JPS6243070B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6243070B2 JPS6243070B2 JP51149030A JP14903076A JPS6243070B2 JP S6243070 B2 JPS6243070 B2 JP S6243070B2 JP 51149030 A JP51149030 A JP 51149030A JP 14903076 A JP14903076 A JP 14903076A JP S6243070 B2 JPS6243070 B2 JP S6243070B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- signal
- input
- circuit
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 38
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 38
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 20
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 13
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 35
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 25
- 201000001993 idiopathic generalized epilepsy Diseases 0.000 description 20
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 14
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 6
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 4
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/26—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
- F02D41/28—Interface circuits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/26—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/045—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions combined with electronic control of other engine functions, e.g. fuel injection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関(以後エンジンと記す)の燃
料噴射量と点火進角とを制御する内燃機関用電子
制御装置に関するものである。
料噴射量と点火進角とを制御する内燃機関用電子
制御装置に関するものである。
従来、エンジンの燃料噴射量及び点火進角はそ
れぞれ公知の電子制御式燃料噴射装置(以後EFI
と記す)と電子制御式点火装置(以後EIGと記
す)により制御していたが、制御機能が完全に分
離しているため、それに伴つてエンジンの各種作
動状態を個々の装置毎に全く別々に検出してい
た。そして、前記EIGにおいてはエンジンのスロ
ツトルバルブ下流の吸気負圧とエンジン回転数を
主パラメータとしてその点火進角を求め、この点
火進角にてエンジンの点火時期を制御しており、
また前記EFIにおいてはエンジンの吸気量とエン
ジン回転数を主パラメータとして要求燃料を調量
しているものが代表的である。これらのEIGと
EFIを単純に統合した場合には、主パラメータと
してエンジンの吸気負圧とエンジンの吸気量とエ
ンジン回転数をそれぞれ対応するセンサにて検出
しなければならない。
れぞれ公知の電子制御式燃料噴射装置(以後EFI
と記す)と電子制御式点火装置(以後EIGと記
す)により制御していたが、制御機能が完全に分
離しているため、それに伴つてエンジンの各種作
動状態を個々の装置毎に全く別々に検出してい
た。そして、前記EIGにおいてはエンジンのスロ
ツトルバルブ下流の吸気負圧とエンジン回転数を
主パラメータとしてその点火進角を求め、この点
火進角にてエンジンの点火時期を制御しており、
また前記EFIにおいてはエンジンの吸気量とエン
ジン回転数を主パラメータとして要求燃料を調量
しているものが代表的である。これらのEIGと
EFIを単純に統合した場合には、主パラメータと
してエンジンの吸気負圧とエンジンの吸気量とエ
ンジン回転数をそれぞれ対応するセンサにて検出
しなければならない。
本発明は内燃機関の制御におけるEIGとEFIを
統合してそれぞれ対応する演算を共通的に行うよ
うにすることによつて、前記EIGとEFIを単純に
統合した場合に比して各パラメータを検出するた
めのセンサの種類を減少させることができ、実用
上有益な統合システムを構成することができる内
燃機関用電子制御装置を提供することを目的とす
るものである。更に本発明は、EIGとEFIの演算
に、スロツトルバルブ上流の吸入空気量Qと回転
数Nとから算出した単位回転当りの吸気量Q/N
を用いることによつて、内燃機関に最適の制御を
行える装置を提供することも目的とする。
統合してそれぞれ対応する演算を共通的に行うよ
うにすることによつて、前記EIGとEFIを単純に
統合した場合に比して各パラメータを検出するた
めのセンサの種類を減少させることができ、実用
上有益な統合システムを構成することができる内
燃機関用電子制御装置を提供することを目的とす
るものである。更に本発明は、EIGとEFIの演算
に、スロツトルバルブ上流の吸入空気量Qと回転
数Nとから算出した単位回転当りの吸気量Q/N
を用いることによつて、内燃機関に最適の制御を
行える装置を提供することも目的とする。
以下本発明を図に示す一実施例について説明す
る。まず、吸入空気量とエンジン回転数より求ま
る単位回転当りの吸気量と吸気管負圧との関係を
第1図、第2図の各種特性図にて説明する。この
第1図、第2図は公知の吸気負圧による電子制御
式燃料噴射装置における特性であり、いずれも実
験的に求められたものである。そして、第1図は
その吸気負圧による電子制御式燃料噴射装置にお
ける吸気管圧力P(絶対圧)と機関空燃比を一定
に保つための噴射パルス幅τとの関係を示すもの
で、斜線で示す幅を持つた特性となる。この幅は
エンジン回転数による補正係数KNによつて与え
られるものであり、KNの特性は第2図に示すと
おりである。この第1図、第2図の特性をまとめ
て式で表わすと、下記のように噴射パルス幅τが
吸気負圧P′とエンジン回転数Nの関数として与え
られることがわかる。
る。まず、吸入空気量とエンジン回転数より求ま
る単位回転当りの吸気量と吸気管負圧との関係を
第1図、第2図の各種特性図にて説明する。この
第1図、第2図は公知の吸気負圧による電子制御
式燃料噴射装置における特性であり、いずれも実
験的に求められたものである。そして、第1図は
その吸気負圧による電子制御式燃料噴射装置にお
ける吸気管圧力P(絶対圧)と機関空燃比を一定
に保つための噴射パルス幅τとの関係を示すもの
で、斜線で示す幅を持つた特性となる。この幅は
エンジン回転数による補正係数KNによつて与え
られるものであり、KNの特性は第2図に示すと
おりである。この第1図、第2図の特性をまとめ
て式で表わすと、下記のように噴射パルス幅τが
吸気負圧P′とエンジン回転数Nの関数として与え
られることがわかる。
τ=f1(P′、N) …(1)
但し、吸気負圧P′は次式のように定義される。
P′=P0−P (P0:大気圧)
さて、(1)式における噴射パルス幅τは機関空燃
比を一定に保つための燃料噴射量を表わすもので
あるため、その値は本質的に機関1回転当りの吸
入空気量(吸気量)に比例していなければなら
ず、次式に示すものとなる。
比を一定に保つための燃料噴射量を表わすもので
あるため、その値は本質的に機関1回転当りの吸
入空気量(吸気量)に比例していなければなら
ず、次式に示すものとなる。
τ∝Q/N ……(2)
(Q:吸入空気量(g/sec))
(1)、(2)式より吸気負圧P′、吸入空気量Q、エン
ジン回転数Nが(3)式のように関係づけられる。
ジン回転数Nが(3)式のように関係づけられる。
Q/N=f2(P′、N) ……(3)
(3)式より次式が得られる。
P′=g1((Q/N)、N)=g2(Q、N) ……(4)
すなわち、吸気負圧P′が吸入空気量Qとエンジ
ン回転数Nより換算可能であることが判る。
ン回転数Nより換算可能であることが判る。
以上のことを前提として第3図に本発明の基本
構成図を示す。この第3図において、0はエンジ
ン、1はスロツトルバルブ上流に設けられた公知
のダンパー式吸入空気量検出装置、2は吸入空気
量検出装置1に内蔵された吸気温検出装置、3は
スロツトルバルブに連動したスロツトルスイツ
チ、5はエンジン0のクランクシヤフトに取付け
られたリングギヤの歯パルスを回転角度として検
出する公知の電磁ピツクアツプを用いた角度検出
装置、4は同様にリングギヤの回転基準位置に対
応する1点に取付けられた鉄片の位置を検出する
ことにより、クランクシヤフト1回転につき1つ
の基準パルスを検出する電磁ピツクアツプを用い
た基準位置検出装置、6は冷却水温検出装置であ
る。吸気量検出装置1、吸気温検出装置2、冷却
水温検出装置6より検出されたアナログ信号はア
ナログ―デイジタル変換器(A―D変換器)20
0によりデイジタル信号に変換され、主演算装置
100に入力される。また、角度検出装置5より
検出された信号は整形回路110に入力され、同
様に基準位置検出装置4より検出された基準パル
スは整形分配回路120で整形されるとともに整
形回路110の出力である角度信号を用いて2グ
ループに分割されて演算部をなす主演算装置10
0、回転数検出回路130及び遅延回路500に
入力される。また同信号は後述するEFI用比較器
300a,300b及びEIG用比較器400a,
400bのトリガ信号としても使用される。スロ
ツトルスイツチ3よりの信号はスロツトル全閉で
ON、その他はOFFとなるON―OFF信号とスロ
ツトル全開でONその他はOFFとなるON―OFF
信号の2種類が主演算装置100に直接入力され
る。回転数検出回路130は基準パルス整形分配
回路120の出力信号の周期を回転数の逆数とし
て2進コードで主演算装置100に入力する。こ
の回転数検出回路130の動作には公知の水晶発
振回路よりなるクロツク信号発生回路30より供
給される一定クロツク信号が用いられる。
構成図を示す。この第3図において、0はエンジ
ン、1はスロツトルバルブ上流に設けられた公知
のダンパー式吸入空気量検出装置、2は吸入空気
量検出装置1に内蔵された吸気温検出装置、3は
スロツトルバルブに連動したスロツトルスイツ
チ、5はエンジン0のクランクシヤフトに取付け
られたリングギヤの歯パルスを回転角度として検
出する公知の電磁ピツクアツプを用いた角度検出
装置、4は同様にリングギヤの回転基準位置に対
応する1点に取付けられた鉄片の位置を検出する
ことにより、クランクシヤフト1回転につき1つ
の基準パルスを検出する電磁ピツクアツプを用い
た基準位置検出装置、6は冷却水温検出装置であ
る。吸気量検出装置1、吸気温検出装置2、冷却
水温検出装置6より検出されたアナログ信号はア
ナログ―デイジタル変換器(A―D変換器)20
0によりデイジタル信号に変換され、主演算装置
100に入力される。また、角度検出装置5より
検出された信号は整形回路110に入力され、同
様に基準位置検出装置4より検出された基準パル
スは整形分配回路120で整形されるとともに整
形回路110の出力である角度信号を用いて2グ
ループに分割されて演算部をなす主演算装置10
0、回転数検出回路130及び遅延回路500に
入力される。また同信号は後述するEFI用比較器
300a,300b及びEIG用比較器400a,
400bのトリガ信号としても使用される。スロ
ツトルスイツチ3よりの信号はスロツトル全閉で
ON、その他はOFFとなるON―OFF信号とスロ
ツトル全開でONその他はOFFとなるON―OFF
信号の2種類が主演算装置100に直接入力され
る。回転数検出回路130は基準パルス整形分配
回路120の出力信号の周期を回転数の逆数とし
て2進コードで主演算装置100に入力する。こ
の回転数検出回路130の動作には公知の水晶発
振回路よりなるクロツク信号発生回路30より供
給される一定クロツク信号が用いられる。
さて、以上述べた入力信号を受けとつた主演算
装置100は基準パルス整形分配回路120の出
力信号によりトリガされて所定の演算を行ない、
EFI用噴射パルスデータをEFI用比較器300
a,300bにEIG用点火進角データをEIG用比
較器400a,400bにそれぞれ2進コードで
出力する。EFI用比較器300a,300bはク
ロツク信号発生回路30からの一定クロツク信号
によつて主演算装置100からの噴射パルスデー
タを時間幅に変換して、噴射弁駆動回路10a,
10bに加える。従つて、噴射弁駆動回路10a
はエンジン0の吸気管に装着された燃料噴射弁7
a〜7dのうち2、3気筒用燃料噴射弁7b,7
cを、噴射弁駆動回路10bは1、4気筒用燃料
噴射弁7a,7dを駆動する。
装置100は基準パルス整形分配回路120の出
力信号によりトリガされて所定の演算を行ない、
EFI用噴射パルスデータをEFI用比較器300
a,300bにEIG用点火進角データをEIG用比
較器400a,400bにそれぞれ2進コードで
出力する。EFI用比較器300a,300bはク
ロツク信号発生回路30からの一定クロツク信号
によつて主演算装置100からの噴射パルスデー
タを時間幅に変換して、噴射弁駆動回路10a,
10bに加える。従つて、噴射弁駆動回路10a
はエンジン0の吸気管に装着された燃料噴射弁7
a〜7dのうち2、3気筒用燃料噴射弁7b,7
cを、噴射弁駆動回路10bは1、4気筒用燃料
噴射弁7a,7dを駆動する。
EIG用比較器400a,400bは主演算装置
100からの点火進角データを角度信号110
a、とクロツク信号発生回路30からの一定クロ
ツク信号によつて基準パルス120a,120b
からの角度に変換して点火コイル駆動回路20
a,20bに加える。これにより、点火コイル駆
動回路20aはエンジン0に装着された点火プラ
グ8a〜8dのうち2、3気筒用点火プラグ8
b,8cに高電圧を供給するダブルコイル40a
を駆動し、コイル駆動回路20bは1、4気筒用
点火プラグ8a,8dに高電圧を供給するダブル
コイル40bを駆動する。9は主演算装置100
にエンジン始動情報を与えるスタータスイツチで
ある。
100からの点火進角データを角度信号110
a、とクロツク信号発生回路30からの一定クロ
ツク信号によつて基準パルス120a,120b
からの角度に変換して点火コイル駆動回路20
a,20bに加える。これにより、点火コイル駆
動回路20aはエンジン0に装着された点火プラ
グ8a〜8dのうち2、3気筒用点火プラグ8
b,8cに高電圧を供給するダブルコイル40a
を駆動し、コイル駆動回路20bは1、4気筒用
点火プラグ8a,8dに高電圧を供給するダブル
コイル40bを駆動する。9は主演算装置100
にエンジン始動情報を与えるスタータスイツチで
ある。
以上述べた基本動作原理、及び基本構成に基
き、以下各部の詳細な構成、作動を説明する。第
4図は吸入空気量検出装置1からの出力信号をア
ナログ―デイジタル変換するA―D変換器200
の詳細な回路構成を示す。他のアナログ入力であ
る吸気温、冷却水温も吸入空気量と同様の動作に
てアナログ―デイジタル変換されるため、ここで
は吸入空気量Qのアナログ―デイジタル変換動作
のみを第5図の波形図に示す動作波形を併用して
説明する。
き、以下各部の詳細な構成、作動を説明する。第
4図は吸入空気量検出装置1からの出力信号をア
ナログ―デイジタル変換するA―D変換器200
の詳細な回路構成を示す。他のアナログ入力であ
る吸気温、冷却水温も吸入空気量と同様の動作に
てアナログ―デイジタル変換されるため、ここで
は吸入空気量Qのアナログ―デイジタル変換動作
のみを第5図の波形図に示す動作波形を併用して
説明する。
まず、第4図において、1aは吸入空気量検出
装置1に内蔵されたポテンシヨメータであり、そ
の端子電圧VB,VC,VSと吸入空気量Qとは次
の式で関係付けられる。
装置1に内蔵されたポテンシヨメータであり、そ
の端子電圧VB,VC,VSと吸入空気量Qとは次
の式で関係付けられる。
Q=K/(VC−VS)/VB=K/(U1/U2)
……(5) (5)式においてKは比例定数である。(5)式よりポ
テンシヨメータ1aの端子電圧比U1/U2を検出
すれば、主演算装置100内にて逆数演算により
吸入空気量が求められることが判る。今、入力端
子200aに第5図aに示す一定クロツク信号を
入力すると、NORゲート206の出力には第5
図bに示すような波形が得られる。ここで、20
4は2進カウンタ(RCA社、CD4040)でありそ
の4分周出力Q2がDフリツプフロツプ205
(RCA社、CD4013)のデータ入力に加えられて
いる。2進カウンタ204の4分周出力Q2はD
フリツプフロツプ205で半クロツク遅延した後
NORゲート206の入力に加えているため、
NORゲート206の出力は第5図bに示すよう
な繰返し波形となる。NORゲート206の出力
はトランジスタ201で反転増幅され、オペアン
プ202(RCA社、CA3130)の入力にステツプ
電圧を加える。このオペアンプ202は積分回路
を構成しており、反転入力端子電圧が非反転入力
端子電圧より高電圧の時はオペアンプ202の出
力電圧はコンデンサ2021、抵抗2022で定
まる時定数で直線的に減少し、反転入力端子電圧
が非反転入力端子電圧より低電圧の時は同様に直
線的に増加する。今、オペアンプ202の非反転
入力電圧は抵抗2024,2025の分割によつ
てほぼVB/2に設定されているため、トランジ
スタ201の出力電圧が高レベルの時はオペアン
プ202の出力電圧は直線的に減少し、低レベル
の時は直線的に増加する。後述するように本回路
においてA―D変換動作に利用されるのは上記オ
ペアンプ202の出力電圧変化のうち増加側だけ
であり、減少側は時間節約のため短かいことが望
ましい。そのため、トランジスタ201の出力電
圧が高レベルにある時には積分回路の時定数を短
かくしてやる必要がある。この切換動作はアナロ
グスイツチ203(RCA社、CD4066)によつて
行なわれる。NORゲート206の出力を反転し
て第5図cに示す電圧波形をアナログスイツチ2
03のコントロール入力Cに加えると、アナログ
スイツチ203はコントロール入力高レベルの時
は入力i―出力o間が導通となり、低レベルの時
は遮断となる。そこで、抵抗2023の値を抵抗
2022に比べて十分小さくしておけば、トラン
ジスタ201の出力が高レベルの時は、低レベル
の時に比して積分回路の時定数を十分短かくする
ことができ、第5図dに示す鋸歯状波に近い三角
波が得られる。
……(5) (5)式においてKは比例定数である。(5)式よりポ
テンシヨメータ1aの端子電圧比U1/U2を検出
すれば、主演算装置100内にて逆数演算により
吸入空気量が求められることが判る。今、入力端
子200aに第5図aに示す一定クロツク信号を
入力すると、NORゲート206の出力には第5
図bに示すような波形が得られる。ここで、20
4は2進カウンタ(RCA社、CD4040)でありそ
の4分周出力Q2がDフリツプフロツプ205
(RCA社、CD4013)のデータ入力に加えられて
いる。2進カウンタ204の4分周出力Q2はD
フリツプフロツプ205で半クロツク遅延した後
NORゲート206の入力に加えているため、
NORゲート206の出力は第5図bに示すよう
な繰返し波形となる。NORゲート206の出力
はトランジスタ201で反転増幅され、オペアン
プ202(RCA社、CA3130)の入力にステツプ
電圧を加える。このオペアンプ202は積分回路
を構成しており、反転入力端子電圧が非反転入力
端子電圧より高電圧の時はオペアンプ202の出
力電圧はコンデンサ2021、抵抗2022で定
まる時定数で直線的に減少し、反転入力端子電圧
が非反転入力端子電圧より低電圧の時は同様に直
線的に増加する。今、オペアンプ202の非反転
入力電圧は抵抗2024,2025の分割によつ
てほぼVB/2に設定されているため、トランジ
スタ201の出力電圧が高レベルの時はオペアン
プ202の出力電圧は直線的に減少し、低レベル
の時は直線的に増加する。後述するように本回路
においてA―D変換動作に利用されるのは上記オ
ペアンプ202の出力電圧変化のうち増加側だけ
であり、減少側は時間節約のため短かいことが望
ましい。そのため、トランジスタ201の出力電
圧が高レベルにある時には積分回路の時定数を短
かくしてやる必要がある。この切換動作はアナロ
グスイツチ203(RCA社、CD4066)によつて
行なわれる。NORゲート206の出力を反転し
て第5図cに示す電圧波形をアナログスイツチ2
03のコントロール入力Cに加えると、アナログ
スイツチ203はコントロール入力高レベルの時
は入力i―出力o間が導通となり、低レベルの時
は遮断となる。そこで、抵抗2023の値を抵抗
2022に比べて十分小さくしておけば、トラン
ジスタ201の出力が高レベルの時は、低レベル
の時に比して積分回路の時定数を十分短かくする
ことができ、第5図dに示す鋸歯状波に近い三角
波が得られる。
次に、上記三角波を利用して電圧を時間幅に変
換する。この時、三角波の立上がりは積分回路の
入力波形第5図bに対して多少遅延を持つている
ため、上記三角波から電圧に比例した時間幅を得
るためには三角波の立上がりを検出する必要があ
る。比較器212はこの目的のために使用され、
比較器212の非反転入力端子電圧を抵抗212
1,2122の分割により0ボルトに極めて近い
値にセツトしておき、反転入力端子に上記三角波
電圧を加えれば、比較器212の出力には第5図
eに示す三角波の立上がりを検出するパルスが得
られる。比較器212の出力はデバイダ付カウン
タ208(RCA社、CD4017)のリセツト入力に
加わり、同カウンタ208のクロツク入力には入
力端子200bから、十分に高い周波数のクロツ
ク信号が入力されているため、比較器212の出
力が立下がつてデバイダ付カウンタ208のリセ
ツトが解除された後わずかな時間差を持つて
Q1,Q2,Q3出力に順次細いパルスが現われる。
このうち3番目のQ3出力がインバータ209で
反転された後R―Sフリツプフロツプ213,2
14をセツトする。R―Sフリツプフロツプ21
3のリセツト入力にはポテンシヨメータ出力電圧
VCと前記三角波電圧とを比較する比較器210
の出力が加わり、三角波電圧が上昇してVCと一
致した時点で比較器210はその出力を高レベル
から低レベルに変えるため、R―Sフリツプフロ
ツプ213をリセツトしそのQ出力には第5図g
に示す時間幅TCが得られる。同様に、R―Sフ
リツプフロツプ214の出力には第5図fに示
すVSに比例したパルス幅TSが得られる。積分回
路の構成から明らかなように、三角波の電圧上昇
率は電源電圧VBに比例するから、三角波の立上
がりからある電圧まで上昇するに要する時間はV
Bに逆比例する。すなわち第5図f,gにおい
て、 TS∝VS/VB、TC∝VC/VB ……(6) なる関係がある。(5)、(6)式より U1/U2=(VC−VS)/VB=VC/VB−VS/
VB ∝TC−TS…(7) となり、U1/U2はTCとTSの差に比例する。TC
とTSの差をとるにはR―Sフリツプフロツプ2
13のQ出力と同214の出力をNANDゲート
215に入力し、NANDゲート215の出力をD
フリツプフロツプ216のD入力に入力しクロツ
ク信号に同期させ同時に反転すれば(Dフリツプ
フロツプ出力)第5図hに示すTCとTSの差を
持つたパルスが得られる。さらに、第5図hに示
すパルス幅を2進数に変換するにはNANDゲート
217によつてDフリツプフロツプの出力が高
レベルの時だけクロツク信号が2進カウンタ21
8(RCA社、CD4040)のクロツク入力に加わる
ようにし、さらに2進カウンタ218の出力Q1
〜Q12を記憶器219a〜219c(RCA社、
CD4035)に入力し、デバイダ付カウンタ208
からのタイミング信号によつて記憶すれば出力端
子220a〜1にはU1/U2の値に比例した2進
コード出力が得られる。他のA―D変換器入力の
吸気温、水温も上記と同様な回路動作で2進コー
ドに変換可能であり、第4図においてX点に表わ
れる三角波電圧と、吸気温検出装置2、あるいは
冷却水温検出装置6からの出力電圧とを比較する
比較器を接続すれば電圧に比例したパルス幅が得
られ、さらに2進カウンタと記憶器により、入力
電圧に比例した2進コード出力が得られる。本実
施例において、入力端子200aに入力されるク
ロツク周波数は500Hz、端子200bに入力され
るクロツク周波数は520KHzを用い、いずれもク
ロツク信号発生回路30から供給されている。抵
抗2022は33KΩ、2023は100Ω、202
4は22KΩ、2025は18KΩ、2122は5.6K
Ω、2121は15Ωで、いずれも金属被膜抵抗器
を用い、コンデンサ2021には0.068μFのポ
リカーボネートコンデンサを使用している。
換する。この時、三角波の立上がりは積分回路の
入力波形第5図bに対して多少遅延を持つている
ため、上記三角波から電圧に比例した時間幅を得
るためには三角波の立上がりを検出する必要があ
る。比較器212はこの目的のために使用され、
比較器212の非反転入力端子電圧を抵抗212
1,2122の分割により0ボルトに極めて近い
値にセツトしておき、反転入力端子に上記三角波
電圧を加えれば、比較器212の出力には第5図
eに示す三角波の立上がりを検出するパルスが得
られる。比較器212の出力はデバイダ付カウン
タ208(RCA社、CD4017)のリセツト入力に
加わり、同カウンタ208のクロツク入力には入
力端子200bから、十分に高い周波数のクロツ
ク信号が入力されているため、比較器212の出
力が立下がつてデバイダ付カウンタ208のリセ
ツトが解除された後わずかな時間差を持つて
Q1,Q2,Q3出力に順次細いパルスが現われる。
このうち3番目のQ3出力がインバータ209で
反転された後R―Sフリツプフロツプ213,2
14をセツトする。R―Sフリツプフロツプ21
3のリセツト入力にはポテンシヨメータ出力電圧
VCと前記三角波電圧とを比較する比較器210
の出力が加わり、三角波電圧が上昇してVCと一
致した時点で比較器210はその出力を高レベル
から低レベルに変えるため、R―Sフリツプフロ
ツプ213をリセツトしそのQ出力には第5図g
に示す時間幅TCが得られる。同様に、R―Sフ
リツプフロツプ214の出力には第5図fに示
すVSに比例したパルス幅TSが得られる。積分回
路の構成から明らかなように、三角波の電圧上昇
率は電源電圧VBに比例するから、三角波の立上
がりからある電圧まで上昇するに要する時間はV
Bに逆比例する。すなわち第5図f,gにおい
て、 TS∝VS/VB、TC∝VC/VB ……(6) なる関係がある。(5)、(6)式より U1/U2=(VC−VS)/VB=VC/VB−VS/
VB ∝TC−TS…(7) となり、U1/U2はTCとTSの差に比例する。TC
とTSの差をとるにはR―Sフリツプフロツプ2
13のQ出力と同214の出力をNANDゲート
215に入力し、NANDゲート215の出力をD
フリツプフロツプ216のD入力に入力しクロツ
ク信号に同期させ同時に反転すれば(Dフリツプ
フロツプ出力)第5図hに示すTCとTSの差を
持つたパルスが得られる。さらに、第5図hに示
すパルス幅を2進数に変換するにはNANDゲート
217によつてDフリツプフロツプの出力が高
レベルの時だけクロツク信号が2進カウンタ21
8(RCA社、CD4040)のクロツク入力に加わる
ようにし、さらに2進カウンタ218の出力Q1
〜Q12を記憶器219a〜219c(RCA社、
CD4035)に入力し、デバイダ付カウンタ208
からのタイミング信号によつて記憶すれば出力端
子220a〜1にはU1/U2の値に比例した2進
コード出力が得られる。他のA―D変換器入力の
吸気温、水温も上記と同様な回路動作で2進コー
ドに変換可能であり、第4図においてX点に表わ
れる三角波電圧と、吸気温検出装置2、あるいは
冷却水温検出装置6からの出力電圧とを比較する
比較器を接続すれば電圧に比例したパルス幅が得
られ、さらに2進カウンタと記憶器により、入力
電圧に比例した2進コード出力が得られる。本実
施例において、入力端子200aに入力されるク
ロツク周波数は500Hz、端子200bに入力され
るクロツク周波数は520KHzを用い、いずれもク
ロツク信号発生回路30から供給されている。抵
抗2022は33KΩ、2023は100Ω、202
4は22KΩ、2025は18KΩ、2122は5.6K
Ω、2121は15Ωで、いずれも金属被膜抵抗器
を用い、コンデンサ2021には0.068μFのポ
リカーボネートコンデンサを使用している。
次に、エンジン0の回転角度を検出する角度検
出装置5及び基準位置検出装置4の構成を第6図
に示す。第6図において、51はリングギヤ、4
1はリングギヤの1点に取付けられた鉄片であ
り、その位置は第1気筒の上死点前60゜の基準位
置に設定されている。リングギヤの歯数は115枚
であり、従つて角度検出装置5はクランクシヤフ
ト1回転につき115個のパルスを検出する。ま
た、基準位置検出装置4はクランクシヤフト1回
転につき1度、4サイクル4気筒エンジンであれ
ば、第1気筒、あるいは第4気筒の上死点前60゜
の位置を検出する。
出装置5及び基準位置検出装置4の構成を第6図
に示す。第6図において、51はリングギヤ、4
1はリングギヤの1点に取付けられた鉄片であ
り、その位置は第1気筒の上死点前60゜の基準位
置に設定されている。リングギヤの歯数は115枚
であり、従つて角度検出装置5はクランクシヤフ
ト1回転につき115個のパルスを検出する。ま
た、基準位置検出装置4はクランクシヤフト1回
転につき1度、4サイクル4気筒エンジンであれ
ば、第1気筒、あるいは第4気筒の上死点前60゜
の位置を検出する。
角度検出装置5より検出された信号は角度信号
整形回路110で整形される。この整形回路11
0の構成を第7図に示す。入力端子1100に入
力された角度信号は抵抗1102,1106とコ
ンデンサ1104で定まる積分時定数とツエナー
ダイオード1103により、適当にクランプされ
て比較器1101(モトローラ社、MC3302)の
反転入力端子に入力される。これと同時に比較器
1101の反転入力にダイオード1105の順方
向電圧をバイアスとしてかけ、比較器の非反転入
力には抵抗1107と1108の分割により反転
入力側とほぼ同値のバイアスをかけておく。する
と入力端子1100から入力される角度信号電圧
の脈動により比較器1101の出力には入力位相
の反転したパルス信号が得られる。抵抗1109
はパルスの立上がり、立下がりをシヤープにする
正帰還抵抗、1110は負荷抵抗である。また、
インバータ1111は入力信号との位相を合わせ
るために接続してある。
整形回路110で整形される。この整形回路11
0の構成を第7図に示す。入力端子1100に入
力された角度信号は抵抗1102,1106とコ
ンデンサ1104で定まる積分時定数とツエナー
ダイオード1103により、適当にクランプされ
て比較器1101(モトローラ社、MC3302)の
反転入力端子に入力される。これと同時に比較器
1101の反転入力にダイオード1105の順方
向電圧をバイアスとしてかけ、比較器の非反転入
力には抵抗1107と1108の分割により反転
入力側とほぼ同値のバイアスをかけておく。する
と入力端子1100から入力される角度信号電圧
の脈動により比較器1101の出力には入力位相
の反転したパルス信号が得られる。抵抗1109
はパルスの立上がり、立下がりをシヤープにする
正帰還抵抗、1110は負荷抵抗である。また、
インバータ1111は入力信号との位相を合わせ
るために接続してある。
基準位置検出装置4により検出される信号は前
述したようにクランクシヤフト1回転(360゜)
に1度のパルスであるが、4サイクル4気筒エン
ジンでは180゜に1度の点火が必要であり、従つ
て基準位置信号も本来の検出位置から180゜の位
置に見掛上の基準信号を作る必要がある。この操
作を行なうのが分配回路120であり、その回路
構成を第8図に示し、その各部の動作波形を第9
図、第10図に示す。第8図において、入力端子
1200には基準位置検出装置4より検出された
信号の整形信号が入力される。この整形は第7図
に示す回路と同様の回路動作で行なわれるため説
明は省略する。入力端子1201には角度信号整
形回路110からの出力信号が加わり、入力端子
1202には角度信号周波数に比して十分速いク
ロツク信号(260KHz)が入力される。入力端子
1201に加わる角度信号はDフリツプフロツプ
1204にてクロツク信号に同期した後、Dフリ
ツプフロツプ1205のクロツク入力に加わり、
入力端子1200に加わる基準信号を角度信号に
同期させる。そのため、第9図a,b,cに示す
ように入力端子1200に入力された基準信号a
は角度信号bに同期してcに示す波形となる。第
9図cに示す基準信号同期波形はデバイダ付カウ
ンタ1209(RCA社、CD4017)のリセツト入
力に加わり、そのQ1出力には第9図dに示すよ
うに同期信号cの立下がり直後に出る細いパルス
が得られる。これが本来の基準位置を示す信号と
なる。
述したようにクランクシヤフト1回転(360゜)
に1度のパルスであるが、4サイクル4気筒エン
ジンでは180゜に1度の点火が必要であり、従つ
て基準位置信号も本来の検出位置から180゜の位
置に見掛上の基準信号を作る必要がある。この操
作を行なうのが分配回路120であり、その回路
構成を第8図に示し、その各部の動作波形を第9
図、第10図に示す。第8図において、入力端子
1200には基準位置検出装置4より検出された
信号の整形信号が入力される。この整形は第7図
に示す回路と同様の回路動作で行なわれるため説
明は省略する。入力端子1201には角度信号整
形回路110からの出力信号が加わり、入力端子
1202には角度信号周波数に比して十分速いク
ロツク信号(260KHz)が入力される。入力端子
1201に加わる角度信号はDフリツプフロツプ
1204にてクロツク信号に同期した後、Dフリ
ツプフロツプ1205のクロツク入力に加わり、
入力端子1200に加わる基準信号を角度信号に
同期させる。そのため、第9図a,b,cに示す
ように入力端子1200に入力された基準信号a
は角度信号bに同期してcに示す波形となる。第
9図cに示す基準信号同期波形はデバイダ付カウ
ンタ1209(RCA社、CD4017)のリセツト入
力に加わり、そのQ1出力には第9図dに示すよ
うに同期信号cの立下がり直後に出る細いパルス
が得られる。これが本来の基準位置を示す信号と
なる。
次に、180゜反対側に見掛上の基準信号を得る
には上記の本来の基準位置からリングギヤの歯パ
ルスを計数して180゜の位置を求める。ところが
前述のようにリングギヤの歯数は115枚であるた
め、180゜に相当する歯数は57.5枚となり、整数
値でなくなつてしまう。これは第9図dに示す基
準位置信号が角度信号bの立上がりで出ていれ
ば、見掛上の基準位置信号は角度信号bの立下が
りで出なければならないことを示している。そこ
で、本実施例では、インバータ1206、デバイ
ダ付カウンタ1207,1208及びNORゲー
ト1210によつて第9図eに示すてい倍信号を
作り、180゜の基準位置信号が角度信号bの立下
がりに来るようにしている。デバイダ付カウンタ
1207のリセツト入力には角度信号第9図bの
反転信号が、カウンタ1208のリセツト入力に
は第9図bに示す信号がそのまま入力されている
ため、カウンタ1207のQ3出力には角度信号
第9図bの立上がりに同期した細いパルスが得ら
れ、カウンタ1208のQ1出力には立下がりに
同期したパルスが得られる。さらに、両者を
NORゲート1210に入力してその出力に第9
図eに示すてい倍信号を得ている。
には上記の本来の基準位置からリングギヤの歯パ
ルスを計数して180゜の位置を求める。ところが
前述のようにリングギヤの歯数は115枚であるた
め、180゜に相当する歯数は57.5枚となり、整数
値でなくなつてしまう。これは第9図dに示す基
準位置信号が角度信号bの立上がりで出ていれ
ば、見掛上の基準位置信号は角度信号bの立下が
りで出なければならないことを示している。そこ
で、本実施例では、インバータ1206、デバイ
ダ付カウンタ1207,1208及びNORゲー
ト1210によつて第9図eに示すてい倍信号を
作り、180゜の基準位置信号が角度信号bの立下
がりに来るようにしている。デバイダ付カウンタ
1207のリセツト入力には角度信号第9図bの
反転信号が、カウンタ1208のリセツト入力に
は第9図bに示す信号がそのまま入力されている
ため、カウンタ1207のQ3出力には角度信号
第9図bの立上がりに同期した細いパルスが得ら
れ、カウンタ1208のQ1出力には立下がりに
同期したパルスが得られる。さらに、両者を
NORゲート1210に入力してその出力に第9
図eに示すてい倍信号を得ている。
次に、上記てい倍信号第9図eをNANDゲート
1212,1211、2進カウンタ1213
(RCA社、CD4040)にて180゜の位置まで計数す
る。180゜に相当する計数値は57.5×2=115であ
るが、2進カウンタ1213がデバイダ付カウン
タ1209からの基準信号によつてリセツトされ
た直後デバイダ付カウンタ1207からのパルス
を1つ計数する構成となつているため、2進カウ
ンタ1213の計数値は115+1=116=26+25+
24+22に設定しておく。2進カウンタの計数値が
リセツト後“116”に達すると、NANDゲート1
211の出力は高レベルから低レベルとなり第9
図fに示す波形となる。NANDゲート1211の
出力はさらにNANDゲート1212の入力とデバ
イダ付カウンタ1214のリセツト入力に接続さ
れており、NANDゲート1212はNANDゲート
1211の出力が低レベルとなつた時点で2進カ
ウンタ1213へのクロツク入力を停止し、同時
にデバイダ付カウンタ1214はQ1出力に第9
図gに示す180゜位置信号を出力する。結局、本
回路の出力端子1216には第10図aに示す
360゜周期のパルス、出力端子1215には第1
0図bに示す180゜遅れで360゜周期のパルスが得
られる。
1212,1211、2進カウンタ1213
(RCA社、CD4040)にて180゜の位置まで計数す
る。180゜に相当する計数値は57.5×2=115であ
るが、2進カウンタ1213がデバイダ付カウン
タ1209からの基準信号によつてリセツトされ
た直後デバイダ付カウンタ1207からのパルス
を1つ計数する構成となつているため、2進カウ
ンタ1213の計数値は115+1=116=26+25+
24+22に設定しておく。2進カウンタの計数値が
リセツト後“116”に達すると、NANDゲート1
211の出力は高レベルから低レベルとなり第9
図fに示す波形となる。NANDゲート1211の
出力はさらにNANDゲート1212の入力とデバ
イダ付カウンタ1214のリセツト入力に接続さ
れており、NANDゲート1212はNANDゲート
1211の出力が低レベルとなつた時点で2進カ
ウンタ1213へのクロツク入力を停止し、同時
にデバイダ付カウンタ1214はQ1出力に第9
図gに示す180゜位置信号を出力する。結局、本
回路の出力端子1216には第10図aに示す
360゜周期のパルス、出力端子1215には第1
0図bに示す180゜遅れで360゜周期のパルスが得
られる。
次に、遅延回路500は分配回路120の出力
信号120a,120bを任意の角度(本実施例
では81゜)だけ遅延させてEFI演算タイミング及
び、噴射タイミング信号500a,500bを作
る目的で用いられる。すなわち、本実施例では上
死点後20゜においてEFI演算がスタートすると同
時に噴射パルスがスタートする。この遅延回路5
00について第11図にその回路構成、第12図
に各部の動作波形を示す。第11図において、入
力端子502,503にはそれぞれ分配回路12
0の出力120a,120bが接続される。その
波形を第12図a,bに示す。また、入力端子5
01には角度信号整形回路110の出力が接続さ
れる。基準信号120a{第9図a}は2進カウ
ンタ505(RCA社、CD4040)をリセツトし、
そのQ2,Q4,Q5出力が接続されたNANDゲート
506の出力を高レベルにするため、インバータ
510の出力は第12図cに示すごとく基準信号
120aが入力された時点で低レベルとなる。こ
の状態から角度信号がクロツクとして入力され、
26個計数された時、カウンタ505の出力Q2,
Q4,Q5はすべて高レベルとなり、NANDゲート
506の出力は低レベルとなるため、インバータ
510の出力は第12図cに示すように高レベル
に状態を変える。基準信号120aの入力時から
ここまでの角度は3.13×26=81.38゜となる。
NANDゲート506が低レベルとなつた時点で2
進カウンタ505への角度信号入力はNANDゲー
ト504によつて停止されるので、2進カウンタ
505はその時点の状態を維持し、インバータ5
10の出力は次の基準信号120aが入力される
まで高レベルを維持する。180゜反対側の基準信
号120bに対する遅延動作も2進カウンタ50
8、NANDゲート507,509、インバータ5
11により全く同様に行なわれ、第12図bに対
してdに示す遅延波形が得られる。次に、インバ
ータ512、コンデンサ514及びNANDゲート
520によつてインバータ510の出力信号の立
上がりに細いパルスを作り、同信号とインバータ
511の出力とをR―Sフリツプフロツプ516
に入力し、その出力518には第12図eに示す
EFI用基準信号(第3図、500a)が得られ、
同様にして出力端子519には第12図fが得ら
れる。
信号120a,120bを任意の角度(本実施例
では81゜)だけ遅延させてEFI演算タイミング及
び、噴射タイミング信号500a,500bを作
る目的で用いられる。すなわち、本実施例では上
死点後20゜においてEFI演算がスタートすると同
時に噴射パルスがスタートする。この遅延回路5
00について第11図にその回路構成、第12図
に各部の動作波形を示す。第11図において、入
力端子502,503にはそれぞれ分配回路12
0の出力120a,120bが接続される。その
波形を第12図a,bに示す。また、入力端子5
01には角度信号整形回路110の出力が接続さ
れる。基準信号120a{第9図a}は2進カウ
ンタ505(RCA社、CD4040)をリセツトし、
そのQ2,Q4,Q5出力が接続されたNANDゲート
506の出力を高レベルにするため、インバータ
510の出力は第12図cに示すごとく基準信号
120aが入力された時点で低レベルとなる。こ
の状態から角度信号がクロツクとして入力され、
26個計数された時、カウンタ505の出力Q2,
Q4,Q5はすべて高レベルとなり、NANDゲート
506の出力は低レベルとなるため、インバータ
510の出力は第12図cに示すように高レベル
に状態を変える。基準信号120aの入力時から
ここまでの角度は3.13×26=81.38゜となる。
NANDゲート506が低レベルとなつた時点で2
進カウンタ505への角度信号入力はNANDゲー
ト504によつて停止されるので、2進カウンタ
505はその時点の状態を維持し、インバータ5
10の出力は次の基準信号120aが入力される
まで高レベルを維持する。180゜反対側の基準信
号120bに対する遅延動作も2進カウンタ50
8、NANDゲート507,509、インバータ5
11により全く同様に行なわれ、第12図bに対
してdに示す遅延波形が得られる。次に、インバ
ータ512、コンデンサ514及びNANDゲート
520によつてインバータ510の出力信号の立
上がりに細いパルスを作り、同信号とインバータ
511の出力とをR―Sフリツプフロツプ516
に入力し、その出力518には第12図eに示す
EFI用基準信号(第3図、500a)が得られ、
同様にして出力端子519には第12図fが得ら
れる。
次に、回転数検出回路130の構成を第13図
に示す。入力端子1301,1302には分配回
路120の出力信号が入力され、NORゲート1
303とインバータ1304によつて第10図
a,bのOR信号が作られる。2進カウンタ13
08のクロツク入力には、クロツク信号発生回路
30からの適当な周波数のクロツク信号が入力さ
れており、2進カウンタ1308の出力Q1〜Q12
はそれぞれ記憶器1309,1310,1311
(RCA社、CD4035)のD入力に接続されてい
る。記憶器1309,1310,1311はイン
バータ1304の出力、180゜信号によつてトリ
ガされて2進カウンタ1308の計数値を記憶
し、その後インバータ1305,1307、コン
デンサ1306によつて遅延した180゜信号がカ
ウンタ1308をリセツトする。そこで出力端子
1312a〜1にはクランクシヤフト180゜回転
に要した時間に比例した2進コードが得られる。
すなわち、出力端子1312a〜1には1/Nに
比例した2進コードが得られ、これを主演算装置
100に入力し、逆数演算により回転数信号Nが
得られる。
に示す。入力端子1301,1302には分配回
路120の出力信号が入力され、NORゲート1
303とインバータ1304によつて第10図
a,bのOR信号が作られる。2進カウンタ13
08のクロツク入力には、クロツク信号発生回路
30からの適当な周波数のクロツク信号が入力さ
れており、2進カウンタ1308の出力Q1〜Q12
はそれぞれ記憶器1309,1310,1311
(RCA社、CD4035)のD入力に接続されてい
る。記憶器1309,1310,1311はイン
バータ1304の出力、180゜信号によつてトリ
ガされて2進カウンタ1308の計数値を記憶
し、その後インバータ1305,1307、コン
デンサ1306によつて遅延した180゜信号がカ
ウンタ1308をリセツトする。そこで出力端子
1312a〜1にはクランクシヤフト180゜回転
に要した時間に比例した2進コードが得られる。
すなわち、出力端子1312a〜1には1/Nに
比例した2進コードが得られ、これを主演算装置
100に入力し、逆数演算により回転数信号Nが
得られる。
次に、主演算装置100について説明する。主
演算装置100は前述したように、吸入空気量Q
と回転数Nから負圧に相応する値への変換、吸入
空気量検出装置1から検出されたU1/U2の逆数
変換、1/Nの逆数演算等、高度な演算機能に加
えて、一般のEFI,EIG用制御機能が必要となる
ため、個別部品で構成したのでは、かなり大型化
してしまい、かつ構成も複雑となる。そこで本実
施例では主演算装置としてソフトウエアにて時分
割的に各種演算を実行するマイクロコンピユータ
(東芝社、TLCS―12A)を用い、小型化、構成
の簡略化を実現している。マイクロコンピユータ
の構成、動作に関しては公知であるため、ここで
は説明を省略し、演算内容を記すのみにとどめ
る。
演算装置100は前述したように、吸入空気量Q
と回転数Nから負圧に相応する値への変換、吸入
空気量検出装置1から検出されたU1/U2の逆数
変換、1/Nの逆数演算等、高度な演算機能に加
えて、一般のEFI,EIG用制御機能が必要となる
ため、個別部品で構成したのでは、かなり大型化
してしまい、かつ構成も複雑となる。そこで本実
施例では主演算装置としてソフトウエアにて時分
割的に各種演算を実行するマイクロコンピユータ
(東芝社、TLCS―12A)を用い、小型化、構成
の簡略化を実現している。マイクロコンピユータ
の構成、動作に関しては公知であるため、ここで
は説明を省略し、演算内容を記すのみにとどめ
る。
まず、EFI演算は前記遅延回路500の出力信
号500a又は500bによつて演算がスタート
し、公知の吸入空気量方式EFIと同等の、吸入空
気量と回転数とから算出された単位回転当りの吸
入空気量を基本パラメータとする演算を行なつて
要求燃料を算出している。その演算式を次に示
す。
号500a又は500bによつて演算がスタート
し、公知の吸入空気量方式EFIと同等の、吸入空
気量と回転数とから算出された単位回転当りの吸
入空気量を基本パラメータとする演算を行なつて
要求燃料を算出している。その演算式を次に示
す。
Dτ=W.A.S.(Q/N)・(K+D1+Dp)
……(8) 上式において、Dτは噴射パルス幅に対応する
2進データ、Wは水温増量、Aは吸気温補正、S
は始動後増量で、水温とエンジン始動後の経過時
間の関数である。Qは吸入空気量、Nはエンジン
回転数、Kは常時入力されている一定係数であ
り、基本空燃比を定める2進データである。D1
はスロツトル全閉時のみ与えられ、その他は
“0”となるアイドル増量、Dpはスロツトル全開
時のみ与えられる量で、スロツトル全開増量であ
る。また、スタータスイツチ9より情報が与えら
れるエンジン始動時には上記の演算にかかわらず
固定の噴射パルスデータ(実施例では6msec相
当)が出力される。なお、前述のごとく主演算装
置100に入力される吸入空気量データはU1/
U2∝1/Q、回転データは1/Nでいずれも逆
数の形で与えられるため、(8)式におけるQ/N
は、X(Q÷N)なる演算の代わりにX(1/
N)÷(U1/U2)といつた演算を行なつている。以
上の演算が終了すると噴射パルスデータDτは並
列2進コードとしてEFI用比較器300a又は3
00bに出力されるが、演算スタートと比較器ト
リガの時間的関係から、EFI用基準信号500a
でスタートした演算の結果は比較器300aが
EFI用基準信号500bによつてスタートした演
算の結果は比較器300bが受けもつことにな
る。
……(8) 上式において、Dτは噴射パルス幅に対応する
2進データ、Wは水温増量、Aは吸気温補正、S
は始動後増量で、水温とエンジン始動後の経過時
間の関数である。Qは吸入空気量、Nはエンジン
回転数、Kは常時入力されている一定係数であ
り、基本空燃比を定める2進データである。D1
はスロツトル全閉時のみ与えられ、その他は
“0”となるアイドル増量、Dpはスロツトル全開
時のみ与えられる量で、スロツトル全開増量であ
る。また、スタータスイツチ9より情報が与えら
れるエンジン始動時には上記の演算にかかわらず
固定の噴射パルスデータ(実施例では6msec相
当)が出力される。なお、前述のごとく主演算装
置100に入力される吸入空気量データはU1/
U2∝1/Q、回転データは1/Nでいずれも逆
数の形で与えられるため、(8)式におけるQ/N
は、X(Q÷N)なる演算の代わりにX(1/
N)÷(U1/U2)といつた演算を行なつている。以
上の演算が終了すると噴射パルスデータDτは並
列2進コードとしてEFI用比較器300a又は3
00bに出力されるが、演算スタートと比較器ト
リガの時間的関係から、EFI用基準信号500a
でスタートした演算の結果は比較器300aが
EFI用基準信号500bによつてスタートした演
算の結果は比較器300bが受けもつことにな
る。
次に、EIGの演算は分配回路120の出力12
0a及び120bによつてスタートし、次の様な
処理を行なう。EIGの機能は第14図a,bに示
す様な個別のパラメータに対する進角特性を合成
し、所定の点火時期に点火プラグに高圧を加える
ように制御するものである。そこで、本実施例で
は予め第14図a,bに示す進角特性をマイクコ
ンピユータ内のメモリ領域にプログラムしてお
き、回転数N、負圧P′についてそれぞれ進角量θ
1,θ2を求め、両者を加算して所定の点火角度
データを求めている。ここで、点火角度算出の基
準となる位置は前述のごとく各気筒上死点前60゜
であるため、例えば進角量10゜の位置で点火する
ためには、60゜−10゜=50゜の角度データが得ら
れるように進角特性をプログラムしておかなけれ
ばならない。
0a及び120bによつてスタートし、次の様な
処理を行なう。EIGの機能は第14図a,bに示
す様な個別のパラメータに対する進角特性を合成
し、所定の点火時期に点火プラグに高圧を加える
ように制御するものである。そこで、本実施例で
は予め第14図a,bに示す進角特性をマイクコ
ンピユータ内のメモリ領域にプログラムしてお
き、回転数N、負圧P′についてそれぞれ進角量θ
1,θ2を求め、両者を加算して所定の点火角度
データを求めている。ここで、点火角度算出の基
準となる位置は前述のごとく各気筒上死点前60゜
であるため、例えば進角量10゜の位置で点火する
ためには、60゜−10゜=50゜の角度データが得ら
れるように進角特性をプログラムしておかなけれ
ばならない。
上記の処理を行なうため、まず回転数進角特性
は回転数検出回路130の出力1/Nより逆数演
算により回転数Nを求めてメモリ領域のプログラ
ムより進角量θ1を得る。次に、負圧進角は吸入
空気量Q及び回転数Nより負圧を換算し、その換
算値に基いて進角量を次のように得る。まず第2
図に示す回転数補正特性をメモリにプログラムし
ておき、前記逆数演算で求めた回転数Nより回転
数補正KNを読出す。次に、EFI演算の項である
KNとQ/Nとを乗算する。この乗算は第1図に
示す負圧と噴射パルス幅の特性図において回転数
補正による変動幅をキヤンセルし、第1図の斜線
部分の最下限値にノーマライズしたことを意味す
る。そこでこの最下限P〜τ特性を第1図とは逆
にてτ側を入力、P側を出力としてメモリにプロ
グラムしておき、τの代りに前記KN×(Q/N)
を入力すれば、負圧P′が求められる。さらに、負
圧P′を予めメモリにプログラムされた負圧進角特
性第14図bに入力すれば、負圧に対する進角量
としてθ2を得る。次に、前記回転数進角量θ1
と負圧進角量θ2とを加算し、さらにθ=60゜−
(θ1+θ2)を演算する。これによつて、単位
回転当りの吸入空気量Q/Nと回転数Nとを主パ
ラメータとして点火進角量が演算されることにな
る。最後に、基準位置上死点前60゜を基準にして
θを計数すれば求める点火時期が得られるが、ク
ロツクとなる角度信号の最小単位は360゜/115≒
3.13゜であるため、3.13゜以下の分割単位には対
応できないが、特別の処理を行つてより細かい角
度まで対応させている。すなわち、次のような特
徴ある演算制御を行なう。
は回転数検出回路130の出力1/Nより逆数演
算により回転数Nを求めてメモリ領域のプログラ
ムより進角量θ1を得る。次に、負圧進角は吸入
空気量Q及び回転数Nより負圧を換算し、その換
算値に基いて進角量を次のように得る。まず第2
図に示す回転数補正特性をメモリにプログラムし
ておき、前記逆数演算で求めた回転数Nより回転
数補正KNを読出す。次に、EFI演算の項である
KNとQ/Nとを乗算する。この乗算は第1図に
示す負圧と噴射パルス幅の特性図において回転数
補正による変動幅をキヤンセルし、第1図の斜線
部分の最下限値にノーマライズしたことを意味す
る。そこでこの最下限P〜τ特性を第1図とは逆
にてτ側を入力、P側を出力としてメモリにプロ
グラムしておき、τの代りに前記KN×(Q/N)
を入力すれば、負圧P′が求められる。さらに、負
圧P′を予めメモリにプログラムされた負圧進角特
性第14図bに入力すれば、負圧に対する進角量
としてθ2を得る。次に、前記回転数進角量θ1
と負圧進角量θ2とを加算し、さらにθ=60゜−
(θ1+θ2)を演算する。これによつて、単位
回転当りの吸入空気量Q/Nと回転数Nとを主パ
ラメータとして点火進角量が演算されることにな
る。最後に、基準位置上死点前60゜を基準にして
θを計数すれば求める点火時期が得られるが、ク
ロツクとなる角度信号の最小単位は360゜/115≒
3.13゜であるため、3.13゜以下の分割単位には対
応できないが、特別の処理を行つてより細かい角
度まで対応させている。すなわち、次のような特
徴ある演算制御を行なう。
第15図に1例として上死点前5゜という点火
時期を実現する場合のタイムチヤートを示す。第
15図aは基準信号120aで上死点前60゜の位
置にある。bは角度信号、cは点火時期を示して
おり、上死点前5゜を検出するためには60゜−5
゜=55゜を基準信号位置からカウントすればよ
い。dに示すように、55゜/3.13゜=17パルスの
角度信号をカウントすると余りとして0.53゜の角
度が残る。そこで、この余りの角度を時間に関す
る比例計算で近似する。すなわちeにおけるtは
0.53゜の角度に対応し、 t=T×(0.53/3.13) ……(9) なる式で近似できる。但し、Tは角度信号のtを
含む一周期である。ところが、第15図から明ら
かなようにTは求める点火時期を過ぎてから検出
できる値であり、(9)式は理論上不可能であるた
め、1周期前の角度信号周期T′で代用する。す
なわち、 t=T′×(0.53/3.13) ……(10) となる。
時期を実現する場合のタイムチヤートを示す。第
15図aは基準信号120aで上死点前60゜の位
置にある。bは角度信号、cは点火時期を示して
おり、上死点前5゜を検出するためには60゜−5
゜=55゜を基準信号位置からカウントすればよ
い。dに示すように、55゜/3.13゜=17パルスの
角度信号をカウントすると余りとして0.53゜の角
度が残る。そこで、この余りの角度を時間に関す
る比例計算で近似する。すなわちeにおけるtは
0.53゜の角度に対応し、 t=T×(0.53/3.13) ……(9) なる式で近似できる。但し、Tは角度信号のtを
含む一周期である。ところが、第15図から明ら
かなようにTは求める点火時期を過ぎてから検出
できる値であり、(9)式は理論上不可能であるた
め、1周期前の角度信号周期T′で代用する。す
なわち、 t=T′×(0.53/3.13) ……(10) となる。
以上の理論は演算回路から出力される進角量デ
ータが無限大分解能を持つとした場合の理論であ
り、実際には進角量データはそのビツト数に相当
する有限の分解能を持ち、第15図dで0.53゜と
示した余りの角度は飛び飛びの値を持つことにな
り、従つてtも飛び飛びの値となる。tの最小単
位は角度信号の1周期T′を進角量データの下位
何ビツト分に対応させるかによつて決まつてく
る。例えば、下位3ビツトをT′に対応させると
すると、23=8であるから3.13゜/8=0.39゜が
最小単位となり、上死点前5゜で点火させるため
には進角量データは、55/0.39≒141=
“10001101”なる2進数であればよい。上記8ビ
ツトの2進数のうち上位5ビツト“10001”(17)
をメインデータとして3.13゜単位の角度信号で計
数し、下位3ビツト“101”(5)をサブデータとし
て(10)式に相当する比例計算を行なう。この場合、
3.13゜が23=8に対応し、0.53゜が“101”(5)に
対応するから、t=T′×5/8なる演算を行なつてt を求め、メインデータの計数終了後にtを付加え
ることにより求める点火時期が得られる。
ータが無限大分解能を持つとした場合の理論であ
り、実際には進角量データはそのビツト数に相当
する有限の分解能を持ち、第15図dで0.53゜と
示した余りの角度は飛び飛びの値を持つことにな
り、従つてtも飛び飛びの値となる。tの最小単
位は角度信号の1周期T′を進角量データの下位
何ビツト分に対応させるかによつて決まつてく
る。例えば、下位3ビツトをT′に対応させると
すると、23=8であるから3.13゜/8=0.39゜が
最小単位となり、上死点前5゜で点火させるため
には進角量データは、55/0.39≒141=
“10001101”なる2進数であればよい。上記8ビ
ツトの2進数のうち上位5ビツト“10001”(17)
をメインデータとして3.13゜単位の角度信号で計
数し、下位3ビツト“101”(5)をサブデータとし
て(10)式に相当する比例計算を行なう。この場合、
3.13゜が23=8に対応し、0.53゜が“101”(5)に
対応するから、t=T′×5/8なる演算を行なつてt を求め、メインデータの計数終了後にtを付加え
ることにより求める点火時期が得られる。
次に、上記の主演算装置100よりのデータを
受けるものとして第16図にEFI用比較器300
aの回路構成、第17図にその各部の動作波形を
示す。第16図において、入力端子302には遅
延回路500の出力500a(第17図a)が入
力され、デバイダ付カウンタ313により第17
図bに示す細いパルスを作り、2進カウンタ30
4,314、及びR―Sフリツプフロツプ307
のリセツト信号とする。2進カウンタ304は入
力端子301から加わる一定周期クロツク信号
(65KHz)をカウントし、リセツト後入力パルス
数が“41”に達するとNANDゲート305の出力
が高レベルから低レベルとなり、NANDゲート3
05の出力はインバータ306により反転されて
R―Sフリツプフロツプ307をセツトする。そ
こで、その出力には第17図cに示すパルス幅τ
0が得られる。τ0は燃料噴射弁固有の噴射に寄
与しない無効時間であり、実際に噴射弁を作動さ
せる噴射幅τは、演算データ分τeと無効分τ0
の和で与えられる。そして、第17図cに示すR
―Sフリツプフロツプ307の出力はNORゲー
ト309へ一定周期クロツク周波数とともに入力
され、τ0の間だけクロツクが禁止された波形第
17図dがNORゲート309より2進カウンタ
314へ供給される。ここで、NORゲート31
0は2進カウンタが―リセツト周期内に1巡して
しまい、再び噴射パルスが出力されるのを防ぐ目
的で入れてある。2進カウンタ314の出力Q1
〜Q12は比較器315a,315b,315c
(RCA社、CD4063)のB入力に接続され、その
A入力に加わるところの主演算装置100からの
演算データと比較される。この比較器315a,
315b,315cは第16図に示すように、A
>B、A=B、A<Bの三状態がそれぞれ入出力
を持ち、それぞれの対応する入出力を接続してい
る。2進カウンタ出力と316a〜1に入力され
る演算データが比較されると、比較器315cの
出力A>BにはA>Bで高レベル、A≦Bで低レ
ベルの信号(第17図e)が得られる。これが噴
射パルス幅τとなる。
受けるものとして第16図にEFI用比較器300
aの回路構成、第17図にその各部の動作波形を
示す。第16図において、入力端子302には遅
延回路500の出力500a(第17図a)が入
力され、デバイダ付カウンタ313により第17
図bに示す細いパルスを作り、2進カウンタ30
4,314、及びR―Sフリツプフロツプ307
のリセツト信号とする。2進カウンタ304は入
力端子301から加わる一定周期クロツク信号
(65KHz)をカウントし、リセツト後入力パルス
数が“41”に達するとNANDゲート305の出力
が高レベルから低レベルとなり、NANDゲート3
05の出力はインバータ306により反転されて
R―Sフリツプフロツプ307をセツトする。そ
こで、その出力には第17図cに示すパルス幅τ
0が得られる。τ0は燃料噴射弁固有の噴射に寄
与しない無効時間であり、実際に噴射弁を作動さ
せる噴射幅τは、演算データ分τeと無効分τ0
の和で与えられる。そして、第17図cに示すR
―Sフリツプフロツプ307の出力はNORゲー
ト309へ一定周期クロツク周波数とともに入力
され、τ0の間だけクロツクが禁止された波形第
17図dがNORゲート309より2進カウンタ
314へ供給される。ここで、NORゲート31
0は2進カウンタが―リセツト周期内に1巡して
しまい、再び噴射パルスが出力されるのを防ぐ目
的で入れてある。2進カウンタ314の出力Q1
〜Q12は比較器315a,315b,315c
(RCA社、CD4063)のB入力に接続され、その
A入力に加わるところの主演算装置100からの
演算データと比較される。この比較器315a,
315b,315cは第16図に示すように、A
>B、A=B、A<Bの三状態がそれぞれ入出力
を持ち、それぞれの対応する入出力を接続してい
る。2進カウンタ出力と316a〜1に入力され
る演算データが比較されると、比較器315cの
出力A>BにはA>Bで高レベル、A≦Bで低レ
ベルの信号(第17図e)が得られる。これが噴
射パルス幅τとなる。
また、遅延回路500の他方の出力500bに
よつて作動する比較器300bも構成、及び動作
は全く同様であり、ただ噴射パルスτの現われる
位置が比較器300aと180゜異なるだけであ
る。また、電磁弁駆動回路10a,10bは公知
のものを利用しているため説明は省略する。
よつて作動する比較器300bも構成、及び動作
は全く同様であり、ただ噴射パルスτの現われる
位置が比較器300aと180゜異なるだけであ
る。また、電磁弁駆動回路10a,10bは公知
のものを利用しているため説明は省略する。
次に、第18図にEIG用比較器400aの回路
構成、第19図にその動作波形を示す。第18図
において、入力端子401には分配回路120の
出力120a、入力端子402には角度信号、入
力端子403には一定周期クロツク信号
(520KHz)が入力される。また、416a〜h
の入力端子には前記主演算装置100で求められ
た進角量データのうちメインデータが入力され
る。メインデータ用比較器は2進カウンタ40
5、比較器404a,404bより成つており、
角度信号をカウントすることによりメインデータ
に対応する角度θ′(第19図b)が得られる。
(10)式に示す時間比例演算によつて得られたサブデ
ータは入力端子417a〜1に入力され、2進カ
ウンタ414、比較器415a,415b,41
5cによつて構成されるサブデータ用比較器によ
つて第19図cに示す波形が得られる。メインデ
ータに対応する角度θ′はサブデータ用比較器の
リセツト信号となつているため、θ′の立下がり
からサブデータ用比較器出力の立上がりまでの時
間がtとなる。第19図b,cに示す波形からR
―Sフリツプフロツプ410の出力には第19図
dが得られる。次に、コイルの充電時間を与える
ために2進カウンタ413、NANDゲート41
2,411によつてdの立下がりから一定角度を
カウントし、eの波形を得る。eにおいて、低レ
ベル時が充電時間、高レベル時が放電時間であ
り、Sで示す位置が点火時期である。eの波形を
コイル駆動回路20aで増幅してダブルコイル4
0aで点火を行なうことができる。分配回路12
0の他方の出力120bによつてトリガされる
EIG用比較器400bも前記比較器400aと構
成及び動作は全く同様で点火時期が180゜ずれて
いるだけである。また、コイル駆動回路20a,
20bは公知のものを用いているため説明は省略
する。
構成、第19図にその動作波形を示す。第18図
において、入力端子401には分配回路120の
出力120a、入力端子402には角度信号、入
力端子403には一定周期クロツク信号
(520KHz)が入力される。また、416a〜h
の入力端子には前記主演算装置100で求められ
た進角量データのうちメインデータが入力され
る。メインデータ用比較器は2進カウンタ40
5、比較器404a,404bより成つており、
角度信号をカウントすることによりメインデータ
に対応する角度θ′(第19図b)が得られる。
(10)式に示す時間比例演算によつて得られたサブデ
ータは入力端子417a〜1に入力され、2進カ
ウンタ414、比較器415a,415b,41
5cによつて構成されるサブデータ用比較器によ
つて第19図cに示す波形が得られる。メインデ
ータに対応する角度θ′はサブデータ用比較器の
リセツト信号となつているため、θ′の立下がり
からサブデータ用比較器出力の立上がりまでの時
間がtとなる。第19図b,cに示す波形からR
―Sフリツプフロツプ410の出力には第19図
dが得られる。次に、コイルの充電時間を与える
ために2進カウンタ413、NANDゲート41
2,411によつてdの立下がりから一定角度を
カウントし、eの波形を得る。eにおいて、低レ
ベル時が充電時間、高レベル時が放電時間であ
り、Sで示す位置が点火時期である。eの波形を
コイル駆動回路20aで増幅してダブルコイル4
0aで点火を行なうことができる。分配回路12
0の他方の出力120bによつてトリガされる
EIG用比較器400bも前記比較器400aと構
成及び動作は全く同様で点火時期が180゜ずれて
いるだけである。また、コイル駆動回路20a,
20bは公知のものを用いているため説明は省略
する。
ここでダブルコイル40a,40bについて説
明する。ダブルコイルは第20図に示すように2
次巻線が両端開成となつており、それぞれ360゜
位相のずれた気筒の点火プラグ24a,24bに
接続される。従つて、4気筒エンジンでは2個、
6気筒エンジンでは3個のダブルコイルが必要と
なる。今、1例として4気筒エンジンの第1気筒
と第4気筒をダブルコイルで駆動した場合の時間
的関係を第21図に示す。第21図において、第
1気筒の正規の点火位置はSaであり、第1気筒
は圧縮行程の終り、第4気筒は排気行程の終りに
あたる。第1、第4気筒は同時に火花が飛ぶが、
気筒内圧力は第1気筒の方が高いため、火花電圧
はほぼ第1気筒の点火プラグに集中する。第4気
筒圧縮行程終りの点火位置Sbについても同様な
ことが言え、このことはダブルコイルによる点火
では、上死点のみ検出できれば、行程判別は不用
であることを示し、高電圧を各気筒に分配するた
めのデイストリビユータを省くことができる。
明する。ダブルコイルは第20図に示すように2
次巻線が両端開成となつており、それぞれ360゜
位相のずれた気筒の点火プラグ24a,24bに
接続される。従つて、4気筒エンジンでは2個、
6気筒エンジンでは3個のダブルコイルが必要と
なる。今、1例として4気筒エンジンの第1気筒
と第4気筒をダブルコイルで駆動した場合の時間
的関係を第21図に示す。第21図において、第
1気筒の正規の点火位置はSaであり、第1気筒
は圧縮行程の終り、第4気筒は排気行程の終りに
あたる。第1、第4気筒は同時に火花が飛ぶが、
気筒内圧力は第1気筒の方が高いため、火花電圧
はほぼ第1気筒の点火プラグに集中する。第4気
筒圧縮行程終りの点火位置Sbについても同様な
ことが言え、このことはダブルコイルによる点火
では、上死点のみ検出できれば、行程判別は不用
であることを示し、高電圧を各気筒に分配するた
めのデイストリビユータを省くことができる。
なお、上述の実施例は4気筒4サイクルエンジ
ンについてのみ説明したが、本発明は6あるいは
8気筒エンジンについても適用可能であり、その
場合分配回路120の出力が6気筒では3種類、
8気筒では4種類必要になり、それに伴つてEIG
用比較器の数も6気筒では3個、8気筒では4個
が必要である。
ンについてのみ説明したが、本発明は6あるいは
8気筒エンジンについても適用可能であり、その
場合分配回路120の出力が6気筒では3種類、
8気筒では4種類必要になり、それに伴つてEIG
用比較器の数も6気筒では3個、8気筒では4個
が必要である。
また、本実施例ではEIG用比較器400a,4
00b、EFI用比較器300a,300bともに
独立に2グループ設けたが、比較器は1対とし、
その出力を基準信号と角度信号によつて2グルー
プに分割することも可能である。
00b、EFI用比較器300a,300bともに
独立に2グループ設けたが、比較器は1対とし、
その出力を基準信号と角度信号によつて2グルー
プに分割することも可能である。
さらに、本実施例ではEFI噴射信号を2グルー
プ、2回噴射/1サイクルとしたがEFI用比較器
を一つだけとし、1サイクル単位にて全気筒同時
2回噴射とすることもできる。
プ、2回噴射/1サイクルとしたがEFI用比較器
を一つだけとし、1サイクル単位にて全気筒同時
2回噴射とすることもできる。
以上述べたように本発明においては、内燃機関
の吸気量Qおよび回転数Nとから単位回転当りの
吸気量Q/Nを算出し、該算出値Q/Nを主パラ
メータとして燃料噴射量を求めると共に、前記算
出値Q/Nと回転数Nとを主パラメータとして点
火時期を求めるから、吸気負圧センサを省略する
ことが可能であることはもちろんのこと、各出力
の演算を共通の演算部で行なつているため、機関
回転数などの共通演算の重複を省くことができ、
小型で安価な実用上有益な統合システムを構成で
きるという優れた効果がある。
の吸気量Qおよび回転数Nとから単位回転当りの
吸気量Q/Nを算出し、該算出値Q/Nを主パラ
メータとして燃料噴射量を求めると共に、前記算
出値Q/Nと回転数Nとを主パラメータとして点
火時期を求めるから、吸気負圧センサを省略する
ことが可能であることはもちろんのこと、各出力
の演算を共通の演算部で行なつているため、機関
回転数などの共通演算の重複を省くことができ、
小型で安価な実用上有益な統合システムを構成で
きるという優れた効果がある。
更に本発明では、単位回転当りの吸気量Q/N
によつて燃料噴射量、点火時期を定めているた
め、エアクリーナフイルタの目詰り、排気ガス再
循環がある場合でも、常に実際にエンジンに吸入
された新規の空気量および混合気量に応じて点火
時期を最適に制御できるという格別な効果もあ
る。
によつて燃料噴射量、点火時期を定めているた
め、エアクリーナフイルタの目詰り、排気ガス再
循環がある場合でも、常に実際にエンジンに吸入
された新規の空気量および混合気量に応じて点火
時期を最適に制御できるという格別な効果もあ
る。
添付図面は本発明になる内燃機関用電子制御装
置の一実施例を示すもので、第1図は内燃機関の
吸気負圧―噴射パルス特性図、第2図は第1図の
特性選択を示す機関回転数―係数特性図、第3図
は本発明装置の全体構成を示す構成図、第4図は
第3図中のA―D変換器の詳細構成を示す電気結
線図、第5図は第4図の回路の各部信号波形図、
第6図は第3図中の回転角度および基準位置検出
装置を示す詳細構成図、第7図は第3図中の整形
回路の詳細構成を示す電気結線図、第8図は第3
図中の整形分配回路の詳細構成を示す電気結線
図、第9図、第10図は第8図の回路の各部信号
波形図、第11図は第3図中の遅延回路の詳細構
成を示す電気結線図、第12図は第11図の回路
の各部信号波形図、第13図は第3図中の回転数
検出回路の詳細構成を示す電気結線図、第14図
は第3図中の主演算装置内にプログラムした進角
特性図、第15図は第3図中の主演算装置の点火
時期制御作動を示す波形図、第16図は第3図中
のEFI用比較器の詳細構成を示す電気結線図、第
17図は第16図の回路の各部信号波形図、第1
8図は第3図中のEIG用比較器の詳細構成を示す
電気結線図、第19図は第18図の回路の各部信
号波形図、第20図は第3図中のダブルコイル点
火系を示す詳細構成図、第21図は第20図のダ
ブルコイルの作動説明図である。 0…エンジン、1…吸入空気量検出装置、4…
基準位置検出装置、5…角度検出装置、7a,7
b,7c,7d…燃料噴射弁、8a,8b,8
c,8d…点火プラグ、10a,10b…噴射弁
駆動回路、20a,20b…点火コイル駆動回
路、30…クロツク信号発生回路、40a,40
b…ダブルコイル、100…演算部をなす主演算
装置、110…整形回路、120…整形分配回
路、130…回転数検出回路、200…A―D変
換器、300a,300b…EFI用比較器、40
0a,400b…EIG用比較器、500…遅延回
路。
置の一実施例を示すもので、第1図は内燃機関の
吸気負圧―噴射パルス特性図、第2図は第1図の
特性選択を示す機関回転数―係数特性図、第3図
は本発明装置の全体構成を示す構成図、第4図は
第3図中のA―D変換器の詳細構成を示す電気結
線図、第5図は第4図の回路の各部信号波形図、
第6図は第3図中の回転角度および基準位置検出
装置を示す詳細構成図、第7図は第3図中の整形
回路の詳細構成を示す電気結線図、第8図は第3
図中の整形分配回路の詳細構成を示す電気結線
図、第9図、第10図は第8図の回路の各部信号
波形図、第11図は第3図中の遅延回路の詳細構
成を示す電気結線図、第12図は第11図の回路
の各部信号波形図、第13図は第3図中の回転数
検出回路の詳細構成を示す電気結線図、第14図
は第3図中の主演算装置内にプログラムした進角
特性図、第15図は第3図中の主演算装置の点火
時期制御作動を示す波形図、第16図は第3図中
のEFI用比較器の詳細構成を示す電気結線図、第
17図は第16図の回路の各部信号波形図、第1
8図は第3図中のEIG用比較器の詳細構成を示す
電気結線図、第19図は第18図の回路の各部信
号波形図、第20図は第3図中のダブルコイル点
火系を示す詳細構成図、第21図は第20図のダ
ブルコイルの作動説明図である。 0…エンジン、1…吸入空気量検出装置、4…
基準位置検出装置、5…角度検出装置、7a,7
b,7c,7d…燃料噴射弁、8a,8b,8
c,8d…点火プラグ、10a,10b…噴射弁
駆動回路、20a,20b…点火コイル駆動回
路、30…クロツク信号発生回路、40a,40
b…ダブルコイル、100…演算部をなす主演算
装置、110…整形回路、120…整形分配回
路、130…回転数検出回路、200…A―D変
換器、300a,300b…EFI用比較器、40
0a,400b…EIG用比較器、500…遅延回
路。
Claims (1)
- 1 内燃機関の燃料噴射量と点火時期とを制御す
る内燃機関用電子制御装置において、前記内燃機
関のスロツトルバルブ上流を流れる吸入空気量Q
を検出する手段と、前記内燃機関の回転数Nを検
出する手段と、時分割演算により、この検出され
た吸入空気量Qおよび回転数Nとから前記内燃機
関の単位回転当りの吸入空気量Q/Nを算出し、
該算出値Q/Nを主パラメータとして燃料噴射量
を求めると共に、前記算出値Q/Nと前記回転数
Nとを主パラメータとして点火時期を求める手段
とを備える内燃機関用電子制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14903076A JPS5372931A (en) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | Internal combustion engine electronic controller |
US05/856,509 US4176629A (en) | 1976-12-10 | 1977-12-01 | Electric control method for fuel injection and ignition timing |
DE2755015A DE2755015C2 (de) | 1976-12-10 | 1977-12-09 | Verfahren zum Steuern einer Brennkraftmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14903076A JPS5372931A (en) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | Internal combustion engine electronic controller |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5372931A JPS5372931A (en) | 1978-06-28 |
JPS6243070B2 true JPS6243070B2 (ja) | 1987-09-11 |
Family
ID=15466125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14903076A Granted JPS5372931A (en) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | Internal combustion engine electronic controller |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4176629A (ja) |
JP (1) | JPS5372931A (ja) |
DE (1) | DE2755015C2 (ja) |
Families Citing this family (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53131326A (en) * | 1977-04-22 | 1978-11-16 | Hitachi Ltd | Control device of internal combustn engine |
DE2840706C2 (de) * | 1977-09-21 | 1985-09-12 | Hitachi, Ltd., Tokio/Tokyo | Elektronische Steuereinrichtung zum Steuern des Betriebs einer Brennkraftmaschine |
JPS5459510A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-14 | Hitachi Ltd | Electronic type engine controller |
JPS5458112A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-10 | Hitachi Ltd | Electronic controller for internal combustion engine |
JPS5458111A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-10 | Hitachi Ltd | Engine controller |
JPS5498476A (en) * | 1978-01-19 | 1979-08-03 | Nippon Denso Co Ltd | Computer for controlling vehicles |
JPS54158527A (en) * | 1978-06-02 | 1979-12-14 | Hitachi Ltd | Electronic type fuel control device for internal combustion engine |
JPS5578131A (en) * | 1978-12-06 | 1980-06-12 | Nissan Motor Co Ltd | Fuel ejection control device |
JPS5517674A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-07 | Hitachi Ltd | Electronic engine controller |
EP0007984B1 (de) * | 1978-08-09 | 1981-11-11 | Robert Bosch Gmbh | Einrichtung zum Steuern der Zünd- und/oder Kraftstoffeinspritzvorgänge bei Brennkraftmaschinen |
JPS5535165A (en) * | 1978-09-06 | 1980-03-12 | Hitachi Ltd | Controlling acceleration of automobile engine |
US4379332A (en) * | 1978-09-25 | 1983-04-05 | The Bendix Corporation | Electronic fuel injection control system for an internal combustion engine |
US4236213A (en) * | 1978-11-27 | 1980-11-25 | General Motors Corporation | Apparatus for producing pulse width modulated signals |
JPS55153003A (en) * | 1979-05-15 | 1980-11-28 | Nissan Motor Co Ltd | Computer for automobile |
JPS55156229A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-05 | Nissan Motor Co Ltd | Suction air controller |
IT1123578B (it) * | 1979-09-10 | 1986-04-30 | Alfa Romeo Spa | Sistema di regolazione e controllo per l'impianto di alimentazione del combustibile di un motore a combustione interna |
JPS5660857A (en) * | 1979-10-22 | 1981-05-26 | Nippon Denso Co Ltd | Ignition timing control device of internal combustion engine for automobile |
JPS5692330A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-27 | Hitachi Ltd | Signal processing method for hot wire flow sensor |
JPS56107925A (en) * | 1980-01-31 | 1981-08-27 | Mikuni Kogyo Co Ltd | Electronically controlled fuel injector for ignited internal combustion engine |
JPS5770936A (en) * | 1980-10-22 | 1982-05-01 | Hitachi Ltd | Electronic control unit for internal combustion engine |
JPS58131362A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-05 | Nippon Denso Co Ltd | エンジン回転速度制御方法 |
DE3238190C2 (de) * | 1982-10-15 | 1996-02-22 | Bosch Gmbh Robert | Elektronisches System zum Steuern bzw. Regeln von Betriebskenngrößen einer Brennkraftmaschine |
GB2146456A (en) * | 1983-07-11 | 1985-04-17 | Figueiredo Nuno R M | Method and arrangement for controlling the combustion process in an internal combustion engine |
JPH0650074B2 (ja) * | 1983-08-08 | 1994-06-29 | 株式会社日立製作所 | エンジンの燃料制御方法 |
JPS61112765A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-05-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車用エンジンの空燃比制御方式 |
US4602603A (en) * | 1985-10-01 | 1986-07-29 | Chrysler Corporation | Ignition distributor-Hall Effect sensor switching system and method |
DE3934315C2 (de) * | 1988-10-13 | 1993-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | Zündzeitpunktregeleinrichtung für eine Mehrzylinder-Brennkraftmaschine |
JPH094553A (ja) * | 1995-04-19 | 1997-01-07 | Mitsuba Electric Mfg Co Ltd | 原動機の進角制御方法 |
US6463913B1 (en) * | 2000-06-30 | 2002-10-15 | Ford Global Technologies, Inc. | Fuel control system |
GB0216713D0 (en) * | 2002-07-17 | 2002-08-28 | Lucas Industries Ltd | Heating system |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2226949C3 (de) * | 1972-06-02 | 1981-10-01 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Steuereinrichtung für eine Betriebskenngröße einer Brennkraftmaschine, insbesondere zur Bestimmung eines Kraftstoffzumeßsignals |
US3835819A (en) * | 1972-12-29 | 1974-09-17 | Essex International Inc | Digital engine control apparatus and method |
DE2343905C2 (de) * | 1973-08-31 | 1982-10-07 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Vorrichtung zur digital-elektronischen Steuerung der Einlaß-, Auslaß- und Einspritzventile sowie der Zündung bei Brennkraftmaschinen |
DE2352694C2 (de) * | 1973-10-20 | 1983-05-19 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Digitale Schaltungsanordnung zur Auslösung eines Betriebsvorganges, insbesondere des Zündvorganges einer Brennkraftmaschine |
US3969614A (en) * | 1973-12-12 | 1976-07-13 | Ford Motor Company | Method and apparatus for engine control |
JPS50136522A (ja) * | 1974-04-18 | 1975-10-29 | ||
DE2454907A1 (de) * | 1974-11-20 | 1976-08-12 | Bosch Gmbh Robert | Steuereinrichtung fuer ein kraftstoffeinspritzsystem in brennkraftmaschinen mit fremdzuendung |
US4058709A (en) * | 1975-11-06 | 1977-11-15 | Allied Chemical Corporation | Control computer for fuel injection system |
-
1976
- 1976-12-10 JP JP14903076A patent/JPS5372931A/ja active Granted
-
1977
- 1977-12-01 US US05/856,509 patent/US4176629A/en not_active Expired - Lifetime
- 1977-12-09 DE DE2755015A patent/DE2755015C2/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2755015C2 (de) | 1982-12-02 |
US4176629A (en) | 1979-12-04 |
DE2755015A1 (de) | 1978-06-15 |
JPS5372931A (en) | 1978-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6243070B2 (ja) | ||
US4268910A (en) | Method for controlling timing of spark ignition for an internal combustion engine by feedback related to the detection of knocking | |
US4478185A (en) | Air-fuel ratio and ignition timing regulation by detecting engine running condition | |
GB2024462A (en) | Integrated Closed Loop Engine Control System | |
JPS6010173B2 (ja) | 内燃機関用電子制御装置 | |
US4240388A (en) | Method for controlling timing of spark ignition for an internal combustion engine | |
US4169438A (en) | Electronic ignition timing control system for internal combustion engine | |
JPH0120301B2 (ja) | ||
JPS6188041U (ja) | ||
JPH0823325B2 (ja) | 内燃機関の燃料制御装置 | |
JPH03194144A (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JPS59103968A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP4375685B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JPS6220379B2 (ja) | ||
JPS5833394B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS6176732A (ja) | 電子燃料供給量信号形成装置 | |
JPS6232352B2 (ja) | ||
JPS6123379B2 (ja) | ||
JPS6337254B2 (ja) | ||
JPS6124535B2 (ja) | ||
JPS6042341B2 (ja) | 内燃機関用電子制御装置 | |
JPS60249645A (ja) | 内燃エンジンの燃料供給制御方法 | |
JP3262003B2 (ja) | 多気筒内燃機関の出力変動検出方法 | |
JPS592796B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3246328B2 (ja) | 内燃機関における検出方法 |