JPS62201820A - 肝機能活性化物質 - Google Patents

肝機能活性化物質

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JPS62201820A
JPS62201820A JP61043392A JP4339286A JPS62201820A JP S62201820 A JPS62201820 A JP S62201820A JP 61043392 A JP61043392 A JP 61043392A JP 4339286 A JP4339286 A JP 4339286A JP S62201820 A JPS62201820 A JP S62201820A
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beans
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Masayoshi Sugawara
正義 菅原
Masayasu Takeuchi
竹内 政保
Saburo Kawamura
川村 三郎
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Japan Maize Products Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
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Japan Maize Products Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、穀類、豆類の外皮より抽出されたヘミセルロ
ースを主成分とする肝機能活性化物質に関する。
「従来技術およびその問題点」 近年、健康食品としてダ・イエタリーファイバが1上目
されている。ダイエタリーファイバとはセルロース、ヘ
ミセルロース、リグニン、ペクチン等を主成分とするも
ので、従来のいわゆる粗繊維と区別され、穀物などに含
まれている植物細胞壁および細胞内容物に含まれる植物
性の難消化性成分だとされている。このようなダイエタ
リーファイバ源としては、広く穀類、豆類の”′ぬか′
が用いられている。
ダイエタリーファイバは、肥満予防ための低カロリー食
品としてだけでなく、血清コレステロールの増減、糖尿
病の予防、中垂炎、大腸ガン、食品中の毒性物質の排除
促進等にも相互関係があるとして注目されている。
しかしながら、ダイエタリーファイバなどの食物繊維と
肝機能との関係に関する報告は少なく、食物繊維がニワ
トリの肝臓の脂質量を減少させる効果があるという報告
がなされている程度である。
「発明の目的」 本発明の目的は、グイエタリーファイバなどの食物繊維
を原料とする新規な肝機能活性化物質を提供することに
ある。
「発明の構成」 本発明者らは、コーンファイバ等の食物繊維の有する生
理活性作用について長年研究を続けてきたが、その過程
で食物H&雄からアルカリ抽出して得た抽出物(ヘミセ
ルロースを主成分とする)が少量で顕著な肝機能活性化
作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った
すなわち、本発明の肝機能活性化物質は、穀類もしくは
豆類の外皮、または穀類もしくは豆類の外皮から澱粉質
、蛋白質、脂質、無機質等を除去した残部より、アルカ
リ抽出してなるヘミセルロースを主成分とする。
本発明の肝機能活性化物質をラットに摂取させた場合、
血液中のGOT 、−GPTが低下することが認められ
る。GOT 、 GPTは、肝fi1等の機能状態を推
測する指標として広く用いられており、一般に肝臓障害
を起したときはGOT 、 GPTが上昇し、肝機能が
正常化に向うときはGOT 、 GPTが減少する傾向
がある。したがって、本発明の肝機能活性化物質は、肝
1藏機能を増進させ、正常化させる効果があると考えら
れ、各種肝臓疾患に対する治癒、予防あるいは機能の正
常化に利用できる可能性を有している。
本発明の肝機能活性化物質の原料としては、穀類もしく
は豆類の外皮が使用される。穀類の外皮としては、例え
ばとうもろこしの外皮、米糠、大麦ふすま、はと麦ふす
ま、カラス麦ふすま、ライ麦ふすまなどが使用できる。
また、豆類の外皮としては1例えば大豆、小豆、えんど
う豆などの外皮が使用できる。
本発明では、これらの穀類もしくは豆類の外皮をそのま
まアルカリ抽出してもよいが、これらの穀類もしくは豆
類の外皮から澱粉質、蛋白質、脂質、無機質等を除去し
た残部を用いてアルカリ抽出した方が以後の抽出精製が
容易となるので好ましい。穀類もしくは豆類の外皮から
澱粉質、蛋白質、脂質、無機質等を除去する方法として
は、酵素処理、化学的処理、物理的処理のいずれでもよ
く、またこれらを適宜組合せて処理してもよい。
酵素処理は、例えばα−アミラーゼ、グルコアミラーゼ
等の澱粉分解酵素、プロテアーゼ等の蛋白分解酵素、リ
パーゼ等の脂質分解酵素、セルラーゼ等の繊維素分解酵
素をPH3〜9、温度30〜100°Cの条件下に添加
作用させて処理することにより行なわれる。化学的処理
は、上記穀類もしくは豆類の外皮に鉱酸、有機酸の水溶
液を添加し、PH2〜5の条件下に加熱するかまたは食
品用界面活性剤を添加し、PH3〜8の条件下に熱処理
することにより行なわれる。物理的処理は、上記穀類も
しくは豆類の外皮をホモジナイザー、ハンマーミル等の
粉砕機で粉砕した後、篩別することにより行なわれる。
なお、穀類もしくは豆類の外皮をそのままアルカリ抽出
した後、蛋白質、澱粉質、脂質、灰分等を除去してもよ
い。
アルカリ抽出は、例えば水酸化ナトリウム水溶液などの
アルカリ水溶液を添加して混合し、非セルロース性多糖
類の区分を溶出させることによって行なわれる0本発明
の肝機能活性化物質は、このアルカリ抽出液を中和して
未精製のまま得ることもできるが、この中和物をさらに
以下のような操作で精製して得ることもできる。すなわ
ち、中和によって沈澱した蛋白質を遠心分離などの手段
で分離除去し、さらに必要に応じて、その上澄液ヲ透析
、エチルアルコール、イオン交換樹脂膜処理、限外−過
膜処理、アルコール精製、r剤処理等の単独または適宜
組合せにより精製することによって任意の純度のヘミセ
ルロース成分を含む本発明の肝機能活性化物質を得るこ
とができる。
例えば上記のようにして得られた本発明の肝機能活性化
物質は、ヘミセルロースを主成分とし、これに若干のリ
グニン、セルロース、灰分等が含有されたものからなっ
ている。そして、本発明の肝機能活性化物質を少量ずつ
定期的に摂取することにより、肝臓機能が増進され、各
種肝臓疾患に対する治癒あるいは予防がなされる。本発
明の肝機能活性化物質は、抽出液、濃縮液あるいは乾燥
粉末などとして製品化できる。乾燥粉末とした場合でも
、非常に水に溶けやすく、均質な溶液となりやすいので
、調製が容易である。したがって、そのまま健康飲食品
、医薬品として利用可能であり、また、飲食品に少量添
加することにより、飲食品の風味、食感を害することな
く生理活性を付与することもできる。
「発明の実施例」 実施例1 コーンファイバ(トウモロコシ外皮) 100 g t
tS立容の三角フラスコに採る。グルコアミラーゼ(長
潮産業(株)製、I XIO’ GUN/g) 5gを
蒸留水4文に溶かして2紙で一過し、r液に0.2M酢
酸塩緩衝液(PH4,8) 1 Mを加えて調製したグ
ルコアミラーゼ溶液51およびトルエン数滴を上記コー
ンファイバに加えて40°Cで24時間保った。これを
ガラスフィルター(151G3)で−過し、残渣を水で
洗浄した後、2文言三角フラスコに移し、0.5N水酸
化ナトリウム液1文を加え、容器内に窒素ガスを充満さ
せ、ゴム栓で密栓して室温で18時時間上う(130ス
トロ一ク/分)することにより、アルカリ可溶の非セル
ロース性多糖類区分の抽出を行なった。このものを遠心
分ill (3000rp+e 、  19分)して液
部を氷酢酸で中和し、トリクロール酢酸を最終濃度が7
%になるように添加して蛋白質を沈澱させた。沈澱物を
遠心分! (5000rpm 、  10分)して除去
し、得られた分離液(約700mM )に水を加えて約
1.51とした後、セロファンチューブを用いて3日間
、流水中で透析した。透析内容物が中性になったのを確
認した後、約4倍量のエチルアルコール(最終1度80
%以上)を加え、−夜装置して沈澱物を充分に生成させ
た。この沈澱物を遠心分III (4000rpm 、
 10分)して採取し、蒸留水1交に溶解させ、凍結乾
燥して淡色の本発明品13gを得た。これを粉末とし、
実験に供した。その組成を第1表に示す、なお。
組成の分析はSouthgate法に従った。
(以下、余白) 第1表 試験例 ラット(4退会、Wistar系、雄)1群6匹を第2
表に示す飼料で21日間飼育した。そして、ラットを解
剖し、心臓より血液を採り、遠心分離して血清を分離し
、GOT 、GPTを測定した。GOT、GPTの測定
は、「イアトロザイムTA−LQJ(商品名、ヤトロン
(株)製)を用いて公知の酵素法により行なった。その
結果を第3表に示す。
(以下、余白) 第2表 第3表 第2表および第3表から、実施例1で得られたヘミセル
ロースを主成分とする物質を添加した飼料を用いた群で
は、通常の飼料を用いた群に比べて、いずれもGOT 
、 GPTが減少していることがわかる。したがって、
ヘミセルロースを主成分とする物質を添加することによ
り、肝機能が活性化されたと考えられる。
実施例2 大麦ふすまを10%となるように水に投入し、これをヒ
スコトロンで10分間処理した後、48meshの篩を
用い、流水でよく洗浄しながら篩分けをする。こうして
得られた篩上のふすま2部を、2%水酸化ナトリウム溶
液10部に投入し、これを攪拌しなからヘミセルロース
成分を抽出する。抽出終了後、塩酸で中和し、遠心分離
してその上澄液を得る。この上澄液を吸着樹脂で脱色し
、イオン交換樹脂で脱塩し、さらに活性炭で処理した後
、これを濃縮して凍結乾燥を行って本発明品を得た。
その組成を第4表に示す0組成の分析は、Southg
ate法に従った。なお、上記において、乾燥はスプレ
ードライヤ、ドラムドライヤ等の装置を用いて行なうこ
ともできる。
第4表 この物質について、上記試験例と同様な試験を行なった
ところ、実施例1の物質とほぼ同様な肝機能活性化作用
が確認された。
実施例3 米糠をソックスレー抽出器で処理して脂肪分を除去する
。この脂肪除去物を用いて実施例1と同様な操作により
、ヘミセルロースを主成分とする本発明の物質を得た。
この物質について、前記試験例と同様な試験を行なった
ところ、実施例1の物質とほぼ同様な肝機能活性化作用
が確認された。
実施例4 大豆を水に浸漬して膨潤させ、手で皮をむいて大豆外皮
を得た。この大豆外皮をホモジナイザーで処理して微粉
化した。この大豆外皮粉末を乾燥した後、0.5Nの水
酸化ナトリウム水溶液で抽出し、遠心分離して得た上澄
液を酢酸で中和した後−過した。得られた分離液を限外
r′II4膜(分画分子量10,000)を用いて濃縮
、脱塩して濃縮液を得た。この濃縮液を乾燥せずにその
まま用いて、前記試験例と同様な試験を行なったところ
、実施例1の物質とほぼ同様な肝機能活性化作用が確認
された。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、各種穀類もしく
は豆類よりアルカリ抽出して得られるヘミセルロースを
主成分とする物質により、肝機能活性化作用を得ること
ができ、各種肝臓疾患に対する#3癒や予防あるいは肝
機能の正常化作用が期待できる。また、毒性や副作用は
全くないので、日常の食生活の中で気軽に摂取すること
ができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)穀類もしくは豆類の外皮、または穀類もしくは豆
    類の外皮から澱粉質、蛋白質、脂質、無機質等を除去し
    た残部より、アルカリ抽出してなるヘミセルロースを主
    成分とすることを特徴とする肝機能活性化物質。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記穀類の外皮
    は、とうもろこしの外皮、米糠、大麦ふすま、はと麦ふ
    すま、カラス麦ふすま、ライ麦ふすまより選ばれた一種
    である肝機能活性化物質。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、前
    記豆類の外皮は、大豆、小豆またはえんどう豆の外皮で
    ある肝機能活性化物質。
JP61043392A 1986-02-28 1986-02-28 肝機能活性化物質 Expired - Lifetime JPH0678236B2 (ja)

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JPH0678236B2 JPH0678236B2 (ja) 1994-10-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242530A (ja) * 1988-03-25 1989-09-27 Nippon Shokuhin Kako Co Ltd 脂肪肝抑制物質
EP1134288A2 (en) * 2000-03-14 2001-09-19 Fuji Oil Co., Ltd Process for producing water soluble polysaccharides, and method for clarifying watersoluble polysaccharide aqueous solutions
US20100062089A1 (en) * 2007-03-13 2010-03-11 Sapporo Breweries Limited Ameliorating or prophylactic agent for metabolic syndrome, and beverage, food and feed each comprising the same

Cited By (4)

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US20100062089A1 (en) * 2007-03-13 2010-03-11 Sapporo Breweries Limited Ameliorating or prophylactic agent for metabolic syndrome, and beverage, food and feed each comprising the same

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