JPS6173113A - 防水型光フアイバケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、防水性に優れた防水型光ファイバケーブルの
改良に関するものである。

〔従来技術〕

従来より防水型の光ファイバケーブルとしては７Ａ２図
のようなものが一般的である。これは、光ファイバ心Ｌ
’ｉ３を含むケーブルコア５、例えば、抗張力心線ｌの
まわりに銅導体に絶縁被覆を施してなる絶縁心線２と光
ファイバ心線３を集合してなるケーブルコア５の、前記
各心線の間隙にシェリー状の防水性混和物６を充填し、
これにプラスチックテープ等の押さえを７を施し、必要
に応して、この押さえ巻７の表面にもシェリー状の防水
性混和物を塗布し、しかる後、プラスチック、または、
金属−ブラスチ、り等からなる外被８を被覆したもので
ある。この種の防水型光ファイバケーブルの特徴は、ケ
ーブル外部から侵入した水分が、さらに深（ケーブル長
手方向へと侵入するのを、前記シェリー状の防水性混和
物６で防止するものである。それ故、前記ケーブルコア
５内に前記シェリー状の防水性混和物６の未充填部がな
いように、前記シェリー状の防水性混和物６を充填しな
ければならない。

ところで、前記従来の防水型光ファイバケーブルにあっ
ては、前記光ファイバ心線３をはじめとする各心線にシ
ェリー状の防水性混和物６が付着しているため、例えば
、前記各心線を接続する場合は、まず、この心線に付着
しているシェリー状の防水性混和物６を拭き取らねばな
らない、さらに、前記シェリー状の防水性混和物６は粘
着性を有しているためヘトベトして前記接続作業がやり
にくいという問題もある。加えて、この防水型光ファイ
バケーブルが低温に曝されると、前記シェリー状の防水
性混和物６が収縮し、硬化するため、その結果、光ファ
イバ心線３がマイクロへンドを生じて伝送特性の劣化を
引き起こすこともある。。

さらにまた、前述の如（、ケーブルコア５内に未充填部
がないようにシェリー状の防水性混和物６を充填しなけ
ればならないため、該シェリー状の防水性混和物６を加
熱加圧状態で充填する必要がある。そのため製造速度を
速くできないという製造上の問題もある。

そこで、前記シェリー状の防水性混和物６の代わりに、
吸水するとゲル化するような吸水性ポリマーをテープに
含浸させたものをケーブルコア５のまわりに押さえ巻７
として設けた防水型光ファイバケーブルが提真されてい
る（特開昭５８−２０７００７号公軸）、この種のケー
ブルは、接続作業性がよい、製造速度が速くできる等の
長所を有しているものの、吸水性ポリマーをテープに含
浸させるためなんらかのバインダー用の樹脂を使用して
いたり、また、含浸した状Ｓというのは、吸水性ポリマ
ーがテープ材料間に挟みこまれた状態であるため、前記
吸水性ポリマーが本来の吸水性を充分に発渾できない、
すなわち、この吸水性ポリマーが水分を吸水し、ゲル化
する前に水分がケーブル内を走る、いわゆる、水走り現
象を起こしてしまう。

以上のように従来の防水型光ファイバケーブルにあって
は、接続作業性が悪い、製造速度を速（できない、光フ
ァイバ心線の伝送特性の劣化を生じ易い、また、防水性
が充分でない、という種々の問題がある。

〔発明の目的〕

前記問題に鑑み、本発明の目的は、防水性や光ファイバ
心線の伝送特性面での信頼性に優れると共に、接続作業
性にも優れ、製造速度を速（できる防水型光ファイバケ
ーブルを提供することにある。

［発明の構成〕 前記目的を達成すべく本発明の防水型光ファイバケーブ
ルは、光ファイバ心線を含むケーブルコアのまわりに吸
水するとゲル状化する繊維からなる吸水性緩衝層を設け
たことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を図を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の防水型光ファイバケーブルの一実施例
を示している０本図が示すように、本発明のものは、光
ファイバ心線３を含むケーブルコア、例えば、中心に鋼
線等からなる抗張力心線ｌを配し、これに黒体に絶縁被
覆を施してなる絶縁心線２および前記光ファイバ心線３
を集合したケーブルコア５のまわりに、例えば、吸水す
るとゲル状化するカルポキンルメチルセルロース繊維を
ヤーン状にしたものを配置して、吸水性と外力緩和効果
を共に存する吸水性緩衝層９を設け、該吸水性１１街層
９のまわりに従来同様にプラスチックテープ等の押さえ
を７を施し、必要に応じて、該押さえ巻７にシェリー状
の防水性混和物６を塗布し、しかる後、プラスチック型
またはアルミニウムテープと一体化したプラスチ７り製
の外被８を被覆したものである。尚、前記絶縁心線２は
絶縁被覆の一部を長平方向に間歇的に切り欠いた浸水検
知線であったり、単にケーブルコア５の形状を整える介
在線であったりする。もちろん、介在線としての役割だ
けでよい場合は、絶縁心線２の代わりにプラスチック型
の紐を使用してもよい、また、前記ケーブルコア５とし
ては、第１図のものの他に、光ファイバ心線３だけのも
の、光ファイバ心線３と抗張内心ｖＡ１だけを組み合わ
せたもの等がある。

以上のように、光ファイバ心線を含むケーブルコアのま
わりに、吸水するとゲル状化する繊維か　　・らなる吸
水性緩衝層を設けた本発明の防水型光ファイバケーブル
において、前記吸水性緩衝層は、ケーブルに対する外力
からケーブルコアを保護する外力緩和効果を有すると共
に、吸水性ポリマーそのもので構成されているので、従
来の吸水性のポリマーをテープに含浸させたものと比較
して、吸水性においてｊかに優れている。そのため、外
部から侵入してきた水分は、この吸水性１１ｋ　Ｉｉ　
ｊ！で直ちに吸水され、ケーブル内部には到達しない。

また、必要に応して、押さえ巻上にシェリー状の防水性
混和物が塗布されることはあっても、該シェリー状の防
水性混和物はケーブルコアには直接付着することがない
。それ故、ケーブル接続時に従来の如くシェリー状の防
水性混和物を拭き取るという作業が不要になる等、接続
作業性が著しく向上する。また、前記吸水性緩衝層を設
けるにあたっては、前述の如く、吸水するとゲル状化す
る繊維をヤーン状化すれば、該ヤーン状化したものをケ
ーブルコアのまわりに集合するだけでよいため、ケーブ
ル製造時に前記ケーブルコア内の光ファイバ心線にマイ
クベンドを発生させるような外力を及ぼす恐れはないし
、それ故に伝送特性の劣化を生しさせることもない、し
かも、前述の如く、ヤーン状のものを集合するだけだか
ら、製造速度を上げることもできる。

ここで比較例を示す、前述の従来例の如（、吸水性ポリ
マーをポリエステルテープに含浸させたものを解繊して
ケーブルコアのまわりに吸水性緩衝層として設けた防水
型光ファイバケーブルを作り、このケーブル断面に水柱
１ｍの圧力をかけたところ、１分以内に約１ｍ以上の水
走り現象が見られた。これに対して、本発明のものに同
様の試験を試みたところ、２４時間後の水走り長さはｌ
ｏｃｌｌ未満であった。

〔発明の効果〕

前述の如く、本発明の防水型光ファイバケーブルは、防
水性に優れると共に、接続作業性にも優れ、さらに製造
速度を速くでき、加えて、ケーブル製造時およびケーブ
ル布設時において、光ファイバ心線の伝送特性の劣化を
も防止できる優れた効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の防水型光ファイバケーブルの一実施例
を示す横断面図、第２図は従来の防水型光ファイバケー
ブルの横断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ファイバ心線を含むケーブルコアのまわりに吸水する
   とゲル状化する繊維からなる吸水性緩衝層を設けたこと
   を特徴とする防水型光ファイバケーブル。