JPS6124535B2 - - Google Patents

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JPS6124535B2
JPS6124535B2 JP52032733A JP3273377A JPS6124535B2 JP S6124535 B2 JPS6124535 B2 JP S6124535B2 JP 52032733 A JP52032733 A JP 52032733A JP 3273377 A JP3273377 A JP 3273377A JP S6124535 B2 JPS6124535 B2 JP S6124535B2
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JP
Japan
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signal
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input
circuit
angle
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JP52032733A
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English (en)
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JPS53117134A (en
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Hisashi Kawai
Toshikazu Ina
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Soken Inc
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Nippon Soken Inc
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Publication date
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Priority to US05/885,076 priority patent/US4201159A/en
Priority to DE2812327A priority patent/DE2812327C2/de
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Publication of JPS6124535B2 publication Critical patent/JPS6124535B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/1502Digital data processing using one central computing unit
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関(以後エンジンと記す)の燃
料噴射量と点火進角とを主に制御する内燃機関用
電子制御装置に関するものである。
従来、エンジンの燃料噴射量及び点火進角はそ
れぞれ公知の電子制御式燃料噴射装置(以後EFI
と記す)と電子制御式点火装置(以後EIGと記
す)により制御していたが、制御機能が完全に分
離しているため、それに伴つてエンジンの各種作
動状態を個々の装置毎に全く別々に検出してい
た。
また点火装置からの点火火花発生時には、電子
制御回路部分が点火ノイズによつて誤動作するこ
ともあつた。
本発明は上記の問題に鑑みたもので、内燃機関
の制御におけるEIGとEFIを統合するとともに、
前記機関が所定角回転する毎に角度パルスを発生
する回転角度センサを設け、その角度パルスより
機関回転数を算出し、その回転数および機関の吸
気状態にて主演算回路にて要求燃料、点火進角を
時分割的に演算し、かつ前記角度パルスに基いて
機関の回転角度に関連したタイミングにて燃料供
給、点火時期を制御すると共に点火火花発生時に
は主演算回路の作動を停止することによつて、前
記EFI,EIGに対する回転数およびタイミング制
御を共通の前記回転角度センサのみから得ること
ができ、その精度も高くすることが可能になり、
高精度でかつ簡潔な構成の統合システムを構成す
ることができる内燃機関用電子制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
以下本発明を図に示す一実施例について説明す
る。
まず、吸入空気量とエンジン回転数より吸気管
負圧を換算する原理を第1図、第2図の各種特性
図にて説明する。この第1図、第2図は公知の吸
気負圧による電子制御式燃料噴射装置における特
性であり、いずれも実験的に求められたものであ
る。そして、第1図はその吸気負圧による電子制
御式燃料噴射装置における吸気管負圧P(絶対
圧)と機関空燃比を一定に保つための噴射パルス
幅τとの関係を示すもので、斜線で示す幅を持つ
た特性となる。この幅はエンジン回転数による補
正係数KNによつて与えられるものであり、KNの
特性は第2図に示すとおりである。
この第1図、第2図の特性をまとめて式で表わ
すと下記のように噴射パルス幅τが吸気負圧P′と
エンジン回転数Nの関数として与えられることが
わかる。
τ=f1(P′,N)……(1) ここに、吸気負圧P′は次の式のように定義され
る。
P′=P0−P (P0;大気圧) さて、(1)式における噴射パルス幅τは機関空燃
比を一定に保つための燃料噴射量を表わすもので
あるため、その値は本質的に機関1回転当りの吸
入空気量(吸気量)に比例していなければならず
次式に示すものとなる。
τ∝Q/N ……(2)(Q:吸入空気量(g/sec)) (1),(2)式より吸気負圧P′、吸入空気量Q、エン
ジン回転数Nが(3)式のように関係づけられる。
Q/N=f2(P′,N)……(3) (3)式より次式が得られる。
P′=g1((Q/N),N)=g2(Q,N) ……(4) すなわち、吸気負圧P′が吸入空気量Qとエンジ
ン回転数Nより換算可能であることが判る。
以上のことを前提として第3図に本発明の基本
構成図を示す。
この第3図において、0はエンジン、1は公知
のダンパー式吸入空気量検出装置で、エンジン0
の吸気状態を検出する吸気センサをなすものであ
る。2は吸入空気量検出装置1に内蔵された公知
の吸気温度検出装置、3はスロツトルバルブに連
動したスロツトルスイツチ、5はエンジン0のク
ランクシヤフトに取付けられたリングギヤの歯パ
ルスを回転角度として検出する公知の電磁ピツク
アツプを用いた角度検出装置、4は同様にリング
ギヤの回転基準位置に対応する1点に取付けられ
た鉄片の位置を検出することにより、クランクシ
ヤフト1回転につき1つの基準パルスを検出する
電磁ピツクアツプを用いた基準位置検出装置であ
る。この基準位置検出装置4および角度検出装置
5にて内燃機関Cが所定角回転する毎に角度パル
スを発生する回転角度センサを構成している。6
はエンジン温度を示す冷却水温を検出する冷却水
温検出装置である。そして、吸気量検出装置1、
吸気温検出装置2、冷却水温検出装置6より検出
される各アナログ信号はアナログ−デイジタル変
換器(A−D変換器)200によりデイジタル信
号に変換され、主演算回路100に入力される。
また、角度検出装置5より検出される角度信号は
整形回路110に入力され、同様に基準位置検出
装置4より検出された基準パルスはタイミングパ
ルス発生回路120で整形された後、整形回路1
10の出力である角度信号を用いて2グループに
分割されて演算部をなす主演算回路100、回転
数検出回路130に入力される。また同信号は後
述するEFI用変換器300a,300b及びEIG
用変換器400のトリガ信号としても使用され
る。スロツトルスイツチ3よりの信号はスロツト
ル全閉でON、その他はOFFとなるON−OFF信
号とスロツトル全開でONその他はOFFとなる
ON−OFF信号の2種類が主演算装置100に直
接入力される。前記回転角度センサよりの角度パ
ルスよりエンジン回転数を算出する回転数検出手
段をなす回転数検出回路130はタイミングパル
ス発生回路120の出力信号の周期を回転数の逆
数として2進コードで主演算回路100に入力す
る。この回転数検出回路130の動作には公知の
水晶発振回路よりなるクロツク信号発生回路30
より供給される一定クロツク信号が用いられる。
さて、以上述べた入力信号更にはクロツク信号
C1を受けとつた主演算回路100はタイミング
パルス発生回路120の出力信号によりトリガさ
れて所定の演算を行ないEFI用噴射パルスデータ
をEFI用変換器300a,300bにEIG用点火
進角データをEIG用変換器400にそれぞれ2進
コードで出力する。EFI用変換器300a,30
0bはクロツク信号発生回路30からの一定クロ
ツク信号によつて主演算回路100からの噴射パ
ルスデータを時間幅に変換して噴射弁駆動回路1
0a,10bに加える。従つて、噴射弁駆動回路
10aはエンジン0の吸気管に装着された電磁式
の燃料噴射弁7a〜7dのうち、2,3気筒用燃
料噴射弁7b,7cを噴射弁駆動回路10bは
1,4気筒用燃料噴射弁7a,7dを駆動する。
EIG用変換器400は主演算回路100からの点
火進角データを角度信号110aと、クロツク信
号発生回路30からの一定クロツク信号によつて
基準パルス120a,120bからの角度に変換
して点火コイル駆動回路20a,20bに加え
る。これにより、点火コイル駆動回路20aはエ
ンジン0に装着された点火プラグ8a〜8dのう
ち2,3気筒用点火プラグ8b,8cに高電圧を
供給するダブルコイル40aを駆動し、コイル駆
動回路20bは1,4気筒用点火プラグ8a,8
dに高電圧を供給するダブルコイル40bを駆動
する。
600はタイマーでEIG用変換器400からの
点火時期の信号により作動し250μs乃至300μs
のちに復帰するようになつており作動中は主演算
回路100を動作停止(東芝製TLCS−12Aでは
OHと称する)して主演算回路100の作動を停
止している。その理由はタイマ600の作動中は
点火プラグに点火されている時間で点火ノイズが
発生して主演算回路100が誤動作するのを防止
している。9は主演算回路100にエンジン始動
情報を与えるスタータ・スイツチである。従つ
て、前記主演算回路100によりEFI(電子制御
式燃料噴射装置)におけるエンジンの要求燃料の
演算、およびEIG(電子制御式点火装置)におけ
るエンジンの点火進角の演算を時分割処理して共
通的に実行する演算部を構成している。
以上述べた基本動作原理、及び基本構成に基づ
き、以下各部の詳細な構成、作動を説明する。第
4図は吸入空気量検出装置1からの出力信号をア
ナログ−デイジタル変換するA−D変換器200
の詳細な回路構成を示す。他のアナログ入力であ
る吸気温、冷却水温も吸入空気量と同様の動作に
てアナログ−デイジタル変換されるため、ここで
は吸入空気量Qのアナログ−デイジタル変換動作
のみを第5図の波形図に示す動作波形を併用して
説明する。
まず第4図において、1aは吸入空気量検出装
置1に内蔵されたポテンシヨメータであり、その
端子電圧VB,VC,VSと吸入空気量Qとは次の
式で関係づけられる。
Q=K/(VC−VS)/VB=K/(U1/ U2)……(5) (5)式においてKは比例定数である。
(5)式よりポテンシヨメータ1aの端子電圧比
U1/U2を検出すれば、主演算回路100内にて
逆数演算により吸入空気量が求められることが判
る。
今、入力端子200aに第5図aに示す一定ク
ロツク信号を入力すると、NORゲート206の
出力には第5図bに示すような波形が得られる。
ここで204は2進カウンタ(RCA社、
CD4040)であり、その4分周出力Q2がDフリツ
プフロツプ205(RCA社、CD4013)のデータ
入力に加えられている。2進カウンタ204の4
分周出力Q2はDフリツプフロツプ205で半ク
ロツク遅延した後NORゲート206の入力に加
えているため、NORゲート206の出力は第5
図bに示すような繰返波形となる。NORゲート
206の出力はトランジスタ201で反転増幅さ
れ、オペアンプ202(RCA社、CA3130)の入
力にステツプ電圧を加える。このオペアンプ20
2は積分回路を構成しており反転入力端子電圧が
非反転入力端子電圧より高電圧の時はオペアンプ
202の出力電圧はコンデンサ2021、抵抗2
022で定まる時定数で直線的に減少し、反転入
力端子電圧が非反転入力端子電圧よる低電圧の時
は同様に直線的に増加する。今オペアンプ202
の非反転入力電圧は抵抗2024,2025の分
割によつてほぼVB/2に設定されているため、
トランジスタ201の出力電圧が高レベルの時は
オペアンプ202の出力電圧は直線的に減少し、
低レベルの時は直線的に増加する。後述するよう
に本回路においてA−D変換動作に利用されるの
は、上記オプアンプ202の出力電圧変化のうち
増加側だけであり、減少側は時間節約のため短か
いことが望ましい。そのため、トランジスタ20
1の出力電圧が高レベルにある時には積分回路の
時定数を短かくしてやる必要がある。この切り換
え動作はアナログスイツチ203(RCA社、
CD4066)によつて行なわれる。NORゲート20
6の出力を反転して第5図cに示す電圧波形をア
ナログスイツチ203のコントロール入力Cに加
えるとアナログスイツチ203はコントロール入
力高レベルの時は入力1−出力0間が導通とな
り、低レベルの時は遮断となる。そこで抵抗20
23の値を抵抗2022に比べて十分小さくして
おけば、トランジスタ201の出力が高レベルの
時は、低レベルの時に比して積分回路の時定数を
十分短かくすることができ、第5図dに示す鋸歯
状波に近い三角波が得られる。
次に、上記三角波を利用して電圧を時間幅に変
換する。この時、三角波の立上がりは積分回路の
入力波形第5図bに対して多少遅延を持つている
ため、上記三角波から電圧に比例した時間幅を得
るためには、三角波の立上がりを検出する必要が
ある。比較器212はこの目的のために使用され
比較器212の非反転入力端子電圧を抵抗212
1,2122の分割により0ボルトに極めて近い
値にセツトしておき、反転入力端子に上記三角波
電圧を加えれば、比較器212の出力には第5図
eに示す三角波の立上がりを検出するパルスが得
られる。比較器212の出力はデバイダ付カウン
タ208(RCA社、CD4017)のリセツト入力に
加わり、同カウンタ208のクロツク入力には入
力端子200bから、十分に高い周波数のクロツ
ク信号が入力されているため、比較器212の出
力が立下がつてデバイダ付カウンタ208のリセ
ツトが解除された後わずかな時間差を持つて
Q1,Q2,Q3出力に順次細いパルスが現われる。
このうち3番目のQ3出力がインバータ209で
反転された後R−Sフリツプフロツプ213,2
14をセツトする。R−Sフリツプフロツプ21
3のリセツト入力にはポテンシヨメータ出力電圧
Cと前記三角波電圧とを比較する比較器210
の出力が加わり、三角波電圧が上昇してVCと一
致した時点で較器210はその出力を高レベルか
ら低レベルに変えるため、R−Sフリツプフロツ
プ213をリセツトし、そのQ出力には第5図g
に示す時間幅Tcが得られる。同様にR−Sフリ
ツプフロツプ214のQ出力には第5図fに示す
Sに比例したパルス幅Tsが得られる。積分回路
の構成から明らかなように、三角波の電圧上昇率
は電源電圧VBに比例するから、三角波の立上が
りからある電圧まで上昇するに要する時間はVB
に逆比例する。すなわち、第5図f,gにおい
て、 Ts∝VS/VS,Tc∝VC/VB ……(6) なる関係がある。(5),(6)式より、 U1/U2=(VC−VS)/VB =VC/VB−VS/VB∝Tc−Ts ……(7) となり、U1/U2はTcとTsの差に比例する。
cとTsをとるにはR−Sフリツプフロツプ2
13のQ出力と同214のQ出力をNANDゲート
215に入力しNANDゲート215の出力をDフ
リツプフロツプ216のD入力に入力しクロツク
信号に同期させ同時に反転すれば(Dフリツプフ
ロツプ出力)第5図hに示すTcとTsの差を持
つたパルスが得られる。さらに、第5図hに示す
パルス幅を2進数に変換するにはNANDゲート2
17によつてDフリツプフロツプの出力が高レ
ベルの時だけ、クロツク信号が2進カウンタ21
8(RCA社、CD4040)のクロツク入力に加わる
ようにし、さらに2進カウンタ218の出力Q1
〜Q12を記憶器219a〜219c(RCA社、
CD4035)に入力しデバイダ付カウンタ208か
らのタイミング信号によつて記憶すれば出力端子
220a〜1にはU1/U2の値に比例した2進コ
ード出力が得られる。
他のA−D変換器入力の吸気温、水温も上記と
同様な回路動作で2進コードに変換可能であり、
第4図においてX点に表われる三角波電圧と、吸
気温検出装置2、あるいは冷却水温検出装置6か
らの出力電圧とを比較する比較器を接続すれば電
圧に比例したパルス幅が得られ、さらに2進カウ
ンタと記憶器により、入力電圧に比例した2進コ
ード出力が得られる。
本実施例において、入力端子200aに入力さ
れるクロツク周波数はC2で500Hz、端子200b
に入力されるクロツク周波数はC1で52K0Hzを用
い、いずれもクロツク信号発生回路30から供給
されている。抵抗2022は33KΩ、2023は
100Ω、2024は22KΩ、2025は18KΩ、
2122は5.6KΩ、2121は15Ωでいずれも
金属被膜抵抗器を用い、コンデンサ2021には
0.068μFのポリカーボネートコンデンサを使用
している。
次に、エンジン0の回転角度を検出する角度検
出装置5及び基準位置検出装置4の構成を第6図
に示す。第6図において、51はリングギヤ、4
1はリングギヤの1点に取付けられた鉄片であ
り、その位置は第1気筒の上死点前60゜の基準位
置に設定されている。リングギヤの歯数は115枚
であり、従つて角度検出装置5はクランクシヤフ
ト1回転につき115個のパルスを検出する。ま
た、基準位置検出装置4はクランクシヤフト1回
転につき1度、4サイクル気筒エンジンであれ
ば、第1気筒、あるいは第4気筒の上死点前60゜
の位置を検出する。
角度検出装置5より検出された信号は角度信号
整形回路110で整形され、この整形回路110
の構成を第7図に示す。入力素子1100に入力
された角度信号は抵抗1102,1106とコン
デンサ1104で定まる積分時定数とツエナーダ
イオード1103により、適当にクランプされて
比較器1101(モトローラ社、MC3302)の反
転入力端子に入力される。これと同時に比較器1
101の反転入力にダイオード1105の順方向
電圧をバイアスとしてかけ、比較器の非反転入力
には抵抗1107と1108の分割により反転入
力側とほぼ同値のバイアスをかけておく。する
と、入力端子1100から入力される角度信号電
圧の脈動により比較器1101の出力には入力位
相の反転したパルス信号が得られる。抵抗110
9はパルスの立上がり、立下がりをシヤープにす
る正帰還抵抗、1110は負荷抵抗である。ま
た、インバータ1111は入力信号との位相を合
わせるために接続してある。
基準位置検出装置4より検出される信号は前述
したようにクランクシヤフト1回転(360゜)に
1度のパルスであるが、4サイクル4帰筒エンジ
ンでは180゜に1度の点火が必要であり、従つて
基準位置信号も本来の検出位置から180゜の位置
に見掛上の基準信号を作る必要がある。この操作
を行なうのがタイミング発生回路120であり、
その回路構成を第8図に示し、その各部の動作波
形を第9図、第10図に示す。第8図において、
入力端子1200には基準位置検出装置4より検
出される信号が入力される。この信号は整形回路
125で整形される。該整形回路125は第7図
に示す回路と同様の回路動作で行なわれるため、
説明は省略する。入力端子1201には角度信号
整形回路110からの出力が加わり、入力端子1
202には角度信号周波数に比して十分速いクロ
ツク信号(520KHz)が入力される。入力端子1
201に加わる角度信号はDフリツプフロツプ1
204にてクロツク信号に同期した後Dフリツプ
フロツプ1205のクロツク入力に加わり、入力
端子1200に加わる基準信号を角度信号に同期
させる。そのため第9図a,b,cに示すように
入力端子1200に入力された基準信号aは角度
信号bに同期してcに示す波形となる。第9図c
に示す基準信号同期波形はデバイダ付カウンタ1
209(RCA社、CD4019)のリセツト入力に加
わり、そのQ1出力には第9図dに示すように同
期信号cの立下がり直後に出る細いパルスが得ら
れる。これが本来の基準位置を示す信号となる。
次に、180゜反対側に見掛上の基準信号を得る
には上記の本来の基準位置からリングギヤの歯パ
ルスを計数して180゜の位置を求める。すなわ
ち、前述のようにリングギヤの歯数は115枚であ
るため、180゜に相当する歯数は57.5枚となり、
整数値でなくなつてしまう。これは第9図dに示
す基準位置信号が角度信号bの立上がりで出てい
れば、見掛上の基準位置信号は角度信号bの立下
がりで出なければならないことを示している。そ
こで、本実施例では、インバータ1206、デバ
イダ付カウンタ1207,1208及びNORゲ
ート1210によつて第9図eに示すてい倍信号
を作り、180゜の基準位置信号が角度信号bの立
下がりに来るようにしている。デバイダ付カウン
タ1207のリセツト入力には角度信号第9図b
の反転信号がカウンタ1208のリセツト入力に
は第9図bに示す信号がそのまま入力されている
ため、カウンタ1207のQ3出力には角度信号
第9図bの立上がりに同期した細いパルスが得ら
れ、カウンタ1208のQ1出力には立下がりに
同期したパルスが得られる。さらに、両者を
NORゲート1210に入力してその出力に第9
図eに示すてい倍信号を得ている。
次に、上記てい倍信号第9図eをNANDゲート
1212,1211、2進カウンタ1213
(RCA社、CD4040)にて180゜の位置まで計数す
る。180゜に相当する計数値は57.5×2=115であ
るが、2進カウンタ1213がデバイダ付カウン
タ1209からの基準信号によつてリセツトされ
た直後デバイダ付カウンタ1207からのパルス
を1つ計数する構成となつているため、2進カウ
ンタ1213の計数値は 115+1=116=26+25+24+22に設定しておく。
2進カウンタの計数値がリセツト後“116”に達
すると、NANDゲート1211の出力は高レベル
から低レベルとなり第9図fに示す波形となる。
NANDゲート1211の出力はさらにNANDゲー
ト1212の入力とデバイダ付カウンタ1214
のリセツト入力に接続されており、NANDゲート
1212はNANDゲート1211の出力が低レベ
ルとなつた時点で2進カウンタ1213へのクロ
ツク入力を停止し、同時にデバイダ付カウンタ1
214はQ1出力に第9図gに示す180゜位置信号
を出力する。結局、本回路の出力端子1216に
は第10図aに示す360゜周期のパルス、出力端
子1215には第10図bに示す180゜遅れで360
゜周期のパルスが得られる。
また入力端子1203には角度信号整形回路1
10の出力が接続される。基準信号120a(第
9図a)は2進カウンタ1221(RCA社、
CD4040)をリセツトし、そのQ2,Q4,Q5出力が
接続されたNANDゲート1222の出力を高レレ
ベルにするため、インバータ1223の出力は第
12図cに示すごとく基準信号120aが入力さ
れた時点で低レベルとなる。この状態から角度信
号がクロツクとして入力され、26個計数された
時、カウンタ1221の出力Q2,Q4,Q5はすべ
て高レベルとなり、NANDゲート1222の出力
は低レベルとなるため、インバータ1223の出
力は第10図cに示すように高レベルに状態を変
える。基準信号120aの入力時からここまでの
角度は3.13×26=81.38゜となる。NANDゲート
1222が低レベルとなつた時点で2進カウンタ
1221への角度信号入力はNANDゲート122
0によつて停止されるので2進カウンタ1221
はその時点の状態を維持し、インバータ1223
の出力は次の基準信号120aが入力されるまで
高レベルを維持する。180゜反対側の基準信号1
20bに対する遅延動作も2進カウンタ122
1′、NANDゲート1220′,1222′、イン
バータ1223′により全く同様に行なわれ、第
10図bに対してdに示す遅延波形が得られる。
次に、インバータ1224、コンデンサ122
5及びNANDゲート1226によつてインバータ
1223の出力信号の立上がりに細いパルスを作
り、同信号とインバータ1223′の出力とをR
−Sフリツプフロツプ1227に入力し、その出
力1228には第10図eに示すEFI用基準信号
(第3図、120c)が得られ、同様にして出力
端子1228′には第10図f(第3図120
d)が得られる。
次に、回転数検出回路130の構成を第11図
に示す。
入力端子1301,1302には分配回路12
0の出力信号が入力され、NORゲート1303
とインバータ1304によつて第10図a,bの
OR信号が得られる。2進カウンタ1308のク
ロツク入力にはクロツク信号発生回路30からの
適当な周波数のクロツク信号が入力されており、
2進カウンタ1308の出力Q1〜Q12はそれぞれ
記憶器1309,1310,1311(RCA
社、CD4035)のD入力に接続されている。記憶
器1309,1310,1311はインバータ1
304の出力、180゜信号によつてトリガされて
2進カウンタ1308の計数値を記憶し、その
後、インバータ1305,1307、コンデンサ
1306によつて遅延した180゜信号がカウンタ
1308をリセツトする。そこで、出力端子13
12a〜lにはクランクシヤフト180゜回転に要
した時間に比例した2進コードが得られる。すな
わち、出力端子1312a〜lには1/Nに比例
した2進コードが得られ、これを主演算装置10
0に入力し、逆数演算により回転数信号Nが得ら
れる。
次に、主演算回路100について説明する。主
演算回路100は前述したように吸入空気量Qと
回転数Nから負圧信号への変換、吸入空気量検出
装置1から検出されたU1/U2の逆数変換、1/
Nの逆数演算等、高度な演算機能に加えて、一般
のEFI,EIG用制御機能が必要となるため、個別
部品で構成したのではかなり大型化してしまい、
かつ構成も複雑となる。そこで本発明では主演算
回路としてソフトウエアにて時分割的に各種演算
を実行するマイクロコンピユータ(東芝社、
TLCS−12A)を用い、小型化、構成の簡略化を
実現している。マイクロコンピユータの構成、動
作に関しては公知であるためここでは説明を省略
し、演算内容を記すのみにとどめる。
まず、EFI演算は前記タイミングパルス発生回
路120の出力信号120c又は120dによつ
て演算がスタートし公知の吸入空気量方式EFIと
同等の演算を行なつて要求燃料を算出している。
その演算式を次に示す。
Dτ=W・A・S・(Q/N)・(K+D1+ Dp)……(8) 上式において、Dτは噴射パルス憤に対応する
2進データ、Wは水温増量、Aは吸気温補正、S
は始動後増量で、水温とエンジン始動後の経過時
間の関数である。Qは吸入空気量、Nはエンジン
回転数、Kは常時入力されている一定係数であり
基本空燃比を定める2進データである。D1はス
ロツトル全閉時のみ与えられその他は0となるア
イドル増量、Dpはスロツトル全開時のみ与えら
れる量で、スロツトル全開増量である。また、ス
タータスイツチ9より情報が与えられるエンジン
始動時には上記の演算にかかわらず固定の噴射パ
ルスデータ(実施例では6msec相当)が出力され
る。
なお、前述のごとく主演算回路100に入力さ
れる吸入空気量データはU1/U2∝1/、回転数
データは1/Nでいずれも逆数の形で与えられる
ため、(8)式におけるQ/Nは、X(Q÷N)なる
演算の代わりにX(1/N)÷(U1/U2)といつた
演算を行なつている。
以上の演算が終了すると噴射パルスデータDτ
は並列2進コードとしてEFI用変換器300a又
は300bに出力されるが、演算スタートと変換
器トリガの時間的関係から、EFI用基準信号12
0cでスタートした演算の結果はEFI用変換器3
00aが、EFI用基準信号120dによつてスタ
ートした演算の結果はEFI用変換器300bが受
けもつことになる。
次に、EIGの演算は、タイミングパルス発生回
路120の出力120a及び120bによつてス
タートし、次の様な処理を行なう。
EIGの機能は第12図a,bに示す様な個所の
パラメータに対する進角特性を合成し、所定の点
火時期に点火プラグに高圧を加えるように制御す
るものである。そこで、本実施例では、予め第1
2図a,bに示す進角特性をマイクロコンピユー
タ内のメモリ領域にプログラムしておき、外部か
ら読込まれるデータ、回転数N、負圧P′について
それぞれ進角量θ,θを求め、両者を加算し
て所定の点火角度データを求めている。ここで、
点火進角算出の基準となる位置は前述のごとく各
気筒上死点前60゜であるため、例えば進角量10゜
の位置で点火するためには60゜−10゜=50゜の角
度データが得られるように進角特性をプログラム
しておかなければならない。
上記の処理を行なうため、まず回転数進角特性
は回転数検出回路130の出力1/Nより逆数演
算により回転数Nを求めてメモリ領域のプログラ
ムより進角量θを得る。
次に負圧進角は、吸入空気量Q及び回転数Nよ
り負圧を換算し、その換算値に基いて進角量を次
のように得る。
第2図に示す回転数補正特性をメモリにプログ
ラムしておき、前記逆数演算で求めた回転数Nよ
り回転数補正KNを読出す。次にEFI演算の項で
あるKNとQ/Nとを乗算する。この乗算は第1
図に示す負圧と噴射パルス幅の特性図において回
転数補正による変動幅をキヤンセルし、第1図の
斜線部分の最下限値にイニシヤライズしたことを
意味する。そこでこの最下限P−τ特性を第1図
とは逆にτ側に入力、P側を出力としてメモリに
プログラムしておき、τの代りに前記KN×(Q/
N)を入力すれば、負圧P′が求められる。さら
に、負圧P′を予めメモリにプログラムされた負圧
進角特性第14図bに入力すれば、負圧に対する
進角量としてθを得る。
次に、前記回転数進角量θと負圧進角量θ
とを加算し、さらにθ=60゜−(θ+θ)を
演算する。
最後に、基準位置上死点前60゜を基準にしてθ
を計数すれば求める点火時期が得られるが、クロ
ツクとなる角度信号の最小単位は360゜/115≒
3.13゜であるため、3.13゜以下の分割単位には対
応できないが、特別の処理を行つてより細かい角
度まで対応させている。すなわち、次のような特
徴ある演算制御を行なう。
第13図に1例として上死点前5゜という点火
時期を実現する場合のタイムチヤートを示す。第
13図aは基準信号120aで上死点前60゜の位
置にある。bは角度信号、cは点火時期を示して
おり、上死点前5゜を検出するためには60゜−5
゜=55゜を基準信号位置からカウントすればよ
い。dに示すように、55゜/3.13゜=17パルスの
角度信号をカウントすると余りとして0.53゜の角
度が残る。そこで、この余りの角度を時間に関す
る比例計算で近似する。すなわちeにおけるtは
0.53゜の角度に対応し、 t=T×0.53/3.13……(9) なる式で近似できる。但し、Tは角度信号のt
を含む一周期である。ところが、第13図から明
らかなようにTを求める点火時期を過ぎてから検
出できる値であり、(9)式は理論上不可能であるた
め1周期前の角度信号周期T′で代用する。すな
わち、 t=T′×0.53/3.13……(10) となる。
以上の理論は演算回路から出力される進角量デ
ータが無限大分解能を持つとした場合の理論であ
り実際には進角量データはそのビツト数に相当す
る有限の分解能を持ち、第13図dで0.53゜と示
した余りの角度は飛び飛びの値を持つことにな
り、従つてtも飛び飛びの値となる。tの最小単
位は角度信号の1周期T′を進角量データの下位
何ビツト分に対応させるかによつて決まつてい
る。例えば、下位3ビツトをT′に対応させると
すると、23=8であるから3.13゜/8=0.39゜が
最小単位となり、上死点前5゜で点火させるため
には進角量データは、 55/0.39≒141=“10001101”なる2進数であれ
ばよい。上記8ビツトの2進数のうち上位5ビツ
ト“10001”(17)をメインデータとして3.13゜単
位の角度信号で計数し、下位3ビツト“101”(5)
をサブデータとして(10)式に相当する比例計算を行
なう。この場合、3.13゜が23=8に対応し、0.53
゜が“101”(5)に対応するから、 t=T′×5/8 なる演算を行なつてtを求め、メインデータの計
数終了後にtを付け加えることにより求める点火
時期が得られる。
次に、上記の主演算回路100よりのデータを
受けるものとして第14図にEFI用変換器300
aの回路構成、第15図にその各部の動作波形を
示す。
第14図において、入力端子302にはタイミ
ングパルス発生回路120の入力120c(第1
5図a)が入力されデバイダ付カウンタ313に
より、第15図bに示す細いパルスを作り、2進
カウンタ304,314、及びR−Sフリツプフ
ロツプ307のリセツト信号とする。2進カウン
タ304は入力端子301から加わる一定周期ク
ロツク信号(65KHz)をカウントし、リセツト後
入力パルス数が“41”に達すると、NANDゲート
305の出力が高レベルから低レベルとなり、
NANDゲート305の出力はインバータ306に
より反転されてR−Sフリツプフロツプ307を
セツトする。そこで、その出力には第15図cに
示すパルス幅τが得られる。τは燃料噴射弁
固有の噴射に寄与しない無効時間であり、実際に
は燃料噴射弁を作動させる噴射幅τは、演算デー
タ分τeと無効分τの和で与えられる。そし
て、第15図cに示すR−Sフリツプフロツプ3
07の出力はNORゲート309へ一定周期クロ
ツク周波数とともに入力されて、τの間だけク
ロツクが禁止された波形第15図dがNORゲー
ト309より2進カウンタ314へ供給される。
ここで、NORゲート310は、2進カウンタが
一リセツト周期内に1巡してしまい。再び噴射パ
ルスが出力されるのを防ぐ目的で入れてある。一
方入力端子319,320は主演算回路100内
のデバイス制御ユニツト(以後DCUと称する)
からの信号で入力端子320の信号をインバータ
321で反転し、該反転信号と入力端子319を
NANDゲート322を通すことによりラツチ信号
をつくつている。主演算回路100の演算データ
318はラツチ回路316a,316b,316
c(いずれもRCA社、CD4042)の入力データ端
子に入力されており前記NANDゲート322の出
力信号によりデータを記憶して、その記憶した内
容を出力に出す。該ラツチ回路316a,316
b,316cの出力は比較器315a,315
b,315cの入力端子に入力される。ここでラ
ツチ回路316aの入力a,b,c,dは比較器
315aの入力A1,A2,A3,A4にラツチ回路3
16aの入力e,f,g,hは比較器315bの
A1,A2,A3,A4に、ラツチ回路316cの入力
i,j,k,lは比較器316cのA1,A2
A3,A4にそれぞれこの順に接続してある。2進
カウンタ314の出力Q1〜Q12は比較器315
a,315b,315c(RCA社、CD4063)の
B入力に接続され、そのA入力に加わるところの
ラツチ回路316a,316b,316cからの
データと比較される。この比較器315a,31
5b,315cは第14図に示すように、A>
B、A=B、A<Bの三状態がそれぞれ入出力を
持ち、それぞれの対応する入出力を接続してい
る。2進カウンタ出力と各ラツチ回路のa〜lに
入力される演算データが比較されると、比較器3
15cの出力A>BにはA>Bで高レベル、A≦
Bで低レベルの信号(第15図e)が得られる。
これが噴射パルス幅τとなる。
また、タイミングパルス発生回路120の他方
の出力120dによつて作動するEFI変換器30
0bも構成、及び動作は全く同様であり、ただ噴
射パルスの現われる位置がEFI用変換器300a
と180゜異なるだけである。
また、噴射弁駆動回路10a,10bは公知の
ものを使用しているため説明は省略する。
次に第16図はEIG用変換器400の回路構
成、第18図にその動作波形を示す。第16図に
おいて、入力端子401,401′にはタイミン
グパルス発生回路120の出力120a,120
b、入力端子402には角度信号、入力端子40
3には一定周期クロツク信号c1(520KHz)が入
力される。また、418a〜hのラツチ回路41
6a,416bの入力端子には前記主演算回路1
00で求められた進角量データのうちメインデー
タが入力される。入力端子420,421,42
2は主演算回路100内のDCUからの信号で、
入力421はメインデータ用、入力422はサブ
データー用であり、入力420をインバータ42
3で反転し、該反転信号と入力421をNANDゲ
ート424でNANDをとりこの信号をメインデー
ター用のラツチ信号、前記インバータ423の出
力と入力422をNANDゲート425でNANDを
とりこの信号をサブデーター用のラツチ信号とし
ている。メインデーターはラツチ回路416a,
416b(RCA社、CD4042)の入力データ端子
418に入力されており、前記NANDゲート42
4の出力のラツチ信号によりメインデータを記憶
して、その記憶した内容を出力に出す。該ラツチ
回路416a,416bの出力は比較器404
a,404bの入力端子に入力される。ここでラ
ツチ回路416aの入力a,b,c,dは比較器
404aの入力A1,A2,A3,A4に、ラツチ回路
416bの入力e,f,g,hは比較器404b
の入力A1,A2,A3,A4にそれぞれこの順に接続
してある。メインデータ用比較器は2進カウンタ
405、比較器404a,404bより成つてお
り、角度信号をカウントすることによりメインデ
ータに対応する角度θ′(第18図b)が得られ
る。第18図aの波形はORゲート421の出力
である。(10)式に示す時間比例演算によつて得られ
たサブデータはラツチ回路417a,417b,
417cの入力端子419a〜lに入力される。
前記NANDゲート425の出力のラツチ信号によ
りサブデータを記憶して、その記憶した内容を出
力に出す。該ラツチ回路417a,417b,4
17cの出力は比較器415a,415b,41
5cの入力端子に入力される。ここでラツチ回路
417aの入力a,b,c,dは比較器415a
の入力A1,A2,A3,A4に、ラツチ回路417b
の入力e,f,g,hは比較器415bの入力
A1,A2,A3,A4に、ラツチ回路417cの入力
i,j,k,lは、比較器415cの入力A1
A2,A3,A4にそれぞれこの順に接続してある。
そしてこの2進カウンタ414、比較器415
a,415b,415cによつて構成されるサブ
データ用比較器によつて第18図cに示す波形が
得られる。メインデータに対応する角度θ′はサ
ブデータ用比較器の1セツト信号となつているた
め、θ′の立下がりからサブデータ用比較器出力
の立上がりまでの時間がtとなる。第18図b,
cに示す波形からR−Sフリツプフロツプ410
の出力には第18図dが得られる。
500は選択回路で第1、第4気筒用と第3、
第2気筒用に点火信号を選択すると共にコイルの
充電時間を決める働きをする。その回路図を第1
7図において説明すると、入力501は角度整形
回路110の出力、入力502はクロツク信号発
生回路30の出力c1が入力503はEIG用変換器
400の出力、504はタイミングパルス発生回
路120の出力120aがそれぞれ入つてくる。
デバイダ付10進カウンタ505(RCA社、
CD4017)は前記EIG用変換器400の出力信号
を細いパルスに変換するものである。該出力信号
が“1”から“0”になるとクロツク信号が入り
カウントを始め1カウントすると“1”出力に細
いパルスを発生する。第18図eに示す“9”出
力をクロツクエネーブル端子に接続してリセツト
してから1個のパルスしか出力に発生しないよう
にしている。2進カウンタ506(RCA社、
CD4040)はカウンタ505によりリセツトされ
て、角度整形回路110の出力信号をクロツクと
してカウントする。32個カウントするとNORゲ
ート507を介してカウントを停止する。該カウ
ンタ506の出力は第18図fとなる。カウンタ5
08は本来Dフリツプフロツプであり、出力端
子をD入力に接続して1/2分周2進カウンタと
している。その出力波形は第18図hになる。第
18図gはタイミングパルス発生回路120の出
力120aの信号である。従つて、NORゲート
509の出力は第18図j、NORゲート510
の出力はk図の波形となる。第18図jの波形は
第3第2気筒用点火信号であり、T1は点火時期
で時間t1はコイルの充電時間であり、リングギヤ
の歯数32個分に相当する。第18図k波形は第1
第4気筒用点火信号であり、T2は点火時期であ
り、時間t2はコイルの充電時間でありリングギヤ
の歯数32個分に相当する。j,kの波形をコイル
駆動回路20b,20aで増幅してダブルコイル
40b,40aで点火を行なうことが出来る。コ
イル駆動回路20a,20bは公知のものを用い
ているため説明は省略する。
次にタイマ600について説明する。該回路図
を第19図について説明すると、入力601には
EIG用変換器400の出力が入つてリセツトがか
かり入力602にはクロツク信号発生回路30か
らクロツクC3が入る。そして128個のクロツクが
入るとNORゲート604を介してクロツクが入
らないようにしている。出力Q3はリセツトが入
つてから“1”になるまでの時間は約250μsで
ある。この出力を主演算回路100の入力端子動
作停止入力に入れてやることによつて、点火信号
が出てから約250μsの間は主演算回路100は
作動を停止する。EIG用変換器400の出力が出
てから実際ダブルコイル40a,40bの高電圧
発生までは40μs程度の遅れがあり点火している
時間は約100μs程度でありこの時間主演算回路
100の作動を停止すれば点火ノイズによるシス
テム全体の誤動作を防止できる。無論タイマ60
0EIG用変換器400、EFI用変換器300a,
300bは点火ノイズにより誤動作しないように
しなければ意味がない。
次にダブルコイル40a,40bについて説明
する。
ダブルコイルは第20図に示すように2次巻線
が両端開放となつており、それぞれが360゜位相
のずれた気筒の点火プラグ24a,24bに接続
される。従つて、4気筒エンジンでは2個、6気
筒エンジンでは3個のダブルコイルが必要とな
る。
今、1例として4気筒エンジンの第1気筒と第
4気筒をダブルコイルで駆動した場合の時間的関
係を第21図に示す。
第21図において、第1気筒の正規の点火時期
はSaであり、第1気筒は圧縮行程の終り、第4
気筒は排気行程の終りにあたる。第1、第4気筒
は同時に火花が飛ぶが、気筒内圧力は第1気筒の
方が高いため火花電圧はほぼ第1気筒の点火プラ
グに集中する。第4気筒圧縮行程終りの点火位置
Sbについても同様なことが言え、このことはダ
ブルコイルによる点火では、上死点のみ検出でき
れば行程判別は不用であることを示し、高電圧を
各気筒に分配するためのデイストリビユータを省
くことができる。
なお、上述の実施例は4気筒サイクルエンジン
についてのみ説明したが、本発明は6あるいは8
気筒エンジンについて適用可能であり、その場合
タイミングパルス発生回路120の出力が6気筒
では3種類、8気筒では4種類必要となり、それ
に伴つてEIG用変換器の数も6気筒では3個8気
筒では4個が必要である。
さらに、本実施例ではEFI噴射信号を2グルー
プ、2回噴射/1サイクルとしたが、EFI用比較
器を一つだけとし、1サイクル単位にて全気筒同
時2回噴射とすることもできる。
また本実施例では主演算回路100でEIG,
EFIの演算開始をリングギヤにて2箇所の基準位
置信号をつくり第1の基準信号120aでEIG
を、第2の基準信号120cでEFIの演算開始の
割込信号としているが、さらに他の機能例えば自
動変速電子制御あるいはアンチスキツド電子制御
等の演算を100で統合して演算する場合はそれ
ぞれのクランク角度に同期した基準位置信号をタ
イミングパルス発生回路でつくりこの基準信号を
主演算回路100の割込み信号とすれば良いこと
は当然である。
以上述べたように本発明においては、内燃機関
の制御におけるEIGとEFIとを統合するととも
に、前記機関が所定角回転する毎の角度パルスを
検出する回転角検出手段と、前記内燃機関の基準
回転角を検出して基準角にてリセツトパルスを発
生する基準角検出手段と該基準角のリセツトパル
スと前記角度パルスにて複数の基準位置のパルス
を発生するタイミングパルス発生回路と、点火時
期演算、要求燃料演算を共通的に演算部にて処理
する主演算回路とにより、前記タイミングパルス
発生回路の出力の第1の基準位置により点火時期
演算を、第2の基準位置にて要求燃料演算を第3
の基準位置にて第3の制御機能を、第4の基準位
置にて第4の制御機能演算を開始する割込み信号
として前記主演算回路を時分割制御することによ
つて前記内燃機関の回転に同期した制御が出来る
ので安定したしかも高精度でかつ簡潔な構成の統
合システムを達成できる。また、タイマを附加
し、該タイマの出力信号を前記主演算回路の動作
停止入力にして印加することにより点火火花の前
後の時間だけ前記主演算回路の動作を停止するこ
とにより点火ノイズによる誤動作を軽減出来ると
いうすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明になる内燃機関用電子制御装
置の一実施例を示すもので、第1図は内燃機関の
吸気負圧−噴射パルス特性図、第2図は第1図の
特性選択を示す機関回転数−係数特性図、第3図
は本発明装置の全体構成を示す構成図、第4図は
第3図中のA−D変換器の詳細構成を示す電気結
線図、第5図は第4図の回路の各部信号波形図、
第6図は第3図中の回転角度および基準位置検出
装置を示す詳細構成図、第7図は第3図中の整形
回路の詳細構成を示す電気結線図、第8図は第3
図中のタイミングパルス発生回路の詳細構成を示
す電気結線図、第9図、第10図は第8図の回路
の各部信号波形図、第11図は第3図中の回転数
検出回路の詳細構成を示す電気結線図、第12図
は第3図中の主演算回路にプログラムした進角特
性図、第13図は第3図中の主演算回路の点火時
期制御作動を示す波形図、第14図は第3図中の
EFI用パルス幅変換器の詳細構成を示す電気結線
図、第15図は第14図の回路の各部信号波形
図、第16図は第3図中のEIG用パルス幅変換器
の詳細構成を示す電気結線図、第17図は第3図
中の選択回路の詳細構成を示す電気結線図、第1
8図は第16図のEIG用パルス幅変換器並びに第
17図の選択回路の各部信号波形図、第19図は
第3図中のタイマの詳細構成を示す電気結線図、
第20図は第3図中のダブルコイル点火系を示す
詳細構成図、第21図は第20図のダブルコイル
の作動説明図である。 0……エンジン、1……吸気センサをなす吸入
空気量検出装置、4,5……回転角度センサをな
す基準位置検出装置と角度検出装置、7a,7
b,7c,7d……燃料噴射弁、8a,8b,8
c,8d……点火プラグ、10a,10b……噴
射弁駆動回路、20a,20b……点火コイル駆
動回路、30……クロツク信号発生回路、40
a,40b……ダブルコイル、100……演算部
をなす主演算回路、110……整形回路、120
……タイミングパルス発生回路、130……回転
数検出手段をなす回転数検出回路、200……A
−D変換器、300a,300b……EFI用パル
ス幅変換器、400……EIG用パルス幅変換、5
00……選択回路、600……タイマ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関が所定角回転する毎の回転パルスを
    検出する回転角検出手段と、前記内燃機関の基準
    回転角を検出して基準角にてリセツトパルスを発
    生する基準角検出手段と、この基準角のリセツト
    パルスと前記角度パルスにて複数の基準位置のパ
    ルスを発生するタイミングパルス発生回路と、少
    なくとも点火時期演算並びに要求燃料噴射量演算
    を演算処理する内燃機関用電子制御装置におい
    て、前記タイミングパルス発生回路からの各基準
    位置のパルスを割り込み信号として複数の第1の
    基準位置のパルスにより点火時期演算の処理を他
    の複数の第2の基準位置のパルスにより要求燃料
    噴射演算の処理をそれぞれクランク角に同期して
    時分割的に行なう主演算回路と、点火時期を指示
    する信号によつて所定期間だけ前記主演算回路の
    全ての動作を停止させる信号をこの主演算回路に
    出力するタイマーとを備えたことを特徴とする内
    燃機関用電子制御装置。
JP3273377A 1977-03-23 1977-03-23 Internal combustion engine electronic control device Granted JPS53117134A (en)

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JP3273377A JPS53117134A (en) 1977-03-23 1977-03-23 Internal combustion engine electronic control device
US05/885,076 US4201159A (en) 1977-03-23 1978-03-09 Electronic control method and apparatus for combustion engines
DE2812327A DE2812327C2 (de) 1977-03-23 1978-03-21 Verfahren zur Steuerung eines Verbrennungsmotors und elektronische Steuervorrichtung zur Durchführung des Verfahrens

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