 61050461A JP 5046186 A JP5046186 A JP 5046186A JP S62208507 A JPS62208507 A JP S62208507A
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cable
water
powder
adhesive
absorbing material
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JP61050461A
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古賀 広昭
満永 豊
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ケーブル外被に損傷が生じたときに、ケーブ
ル周囲の水の侵入を局所的にとめ、伝送媒体の特性劣化
を防止する構造のケーブル及びその構成部材並びにこれ
らの製造方法と装置に関する。
〈従来の技術〉 通信ケーブルの外被が損傷を受け、かつ、ケーブルの周
囲に水が存在する場合、損傷部より水が侵入し、その水
がケーブル内の長手方向に進行して行く(以下、この現
象を水走りと呼ぶ)、この水走りがある長さ以上になる
と、メタルケーブルでは心線間相互の静電容量が変化し
、信号伝送ができなくなる。また、光フアイバケーブル
においても、ケーブル内の水が凍結してファイバ伝送信
号に悪影響を与えたり、ケーブル内部の金属(例えば、
アルミシールや鋼線など)が腐食して水素を発生し、フ
ァイバの光損失を与える(野口他;水素による光フアイ
バ損失増加と光フアイバケーブルの長期損失安定性:電
子通信学会論文誌、 J13BB、 7. p、795
.1985)ため、同様に信号伝送ができなくなる。
従来、通常使用されている光フアイバケーブル及びメタ
ルケーブルの構造をそれぞれ第8図、第9図に示す。
第8図に示す光フアイバケーブルにおいて、1は外被、
2はアルミテープ、3はおさえ巻き、4は光フアイバユ
ニットの緩衝材、5は光フアイバ心線、6はユニット中
心材、7は光フアイバ心線5、緩衝材4、中心材6から
なる光フアイバユニット部、8はテンションメンバであ
る。つまり、複数の光フアイバユニット部7と複aのテ
ンションメンバ8とが集合され、おさえ巻き3で束ねら
れ、その回りにアルミテープ2が巻かれ、更にその外側
に外被1がかぶせられているのである。
第9図に示すメタルケーブルにおいて、9はメタル心線
であり、多数のメタル線を束ねてなるメタル線9の外側
におさえ巻き3が巻かれ、その外側にアルミテープ2が
巻かれ、更にその外側に外被lが施されている。
通信ケーブル内に水走りが生じると、前述したように、
信号伝送ができなくなるため。
従来よりケーブル内に防水対策が行なわれている。
防水対策として一般的なものは、ケーブル内に空隙部で
あるおさえ巻き3の周囲や緩衝材4、光フアイバ心線5
の周囲及びテンションメンバ8の表面部に、ポリプラン
、ペトロラタム、グリース等のシェリー状の材料を充填
して、水走りを防止するようにした構造となっている。
第9図に示したメタルケーブルにおいては、メタル心線
9の周囲全体にシェリー系材料が充填されるのである。
この構造は、水走り防止特性には問題がないため、現在
多くの通信ケーブルで用いられているが、このようなケ
ーブルにおいては、ケーブル製造時にシェリー系材料を
充填するため、充填速度が遅く、毎分約5m以下となり
、製造時間の増大を招いていた。
またシェリー系材料充填型の上記通信ケーブルでは、接
続するときに、ケーブル端末を切り開いて心線を取り出
す作業を行なうわけであるが、この際、ファイバ心線5
やメタル心vi9に付着したシェリー系材料をふきとら
なけらればならず、しかも作業時に手にシェリー系材料
が付着してしまうなどの問題があった。
このため、ケーブル内に吸水性材料を充填し、ケーブル
内に水が侵入しても水はこの吸水性材料に吸い込まれて
、水走りが生じないようにした方法が提案され、吸水性
材料として炭酸カルシウムやアクリル系のパウダ、澱粉
系のパウダを充填したケーブルが開発されている。
しかしながら、パウダをケーブル製造時にケーブル内に
充填するのは製造速度が遅くなること、及びケーブル内
に充填されたパウダがケーブル運搬時等にケーブル内を
移動し、ケーブルの場所によっては防水効果がなくなる
といった問題があることから、このケーブルは実際には
用いられていない。
このため、最近では、吸水性繊維等を用いてヤーン(ひ
も)状やテープ状の吸水性材料を作り、ファイバ心線を
ケーブル内に集合するときに同時に吸水性材料を集合し
た防水光フアイバケーブルが開発されている。このケー
ブルはケーブル製造上の問題や製造後に吸水性材料がケ
ーブル内を移動するといった問題もなく、また、シェリ
ー系材料に見られたような接続作業時の不具合も生じな
い。
ただし、このケーブルでは、ファイバ心線集合時に吸水
性のヤーンも一緒に集合するから、ヤーンが集合できる
程度の引張強度が必要なため、非常に細いものは使えず
、現実には市販の毛糸くらいの太さく3000デニ一ル
以上)が必要である。このため、スペーサ形の光フアイ
バケーブルや一般のメタル心線ケーブルでは、ケーブル
内の空隙部(隙間)が非常に狭いので1毛糸程度の太い
ヤーンをその隙間に入れることは事実上できず、この語
間じ訟t+ス女キ器1ルに封1L+1−一よζ鴫藝りい
ため、細い隙間のないユニット形の光ケーブルなどに適
用する程度であった。また、ユニット形の光ケーブルや
層形光ケーブルにおいても、テンションメンバ8の表面
に沿り、%毛mttt現象により水走りが生じるため、
テンションメンバ上に吸水性テープなどを巻いたりして
水走り防止を行なわざるを得ない問題があった。
〈発明の目的〉 本発明は上記事情にかんがみてなされたもので、水走り
防止特性にすぐれ、ケーブル内の空隙部が狭いケーブル
にも適用でき、しかも製造も容易で、持続作業性もよい
通信ケーブル及びそのケーブル構成部材並びにその製造
方法及び装置を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成する第一の発明の構成は。
吸水性材料の細片もしくは粉末を表面の長手士白木五じ
百−イム1. / I÷−蔗じ田善■プ訊ることを特徴
とするケーブル構成部材に存し、第二の発明の構成は、
吸水性材料の細片または粉末を表面の長手方向全長に亘
ってもしくは一部に固着してあるケーブル構成部材を集
合すると共に他のケーブル構成部材と組み合わせてなる
ことを特徴とするケーブルに存し、第三の発明の構成は
、ケーブル構成部材の表面に接着剤を塗布し、吸水性材
料の細片または粉末を高圧静電気により前記ケーブル構
成部材の表面に吸着させ、前記接着剤を固化させて前記
吸水性材料の細片または粉末を前記構成部材の表面に固
着させることを特徴とするケーブル構成部材の製造方法
に存し、第四の発明の構成は、複数のケーブル構成部材
の表面にそれぞれ接着剤を塗布し、吸水性材料の細片ま
たは粉末を高圧静電気により各ケーブル構成部材の表面
に吸着させ、前記接着剤を固化させて前記吸水性材料の
細片または粉末を各ケーブル構成部材の表面に固着させ
、このようにフロック加工された複数のケーブル構成部
材を集合すると共に他のケーブル構成部材と組み合わせ
、外側に外被るケーブル構成部材の表面に接着剤を塗布
する塗布装置と、接着剤の塗布されたケーブル構成部材
の表面に吸水性材料の細片または粉末を静電場において
吸着させるフロック加工装置と、前記接着剤を固化させ
て前記吸水性材料の細片または粉末をケーブル構成部材
の表面に固着させる接着剤固化装置とを備えてなること
を特徴とするケーブル構成部材の製造装置に存し、第六
の発明の構成は、長手方向に移動されるケーブル構成部
材の表面に接着剤を塗布する塗布装置と、接着剤の塗布
されたケーブル構成部材の表面に吸水性材料の細片また
は粉末を静電場において吸着させるフロック加工装置と
、前記接着剤を固化させて前記吸水性材料の細片または
粉末をケーブル構成部材の表面に固着させる接着剤固化
装置と、吸水性材料の細片または粉末が固着されたケー
ブル構成部材を複数あるいは吸水性材料の細片また粉末
が固着されたケーブル構成部材と他のケーブル構成部材
を集合させて集合体とする集合装置と、この集合体に外
被をかぶせる外被かけ装置とからなることを特徴とする
ケーブルの製造装置に存する。
く実 施 例〉 ■ 通信ケーブル、ケーブル構成部材についての実施例 第1図ないし第3図にはそれぞれ本発明に係る通信ケー
ブル、ケーブル構成部材の実施例の断面を示してある。
第1図に示す防水ケーブル+1は本発明を層形光フアイ
バケーブルに適用したものテ、12はテンションメンバ
で、その表面には吸水性材料の細片または粉末(以下、
m片等とする) 13がフロー2り加工(以下、吸水フ
ロック加工という)により固着されてされた光フアイバ
心線で、その表面には同様に吸水性材料の細片等13が
フロック加工により固着されている。 15は多数の光
ファイバ心!!14を束ねる如く巻き付けられたおさえ
巻テープである。このおさえ巻テープ15は表面に吸水
フロック加工をしたもの、あるいは吸水フロック加工を
施していない吸水性のテープ(例えば、アクリル系吸水
性繊維テープや吸水パウダを塗布したテープなど)が使
われる。16はおさえ巻テープ15の外側にかぶせられ
たポリエチレン等の外被シースである。尚、前記吸水性
材料細片等13としては、アクリル酸系吸水パウダ、ア
クリル系吸水msパイル、ポリエチレンオキサイド系パ
ウダ、イソブチレン無水マレイン酸系パウダなどが用い
られる。
上記のようにこのケーブル11では、その構成部材であ
るテンションメンバ12と光ファイバ心!!14とに吸
水フロック加工をして龜スの−r& を7−、イバ+r
h ’i* I 4めテンシツンメンバ12の表面部の
小さな隙間には吸水性材料の細片等13が充填されてい
ることになり、よって、水が侵入したとしても、水は細
片等13により吸収され、その水走りは防止されるので
ある。尚、吸水性材料細片等13のフロック加工部分は
光フアイバ心線14のクッション材としての役目も果た
す。
第2図に示す防水ケーブル17はスペーサ形の光フアイ
バケーブルに本発明を適用したもので、18は周囲に収
納溝19を有するスペーサで、その表面には吸水性材料
細片等13がフロック加工により固着されている。
20は複数(5本程度)の光フアイバ素線を並べてテー
プ状にした光フアイバ心線で、その表面には吸水性材料
細片等13がフロック加工により施されている。この光
フアイバ心線20がスペーサ18の溝18に数枚重ねて
収容されるのである。よって、スペーサ18の溝18と
光フアイバ心線20との隙間は吸水性材料細片等13で
埋められるのである。このように、本実施例に係るケー
ブル17では、ケーブル構成部材であるスペーサ18と
光フアイバ心線2oとに吸水フロック加工を施してある
のである。尚、図中、 15.16は先の実施例におけ
ると同様のおさえ巻テープと外被シースである。
実際の光フアイバケーブルでは、例えばテープ形光ファ
イバ心線2oの幅が約31薦、厚さが0.7mm程度で
あり、スペーサ18の溝19は深さが2〜3■、幅が約
3■であり、この溝19に光フアイバ心線2oを三枚重
ねて収容するため、従来のケーブルでは、テープ形光フ
ァイバ心&!20間あるいは光フアイバ心線20と溝1
9との間に微小な隙間が生じ、この微小な隙間がかえっ
て毛細管現象による水走りを起こしゃすくしている。し
かし、この隙間に吸水性のひもやテープを埋めることは
不可能であった。しかし、前述の構成の本発明のケーブ
ルでは前記微小隙間がフロック加工された吸水性材料細
片等13で埋められるので、確実に水走りの防止が図れ
るのである。
第3図に示すケーブル21はメタル心線のケーブルに本
発明を適用したもので、22は吸水フロック加工された
メタル心線であり、これらのメタル心線22が多数束ね
られてその外側に吸水性のおさえ巻テープ15が巻かれ
、更にその外側に外被シース18がかぶせられた構造と
なっている。
通常よく知られている600対CCpケーブルや400
対CCpケーブルは、 0.4mmφ〜0.65φの銅
線の上に0.2mm厚程度のポリエチレンを被覆した心
線を約205g+〜30mmの径の中に 800本〜1
200本(400対〜 eoo対)入れたものであるの
で、メタル心線22相互間の隙間はきわめて小さく、従
来、この隙間は埋めようがなかったが、本発明ではメタ
ル心線22の表面に吸水性材料細片等13をフロック加
工により吸着させであるので、メタル心線22間の微小
隙間は完全に埋められ、水が侵入したとしてもその水走
りを防止することができる。具体的には数十01以内で
止めることが可能である。メタル心線ケーブルの水走り
長の規格は国によって多少異なるが、日本では、0.1
2 at鳳、24時間後1m以内であるので、本発明に
係るケーブルは水走り防止がほとんど完壁になされてい
るといえる。
■ ケーブル構成部材の製造方法と装置についての実施
例 第4図には本発明に係るケーブル構成部材の製造装置の
一例の概略構成を示してある。23はファイバ心線、メ
タル心線、おさえ巻テープ、テンションメンバ、スペー
サ等のケーブル構成部材であり、24はそのケーブル構
成部材23を収容したドラムである。ケーブル構成部材
23はドラム24から繰り出されて所定距離移動された
後巻取装置25により巻き取られる。ケーブル構成部材
23の移動経路には順に捻回装置2B、接着剤塗布装置
27、フロック加工装置をなす植毛室28、接着剤の固
化装置としての乾燥・焼付装置29、捻回装置30が設
置されている。
前記接着剤塗布装置27はケーブル構成部材23の表面
に接着剤を塗布するものである。
前記植毛室2日において入口側上部には吸水性材料の細
片(パイルや毛くず)や粉末13などを散布する供給装
置31が設けられており、その下方には吸水性材料細片
等!3に静電気を帯電させる高圧金網電極32が設けら
れている。又、植毛室28にはケーブル構成部材23に
接触させてアース金網電極33が設けられている。34
はケーブル構成部材23をたたいて振動を与えるビータ
−バーであり、35は余剰の吸水性材料細片等13を吸
引回収する吸引装置である。前記乾燥・焼付装置28は
前記接着剤を加熱して乾燥固化させるものである。尚、
前後の捻回装置26゜30はケーブル構成部材23をね
じるもので、例えば、軸心回りに±1800ずつ周期的
に回転させる等の作用をなす。
次に、上記構成の製造装置の作用つま り、本発明に係るケーブル構成部材の製造方法について
説明すると、先ず、ドラム24よりケーブル構成部材2
3を繰り出す。
繰り出されたケーブル構成部材23の表面に接着剤塗布
装置27により接着剤を塗布する。接着剤の塗布された
ケーブル構成部材23は次いで植毛室28内に入る。
植毛室28内では、供給装置31から吸水性材料細片等
13がふるい落とされ、高圧金網電極32により高圧に
帯電される。高圧金網電極32は数万ポルトから数十万
ボルトに印加されており、この電圧を調整することによ
りケーブル構成部材23の表面に付着する吸水性材料細
片等13の量を調整することができる。
帯電した吸水性材料細片等13はアース金網電極33に
接しているケーブル構成部材23の表面に吸着され、接
着剤に接着される。
この際、ケーブル構成部材23にはビータ−バー34に
より振動が与えられ、細片等13がケーブル構成部材2
3の表面に均一となるように図られる。尚、余剰の細片
等13は吸引装置35で吸引回収される。
接着剤に細片等13が接着した状態のケーブル構成部材
23は乾燥・焼付装置29に通され、ここで、接着剤が
加熱固化され、細片等13の固定がなされる。必要な接
着強度にもよるが、水溶性アクリル系接着剤では120
〜130℃で2分間くらいの加熱が必要であり、ウレタ
ン系接着剤では有機溶剤性のため蒸気抽出装置が必要で
はあるが、室温程度(20〜50℃)でも接着するので
、ケーブル構成部材の熱の影響に応じて乾燥・焼付装置
29と接着剤を選定すればよい。
上記吸水性材料細片等13としては、アクリル酸系パウ
ダ、アクリル系吸水繊維パイル、ポリエチレンオキサイ
ド系パウダ、イソブチレン系無水マレイン酸系パウダな
どが単体であるいは複数種配合して用いられる。
上記までの工程により、ケーブル構成部材23の表面に
は吸水性材料細片等13がパウダ状あるいはビロード状
に密に付着される。細片等13としては、粒子が50ミ
クロン程度の微細なものも用いることができるため、狭
い空間部にも十分吸水性をもたせることができる。
この後1以上のように吸水フロック加工されたケーブル
構成部材23は巻取装置25により巻き取られる。
尚、捻回装置28.30は、おもにスペーサ形のケーブ
ル構成部材(第2図参照)などやや複雑な形状(平たん
な面ではなく凹凸のあるもの)のものの表面に吸水性材
料細片等13を均一に付けるために、左右にねじりなが
ら植毛室28を通過させるために設けたものであるので
、ケーブル構成部材23が光フアイバ心線のように円筒
形のものである場合には動作させなくてもよい。
第5図には他の実施例に係る製造装置の要部の概略を示
してある。この実施例は第4図に示した装置において、
接着剤塗布装置27としてケーブル構成部材23の表面
にUVキュア溶液36を塗布するものを採用し、それに
伴って固化装置として乾燥−焼付装置29に代えて紫外
線照射装置37を用いたものである。紫外線照射装置3
7において、38が紫外線ランプである。他の構成は第
4図に示したものと同じである。
この装置では、先ず移動されるケーブル構成部材23の
表面に接着剤塗布装置27よりUVキュア溶液36が塗
布される。
次に、植毛室28においてケーブル構成部材23表面に
吸水性材料細片等13が付着される。
この後、ケーブル構成部材23は紫外線照射装置37内
に導かれ、紫外線が照射されてUVキュア溶液3Bが硬
化され、細片等13が固定される。
この方法によれば、固着速度が非常に速< (10〜1
00m+/分)、ケーブル構成部材23にほとんど熱が
加わらないという利点がある。
更に、他の実施例として、接着剤として熱硬化性接着剤
(例えばエポキシ系接着剤やアクリル系接着剤など)を
用い、固化装置ではマイクロ波加熱を行なって表面のみ
硬化させる方法も考えられる。この場合にもケーブル構
成部材内部に熱を加えないですむという利点がある。
第6図には他の実施例として、光フアイバ心線の製作と
同時に光フアイバ心線に吸水フロック加工を行なう場合
を示す。
39はガラス母材、40はガラス母材39を加熱する加
熱炉であり、その下方(つまり光フアイバ心線の紡糸方
向)にダイス41が設けられ、その下方に植毛室2日、
紫外線照射装置37が設けられている。
この装置においては、加熱炉40によりガラス母材33
が加熱溶融されて、ガラスファイバ23aとして紡糸さ
れる。
ガラスファイバ23aの表面にはダイス41から供給さ
れるUVキュア樹脂42がコーティングされる。
UVキュア樹脂42のコーテイング後、ガラスファイバ
23aはすぐに植毛室28に通され、前述同様その表面
には吸水性材料細片等I3が付着される。
次いで、紫外線照射装置37に通され、紫外線ランプ3
8により紫外線が照射され、UVキュア樹脂42が硬化
されて細片等13が固着される。
このように、この方法によれば光フアイバ心線の製造と
併せて吸水フロック加工がなされるのである。尚、紫外
線照射装置37もしくは紫外線ランプ38を植毛室28
の内部や植毛室28の前段に設置してUVキュア樹脂4
2の硬化度を調整するようにすることもできる。
■ 防水ケーブルの製造方法と装置についての実施例 第7図には本発明による防水ケーブルの製造装置の一例
の概略構成を示してある。
43はケーブル構成部材繰り出し装置であって、複数の
ケーブル構成部材(例えば、光フアイバ心線あるいはメ
タル心線)がそれぞれドラム24に巻回されて備えられ
ている。各ケーブル構成部材23の移動経路には順に捻
回装置!2B、接着剤塗布装置27゜植毛室28、乾燥
・焼付装置29、捻回装置3゜が設けられており、更に
続いてケーブル集合装置44、ケーブル外被かけ装置4
5が設けられ、その後に巻き取り装置46が設けられて
いる。
繰り出し装置43より各ドラム24がら繰り出されるケ
ーブル構成部材23には、第4図に基づき説明したケー
ブル構成部材23の製作工程に従って、接着剤の塗布、
吸水性材料細片等13の付着、細片等13の固着がなさ
れ、おのおの吸水フロック加工されたケーブル構成部材
23は集合装置44で撚られて集合体47とされ、次い
で、外被かけ装置45により集合体47の外側に外被が
かぶせられてケーブル48とされ、巻き取り装置46に
より巻き取られる。
このようにして得られる通信ケーブル48は、各構成部
材間の微小な隙間が吸水性材料細片等13で埋められて
いるものであり。
侵入して来る水に対しすぐれた水先り防止機能を発揮す
る。
尚、上記方法において、植毛室2日における高圧金網電
極32に与える電圧を加えたり消したりすれば、ケーブ
ル構成部材23表面に吸水性材料細片等13を付着させ
たり、させなかったりできるので、この方法によりケー
ブル集合を行なえば、ケーブル長手方向に吸水フロック
加工した防水ケーブル部分と非防水ケーブル部分との両
方を備えたものが得られるようになり、用途に合わせた
種々の構成のケーブル、例えば防水処理が不要であるが
ケーブル接続部などの端末付近だけを防水形としたもの
などが得られると共に、吸水性材料の節約ともなる。
〈発明の効果〉 本発明に係るケーブルにおいては、ケーブル構成部材の
表面にフロック加工により付着されている吸水性材料の
細片又は粉末により構成部材間の微小な隙間は埋められ
ているので、水の侵入があったとしても、吸水性材料細
片等により吸収され、水先りは確実に防止される。又、
ケーブル接続時の作業性もよくなる。
本発明に係るケーブル構成部材によれば。
当該ケーブル構成部材を複数集合することにより、ある
いは他のケーブル構成部材と組み合わせることにより、
上記水先り防止機能のすぐれたケーブルを得ることがで
きる。
本発明に係る製造方法及び装置によれば、表面に吸水性
材料細片等をフロック加工により付着されたケーブル構
成部材及び当該ケーブル構成部材を備えるケーブルが容
易に一連の工程で得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例に係
る防水ケーブルの断面図、第4図は本発明に係るケーブ
ル構成部材の製造装置の一例の概略図、第5図、第6図
はケーブル構成部材の他の製造装置例の概略図、第7図
は本発明に係るケーブル製造装置の一例の概略図であり
、第8図、第9図は従来のケーブルの断面図と斜視図で
ある。 図  面  中、 13は吸水性材料の細片または粉末。 14は光フアイバ心線、 18はスペーサ、 13は溝、 22はメタル心線。 23はケーブル構成部材、 213、30は捻回装置、 27は接着剤塗布装置。 2日は植毛室、 29は乾燥壷焼付装置。 31は供給装置、 32は高圧金網電極、 33はアース金網電極。 3BはUVキュア溶液。 38は紫外線ランプ、 42はUVキュア樹脂、 44は集合装置、 45は外被かけ装置である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸水性材料の細片または粉末を表面の長手方向全
    長に亘ってもしくは一部に固着してあることを特徴とす
    るケーブル構成部材。
  2. (2)前記吸水性材料の細片または粉末としてアクリル
    酸系吸水パウダ、アクリル系吸水繊維パイル、ポリエチ
    レンオキサイド系パウダ、イソブチレン無水マレイン酸
    系パウダのいずれか一つもしくはこれらのうちの複数を
    配合したものを用いる特許請求の範囲第1項に記載のケ
    ーブル構成部材。
  3. (3)吸水性材料の細片または粉末を表面の長手方向全
    長に亘ってもしくは一部に固着してあるケーブル構成部
    材を集合すると共に他のケーブル構成部材と組み合わせ
    てなることを特徴とするケーブル。
  4. (4)前記吸水性材料の細片または粉末としてアクリル
    酸系吸水パウダ、アクリル系吸水繊維パイル、ポリエチ
    レンオキサイド系パウダ、イソブチレン無水マレイン酸
    系パウダのいずれか一つもしくはこれらのうちの複数を
    配合したものを用いる特許請求の範囲第3項に記載のケ
    ーブル。
  5. (5)ケーブル構成部材の表面に接着剤を塗布し、吸水
    性材料の細片または粉末を高圧静電気により前記ケーブ
    ル構成部材の表面に付着させ、前記接着剤を固化させて
    前記吸水性材料の細片または粉末を前記ケーブル構成部
    材の表面に固着させることを特徴とするケーブル構成部
    材の製造方法。
  6. (6)複数のケーブル構成部材の表面にそれぞれ接着剤
    を塗布し、吸水性材料の細片または粉末を高圧静電気に
    より各ケーブル構成部材の表面に吸着させ、前記接着剤
    を固化させて前記吸水性材料の細片もしくは粉末を各ケ
    ーブル構成部材の表面に固着され、このようにフロック
    加工された複数のケーブル構成部材を集合すると共に他
    のケーブル構成部材を組み合せ、外側に外被を施すこと
    を特徴とするケーブルの製造方法。
  7. (7)長手方向に移動されるケーブル構成部材の表面に
    接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、接着剤の塗布され
    たケーブル構成部材の表面に吸水性材料の細片または粉
    末を静電場において付着させるフロック加工装置と、前
    記接着剤を固化させて前記吸水性材料の細片または粉末
    をケーブル構成部材の表面に固着させる接着剤固化装置
    とを備えることを特徴とするケーブル構成部材の製造装
    置。
  8. (8)ケーブル構成部材を捻回する捻回装置を設けてあ
    る特許請求の範囲第7項に記載のケーブル構成部材の製
    造装置。
  9. (9)接着剤としてUVキュア樹脂を用い、固化装置と
    して紫外線を照射するものを用いる特許請求の範囲第7
    項に記載のケーブル構成部材の製造装置。
  10. (10)長手方向に移動されるケーブル構成部材の表面
    に接着剤を塗布する塗布装置と、接着剤の塗布されたケ
    ーブル構成部材の表面に吸水性材料の細片または粉末を
    静電場において吸着させるフロック加工装置と、前記接
    着剤を固化させて前記吸水性材料の細片または粉末をケ
    ーブル構成部材の表面に固着させる接着剤固化装置と、
    吸水性材料の細片または粉末が固着されたケーブル構成
    部材を複数あるいは吸水性材料の細片または粉末が固着
    されたケーブル構成部材と他のケーブル構成部材を集合
    させて集合体とする集合装置と、この集合体に外被をか
    ぶせる外被かけ装置とからなることを特徴とするケーブ
    ルの製造装置。
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