JP2628746B2 - 長尺物巻取装置 - Google Patents

長尺物巻取装置

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JP2628746B2 JP7520389A JP7520389A JP2628746B2 JP 2628746 B2 JP2628746 B2 JP 2628746B2 JP 7520389 A JP7520389 A JP 7520389A JP 7520389 A JP7520389 A JP 7520389A JP 2628746 B2 JP2628746 B2 JP 2628746B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシート、ケーブル、テープ等の長尺物をロー
ル状に巻き取るための長尺物巻取装置に関する。
(従来の技術) 従来、長尺物を巻胴にロール状に巻き取った後、この
巻胴の径を縮小することにより、この巻胴からロール状
の長尺物を抜き取れるようにした長尺物巻取装置とし
て、実公昭56−2699号公報(以下、第1装置という)、
実公昭56−52223号公報(以下、第2装置という)、及
び実公昭58−6830号公報(以下、第3装置という)がそ
れぞれ公知である。
第1装置は、巻胴を構成する複数の胴分割片が送りね
じの回転によって直線移動する支持ブロックに鍔棒を介
して連結され、支持ブロックを一方向へ移動させると各
胴分割片が送りねじから離間する方向に変位することに
より巻胴の径が拡大し、また、支持ブロックを他方向へ
移動させると各胴分割片が送りねじに接近する方向に変
位することにより巻胴の径が縮小するようにしたもので
ある。
第2装置は、スライドボールがリテーナーリングを介
してスプリングにより、固定フランジ側に押し付けられ
ていることによって、巻胴を構成する複数の胴分割片が
径収縮スプリングの付勢力に抗して外方(径拡大方向)
へ押圧変位し、これによって巻胴の径が拡大し、また、
リテーナリングを軸線方向の一方向に押圧してスライド
ボールを同方向に移動させ、このスライドボールの固定
フランジ側の押し付けを解除すると、径収縮スプリング
の付勢力により各胴分割片が内方(径縮小方向)に変位
し、これによって巻胴の径が縮小するようにしたもので
ある。
第3装置は、油圧シリンダの作動により環状伝導部材
がテーパ面に沿って軸線方向の一方向へ変位することに
よって、巻胴を構成する複数の胴分割片が外方(径拡大
方向)に変位し、これによって巻胴の径が拡大し、ま
た、油圧シリンダの作動により環状伝動部材が軸線方向
の他方向に変位することによって、各胴分割片が内方
(径縮小方向)に変位し、これによって巻胴の径が縮小
するようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の第1〜第3装置の全てのものは、各胴
分割片が外方に変位して巻胴径が拡大した状態では、各
胴分割片の互いに隣接する分割端縁部が離間し、逆に、
各胴分割片が内方に変位して巻胴径が縮小した状態で
は、各胴分割片の互いに隣接する分割端縁部が接近する
ようになっている。このため、第1〜第3装置にあって
は、長尺物の巻取始端部を各胴分割片の互いに隣接する
分割端縁部相互間に挾持固定することができない。従っ
て、第1装置では、鍔に孔を穿設し、この孔から長尺物
の巻取始端部を鍔外方に引き出し、この巻取始端部を紐
等により鍔外面に固定したり、第2装置では、長尺物の
巻取始端部を挿入し、この巻取始端部を紐等により、互
いに隣接する分割端縁部相互間に架設された径収縮スプ
リングのガイドに固定しなければならないので、巻胴に
対する長尺物の巻取始端部の固定が面倒であるという問
題があった。
また、第3装置では、巻胴を構成する複数の胴分割片
の1つにスリットを設け、このスリット内に長尺物の巻
取始端部を差し込んで固定するようになっているが、こ
のスリットは、その幅が一定のため、長尺物の厚さや太
さ等がスリット幅に対応しない場合、円滑且つ確実に固
定することができないという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、長尺物の
厚さや太さが変わっても、その巻取始端部を巻胴に対し
て簡単且つ確実に固定できるようにした長尺物巻取装置
を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の長尺物巻取装置は、
回転軸と、該回転軸と一体回転すると共に、その軸線に
沿って往復動するスライドロッドと、前記回転軸の外周
に配設され、周方向に複数に分割された胴分割片と、前
記回転軸に相対回転不可能に装着された固定カラーと、
この固定カラーを挟んで前記回転軸の外周に相対回転可
能にそれぞれ装着され、前記スライドロッドの往復動に
伴って互いに逆方向に相対回転する回転カラーと、前記
各胴分割片に各一端が回動自在に連結された第1のリン
クアーム及び第2のリンクアームとを備え、隣接する胴
分割片の、各前記第2のリンクアームの他端は、前記固
定カラーに回動自在に連結され、各前記第1のリンクア
ームの他端は、それぞれ前記固定カラーを挟んで装着さ
れた回転カラーに回動自在に連結されたことを特徴とす
るものである。
(作用) いま、スライドロッドの往動又は復動に伴って各回転
カラーが互いに逆方向に相対回動して、互いに隣接する
胴分割片の第2のリンクアームの、固定カラーに連結さ
れた前記他端に向かって、第1のリンクアームの、回転
カラーに連結された前記各他端が接近すると、当該隣接
する胴分割片は回転軸に対して離間する方向に変位する
と共に、互いの隣接する端縁部が接近するので、この互
いに隣接する胴分割片の端縁部相互間に、長尺物の巻取
始端部を挾持固定できる。
また、各回転カラーを上述とは逆方向に、互いに相対
回動させると、上述とは逆に巻胴に巻き取られた長尺物
を巻胴から抜き外すべく各胴分割片を回転軸に接近する
方向(径縮小方向)に変位させることができ、これら各
胴分割片の互いに隣接する端縁部が離間するので、長尺
物巻取始端部の挾持固定が解除される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第
1図は本発明の長尺物巻取装置の断面図、第2図は同一
部を省略した側面図であり、両図中1は長尺物巻取装置
で、回転軸2と、スライドロッド3と、複数、例えば2
個の固定カラー4a,4bと、複数、例えば4個の回転カラ
ー5a〜5dと巻胴6とを具備している。
回転軸2は長軸中空円筒体からなり、その両端部が軸
受7、8を介して両側支持壁9、9′に回転自在に支持
され、モータ等の駆動機構(図示省略)によって回転駆
動される。
スライドロッド3は、回転軸2と略同一軸長とされ、
該回転軸2内にその軸線方向に沿って所定ストローク往
復動自在に且つこ回転軸2と一体回転自在に挿通されて
いる。スライドロッド3の一端部(図中右端部)は、一
側支持壁9の挿通孔10内に回転自在に且つ軸線方向に移
動自在に挿通されている。スライドロッド3の一端部
は、シリンダ機構11のピストンロッド12の外端部のカッ
プリング13に軸受14を介して回転自在に且つこのピスト
ンロッド12と一体に軸線方向に移動自在に連結されてい
る。シリンダ機構11は空気圧或は油圧等の流体圧にて駆
動するもので、そのシリンダ11aは一側支持壁9の外側
面に固定されている。そして、シリンダ機構11によりス
ライドロッド3が往復駆動される。
固定カラー4a,4bは、短軸中空円筒体よりなり、回転
軸2の両端側外周面にそれぞれ嵌合されて、固定ボルト
15により、回転軸2の外周面に相対回転不可能に固定さ
れている。
回転カラー5a〜5dは固定カラー4a,4bと同様の短軸中
空円筒体よりなり、第1、第2回転カラー5a,5bは、第
1固定カラー4aの両端側に、第3、第4回転カラー5c,5
dは第2固定カラー4bの両端側にそれぞれ位置して回転
軸2の外周面に相対回転自在に嵌合されている。
各回転カラー5a〜5dの周側壁両側部には傾斜ガイド孔
16a〜16dがそれぞれ穿設されている。各固定カラー4a,4
bの一端側(図中右端側)にそれぞれ位置する第1及び
第3回転カラー5a,5cの傾斜ガイド孔16a,16cの傾斜方向
と、各固定カラー4a,4bの他端側(図中左端側)にそれ
ぞれ位置する第2及び第4回転カラー5b,5dの傾斜ガイ
ド孔16b,16dの傾斜方向は互いに逆向きになっている。
各回転カラー5a〜5dの両側傾斜長孔16a〜16d内には係
合ピン17a〜17dの両端部が摺動自在に係合されている。
各係合ピン17a〜17dは、スライドロッド3にその径方向
に貫通して固定されている。各係合ピン17a〜17dのと両
端側は、これら各係合ピン17a〜17dに対応して回転軸2
の周側壁両側部にその軸線方向に沿って穿設された水平
ガイド孔18a〜18d内を摺動自在に介して、各回転カラー
5a〜5dの傾斜ガイド孔16a〜16d内に係合されている。
従って、スライドロッド3は水平ガイド孔18a〜18dの
軸長範囲内で往復動すると共に、その往復動に伴い各回
転カラー5a〜5dが所定角度(傾斜ガイド孔16a〜16dの傾
斜各範囲内)で正逆回転し得るようになっている。この
場合、各固定カラー4a,4bの一端側と第1、第3回転カ
ラー5a,5cの回転方向と各固定カラー4a,4bの他端側の第
2,第4回転カラー5b,5dの回転方向は、それらの傾斜ガ
イド孔の傾斜方向が互いに逆向きとなっているので、互
いに逆向きとなる。スライドロッド3に固定された係合
ピン17a〜17dが回転軸2の水平ガイド孔18a〜18d内に摺
動自在に係合しているため、スライドロッド3は回転軸
2と一体回転すると共にその軸線方向に沿って往復動す
る。
各回転カラー5a〜5dの、各固定カラー4a,4bと反対側
の側端に位置して回転軸2の外周面にはリング状のスト
ッパカラー19a〜19dが嵌合されて、固定ボルト20により
回転軸2の外周面に相対回転不可能に固定されている。
従って、各回転カラー5a〜5dは、固定カラー4a,4bとス
トッパカラー19a〜19dとの間に介装された状態となって
いて、軸線方向に濫りに動かないようになっている。
巻胴6は、第3図及び第4図に示す如く、周方向に複
数、例えば4つに分割された胴分割片21,22,23,24より
なる。これら各胴分割片21〜24は互いに同一構成で、第
1図に示す如く回転軸2の軸長より若干長く設定され且
つ第3図及び第4図に示すように、断面円弧状をなす主
板21a,22a,23a,24aの両側縁に中心側に向かって分割端
縁部21b,22b,23b,24bを折曲形成してなる。
各胴分割片21〜24は、リンク機構25,26,27,28を介し
て固定カラー4a,4bと回転カラー5a〜5dに連結されてい
る。即ち、各胴分割片21〜24の主板21a〜24aの両端側内
側面には取付ケブラケット29a〜29dがそれぞれ固定され
ている。また、各固定カラー4a,4bの外周面には取付ブ
ラケット30a,30bがそれぞれ固定されている。更に、各
回転カラー5a〜5dの外周面には取付ブラケット31a〜31d
がそれぞれ固定されている。そして、第1の胴分割片21
及びこれと対向する第3の胴分割片23の主板21a,23aの
取付ブラケット29a,29cに第1,第3リンク機構25,27の第
1リンクアーム25a,27a及び第2リンクアーム25b,27bの
一端が回動自在に連結され且つ第1,第3リンク機構25,2
7の第1リンクアーム25a,27aの他端は、各固定カラー4
a,4bの他端側(第2側中左端側)にそれぞれ位置する第
2,第4回転カラー5b,5dの取付ブラケット31b,31dに回動
自在に連結されていると共に、第1,第3リンク機構25,2
7の第2リンクアーム25b,27bの他端は、各固定カラー4
a,4bの取付ブラケット30a,30bに回動自在に連結されて
いる。
第2の胴分割片22及びこれと対向する第4の胴分割片
24の主板22a,24aの取付ブラケット29b,29dに第2,第4リ
ンク機構26,28の第1リンクアーム26a,28a及び第2リン
クアーム26b,28bの一端が回動自在に連結され、且つ第
2,第4リンク機構26,28の第1リンクアーム26a,28aの他
端は、各固定カラー4a,4bの一端側(図中右端側)にそ
れぞれ位置する第1,第3回転カラー5a,5cの取付ブラケ
ット31a,31cに回動自在に連結されていると共に、第
2、第4リンク機構26,28の第2リンクアーム26b,28bの
他端は各固定カラー4a,4bの取付ブラケット30a,30bに回
動自在に連結されている。
これにより、第1〜第4回転カラー5a〜5dの正逆回転
に伴い第1〜第4リンク機構25〜28を介して第1〜第4
の胴分割片21〜24が、対応する第1〜第4回転カラー5a
〜5dとそれぞれ同方向に回転しながら回転軸2と接離す
る方向に変位することにより、巻胴6の径を拡大及び縮
小し得るようになっている。
そして、各胴分割片21〜24が回転軸2から離間する方
向(径拡大方向)に変位したとき、互いに隣接する第1,
第2の胴分割片21,22の組の分割端縁部21bと22b及び第
3,第4の胴分割片23,24の組の分割端縁部23bと24bがそ
れぞれ接近する。また、各胴分割片21〜24が回転軸2に
接近する方向(径縮小方向)に変位したとき、第1,第2
の胴分割片21,22の組の分割端縁部21bと22b及び第3,第
4の胴分割片23,24の組の分割端縁部23bと24bがそれぞ
れ離間する。
第1図中32は、巻胴6の両端側にそれぞれ配設された
フランジ(鍔)であって、巻胴6に長尺物が巻き取られ
るとき、この長尺物が巻胴6の端部から濫りに抜け外れ
ないように阻止する。なお、これらフランジ32は、巻き
取られた長尺物を巻胴6から抜き外すとき、その抜き外
し作業に支障をきたさないように設けられている。
次に、上記構成になる長尺物巻取装置の動作を説明す
る。第1図及び第3図は巻胴6の径が最も縮小した状態
にあり、第1,第2の胴分割片21,22の組の分割端縁部22
b,22b相互間及び第3,第4の胴分割片23,24の組の分割端
縁部23b,24b相互間の間隙Lは最大となっている。
この第1図及び第3図の状態よりシリンダ機構11のピ
ストンロッド12を第2図中右方向へ作動させてスライド
ロッド3を第1図及び第2図中右方向へ最大限スライド
させると、これに固定された係合ピン17a〜17dもスライ
ドロッド3と一体に右方向へ移動する。これら係合ピン
17a〜17dに第1〜第4回転カラー5a〜5dの傾斜ガイド孔
16〜16dが係合しているため、第1,第3回転カラー5a,5c
は第3図中反時計方向に回転すると共に、第2,第4回転
カラー5b,5dは第3図中時計方向に回転する。第1,第3
回転カラー5a,5cの回転に伴い第2,第4の胴分割片22,24
が第2,第4リンク機構26,28を介して第3図中反時計方
向に回転しながら回転軸2から離間する方向に最大限変
位する。また、第2,第4回転カラー5b,5dの回転に伴
い、第1,第3の胴分割片21,23が第1,第3リンク機構25,
27を介して第3図中時計方向に回転しながら回転軸2か
ら離間する方向に最大限変位する。これにより、第1,第
2の胴分割片21,22の組の分割端縁部21b,22bが互いに密
着し且つ第3,第4の胴分割片23,24の組の分割端縁部23
b,24bが互いに密着し、第4図に示す如く巻胴6の径は
最も拡大した状態となる。
この第4図の状態からシリンダ機構11のピストンロッ
ド12を上記と逆方向即ち、第2図中、左方向に作動させ
てスライドロッド3を第1図及び第2図中左方向に最大
限スライドさせると、各部が上記と逆方向に動き、再び
第3図に示す状態となる。第1,第2の胴分割片21,22の
組の分割端縁部21b,22b相互間及び第3,第4の胴分割片2
3,24の組の分割端縁部23b,24b相互間の間隙Lはスライ
ドロッド3の移動量に比例するもので、スライドロッド
3の移動を調節することにより、巻き取られる長尺物の
厚さ或は太さに適した間隙Lに調整することができる。
しかして、第3図の状態にある巻胴6に長尺物を巻き
取る場合、該スライドロッド3の右方への移動量を調節
することにより、第1,第2の胴分割片21,22の組の分割
端縁部21b,22b相互間或は第3,第4の胴分割片23,24の組
の分割端縁部23b,24b相互間の間隙Lを、巻き取るべき
長尺物の厚さ或は太さに適した状態となるように調整す
る。このようにした後、第1,第2の胴分割片21,22の分
割端縁部21b,22b相互間若しくは第3,第4の胴分割片23,
24の分割端縁部23b,24b相互間に長尺物の巻取始端部を
挿入する。次いで、スライドロッド3を更に右方へ移動
させると、分割端縁部21b,22b相互間若しくは23b,24b相
互間に長尺物の巻取始端部が挟持固定されると共に、巻
胴6の径が拡大される。このようにした後、回転軸2と
共に巻胴6を回転させることにより、長尺物を巻胴6に
ロール状に巻き取ることができる。このようにして巻き
取られた長尺物を巻胴6から抜き外す場合、スライドロ
ッド3を図中左右向へ最大限移動させて第3図に示す状
態にすれば、長尺物の巻取始端部が、分割端縁部21b,22
b相互間若しくは23b,24b相互間から開放され且つ巻胴6
の径が最小に縮小され、巻き取られた長尺物を巻胴6か
ら抜き外すことができる。
(発明の効果) 以上の如く本発明の長尺物巻取装置は、回転軸と、こ
の回転軸と一体回転すると共に、その軸線に沿って往復
動するスライドロッドと、前記回転軸の外周に配設さ
れ、周方向に複数に分割された胴分割片と、前記回転軸
に相対回転不可能に装着された固定カラーと、この固定
カラーを挟んで前記回転軸の外周に相対回転可能にそれ
ぞれ装着され、スライドロッドの往復動に伴って互いに
逆方向に相対回転する回転カラーと、各動分割片に各一
端が回動自在に連結された第1のリンクアーム及び第2
のリンクアームとを備え、隣接する胴分割片の、各前記
第2のリンクアームの他端は、固定カラーに回動自在に
連結され、各前記第1のリンクアームの他端は、それぞ
れ固定カラーを挟んで装着された回転カラーに回動自在
に連結されたものである。
従って、巻胴の径を縮小時に生じる、互いに隣接する
胴分割片の分割端縁部相互間の間隙に巻き取るべき長尺
物の巻取始端部を挿入した後、巻胴の径を拡大すれば、
長尺物の巻取始端部を分割端縁部相互間に挟持固定で
き、また、巻き取られた長尺物を抜き外すべく巻胴の径
を縮小すれば、長尺物の巻取始端部が分割端縁部相互間
から開放される。このため、格別、複雑な機構を設ける
ことなく、巻胴に対して長尺物の巻取始端部を確実に固
定できる。また、巻胴の径の拡大及び縮小動作に連動し
て、長尺物の巻取始端部を巻胴に対して着脱できるの
で、該着脱のための操作を格別行わなくてすみ、作業性
が良い。また、スライドロッドの移動量を調整すること
により、分割端縁部相互間の間隙を、巻き取るべき長尺
物の厚さ或は太さに適した状態に調整できるので、厚さ
や太さの異なる各種の長尺物に幅広く適用できる。更
に、長尺物巻取方向、即ち、巻胴の回転方向に制約を受
けることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は長尺物巻取装
置の断面図、第2図は同一部を省略した側面図、第3図
は第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図は巻胴径最
大時の第3図と同状図である。 1……長尺物巻取装置、2……回転軸、3……スライド
ロッド、4……固定カラー、5……回転カラー、6……
巻胴、21〜24……胴分割片、21b〜24b……分割端縁部、
25〜28……リンク機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、該回転軸と一体回転すると共
    に、その軸線に沿って往復動するスライドロッドと、前
    記回転軸の外周に配設され、周方向に複数に分割された
    胴分割片と、前記回転軸に相対回転不可能に装着された
    固定カラーと、この固定カラーを挟んで前記回転軸の外
    周に相対回転可能にそれぞれ装着され、前記スライドロ
    ッドの往復動に伴って互いに逆方向に相対回転する回転
    カラーと、前記各胴分割片に各一端が回動自在に連結さ
    れた第1のリンクアーム及び第2のリンクアームとを備
    え、隣接する胴分割片の、各前記第2のリンクアームの
    他端は、前記固定カラーに回動自在に連結され、各前記
    第1のリンクアームの他端は、それぞれ前記固定カラー
    を挟んで装着された回転カラーに回動自在に連結された
    ことを特徴とする長尺物巻取装置。
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