JPS6220379B2 - - Google Patents

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JPS6220379B2
JPS6220379B2 JP53152336A JP15233678A JPS6220379B2 JP S6220379 B2 JPS6220379 B2 JP S6220379B2 JP 53152336 A JP53152336 A JP 53152336A JP 15233678 A JP15233678 A JP 15233678A JP S6220379 B2 JPS6220379 B2 JP S6220379B2
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JP
Japan
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ignition coil
signal
angle
pulse
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JP53152336A
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JPS5578169A (en
Inventor
Toshikazu Ina
Hisashi Kawai
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP15233678A priority Critical patent/JPS5578169A/ja
Priority to US06/097,661 priority patent/US4324217A/en
Publication of JPS5578169A publication Critical patent/JPS5578169A/ja
Publication of JPS6220379B2 publication Critical patent/JPS6220379B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P3/00Other installations
    • F02P3/02Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
    • F02P3/04Layout of circuits
    • F02P3/045Layout of circuits for control of the dwell or anti dwell time
    • F02P3/0453Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices
    • F02P3/0456Opening or closing the primary coil circuit with semiconductor devices using digital techniques

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関用電子制御式点火装置(以後
ESAと記す)に関するものである。
従来のESA用比較器の回路構成を第1図に、
第2図にはその動作波形を示す。第1図において
入力端子1401には、内燃機関(以下エンジン
と記す)が4サイクル4気筒の場合、クランクシ
ヤフト180゜回転毎の第2図aで示す基準位置信
号が入力され、入力端子1402にはクランクシ
ヤフト3.13゜毎の角度信号が入力され、入力端子
1403には一定周期クロツク信号(524KHz)
が入力される。また、入力端子1416のa〜h
には主演算装置で求められた点火コイル遮断時期
(進角量)データのうちメインデータ3.13×n゜
(nは正整数)が入力される。メインデータ用比
較器は2進カウンタ1405、比較器1404
a,1404bより成つており、角度信号をカウ
ントすることにより、メインデータに対応する第
2図bで示す角度θ′が得られる。また主演算装
置で時間比例演算によつて得られたサブデータは
入力端子1417のa〜lに入力され、2進カウ
ンタ1414、比較器1415a,1415b,
1415cによつて構成されるサブデータ用比較
器によつて第2図cに示す波形が得られる。メイ
ンデータに対応する角度θ′はサブデータ用比較
器のリセツト信号となつている為、θ′の立下り
からサブデータ用比較器出力の立上がりまでの時
間がサブデータtとなる。
そして、第2図b,cに示す波形からR−Sフ
リツプフロツプ1410の出力には第2図dで示
す信号が得られる。次に点火コイルの充電時間を
与えるために、2進カウンタ1413、NANDゲ
ート1412,1411によつて第2図dで示す
信号の立下がりから一定角度をカウントし、第2
図eの波形を得る。この第2図eにおいて低レベ
ル時が点火コイル充電時間、高レベル時が放電時
間であり、Sで示す位置が点火時期である。
ここで問題となるのは、点火コイル充電時間で
ある。エンジンの点火コイルは排気ガス規制、燃
費の向上のために、高エネルギー化しており、点
火コイルをクランクシヤフトの一定回転角に相当
する時間で充電した場合、高速回転に合わせて点
火コイルの充電エネルギーが飽和する充電時間に
相当するクランクシヤフト回転角を設定すると低
速回転で充電時間が長くなり、前記点火コイルの
充電エネルギーが飽和すると、その後の通電は点
火コイル及び点火コイル駆動回路の発熱の原因と
なる。また、低速回転に合わせて前記クランクシ
ヤフト回転角を設定すると高速回転で充電時間が
短くなり、前記点火コイルの充電エネルギーが不
飽和になり、点火エネルギーが不足するという問
題が起つてくる。
また、従来主演算装置によつて点火コイル充電
開始時期を演算し、この演算データによつて点火
コイル充電時間を制御するものもあるが、点火コ
イル充電時期用と点火コイル遮断時期用との2組
の比較器を必要とし回路が複雑になるという問題
がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、エ
ンジンが所定角回転する毎に角度パルスを発生す
る回転角検出手段と、機関パラメータによつて点
火進角、点火コイル充電開始タイミングを得る演
算装置、前記角度パルスに基いて前記機関の回転
角度に関連して点火コイル充電開始タイミング、
点火進角を制御する点火コイル制御回路とを備
え、前記2つのタイミングデータの演算装置より
点火コイル制御回路に出力するタイミングを、例
えば点火コイル充電開始タイミングデータは基準
信号をトリガとし、点火進角データは前記点火コ
イル制御回路により出力される点火コイル充電開
始信号をトリガとすることにより、1組の点火コ
イル制御回路で、点火コイル充電開始タイミング
と点火進角との2つのデータを高精度に制御する
ことができ、これにより点火コイル充電時間を最
適の時間に制御できるので、点火コイルの過充電
による点火コイルと点火コイル駆動回路の発熱
と、点火コイルの充電不足による点火エネルギー
不足という不具合点を簡単な構成で防止すること
のできる内燃機関用電子制御式点火装置を提供す
ることを目的とするものである。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。第3図に本発明の基本構成図を示す。0はエ
ンジン、2はエンジン0のクランクシヤフトに取
付けられたリングギヤの歯パルスを回転角度とし
て検出する公知の電磁ピツクアツプを用いた角度
検出装置、1は同様にリングギヤの回転基準位置
に対応する1点に取付けられた鉄片の位置を検出
することにより、クランクシヤフト1回転につき
1つの基準パルスを検出する電磁ピツクアツプを
用いた基準位置検出装置である。この基準位置検
出装置1および角度検出装置2にてエンジン0が
所定角回転する毎に角度パルスを発生する回転角
度センサを構成している。5は吸気管圧力検出装
置であり、吸気管圧力に比例したアナログ電圧を
発生する。このアナログ電圧はアナログ−デイジ
タル変換器(A−D変換器)200によりデイジ
タル信号に変換され、主演算装置100に入力さ
れる。また、角度検出装置2により検出される角
度信号は整形回路110に入力され、基準パルス
整形回路120は基準位置検出装置1より検出さ
れた基準パルスを整形した後、整形回路110の
出力である角度信号を用いてクランクシヤフト
180゜毎の基準信号を出し、主演算装置100と
回転数検出回路130に出力する。また同信号は
後述するESA用比較器400と点火割込発生回
路300のトリガ信号としても使用される。
エンジン回転数を算出する回転数検出回路13
0は整形回路120の出力信号の周期を回転数の
逆数として2進コードで主演算装置100に入力
する。この回転数検出回路130の動作には公知
の水晶発振回路よりなるクロツク信号発生回路3
0より供給される一定クロツク信号C1が用いら
れている。また、クロツク信号発生回路30は他
の複数の一定クロツク信号C2,C3,C4を発生す
る。
さて、以上述べた入力信号を受けとつた主演算
装置100は基準パルス整形回路120の出力信
号によりトリガされて、回転数検出回路130の
回転数データやA−D変換器200の吸気圧デー
タによつて所定の演算を行ない、点火コイル充電
開始時期と点火コイル遮断時期(点火進角)とを
算出した後、点火コイル充電開始時期のデータの
みをESA用比較器400に2進コードで出力す
る。ESA用比較器400は主演算装置100か
らの点火コイル充電開始時期のデータを、整形回
路110よりの角度信号110aとクロツク信号
発生回路30からの一定クロツク信号C3とによ
つて基準パルス整形回路120よりの基準信号1
20aからの角度に変換して、点火コイル充電開
始信号が点火コイル駆動回路10と点火割込発生
回路300に入力される。点火コイル駆動回路1
0は高圧分配器4を介してエンジン0の各気筒に
装着された点火プラグ3a〜3dに高電圧を供給
する点火コイル20を駆動する。点火割込発生回
路300は入力された点火コイル充電開始信号を
トリガ信号として点火進角演算の割込信号を主演
算装置100に出力する。主演算装置100は前
記出力信号によりトリガされて、点火進角のデー
タがESA用比較器400に2進コードで出力さ
れる。併せて主演算装置100より点火コイル充
電開始時期のデータと点火進角データとの判別信
号100aをESA用比較器400に出力する。
ESA用比較器400は点火進角データを点火コ
イル充電開始時期のデータと同様の方法で基準信
号120aからの角度に変換して、前記判別信号
100aにより判別された点火信号が点火コイル
駆動回路10に出力される。点火コイル駆動回路
10は点火コイル20を駆動して高電圧を発生
し、高電圧分配器4を介して点火プラグ3a〜3
dに高電圧を供給する。
主演算装置100は、本実施例は東芝製マイク
ロコンピユータTLCS−12Aを用いており、詳細
な構成、動作については公知であるため説明を省
略する。なお、このマイクロコンピユータ100
はリードオンメモリ(ROM)を内蔵しており、
エンジン回転数、吸気管圧力に応じて最適な点火
進角となるよう予めROMに記憶させてある。
以上述べた基本動作原理、及び基本構成に基づ
き以下各部の詳細な構成、作動を説明する。
第4図はエンジン0の回転角度を検出する角度
検出装置2及び基準位置検出装置1の構成を示
す。第4図において、21はリングギヤ、11は
リングギヤ21の1点に取付けられた鉄片であ
り、その位置は第1気筒の上死点前180゜の基準
位置に設定されている。リングギヤ21の歯数は
115枚であり、従つて角度検出装置2はクランク
シヤフト1回転につき115個のパルスを検出す
る。また、基準位置検出装置1はクランクシヤフ
ト1回転につき1度、4サイクル4気筒エンジン
であれば、第1気筒、あるいは第4気筒の上死点
前180゜の位置を検出する。
角度検出装置2より検出された信号は角度信号
整形回路110で整形される。この整形回路11
0の構成を第5図に示す。入力端子1100に入
力された角度信号は抵抗1102,1106とコ
ンデンサ1104で定まる積分時定数とツエナー
ダイオード1103により、適当にクランプされ
て比較器1101(モトローラ社、MC3302)の
反転入力端子に入力される。これと同時に比較器
1101の反転入力にダイオード1105の順方
向電圧をバイアスとしてかけ、比較器の非反転入
力には抵抗1107と1108の分割により反転
入力側とほぼ同値のバイアスをかけておく。する
と、入力端子1100から入力される角度信号電
圧の脈動により比較器1101の出力には入力位
相の反転したパルス信号が得られる。1109は
パルスの立上がり、立下がりをシヤープにする正
帰還抵抗、1110は負荷抵抗である。また、イ
ンバータ1111は入力信号との位相を合わせる
ために接続してある。
基準位置検出装置1より検出される信号は前述
したようにクランクシヤフト1回転(360゜)に
1度のパルスであるが、4サイクル4気筒エンジ
ンでは180゜に1度の点火が必要であり、従つて
基準位置信号も本来の検出位置から180゜の位置
に見掛上の基準信号を作る必要がある。この操作
を行なうのが整形回路120であり、その回路構
成を第6図に示し、その各部の動作波形を第7
図、第8図に示す。第6図において、入力端子1
200には基準位置検出装置1より検出された信
号の整形信号が入力される。
この整形は第5図に示す回路と同様の回路動作
で行なわれるため図示および説明は省略する。入
力端子1201には角度信号整形回路110から
の出力信号が加わり、入力端子1202には角度
信号周波数に比して十分速いクロツク信号C4
(260KHz)が入力される。入力端子1201に
加わる角度信号はDフリツプフロツプ1204に
てクロツク信号C4に同期した後、Dフリツプフ
ロツプ1205のクロツク入力に加わり、入力端
子1200に加わる基準信号を角度信号に同期さ
せる。そのため、第7図a,b,cに示すように
入力端子1200に入力された基準信号aは角度
信号bに同期してcに示す波形となる。第7図c
に示す基準信号同期波形はデバイダ付カウンタ1
209(RCA社、CD4017)のリセツト入力に加
わり、そのQ1出力には第7図dに示すように同
期信号cの立下がり直後に出る細いパルスが得ら
れる。これが本来の基準位置を示す信号となる。
次に、180゜反対側に見掛上の基準信号を得る
には上記の本来の基準位置からリングギヤの歯パ
ルスを計数して180゜の位置を求める。ところが
前述のようにリングギヤの歯数は115枚であるた
め、180゜に相当する歯数は57.5枚となり、整数
値でなくなつてしまう。これは第7図dに示す基
準位置信号が角度信号bの立上がりで出ていれ
ば、見掛上の基準位置信号は角度信号bの立下が
りで出なければならないことを示している。そこ
で、本実施例では、インバータ1206、デバイ
ダ付カウンタ1207,1208及びNORゲー
ト1210によつて第7図eに示すてい倍信号を
作り、180゜の基準位置信号が角度信号bの立下
がりに来るようにしている。デバイダ付カウンタ
1207のリセツト入力には第7図bの角度信号
の反転信号が、カウンタ1208のリセツト入力
には第7図bに示す信号がそのまま入力されてい
るため、カウンタ1207のQ3出力には第7図
bの角度信号の立上がりに同期した細いパルスが
得られ、カウンタ1208のQ1出力には立下が
りに同期したパルスが得られる。さらに、両者を
NORゲート1210に入力してその出力に第7
図eに示すてい倍信号を得ている。
次に、上記第7図eのてい倍信号をNANDゲー
ト1212,1211、2進カウンタ1213
(RCA社、CD4040)にて180゜の位置まで計数す
る。180゜に相当する計数値は57.5×2=115であ
るが、2進カウンタ1213がデバイダ付カウン
タ1209からの基準信号によつてリセツトされ
た直後デバイダ付カウンタ1207からのパルス
を1つ計数する構成となつているため、2進カウ
ンタ1213の計数値は115+1=116=26+25
24+22に設定しておく。2進カウンタの計数値が
リセツト後“116”に達すると、NANDゲート1
211の出力は高レベルから低レベルとなり第7
図fに示す波形となる。NANDゲート1211の
出力はさらにNANDゲート1212の入力とデバ
イダ付カウンタ1214のリセツト入力に接続さ
れており、NANDゲート1212はNANDゲート
1211の出力が低レベルとなつた時点で2進カ
ウンタ1213へのクロツク入力を停止し、同時
にデバイダ付カウンタ1214はQ1出力に第7
図gに示す180゜位置信号を出力する。
結局、本回路の出力端子1217には、第8図
aに示すデバイダ付カウンタ1209のQ1出力
よりの360゜周期のパルスと、デバイダ付カウン
タ1214のQ1出力よりの上記第8図aの信号
より180゜遅れている第8図bに示す360゜周期の
パルスとを、NORゲート1215、インバータ
1216で論理和をとつた、第8図cに示す180
゜周期のパルスが出力される。
次に回転数検出回路130について説明する。
第9図にその回路構成図を、第10図に各部の動
作波形を示す。第10図において、2進カウンタ
1311は、クロツク端子CLに入力されるクロ
ツクパルス信号C1を計数し分周するもので、例
えばRCA社製CD4024を用いている。そして、こ
のカウンタ1311は、第10図bに示すような
約128KHz程度のクロツクパルス信号C1を分周し
て第10図cに示すような約32KHz程度の分周
パルス信号を出力端子Q2から出力する。
デバイダ付カウンタ1312は、基本的にはク
ロツク端子CLに入力されるクロツクパルス信号
C1を計数するもので、出力端子Q2〜Q4のうち1
つの出力端子の出力信号が“1”レベルとなり、
かつカウント動作停止端子ENに“1”レベル信
号が入力されると、カウント(計数)動作を停止
する。
しかして、この実施例では出力端子Q4と停止
端子ENが接続されており、出力端子Q4の出力が
“1”レベルになると停止端子ENに“1”レベル
信号が入力され、カウント動作を停止する。この
状態で整形回路120から第10図aに示すタイ
ミングパルス信号がリセツト端子Rに入力される
と、カウンタ1312はリセツトされ、出力端子
Q4の出力は第10図fに示すように“0”レベ
ルとなる。リセツト端子Rに入力される信号が
“0”レベルになると、カウンタ1312はカウ
ント動作を開始し、出力端子Q2,Q3からはそれ
ぞれ第10図d,eに示すように順次パルス信号
が出力される。その後、出力端子Q4の出力が
“1”レベルになるとカウンタ1312は再びカ
ウント動作を停止する。
カウンタ1311のQ2出力、カウンタ131
2のQ4出力、及び整形回路120からの出力信
号はそれぞれNORゲート1313,1314を
介して12ビツトのカウンタ1315のクロツク端
子CLに入力され、またカウンタ1312のQ3
力はカウンタ1315のリセツト端子Rに入力さ
れている。
つまり、第10図aに示す整形回路120から
の出力信号と第10図fに示すカウンタ1312
のQ4出力のNOR論理をとることによりNORゲー
ト1313からは第10図gに示すようなパルス
信号が出力され、さらにこのNORゲート131
3の出力信号と第10図cに示すカウンタ131
1の出力信号とのNOR論理をとることにより、
NORゲート1314から第10図hに示すよう
なパルス信号が出力され、このパルス信号がカウ
ンタ1315に入力される。
ここで、第10図aに示すタイミングパルス信
号が“0”レベルに立下がつて第10図gに示す
NORゲート1313の出力が“1”レベルにな
る時刻t1において、カウンタ1315はカウント
動作を停止する。その後、カウンタ1315の出
力端子Q1〜Q12の出力は、時刻t2におけるカウン
タ1312のQ2出力の立上りによりシフトレジ
スタ1316〜1318(例えばRCA社製
CD4035)に一時的に保持記憶される。次に、時
刻t3においてカウンタ1312のQ3出力が“1”
レベルになると、カウンタ1315がリセツトさ
れ、時刻t4においてウンタ1312のQ4出力が
“1”レベルになるとカウンタ1315は再びカ
ウント動作を開始する。
このカウンタ1315の動作は、整形回路12
0からのエンジン回転に同期したタイミングパル
ス信号と同期して繰返し行われるため、シフトレ
ジスタ1316〜1318の各出力端子Q1〜Q4
からはエンジン回転速度Nの逆数1/Nに比例し
た2進信号が出力される。
3ステートバツフア1319は、制御端子13
19aに“1”レベル信号が加えられている間は
出力が高インピーダンスとなるもので、出力端子
群1319bはバスラインを介して主演算装置
(マイクロコンピユータ)100に接続されてい
る。
制御端子1319aにはNANDゲート1320
の出力信号が入力され、NANDゲート1320に
はマイクロコンピユータ100に内蔵されている
デバイス制御ユニツト(DCU)からの入出力制
御信号(以下I/0信号という)及びデバイスセ
レクト信号(以下SEL信号という)が入力されて
いる。そして、NANDゲート1320の出力信号
が“0”レベルになると、シフトレジスタ131
6〜1318の1/Nに比例した2進信号がマイ
クロコンピユータ100に入力される。
次に、第11図により吸気管圧力検出装置5と
A−D変換回路200について説明する。吸気管
圧力検出装置5は、シリコンダイヤフラムを用い
た半導体式のもので、ピエゾ抵抗効果により圧力
に応じて電気抵抗値が変化するのを用いている。
A−D変換回路200について説明する。抵抗
2015,2016は吸気圧力検出装置の2個の
抵抗体501,502とブリツジ回路を形成する
もので、抵抗2015及び抵抗体501には直流
バイアスVBが加えられており、抵抗2016及
び抵抗体502の一端は接地されている。なお、
吸気管圧力検出装置5の抵抗体501,502は
吸気圧力値に比例して抵抗値が相補的に変化す
る。
抵抗体501,502の接続点及び抵抗201
5,2016の接続点は、それぞれ入力抵抗20
14,2013を介して演算増幅器(以下OPア
ンプという)に接続されている。このOPアンプ
2011には、接地抵抗2012、負帰還抵抗2
010が接続されており、OPアンプ2011は
差動増幅器として作動する。しかして、OPアン
プ2011の出力電圧は、吸気管内の吸気圧力に
比例したものになる。
OPアンプ2011の出力電圧は、逐次比較型
A−D変換器2001(例えばバーブラウン社製
ADC80AG−12)に入力される。
NANDゲート2002及びANDゲート200
6には、マイクロコンピユータ100のデバイス
制御ユニツトDCUから第12図aに示すI/0
信号及び第12図bに示すSEL信号が入力され
る。
また、インバータ2003、抵抗2004及び
コンデンサ2005により遅延回路が構成されて
おり、ANDゲート2006にはこの遅延回路を
介してSEL信号が入力される。
しかして、ANDゲート2006は、第12図
cに示すように幅100ナノ秒程度のパルス信号を
出力する。このパルス信号は、逐次比較型A−D
変換器2001のA−D変換命令端子CNVに入
力される。
逐次比較型A−D変換器2001は、A−D変
換命令端子CNVに印加されたパルス信号の立上
りと共に変換動作を開始し、これと同時に変換終
了端子EOCの出力信号が“1”レベルに立上
る。
ここで変換終了端子EOCは、マイクロコンピ
ユータ100のデバイス制御ユニツトDCUのビ
ジイ端子BUSYに接続されており、吸気圧力読込
命令の完了は、変換終了端子EOCの出力信号の
“0”レベルへの立下りまで待たされ、このとき
までI/0信号及びSEL信号はともに“1”レベ
ルに保持される。そして、逐次比較型A−D変換
器2001はEOC端子の出力信号が“1”レベ
ルの間に変換動作を行い、出力端子B1〜B12
からデイジタル化した2進データ信号を出力す
る。
3ステートバツフア2008は、回転数検出回
路130に用いたものと同じもので、制御端子2
007に第12図eで示すように“0”レベル信
号が印加されると、出力端子群2009からマイ
クロコンピユータ100に第12図fの斜線を施
さない期間の間、2進データ信号がバスラインを
経て入力される。
A−D変換器2001のA−D変換動作が終了
すると、マイクロコンピユータ100へのバスラ
イン上の値が安定すると共に第12図dで示す変
換終了端子EOCの出力信号が“0”レベルとな
り、マイクロコンピユータ100の読込命令の待
機状態が解除され、バスライン上の吸気圧力デー
タがマイクロコンピユータ100に読込まれる。
次にマイクロコンピユータ100は、I/0信号
及びSEL信号を“0”にして3ステートバツフア
2008の出力を高インピーダンスとし吸気管圧
力データ読込命令動作を完了する。
次に主演算装置100について説明する。本実
施例では主演算装置としてソフトウエアにて時分
割的に各種演算を実行するマイクロコンピユータ
(東芝社TLCS−12A)を用い、小型化、構成の
簡略化を実現している。マイクロコンピユータの
構成、動作に関しては公知であるためここでは説
明を省略し、演算内容を記すのみにとどめる。
ESAの演算は整形回路120の出力120a
によつてスタートし、次の様な処理を行なう。
ESAの機能は第13図a,bに示す様な個別の
パラメータに対する進角特性を合成し、所定の点
火時期に点火プラグに高電圧を加えるよう制御
し、かつ点火コイル充電開始時期を制御すること
によつて点火コイル充電時間を一定に制御するも
のである。そこで、本実施例では予め第13図
a,bに示す進角特性をマイクロコンピユータ内
のメモリ領域にプログラムしておき、外部から読
込まれるデータ、回転数N、負圧Pについてそれ
ぞれ進角量θ,θを求め、両者を加算して所
定の点火角度データを求めている。ここで、点火
角度算出の基準となる位置は前述のごとく各気筒
上死点前180゜であるため、例えば進角量10゜の
位置で点火するためには、180゜−10゜=170゜の
角度データθsが得られるように進角特性をプロ
グラムしておかなければならない。
点火コイル充電開始時期は、点火コイル充電時
間Dtを角度に変換して、点火角度データから点
火コイル充電角を減算したものが点火コイル充電
開始時期データθdとなる。例えば、点火コイル
充電時間Dtを3.9msとするとエンジン回転
2400rpmでの点火コイル充電角度Dθは56゜、点
火角度データを上記と同じ170゜にすると、点火
コイル充電開始時期θdは170゜−56゜=114゜の
角度データが得られる。
上記の処理を行なうため、まず回転数進角特性
は回転数検出回路130の出力1/Nより逆数演
算により回転数Nを求めて予めメモリ領域にプロ
グラムされた回転数進角特性〔第13図a〕に入
力すれば、回転数に対する進角量としてθを得
る。次に、負圧進角特性は、吸気管圧力検出装置
5、A−D変換器200よりの出力Pを予め、メ
モリ領域にプログラムされた負圧進角特性〔第1
3図b〕に入力すれば、負圧に対する進角量とし
てθを得る。次に、前記回転数進角量θと負
圧進角量θとを加算し、さらにθs=180゜−
(θ+θ)を演算し、点火角度データθsを
得る。
点火コイル充電角D〓は点火コイル充電時間
Dt、回転数検出回路130よりの出力1/Nよ
り D〓=K×Dt÷1/N (ただしKは比例定数、Dt=3.9ms) として求められる。次に、点火コイル充電開始時
期θdは、点火角度データθsより点火コイル充
電角D〓だけ前にあればよいので、θd=θs−
D〓を演算すれば得られる。最後に点火コイル充
電開始時期データθdと点火角度データθsとを
基準位置である第1又は第4気筒前180゜を基準
にしてESA用比較器400にて計数すれば、求
める一定の点火コイル充電時間Dtと点火進角θ
sとが得られる。
さらに、点火コイル充電時間Dtをあるエンジ
ン回転数範囲にてエンジン回転数に反比例させる
には、点火コイル充電時間Dot、回転数検出回路
130よりの出力1/Nより Dt=K1×Dot×1/N ……(2) (ただし、K1は比例定数、Dot=3.9ms) として求めた点火コイル充電時間Dtを(1)式に代
入すれば、点火コイル充電時間Dtをあるエンジ
ン回転数範囲にてエンジン回転数に反比例させる
ことができる。
そして、点火コイル充電開始時期データθdと
点火角度データθsはESA用比較器400に交
互に出力することにより、一つの比較器400で
二つのデータを計数するという特徴ある制御を行
つているので、これについてはESA用比較器4
00、点火割込発生回路300と合せて説明する
ので後述する。
さらに、点火コイル充電開始時期データθdと
点火角度データθsの角度計数の精度を上げるた
めの演算処理について説明する。角度の計数でク
ロツクとなる角度信号の最小単位は360゜/115≒
3.13゜であるため、3.13゜以下の分割単位には対
応できないが、特別の処理を行つてより細かい角
度まで対応させている。すなわち、次のような特
徴ある演算制御を行なう。
第14図に一例として上死点前6゜という点火
時期を実現する場合のタイムチヤートを示す。第
14図aは基準信号120aで上死点前180゜の
位置にある。bは角度信号、cは点火時期を示し
ており、上死点前6゜を検出するためには180゜
−6゜=174゜を基準信号位置からカウントすれ
ばよい。dに示すように、174゜/3.13゜=55パ
ルスの角度信号をカウントすると余りとして1.85
゜の角度が残る。そこで、この余りの角度を時間
に関する比例計算で近似する。すなわち(e)におけ
るtは1.85゜の角度に対応し、 t=T×(1.85/3.13) ……(3) なる式で近似できる。但し、Tは角度信号のtを
含む一周期である。ところが、第14図から明ら
かなようにTは求める点火時期を過ぎてから検出
できる値であり、(3)式は理論上不可能であるた
め、1周期前の角度信号周期T′で代用する。す
なわち、 t=T′×(0.53/3.13) ……(4) となる。
以上の理論は演算回路から出力される進角量デ
ータが無限大分解能を持つとした場合の理論であ
り、実際には進角量データはそのビツト数に相当
する有限の分解能を持ち、第14図dで1.85゜と
示した余りの角度は飛び飛びの値を持つことにな
り、従つてtも飛び飛びの値となる。tの最小単
位は角度信号の1周期T′を進角量データの下位
何ビツト分に対応させるかによつて決まつてく
る。例えば、下位3ビツトをT′に対応させると
すると、23=8であるから3.13゜/8=0.39゜が
最小単位となり、上死点前6゜で点火させるため
には進角量データは、174/0.39≒446=
“110111110”なる2進数であればよい。上記8ビ
ツトの2進数のうち上位6ビツト“110111”=55
をメインデータとして3.13゜単位の角度信号で計
数し、下位3ビツト“110”=6をサブデータとし
て(4)式に相当する比例計算を行なう。この場合、
3.13゜が23=8に対応し、1.85が“110”=6に対
応するから、t=T′×6/8なる演算を行なつてtを 求め、メインデータの計数終了後にtを付加える
ことにより求める点火時期が得られる。
点火コイル充電開始タイミングデータについて
も同様に得られる。
次に第15図にESA用比較器400と点火割
込発生回路300の回路構成を説明する。第16
図にその動作波形を示す。第15図において、入
力端子4002には整形回路120の出力120
a、入力端子4001には角度信号、入力端子4
031には一定周期クロツク信号C3(520KHz)
が入力される。また、4016のa〜hのラツチ
回路4009a,4009bの入力端子には前記
主演算装置100で求められた進角量データのう
ちメインデータが入力される。入力端子401
0,4011,4012は主演算装置100内の
DCUからの信号で、入力4010はメインデー
タ用、入力4011はサブデータ用であり、入力
4012をインバータ4013で反転し、該反転
信号と入力4010をNANDゲート4014で
NANDをとりこの信号をメインデータ用のラツチ
信号、前記インバータ4013の出力と入力40
11をNANDゲート4015でNANDをとりこの
信号をサブデータ用のラツチ信号としている。メ
インデータはラツチ回路4009a,4009b
(RCA社、CD4042)の入力データ端子4016
に入力されており、前記NANDゲート4014の
出力のラツチ信号によりメインデータを記憶し
て、その記憶した内容を出力に出す。該ラツチ回
路4009a,4009bの出力は比較器400
8a,4008b(RCA社、CD4063)の入力端
子に入力される。ここでラツチ回路4009aの
入力a,b,c,dは比較器4008aの入力
A1,A2,A3,A4に、ラツチ回路の入力e,f,
g,hは比較器4008bの入力A1,A2,A3
A4にそれぞれこの順に接続してある。メインデ
ータ用比較器は2進カウンタ4007(RCA
社、CD4040)比較器4008a,4008bよ
り成つており、角度信号をカウントすることによ
りメインデータに対応する角度θ′d,θ′s(第
16図b)が得られる。第16図aの波形は整形
回路120の出力120aであり、入力端子40
02に入力されている。次に、(3)式に示す時間比
例演算によつて得られたサブデータはラツチ回路
4019a,4019b,4019cの入力端子
4020のa〜lに入力される。前記NANDゲー
ト4015の出力のラツチ信号によりサブデータ
を記憶して、その記憶した内容を出力に出す。該
ラツチ回路4019a,4019b,4019c
の出力は比較器4018a,4018b,401
8cの入力端子に入力される。ここでラツチ回路
4019aの入力a,b,c,dは比較器401
8aの入力A1,A2,A3,A4に、ラツチ回路40
19bの入力e,f,g,hは比較器4018b
の入力A1,A2,A3,A4にラツチ回路4019c
の入力i,j,k,lは比較器4018cの入力
A1,A2,A3,A4にそれぞれこの順に接続してあ
る。そして、この2進カウンタ4017、比較器
4018a,4018b,4018cによつて構
成されるサブデータ用比較器によつて第16図c
に示す波形が得られる。
メインデータに対応する角度θ′d,θ′sはサ
ブデータ用比較器のリセツト信号となつているた
め、θ′d,θ′sの立下がりからサブデータ用比
較器出力の立上がりまでの時間がtd,tsとなる。
次に、比較器400の前記基本動作と、主演算
装置100とのタイミングの関係について説明す
る。整形回路120の出力120aは入力端子4
002に入力され、2進カウンタ4007のリセ
ツト端子とインバータ4004に入力される。2
進カウンタ4007がリセツトされるとメインデ
ータθ′dの比較器が計数を開始する。インバー
タ4006とNANDゲート4005により2進カ
ウンタ4007の計数オーバーを防止する。イン
バータ4004の出力はNANDゲート4024と
R−Sフリツプフロツプ4100のNANDゲート
4023に入力される。NANDゲート4024の
出力はDフリツプフロツプ4026(RCA社
CD4013)のリセツトに入力される。NANDゲー
ト4023の出力はNANDゲート4030に入力
され、R−Sフリツプフロツプ4100の他の
NANDゲート4022の出力はNANDゲート40
29に入力される。NANDゲート4029,40
30はデータセレクタ4200を形成しており、
それぞれの他方の入力にはNANDゲート4027
出力を反転しているインバータ4028の出力が
入力される。NANDゲート4029の出力は
NANDゲート4032,4033でつくられるR
−Sフリツプフロツプ4300のリセツト端子
に、NANDゲート4030の出力は前記フリツプ
フロツプのセツト端子とインバータ3001に入
力される。NANDゲート4033は抵抗4034
を介して出力端子4035に出力され、インバー
タ3001は出力端子3002に出力される。入
力端子4003は主演算装置100内のDCUか
らの信号で、前記DCUからの信号をインバータ
4013で反転し、該反転信号と入力4003を
NANDゲート4021でNANDをとり、この信号
をR−Sフリツプフロツプ4100のNANDゲー
ト4022に出力している。
さて整形回路120よりの出力120a(第1
6図a)により主演算装置100は点火コイル充
電開始タイミングθdを演算し、比較器400の
メインデータ、サブデータのそれぞれの比較器に
データを出力する。同時に、主演算装置100は
点火角度データθsを演算する。さらに出力12
0aのタイミングtooにて2進カウンタ4007
がリセツトされ、メインデータθ′dの計数を開
始し、Dフリツプフロツプ4026もリセツト
(第16図g)される。データセレクタ4200
の出力(第16図h,i)はR−Sフリツプフロ
ツプ4100により、NANDゲート4030側が
ONになつている。t10にてメインデータ比較器の
条件が成立すると、サブデータ比較器の2進カウ
ンタ4017のリセツトが解除されて計数を開始
する。td後のt20にて比較条件が成立すると、サ
ブデータ比較器の出力が立上がり、データセレク
タ4200のON側NANDゲート4030を介し
てR−Sフリツプフロツプ4300がセツトされ
(第16図d,j,k)、出力端子4035の出力
が立上がる。また、点火割込発生回路の出力30
02も同時に立上がり、点火演算が実行され、比
較器400には点火角度データθsがセツトさ
れ、入力端子4003(第16図f)にはデータ
セレクタ4200の切換用の信号が主演算装置1
00のDCUよりt30にて出力される。前記入力端
子4003よりの信号はNANDゲート4021、
R−Sフリツプフロツプ4100によりデータセ
レクタ4200のNANDゲート4030をOFF
にし、NANDゲート4029をONにする。前記
比較器400に点火角度データθsがセツトされ
ると、メインデータ比較器の出力が立上がり、サ
ブデータ比較器はリセツトされて出力が立下が
る。メインデータ比較器はt00よりの計数をつづ
け、t40にてメインデータθ′sとの比較条件が成
立し出力が立下がつてサブデータ比較器の2進カ
ウンタ4017のリセツトが解除されて計数を開
始する。ts後のt50にてサブデータ比較器の比較条
件が成立すると、前記サブデータ比較器の出力が
立上がり、データセレクタ4200のON側
NANDゲート4029を介してR−Sフリツプフ
ロツプ4300をリセツトし、出力端子4035
が立下がる。出力端子4035の信号(第16図
d)が点火信号であり、t20は点火コイル充電開
始時期で、時間Dtは点火コイル充電時間、t50
点火時期である。
前記点火信号を点火コイル駆動回路10で増幅
して点火コイル20を駆動し、高圧分配器4を介
して点火コイルで発生した高圧を点火プラグ3a
〜d順に分配し、点火を行なうことが出来る。
点火コイル駆動回路は公知のものを用いている
ため説明は省略する。
本発明の他の実施例について説明する。前記実
施例では点火コイル充電角D〓、点火コイル充電
時間Dtを演算式より求めているが、上記実施例
で回転数進角特性を求めているのと同様の方法で
即ち回転数検出回路130の出力1/Nより逆数
演算により回転数Nを求めて、予めメモリ領域に
プログラムされた回転数点火コイル充電角D〓特
性第17図aもしくは回転数点火コイル充電時間
Dt特性第17図bのいずれか1つに入力すれば
回転数に対する点火コイル充電角D〓が点火コイ
ル充電時間の何れか1つを得る。ここで、点火コ
イル充電角D〓が得られた場合はそのままの値を
点火コイル充電時間が得られた場合は第1実施例
の(1)式より点火コイル充電角を演算して求め、そ
の他の演算及び作動は第1実施例と同じにするこ
とにより、点火コイル充電時間Dtを制御するこ
とができる。
また、上記実施例では4気筒4サイクルエンジ
ンについてのみ説明したが、本発明は6気筒ある
いは8気筒エンジンについても適用可能であり、
その場合整形回路120の出力が6気筒ではクラ
ンクシヤフト120゜毎に、8気筒ではクランクシ
ヤフト90゜毎に必要である。また、基準位置検出
装置1によつて気筒数に対応した複数の基準パル
スを検出するようにすれば、基準パルス整形回路
120として単に入力信号を整形するのみの第5
図図示回路のみを用いて構成することもできる。
以上述べたように本発明においては、内燃機関
が所定角回転する毎に角度パルスを検出する回転
角検出手段と、前記内燃機関の基準回転角を検出
して基準位置のパルスを発生するタイミングパル
ス発生手段と、前記内燃機関の機関条件をパラメ
ータとして点火コイル遮断時期と点火コイル充電
開始時期とを各々演算する主演算装置と、前記角
度パルスに基いて前記機関の回転角度に関連し
て、点火コイル充電開始時期のデータと点火コイ
ル遮断時期のデータとをパルス幅に変換する点火
コイル制御回路とを備え、前記点火コイル充電開
始時期と遮断時期の演算開始信号を外部信号によ
り前記主演算装置より命令して求め、また2つの
時間的に異なる外部信号により前記主演算装置か
ら点火コイル充電開始時期のデータと点火コイル
遮断時期のデータとを前記点火コイル制御回路に
転送するから、1組の点火コイル制御回路を用い
るのみで点火コイル充電開始時期と遮断時期とを
高精度に制御出来るという優れた効果がある。
また、上記の2つの時間的に異なる信号のうち
1つは一定のクランク角に相当するタイミングパ
ルス発生手段の出力パルスよりなり、この出力パ
ルスにより点火コイル充電開始時期のデータが転
送され、かつ前記点火コイル制御回路の出力信号
により点火コイル遮断時間のデータが点火コイル
制御回路に転送されるようにすれば、新たに上記
の2つの時間的に異なる信号を発生する回路を追
加することなく、しかも時間的に無駄がないので
応答性の良い高精度の制御が出来るという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の要部電気結線図、第2図は
第1図図示装置の作動説明に供する各部信号波形
図、第3図は本発明装置の全体構成の一実施例を
示す構成図、第4図は第3図中の回転角度及び基
準位置検出装置を示す模式構成図、第5図は第3
図中の回転角度整形回路の詳細構成を示す電気結
線図、第6図は第3図中の基準パルス整形回路の
詳細構成を示す要部電気結線図、第7図および第
8図は第6図図示回路の作動説明に供する各部信
号波形図、第9図は第3図中の回転数検出回路の
詳細構成を示す電気結線図、第10図は第9図図
示回路の作動説明に供する各部信号波形図、第1
1図は第3図中の吸気管圧力検出装置とA−D変
換回路との詳細構成を示す電気結線図、第12図
は第11図図示回路の作動説明に供する各部信号
波形図、第13図は第3図中の主演算装置内にプ
ログラムした進角特性図、第14図は第3図中の
主演算装置の点火時期制御の作動説明に供する各
部信号波形図、第15図は第3図中のESA用比
較器の詳細構成を示す電気結線図、第16図は第
15図図示比較器の作動説明に供する各部信号波
形図、第17図a,bは本発明装置の他の実施例
において主演算装置内にプログラムされる点火コ
イル充電特性図および点火コイル充電時間特性図
である。 0……内燃機関、1,120……タイミングパ
ルス発生手段を構成する基準位置検出装置と基準
パルス整形回路、2,110……回転角検出手段
を構成する角度検出装置と整形回路、5……吸気
管圧力検出装置、20……点火コイル、100…
…主演算装置、130……回転数検出回路、30
0……点火割込発生回路、400……点火コイル
制御回路としてのESA用比較器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関が所定角回転する毎に角度パルスを
    検出する回転角検出手段と、前記内燃機関の基準
    回転角を検出して基準位置のパルスを発生するタ
    イミングパルス発生手段と、前記内燃機関の機関
    条件をパラメータとして点火コイル遮断時期と点
    火コイル充電開始時期とを各々演算する主演算装
    置と、前記角度パルスに基いて前記機関の回転角
    度に関連して前記主演算装置の出力値である点火
    コイル充電開始時期のデータと点火コイル遮断時
    期のデータとをパルス幅に変換する点火コイル制
    御回路とを備え、前記点火コイル充電開始時期と
    点火コイル遮断時期との演算開始信号を外部信号
    により前記主演算装置より命令して求め、また2
    つの時間的に異なる外部信号により前記主演算装
    置から前記点火コイル充電開始時期のデータと点
    火コイル遮断時期のデータとを前記点火コイル制
    御回路に転送することを特徴とする内燃機関用電
    子制御式点火装置。 2 前記2つの時間的に異なる信号のうち1つは
    一定のクランク角に相当する前記タイミングパル
    ス発生手段の出力パルスよりなり、この出力パル
    スにより前記点火コイル充電開始時期のデータが
    前記点火コイル制御回路に転送され、かつ前記点
    火コイル制御回路の出力信号により前記点火コイ
    ル遮断時期のデータがこの点火コイル制御回路に
    転送されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の内燃機関用電子制御式点火装置。 3 前記タイミングパルス発生手段は、前記内燃
    機関の基準回転角を検出して基準角にてリセツト
    パルスを発生する基準位置検出装置と、この基準
    角のリセツトパルスと前記角度パルスとによつて
    複数の基準位置パルスを発生する基準パルス整形
    回路とを含んでなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項あるいは第2項記載の内燃機関用電子
    制御式点火装置。
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