JPS62200020A - バヨネット式ロック装置を備えた軸ジャーナル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技監立夏 本発明は、環状要素を軸ジャーナルに軸方向に位置固定
するためのスライド式ロック装置を備えた軸ジャーナル
に関し、特に圧延ロールのロール軸受のための液圧式引
抜き装置の内側シリンダをロールジャーナルに位置固定
するためのスライド式ロック装置を備えた軸ジャーナル
に関するものである。

従」４虹髄 従来、軸のジャーナルをスライド式ロック装置に対して
整向させるためには、軸ジャーナルに環状溝を具備させ
且つ予じめ支承されている軸ジャーナル端部に周方向に
配分された破断部を具備させて、スライド式ロック装置
の回動可能な部分を。

即ちスライドリングを環状溝の位置までスライドさせ、
次にスライドリングを回動させることによって、軸ジャ
ーナルに装着されている環状要素を軸方向に位置固定す
ること、即ちストッパーに当てて位置固定することが必
要であった。しかしながら、ただ１つの環状溝だけを有
し、しかも予じめ支承されている軸ジャーナル端部が閉
じたリングフランジを有しているような軸ジャーナルの
場合には、閉じたリングフランジに機械的な処理により
周方向に破断部を分布させねばならない。このような後
処理は例えば米国特許第３６２７３８８号公報に記載の
、液圧式引抜き装置を備えたロールジャーナル軸受の場
合に必要である。ロールジャーナルの端部に設けられた
環状溝は、分割された締付はリングを受容するためのも
のである。

この種のロールジャーナル軸受に、分割された締付はリ
ングの代わりにスライド式ロック装置を備えさせたい場
合には、上述のようにロールジャーナル端部に機械的な
処理を施さねばならないので経費が嵩んでしまう。

ｌ−血 本発明の目的は、すでに環状溝を具備している軸ジャー
ナルに、特にロールジャーナルにスライド式ロック装置
を備えさせることができるようにすることである。

１廣入ブ羞來 本発明は、上記目的を達成するため、スライド式ロック
装置の、周方向に交互に分配されている破断部と支持面
とを具備する定置の支持部分が、結合要素によって結合
可能な２つの支持リング部分を有し、これらの支持リン
グ部分が、軸ジャーナルの環状溝に嵌入する内側リング
フランジ部分を有していることと、面支持リング部分の
少なくとも一方が回動阻止手段を介して軸ジャーナルと
相対回転不能に結合されていることと、位置固定される
べき環状要素にして、前記定置の支持部分に対応して周
方向に交互に分配されている支持面と破断部とを具備す
る環状要素が、スライド式ロック装置の回動可能な部分
であることを特徴とするものである。

環状溝にて軸方向に位置固定される回動不能の組み立て
式の支持リングは、破断部を具備している、いわゆる１
１クローバ形”のロールジャーナルの端部の代用となる
ものである０本発明の目的に従えば、軸ジャーナル端部
は閉じたリングフランジであるので、支持リングは分割
されているにもかかわらず既存の環状溝に取り付けられ
る。スライド式ロック装置を完成させるためには、軸ジ
ャーナルに位置固定されるべき環状要素に、内側へ方向
づけられ周方向に交互に分配して設けられる支持面と破
断部を備えさせて、定置の支持リングを介して環状要素
をスライドさせ、スライドロック方向に回転させること
によって位置固定させるだけでよい。

組み立て式の支持リングの分割面が、破断部の間に配置
され直径方向に対向する２つの支持面を通っているのが
合目的である。このように構成すると、場所的な理由か
ら支持面の″肩″を有効に利用することができる。さら
に支持面がリングフランジ部分よりも軸方向に大きなサ
イズをもっており、この結果支持リングが、軸側の環状
溝の外側で、ジャーナル端部に設けられるリングフラン
ジの平らな周面と重なって、ここで支持されるようにす
るのが有利である。この場合、周方向に配分される支持
面の内径は必然的にリングフランジの径に等しくなる。

位置固定されるべき回動可能な環状要素の開閉及び引抜
きを容易にするため、本発明の他の構成によれば、軸ジ
ャーナルの１位置固定されるべき環状要素に関係づけら
れる領域に、半径方向に延びる少なくとも１つのストッ
パーピンが設けられ、該ストッパーピンは、スライド式
ロック装置の回動可能な部分の破断部の１つと次のよう
な位置関係にあり、即ち設けられた破断部と支持面の数
量に依存した回動可能な部分の位置調整角が制限される
ような位置関係にある。

夫應叢 次に、本発明の１実施例を添付の図面を用いて説明する
。

圧延機のロールスタンドのロール１は、ロールジャーナ
ル２と該ロールジャーナル軸端に設けられる閉じたリン
グフランジ３との間に環状溝４を有している。公知のロ
ール支持構造の場合、環状溝４は分割された締付はリン
グを装着するために用いられる。ロール支持構造で重要
なことは、リングピストン６が付設されている液圧式引
抜き装置の内側シリンダ５を、後処理の必要なしにスラ
イド式ロック装置を用いてロールジャーナル２の前記リ
ングフランジに軸方向に位置固定すること、即ち締付は
固定することである。内側シリンダ５は通常のごとく雄
ねじを具備しており、この雄ねじに締付はリング７を取
り付けることができる。

締付はリング７には、鉤スパナ用の穴７ａが周方向に配
分して設けられ、締付はリング７をリングピストン６に
対して締めることができるようになっている。内側シリ
ンダ５とリングピストン６と締付はリング７との作用的
な関係は公知であるので、詳細な説明は省略する。

ロールジャーナル２の環状溝４は、スライド式ロック装
置の支持部分を位置固定するために用いる。この支持部
分は、第１図かられかるように２つの支持リング部分６
と６′を有している。支持リング部分６と６′は１周方
向に配分して設けられ半径方向に突出している支持面６
ａ、６ａ’　をそれぞれ具備している。支持リング部分
６と６′の分割面Ｔは、分割されていない他の２つの支
持面６ａ、６ａ’に対して半孤度の、直径方向に対向す
る支持面６ａ、６ａ’　を通って延びているので、ねじ
８または他の結合手段を設けやすくなっている。なおね
じ８または他の結合手段は１両支持リング部分６，６′
をロールジャーナル２の環状溝４で結合させて、スライ
ド式ロック装置の閉じた支持リングを形成させるために
用いる。このことは、環状溝４に嵌入し前記閉じた支持
リングを軸方向に位置固定している内側のリングフラン
ジ部分６ｃと６ｃ’　に対しても適用できる。第２図の
切断線は、半径方向に突出している支持面６ａと６ａ’
の間の破断部５ｂの１つを通って延びているが、この切
断線は分割面Ｔに沿って延びているので１片方の支持面
６ａと支持リング部分６の内側リングフランジ部分６ｃ
とを第２図の上半分で断面にて示した。

内側シリンダ５の、ロールジャーナル２に位置固定され
る部分は、周方向に配分され内側へ向けられた複数個の
支持面５ａを備える閉じた環状部分である。第１図では
支持面の１つを輪郭に沿ったハツチングで示した。支持
面６ａの間には、支持リング部分６と６′の破断部５ｂ
に対応する破断部６ｂが設けられている。従って内側シ
リンダ５は、その支持面５ａが組み立てた支持リング６
゜６′の破断部６ｂと一致する回転状態で、軸方向にロ
ールジャーナル２を越えた位置まで移動することができ
、このとき１回転することによって定置の支持部分をロ
ックさせる。このロック位置で内側シリンダ５の支持面
５ａは、第１図に示すように１組み立てられた支持部分
６，６′の支持面６ａ、６ａ″の後方に位置する。

支持リング部分６の内側リングフランジ部分６Ｃは溝９
（第１図）を有している。溝９には、軸側のフェザ−キ
ー１０（第２図）の一部が、即ち環状溝４の幅方向に延
びている部分が嵌入する。

従って支持リング６．６′はロールジャーナル２に回動
不能に位置固定されている。他の回動阻止手段を用いて
支持リング６をロールジャーナルに回動不能に位置固定
することもできる。

第２図かられかるように、支持面６ａ（もちろん支持面
６ａ’　も）は、ロールジャーナル２（その外径はＯａ
　）のリングフランジ３の外側面を越えた位置まで延び
ている。従って支持面６ａ、６ａ′は、リングフランジ
部分６ｃ、６ｃ’　よりも軸方向に大きなサイズをもつ
ように形成されている。

ロールジャーナル２の５位置固定されるべき内側シリン
ダ５に関係づけられた領域には、半径方向に延びる２つ
のストッパーピン１２が対角線方向に設けられている。

２つのストッパーピン１２は、内側シリンダ５の破断部
５ｂに対しである特定の位置関係にある。２つのストッ
パーピン１２は、対角線方向に対向している２つの破断
部５ｂと整列している面内にあり、従って内側シリンダ
５をストッパ−ピン１２に当てることなく内側シリンダ
５を支持リング６．６′に装着することができる。他方
上記のストッパーピンは、回動可能な内側シリンダ５の
位置調整角を制限するように前記面の縁に配置されてい
る。第１図に図示したスライド式ロック装置のロック位
置では、ストッパーピン１２は内側シリンダ５の回転を
時計方向で制限している。というのもストッパーピン１
２が内側シリンダ５の各支持部分５ａの側面に当たるか
らである。ロックを解除するには、ストッパーピン１２
が隣りの支持面５ａに当たるまで内側シリンダ５を反時
計方向に回動させる。このように内側シリンダ５の位置
調整角が制限されており、内側シリンダ５のロック装置
もロック解除装置も設けられている。

第１図に図示したスライド式ロック装置のロック装置を
位置固定するため、２つの整列している破断部に位置固
定キー１４が装着されている。位置固定キー１４は、締
付はリング７に差し込まれたねじ１５を用いてリングピ
ストン６に固定する。

位置固定キー１４の、ロールジャーナル２に平行な部分
１４ａは、分割された支持リング６．６′に差し込まれ
ているばかりでなく、隣接する内側シリンダ５の２つの
支持面５ａの間にも差し込まれている。

支持リング部分６，６′の内径は、支持面６ａ。

６ａ’の領域ではロールジャーナル２のリングフランジ
３の外径Ｄ３に等しい。またリングフランジ部分６ｃ、
６ｃ’の内径は、ロールジャーナル２の環状溝４の外径
り、に等しい。

【図面の簡単な説明】

第１図はスライド式ロック装置を備えたロールジャーナ
ルをロック位置で示した図、第２図は第１図の線■−Ｈ
による断面図である。 １・・・ロール ２・・・ロールジャーナル ５・・・内側シリンダ ５ａ・・・内側シリンダの支持面 ５ｂ・・・破断部 ６．６′・・・支持リング部分 ６ａ、６ａ’・・・支持リング部分の支持面６ｃ、６ｃ
’・・・リングフランジ部分１２・・・ストッパーピン

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）環状要素を軸ジャーナルに軸方向に位置固定する
   ためのスライド式ロック装置を備えた軸ジャーナルにお
   いて、スライド式ロック装置の、周方向に交互に配分さ
   れている破断部（６６）と支持面（６ａ、６ａ′）とを
   具備する定置の支持部分が、結合要素によって結合可能
   な２つの支持リング部分（６、６′）を有し、これらの
   支持リング部分（６、６′）が、軸ジャーナル（２）の
   環状溝（４）に嵌入する内側リングフランジ部分（６ｃ
   、６ｃ′）を有していることと、両支持リング部分（６
   、６′）の少なくとも一方が回動阻止手段を介して軸ジ
   ャーナル（２）と相対回転不能に結合されていることと
   、位置固定されるべき環状要素（５）にして、前記定置
   の支持部分に対応して周方向に交互に配分されている支
   持面（５ａ）と破断部（５ｂ）とを具備する環状要素（
   ５）が、スライド式ロック装置の回動可能な部分である
   ことを特徴とするスライド式ロック装置を備えた軸ジャ
   ーナル。
2. （２）組み立てられる支持リング部分（６、６′）の分
   割面（Ｔ）が、直径方向に対向する２つの支持面（６ａ
   、６ａ′）を通っていることを特徴とする、特許請求の
   範囲第１項に記載のスライド式ロック装置を備えた軸ジ
   ャーナル。
3. （３）支持面（６ａ、６ａ′）が、リングフランジ部分
   （６ｃ、６ｃ′）よりも軸方向に大きなサイズをもって
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第２項に記載の
   スライド式ロック装置を備えた軸ジャーナル。
4. （４）軸ジャーナル（２）の、位置固定されるべき環状
   要素に関係づけられる領域に、半径方向に延びる少なく
   とも１つのストッパーピン（１２）が設けられ、該スト
   ッパーピン（１２）は、スライド式ロック装置の回動可
   能な部分の破断部（５ｂ）の１つと次のような位置関係
   にあること、即ち設けられた破断部と支持面の数量に依
   存した回動可能な部分の位置調整角が制限されるような
   位置関係にあることを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項に記載のスライド式ロック装置を備えた軸ジャーナル
   。