JPH1177490A - 回転割出装置 - Google Patents
回転割出装置Info
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- JPH1177490A JPH1177490A JP25614597A JP25614597A JPH1177490A JP H1177490 A JPH1177490 A JP H1177490A JP 25614597 A JP25614597 A JP 25614597A JP 25614597 A JP25614597 A JP 25614597A JP H1177490 A JPH1177490 A JP H1177490A
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- shaft
- base
- piston
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸方向および径方向の小型化が可能であると
共に、強力なクランプ力を得ることができ、さらには低
コストである回転割出装置を提供すること。 【解決手段】 基台1と、該基台1に対して軸受3を介
して回転可能に支持された回転テーブル2と、前記基台
1に形成された軸11と前記テーブル2に形成された前
記軸11に対してクリアランスをもって嵌合する穴21
との間に形成された環状空間4と、該環状空間4に挿入
されたクランプ装置としての弾性リング5と該弾性リン
グ5を押圧するピストン6とから成る回転割出装置。
共に、強力なクランプ力を得ることができ、さらには低
コストである回転割出装置を提供すること。 【解決手段】 基台1と、該基台1に対して軸受3を介
して回転可能に支持された回転テーブル2と、前記基台
1に形成された軸11と前記テーブル2に形成された前
記軸11に対してクリアランスをもって嵌合する穴21
との間に形成された環状空間4と、該環状空間4に挿入
されたクランプ装置としての弾性リング5と該弾性リン
グ5を押圧するピストン6とから成る回転割出装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のターン
テーブルその他に用いられ、基台と該基台に対して軸受
を介して回転可能に支持された回転テーブルとの間に形
成された環状空間に挿入されたピストンによって弾性リ
ングを押圧することにより、所定の位置に前記回転テー
ブルをクランプする回転割出装置に関するものである。
テーブルその他に用いられ、基台と該基台に対して軸受
を介して回転可能に支持された回転テーブルとの間に形
成された環状空間に挿入されたピストンによって弾性リ
ングを押圧することにより、所定の位置に前記回転テー
ブルをクランプする回転割出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の工作機械のターンテーブル等に用
いられる回転割出装置は、テーブルの割出しの際には基
台に対してテーブルをすべり案内させ、テーブルのクラ
ンプの際にはこの案内面に押付けてクランプするものが
あった。
いられる回転割出装置は、テーブルの割出しの際には基
台に対してテーブルをすべり案内させ、テーブルのクラ
ンプの際にはこの案内面に押付けてクランプするものが
あった。
【0003】しかし、上記すべり案内では割出しの回転
速度に限界があると共に、すべり面の加工に高精度を要
するのでコスト高であり、さらに、すべり面の潤滑や摩
耗等の対策を施さなければならない。
速度に限界があると共に、すべり面の加工に高精度を要
するのでコスト高であり、さらに、すべり面の潤滑や摩
耗等の対策を施さなければならない。
【0004】そこで、テーブルを基台に対して転がり軸
受で案内するものが提案されている。転がり軸受で案内
する場合、クランプ力を軸受に作用させないようなクラ
ンプ方式とすることが課題となる。このようなものの一
例として実公平8−10505および実開平4−328
44がある。
受で案内するものが提案されている。転がり軸受で案内
する場合、クランプ力を軸受に作用させないようなクラ
ンプ方式とすることが課題となる。このようなものの一
例として実公平8−10505および実開平4−328
44がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実公平8−105
05に示される回転割出装置は、図4に示されるように
転がり軸受Kを使用しているにも係わらず依然として摩
擦面Fが存在するので、高精度加工が必要であると共に
この摩擦面Fの潤滑や摩耗対策を必要とする。また、部
品点数が多いとともに、さらにこのクランプ機構Cは径
方向に延在するものであるため軸方向および径方向のい
ずれにもある程度の大きさが必要になり、特に径方向の
小型化ができないという問題があった。
05に示される回転割出装置は、図4に示されるように
転がり軸受Kを使用しているにも係わらず依然として摩
擦面Fが存在するので、高精度加工が必要であると共に
この摩擦面Fの潤滑や摩耗対策を必要とする。また、部
品点数が多いとともに、さらにこのクランプ機構Cは径
方向に延在するものであるため軸方向および径方向のい
ずれにもある程度の大きさが必要になり、特に径方向の
小型化ができないという問題があった。
【0006】一方、実開平4−32844に示される回
転割出装置は、摩擦面は無いが、このクランプ装置Cに
よって強力なクランプ力を得ようとすると、図5に示さ
れるように軸方向にはかなりの長さが必要となるので、
径方向の小型化は可能であっても軸方向に小型化するこ
とは出来ないという問題があった。
転割出装置は、摩擦面は無いが、このクランプ装置Cに
よって強力なクランプ力を得ようとすると、図5に示さ
れるように軸方向にはかなりの長さが必要となるので、
径方向の小型化は可能であっても軸方向に小型化するこ
とは出来ないという問題があった。
【0007】そこで本発明者は、基台と該基台に対して
軸受を介して回転可能に支持された回転テーブルとの間
に形成された環状空間に挿入された弾性リングをピスト
ンによって押圧することにより、所定の位置に前記回転
テーブルをクランプする本発明の技術的思想に着眼し、
更に研究開発を重ねた結果、軸方向および径方向の小型
化が可能であると共に、強力なクランプ力を得ることが
でき、さらには低コストである回転割出装置を提供する
という目的を達成する本発明に到達した。
軸受を介して回転可能に支持された回転テーブルとの間
に形成された環状空間に挿入された弾性リングをピスト
ンによって押圧することにより、所定の位置に前記回転
テーブルをクランプする本発明の技術的思想に着眼し、
更に研究開発を重ねた結果、軸方向および径方向の小型
化が可能であると共に、強力なクランプ力を得ることが
でき、さらには低コストである回転割出装置を提供する
という目的を達成する本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の回転割出装置は、基台と、該基台に対し
て軸受を介して回転可能に支持された回転テーブルと、
前記基台と前記テーブルとの間に形成された環状空間
と、該環状空間に挿入された弾性リングと、該弾性リン
グを押圧するピストンと、からなるものである。
の第1発明)の回転割出装置は、基台と、該基台に対し
て軸受を介して回転可能に支持された回転テーブルと、
前記基台と前記テーブルとの間に形成された環状空間
と、該環状空間に挿入された弾性リングと、該弾性リン
グを押圧するピストンと、からなるものである。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)の回
転割出装置は、前記第1発明において、前記回転テーブ
ルにはホイールが取付られており、前記弾性リングは前
記ホイールの軸線方向の幅内に位置しているものであ
る。
転割出装置は、前記第1発明において、前記回転テーブ
ルにはホイールが取付られており、前記弾性リングは前
記ホイールの軸線方向の幅内に位置しているものであ
る。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)の回
転割出装置は、前記第1発明または第2発明において、
前記弾性リングは、前記ピストンの動きによって半径方
向に拡張する部材によって構成されているものである。
転割出装置は、前記第1発明または第2発明において、
前記弾性リングは、前記ピストンの動きによって半径方
向に拡張する部材によって構成されているものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)の回
転割出装置は、前記第1発明ないし第3発明のいずれか
において、前記基台には軸が形成されており、前記テー
ブルには前記軸に対してクリアランスをもって嵌合する
穴が形成されており、前記軸と前記穴との間に形成され
る前記クリアランス内に前記弾性リングと前記ピストン
が嵌合されているものである。
転割出装置は、前記第1発明ないし第3発明のいずれか
において、前記基台には軸が形成されており、前記テー
ブルには前記軸に対してクリアランスをもって嵌合する
穴が形成されており、前記軸と前記穴との間に形成され
る前記クリアランス内に前記弾性リングと前記ピストン
が嵌合されているものである。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)の回
転割出装置は、前記第1発明ないし第3発明のいずれか
において、前記テーブルには軸が形成されており、前記
基台には前記軸に対してクリアランスをもって嵌合する
穴が形成されており、前記軸と前記穴との間に形成され
る前記クリアランス内に前記弾性リングと前記ピストン
が嵌合されているものである。
転割出装置は、前記第1発明ないし第3発明のいずれか
において、前記テーブルには軸が形成されており、前記
基台には前記軸に対してクリアランスをもって嵌合する
穴が形成されており、前記軸と前記穴との間に形成され
る前記クリアランス内に前記弾性リングと前記ピストン
が嵌合されているものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)の回
転割出装置は、前記第1発明ないし第5発明のいずれか
において、前記弾性リングには、複数の環状溝が内外周
に交互に形成されているものである。
転割出装置は、前記第1発明ないし第5発明のいずれか
において、前記弾性リングには、複数の環状溝が内外周
に交互に形成されているものである。
【0014】本発明(請求項7に記載の第7発明)の回
転割出装置は、前記第1発明ないし第6発明のいずれか
において、前記弾性リングは、高弾性の金属によって構
成されているものである。
転割出装置は、前記第1発明ないし第6発明のいずれか
において、前記弾性リングは、高弾性の金属によって構
成されているものである。
【0015】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
回転割出装置は、前記ピストンが、前記基台と該基台に
対して軸受を介して回転可能に支持された前記回転テー
ブルとの間に形成された前記環状空間に挿入された前記
弾性リングを押圧することにより、前記回転テーブルを
所定の位置にクランプすることを可能にするとともに、
軸方向および径方向の小型化が可能であると共に、強力
なクランプ力を得ることができ、さらに低コストである
という効果を奏する。
回転割出装置は、前記ピストンが、前記基台と該基台に
対して軸受を介して回転可能に支持された前記回転テー
ブルとの間に形成された前記環状空間に挿入された前記
弾性リングを押圧することにより、前記回転テーブルを
所定の位置にクランプすることを可能にするとともに、
軸方向および径方向の小型化が可能であると共に、強力
なクランプ力を得ることができ、さらに低コストである
という効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第2発明の回転割出装置
は、前記テーブルの前記弾性リングの外周部分が薄肉で
あっても、前記ホイールが外周に取付けられているの
で、前記弾性リングのクランプ力によって撓むことがな
いという効果を奏する。
は、前記テーブルの前記弾性リングの外周部分が薄肉で
あっても、前記ホイールが外周に取付けられているの
で、前記弾性リングのクランプ力によって撓むことがな
いという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第3発明の回転割出装置
は、前記第1発明または第2発明において、前記ピスト
ンの動きによって、前記弾性リングを構成する前記拡張
部材が、半径方向に拡張して、前記回転テーブルを確実
に所定の位置にクランプすることを可能にするという効
果を奏する。
は、前記第1発明または第2発明において、前記ピスト
ンの動きによって、前記弾性リングを構成する前記拡張
部材が、半径方向に拡張して、前記回転テーブルを確実
に所定の位置にクランプすることを可能にするという効
果を奏する。
【0018】上記構成より成る第4発明の回転割出装置
は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記ピストンが、前記基台に形成された前記軸と該軸に
対してクリアランスをもって嵌合するように前記テーブ
ルに形成された前記穴との間に形成される前記クリアラ
ンス内に嵌合されている前記弾性リングを押圧すること
により、該弾性リングを変形させて前記軸と前記穴とに
当接することによって、簡単な構成によって前記回転テ
ーブルを所定の位置に確実にクランプすることを可能に
するという効果を奏する。
は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記ピストンが、前記基台に形成された前記軸と該軸に
対してクリアランスをもって嵌合するように前記テーブ
ルに形成された前記穴との間に形成される前記クリアラ
ンス内に嵌合されている前記弾性リングを押圧すること
により、該弾性リングを変形させて前記軸と前記穴とに
当接することによって、簡単な構成によって前記回転テ
ーブルを所定の位置に確実にクランプすることを可能に
するという効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第5発明の回転割出装置
は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記ピストンが、前記テーブルに形成された前記軸と該
軸に対してクリアランスをもって嵌合するように前記基
台に形成された前記穴との間に形成される前記クリアラ
ンス内に嵌合されている前記弾性リングを押圧すること
により、該弾性リングを変形させて前記軸と前記穴とに
当接することによって、簡単な構成によって前記回転テ
ーブルを所定の位置に確実にクランプすることを可能に
するという効果を奏する。
は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかにおいて、
前記ピストンが、前記テーブルに形成された前記軸と該
軸に対してクリアランスをもって嵌合するように前記基
台に形成された前記穴との間に形成される前記クリアラ
ンス内に嵌合されている前記弾性リングを押圧すること
により、該弾性リングを変形させて前記軸と前記穴とに
当接することによって、簡単な構成によって前記回転テ
ーブルを所定の位置に確実にクランプすることを可能に
するという効果を奏する。
【0020】上記構成より成る第6発明の回転割出装置
は、前記第1発明ないし第5発明のいずれかにおいて、
前記弾性リングには、複数の環状溝が内外周に交互に形
成されているので、前記ピストンによって押圧されると
該弾性リングを半径方向内外に変形させて前記軸と前記
穴とに当接することによって、簡単な構成によって前記
回転テーブルを所定の位置に確実にクランプすることを
可能にするという効果を奏する。
は、前記第1発明ないし第5発明のいずれかにおいて、
前記弾性リングには、複数の環状溝が内外周に交互に形
成されているので、前記ピストンによって押圧されると
該弾性リングを半径方向内外に変形させて前記軸と前記
穴とに当接することによって、簡単な構成によって前記
回転テーブルを所定の位置に確実にクランプすることを
可能にするという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第7発明の回転割出装置
は、前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、
前記弾性リングが、高弾性の金属によって構成されてい
るので、該弾性リングの充分な変形量と耐久性を実現す
るという効果を奏する。
は、前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、
前記弾性リングが、高弾性の金属によって構成されてい
るので、該弾性リングの充分な変形量と耐久性を実現す
るという効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
図面を用いて説明する。
【0023】(第1実施形態)第1実施形態の回転割出
装置は、図1に示されるように基台1と、該基台1に対
して軸受3を介して回転可能に支持された回転テーブル
2と、前記基台1に形成された軸11と前記テーブル2
に形成された前記軸11に対してクリアランスをもって
嵌合する穴21との間に形成された環状空間4と、該環
状空間4に挿入されたクランプ装置としての弾性リング
5と該弾性リング5を押圧するピストン6とから成るも
のである。
装置は、図1に示されるように基台1と、該基台1に対
して軸受3を介して回転可能に支持された回転テーブル
2と、前記基台1に形成された軸11と前記テーブル2
に形成された前記軸11に対してクリアランスをもって
嵌合する穴21との間に形成された環状空間4と、該環
状空間4に挿入されたクランプ装置としての弾性リング
5と該弾性リング5を押圧するピストン6とから成るも
のである。
【0024】前記基台1は、図1に示されるように中央
部に上方に突出する前記軸11を構成する一端にフラン
ジ部111が形成された一定の外径の中空円筒体110
がボルトによって固着され、該軸11および前記基台1
内に油圧供給源(図示せず)に連絡した油圧供給通路1
2が形成され、一端が前記環状空間4に開口している。
部に上方に突出する前記軸11を構成する一端にフラン
ジ部111が形成された一定の外径の中空円筒体110
がボルトによって固着され、該軸11および前記基台1
内に油圧供給源(図示せず)に連絡した油圧供給通路1
2が形成され、一端が前記環状空間4に開口している。
【0025】前記基台1には、前記回転テーブル2を回
転駆動するウォーム71および該ウォーム71に噛合す
るホイール72が介挿されるウォーム介挿孔13が穿設
され、肩部14には前記軸受3を構成するクロスローラ
ベアリング30を載置する段部が形成され、上方よりク
ロスローラベアリング30の外輪31を挾持するベアリ
ング押え15がボルトによって固着されている。
転駆動するウォーム71および該ウォーム71に噛合す
るホイール72が介挿されるウォーム介挿孔13が穿設
され、肩部14には前記軸受3を構成するクロスローラ
ベアリング30を載置する段部が形成され、上方よりク
ロスローラベアリング30の外輪31を挾持するベアリ
ング押え15がボルトによって固着されている。
【0026】前記ウォーム71は、回転指令に基づき回
転するモータ(図示せず)によって回転駆動されること
により、前記回転テーブル2を所定の位置に割り出すよ
うに構成されている。
転するモータ(図示せず)によって回転駆動されること
により、前記回転テーブル2を所定の位置に割り出すよ
うに構成されている。
【0027】前記回転テーブル2は、図1に示されるよ
うに上面に工作物の固定用の複数のボルト孔が穿設され
工作物が載置される環状円盤のテーブル部20と、該テ
ーブル部20の下面に同軸的に配設されボルトによって
一体的に固着され、前記軸11を構成する筒状体110
の外径より大きな内径の中空円筒体の段付筒状部22と
から成る。
うに上面に工作物の固定用の複数のボルト孔が穿設され
工作物が載置される環状円盤のテーブル部20と、該テ
ーブル部20の下面に同軸的に配設されボルトによって
一体的に固着され、前記軸11を構成する筒状体110
の外径より大きな内径の中空円筒体の段付筒状部22と
から成る。
【0028】前記段付き筒状部22の下端の最も外径の
小さな小径部23に、前記ウォーム71に噛合するホイ
ール72がボルトにより固着され、前記段付き筒状部2
2の上端寄りの部位24には前記軸受3を構成するクロ
スローラベアリング30を載置する段部が形成され、下
方より前記クロスローラベアリング30の内輪32を挾
持するベアリング押え25がボルトによって固着されて
いる。
小さな小径部23に、前記ウォーム71に噛合するホイ
ール72がボルトにより固着され、前記段付き筒状部2
2の上端寄りの部位24には前記軸受3を構成するクロ
スローラベアリング30を載置する段部が形成され、下
方より前記クロスローラベアリング30の内輪32を挾
持するベアリング押え25がボルトによって固着されて
いる。
【0029】前記環状空間4は、図1に示されるように
前記基台1に形成された前記軸11の外周壁と前記テー
ブル2に形成された前記穴21の内周壁との間に形成さ
れるクリアランスによって形成される。
前記基台1に形成された前記軸11の外周壁と前記テー
ブル2に形成された前記穴21の内周壁との間に形成さ
れるクリアランスによって形成される。
【0030】前記弾性リング5は、弾性スリーブとして
の機能を実現し、図1に示されるように高弾性金属の一
例として高弾性鋼によって構成され、複数の環状溝が内
外周に交互に形成されクランク状の断面形状に形成さ
れ、前記環状空間4に介挿されるので、前記ピストン6
によって押圧されると、蛇腹効果によって内径は収縮し
外径を拡大して、前記軸11の外周壁と前記穴21の内
周壁を精密且つ強固にクランプするように構成されてい
る。
の機能を実現し、図1に示されるように高弾性金属の一
例として高弾性鋼によって構成され、複数の環状溝が内
外周に交互に形成されクランク状の断面形状に形成さ
れ、前記環状空間4に介挿されるので、前記ピストン6
によって押圧されると、蛇腹効果によって内径は収縮し
外径を拡大して、前記軸11の外周壁と前記穴21の内
周壁を精密且つ強固にクランプするように構成されてい
る。
【0031】前記ピストン6は、図1に示されるように
矩形断面の環状部材によって構成され、前記環状空間4
に介挿され前記弾性リング5の上端に載置されるととも
に、前記環状空間4の上壁を構成する前記軸11の前記
フランジ部111との間に前記油圧供給通路12に連絡
した油室61が形成される。
矩形断面の環状部材によって構成され、前記環状空間4
に介挿され前記弾性リング5の上端に載置されるととも
に、前記環状空間4の上壁を構成する前記軸11の前記
フランジ部111との間に前記油圧供給通路12に連絡
した油室61が形成される。
【0032】前記環状空間4を構成する前記軸11の外
周壁面と前記穴21の内周壁壁面の前記ピストンが位置
する部位にオイルシールが配設され、それ以外にも前記
基台1と前記回転テーブルとの摺動部位にはオイルシー
ルが介挿されている。
周壁面と前記穴21の内周壁壁面の前記ピストンが位置
する部位にオイルシールが配設され、それ以外にも前記
基台1と前記回転テーブルとの摺動部位にはオイルシー
ルが介挿されている。
【0033】上記構成より成る第1実施形態の回転割出
装置は、回転指令に基づき前記モータが回転すると前記
ウォーム71が回転駆動され、該ウォーム71の回転に
より前記ホイール72が配設された前記回転テーブル2
が前記軸の回りを回転して所定の位置に割り出される。
装置は、回転指令に基づき前記モータが回転すると前記
ウォーム71が回転駆動され、該ウォーム71の回転に
より前記ホイール72が配設された前記回転テーブル2
が前記軸の回りを回転して所定の位置に割り出される。
【0034】このとき、前記油圧供給源から油圧が供給
され前記基台1に形成された前記油圧供給通路12を介
して前記油室61に油圧が供給されると、前記ピストン
6が下方に移動し、前記弾性リング5が前記ピストン6
によって押圧されるので、蛇腹効果によって内径は収縮
し外径を拡大して、前記軸11の外周壁と前記穴21の
内周壁を押圧してクランプする。
され前記基台1に形成された前記油圧供給通路12を介
して前記油室61に油圧が供給されると、前記ピストン
6が下方に移動し、前記弾性リング5が前記ピストン6
によって押圧されるので、蛇腹効果によって内径は収縮
し外径を拡大して、前記軸11の外周壁と前記穴21の
内周壁を押圧してクランプする。
【0035】上記作用を奏する第1実施形態の回転割出
装置は、前記ピストン6が、前記基台1と前記回転テー
ブル2との間に形成された前記環状空間4に挿入された
前記弾性リング5を押圧することにより、前記回転テー
ブル2を所定の位置にクランプすることを可能にすると
いう効果を奏する。
装置は、前記ピストン6が、前記基台1と前記回転テー
ブル2との間に形成された前記環状空間4に挿入された
前記弾性リング5を押圧することにより、前記回転テー
ブル2を所定の位置にクランプすることを可能にすると
いう効果を奏する。
【0036】また第1実施形態の回転割出装置は、前記
基台1の前記軸11と該軸11に対してクリアランスを
もって嵌合する前記回転テーブル2の前記穴21との間
に形成された前記環状空間4内に挿入された前記弾性リ
ング5と前記ピストン6とによってクランプ機構を構成
するものであるので、半径方向の小型化を可能にすると
いう効果を奏するとともに、従来装置のような軸方向の
充分な長さが不要であるという効果を奏する。
基台1の前記軸11と該軸11に対してクリアランスを
もって嵌合する前記回転テーブル2の前記穴21との間
に形成された前記環状空間4内に挿入された前記弾性リ
ング5と前記ピストン6とによってクランプ機構を構成
するものであるので、半径方向の小型化を可能にすると
いう効果を奏するとともに、従来装置のような軸方向の
充分な長さが不要であるという効果を奏する。
【0037】すなわち上述のようにクランプ機構が小さ
くできるので、基台の軸を大径化することができ、これ
を空洞とすることで、この空間にテーブル上に設けられ
る治具等へ油圧を供給するディストリビュータを設ける
ことができる。また、従来よりも軸を大径化することが
できるので、ディストリビュータを廃して、この空間を
利用して直接配管することも可能となる。
くできるので、基台の軸を大径化することができ、これ
を空洞とすることで、この空間にテーブル上に設けられ
る治具等へ油圧を供給するディストリビュータを設ける
ことができる。また、従来よりも軸を大径化することが
できるので、ディストリビュータを廃して、この空間を
利用して直接配管することも可能となる。
【0038】さらに第1実施形態の回転割出装置は、前
記弾性リング5が前記ピストン6によって押圧される
と、該弾性リング5の蛇腹効果によって内径は収縮する
とともに、外径を拡大して前記軸11の外周壁と前記穴
21の内周壁を強固にクランプするという効果を奏す
る。
記弾性リング5が前記ピストン6によって押圧される
と、該弾性リング5の蛇腹効果によって内径は収縮する
とともに、外径を拡大して前記軸11の外周壁と前記穴
21の内周壁を強固にクランプするという効果を奏す
る。
【0039】また第1実施形態の回転割出装置は、前記
クランプ装置が、前記軸11の外周壁と前記穴21の内
周壁との間に形成される前記環状空間4内に挿入された
前記弾性リング5と前記ピストン6とによって構成され
るので、構成がシンプルであり、部品点数も少なく、ま
た従来装置のように高い精度の加工が要求されるすべり
面が無いので、低コストであるという効果を奏する。
クランプ装置が、前記軸11の外周壁と前記穴21の内
周壁との間に形成される前記環状空間4内に挿入された
前記弾性リング5と前記ピストン6とによって構成され
るので、構成がシンプルであり、部品点数も少なく、ま
た従来装置のように高い精度の加工が要求されるすべり
面が無いので、低コストであるという効果を奏する。
【0040】さらに第1実施形態の回転割出装置は、前
記弾性リング5が高弾性鋼によって構成されるので、長
期間に亘りクランプ性能を維持するとともに、該弾性リ
ング5自身のバネ性によりクランプ解除時に油圧の作用
が解除されると初期位置および初期形状に復元するた
め、復元用のバネ部材が不要であるという効果を奏す
る。
記弾性リング5が高弾性鋼によって構成されるので、長
期間に亘りクランプ性能を維持するとともに、該弾性リ
ング5自身のバネ性によりクランプ解除時に油圧の作用
が解除されると初期位置および初期形状に復元するた
め、復元用のバネ部材が不要であるという効果を奏す
る。
【0041】また第1実施形態の回転割出装置は、前記
基台1の前記肩部14と前記回転テーブル2の前記段付
き筒状部22の上端寄りの部位24との間に前記軸受3
を構成するクロスローラベアリング30を介挿するとと
もに、前記軸11の外周壁と前記穴21の内周壁との間
にクランプ装置を配設するので、前記クロスローラベア
リング30にクランプ力が作用しないため、装置の長寿
命化を実現するという効果を奏する。
基台1の前記肩部14と前記回転テーブル2の前記段付
き筒状部22の上端寄りの部位24との間に前記軸受3
を構成するクロスローラベアリング30を介挿するとと
もに、前記軸11の外周壁と前記穴21の内周壁との間
にクランプ装置を配設するので、前記クロスローラベア
リング30にクランプ力が作用しないため、装置の長寿
命化を実現するという効果を奏する。
【0042】さらに第1実施形態の回転割出装置は、前
記基台1上に前記クロスローラベアリング30によって
前記回転テーブル2を回転自在に支持することにより、
転がり軸受け支持するので、すべり摩擦面が無いため、
長寿命および高速化を実現するという効果を奏する。
記基台1上に前記クロスローラベアリング30によって
前記回転テーブル2を回転自在に支持することにより、
転がり軸受け支持するので、すべり摩擦面が無いため、
長寿命および高速化を実現するという効果を奏する。
【0043】また第1実施形態の回転割出装置は、クラ
ンプ時には図1に示されるように前記基台1の軸と前記
回転テーブル2の軸とが一体化するので、前記回転テー
ブルの剛性を向上する。
ンプ時には図1に示されるように前記基台1の軸と前記
回転テーブル2の軸とが一体化するので、前記回転テー
ブルの剛性を向上する。
【0044】(第2実施形態)第2実施形態の回転割出
装置は、前記第1実施形態におけるスリーブとしての弾
性リング5を、図2に示されるように外周壁にテーパ面
が形成された第1のリング51と、内周壁にテーパ面が
形成された第2のリング52によって構成する点が、前
記第1実施形態との相違点である。
装置は、前記第1実施形態におけるスリーブとしての弾
性リング5を、図2に示されるように外周壁にテーパ面
が形成された第1のリング51と、内周壁にテーパ面が
形成された第2のリング52によって構成する点が、前
記第1実施形態との相違点である。
【0045】前記第1のリング51は、下端が前記軸1
1に係止され、その内周壁が前記軸11の外周壁に当接
している。前記第2のシリンダ52は前記スリットを有
し、このスリットにより拡縮可能であり、バネ62によ
って上方に付勢され、その外周壁が前記穴21の内周壁
に当接している。
1に係止され、その内周壁が前記軸11の外周壁に当接
している。前記第2のシリンダ52は前記スリットを有
し、このスリットにより拡縮可能であり、バネ62によ
って上方に付勢され、その外周壁が前記穴21の内周壁
に当接している。
【0046】ピストン6は、前記第2のリング52の上
端に当接しており、油圧供給通路12を介して油圧が供
給されると、前記ピストン6が前記第2のリング52を
下方に移動させることにより、前記第2のリング52の
テーパ面の内周壁が前記テーパ面の前記第1のリング5
1の外周壁を半径方向内方に押圧するように構成されて
いる。
端に当接しており、油圧供給通路12を介して油圧が供
給されると、前記ピストン6が前記第2のリング52を
下方に移動させることにより、前記第2のリング52の
テーパ面の内周壁が前記テーパ面の前記第1のリング5
1の外周壁を半径方向内方に押圧するように構成されて
いる。
【0047】上記構成より成る第2実施形態の回転割出
装置は、前記ピストン6が前記第2のリング52を下方
に移動させることにより、前記第2のリング52のテー
パ面の内周壁が前記テーパ面の前記第1のリング51の
外周壁を半径方向内方に押圧して拡開するので、該第1
のリング51の内周壁が前記軸11を内方に押圧すると
ともに、その反力として前記第2のリング52の外周壁
が前記穴21を外方に押圧することにより、前記軸11
および前記穴21をクランプするものである。
装置は、前記ピストン6が前記第2のリング52を下方
に移動させることにより、前記第2のリング52のテー
パ面の内周壁が前記テーパ面の前記第1のリング51の
外周壁を半径方向内方に押圧して拡開するので、該第1
のリング51の内周壁が前記軸11を内方に押圧すると
ともに、その反力として前記第2のリング52の外周壁
が前記穴21を外方に押圧することにより、前記軸11
および前記穴21をクランプするものである。
【0048】上記作用を奏する第2実施形態の回転割出
装置は、前記ピストン6の動きによって、前記弾性リン
グ5を構成する前記拡張部材としてのテーパ面を備えた
前記第1および第2のリングが、半径方向内外に拡張し
て、前記回転テーブル2を確実に所定の位置にクランプ
することを可能にするという効果を奏する。
装置は、前記ピストン6の動きによって、前記弾性リン
グ5を構成する前記拡張部材としてのテーパ面を備えた
前記第1および第2のリングが、半径方向内外に拡張し
て、前記回転テーブル2を確実に所定の位置にクランプ
することを可能にするという効果を奏する。
【0049】また第2実施形態の回転割出装置は、半径
方向内外に拡張する前記第1および第2のリングの前記
内周壁および外周壁全体が前記軸11の外周壁および前
記穴21の内周壁に当接するので、当接面積が広いの
で、前記回転テーブル2を確実に所定の位置にクランプ
することを可能にするという効果を奏する。
方向内外に拡張する前記第1および第2のリングの前記
内周壁および外周壁全体が前記軸11の外周壁および前
記穴21の内周壁に当接するので、当接面積が広いの
で、前記回転テーブル2を確実に所定の位置にクランプ
することを可能にするという効果を奏する。
【0050】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0051】上述の実施形態においては、矩形断面のピ
ストンを使用する例について述べたが、図3に示すよう
にピストン6の油圧を受ける受圧力面の面積と弾性リン
グ5を押圧する押圧部の面積に差をもたせた形状を採用
することにより、弾性リングを押圧する圧力を大きくす
ることが出来る。また、図3に示すように、弾性リング
5が押圧されていない状態における軸11と弾性リング
5との隙間Liと、穴21と弾性リング5との隙間Lo
との関係をLo>Liとし、アンクランプ時においても
低圧の油圧を供給することにより、弾性リング5を若干
押圧して弾性リング5と軸11とを接触させておくよう
にしてもよい。このようにすれば、回転テーブル2の回
転時に弾性リングが連れ回りすることがなくなる。上述
の実施形態においては、基台に軸が、テーブルに穴が形
成される例について述べたが、この構成を逆転させ、基
台に穴を、テーブルに軸を形成する態様を採用すること
ができる。
ストンを使用する例について述べたが、図3に示すよう
にピストン6の油圧を受ける受圧力面の面積と弾性リン
グ5を押圧する押圧部の面積に差をもたせた形状を採用
することにより、弾性リングを押圧する圧力を大きくす
ることが出来る。また、図3に示すように、弾性リング
5が押圧されていない状態における軸11と弾性リング
5との隙間Liと、穴21と弾性リング5との隙間Lo
との関係をLo>Liとし、アンクランプ時においても
低圧の油圧を供給することにより、弾性リング5を若干
押圧して弾性リング5と軸11とを接触させておくよう
にしてもよい。このようにすれば、回転テーブル2の回
転時に弾性リングが連れ回りすることがなくなる。上述
の実施形態においては、基台に軸が、テーブルに穴が形
成される例について述べたが、この構成を逆転させ、基
台に穴を、テーブルに軸を形成する態様を採用すること
ができる。
【0052】上述の実施形態おいては、一例としてウォ
ームとホイールにてテーブルを回転させる回転伝達機構
の例について述べたが、本発明としてはそれらに限定さ
れるものでは無く、例えばビルトインモータを採用する
ことが出来る。
ームとホイールにてテーブルを回転させる回転伝達機構
の例について述べたが、本発明としてはそれらに限定さ
れるものでは無く、例えばビルトインモータを採用する
ことが出来る。
【0053】上述の実施形態おいては、一例として弾性
リングを上方よりピストンによって押圧する例について
述べたが、本発明としてはそれらに限定されるものでは
無く、例えばピストンをスリーブとしての弾性リングの
下に設け、下方より油圧を供給する態様を採用すること
が出来る。
リングを上方よりピストンによって押圧する例について
述べたが、本発明としてはそれらに限定されるものでは
無く、例えばピストンをスリーブとしての弾性リングの
下に設け、下方より油圧を供給する態様を採用すること
が出来る。
【0054】上述の第1実施形態おいては、一例として
弾性リング自身の復元力によりピストンを上方に移動さ
せ部品点数を減らす例について述べたが、本発明として
はそれらに限定されるものでは無く、例えば第2実施形
態に一例を示したように油圧が抜かれたとき、ピストン
を上昇させる手段(スプリング、油圧等)を設ける態様
を採用することが出来る。
弾性リング自身の復元力によりピストンを上方に移動さ
せ部品点数を減らす例について述べたが、本発明として
はそれらに限定されるものでは無く、例えば第2実施形
態に一例を示したように油圧が抜かれたとき、ピストン
を上昇させる手段(スプリング、油圧等)を設ける態様
を採用することが出来る。
【図1】本発明の第1実施形態の回転割出装置を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の回転割出装置の要部を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
【図3】本発明のピストンと弾性リングのその他の実施
形態を示す部分断面図である。
形態を示す部分断面図である。
【図4】従来の第1の回転割出装置を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来の第2の回転割出装置を示す断面図であ
る。
る。
1 基台 2 回転テーブル 3 軸受 4 環状空間 5 弾性リング 6 ピストン 11 軸 21 穴
Claims (7)
- 【請求項1】 基台と、 該基台に対して軸受を介して回転可能に支持された回転
テーブルと、 前記基台と前記テーブルとの間に形成された環状空間
と、 該環状空間に挿入された弾性リングと、 該弾性リングを押圧するピストンと、からなることを特
徴とする回転割出装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記回転テーブルにはホイールが取付られており、 前記弾性リングは前記ホイールの軸線方向の幅内に位置
していることを特徴とする回転割出装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記弾性リングは、前記ピストンの動きによって半径方
向に拡張する部材によって構成されていることを特徴と
する回転割出装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
いて、 前記基台には軸が形成されており、 前記テーブルには前記軸に対してクリアランスをもって
嵌合する穴が形成されており、 前記軸と前記穴との間に形成される前記クリアランス内
に前記弾性リングと前記ピストンが嵌合されていること
を特徴とする回転割出装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
いて、 前記テーブルには軸が形成されており、 前記基台には前記軸に対してクリアランスをもって嵌合
する穴が形成されており、 前記軸と前記穴との間に形成される前記クリアランス内
に前記弾性リングと前記ピストンが嵌合されていること
を特徴とする回転割出装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかにお
いて、 前記弾性リングには、複数の環状溝が内外周に交互に形
成されていることを特徴とする回転割出装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかにお
いて、 前記弾性リングは、高弾性の金属によって構成されてい
ることを特徴とする回転割出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25614597A JPH1177490A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 回転割出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25614597A JPH1177490A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 回転割出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177490A true JPH1177490A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17288536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25614597A Pending JPH1177490A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 回転割出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177490A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048034A1 (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-16 | Tsudakoma Kogyo Kabushikikaisha | 工作機械における回転割出し装置 |
JP2010264516A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-25 | Jtekt Corp | 回転体のクランプ装置 |
CN103419028A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-04 | 苏州江源精密机械有限公司 | 具有c轴功能的大型立车工作台 |
CN107234450A (zh) * | 2016-03-29 | 2017-10-10 | 斗山机床株式会社 | 旋转工作台 |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP25614597A patent/JPH1177490A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009048034A1 (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-16 | Tsudakoma Kogyo Kabushikikaisha | 工作機械における回転割出し装置 |
JP2009090422A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Tsudakoma Corp | 工作機械における回転割出し装置 |
JP2010264516A (ja) * | 2009-05-12 | 2010-11-25 | Jtekt Corp | 回転体のクランプ装置 |
CN103419028A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-04 | 苏州江源精密机械有限公司 | 具有c轴功能的大型立车工作台 |
CN107234450A (zh) * | 2016-03-29 | 2017-10-10 | 斗山机床株式会社 | 旋转工作台 |
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